JP5516183B2 - シャッタ駆動装置およびカメラ - Google Patents

シャッタ駆動装置およびカメラ Download PDF

Info

Publication number
JP5516183B2
JP5516183B2 JP2010166809A JP2010166809A JP5516183B2 JP 5516183 B2 JP5516183 B2 JP 5516183B2 JP 2010166809 A JP2010166809 A JP 2010166809A JP 2010166809 A JP2010166809 A JP 2010166809A JP 5516183 B2 JP5516183 B2 JP 5516183B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
curtain
drive lever
gear portion
shutter
lever
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010166809A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012027301A (ja
Inventor
剛 奥谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP2010166809A priority Critical patent/JP5516183B2/ja
Publication of JP2012027301A publication Critical patent/JP2012027301A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5516183B2 publication Critical patent/JP5516183B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Shutters For Cameras (AREA)

Description

本発明は、シャッタ装置を駆動するシャッタ駆動装置、およびこのシャッタ駆動装置を備えるカメラに関する。
カメラには、被写体光を導く撮影開口を開放および遮光するシャッタ装置が設けられている。このシャッタ装置では、シャッタ羽根(遮光幕羽根群)が高速で走行することで撮影開口を開放および遮光するように構成されている。このシャッタ装置には、遮光羽根群を高速で走行させるための駆動バネと、駆動バネの付勢力を調節して遮光羽根群の走行速度(幕速)を調節する幕速調節装置が設けられている。この幕速調節装置では、駆動バネの巻きの強さを調節することで駆動バネの付勢力を増減させる。
この幕速調節装置では、ラチェット部材の位相に応じて駆動バネの巻きの強さが調節されるように構成されている。そして、ラチェット部材は、ラチェット部材の外周に所定ピッチで刻設された複数の歯の1つが爪部と係合することで、所定の位相で係止される(特許文献1参照)。
特開2003−66508号公報
上述した特許文献に記載のシャッタ駆動装置では、ラチェット部材の位相を調節する際、調節用の工具をラチェット部材の歯に係合させてラチェット部材を回転させている。ラチェット部材の位相、すなわち駆動バネの巻きの強さの調節の分解能を上げようとすると、ラチェット部材の歯のピッチを小さくして歯数を増やす必要がある。しかし、ラチェット部材の歯を小さくすると、調節用の工具を係合させ難くなり、ラチェット部材の位相が調節しにくくなる。
(1) 請求項1の発明によるシャッタ駆動装置は、遮光羽根と、遮光羽根が取り付けられるアームとを有するシャッタ装置を駆動するシャッタ駆動装置において、回転軸を中心に回転してアームを駆動する駆動レバーと、駆動レバーに一端が取り付けられ、駆動レバーに付勢力を与える駆動バネと、付勢力を調節する部材であって、駆動バネの他端が取り付けられ、回転軸を中心に回転可能に軸支されて、回転軸を中心に一方の方向に回転されると付勢力が増加し、回転軸を中心に他方の方向に回転されると付勢力が減少する付勢力調節部材と、付勢力調節部材と係合して、付勢力調節部材が他方の方向に回転することを防止する回転防止爪とを備え、付勢力調節部材は、回転防止爪と係合する第1の爪が回転軸を中心とする円周上に複数刻設されている第1のギヤ部と、第1のギヤ部とは異なるギヤ部であって、第2の爪が回転軸を中心とする円周上に複数刻設されている第2のギヤ部とを有し、第1のギヤ部に設けられた第1の爪の数は、第2のギヤ部に設けられた第2の爪の数よりも多いことを特徴とする。
(2) 請求項6の発明によるカメラは、請求項1〜5のいずれか一項に記載のシャッタ駆動装置を備えることを特徴とする。
本発明によれば、幕速の調節精度の向上と、幕速の調節のし易さをと両立できる。
本発明に係る一眼レフタイプのカメラボディの断面図であり、(a)は、上面から見た断面図であり、(b)は、側面から見た断面図である。 シーケンスシャッタ駆動ユニットの一部、および遮光幕機構の一部を前方から見た図である。 シーケンスシャッタ駆動ユニットの一部分についての分解図である。 シーケンスシャッタ駆動ユニットの一部分についての分解図である。 係止王冠の近傍を左側から見たときの図である。 係止王冠の近傍を斜め前方から見たときの斜視図である。
図1〜6を参照して、本発明によるシャッタ駆動装置およびカメラの一実施の形態を説明する。図1(a)は、本発明によるシャッタ駆動装置を備えたカメラである一眼レフタイプのカメラボディ1を上面から見た断面図であり、図1(b)は、カメラボディ1を側面から見た断面図である。カメラボディ1には、ミラーボックス10と、シーケンスシャッタ駆動ユニット100と、遮光幕機構400と、撮像素子3と、シーケンスモータ4と、ファインダー光学系20と、測光ユニット5と、AFユニット6と、背面表示モニタ7とが設けられている。8は、カメラボディ1内に装着された電池である。カメラボディ1の前面には、撮影レンズ2が取り付けられている。説明の便宜上、カメラボディ1の上下方向、左右方向、および前後方向を各図に記載したように規定する。
ミラーボックス10は、メインミラー11およびサブミラー12を収容し、撮影光路を形成する。ミラーボックス10は、カメラボディ1に取り付けられている。シーケンスシャッタ駆動ユニット100は、絞り機構や、ミラー回動機構、遮光幕機構400の後述する先幕遮光羽根群および後幕遮光羽根群を駆動する駆動機構である。シーケンスシャッタ駆動ユニット100の詳細については後述する。遮光幕機構400は、先幕遮光羽根群および後幕遮光羽根群を有し、所定時間だけ撮影開口を開放および遮光する公知の装置である。
撮像素子3は、CCDやCMOS等の固体撮像素子で構成され、撮影レンズ2により結像された被写体像を電気信号に変換する。シーケンスモータ4は、シーケンスシャッタ駆動ユニット100の駆動力を発生する駆動源である。ファインダー光学系20は、ペンタプリズム21や接眼レンズ22を有し、メインミラー11で反射された被写体光による像(被写体像)を観察するためのものである。測光ユニット5は、ペンタプリズム21から射出される被写体光を利用して測光するCCDユニットである。AFユニット6は、メインミラー11およびサブミラー12を介して入射される被写体光を利用して焦点検出を行う。背面表示モニタ7は、たとえば液晶表装置などが用いられ、撮影時の各種情報や、撮像して得られた被写体像の画像や、スルー画像(ライブビュー画像またはライブプレビュー画像ともいう)などを表示する。
図2は、シーケンスシャッタ駆動ユニット100の一部、および遮光幕機構400の一部を前方から見た図であり、図3,4は、シーケンスシャッタ駆動ユニット100の一部分についての分解図である。
−−−シーケンスシャッタ駆動ユニット100−−−
シーケンスシャッタ駆動ユニット100は、シーケンス地板110上に各カムや各レバー、各ギヤなどが設けられている。シーケンス地板110は、互いに略直交する第1地板(不図示)と第2地板112とを有し、第1地板と第2地板112とによって上方から見たときに略L字形状に形成されている。
不図示の第1地板は、カメラボディ1の前後方向および上下方向に延在している。第1地板の左側側面には、いずれも不図示の先幕チャージカムと、後幕チャージカムと、先幕チャージカムレバーと、後幕チャージカムレバーと、絞り制御レバーとが取り付けられている。第1地板の右側側面には、いずれも不図示のミラー駆動カムと、絞り制御レバー駆動カムと、ミラー駆動カムレバーと、絞り制御レバー駆動カムレバーとが取り付けられている。
第2地板112は、カメラボディ1の左右方向および上下方向に延在している。第2地板112の前面には、先幕駆動レバー141と、後幕駆動レバー142と、先幕マグネット143と、後幕マグネット144とが取り付けられている。また、第2地板112の前面には、後述する先幕駆動レバー141を回動可能に軸支する軸112gと、後述する後幕駆動レバー142を回動可能に軸支する軸112hとが立設されている。また、第2地板112の前面には、台座112i,112jに緩衝部材113が取り付けられている。緩衝部材113は、先幕駆動レバー141および後幕駆動レバー142を停止させる際の衝撃を吸収するための部材である。第2地板112の後面には、いずれも不図示の先幕主アーム支持ピンおよび先幕従動アーム支持ピンと、後幕主アーム支持ピンおよび後幕従動アーム支持ピンとが立設されている。第2地板112は、第1地板の後側端部から左側に向かって延在する。
シーケンス地板110は、第1地板の右側側面でミラーボックス10の左側側面に取り付けられている。また、シーケンス地板110には、第2地板112の後面に遮光機構400が取り付けられている。
不図示の先幕チャージカムは、不図示の先幕チャージカムレバーを介して後述する先幕駆動レバー141を駆動して、遮光幕機構400の先幕遮光羽根群411(図2)をチャージするためのカムである。不図示の後幕チャージカムは、不図示の後幕チャージカムレバーを介して後述する後幕駆動レバー142を駆動して、遮光幕機構400の後幕遮光羽根群431(図2)をチャージするためのカムである。先幕チャージカムおよび後幕チャージカムは、第1地板に対して回動可能に支持される。先幕チャージカムおよび後幕チャージカムは、シーケンスモータ4の駆動力によって回動される。
絞り制御レバー(不図示)は、第1地板に回動可能に軸支されたレバーであり、撮影レンズ2の絞りを駆動する部材である。
先幕駆動レバー141は、先幕遮光羽根群411を駆動するためのレバーであり、中空軸部141aと、先幕駆動レバー突部141bと、マグネット吸着部141eと、当接部141gとを有し(図3,4)、第2地板112に対して回動可能に取り付けられる。
中空軸部141aは、先幕駆動レバー141の前面に立設されて前方に延在する中空軸である。先幕駆動レバー突部141bは、先幕駆動レバー141の後面に立設されて後方に延在する軸状の部位であり、その先端部分が、先幕遮光羽根群411の先幕主アーム421に設けられた係合穴421bと係合する。なお、先幕駆動レバー突部141bが第2地板112の後面側に突出して先幕主アーム421の係合穴421bと係合できるように、そして、先幕駆動レバー141の回動による先幕駆動レバー突部141bの動きを妨げないように、第2地板112には長穴112cが設けられている。
マグネット吸着部141eは、先幕駆動レバー141の前面に設けられて、後述する先幕マグネット143によって吸着される部位である。当接部141gは、先幕駆動レバー141の前面に設けられて、緩衝部材113と当接する部位である。
先幕駆動レバー141には、中空軸部141aの前端面から後端面にかけて貫通孔141fが設けられている(図3,4)。この貫通孔141fには、第2地板112に立設された軸112gが挿入される。これにより、先幕駆動レバー141は、軸112gに回動可能に軸支される。
中空軸部141aの外周には、先幕駆動レバー141を付勢するねじりコイルバネであるバネ145が配設されている。バネ145の一端145a(図3,4における後方の端部)は、先幕駆動レバー141に係止されている。バネ145の他端145b(図3,44における前方の端部)は、後述する係止王冠150に係止されている。先幕駆動レバー141は、バネ145の付勢力によって、先幕駆動レバー141を前方から見たときに中空軸部141aの中心軸を中心として時計方向に付勢されている。
また、先幕駆動レバー141には、バネ148Aを介して先幕オーバーチャージ吸収レバー147が取り付けられていて、先幕駆動レバー141と先幕オーバーチャージ吸収レバー147とは一体的に回動する。先幕オーバーチャージ吸収レバー147は、先幕遮光羽根群411をリセットする際のオーバーチャージをバネ148Aの撓みで吸収するためのレバーであり、当接部147aを有する。先幕オーバーチャージ吸収レバー147は、バネ148Aで先幕駆動レバー141を図2における図示反時計方向に付勢している。
先幕オーバーチャージ吸収レバー147は、不図示の先幕チャージカムによって駆動される不図示の先幕チャージカムレバーが当接部147aに当接することで、当接部147aが上方に押圧されると、先幕駆動レバー141とともに、バネ145の付勢力に抗して図2における図示反時計方向に回動する。そして、マグネット吸着部141eが先幕マグネット143に当接して先幕駆動レバー141の図示反時計方向への回動が規制された後に、さらに不図示の先幕チャージカムレバーが当接部147aを押圧するように回動すると、先幕オーバーチャージ吸収レバー147は、バネ148Aを撓ませるように図示反時計方向に回動して、先幕チャージカムレバーのオーバーチャージの動きを吸収する。
後幕駆動レバー142は、後幕遮光羽根群431を駆動するためのレバーであり、中空軸部(不図示)と、先幕駆動レバー突部(不図示)と、マグネット吸着部142eと、当接部142gとを有し(図2)、第2地板112に対して回動可能に取り付けられる。後幕駆動レバー142は、先幕駆動レバー141と同様に構成されている。すなわち、不図示の中空軸部は、中空軸部141aと同様の部位であり、不図示の先幕駆動レバー突部は、先幕駆動レバー突部141bと同様の部位であり、マグネット吸着部142eは、マグネット吸着部141eと同様の部位であり、当接部142gは、当接部141gと同様の部位である。
具体的には、不図示の中空軸部は、後幕駆動レバー142の前面に立設されて前方に延在する中空軸である。後幕駆動レバー突部は、後幕駆動レバー142の後面に立設されて後方に延在する軸状の部位であり、その先端部分が、後幕遮光羽根群431の後幕主アーム441に設けられた不図示の係合穴と係合する。なお、後幕駆動レバー突部が第2地板112の後面に突出して後幕主アーム441の係合穴と係合できるように、そして、後幕駆動レバー142の回動による後幕駆動レバー突部の動きを妨げないように、第2地板112には長穴112dが設けられている(図2,4)。
マグネット吸着部142eは、後幕駆動レバー142の前面に設けられて、後述する後幕マグネット144によって吸着される部位である。当接部142gは、後幕駆動レバー142の前面に設けられて、緩衝部材113と当接する部位である。
後幕駆動レバー142には、中空軸部の前端面から後端面にかけて不図示の貫通孔が設けられている。この貫通孔には、第2地板112に立設された軸112hが挿入される。これにより、後幕駆動レバー142は、軸112hに回動可能に軸支される。
中空軸部の外周には、後幕駆動レバー142を付勢する不図示のねじりコイルバネが配設されている。このねじりコイルバネの一端は、後幕駆動レバー142に係止され、他端は、係止王冠150に係止されている。後幕駆動レバー142は、不図示のねじりコイルバネの付勢力によって、後幕駆動レバー142を前方から見たときに中空軸部の中心軸を中心として時計方向に付勢されている。
また、後幕駆動レバー142には、上述した不図示のねじりコイルバネとは異なるバネ148Bを介して後幕オーバーチャージ吸収レバー149が取り付けられていて、後幕駆動レバー142と後幕オーバーチャージ吸収レバー149とは一体的に回動する。後幕オーバーチャージ吸収レバー149は、後幕遮光羽根群431をリセットする際のオーバーチャージをバネの撓みで吸収するためのレバーであり、当接部149aを有する。後幕オーバーチャージ吸収レバー149は、先幕オーバーチャージ吸収レバー147と同様のレバーであるので、詳細な説明は省略する。
先幕マグネット143は、励磁コイルに通電されることによって当接している先幕駆動レバー141のマグネット吸着部141eを吸着して保持するマグネットである。なお、先幕マグネット143は、励磁コイルへの通電が停止されると、マグネット吸着部141eを離脱可能に釈放する。
後幕マグネット144は、励磁コイルに通電されることによって当接している後幕駆動レバー142のマグネット吸着部142eを吸着して保持するマグネットである。なお、後幕マグネット144は、励磁コイルへの通電が停止されると、マグネット吸着部142eを離脱可能に釈放する。
遮光幕機構400が上述したシーケンスシャッタ駆動ユニット100に取り付けられると、遮光幕機構400の各部は、シーケンスシャッタ駆動ユニット100の各部と以下の(a)〜(f)のような関係となる。
(a) 不図示の先幕主アーム支持ピンが先幕主アーム421の回動軸穴421a(図4)に挿通される。これにより、先幕主アーム421は、先幕主アーム支持ピンで回動可能に軸支される。
(b) 先幕駆動レバー141の先幕駆動レバー突部141bが先幕主アーム421の係合穴421bに挿通される。これにより、先幕駆動レバー141の先幕駆動レバー突部141bが先幕主アーム421の係合穴421bと係合する。
(c) 不図示の先幕従動アーム支持ピンが先幕従動アーム422の回動軸穴422a(図4)に挿通される。これにより、先幕従動アーム422は、先幕従動アーム支持ピンで回動可能に軸支される。
(d) 不図示の後幕主アーム支持ピンが後幕主アーム441(図2)の不図示の回動軸穴に挿通される。これにより、後幕主アーム441は、後幕主アーム支持ピンで回動可能に軸支される。
(e) 後幕駆動レバー142の不図示の後幕駆動レバー突部が後幕主アーム441の不図示の係合穴に挿通される。これにより、後幕駆動レバー142の後幕駆動レバー突部が後幕主アーム441の係合穴と係合する。
(f) 不図示の後幕従動アーム支持ピンが後幕従動アーム442(図2)の不図示の回動軸穴に挿通される。これにより、後幕従動アーム442は、後幕従動アーム支持ピンで回動可能に軸支される。
これにより、先幕主アーム421および先幕従動アーム422が先幕主アーム支持ピンおよび先幕従動アーム支持ピンを中心に回転駆動されると、先幕遮光羽根群411が連動して駆動される。すなわち、先幕主アーム421と先幕従動アーム422とによって構成される周知のリンク機構によって先幕遮光羽根群411の3枚の羽根が連動して駆動されて、遮光幕機構400の撮影開口461(図2)を上下方向に移動するように構成されている。
同様に、後幕主アーム441および後幕従動アーム442が後幕主アーム支持ピンおよび後幕従動アーム支持ピンを中心に回転駆動されると、後幕遮光羽根群431が連動して駆動される。すなわち、後幕主アーム441と後幕従動アーム442とによって構成される周知のリンク機構によって後幕遮光羽根群431の3枚の羽根が連動して駆動されて、遮光幕機構400の撮影開口461を上下方向に移動するように構成されている。
撮影開始前、先幕マグネット143および後幕マグネット144の励磁コイルには通電されておらず、励磁コイルは消磁されている。また、撮影開始前、シーケンスモータ4は停止している。
不図示の先幕チャージカムおよび先幕チャージカムレバーによって、先幕オーバーチャージ吸収レバー147の当接部147aは上方に押し上げられている(図2)。したがって、先幕駆動レバー141は、バネ145の付勢力に抗してカメラボディ1の前方から見たときに反時計方向に回動されて停止している。
このとき、先幕駆動レバー141の先幕駆動レバー突部141bが上方に移動されているので、遮光幕機構400の先幕主アーム421がカメラボディ1の前方から見たときに回動軸穴421aを中心に反時計方向に回動された状態で停止している。そのため、先幕遮光羽根群411は、上方に引き上げられて、撮影開口461を遮光した状態で停止している。
不図示の後幕チャージカムおよび後幕チャージカムレバーによって、後幕オーバーチャージ吸収レバー149の当接部149aは上方に押し上げられている。したがって、後幕駆動レバー142は、不図示のバネの付勢力に抗してカメラボディ1の前方から見たときに反時計方向に回動されて停止している。
このとき、後幕駆動レバー142の不図示の後幕駆動レバー突部が上方に移動されているので、遮光幕機構400の後幕主アーム441がカメラボディ1の前方から見たときに反時計方向に回動された状態で停止している。そのため、後幕遮光羽根群431は、上方に引き上げられて、撮影開口461の上方に退避した状態で停止している。
不図示のレリーズボタンが押圧されて不図示のレリーズスイッチからレリーズ信号が入力されると、以下に説明するレリーズ動作が行われる。不図示の制御回路は先幕マグネット143および後幕マグネット144を励磁する。これにより、先幕マグネット143および後幕マグネット144は、当接している先幕駆動レバー141のマグネット吸着部141eおよび後幕駆動レバー142のマグネット吸着部142eを吸着保持する。また、レリーズ信号が入力されると、不図示の制御回路は、シーケンスモータ4の回動を開始させて、不図示の各カムを所定の回動角度だけ回動させた後、シーケンスモータ4を停止させる。なお、シーケンスモータ4の停止タイミングは、不図示のカムコード基板の位相を検出することで不図示の制御回路が制御している。
このシーケンスモータ4の回動により、不図示の先幕チャージカムレバーが先幕オーバーチャージ吸収レバー147の当接部147aから離間する。しかし、先幕マグネット143が先幕駆動レバー141のマグネット吸着部141eを吸着保持しているため、先幕駆動レバー141は、バネ145の付勢力に抗してカメラボディ1の前方から見たときに反時計方向に回動されたまま停止している。すなわち、先幕遮光羽根群411は、撮影開口461を遮光した状態で停止している。
また、このシーケンスモータ4の回動により、不図示の後幕チャージカムレバーが後幕オーバーチャージ吸収レバー149の当接部149aから離間する。しかし、後幕マグネット144が後幕駆動レバー142のマグネット吸着部142eを吸着保持しているため、後幕駆動レバー142は、不図示のバネの付勢力に抗してカメラボディ1の前方から見たときに反時計方向に回動されたまま停止している。すなわち、後幕遮光羽根群431は、撮影開口461の上方に退避した状態で停止している。
詳細な説明は省略するが、その後、撮影レンズ2の絞りが制御絞り値となるように絞り込まれる。さらにその後、不図示の制御回路は、先幕マグネット143の励磁コイルへの通電を停止する。これにより、先幕駆動レバー141のマグネット吸着部141eが離脱可能に釈放されるので、先幕駆動レバー141は、バネ145の付勢力によってカメラボディ1の前方から見たときに時計方向に回動する。この先幕駆動レバー141の回動によって先幕駆動レバー突部141bが下方に移動されると、遮光幕機構400の先幕主アーム421がカメラボディ1の前方から見たときに回動軸穴421aを中心に時計方向に回動される。これにより、先幕遮光羽根群411は、撮影開口461を下方向に移動して撮影開口461を開放する。この段階では、後幕遮光羽根群431は、撮影開口461の上方に退避した状態で停止している。
なお、バネ145の付勢力によって回動した先幕駆動レバー141は、台座112iに取り付けられた緩衝部材113に当接部141gが当接することで停止する。このとき、緩衝部材113は、当接部141gの衝突による衝撃を吸収して、当接部141g(すなわち先幕駆動レバー141)の図示反時計方向への反発(バウンド)を抑制する。
撮影開口461が開放されている間に不図示の制御回路で制御される電子シャッタによって撮像素子3へ電荷の蓄積が制御されることで撮像が行われる。撮像素子3への電荷蓄積が終了して撮像が終了すると、不図示の制御回路は、後幕マグネット144の励磁コイルへの通電を停止する。これにより、後幕駆動レバー142のマグネット吸着部142eが離脱可能に釈放されるので、後幕駆動レバー142は、不図示のバネの付勢力によってカメラボディ1の前方から見たときに時計方向に回動する。この後幕駆動レバー142の回動によって不図示の後幕駆動レバー突部が下方に移動されると、遮光幕機構400の後幕主アーム441がカメラボディ1の前方から見たときに時計方向に回動される。これにより、後幕遮光羽根群431は、撮影開口461を下方向に移動して撮影開口461を遮光する。以上でレリーズ動作および撮影動作が終了する。
なお、不図示のバネの付勢力によって回動した後幕駆動レバー142は、台座112jに取り付けられた緩衝部材113に当接部142gが当接することで停止する。このとき、緩衝部材113は、当接部142gの衝突による衝撃を吸収して、当接部142g(すなわち後幕駆動レバー142)の図示反時計方向への跳ね返り(バウンド)を抑制する。
上述のレリーズ動作および撮影動作が終了すると、これに引き続き、以下のリセット動作が行われる。不図示の制御回路は、シーケンスモータ4の回動を開始させて、不図示の各カムをレリーズ開始前の回動位相まで回動させた後、シーケンスモータ4を停止させる。
これにより、不図示の先幕チャージカムおよび先幕チャージカムレバーによって、先幕オーバーチャージ吸収レバー147の当接部147aは上方に押し上げられる。したがって、先幕駆動レバー141は、バネ145の付勢力に抗してカメラボディ1の前方から見たときに反時計方向に回動されて停止する。
これにより、先幕駆動レバー141の先幕駆動レバー突部141bが上方に移動して、カメラボディ1の前方から見たときに遮光幕機構400の先幕主アーム421を回動軸穴421aを中心に反時計方向に回動させる。そのため、先幕遮光羽根群411は上方に向かって走行し、撮影開口461を遮光する。このようにして先幕遮光羽根群411がリセット(シャッタチャージ)される。
同様に、不図示の後幕チャージカムおよび後幕チャージカムレバーによって、後幕オーバーチャージ吸収レバー149の当接部149aは上方に押し上げられる。したがって、後幕駆動レバー142は、不図示のバネの付勢力に抗してカメラボディ1の前方から見たときに反時計方向に回動されて停止する。
これにより、後幕駆動レバー142の不図示の後幕駆動レバー突部が上方に移動して、カメラボディ1の前方から見たときに遮光幕機構400の後幕主アーム441を反時計方向に回動させる。そのため、後幕遮光羽根群431は上方に向かって走行し、撮影開口461の上方に退避する。このようにして後幕遮光羽根群431がリセット(シャッタチャージ)される。
以上のリセット動作によって、遮光幕機構400は、撮影開始前(レリーズ開始前)に復帰する。
−−−係止王冠150について−−−
図2〜4に加え、図5,6を参照して係止王冠150について説明する。図5は、係止王冠150の近傍を左側から見たときの図であり、図6は、係止王冠150の近傍を斜め前方から見たときの斜視図である。係止王冠150は、バネ145、および、バネ145と同様のねじりコイルバネである後幕駆動レバー142を付勢する不図示のバネの巻きの強さ(付勢力)を調節して、レリーズ時の先幕遮光羽根群411および後幕遮光羽根群431の走行速度(幕速)を調節するための部材(付勢力調節部材)である。この2つの係止王冠150の構造、機能はどちらも同じであるため、以下の説明では、バネ145の付勢力を調節する係止王冠150について説明し、後幕駆動レバー142を付勢する不図示のバネの付勢力を調節する係止王冠150についての説明を省略する。
係止王冠150は、有蓋円筒状の部材であり、第1ギヤ部151と第2ギヤ部152とを有する。第1ギヤ部151は、後述する押さえ板160の回転防止爪162と係合する部位であり、係止王冠150の円筒部分の外表面に第1爪151aが複数刻設されている。第2ギヤ部152は、第1ギヤ部151の前方(図3,4における上部)に設けられた部位であり、係止王冠150の円筒部分の外表面に第2爪152aが複数刻設されている。第2ギヤ部152は、バネ145の付勢力調節のために係止王冠150を回転させる工具が係合される部位である。
係止王冠150の円筒内面側には、バネ145の他端145b側が挿入されている。なお、バネ145の他端145bは、係止王冠150の円筒内面に設けられた不図示の係止部に係止されている。係止王冠150の前面、すなわち、円筒前端面の蓋部分に該当する部分には、第2地板112の軸112gの先端部分が挿入される軸穴153が設けられている。また、係止王冠150の前面には、バネ145の付勢力調節の際の目安とするためのマーク154が付されている。マーク154は、たとえば、軸穴153(軸112g)を中心として90度毎に付されている。なお、マーク154のうちの1つは、軸穴153(軸112g)を中心とした角度位置が、バネ145の他端145bが係止された係止王冠150の円筒内面の不図示の係止部と一致するように設けられている。
なお、本実施の形態の係止王冠150の配設位置は、先幕駆動レバー141およびバネ145の前側であり、従来の係止王冠の配設位置と同様である。
図5,6に示すように、係止王冠150の前面は、押さえ板160の押さえ部161によって、第2地板112の軸112gからの抜け止めがなされている。なお、図2〜4では、押さえ板160の記載を省略している。押さえ板160は、第2地板112に固定された部材であり、押さえ部161と、回転防止爪162とを備えている。押さえ板160が第2地板112に取り付けられると、押さえ部161は係止王冠150が軸112gから前方へ抜けることを防止する抜け止め(押さえ板)の役割を果たす。押さえ部161には、押さえ板160が第2地板112に取り付けられた際に、軸112gの先端が挿通される孔161aが設けられている(図6)。
回転防止爪162は、前方から見たときに軸112gを中心に第1ギヤ部151の外周で時計方向に延在する板状の部位である。回転防止爪162は、その弾性力によって先端部分(爪先端)162aが第1ギヤ部151に向かって(軸112gを中心とする円周の内側に向かって)付勢されている。回転防止爪162は、爪先端162aが第1ギヤ部151の第1爪151aと係合して、バネ145の付勢力(バネ145が先幕駆動レバー141を付勢する力の反力)によって前方から見たときに軸112gを中心に反時計方向へ係止王冠150が回転するのを防いでいる。
これにより、バネ145の他端145bは、係止王冠150、回転防止爪162を介して第2地板112に対して固定される。そのため、バネ145の一端145aが取り付けられた先幕駆動レバー141は、バネ145の付勢力によって、第2地板112に対して、前方から見たときに軸112gを中心として時計方向に付勢される。
−−−第1ギヤ部151および第2ギヤ部152について−−−
第1ギヤ部151および第2ギヤ部152は、略同じピッチ径を有するギヤ部である。第1ギヤ部151の歯数(すなわち第1爪151aの数)は、第2ギヤ部152の歯数(すなわち第2爪152aの数)よりも多い。これは、第1爪151aの歯数が多いほどバネ145の付勢力、すなわち、先幕遮光羽根群411の幕速を細かく調整できるからである。また、第2ギヤ部152の歯数が少ない方が、第2爪152aの大きさを大きくできるので、係止王冠150を回転させる工具を係合させやすくなるからである。したがって、本実施の形態では、先幕遮光羽根群411の幕速の調節精度の向上と調節のし易さとを両立できる。なお、本実施の形態では、第1ギヤ部151の歯数を第2ギヤ部152の歯数の3倍としている。
また、第2ギヤ部152の歯数(第2爪152aの大きさ)は、従来の係止王冠の当該部分と同じ歯数(同じ大きさ)である。また、従来の係止王冠の当該部分は、工具を係合させる部分であるとともに、本実施の形態の回転防止爪162に相当する爪と係合する部分でもある。そのため、本実施の形態の係止王冠150では、従来の係止王冠と比べて3倍の精度(1/3の細かさ)でバネ145の付勢力(すなわち先幕遮光羽根群411の幕速)を調節できる。また、第1ギヤ部151の歯数を第2ギヤ部152の歯数の3倍としたので、幕速を調整に際して、従来の係止王冠の歯1つ分が、本実施の形態の係止王冠150では第1爪151a3つ分に相当することになるため、幕速を調整する者にとって、どの程度係止王冠150を回転させればよいのかが感覚的に分かり易い。たとえば、従来の係止王冠の歯2つ分を調節すればよいと経験的に理解している者にとっては、本実施の形態の係止王冠150では第1爪151a6つ分を調節すればよいことになるため、幕速を調整しやすくなる。
第2ギヤ部152が、第1ギヤ部151よりも前方で第1ギヤ部151に隣接して設けられているので、先幕遮光羽根群411の幕速を調整する際に、係止王冠150(第2ギヤ部152)に工具を係合させ易く、調節もし易い。そして、第1ギヤ部151が第2ギヤ部152よりもバネ145に近い位置に設けられているので、係止王冠150を回転させるために前方からアプローチする工具と回転防止爪162とが干渉しにくくなり、第2ギヤ部152に工具を係合させ易く、調節もし易い。また、係止王冠150の配設位置が従来の係止王冠の配設位置と同様であるので、回転防止爪162の配設位置が回転防止爪162に相当する従来の爪と同様となり、設計変更が少なく、コスト増を抑制できる。さらに、第1ギヤ部151と第2ギヤ部152とが隣接して設けられているので、係止王冠150の大型化を抑制でき、シーケンスシャッタ駆動ユニット100の大型化を抑制できる。
第1爪151aの形状は、第1爪151aが回転防止爪162の爪先端162aと当接すると、係止王冠150が前方から見たときに軸112gを中心に反時計方向へ回転しないように、つめ車(ラチェット歯車)の歯と同様の形状である。したがって、係止王冠150を、前方から見たときに軸112gを中心に反時計方向へ回転させるためには、回転防止爪162の弾性力に抗して爪先端162aを第1爪151aから離間させる必要がある。なお、係止王冠150を、前方から見たときに軸112gを中心に時計方向へ回転させる場合には、爪先端162aを第1爪151aから離間させなくてもよい。
第2爪152aの形状は、第1爪151aの形状と同様である。すなわち、第2爪152aの形状は、つめ車(ラチェット歯車)の歯と同様の形状である。
第1爪151aの軸112gの延在方向に沿った長さは、第2爪152aの軸112gの延在方向に沿った長さよりも長い。すなわち、第1爪151aの前後方向の厚みは、第2爪152aの前後方向の厚みよりも厚い。これにより、第1ギヤ部151の歯数が第2ギヤ部152の歯数よりも多く、第1爪151aの大きさが第2爪152aの大きさよりも小さくなるが、バネ145の付勢力が作用する第1爪151aの強度を確保できる。
−−−変形例−−−
(1) 上述の説明では、第1ギヤ部151の歯数が第2ギヤ部152の歯数の3倍であるが、本発明はこれに限定されない。たとえば、第1ギヤ部151の歯数が第2ギヤ部152の歯数の2倍でもよく4倍でもよい。第1ギヤ部151の歯数が第2ギヤ部152の歯数の2以上の整数倍であれば、上述した作用効果と同様の作用効果を奏する。また、第1ギヤ部151の歯数が第2ギヤ部152の歯数の整数倍でなくても、たとえば1.5倍であれば、従来の係止王冠の歯2つ分(すなわち第2爪152a2つ分に相当)が、本実施の形態の係止王冠150では第1爪151a3つ分に相当することになるため、幕速を調整する者にとって、どの程度係止王冠150を回転させればよいのかが感覚的に分かり易い。また、たとえば、2.5倍であれば、従来の係止王冠の歯2つ分が、本実施の形態の係止王冠150では第1爪151a5つ分に相当することになるため、幕速を調整する者にとって、どの程度係止王冠150を回転させればよいのかが感覚的に分かり易い。すなわち、第2爪152aの2個分が第1爪151aのa個分(aは3より大きい整数、好ましくは3〜8程度)であっても、上述した作用効果と同様の作用効果を奏する。
(2) 上述の説明では、第1ギヤ部151と第2ギヤ部152とが隣接して設けられているが、必ずしも隣接していなくてもよい。ただし、第1ギヤ部151と第2ギヤ部152とが隣接している方が係止王冠150を小型化でき、シーケンスシャッタ駆動ユニット100やカメラボディ1の小型化に資する。
(3) 上述の説明では、カメラボディ1は、撮像素子3を備えたデジタルカメラであるが、本発明を銀塩カメラに適用してもよい。
(4) 上述の説明では、遮光幕機構400が先幕遮光羽根群411および後幕遮光羽根群431の2組の遮光幕羽根群を有しているが、本発明はこれに限定されない。たとえば、遮光幕機構400が有する遮光羽根群が1組であってもよい。
(5) 上述した各実施の形態および変形例は、それぞれ組み合わせてもよい。
なお、本発明は、上述した実施の形態のものに何ら限定されず、遮光羽根と、遮光羽根が取り付けられるアームとを有するシャッタ装置を駆動するシャッタ駆動装置において、回転軸を中心に回転してアームを駆動する駆動レバーと、駆動レバーに一端が取り付けられ、駆動レバーに付勢力を与える駆動バネと、付勢力を調節する部材であって、駆動バネの他端が取り付けられ、回転軸を中心に回転可能に軸支されて、回転軸を中心に一方の方向に回転されると付勢力が増加し、回転軸を中心に他方の方向に回転されると付勢力が減少する付勢力調節部材と、付勢力調節部材と係合して、付勢力調節部材が他方の方向に回転することを防止する回転防止爪とを備え、付勢力調節部材は、回転防止爪と係合する第1の爪が回転軸を中心とする円周上に複数刻設されている第1のギヤ部と、第1のギヤ部とは異なるギヤ部であって、第2の爪が回転軸を中心とする円周上に複数刻設されている第2のギヤ部とを有し、第1のギヤ部に設けられた第1の爪の数は、第2のギヤ部に設けられた第2の爪の数よりも多いことを特徴とする各種構造のシャッタ駆動装置、および、このシャッタ駆動装置を備えた各種構造のカメラを含むものである。
1 カメラボディ 100 シーケンスシャッタ駆動ユニット
141 先幕駆動レバー 142 後幕駆動レバー
145 バネ 150 係止王冠
151 第1ギヤ部 151a 第1爪
152 第2ギヤ部 152a 第2爪
160 押さえ板 162 回転防止爪
400 遮光幕機構 411 先幕遮光羽根群
421 先幕主アーム 431 後幕遮光羽根群
441 後幕主アーム

Claims (6)

  1. 遮光羽根と、前記遮光羽根が取り付けられるアームとを有するシャッタ装置を駆動するシャッタ駆動装置において、
    回転軸を中心に回転して前記アームを駆動する駆動レバーと、
    前記駆動レバーに一端が取り付けられ、前記駆動レバーに付勢力を与える駆動バネと、
    前記付勢力を調節する部材であって、前記駆動バネの他端が取り付けられ、前記回転軸を中心に回転可能に軸支されて、前記回転軸を中心に一方の方向に回転されると前記付勢力が増加し、前記回転軸を中心に他方の方向に回転されると前記付勢力が減少する付勢力調節部材と、
    前記付勢力調節部材と係合して、前記付勢力調節部材が前記他方の方向に回転することを防止する回転防止爪とを備え、
    前記付勢力調節部材は、前記回転防止爪と係合する第1の爪が前記回転軸を中心とする円周上に複数刻設されている第1のギヤ部と、前記第1のギヤ部とは異なるギヤ部であって、第2の爪が前記回転軸を中心とする円周上に複数刻設されている第2のギヤ部とを有し、
    前記第1のギヤ部に設けられた前記第1の爪の数は、前記第2のギヤ部に設けられた前記第2の爪の数よりも多いことを特徴とするシャッタ駆動装置。
  2. 請求項1に記載のシャッタ駆動装置において、
    前記第1のギヤ部と前記第2のギヤ部とは、前記回転軸に沿った方向に隣接していることを特徴とするシャッタ駆動装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のシャッタ駆動装置において、
    前記第1のギヤ部は、前記駆動バネと前記第2のギヤ部との間に設けられていることを特徴とするシャッタ駆動装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のシャッタ駆動装置において、
    前記第1の爪の前記回転軸に沿った方向の長さは、前記第2の爪の前記回転軸に沿った方向の長さよりも長いことを特徴とするシャッタ駆動装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載のシャッタ駆動装置において、
    前記第1のギヤ部に設けられた前記第1の爪の数は、前記第2のギヤ部に設けられた前記第2の爪の数の2以上の整数倍であることを特徴とするシャッタ駆動装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載のシャッタ駆動装置を備えることを特徴とするカメラ。
JP2010166809A 2010-07-26 2010-07-26 シャッタ駆動装置およびカメラ Active JP5516183B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010166809A JP5516183B2 (ja) 2010-07-26 2010-07-26 シャッタ駆動装置およびカメラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010166809A JP5516183B2 (ja) 2010-07-26 2010-07-26 シャッタ駆動装置およびカメラ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012027301A JP2012027301A (ja) 2012-02-09
JP5516183B2 true JP5516183B2 (ja) 2014-06-11

Family

ID=45780276

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010166809A Active JP5516183B2 (ja) 2010-07-26 2010-07-26 シャッタ駆動装置およびカメラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5516183B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012027301A (ja) 2012-02-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5058613B2 (ja) 撮像装置
JP2010054579A (ja) カメラ
JP2008287110A (ja) 撮像装置
JP4101221B2 (ja) シャッタ装置及び撮像装置
JP2020101645A (ja) シャッタユニットおよび撮像装置
US8632265B2 (en) Shutter device capable of preventing foreign matter from adhering to magnetic sticking surface and camera including shutter device
JP5609397B2 (ja) シャッタ駆動装置およびカメラ
JP5516183B2 (ja) シャッタ駆動装置およびカメラ
JP7057120B2 (ja) シャッタ装置および撮像装置
JP6080629B2 (ja) 撮像装置
JP5516217B2 (ja) シャッタ駆動装置およびカメラ
JP7353756B2 (ja) シャッタユニットおよび撮像装置
JP5573155B2 (ja) シャッタ駆動装置およびカメラ
JP5569071B2 (ja) シャッタ駆動ユニットおよびカメラ
JP2010128199A (ja) 一眼レフレックスカメラ
JP5783781B2 (ja) カメラ
JP5359067B2 (ja) 駆動機構及びカメラ
WO2013129511A1 (ja) ミラーユニットおよび撮像装置
JP6672798B2 (ja) カメラの反射部材駆動装置
JP6192320B2 (ja) シャッタ装置および撮像装置
JP6598506B2 (ja) 撮像装置
JP6516428B2 (ja) 撮像装置
WO2014064902A1 (ja) ミラーユニットおよび撮像装置
JP2020101644A (ja) シャッタユニットおよび撮像装置
JP2010169960A (ja) カメラ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130617

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140212

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140304

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140317

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5516183

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250