JP5464168B2 - 電源装置 - Google Patents

電源装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5464168B2
JP5464168B2 JP2011089438A JP2011089438A JP5464168B2 JP 5464168 B2 JP5464168 B2 JP 5464168B2 JP 2011089438 A JP2011089438 A JP 2011089438A JP 2011089438 A JP2011089438 A JP 2011089438A JP 5464168 B2 JP5464168 B2 JP 5464168B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
battery cell
power supply
supply device
cell
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011089438A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012015096A (ja
Inventor
邦夫 入谷
美光 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2011089438A priority Critical patent/JP5464168B2/ja
Priority to US13/152,425 priority patent/US20110300421A1/en
Publication of JP2012015096A publication Critical patent/JP2012015096A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5464168B2 publication Critical patent/JP5464168B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M10/00Secondary cells; Manufacture thereof
    • H01M10/60Heating or cooling; Temperature control
    • H01M10/65Means for temperature control structurally associated with the cells
    • H01M10/655Solid structures for heat exchange or heat conduction
    • H01M10/6556Solid parts with flow channel passages or pipes for heat exchange
    • H01M10/6557Solid parts with flow channel passages or pipes for heat exchange arranged between the cells
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M10/00Secondary cells; Manufacture thereof
    • H01M10/60Heating or cooling; Temperature control
    • H01M10/61Types of temperature control
    • H01M10/615Heating or keeping warm
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M10/00Secondary cells; Manufacture thereof
    • H01M10/60Heating or cooling; Temperature control
    • H01M10/62Heating or cooling; Temperature control specially adapted for specific applications
    • H01M10/625Vehicles
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)
  • Battery Mounting, Suspending (AREA)

Description

本発明は、複数の積層した電池セルの集合体を有し、モータ等に電力を供給する電源装置に関する。
従来の電源装置は、例えば特許文献1に記載の、複数の電池を電池ケース内に内蔵する電動車両用の電源装置が知られている。当該従来の電源装置は、電池ケースの下方に中空断熱層を有する。この中空断熱層には、内部で移動する熱媒体液が充填されている。当該従来の電源装置は、車両が走行する上下の振動によって、さらに、車両が加速され、もしくは減速され、または曲がるときに水平方向に作用する加速度によって、熱媒体液が中空断熱層の内部で移動して、電池ケースの下方の温度差を均一化する。

例えば当該従来技術は、中空断熱層よりも下方において温度差が生じている場合であっても、車両の振動等により中空断熱層に含まれる熱媒体液が内部で攪拌されて、中空断熱層の温度は均一化する。すなわち、中空断熱層よりも下方の温度差が、中空断熱層よりも上方の電池ケース内に影響を与えないのである。
特開2008−140630号公報
しかしながら、上記従来技術においては、外気が低温である冬期等、電池ケースの周囲温度が一定時間以上低温に保たれた場合には、電池ケース全体が冷やされるので、電池ケース内の温度が低下し電池温度が低温になる。このため、電池の性能が低下してしまうという問題がある。
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、電池セルを暖める加温効果を有する電源装置を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。すなわち、請求項1の電源装置に係る発明は、隣接するセル間に空間を設けるように積層して設けられ通電可能に直列にまたは直列及び並列に接続される複数個の電池セル(2)と、複数個の電池セルを収容する筐体であって複数個の電池セルを取り囲む部分に断熱構造を有するケース(4)と、ケースの内部において少なくとも電池セルの下面(2b)とケースの底部(42)との間に設けられて電池セルを暖める加温体(7)と、加温体とケースの底部との間に設けられて、加温体が発生する熱を蓄える蓄熱材からなる蓄熱層(8)と、を備え、加温体は、隣接するセル間に設けた空間と電池セルの下面との両方に対面するように設けられることを特徴とする。
この発明によれば、複数個の電池セルを収容するケースが複数個の電池セルを取り囲む部分に断熱構造を備えることにより、ケース内部と外部との熱の出入りを抑制できるので、各電池セルの保温効果を有する電源装置が得られる。さらに、加温体がケース内部で電池セルの下面とケースの底部との間に少なくとも設けられることにより、加温体が電池セルに直接接触するか否かに関わらず、ケース内部の空気が加温体によって暖められ、熱移動が下方から上方に向けて起こる対流効果が得られ、ケース内部や各電池セルの上下温度差のバランスを図り、電池セルに対して効果的な加温効果を提供できる。
さらに、加温体の熱を蓄えられる蓄熱層を有することにより、電池セルの下面に伝達可能な熱量を向上することができ、各電池セルの加温効果をさらに高めることができる。ケースの底部から電池セルの下面にかけて、蓄熱層、加温体の順に配されていることにより、加温体によって電池セルが暖められる即効性が高く、加温体による加温と同時に蓄熱層への蓄熱も実施することができる。したがって、加温体による加温時には電池セルの加温と蓄熱による電池セル及びケース内部空間の加温効果が得られ、加温体によって加温していない時には、加温時に蓄熱層に蓄えた熱を加温体を伝導して、あるいはケース内部空間の暖気によって電池セルの加温に利用することができる。
請求項2は、請求項7に記載の電源装置において、ケースには、複数個の電池セルを温調する流体が内部に流入する流入口(45C)と、当該流体が外部に流出する流出口(46C)とが下部に位置するように設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、ケース内部空間を流れる流体の出入り口がケースの下部に位置することにより、ケース内部空間に存在する暖められた流体は、ケース内部空間の上部に溜まるため、強制対流が生じていない場合には、当該暖められた流体は自然対流によって流出口及び流入口からケース外部に流出しにくく、ケース外部に熱が逃げにくいという効果が得られる。したがって、電池セルに対して効果的な加温効果を提供できる。
請求項3の電源装置に係る発明は、積層して設けられて通電可能に直列にまたは直列及び並列に接続される複数個の電池セル(2)と、複数個の電池セルを収容する筐体であって複数個の電池セルを取り囲む部分に断熱構造を有するケース(4)と、ケースの内部において少なくとも電池セルの下面(2b)とケースの底部(42)との間に設けられて電池セルを暖める加温体(7)と、加温体とケースの底部との間に設けられて、加温体が発生する熱を蓄える蓄熱材からなる蓄熱層(8)と、を備え、ケースには、複数個の電池セルを温調する流体が内部に流入する流入口(45E)と、流体が外部に流出する流出口(46E)とが下部に位置するように設けられ、流入口(45E)及び流出口(46E)のうちの一方は、複数個の電池セルが収容されているセル収容空間(49)の下部に通じる開口であり、他方は、上下方向に延びる連絡通路(48)を介して前記セル収容空間(49)の上部に通じる開口であることを特徴とする。
この発明によれば、流入口及び流出口の一方から他方にかけて、セル収容空間を上下方向に縦断するように、流体の流れを形成することが可能になる。この流体流れの形成により、電池セルの冷却が必要な状況では、冷却のための流体流れをセル収容空間の上下方向にほぼ均一に行き亘らせることができる。また、寒冷時の夜間など車両駐車時に電池セルを保温したい状況においてはケース内部空間に存在する暖められた流体が上部に溜まる。このため、強制対流が生じていない場合には温められた流体は自然対流によって流出口及び流入口からケース外部に流出しにくく、ケース外部に熱が逃げにくいという効果が得られる。したがって、電池セルの冷却及び保温による温調効果を一層向上した電源装置を提供できる。
請求項4は、請求項3に記載の電源装置において、流入口(45E)及び流出口(46E)のうちの一方が通じるセル収容空間(49)の下部と、他方が連絡通路(48)を介して通じるセル収容空間(49)の上部は、セル収容空間の対角となる位置に配置されることを特徴とする。
この発明によれば、電池セルの冷却が必要な状況では、強制対流により、対角に位置するセル収容空間の上部及び下部の一方から他方へ流体流れが形成されるため、各電池セル間を流れる流体の流入口から流出口までの圧力損失を均一にできることにより、当該流体を、数多くの電池セルに均等に広く行き亘らせるとともに、各電池セルに対して全体に行き亘らせることができる。したがって、さらなる電池セルの冷却時の温調効果が図れる。寒冷時の電池セルの保温効果は請求項3と同様である。
請求項5は、請求項1に記載の電源装置において、ケース(4D)の底壁部には、複数個の電池セルを温調する流体が内部に流入する流入口(45D)と、当該流体が外部に流出する流出口(46D)と、が設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、ケース内部空間に存在している暖められた流体は、ケースの底壁部から遠いケース内部空間の上部に溜まるため、強制対流が生じていない場合には、当該暖められた流体は自然対流によって流出口及び流入口からケース外部に流出しにくく、ケース外部に熱が逃げにくいという効果が顕著になる。
請求項6は、請求項1に記載の電源装置において、ケースの側壁部(43,44)には、複数個の電池セルを温調する流体が内部に流入する流入口(45C)と、当該流体が外部に流出する流出口(46C)と、が設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、ケース内部空間に存在している暖められた流体は、ケースの側壁部の下部から遠いケース内部空間の上部に溜まるため、強制対流が生じていない場合には、当該暖められた流体は自然対流によって流出口及び流入口からケース外部に流出しにくく、ケース外部に熱が逃げにくいという効果が得られる。
請求項7は、請求項2から請求項6のいずれか一項に記載の電源装置において、流入口(45,45C,45D,45E)及び流出口(46,46C,46D,46E)のそれぞれについて、流体の流通を遮断するシャッター(24,5)を備えることを特徴とする。
この発明によれば、ケース内部空間に流体の強制対流が生じていない場合はシャッターによってケース外部との流体の出入りを遮断することができる。このため、加温体及び蓄熱層の少なくとも一方から放出される熱をケース内部空間に閉じ込めて電池セルの保温性を高めることができる。
請求項8は、請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の電源装置において、加温体(7)は、電池セルの下面(2b)に直接接触し、または熱伝導性を有する電気絶縁層(6)を介して接触していることを特徴とする。この発明によれば、加温体が電池セル側に与える熱は、直接、または熱伝導性を有する電気絶縁層を通じて電池セルの下面に伝わる。これにより、電池セルと加温体との間の電気絶縁を確保しつつ、電池セルの下面に伝わる熱伝達の効率が向上るため、即効的に各電池セルを加温することができる。
請求項9は、請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の電源装置において、加温体(7)は通電によって発熱する発熱体で構成され、電池セルの外装ケースが導電性材料で形成され、発熱体と電池セルの下面(2b)との間には熱伝導性を有する電気絶縁層(6)が介在していることを特徴とする。
この発明によれば、加温体と電池セルとが電気絶縁性を有する層を介して接触するようになるため、電気絶縁性が確保されて、電気的安全性の確保が図れる。また、隣り合う電池セル間の電位差により、電池セルの外装ケースなどの導電性材料部分が腐食する事態を抑制することができる。
請求項10は、請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の電源装置において、積層配置された複数個の電池セルの側面(2c)に対向するように各電池セルの側方にさらに加温体(71)を設けることを特徴とする。この発明によれば、さらに、加温体はケース内部の側壁部と電池セルの側面との間にも設けられるため、電池セルの側面も加温体によって暖めることができる。したがって、電池セルのより広い範囲に亘って効果的な加温効果を提供できる。
請求項11は、請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の電源装置において、電池セルの上面(2a)には正極端子及び負極端子からなる電極端子(3)が配置されていることを特徴とする。この発明によれば、電極端子は加温体からの熱が供給され得る電池セルの下面とは反対側の端面である電池セルの上面に配置されていることにより、加温体からの熱の影響を受けにくい電極端子の配置を実現できる。これにより、電池セルの充電、放電時に、発熱し易い電極端子近傍の加温を抑制できるとともに、電池セルを冷却する場合に電極端子近傍を主体とする冷却に係る構造を簡単化することができる。したがって、部品数、コスト面の低減が図れる。
請求項12は、請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の電源装置において、さらに、車両の走行に用いられる電気機器(32,33)のうち少なくとも一つを冷却する蓄熱用流体が蓄熱層に導入されるように構成された回路(30)を備えることを特徴とする。この発明によれば、当該電気機器を冷却した際に吸熱した熱量を蓄熱用流体に移して、さらに蓄熱層に伝達することができる。これにより、各電池セルの加温に当該吸熱した熱量を利用できるため、より大きな電池セルの加温効果が得られ、また電池セルの加温に要するエネルギーを当該吸熱した熱量の分、低減することができる。
上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
本発明を適用した第1実施形態の電源装置における電池ケース内部の構造を示す断面図である。 本発明を適用した第2実施形態の電源装置における電池ケース内部の構造を示す断面図である。 本発明を適用した第3実施形態の電源装置における加温機能に係る構造を示す模式図である。 本発明を適用した第4実施形態の電源装置における加温機能に係る構造を示す模式図である。 本発明を適用した第5実施形態の電源装置における加温機能に係る構造を示す模式図である。 本発明を適用した第6実施形態の電源装置におけるケース内部の空気の流れを説明するための平面図である。 図6におけるVII−VII切断面を矢印方向にみたときの断面図である。 図6におけるVIII−VIII切断面を矢印方向にみたときの断面図である。
以下に、図面を参照しながら本発明を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。各実施形態で具体的に組み合わせが可能であることを明示している部分同士の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても実施形態同士を部分的に組み合わせることも可能である。
(第1実施形態)
本発明に係る電源装置は、例えば内燃機関と電池に充電された電力によって駆動されるモータとを組み合わせて走行駆動源とするハイブリッド自動車、モータを走行駆動源とする電気自動車等に用いられ、走行用のモータに電力を供給する。当該電力は、電池パックを構成する各電池セルに蓄えられ、各電池セルは、例えばニッケル水素二次電池、リチウムイオン二次電池、有機ラジカル電池であり、筐体内に収納された状態で自動車の座席下、後部座席とトランクルームとの間の空間、運転席と助手席の間の空間などに配置される。
本発明の一実施形態である第1実施形態について図1を用いて説明する。図1は、第1実施形態の電源装置1における電池のケース4内部の構造を示す断面図である。
複数個の電池セル2が積層された集合体である電池パックは、複数個の電池セル2の充電および放電または温度調節に用いられる電子部品(図示せず)によって制御され、送風ユニット20による送風を受けて各電池セル2が冷却される。電池パックは、電気的に直列にまたは直列及び並列に接続された複数個の電池セル2をその側面を対向させるように並べて積層され、これらを一体化して構成されたものであり、ケース4内に収納されている。上記の電子部品は、リレー、送風ユニット20を駆動するモータ、インバータ等を制御する電子部品、各種の電子式制御装置等である。
ケース4は、メンテナンスのために少なくとも一面を取り外し可能に構成された直方体状の筐体であり、樹脂または鋼板で形成されている。ケース4には、車両側にケース4をボルト締め等により固定するための取付部、および機器収納ボックス(図示せず)が設けられている。
当該機器ボックスには、電池状態(例えば電圧、温度等)を監視する各種センサ等からの検出結果が入力される電池監視ユニット(図示せず)と、電池監視ユニットと通信可能に構成されリレーを制御するとともに、送風ユニット20のモータの駆動を制御する制御装置と、各機器を接続するワイヤハーネス等と、が収納されている。電池監視ユニットは、各電池セル2の状態を監視する電池ECU(電池の電子式制御ユニット)であり、各電池セル2と多数の配線にて接続されている。
図1に示すように、電池パックは、例えば、電池セル2の積層方向に直交する電池セルの側面が拘束装置(図示せず)によって押圧されることにより、積層された複数の角形状の電池セル2が一体に保持されて形成されている。この場合、電池パックを構成する複数の電池セル2は、電池セル2の積層方向の両端部に設置された拘束板(図示せず)がロッド(図示せず)等によって連結されることにより、当該両端部から内側に向かう外力による圧縮力を受けて、拘束されることになる。ロッドは、積層された複数の電池セル2を安定した力で押圧して一体化できるように、金属、硬質の樹脂等の強度に優れた材料で形成されている。
各電池セル2は、外装ケースによってその外周面を被覆された扁平状直方体である。各電池セルの上面2aには、正極端子及び負極端子からなる電極端子3が上方向に外装ケースから突出するように露出している。電池セルの上面2aは、ケースの天板41と所定の隙間を有するように配置されており、電極端子3はその上端部がケースの天板41と所定の隙間を有するように配置されている。このようにケース4内全体に配されたすべての電池セル2は、その積層方向の一方端部側に位置する電池セル2における負極端子から始まって、各電池セル2の電極部間を接続する各バスバー(図示せず)によって、電池パック内を流体(本実施形態では空気)の流れ方向と直角な方向に往復しながら積層方向の他方端部側に位置する電池セル2の正極端子に至るまで通電可能に直列接続されている。
このようにして積層方向に隣接する電池セル2間は通電可能に接続されることになる。そして、電池パックを構成するすべての電池セル2は、積層方向の一方側端部に位置する電池セル2の電極端子3から積層方向の他方側端部に位置する電池セル2の電極端子3に至るまで、電流がジグザク状または蛇行状に流れるように隣り合う電池セル2間を接続するバスバーを介して電気的に直列接続される。バスバーには、外方に向けて突出するフィン部が設けられていてもよい。このフィン部は、伝熱面積を拡大する部分であり、空気に接触して、冷却性能の向上に寄与している。また、フィン部には、冷却性能を向上させるために、切り起こし等により複数のルーバが形成されていることが好ましい。
ケース4は、複数個の電池セル2を取り囲む部分に断熱構造を有している。また、ケースース4の全体を断熱構造とすることもできる。この断熱構造を有するとは、ケース4そのものが断熱性を有する材質で形成されていること、ケース4の当該部分に断熱材が貼着されていること、当該部分におけるケース4の断面に、例えば真空の断熱空間や断熱材料からなる断熱層が形成されていること等に該当する。例えばケース4自体を形成する断熱性材としては、熱伝導性が低く、強度のある発泡系FRP等を用いることができる。例えば断熱材は、発泡ウレタンフォーム等を用いることができる。いずれの断熱構造においても、電磁遮蔽機能を付加させていることが好ましい。
電源装置1は、ケース4の内部において少なくとも電池セルの下面2bとケースの底部であるケースの底板42との間に加温体7を備えている。加温体7は、ケース4に収容される複数個の電池セル2を下方から暖める発熱体である。加温体7は、例えば金属箔に電気を流して発熱させる薄いシート状の面状発熱体、通電発熱素子部を備えて通電発熱素子部に通電することによって発熱するPTCヒータ(positive temperature coefficient)、自己温度制御機能を持ったPTCインクと導電ペーストを印刷して回路を形成したフィルムヒーター等を用いることができる。
このような加温体7は、冬期等の車両運転時に、電池温度を電池性能を発揮し得る適正温度(例えば、電池セル2の充電動作及び給電動作において能力を発揮できる適性温度)にするために動作して、電池セル2を急速加熱することができる。また、PTCヒータの通電発熱素子部は、耐熱性を有する樹脂材料(例えば、66ナイロンやポリブタジエンテレフタレート等)で成形された樹脂枠の中に複数個のPTC素子を嵌め込むことにより構成することができる。
電源装置1は、加温体7と電池セルの下面2bとの間に熱伝導性及び電気絶縁性を有する電気絶縁層6を介在している。電気絶縁層6は、例えば、薄い膜状の層であり、良熱伝導性を有するシリコン系ゴム、樹脂やセラミックス等を使用することができる。また電気絶縁層6は、蒸着、コーティング、一体成形等によって形成することができる。このような電気絶縁層6によれば、電池セル2の外装ケースと加温体7とがこの絶縁性物質の被覆部分を介して接触するようになるため、電気絶縁性が確保され、電気的安全性の確保を図ることができる。また電気絶縁層6は、窒化アルミニウムフィルムやシリコンゴムシートで置き換えてもよく、絶縁性を有する放熱フィルムを採用してもよい。また加温体7は、電気絶縁性に問題がない場合は電池セルの下面2bに直接接触して配されていてもよい。
電源装置1は、さらに、加温体7が発生する熱を蓄える蓄熱材からなる蓄熱層8を備える。蓄熱層8は、蓄熱性物質(例えばパラフィン等の潜熱蓄熱材等)を所定の平板状を維持する容器に封入して形成されている。蓄熱層8は、加温体7とケースの底板42との間に、両者に挟まれるようにして配置されている。つまり、蓄熱層8は、ケースの底板42のほぼ全体において、その上面で加温体7に接触するとともに下面でケースの底板42に直接接触している。また、加温体7は、ケースの底板42のほぼ全体において、その上面で電気絶縁層6に接触するとともに下面で蓄熱層8に直接接触して設けられている。蓄熱層8は加温体7が動作している時にその発熱を蓄え、蓄えた熱を例えば低外気温度時の夜間等の車両停止時に電池の保温に使用することができる。
図1に示すように、送風ユニット20は、ケース4に隣接して一体的に設けられている。送風ユニット20は、モータ22等によって駆動される回転数制御の可能なシロッコファン21と、収納されるシロッコファン21の回転によって空気を吸込口24から吸入し吹出口45から吹き出すケーシング23と、を備えて構成されている。ケーシング23には、車室内または車室外の空気を吸い込むための吸込口24と、シロッコファン21の遠心方向に開口する吹出口45とが形成され、さらに吸込口24を開閉する開閉部材であるシャッター25が設けられている。ケーシング23の内部は、吹出口45を介してケース4の内部空間と連通し、送風ユニット20は電池パックに対して図1の白抜きで示す矢印の流れとなる送風を提供する。
ケース4は、ケーシング23の吹出しダクト部が接続される開口部を有する。ケースの側壁部43には、送風空気をケース4の内部へ取り入れる流入口としての吹出口45が形成され、ケースの側壁部44には、ケース4の外部へ排出するための流出口としての排出口46とが形成されている。当該開口部は吹出しダクト部が接続されることにより、吹出口45とケース4の内部とが接続するようになる。ケース4には、送風空気をケース4の外部へ排出するための流出口としての排出口46が形成され、排出口46を開閉する開閉部材であるシャッター5が設けられている。吹出口45と排出口46は、ケース4の内部空間に対する送風空気の取り入れ口と取り出し口に相当し、ケース4の対辺となる側壁にそれぞれ位置する。
ケーシング23のシャッター25及びケース4のシャッター5の開閉は、ケース4内に収容される複数個の電池セル2に対して、温調のための空気を送風する場合または送風しない場合に応じて、それぞれ制御装置によって制御することができる。つまり、ケース4内部に収容される複数個の電池セル2に対して、冷却の必要がない場合や保温が必要な場合には、シャッター25及びシャッター5を閉じてケース4の内部空間における空気の流通を停止する。
シャッター25及びシャッター5を制御することにより、複数個の電池セル2が収容されるセル収容空間49に空気の強制対流が生じていない場合にはシャッター5,25によってケース1の外部との空気の出入りを遮断することができる。このため、加温体7及び蓄熱層8の少なくとも一方から放出される熱をセル収容空間49に閉じ込めることにより、電池セル2の保温性が高められ、所望の電池性能を発揮させることに貢献できる。
吸込口24が開放された状態で送風ユニット20が動作すると、吸込口24から空気が吸い込まれ、吹出口45からケース4内部に吹き出される。吹出口45から吹き出される空気は、各電池セル2の上部及び側部に向かって流れ、各電池セルの上面2a及び側面に達し、ケース4内部を吹出口45から排出口46に向かって流通する。この送風空気は、ケース4内部を流れるときに、各電極端子3、バスバー、フィン部、各電池セル2の外装ケース等に接触して吸熱し、各電池セル2を冷却する。このように、各電池セル2の熱は、送風空気に吸熱されて輸送され、吸熱された熱を含んだ空気は排出口46に集まり外部に向けて排出される。
本実施形態の電源装置1がもたらす作用効果について述べる。電源装置1は、積層して設けられて通電可能に直列にまたは直列及び並列に接続される複数個の電池セル2と、複数個の電池セル2を収容する筐体であって複数個の電池セル2を取り囲む部分に断熱構造を有するケース4と、ケース4の内部において少なくとも電池セルの下面2bとケースの底板42との間に設けられて電池セル2を暖める加温体7と、を備える。
例えば、ケース4の外部温度が低温である場合、例えば、冬期、夜間の低温環境にある場合には、断熱構造を備えていないケースであればケース内部の空気が冷やされやすく、電池セルの温度が低下してしまう。この場合、各電池セルは充電時、放電時に適切な作動温度よりも低温になっており、所定の電池性能を発揮することが難しくなる。また、このような使用状態が繰り返されると、電池セルの劣化が進行することも有りうる。また、電池セル温度より外気温度が高い時に電源装置1が放置されるような場合においても、断熱構造を備えていないケースであればケース内部の温度が暖められやすく、電池セルの温度が上昇してしまう。このような使用状態が繰り返されると、電池セルの劣化が進行することになる。
そこで、本実施形態の構成によれば、複数個の電池セル2を収容するケース4が複数個の電池セル2を取り囲む部分に上記の断熱構造を備えることにより、ケース4の内部と外部との熱の出入りを抑制することができ、各電池セル2の加温効果を有する電源装置が得られる。これにより、電源装置1の環境温度が低温である場合には、電池セルの温度低下を抑えることができ、充電時、放電時に各電池セル2を適切な作動温度に近づけ易くなる。さらに、加温体7がケース4内部で電池セルの下面2bとケースの底板42との間に少なくとも設けられることにより、電池セル2への熱伝導による加温効果、及びケース4内部の空気が加温体7によって積極的に加温されるための空気の対流効果によって、下方から上方に向けて熱移動が促進し、ケース4内部や各電池セル2の上下温度差のバランスが良好になる。
また、ケース4が有する断熱構造は複数個の電池セル2を取り囲むケース4の全体に設けられていることが、ケース4内の温度の保温性及び冷却性の観点から好ましい。
さらに、電源装置1は、加温体7とケースの底部42との間に設けられて、加温体7が発生する熱を蓄える蓄熱材からなる蓄熱層8を備える。
この構成によれば、加温体7の熱を蓄えられる蓄熱層8を加温体7の下方に有することにより、電池セルの下面2bに伝達可能な熱量を向上することができ、各電池セル2の加温効果をさらに高めることができる。ケースの底部42から電池セルの下面2bにかけて、蓄熱層8、加温体7の順に配されていることにより、加温体7によって電池セル2が暖められる即効性が高く、さらに加温体7による加温と同時に蓄熱層8への蓄熱も実施することができるのである。このように、加温体7による加温時には電池セル2の加温と蓄熱による電池セル2及びセル収容空間49の加温効果が得られ、加温体7によって加温していない時には、加温時に蓄熱層8に蓄えた熱を電池セル2の保温に利用することができる。
また、加温体7は、電池セルの下面2bに直接接触し、または熱伝導性を有する電気絶縁層6を介して接触している。この構成によれば、加温体7が電池セル2側に与える熱は、直接、または熱伝導性を有する電気絶縁層6を通じて電池セルの下面2bに伝えられる。これにより、電池セルの下面2bに伝えられる熱伝達の効率が向上し、さらに各電池セル2を効果的に加温することができる。
また、加温体7は通電によって発熱する発熱体で構成され、電池セルの外装ケースが導電性材料で構成されたものにおいて、発熱体と電池セルの下面2bとの間には熱伝導性を有する電気絶縁層6が介在している。この構成によれば、加温体7と電池セル2とが電気絶縁層6を介して接触するようになるため、加温体7と電池セル2間の電気絶縁性が確保され、電気的安全性の確保が図れる。また、隣り合う電池セル2間の電位差により、電池セル2の外装ケースなど導電性材料部分が腐食する事態を抑制し得る。
また、電池セルの上面2aには正極端子及び負極端子からなる電極端子3が突出している。この構成によれば、電極端子3は加温体7からの熱が供給され得る電池セルの下面2bとは反対側の端面である電池セルの上面2aから突出することにより、加温体7の熱の影響を受けにくい電極端子3の配置を実現することができる。これにより、電池セル2の充電、放電時に、発熱し易い電極端子近傍の温度上昇を抑制できるとともに、電池セル2を冷却する場合に電極端子近傍における冷却構造を簡単化することができる。したがって、部品数、コスト面の低減が図れる電源装置1を提供できる。
(第2実施形態)
第2実施形態では、第1実施形態の電源装置1に対して他の形態である電源装置1Aについて図2を参照して説明する。図2は、第2実施形態の電源装置1Aにおけるケース4内部の構造を示す断面図である。
図2に示すように、電源装置1Aは、積層配置された複数個の電池セルの側面2cに対向するように各電池セル2の側方を取り囲むように第2の加温体71をさらに備える。すなわち、電源装置1Aが有する加温体7Aは、第1実施形態の電源装置1が有する加温体7と同じ第1の加温体と、上記の第2の加温体71とから構成される。この第2の加温体71は、第1実施形態において説明した加温体7と同様の構成及び作用効果を奏するものである。また、第2実施形態はその他の構成は、図2に図示するように、第1実施形態と同様であり、同様の作用効果を奏するものである。
本実施形態の電源装置1Aによれば、加温体7Aは、電池セルの下面2bとケースの底板42との間に設けられる第1の加温体と、ケースの側壁部43,44の内面と電池セルの側面2cとの間にも設けられる第2の加温体71と、を備える。この構成により、電池セルの側面2cも加温体7Aによって暖められるため、電池セル2を下面及び側面からのより広い範囲に亘って効果的な加温することができる。したがって、第1実施形態に係る電源装置1よりも優れた電池セル2の加温効果が期待できる。
(第3実施形態)
第3実施形態では、第1実施形態の電源装置1に対して他の形態である電源装置1Bについて図3を参照して説明する。図3は、第3実施形態の電源装置1Bにおける加温機能に係る構造を示す模式図である。
図3に示すように、電源装置1Bは、第1実施形態の電源装置1に対して、車両の走行に用いられる電気機器の一例であるインバータ32及びモータジェネレータ33と蓄熱層8とを環状に接続する冷却水回路30を備えるとともに、冷却水回路30における蓄熱層8への入口側通路と蓄熱層8からの出口側通路とを連絡する通路を有する冷却水回路30Aを備え、さらに冷却水回路30Aに設けられる熱交換器35をバイパスするように冷却水回路30Aに接続されたバイパス用冷却水回路30Bを備える点が相違している。
図3に示すように、冷却水回路30は、インバータ32と、走行用のモータジェネレータ33と、冷却水(例えば、エチレングリコールを含有する冷却水)を強制的に回路内で循環させるポンプ31と、を備える環状回路である。冷却水回路30Aは、冷却水回路30における蓄熱層8への入口側通路と三方弁34によって接続されている。三方弁34は、冷却水が蓄熱層8を循環する冷却水回路30と熱交換器35を循環する冷却水回路30A及びバイパス用冷却水回路30Bとを切り換える弁である。バイパス用冷却水回路30Bは、冷却水回路30Aにおける熱交換器35よりも下流側の通路とサーモバルブ36によって接続されている。サーモバルブ36は三方弁34の切り換えにより、冷却水が冷却水回路30A及びバイパス用冷却水回路30B側を循環する場合に、熱交換器35の下流の温度が設定温度より高い時に冷却水が熱交換器35で放熱される冷却水回路30Aを循環するか設定温度より低い時にバイパス用冷却水回路30Bを循環するかを切り換えるものである。
冷却水回路30は、冷却水回路30を構成する流路が蓄熱層8の入口部8aと出口部8bに接続されることにより、インバータ32及びモータジェネレータ33を流出した冷却水がケース4内に設けられた蓄熱層8に導入される。したがって、冷却水回路30を循環する冷却水は、インバータ32及びモータジェネレータ33の熱を吸熱してこれらの電気機器を冷却する流体であるとともに、このように吸収した熱を蓄熱層8に蓄える蓄熱用流体でもある。したがって、冷却水回路30において、インバータ32及びモータジェネレータ33を通過する流路は蓄熱用流体の吸熱部位であり、蓄熱層8は蓄熱用流体の放熱部位でもある。
制御装置は、ポンプ31、インバータ32及びモータジェネレータ33、三方弁34の作動を制御して、車両で発生する熱の移動を制御することができる。インバータ32は、モータジェネレータ33に電力を供給する電子部品であり、この電力をパワー素子によって調整するように構成されている。パワー素子は、例えば、トランジスタとダイオードからなり、電力を変換、調整するために電気回路の一部をオン・オフできるスイッチング素子である。
本実施形態の電源装置1Bによれば、外気温度が寒冷でない場合は外気温センサ37および水温センサ38により判断し、三方弁34を切り換えて、車両運転時はインバータ32及びモータジェネレータ33等の電気機器を冷却した冷却水はサーモバルブ36の作動により、熱交換器35を流れる冷却水回路30Aまたはバイパス用冷却水回路30Bを流れる。外気が寒冷な場合は外気温センサ37及び水温センサ38により判断し、車両運転終了時に三方弁34を切り換えて蓄熱層8に温水を流し込み、夜間など運転停止中に電池セル2を保温する。その後、運転開始時には水温センサ38により水温が所定温度に達するまではインバータ32、モータジェネレータ33等の電気機器を冷却した温水を蓄熱層8に流し、その後三方弁34を切り換えて熱交換器35を流れる冷却水回路30Aまたはバイパス用冷却水回路30Bに冷却水を流す。
この熱輸送経路の実施により、各電池セル2の加温に電気機器から吸熱した熱量を利用できるため、より大きな電池セル2の加温効果が得られる。また、電池セル2の加温に要するエネルギーを当該吸熱した熱量の分、低減することができ、省エネルギー化が図れるのである。すなわち、加温体7が上記のように通電によって発熱する発熱体で構成される場合には、冷却水(蓄熱用流体)が電気機器の冷却によって吸熱した熱量の分、加温体7への通電量を低減できるため、電力消費量の低減を図る電源装置1Bが得られる。
(第4実施形態)
第4実施形態では、第1実施形態の電源装置1に対して他の形態である電源装置1Cについて図4を参照して説明する。図4は、第4実施形態の電源装置1Cにおける加温機能に係る構造を示す模式図である。
電源装置1Cは、第1実施形態の電源装置1に対して、送風ユニット20による送風空気をケース4Cの内部に取り入れる流入口45Cと、ケース4C内部の空気が外部に排出される流出口46Cとがケース4Cの下部に設けられている点が相違している。ここでいうケース4Cの下部とは、ケース4Cの高さの中央部よりも下方の位置である。つまり、流入口45C及び流出口46Cは、ケース4Cの高さの下半分に含まれる位置に設けられていればよい。
図4に示す一つの具体例では、流入口45Cは、ケースの側壁部43における電池セルの下面2bよりも高い位置で開口し、複数個の電池セル2が収容されているセル収容空間49に面している。流出口46Cは、ケースの側壁部44における電池セルの下面2bよりも高い位置で開口し、複数個の電池セル2が収容されているセル収容空間49に面している。
図4に示す具体例は、流入口45C及び流出口46Cのそれぞれについて、空気の流通を強制的に遮断するシャッター等の機構を備えていない。しかしながら、第4実施形態の電源装置1Cは、このような形態に限定するものではなく、第1実施形態の電源装置1と同様にシャッター5、シャッター25を備えるように構成してもよい。
送風ユニット20が動作すると、吸込口24から空気が吸い込まれ、流入口45Cからケース4C内部に吹き出される。流入口45Cからセル収容空間49に吹き出される空気は、各電池セル2の上部及び側部に向かって流れ、各電池セルの上面2a及び側面に達し、セル収容空間49を流入口45Cから流出口46Cに向かって流通する。この送風空気は、セル収容空間49を流れるときに、各電極端子3、バスバー、フィン部、各電池セル2の外装ケース等に接触して吸熱し、各電池セル2を冷却する。このように、各電池セル2の熱は、送風空気に吸熱されて輸送され、吸熱された熱を含んだ空気は流出口46Cに集まりケース4Cの外部に向けて排出される。
本実施形態の電源装置1Cがもたらす作用効果について述べる。電源装置1Cにおいて、ケース1Cには、複数個の電池セル2を温調する温調流体としての空気が内部に流入する流入口45Cと、当該空気が外部に流出する流出口46Cとが下部に位置するように設けられている。
この構成によれば、ケース1Cの内部空間を流れる温調流体の出入り口がケース1Cの下部に位置することにより、セル収容空間49に存在する暖められた空気は、セル収容空間49の上部に溜まる。このため、送風ユニット20が停止して強制対流が生じていない場合には、暖められた空気は自然対流によって流出口46C及び流入口45Cからケース1Cの外部に流出しにくいので、ケース1Cの外部に熱が逃げにくくなる。したがって、複数個の電池セル2に対して効果的な保温効果を発揮する電源装置1Cを提供できる。
また、電源装置1Cにおいて、ケースの側壁部43には、複数個の電池セルを温調する空気が内部に流入する流入口45Cが設けられ、ケースの側壁部43と対向する対向壁部であるケースの側壁部44には、当該空気が外部に流出する流出口46Cが設けられている。
この構成によれば、電池セル2を冷却する必要がある時に、送風ユニット20により強制対流で電池セル2を冷却する場合には、当該冷却のための空気は流入口45Cからケース1Cの内部に流入し、電池セル2を冷却した後、対向する位置にある流出口46Cから外部に流出する。このため、ケース1C内の電池セル2全体をくまなく冷却することができる。したがって、複数個の電池セル2に対して効果的な温調効果を発揮する電源装置1Cを提供できる。
(第5実施形態)
第5実施形態では、第1実施形態の電源装置1に対して他の形態である電源装置1Dについて図5を参照して説明する。図5は、第5実施形態の電源装置1Dにおける加温機能に係る構造を示す模式図である。
電源装置1Dは、第1実施形態の電源装置1に対して、送風ユニット20による送風空気をケース4Dの内部に取り入れる流入口45Dと、ケース4D内部の空気が外部に排出される流出口46Dとがケース4Dの底部に設けられている点が相違している。ここでいうケース4Dの底部とは、ケース4Dにおいて、ケースの側壁部43,44と平行でないケース4Dを形成する壁部であり、例えば、ケース4Dの底部に形成された流入口45D及び流出口46Dが上方に向けて開口するような壁部である。
図5に示す一つの具体例では、流入口45Dは、ケース4Dの底部における電池セルの下面2bと同等の位置で開口し、複数個の電池セル2が収容されているセル収容空間49に面している。流出口46Cは、ケース4Dの底壁部における電池セルの下面2bと同等の位置で開口し、複数個の電池セル2が収容されているセル収容空間49に面している。また、流入口45D及び流出口46Dの上方には、電池セル2は存在しない。したがって、流入口45D及び流出口46Dは、加温体7等の側方に配置されている。
送風ユニット20が動作すると、吸込口24から空気が吸い込まれ、流入口45Dからケース4D内部に吹き出される。流入口45Dからセル収容空間49に吹き出される空気は、各電池セル2の上部及び側部に向かって流れ、各電池セルの上面2a及び側面に達し、セル収容空間49を流入口45Dから流出口46Dに向かって流通する。この送風空気は、セル収容空間49を流れるときに、各電極端子3、バスバー、フィン部、各電池セル2の外装ケース等に接触して吸熱し、各電池セル2を冷却する。このように、各電池セル2の熱は、送風空気に吸熱されて輸送され、吸熱された熱を含んだ空気は流出口46Dに集まりケース4Dの外部に向けて排出される。
本実施形態の電源装置1Dがもたらす作用効果について述べる。電源装置1Dによれば、セル収容空間49に存在している暖められた空気は、ケース4Dの底壁部から離れたセル収容空間49の上部に溜まる。このため、送風ユニット20が停止して強制対流が生じていない場合には、当該暖められた空気は自然対流によって流出口46D及び流入口45Dからケース1Dの外部に流出しにくいので、ケース1Dの外部に熱が逃げにくくなる。したがって、複数個の電池セル2に対して効果的な保温効果を発揮する電源装置1Dを提供できる。この構成における強制対流による冷却効果については、第4実施形態と同様である。
(第6実施形態)
第6実施形態では、第1実施形態の電源装置1に対して他の形態である電源装置1Eについて図6〜図8を参照して説明する。図6は、第6実施形態の電源装置1Eにおけるケース4Eの内部の空気の流れを説明するための平面図である。図7は、図6におけるVII−VII切断面を矢印方向にみたときの断面図である。図8は図6におけるVIII−VIII切断面を矢印方向にみたときの断面図である。
電源装置1Eは、第1実施形態の電源装置1に対して、流入口45Eがセル収容空間49の下部に通じる開口であり、流出口46Eが上下方向に延びる連絡通路48を介してセル収容空間49の上部に通じる開口である点が相違している。ここでいうセル収容空間49の下部とは、セル収容空間49の高さの中央部よりも下方の位置である。また、セル収容空間49の上部とは、セル収容空間49の高さの中央部よりも上方の位置である。なお、図6〜図8に示す一つの具体例のように、流入口45Eは、セル収容空間49の最下部、例えばケースの底部42の上面から上方に所定長さ分、開口する形態が好ましい。また、流出口46Eは、セル収容空間49の最上部、例えばケース上部41の下面から所定長さ分、開口する形態が好ましい。
流入口45Eが通じるセル収容空間49の下部は、セル収容空間49を形成するケースの側壁部43の下部に位置し、連絡通路48を介して流出口46Eが通じるセル収容空間49の上部は、ケースの側壁部43と向かい合うケースの側壁部44の上部に位置する。さらに、図6〜図8に図示するように、流入口45Eが通じるセル収容空間49の下部と、連絡通路48を介して流出口46Eが通じるセル収容空間49の上部は、セル収容空間49の対角となる位置に配置されている。すなわち、図6の平面視した図面を参照すると、対向する2組の対向壁部によって囲まれる長方形の空間において、流入口45Eは図面の右上に配され、流出口46Eは流入口45Eと対角の位置関係にある図面の左下に配されている。
連絡通路48を介して流出口46Eが通じるセル収容空間49の上部は、ケースの側壁部44における角部の上端部に形成される開口部47に相当する。この開口部47が形成されている部分のケースの側壁部44の裏側には、上下方向に延びる連絡通路48が設けられている。したがって、開口部47は、連絡通路48の上流側端部に位置する。連絡通路48の下流側端部には、流出口46Eが位置することになる。
ケース4Eの内部には、ケースの側壁部43と対向するケースの側壁部44とを橋渡しするように結ぶ仕切り部50が設けられている。仕切り部50は、図6〜図8に図示するように、セル収容空間49における、流入口45Eの真上に位置するケース4E内壁面の上端部分から、対向するケースの側壁部44の内壁面における上端部分まで、水平方向に延びる断面L字形状の部材である。仕切り部50は、流入口45Eからセル収容空間49に流入する空気が電池セルの側面2cを通らずに電池セル2の上部空間をバイパスして流出口46Eに至るのを防止する機能をもつ。また仕切り部50は、図8に図示するように電池セル2の上端角部に接触し、電池セル2を保持する機能も果たしている。
図6において矢印で図示するように、流入口45Eからセル収容空間49に流入する空気は、ケースの側壁部43と対向するケースの側壁部44の方向に向かって図面の左方向に流れるとともに、対向する側壁部43,44間に積層配置された複数個の電池セル2の間を図面の下方に向かって流れる。そして、これらの空気流れは、開口部47(連絡通路48の上流端部)に集まって、ケースの側壁部44よりも外側に移動して連絡通路48を下方に流れ、ケース4Eの下部で側方に開口する流出口46Eからケース4Eの外部に排出される。このとき、セル収容空間49を流れる空気は、図7及び図8に矢印で図示するように、隅部下方の流入口45Eから、複数個の電池セル2に接触しながら、対角の隅部上方の連絡通路48の上流端部に向かって斜め上方に流れる。
また、図6〜図8に示す構成と異なり、流入口45Eと流出口46Eの位置を逆にしてもよい。すなわち、流出口46Eがセル収容空間49の下部に通じる開口であり、流入口45Eが連絡通路48を介してセル収容空間49の上部に通じる開口としてもよい。したがって、流入口45E及び流出口46Eのうちの一方は、セル収容空間49の下部に通じる開口であり、他方は、連絡通路48を介してセル収容空間49の上部に通じる開口である。
この場合には、流出口46Eから流入した空気は、連絡通路48を上方に流れ、上端部に達したら、開口部47からセル収容空間49に流入し、ケースの側壁部44と対向するケースの側壁部43の方向に向かって図6における右方向に流れるとともに、積層配置された複数個の電池セル2の間を図面の上方に向かって流れる。そして、これらの空気流れは、セル収容空間49隅の下部に位置する流入口45Eに集まって、流入口45Eからケース4Eの外部に排出される。このとき、ケース4Eの内部に流入する空気は、図7及び図8において、流出口46Eから連絡通路48を上昇して隅部上方の開口部47からセル収容空間49に流入し、複数個の電池セル2に接触しながら、対角の隅部下方の流入口45Eに向かって斜め下方に流れる。
本実施形態によれば、流入口45E及び流出口46Eのうちの一方は、複数個の電池セル2が収容されているセル収容空間49の下部に通じる開口であり、他方は、上下方向に延びる連絡通路48を介してセル収容空間49の上部に通じる開口である。
この構成によれば、流入口45E及び流出口46Eの一方から他方にかけて、セル収容空間49を上下方向に縦断するように、空気の流れを形成することが可能になる。この空気流れの形成により、電池セル2を強制対流により冷却する場合、冷却の空気はセル収容空間49の全体に広く行き亘らせることができ、各電池セル2を隈なく冷却することができる。また寒冷時の夜間など車両駐車時に電池セルを保温したい状況においては、ケース内部空間に存在する暖められた流体が上部に溜まるため、強制対流が生じていない場合には当該暖められた流体は自然対流によって流出口46E及び流入口45Eからケース外部に流出しにくく、ケース4Eの外部に熱が逃げにくいという効果が得られる。したがって、電池セル2の冷却及び保温による温調効果が図れる電源装置1Eを提供できる。
また、流入口45E及び流出口46Eのうちの一方が通じるセル収容空間49の下部と、他方が連絡通路48を介して通じるセル収容空間49の上部は、セル収容空間49の対角となる位置に配置されている。この構成によれば、電池セル2の冷却が必要な状況では、強制対流により、対角に位置するセル収容空間49の上部及び下部の一方から他方へ空気流れが形成される。このため、各電池セル2間を流れる流体の流入口45Eから流出口46Eまでの圧力損失を均一にできることにより、温調流体である空気を、数多くの電池セル2に広く行き亘らせるとともに、各電池セル2に対して全体に行き亘らせることができる。このように、電池セル2の冷却効果を一層向上できる電源装置1Eを提供することができる。
1,1A,1B,1C,1D,1E…電源装置
2…電池セル
2a…電池セルの上面
2b…電池セルの下面
2c…電池セルの側面
3…電極端子
4,4C,4D,4E…ケース
5,25…シャッター
6…電気絶縁層
7,7A…加温体
8…蓄熱層
30…冷却水回路(回路)
32…インバータ(電気機器)
33…モータジェネレータ(電気機器)
42…ケースの底板(ケースの底部)
43,44…ケースの側壁部(対向壁部)
45…吹出口(流入口)
46…排出口(流出口)
45C,45D,45E…流入口
46C,46D,46E…流出口
48…連絡通路
49…セル収容空間

Claims (12)

  1. 隣接するセル間に空間を設けるように積層して設けられ通電可能に直列にまたは直列及び並列に接続される複数個の電池セル(2)と、
    前記複数個の電池セルを収容する筐体であって前記複数個の電池セルを取り囲む部分に断熱構造を有するケース(4)と、
    前記ケースの内部において少なくとも前記電池セルの下面(2b)と前記ケースの底部(42)との間に設けられて前記電池セルを暖める加温体(7)と、
    前記加温体と前記ケースの底部との間に設けられて、前記加温体が発生する熱を蓄える蓄熱材からなる蓄熱層(8)と、
    を備え
    前記加温体は、前記隣接するセル間に設けた空間と前記電池セルの下面との両方に対面するように設けられることを特徴とする電源装置。
  2. 前記ケースには、前記複数個の電池セルを温調する流体が内部に流入する流入口(45C)と、前記流体が外部に流出する流出口(46C)とが下部に位置するように設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  3. 積層して設けられて通電可能に直列にまたは直列及び並列に接続される複数個の電池セル(2)と、
    前記複数個の電池セルを収容する筐体であって前記複数個の電池セルを取り囲む部分に断熱構造を有するケース(4)と、
    前記ケースの内部において少なくとも前記電池セルの下面(2b)と前記ケースの底部(42)との間に設けられて前記電池セルを暖める加温体(7)と、
    前記加温体と前記ケースの底部との間に設けられて、前記加温体が発生する熱を蓄える蓄熱材からなる蓄熱層(8)と、
    を備え、
    前記ケースには、前記複数個の電池セルを温調する流体が内部に流入する流入口(45E)と、前記流体が外部に流出する流出口(46E)とが下部に位置するように設けられ、
    前記流入口(45E)及び前記流出口(46E)のうちの一方は、前記複数個の電池セルが収容されているセル収容空間(49)の下部に通じる開口であり、他方は、上下方向に延びる連絡通路(48)を介して前記セル収容空間(49)の上部に通じる開口であることを特徴とする電源装置。
  4. 前記流入口(45E)及び前記流出口(46E)のうちの一方が通じる前記セル収容空間(49)の下部と、他方が前記連絡通路(48)を介して通じる前記セル収容空間(49)の上部は、前記セル収容空間の対角となる位置に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の電源装置。
  5. 前記ケース(4D)の底部には、前記複数個の電池セルを温調する流体が内部に流入する流入口(45D)と、前記流体が外部に流出する流出口(46D)と、が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  6. 前記ケースの側壁部(43,44)には、前記複数個の電池セルを温調する流体が内部に流入する流入口(45C)と、前記流体が外部に流出する流出口(46C)と、が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  7. 前記流入口(45,45C,45D,45E)及び前記流出口(46,46C,46D,46E)のそれぞれについて、前記流体の流通を遮断するシャッター(24,5)を備えることを特徴とする請求項2から請求項6のいずれか一項に記載の電源装置。
  8. 前記加温体(7)は、前記電池セルの下面(2b)に直接接触し、または熱伝導性を有する電気絶縁層(6)を介して接触していることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の電源装置。
  9. 前記加温体(7)は通電によって発熱する発熱体で構成され、
    前記電池セルの外装ケースが導電性材料で形成され、
    当該発熱体と前記電池セルの下面(2b)との間には熱伝導性を有する電気絶縁層(6)が介在していることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の電源装置。
  10. 前記加温体(7A)は、前記積層配置された複数個の電池セルの側面(2c)に対向するように前記各電池セルの側方にさらに設けられていることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の電源装置。
  11. 前記電池セルの上面(2a)には、正極端子及び負極端子からなる電極端子(3)が配置されていることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の電源装置。
  12. さらに、車両の走行に用いられる電気機器(32,33)のうち少なくとも一つを冷却する蓄熱用流体が前記蓄熱層(8)に導入されるように構成された回路(30)を備えることを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の電源装置。
JP2011089438A 2010-06-04 2011-04-13 電源装置 Active JP5464168B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011089438A JP5464168B2 (ja) 2010-06-04 2011-04-13 電源装置
US13/152,425 US20110300421A1 (en) 2010-06-04 2011-06-03 Electric power source device

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010129055 2010-06-04
JP2010129055 2010-06-04
JP2011089438A JP5464168B2 (ja) 2010-06-04 2011-04-13 電源装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012015096A JP2012015096A (ja) 2012-01-19
JP5464168B2 true JP5464168B2 (ja) 2014-04-09

Family

ID=45064709

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011089438A Active JP5464168B2 (ja) 2010-06-04 2011-04-13 電源装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20110300421A1 (ja)
JP (1) JP5464168B2 (ja)

Families Citing this family (55)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102008051085A1 (de) * 2008-10-09 2010-04-15 Dr.Ing.H.C.F.Porsche Aktiengesellschaft Batterieanordnung
JP4918611B1 (ja) * 2010-11-09 2012-04-18 三菱重工業株式会社 電池システム
JP2013152821A (ja) * 2012-01-24 2013-08-08 Denso Corp 電池温調装置
JP5924025B2 (ja) * 2012-02-20 2016-05-25 日産自動車株式会社 電気自動車のバッテリパック温調構造
JP5722251B2 (ja) * 2012-02-27 2015-05-20 株式会社東芝 バッテリパック、二次電池装置および電動車両
US9105950B2 (en) * 2012-03-29 2015-08-11 Lg Chem, Ltd. Battery system having an evaporative cooling member with a plate portion and a method for cooling the battery system
US9605914B2 (en) 2012-03-29 2017-03-28 Lg Chem, Ltd. Battery system and method of assembling the battery system
US9379420B2 (en) 2012-03-29 2016-06-28 Lg Chem, Ltd. Battery system and method for cooling the battery system
GB2502977B (en) * 2012-06-11 2015-07-15 Jaguar Land Rover Ltd A vehicle battery pack, a system for cooling a battery pack and a cooling plate for use in the system
JP6032977B2 (ja) * 2012-07-09 2016-11-30 住友重機械工業株式会社 ハイブリッド型ショベル
DE102012212258A1 (de) * 2012-07-13 2014-01-16 Robert Bosch Gmbh Kondensiervorrichtung und Verfahren zum Kondensieren von Feuchtigkeit in einer Fahrzeugbatterie
JP5888166B2 (ja) * 2012-07-24 2016-03-16 株式会社豊田自動織機 電池モジュール及び車両
US9034510B2 (en) * 2012-09-25 2015-05-19 Lg Chem, Ltd. Battery pack and method of securing a plurality of battery modules in the battery pack
DE102013210094A1 (de) * 2013-04-12 2014-10-16 Behr Gmbh & Co. Kg Wärmeübertragerbauteil
DE102013206581A1 (de) * 2013-04-12 2014-10-16 Behr Gmbh & Co. Kg Wärmeübertragerbauteil
KR101428383B1 (ko) * 2013-04-26 2014-08-08 현대자동차주식회사 친환경 차량의 배터리모듈 간접 냉각장치
FR3008036B1 (fr) * 2013-07-05 2015-06-26 Renault Sa Dispositif de gestion thermique de la batterie d'un vehicule electrique
KR20150031875A (ko) * 2013-09-17 2015-03-25 삼성에스디아이 주식회사 배터리 모듈
DE102013110301B4 (de) 2013-09-18 2018-03-08 Hoppecke Advanced Battery Technology Gmbh Energiesystem aufweisend mehrere Energieeinheiten und mehrere Wärmeelemente
EP3059798B1 (en) * 2013-10-17 2018-08-08 NGK Insulators, Ltd. Secondary battery
US9515357B2 (en) 2014-01-15 2016-12-06 Ford Global Technologies, Llc Battery thermal management system for electrified vehicle
JP5908934B2 (ja) 2014-02-21 2016-04-26 富士重工業株式会社 車載用バッテリー
FR3019688B1 (fr) * 2014-04-03 2016-05-06 Renault Sa "batterie de vehicule automobile equipee d'une conduite de fluide caloporteur separee des elements de batterie par une cloison souple"
US10236544B2 (en) * 2014-04-10 2019-03-19 Illinois Tool Works Inc. Heater for electric vehicle batteries
US10084218B2 (en) 2014-05-09 2018-09-25 Lg Chem, Ltd. Battery pack and method of assembling the battery pack
US10770762B2 (en) 2014-05-09 2020-09-08 Lg Chem, Ltd. Battery module and method of assembling the battery module
JP2016079351A (ja) 2014-10-22 2016-05-16 株式会社デンソー 複合蓄熱材
JP6248972B2 (ja) * 2015-03-23 2017-12-20 トヨタ自動車株式会社 電池パック
US9960465B2 (en) 2015-07-30 2018-05-01 Lg Chem, Ltd. Battery pack
JP6931774B2 (ja) * 2015-09-25 2021-09-08 パナソニックIpマネジメント株式会社 温度調和システム、車両
JP2017213993A (ja) * 2016-05-31 2017-12-07 マツダ株式会社 ハイブリッド車の二次電池制御装置
JP6536497B2 (ja) * 2016-06-30 2019-07-03 トヨタ自動車株式会社 電池パック
JP6540628B2 (ja) * 2016-07-29 2019-07-10 株式会社デンソー 電池パック
CN106123089A (zh) * 2016-08-08 2016-11-16 付建祥 多孔翼真空超导单体电散热器及由其组合的可拆装电暖器
JP6787725B2 (ja) * 2016-08-24 2020-11-18 矢崎総業株式会社 車両用電池パック
CN106785216A (zh) * 2016-12-30 2017-05-31 深圳市麦澜创新科技有限公司 一种电池温度控制系统
EP3584876B1 (en) * 2017-03-22 2024-05-08 Sekisui Polymatech Co., Ltd. Battery module and battery pack
DE102017214285B4 (de) * 2017-08-16 2024-05-02 Ford Global Technologies, Llc Batteriegehäuse für eine Lithium-Ionen-Batterie
US10608301B2 (en) * 2017-08-29 2020-03-31 Nio Usa, Inc. Power electronics with integrated busbar cooling
FR3073606B1 (fr) * 2017-11-16 2019-10-18 Lancey Energy Storage Appareil de chauffage integrant une batterie implantee dans le flux d’air frais entrant
CN108321457B (zh) * 2017-12-20 2020-02-21 山西云度知识产权服务有限公司 一种新能源汽车用的锂电池组
CN108390124B (zh) * 2018-02-11 2019-11-26 长乐致远技术开发有限公司 新能源汽车电池散热装置
US20210376432A1 (en) * 2018-06-25 2021-12-02 American Lithium Energy Corporation Safety layer for battery cells
CN109004124A (zh) * 2018-07-10 2018-12-14 江苏财发铝业股份有限公司 一种防水型铝制电池壳体及防水方法
US11108101B2 (en) * 2018-08-08 2021-08-31 Bae Systems Controls Inc. Active internal air cooled vehicle battery pack
CN109378556B (zh) * 2018-10-30 2021-07-02 江苏塔菲尔新能源科技股份有限公司 一种具有快速加热功能的热阻复合箔材、及采用其的电芯和电池
CN209401679U (zh) * 2018-12-29 2019-09-17 宁德时代新能源科技股份有限公司 电池箱
JP7124747B2 (ja) * 2019-02-12 2022-08-24 トヨタ自動車株式会社 電池パック
EP3799188A4 (en) * 2019-03-14 2022-03-16 NGK Insulators, Ltd. BATTERY HOLDER
JP7306850B2 (ja) * 2019-03-28 2023-07-11 株式会社Subaru 車載用バッテリ調温装置
KR102699011B1 (ko) * 2019-11-14 2024-08-23 현대자동차주식회사 차량의 배터리시스템
CN110901603A (zh) * 2019-12-07 2020-03-24 芜湖市创源新材料有限公司 一种车辆生产加工用顶起设备及其使用方法
CN113224406B (zh) * 2021-05-07 2022-08-30 缪长青 一种新能源汽车蓄电池散热灭火系统
CN113394477B (zh) * 2021-06-03 2022-12-09 安徽铎坤新能源科技有限公司 一种分体式锂电池热管理控制装置
CN117080608A (zh) * 2023-06-26 2023-11-17 中山星能创新科技有限公司 一种适用于低温环境的户外储能装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6174270A (ja) * 1984-09-18 1986-04-16 Nissan Motor Co Ltd 自動車用バツテリの保温装置
JPH1032021A (ja) * 1996-05-17 1998-02-03 Daihatsu Motor Co Ltd バッテリ保温カバー
JPH10144361A (ja) * 1996-11-12 1998-05-29 Furukawa Electric Co Ltd:The バッテリーシステムとそれを備えた輸送機械
JP2008140630A (ja) * 2006-11-30 2008-06-19 Sanyo Electric Co Ltd 車両用の電源装置とこの電源装置を備える電動車両
JP5182546B2 (ja) * 2007-06-05 2013-04-17 株式会社デンソー 電池温度調節装置
US8313855B2 (en) * 2007-08-02 2012-11-20 Johnson Controls—SAFT Advanced Power Solutions LLC Interconnection washer assembly for a battery assembly
US20090169983A1 (en) * 2007-12-27 2009-07-02 Ajith Kuttannair Kumar Battery with a phase-changing material

Also Published As

Publication number Publication date
US20110300421A1 (en) 2011-12-08
JP2012015096A (ja) 2012-01-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5464168B2 (ja) 電源装置
JP5659554B2 (ja) 電池パック
JP5621882B2 (ja) 電源装置
JP5428386B2 (ja) 電池システム
JP5664690B2 (ja) 電池パック
JP4366100B2 (ja) 電池パック
JP6908091B2 (ja) 電池装置
US10886581B2 (en) Battery pack
US20100276120A1 (en) Temperature adjusting mechanism
JP2014103005A (ja) 電池パック及び車両用暖房装置
JP2009016238A (ja) 蓄電装置及び車両
WO2013111529A1 (ja) 電池温調装置
JP2010015955A (ja) 蓄電装置
JP2019192381A (ja) 車両用蓄電装置
JP6291847B2 (ja) 電池冷却装置
CN109818103B (zh) 蓄电池模块及电动车辆
JP6040843B2 (ja) 電池冷却装置
US10483602B2 (en) Battery housing for a lithium-ion battery
JP2004311157A (ja) バッテリパックの冷却構造
US11424494B2 (en) Onboard-battery temperature controller
WO2020022065A1 (ja) 保温装置
JP6119529B2 (ja) 電池システム
JP6015573B2 (ja) 冷却装置
JP2019192380A (ja) 車両用蓄電装置
WO2018070310A1 (ja) 電池装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121106

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131015

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131204

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131224

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140106

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5464168

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250