JP5462750B2 - 溶鋼温度管理方法、装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、転炉又は電気炉で精錬された溶鋼を二次精錬した後、連続鋳造する製鋼工程において、所定の工程間での溶鋼温度降下量を目的変数とし、前記所定の工程の複数の操業因子を説明変数とする線形回帰モデルにより溶鋼温度を予測し、さらには制御する溶鋼温度管理方法、装置及びプログラムに関する。
製鋼工程では一般に、転炉や電気炉で製造された高温の溶鋼が取鍋に移され、RH脱ガス等の二次精錬処理後、タンディッシュ、鋳型を経て連続鋳造鋳片とされる。その際、安定した操業を確保し、連続鋳造鋳片の品質低下を防ぐ上で、溶鋼温度を管理することが重要である。
この種の技術として、例えば特許文献1には、出鋼から鋳造までの温度降下ΔTを、次式によって算出することが開示されている。
ΔT=ΣAi・(各工程の所要時間)+ΣBi・(合金鉄投入量)+C
i:温度勾配
i:冷却能
C:取鍋の奪熱による降温
特開平5−5121号公報
小西貞則 北川源四郎著「情報量規準」朝倉書店2004年9月25日発行
しかしながら、特許文献1では、温度降下量予測モデルの係数Ai、Bi、Cを求める具体的な方法が明記されていない。また、溶鋼温度降下量を目的変数とし、複数の操業因子を説明変数とする線形回帰モデルを考えたときに、恣意的に選んだ説明変数が他の説明変数と相関が大きい場合、多重共線性が生じ、モデルの信頼性を著しく低下させることになる。さらに、どの操業因子をモデルに取り込むかによって溶綱温度降下量の予測精度は変化することからモデルの評価と検証が不可欠である。
本発明は上記のような点に鑑みてなされたものであり、製鋼工程において溶鋼温度を管理するに際して、操業因子の背後にある統計的性質を統計学の知見に基づいて分析し、溶鋼温度降下の影響因子を定量的に評価し、汎化能力(予測能力)の高いモデルを構築できるようにすることを目的とする。
本発明の溶鋼温度管理方法は、転炉又は電気炉で精錬された溶鋼を二次精錬した後、連続鋳造する製鋼工程において、所定の工程間での溶鋼温度降下量を目的変数とし、前記所定の工程の複数の操業因子を説明変数とする線形回帰モデルにより溶鋼温度を予測・制御し管理する溶鋼温度管理方法である。このため、前記説明変数に関して観測・測定されたデータを用いて説明変数間の相関の大小を判定し、相関の大きい説明変数のうち片方を逐次排除する説明変数排除ステップと、説明変数排除ステップで選別したすべての説明変数の組み合わせを対象に、モデルの良さを予測の観点から検証するために情報量規準AIC最小化法を適用して最適な説明変数の組み合わせ候補として抽出しモデル化する線形回帰モデル評価・選択ステップとを有することを特徴とする。
本発明の溶鋼温度管理方法は、転炉又は電気炉で精錬された溶鋼を二次精錬した後、連続鋳造する製鋼工程において、所定の工程間での溶鋼温度降下量を目的変数とし、前記所定の工程の複数の操業因子を説明変数とする線形回帰モデルにより溶鋼温度を予測制御し管理する溶鋼温度管理方法である。このため、前記説明変数に関して観測・測定されたデータを用いて説明変数間の相関の大小を判定し、相関の大きい説明変数のうち片方を逐次排除する説明変数排除ステップと、説明変数排除ステップで選別したすべての説明変数の組み合わせを対象に、モデルの良さを予測の観点から検証するために情報量規準AIC最小化法を適用して最適な説明変数の組み合わせ候補として抽出しモデル化する線形回帰モデル決定ステップと、同時に、k分割クロス・バリデーションを併用してノイズの検証を通したモデルの評価・選択を実効するステップを有することを特徴とする。
本発明の溶鋼温度管理装置は、転炉又は電気炉で精錬された溶鋼を二次精錬した後、連続鋳造する製鋼工程において、所定の工程間での溶鋼温度降下量を目的変数とし、前記所定の工程の複数の操業因子を説明変数とする線形回帰モデルにより溶鋼温度を予測・制御し管理する溶鋼温度管理装置である。このため、前記説明変数に関して観測・測定されたデータを用いて説明変数間の相関の大小を判定し、相関の大きい説明変数のうち片方を逐次排除する説明変数排除ステップと、説明変数排除ステップで選別したすべての説明変数の組み合わせを対象に、モデルの良さを予測の観点から検証するために情報量規準AIC最小化法を適用して最適な説明変数の組み合わせ候補として抽出しモデル化する線形回帰モデル評価・選択手段とを有することを特徴とする。
本発明の溶鋼温度管理装置は、転炉又は電気炉で精錬された溶鋼を二次精錬した後、連続鋳造する製鋼工程において、所定の工程間での溶鋼温度降下量を目的変数とし、前記所定の工程の複数の操業因子を説明変数とする線形回帰モデルにより溶鋼温度を予測制御し管理する溶鋼温度管理装置である。このため、前記説明変数に関して観測・測定されたデータを用いて説明変数間の相関の大小を判定し、相関の大きい説明変数のうち片方を逐次排除する説明変数排除ステップと、説明変数排除ステップで選別したすべての説明変数の組み合わせを対象に、モデルの良さを予測の観点から検証するために情報量規準AIC最小化法を適用して最適な説明変数の組み合わせ候補として抽出しモデル化する線形回帰モデル決定手段と、同時に、k分割クロス・バリデーションを併用してノイズの検証を通したモデルの評価・選択を実効する手段を有することを特徴とする。
本発明のプログラムは、転炉又は電気炉で精錬された溶鋼を二次精錬した後、連続鋳造する製鋼工程において、所定の工程間での溶鋼温度降下量を目的変数とし、前記所定の工程の複数の操業因子を説明変数とする線形回帰モデルにより溶鋼温度を予測・制御し管理するためのプログラムである。このため、前記説明変数に関して観測・測定されたデータを用いて説明変数間の相関の大小を判定し、相関の大きい説明変数のうち片方を逐次排除する説明変数排除ステップと、説明変数排除ステップで選別したすべての説明変数の組み合わせを対象に、モデルの良さを予測の観点から検証するために情報量規準AIC最小化法を適用して最適な説明変数の組み合わせ候補として抽出しモデル化する線形回帰モデル評価・選択処理とをコンピュータに実行させる。
本発明のプログラムは、転炉又は電気炉で精錬された溶鋼を二次精錬した後、連続鋳造する製鋼工程において、所定の工程間での溶鋼温度降下量を目的変数とし、前記所定の工程の複数の操業因子を説明変数とする線形回帰モデルにより溶鋼温度を予測制御し管理するためのプログラムである。このため、前記説明変数に関して観測・測定されたデータを用いて説明変数間の相関の大小を判定し、相関の大きい説明変数のうち片方を逐次排除する説明変数排除ステップと、説明変数排除ステップで選別したすべての説明変数の組み合わせを対象に、モデルの良さを予測の観点から検証するために情報量規準AIC最小化法を適用して最適な説明変数の組み合わせ候補として抽出しモデル化する線形回帰モデル決定処理と、同時に、k分割クロス・バリデーションを併用してノイズの検証を通したモデルの評価・選択を実効する処理とをコンピュータに実行させる。
本発明によれば、製鋼工程の所定の工程間での溶鋼温度降下量を目的変数とし、前記所定の工程の複数の操業因子を説明変数とする線形回帰モデルにより溶鋼温度を管理するに際して、操業因子の背後にある統計的性質を統計学の知見に基づいて分析し、溶鋼温度降下の影響因子を定量的に評価することができる。これにより、溶鋼温度降下量の予測精度が向上するので、転炉又は電気炉出鋼温度低減による耐火物寿命向上効果や鋳込み温度適正化による連続鋳造における鋳造速度低減操業の抑制効果及び溶鋼温度降下量に大きな影響を及ぼす要因の絞り込みによる溶鋼温度降下抑制対策の立案に寄与する。
実施形態において溶鋼温度を管理する製鋼工程の概略を説明するための図である。 実施形態において溶鋼温度を管理する製鋼工程の流れを示す図である。 第1の実施形態に係る溶鋼温度管理装置の機能構成を示す図である。 第1の実施形態に係る溶鋼温度管理装置による処理を示すフローチャートである。 説明変数の相関行列を示す図である。 説明変数の組み合わせを説明するための図である。 第2の実施形態に係る溶鋼温度管理装置の機能構成を示す図である。 第2の実施形態に係る溶鋼温度管理装置による処理を示すフローチャートである。 各モデルのAIC及びCV値を示す図である。 溶鋼温度降下量の予測値と実績値とを示す特性図である。 各説明変数X1、X2、X5、X7の溶鋼温度降下量に対する感度を示す特性図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
まず、図1を参照して、本実施形態において溶鋼温度を管理する製鋼工程の概略を説明する。不図示の高炉で出銑した溶銑は、屑鉄とともに転炉Aに装入される。転炉Aで精錬された溶鋼はレードル(取鍋)Bに移され、溶鋼から不純物を除いたり、溶鋼に成分元素を添加したりする二次精錬が行われる。その後、レードルBからの溶鋼をタンディッシュCで受け、そこから溶鋼流を不図示の鋳型へと送り込んで、連続鋳造鋳片とされる。タンディッシュCは複数あり、レードルBからの溶鋼を交互に連続的に受ける。
図2には、図1で説明した製鋼工程の流れを示す。転炉Aからの出鋼が開始され(出鋼開始)、レードルBに溶鋼が移される(出鋼終了)。このレードルBが二次精錬設備まで運ばれると(CAS鍋到着)、二次精錬処理が開始される(CAS処理開始)。そして、二次精錬処理が終了すると(CAS処理終了)、溶鋼温度が測温される(CAS後測温)。その後、当該レードルBによる鋳込みが開始され(CC注入開始)、レードルBからの溶鋼を複数のタンディッシュCで交互に連続的に受けて(TD1〜TD最終)、当該レードルBによる鋳込みが終了する(CC注入終了)。空となったレードルBは予熱、待機状態となる。
ここで、図2にも示すように、CAS後測温からCC注入終了までの工程間での溶鋼温度降下量を目的変数Yとし、当該工程の複数の操業因子を説明変数X1〜X10とする線形回帰モデルを考える(下記の(式1)を参照)。CAS後測温からCC注入終了までの工程における説明変数X1〜X10は下記のとおりである。
1:CAS後測温からCC注入終了時のタンディッシュ内での測温までの経過時間
2:出鋼終了時の測温からCAS後測温までの経過時間
3:レードル予熱時間(空鍋)
4:レードル待機時間(空鍋)
5:盈タンディッシュ状態の時間
6:タンディッシュ予熱時間(空鍋)
7:タンディッシュ待機時間(空鍋)
8:連連鋳回数
9:X4の値が1000以上ならば1、1000未満ならば0
10:溶鋼通過量
Figure 0005462750
図3には第1の実施形態に係る溶鋼温度管理装置100の機能構成を示す。また、図4には第1の実施形態に係る溶鋼温度管理装置100による処理を示す。101はデータ格納部であり、説明変数X1〜X10のデータの組が順次蓄積されていく。データ格納部101は、例えば説明変数X1〜X10のデータの組が一定数に達すると、古いデータの組から削除されるように構成してもよい。
102は説明変数排除部であり、データ格納部101に格納された説明変数X1〜X10の複数組のデータを用いて説明変数X1〜X10間の相関係数(R値)を求めて相関の大小を判定し(図4のステップS101)、相関の大きい説明変数のうち片方を逐次排除する(図4のステップS102)。
今回解析対象とした218組のデータでは、図5に示すような相関行列が得られた。行及び列の数字はそれぞれ説明変数X1〜X10の添え字に相当する。例えば相関係数の絶対値が0.7以上である場合に相関が大きいとする。この結果、説明変数X4と説明変数X9との相関、及び、説明変数X5と説明変数X8との相関がそれぞれ大きいことがわかった。相関の大きい説明変数は、独立性が低く、モデルの信頼性を著しく低下させる。そこで、逐次相関の大きい説明変数X4とX9のうち片方を排除し、また、相関の大きい説明変数X5とX8のうち片方を排除する。
103は線形回帰モデル決定部であり、説明変数排除部102で選別した説明変数X1〜X10の組み合わせを対象に線形回帰モデルを構築し、構築したモデルを情報量規準AIC(Akaike information criterion)で評価し、AICの値が最小になる説明変数X1〜X10の組み合わせに基づくモデルを最適な線形回帰モデルとして決定する(AIC最小化法:図4のステップS103)。情報量規準AICは下記の(式2)で表わされる(情報量規準AICに関しては、例えば非特許文献1を参照のこと)。
Figure 0005462750
本例の場合、説明変数排除部102で相関の大きい説明変数X4とX9のうち片方を排除し、また、相関の大きい説明変数X5とX8のうち片方を排除するので、図6に示すように、説明変数X4、X5を排除した組み合わせ(モデル3と称する)、説明変数X5、X9を排除した組み合わせ(モデル4と称する)、説明変数X4、X8を排除した組み合わせ(モデル5と称する)、説明変数X8、X9を排除した組み合わせ(モデル6と称する)が対象となる。
そして、図6に示すように、モデル3に関して情報量規準AICが最小になる説明変数の組み合わせは(X1、X2、X7、X8)(モデル1と称する)であった。また、モデル4に関して情報量規準AICが最小になる説明変数の組み合わせは(X1、X2、X7、X8)(モデル1と同じ)であった。また、モデル5に関して情報量規準AICが最小になる説明変数の組み合わせは(X1、X2、X5、X7)(モデル2と称する)であった。また、モデル6に関して情報量規準AICが最小になる説明変数の組み合わせは(X1、X2、X5、X7)(モデル2と同じ)であった。すなわち、最適組み合わせ候補として、モデル1(X1、X2、X7、X8)と、モデル2(X1、X2、X5、X7)が抽出されることになる。
ここで、モデル1(X1、X2、X7、X8)及びモデル2(X1、X2、X5、X7)について(式2)で求められるAIC値は、前者で1470.5、後者で1470.4であり、AIC値の小さなモデル2(X1、X2、X5、X7)が選択される。また、係数パラメータβはAIC値を求めるときに推定される。すなわち、式(2)に記載されているθ^(^はθの上に付されているものとする)にβ^(なお、^はβの上に付されているものとする)が含まれており、最尤推定量として学習した数値についての推定値として求められる。これにより、AIC最小化法による最適な線形回帰モデルが決定される。
以上のステップS101〜S103の処理は、例えばデータ格納部101に格納される説明変数X1〜X10の新たなデータの組が所定の数に達したときに実行されるようにすればよい。或いは、CAS後測温からCC注入終了までの工程で操業条件が変更されたときに実行されるようにすればよい。
104は溶鋼温度降下量演算部であり、線形回帰モデル決定部103で決定した線形回帰モデル、本例の場合は説明変数X1、X2、X5、X7を用いた線形回帰モデルにより溶鋼温度降下量Yを予測し、それに基づいて溶鋼温度を管理する。
(第2の実施形態)
上記第1の実施形態ではAIC値に基づいて線形回帰モデルを決定したが、本実施形態では、同時に、k分割クロス・バリデーションを併用してノイズの検証を通したモデルの評価・選択を実行させる機能を持たせた(図8のステップS204)。
図7には第2の実施形態に係る溶鋼温度管理装置200の機能構成を示す。また、図8には第2の実施形態に係る溶鋼温度管理装置200による処理を示す。201はデータ格納部であり、説明変数X1〜X10のデータの組が順次蓄積されていく。データ格納部201は、例えば説明変数X1〜X10のデータの組が一定数に達すると、古いデータの組から削除されるように構成してもよい。
202は説明変数排除部であり、データ格納部201に格納された説明変数X1〜X10の複数組のデータを用いて説明変数X1〜X10間の相関係数(R値)を求めて相関の大小を判定し(図8のステップS201)、相関の大きい説明変数のうち片方を逐次排除する(図8のステップS202)。
今回解析対象とした218組のデータでは、図5に示すような相関行列が得られた。行及び列の数字はそれぞれ説明変数X1〜X10の添え字に相当する。例えば相関係数の絶対値が0.7以上である場合に相関が大きいとする。この結果、説明変数X4と説明変数X9との相関、及び、説明変数X5と説明変数X8との相関がそれぞれ大きいことがわかった。相関の大きい説明変数は、独立性が低く、モデルの信頼性を著しく低下させる。そこで、逐次相関の大きい説明変数X4とX9のうち片方を排除し、また、相関の大きい説明変数X5とX8のうち片方を排除する。
203は最適組み合わせ候補抽出部であり、説明変数排除部202で選別した説明変数X1〜X10の組み合わせを対象に線形回帰モデルを構築し、構築したモデルを情報量規準AICで評価し、AICの値が最小になる説明変数X1〜X10の組み合わせに基づくモデルを最適なモデルとして抽出する(図8のステップS203)。情報量規準AICは上記の(式2)で表わされる
本例の場合、説明変数排除部102で相関の大きい説明変数X4とX9のうち片方を排除し、また、相関の大きい説明変数X5とX8のうち片方を排除するので、図6に示すように、説明変数X4、X5を排除した組み合わせ(モデル3と称する)、説明変数X5、X9を排除した組み合わせ(モデル4と称する)、説明変数X4、X8を排除した組み合わせ(モデル5と称する)、説明変数X8、X9を排除した組み合わせ(モデル6と称する)が対象となる。
そして、図6に示すように、モデル3に関して情報量規準AICが最小になる説明変数の組み合わせは(X1、X2、X7、X8)(モデル1と称する)であった。また、モデル4に関して情報量規準AICが最小になる説明変数の組み合わせは(X1、X2、X7、X8)(モデル1と同じ)であった。また、モデル5に関して情報量規準AICが最小になる説明変数の組み合わせは(X1、X2、X5、X7)(モデル2と称する)であった。また、モデル6に関して情報量規準AICが最小になる説明変数の組み合わせは(X1、X2、X5、X7)(モデル2と同じ)であった。すなわち、最適組み合わせ候補として、モデル1(X1、X2、X7、X8)と、モデル2(X1、X2、X5、X7)が抽出されることになる。
204は線形回帰モデル決定部であり、最適組み合わせ候補抽出部203で抽出した最適組み合わせ候補を対象に、k分割クロス・バリデーションにより線形回帰モデルを決定する(図8のステップS204)。
k分割クロス・バリデーションでは、下記のステップS1〜ステップS4の処理が行われる。
(ステップS1)
まず、目的変数と説明変数に関して観測されたn組のデータをk個のグループに分割する。
(ステップS2)
分割したk個のグループの中からj番目のグループに属するデータを取り除いた残りの(n−nj)個のデータに基づいてモデルを推定し、これをu^(-j)(x)と表わす(なお、^はuの上に付されているものとする)。すなわち、ここで上記の(式1)に示す線形回帰モデルの係数パラメータβが推定される。ここで、第jグループに属するデータ数をnjとする。
(ステップS3)
ステップS2で取り除いたnj個のデータ(yα,xα)に対して、予測2乗誤差CVj=Σα{yα−u^(-j)(xα)}2/njの値を求める。ただし、和は取り除いたnj個のデータに関してとる。
(ステップS4)
ステップS2、ステップS3を全てのj∈{1,・・・,k}に対して実行し、CVj(j=1,・・・,k)の平均値を予測2乗誤差の推定値(CV値と称する)とする。最適組み合わせ候補抽出部203で抽出した最適組み合わせ候補を対象に、このCV値が最小となるものを最適組み合わせ、すなわち最適な線形回帰モデルとして決定する。
本例の場合、最適組み合わせ候補抽出部203で抽出した最適組み合わせ候補であるモデル1(X1、X2、X7、X8)、モデル2(X1、X2、X5、X7)を対象に、CV値を求めると、図9に示す値となった。なお、図9では、モデル1〜6それぞれのAIC値、CV値を示す。図9に示すように、モデル2のCV値(=51.28)がモデル1値のCV(=51.35)よりも小さいので(すなわち、最小であるので)、モデル2(X1、X2、X5、X7)が最適組み合わせとして決定される。
本例では、下記の(式3)に示すように線形回帰モデルが決定された。
Y=45.82+5.78X1−3.87X2−1.30X5+1.75X7・・・(式3)
以上のステップS201〜S204の処理は、例えばデータ格納部201に格納される説明変数X1〜X10の新たなデータの組が所定の数に達したときに実行されるようにすればよい。或いは、CAS後測温からCC注入終了までの工程で操業条件が変更されたときに実行されるようにすればよい。
205は溶鋼温度降下量演算部であり、線形回帰モデル決定部204で決定した線形回帰モデル、本例の場合は説明変数X1、X2、X5、X7を用いた線形回帰モデルにより溶鋼温度降下量Yを予測し、それに基づいて溶鋼温度を管理する。
図10は、溶鋼温度降下量の予測値と実績値とを示す特性図である。図10(a)は、第2の実施形態で決定された線形回帰モデル(説明変数X1、X2、X5、X7を用いた線形回帰モデル)による予測溶鋼温度降下量と、実績溶鋼温度降下量との特性を示す。また、図10(b)は、従来から行われているオペレータ設定値による予測溶鋼温度降下量と、実績溶鋼温度降下量との特性を示す。この図からも明らかなように、本発明を適用することにより、溶鋼温度降下量の予測精度が向上している。誤差の標準偏差τも、本発明を適用した決定した線形回帰モデルによる予測ではτ=4.94であるのに対して、オペレータ設定値による予測ではτ=8.3であった。
また、図11(a)〜(d)は、第2の実施形態で決定された各説明変数X1、X2、X5、X7の溶鋼温度降下量に対する感度を示す特性図である。横軸は各説明変数X1、X2、X5、X7の正規化した値、縦軸は目的変数である溶鋼温度降下量の実績値である。正規化した説明変数Xiは、下記の(式4)で表わされる。なお、X〜iはXiの上に〜が付されているものとする。
i=(X〜i−μi)/σi・・・(式4)
具体的には、説明変数X1、X2、X5、X7それぞれにおいて、μは154.8(分)、70.5(分)、294.5(分)、1835.0(分)で、σは28.6、25.8、202.1、574.8であった
以上述べたように、線形回帰モデルにより製鋼工程の溶鋼温度を管理するに際して、操業因子の背後にある統計的性質を統計学の知見に基づいて分析し、溶鋼温度降下の影響因子を定量的に評価することができる。例えば一般的な現場の感覚では説明変数X3(レードル予熱時間(空鍋))やX4(レードル待機時間(空鍋))は重要な影響因子と考えられてきたが、上記の例では、情報量規準AICが最小になる組み合わせから外れており、最適な線形回帰モデルとして不要な操業因子であった。図10(a)の●はレードル修理後の初回でのデータ、すなわちレードルが冷えた状態でのデータであるが、その場合でも溶鋼温度降下量の予測が外れていないことがわかる。
本発明の溶鋼温度管理装置は、CPU、メモリ(ROM、RAM等)を備えたコンピュータシステムにより構成することができる。この場合、CPUがROM等に記憶されたプログラムを実行することによって各処理が実現される。
101、201:データ格納部
102、202:説明変数排除部
203:最適組み合わせ候補抽出部
103、204:線形回帰モデル決定部
104、205:溶鋼温度降下量演算部

Claims (6)

  1. 転炉又は電気炉で精錬された溶鋼を二次精錬した後、連続鋳造する製鋼工程において、所定の工程間での溶鋼温度降下量を目的変数とし、前記所定の工程の複数の操業因子を説明変数とする線形回帰モデルにより溶鋼温度を管理する溶鋼温度管理方法であって、
    前記説明変数のデータを用いて前記説明変数間の相関の大小を判定し、相関の大きい説明変数のうち片方を逐次排除する説明変数排除ステップと、
    前記説明変数排除ステップで選別した説明変数の組み合わせを対象に、情報量規準AICが最小になる説明変数の組み合わせを最適組み合わせ候補として抽出し、前記最適組み合わせ候補のうち情報量規準AICが最小になるものを用いて線形回帰モデルを決定する線形回帰モデル決定ステップとを有することを特徴とする溶鋼温度管理方法。
  2. 転炉又は電気炉で精錬された溶鋼を二次精錬した後、連続鋳造する製鋼工程において、所定の工程間での溶鋼温度降下量を目的変数とし、前記所定の工程の複数の操業因子を説明変数とする線形回帰モデルにより溶鋼温度を管理する溶鋼温度管理方法であって、
    前記説明変数のデータを用いて前記説明変数間の相関の大小を判定し、相関の大きい説明変数のうち片方を逐次排除する説明変数排除ステップと、
    前記説明変数排除ステップで選別した説明変数の組み合わせを対象に、情報量規準AICが最小になる説明変数の組み合わせを最適組み合わせ候補として抽出する最適組み合わせ候補抽出ステップと、
    前記最適組み合わせ候補抽出ステップで抽出した最適組み合わせ候補を対象に、k分割クロス・バリデーションにより線形回帰モデルを決定する線形回帰モデル決定ステップとを有することを特徴とする溶鋼温度管理方法。
  3. 転炉又は電気炉で精錬された溶鋼を二次精錬した後、連続鋳造する製鋼工程において、所定の工程間での溶鋼温度降下量を目的変数とし、前記所定の工程の複数の操業因子を説明変数とする線形回帰モデルにより溶鋼温度を管理する溶鋼温度管理装置であって、
    前記説明変数のデータを用いて前記説明変数間の相関の大小を判定し、相関の大きい説明変数のうち片方を逐次排除する説明変数排除手段と、
    前記説明変数排除手段で選別した説明変数の組み合わせを対象に、情報量規準AICが最小になる説明変数の組み合わせを最適組み合わせ候補として抽出し、前記最適組み合わせ候補のうち情報量規準AICが最小になるものを用いて線形回帰モデルを決定する線形回帰モデル決定手段とを備えることを特徴とする溶鋼温度管理装置。
  4. 転炉又は電気炉で精錬された溶鋼を二次精錬した後、連続鋳造する製鋼工程において、所定の工程間での溶鋼温度降下量を目的変数とし、前記所定の工程の複数の操業因子を説明変数とする線形回帰モデルにより溶鋼温度を管理する溶鋼温度管理装置であって、
    前記説明変数のデータを用いて前記説明変数間の相関の大小を判定し、相関の大きい説明変数のうち片方を逐次排除する説明変数排除手段と、
    前記説明変数排除手段で選別した説明変数の組み合わせを対象に、情報量規準AICが最小になる説明変数の組み合わせを最適組み合わせ候補として抽出する最適組み合わせ候補抽出手段と、
    前記最適組み合わせ候補抽出手段で抽出した最適組み合わせ候補を対象に、k分割クロス・バリデーションにより線形回帰モデルを決定する線形回帰モデル決定手段とを備えることを特徴とする溶鋼温度管理装置。
  5. 転炉又は電気炉で精錬された溶鋼を二次精錬した後、連続鋳造する製鋼工程において、所定の工程間での溶鋼温度降下量を目的変数とし、前記所定の工程の複数の操業因子を説明変数とする線形回帰モデルにより溶鋼温度を管理するためのプログラムであって、
    前記説明変数のデータを用いて前記説明変数間の相関の大小を判定し、相関の大きい説明変数のうち片方を逐次排除する説明変数排除処理と、
    前記説明変数排除処理で選別した説明変数の組み合わせを対象に、情報量規準AICが最小になる説明変数の組み合わせを最適組み合わせ候補として抽出し、前記最適組み合わせ候補のうち情報量規準AICが最小になるものを用いて線形回帰モデルを決定する線形回帰モデル決定処理とをコンピュータに実行させるためのプログラム。
  6. 転炉又は電気炉で精錬された溶鋼を二次精錬した後、連続鋳造する製鋼工程において、所定の工程間での溶鋼温度降下量を目的変数とし、前記所定の工程の複数の操業因子を説明変数とする線形回帰モデルにより溶鋼温度を管理するためのプログラムであって、
    前記説明変数のデータを用いて前記説明変数間の相関の大小を判定し、相関の大きい説明変数のうち片方を逐次排除する説明変数排除処理と、
    前記説明変数排除処理で選別した説明変数の組み合わせを対象に、情報量規準AICが最小になる説明変数の組み合わせを最適組み合わせ候補として抽出する最適組み合わせ候補抽出処理と、
    前記最適組み合わせ候補抽出処理で抽出した最適組み合わせ候補を対象に、k分割クロス・バリデーションにより線形回帰モデルを決定する線形回帰モデル決定処理とをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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