JP5460276B2 - 撮像装置及び撮像システム - Google Patents

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Description

本発明は、撮像装置及び撮像システムに関するものである。より具体的には、医療診断における一般撮影などの静止画撮影や透視撮影などの動画撮影に好適に用いられる、放射線撮像装置及び放射線撮像システムに関する。なお、本発明において放射線は、放射線崩壊によって放出される粒子(光子を含む)の作るビームであるα線、β線、γ線などの他に、同程度以上のエネルギーを有するビーム、例えばX線や粒子線、宇宙線なども、含まれるものとする。
近年、X線等の放射線による医療画像診断や非破壊検査に用いる撮像装置として、半導体材料によって形成された平面検出器(Flat Panel Detector、以下FPDと略す)を用いた放射線撮像装置が実用化されている。このような撮像装置は、例えば医療画像診断においては、一般撮影のような静止画撮影や、透視撮影のような動画撮影のためのデジタル撮像装置として用いられている。
このような撮像装置において、特許文献1や特許文献2では、撮像装置で得られた画像データを処理して、よりきれいな画像を作成することが提案されている。詳細には、画像データに対しオフセット又はラグ(lag)信号を低減するための補正処理を行う。特許文献1では、オフセットの質は、検出器の電流漏洩、温度、バックグラウンド放射線量、その他のさまざまなファクターにより決定すると考えられている。また、特許文献2では、ラグ信号とは以前の照射履歴による画像信号からの影響のことであり、ゴースト像の形態で画像内にアーチファクトを導入させると考えられている。以下では、このオフセット又はラグ信号を「オフセット」と総称し、この「オフセット」を低減するための補正処理を「オフセット補正」と称する。
特許文献1では、まず検出器を曝射し、次に検出器を読み取って曝射読取値を得、曝射読取値後に曝射期間を超える期間経過後に収集するオフセット読取値を得、そしてオフセット読取値を曝射読取値から差し引くオフセット補正が開示されている。また、特許文献2では、オフセット予測モデルを作成し、被検体に対する少なくとも1つの透視画像を作成するためのスキャンの間にオフセット予測モデルを周期的に更新するオフセット補正が開示されている。このオフセット予測モデルを周期的に更新するためには、少なくとも1つのダーク(オフセット)画像を収集することが必要である。そして更新されたオフセット予測モデルを用いて透視画像のオフセット補正を行う。
特開2000−189411号公報 特開2004−329932号公報
特許文献1及び2では、曝射読取値又は透視画像といった画像データを取得した後に、画像データとは別に同様の方法で取得された、オフセット読取値又はダーク画像といった補正用画像データを用いることにより、良好なオフセット補正を行うことができる。しかしながら、例えば特許文献1によると、曝射(放射線照射)後に画像データを取得してから更に曝射期間を超える期間経過後に補正用画像データを取得する。そのため、放射線照射の開始から補正用画像データを取得するまでには、放射線照射の開始から画像データを取得するまでの時間の2倍以上の時間が必要となる。それにより、放射線照射の開始からオフセット補正された画像データを表示するまでには長い時間がかかってしまう。
そこで本発明は、上記課題を鑑み、従来のものより短い時間で補正用画像データを取得して良好なオフセット補正を行うことが可能な撮像装置を提供することを目的とするものである。
本発明の撮像装置は、放射線又は光を電荷に変換する変換素子と、前記電荷に応じて電気信号を出力する第1スイッチ素子と、前記変換素子に電気的に接続されて補正用の電気信号を出力する第2スイッチ素子と、を含む画素が行列状に複数配置された検出部と、所定の画素の前記第1スイッチ素子によって出力された電気信号と、前記所定の画素の前記第2スイッチ素子によって出力されたオフセット補正用の電気信号と、に基づいて補正処理を行う補正部と、前記第1スイッチ素子によって出力された電気信号に基づく画像信号を取得する期間と、前記第2スイッチ素子によって出力されたオフセット補正用の電気信号に基づく補正用画像信号を取得する期間と、が時間的に一部重なるように、且つ、前記画像信号に係る電気信号が出力された所定の画素の前記第1スイッチ素子が非導通状態である期間で前記所定の画素の前記第2スイッチ素子が導通状態とされるように、前記検出部の動作を制御する制御部と、を含む。
また、本発明の撮像システムは、前記撮像装置と、前記撮像装置の制御を行う制御装置と、を含む。
本発明により、従来のものより短い時間で補正用画像データを取得して良好なオフセット補正を行うことが可能な撮像装置を提供することが可能となる。
本発明の第1の実施形態に係る撮像装置の概念的等価回路図である。 本発明の第1の実施形態に係る撮像装置の動作を説明するタイミングチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る信号処理部を説明するブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る撮像装置の概念的等価回路図である。 本発明の第2の実施形態に係る撮像装置の動作を説明するタイミングチャートである。 本発明の第3の実施形態に係る撮像装置の概念的等価回路図である。 本発明の第3の実施形態に係る撮像装置の動作を説明するタイミングチャートである。 本発明の撮像システムの概念図である。
以下、本発明を好適に適用可能な実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1(a)を用いて本発明の第1の実施形態に係る撮像装置を説明する。なお、図1(a)では説明の簡便化のために3行×3列の画素を有するFPDを含む撮像装置を示すが、実際の撮像装置はより多画素であり、例えば17インチの撮像装置では約2800行×約2800列の画素を有している。
検出部100は、行列状に複数配置された画素Pを有する。各画素Pはそれぞれ、放射線又は光を電荷に変換する変換素子101と、その電荷に応じた電気信号を出力する第1スイッチ素子102と、を有する。更に画素Pは、後述するオフセット補正用の電気信号を出力する第2スイッチ素子103を有する。本実施形態の変換素子は、照射された光を電荷に変換する光電変換素子として、ガラス基板等の絶縁性基板上に配置されアモルファスシリコンを主材料とするPIN型フォトダイオードを用いる。変換素子としては、上述の光電変換素子の放射線入射側に放射線を光電変換素子が感知可能な波長帯域の光に変換する波長変換体を備えた間接型の変換素子や、放射線を直接電荷に変換する直接型の変換素子が好適に用いられる。第1スイッチ素子102及び第2スイッチ素子103としては、制御端子と2つの主端子を有するトランジスタが好適に用いられ、本実施形態では薄膜トランジスタ(TFT)が用いられる。変換素子101の一方の電極は第1スイッチ素子102の2つの主端子の一方及び第2スイッチ素子103の2つの主端子の一方と電気的に接続されている。ここで、第1スイッチ素子と第2スイッチ素子は概略、同じ大きさ、オン抵抗、オフ抵抗、容量を有することが好ましい。一般的にオフセット成分は、後述する信号配線の交差部容量と変換素子の容量に加えて、スイッチ素子の容量に関係するためである。ただし、後述するオフセットの時間特性を鑑みて、第2スイッチ素子の大きさ、オン抵抗、オフ抵抗、容量を第1スイッチ素子と異ならせてもよい。このことは、後述する第1信号配線と第2信号配線の配線抵抗や配線容量に対しても同様である。また、変換素子101の他方の電極は共通のバイアス配線BLを介してバイアス電源109と電気的に接続されて、バイアス電圧Vsが与えられる。
行方向の複数の第1スイッチ素子102は、それらの制御端子が第1駆動配線Gtに行単位で共通に電気的に接続され、第1駆動回路104から第1スイッチ素子102の導通状態を制御する第1駆動信号が第1駆動配線Gtを介して行単位で与えられる。一方、行方向の複数の第2スイッチ素子103は、それらの制御端子が第2駆動配線Goに行単位で共通に電気的に接続され、第2駆動回路105から第2スイッチ素子103の導通状態を制御する第2駆動信号が第2駆動配線Goを介して行単位で与えられる。
列方向の複数の第1スイッチ素子102は、それらの他方の主端子が第1信号配線SLに電気的に接続され、第1スイッチ素子102が導通状態である間に、変換素子の電荷に応じた電気信号を、第1信号配線SLを介して第1読出回路106に出力する。列方向に複数配列された第1信号配線SL1〜SL3は、複数の画素から出力された電気信号を並列に第1読出回路106に伝送する。一方、列方向の複数の第2スイッチ素子103は、それらの他方の主端子が第2信号配線OLに電気的に接続され、第2スイッチ素子103が導通状態である間に、オフセット補正用の電気信号を、第2信号配線OLを介して第2読出回路107に出力する。列方向に複数配列された第2信号配線OL1〜OL3は、複数の画素から出力されたオフセット補正用の電気信号を並列に第2読出回路107に伝送する。
第1駆動回路104は、制御部110からの制御信号に応じて、第1スイッチ素子を導通状態にする導通電圧と非導通状態とする非導通電圧を有する駆動信号φGtを、各第1駆動配線に出力する。これにより、第1駆動回路104は第1スイッチ素子の導通状態及び非導通状態を制御し、検出部100を駆動する。一方、第2駆動回路105は、制御部110からの制御信号に応じて、第2スイッチ素子を導通状態にする導通電圧と非導通状態とする非導通電圧有する駆動信号φGoを、各第2駆動配線に出力する。これにより、第2駆動回路105は第2スイッチ素子の導通状態及び非導通状態を制御する。つまり、制御部110は検出部100の動作を制御している。
第1読出回路106は、第1信号配線SL1〜SL3を介して並列に出力された電気信号を増幅してサンプルホールドし、サンプルホールドされた並列の電気信号を並列−直列変換を行って直列信号である画像信号を出力する。そして第1読出回路106は、出力された画像信号をデジタル信号に変換するアナログ−デジタル変換を行い、信号処理部108に画像データを出力する。また、第2読出回路107は、第2信号配線OL1〜OL3を介して並列に出力されたオフセット補正用の電気信号を増幅してサンプルホールドし、サンプルホールドされた並列の電気信号を並列−直列変換を行ってオフセット補正用の画像信号を出力する。そして第2読出回路107は、出力されたオフセット補正用の画像信号をデジタル信号に変換するアナログ−デジタル変換を行い、信号処理部108にオフセット画像データを出力する。信号処理部108は、取得された補正用画像データを用いて、画像データのオフセット補正を行う。信号処理部108の詳細な構成及び処理動作は後ほど詳細に説明する。なお、本実施形態では、第1読出回路106、第2読出回路107、信号処理部108を含めて、補正部が構成されている。
ここで、本実施形態では、第1読出回路106と第2読出回路107は、同じ回路構成で設計されたものであることが望ましい。信号出力経路で発生するノイズ成分を概略等しくするためである。図1(b)を用いて、第1及び第2読出回路に適用可能な読出回路を説明する。この読出回路は、検出部100から並列に出力された電気信号を増幅する増幅回路を第1信号配線毎又は第2信号配線毎に対応して設けられている。また、各増幅回路は、出力された電気信号を増幅する積分増幅器111と、増幅された電気信号をサンプルしホールドするサンプルホールド回路112と、を含む。積分増幅器111は、読み出された電気信号を増幅して出力する演算増幅器Aと、積分容量Cfと、リセットスイッチRCと、を有する。積分増幅器203は、積分容量Cfの値を変えることで増幅率を変更することが可能である。演算増幅器Aの反転入力端子には出力された電気信号が入力され、正転入力端子には基準電圧Vrefが入力され、出力端子から増幅された電気信号が出力される。また、積分容量Cfが演算増幅器Aの反転入力端子と出力端子の間に配置される。サンプルホールド回路112は、各増幅回路に対応して設けられ、サンプリングスイッチSHとサンプリング容量Chとによって構成される。また読出回路は、各増幅回路からの並列な電気信号を順次出力して直列な画像信号として出力するマルチプレクサ113と、出力された画像信号をデジタルな画像データに変換するA/D変換器114と、を更に有する。ここで、マルチプレクサ113は、出力スイッチSW1〜SW3と、走査回路であるシフトレジスタSRと、バッファアンプBAを含むものである。また、リセットスイッチRC、サンプリングスイッチSH、及びマルチプレクサ113は、制御部106からの制御信号φRC、φSH、及びφCLKに応じてそれぞれ制御される。更に、A/D変換器114も制御部106からの制御信号に応じて制御される。
次に、図2を用いて、本発明の第1の実施形態に係る撮像装置の動作を説明する。なお、図2においては、第1読出回路に与えられる各制御信号をそれぞれφRC、φSH、及びφCLKと示し、第2読出回路に与えられる各制御信号をそれぞれφRC’、φSH’、及びφCLK’と示す。曝射要求信号を受けた制御部110からの制御信号を受けて、撮像装置は初期化動作Kを行う。ここで、初期化動作とは、変換素子に蓄積動作前の初期のバイアスを与え、変換素子を初期化するための動作である。初期化動作Kでは、まず第1読出回路のリセットスイッチにより積分容量及び第1信号配線がリセットされ、第1駆動回路104から駆動配線G1に導通電圧が与えられ、1行目の画素の第1スイッチ素子が導通状態とされる。この第1スイッチ素子の導通により、変換素子が初期化される。その際に変換素子の電荷が第1スイッチ素子により電気信号として出力されるが、本実施形態では第1読出回路106のサンプルホールド回路以降の回路を動作させていないため、第1読出回路106からその電気信号に応じたデータは出力されない。その後に再び積分容量及び信号配線がリセットされることにより、出力された電気信号は処理される。このような第1スイッチ素子の導通状態の制御とリセットが3行目まで繰り返し行われることにより、検出部100の初期化がなされる。ここで、初期化動作においては、少なくとも第1スイッチ素子の導通状態の間もリセットスイッチを導通状態に保ちリセットし続けていてもよい。なお、初期化動作Kの時間は、1行目の第1スイッチ素子の導通状態開始から3行目の第1スイッチ素子の導通状態終了までの時間である。
次に、撮像装置は、放射線の照射の時間に応じた期間で蓄積動作Wを行う。蓄積動作Wでは、変換素子101にバイアス電圧Vsが与えられた状態で、第1スイッチ素子102及び第2スイッチ素子103には非導通電圧が与えられており、全ての画素の第1及び第2スイッチ素子は非道通状態とされる。この状態で変換素子101に放射線が照射されることにより、変換素子101は照射された放射線に応じた電荷を生成する。なお、蓄積動作Wの時間は、全ての画素の第1及び第2スイッチ素子が非導通状態となっている時間である。
次に、撮像装置は、蓄積動作Wで生成された電荷に基づく電気信号を出力する画像出力動作Xを行う。本実施形態の画像出力動作では、積分容量及び第1信号配線がリセットされ、第1駆動回路104から第1駆動配線Gt1に導通電圧が与えられ、1行目の第1スイッチ素子が導通状態とされる。これにより1行目の変換素子で発生された電荷に基づく電気信号が各第1信号配線に出力される。各第1信号配線を介して並列に出力された電気信号は、それぞれ第1読出回路106の各積分増幅器で増幅される。制御信号φSHによりサンプルホールド回路が動作され、増幅された電気信号はそれぞれ各サンプルホールド回路に並列に保持される。第1スイッチ素子が非導通状態とされ、また電気信号が保持された後、積分容量及び第1信号配線がリセットされる。リセットされた後、1行目と同様に2行目の第1駆動配線Gt2に導通電圧が与えられ、2行目の第1スイッチ素子が導通状態とされる。2行目の第1スイッチ素子が導通状態とされている期間内に、マルチプレクサがサンプルホールド回路に保持された電気信号を順次出力する。これにより並列に読み出された1行目の画素からの電気信号は直列の画像信号に変換して出力され、A/D変換器が1行分の画像データに変換して、第1読出回路106は画像データを出力する。以上の動作を1行目から3行目に対して行単位で行うことにより、1フレーム分の画像データが第1読出回路106から出力される。ここで、画像出力動作Xは、初期化動作Kと同じ時間の長さで同じ動作速度で行われる。なお、画像出力動作Xの時間は、1行目の第1スイッチ素子の導通状態開始から3行目の第1スイッチ素子の導通状態終了までの時間である。
そして、本実施形態では、撮像装置は、画像出力動作Xを行っている期間に、画素からオフセット補正用の電気信号を出力するオフセット出力動作Fを開始する。つまり、本実施形態では、撮像装置は画像出力動作Xとオフセット出力動作Fとが時間的に一部重なるようにオフセット出力動作Fを行う。本実施形態では、2行目の第1スイッチ素子が非導通状態とされ、また積分容量及び第1信号配線がリセットされる期間に、第2読出回路107の積分容量及び第2信号配線がリセットされる。そして、3行目の第1スイッチ素子が導通状態とされている期間に、第2駆動回路105から第2駆動配線Go1に導通電圧が与えられ、1行目の第2スイッチ素子が導通状態とされる。つまり、既に画像信号に係る電気信号が出力された所定画素の第1スイッチ素子が非導通状態である期間で当該所定画素の第2スイッチ素子が導通状態とされる。これにより1行目の変換素子で発生された電荷に基づくオフセット補正用の電気信号が各第2信号配線に出力される。各第2信号配線を介して並列に出力された電気信号は、それぞれ第2読出回路107の各積分増幅器で増幅される。制御信号φSH’によりサンプルホールド回路が動作され、増幅された電気信号はそれぞれ各サンプルホールド回路に並列に保持される。第2スイッチ素子が非導通状態とされ、また電気信号が保持された後、積分容量及び第2信号配線がリセットされる。リセットされた後、1行目と同様に2行目の第2駆動配線Go2に導通電圧が与えられ、2行目の第2スイッチ素子が導通状態とされる。2行目の第2スイッチ素子が導通状態とされている期間内に、マルチプレクサがサンプルホールド回路に保持された電気信号を順次出力する。これにより並列に読み出された1行目の画素からのオフセット補正用の電気信号は直列の補正用画像信号に変換して出力され、A/D変換器が1行分の補正用画像データに変換して、第2読出回路107はオフセット画像データを出力する。以上の動作を1行目から3行目に対して行単位で行うことにより、1フレーム分の補正用画像データが第2読出回路107から出力される。ここで、オフセット出力動作Fは、初期化動作K及び画像出力動作Xと同じ時間の長さで同じ動作速度で行われる。なお、オフセット出力動作Fの時間は、1行目の第2スイッチ素子の導通状態開始から3行目の第2スイッチ素子の導通状態終了までの時間である。
撮像装置がこのような動作を行うことにより、検出部から1フレーム分の画像信号を取得する期間と時間的に一部重なるように、1フレーム分の補正用画像信号を取得することが可能となる。また、画像信号に係る電気信号を生成するときの変換素子の蓄積時間を第1蓄積時間wとすると、第1蓄積時間wは全ての行で等しくなる。また、オフセット補正用の電気信号を生成するときの変換素子の蓄積時間を第2蓄積時間w’とすると、第2蓄積時間w’も全ての行で等しくなる。オフセットは蓄積時間の長さに依存するため、画像信号に付加されているオフセットは、列方向で異なる蓄積時間による影響を受けることなく、画像信号全体で等しく蓄積時間の影響を受ける。同様に、オフセット補正用の電気信号も列方向で異なる蓄積時間による影響を受けることなく、画像信号全体で等しく蓄積時間の影響を受ける。そのため、信号処理部108において行われる、後述するオフセット補正された補正後画像データも、列方向で異なる蓄積時間の影響を受けることがなく、良好な補正を行うことができる。なお、本実施形態では、オフセット出力動作Fは画像出力動作Xの開始に比べて2行分遅れて開始されているが、本発明はそれに限定されるものではない。例えば1行分遅れて開始されてもよい。この遅れて開始する遅延時間が短ければ、より短い時間でオフセット画像データを取得することが可能となるが、その分オフセット補正用の電気信号に係る蓄積時間が短くなる。そのため、取得される補正用画像データに含まれる、蓄積時間による影響を受けるオフセットが小さくなってしまう。蓄積時間による影響を受けるオフセットが小さいと、オフセット補正の良好な精度を維持することが困難となる可能性がある。そのため、取得時間と補正精度を鑑みて適宜遅延時間を設定することが好ましい。
次に、図3を用いて本実施形態において信号処理部108で行われるオフセット補正を説明する。信号処理部108は、第1記憶部301と、第2記憶部302と、蓄積時間計測部303と、特性記憶部304と、係数算出部305と、補正データ生成部306と、補正処理部307と、を含む。ここで、第1記憶部301が第1読出回路106からの画像データを記憶する。また、第2記憶部302が第2読出回路107からの補正用画像データを記憶する。この第1記憶部301及び第2記憶部302は、制御部110からの制御信号に応じて、記憶したデータを適時出力し得るものである。また、蓄積時間計測部303が、制御部110からの制御信号に基づいて、第1蓄積時間w及び第2蓄積時間w’を計測し、計測された第1蓄積時間w及び第2蓄積時間を特性記憶部304に出力する。特性記憶部304は、検出部100のオフセットの時間特性を記憶しており、第1蓄積時間wに対応する第1オフセット特性データODを、また第2蓄積時間w’に対応する第2オフセット特性データOD’を係数算出部305に出力する。係数算出部305は、第1オフセット特性データOD及び第2オフセット特性データOD’を用いて係数Kを算出する。具体例としては、第2オフセット特性データOD’を用いて第1オフセット特性データODを除算することにより、係数Kを算出する。係数算出部305は、算出された係数Kを補正データ生成部306に出力する。補正データ生成部306は、第2記憶部302から取得した補正用画像データと係数Kとを用いて演算処理し、オフセット補正データを生成する。具体例としては、補正用画像データに係数Kを乗算することにより、オフセット補正データを生成する。補正データ生成部306は、生成したオフセット補正データを補正処理部307に出力する。補正処理部307は、補正データ生成部306から取得したオフセット補正データと、第1記憶部301から取得した画像データと、を用いてオフセット補正を行う。具体例としては、画像データからオフセット補正データを減算することにより、オフセット補正された補正後画像データを生成する。補正処理部307は、生成された補正後画像データを制御コンピュータ(不図示)に出力される。
このような信号処理部108によってオフセット補正処理を行うことにより、同じ所定の画素から出力された画像信号となる電気信号とオフセット補正信号となる電気信号とに基づいてオフセット補正を行うことが可能となる。また、画像データに含まれるオフセットの時間特性と補正用画像データに含まれるオフセットの時間特性を概略等しくすることができ、良好なオフセット補正を行うことが可能となる。なお、本実施形態におけるオフセットの時間特性は、画素毎に個別に有していてもよく、また検出部全体の平均値として有していてもよい。
以上説明したように、本発明では、列方向で異なる蓄積時間の影響を受けることがなく、良好なオフセット補正を行うことができる。更に本実施形態では、画像データに含まれるオフセットの時間特性と補正用画像データに含まれるオフセットの時間特性を概略等しくすることができ、更に良好なオフセット補正を行うことが可能となる。
(第2の実施形態)
図4(a)を用いて本発明の第2の実施形態に係る撮像装置を説明する。なお、第1の実施形態と構成と同じものは同じ番号又は符号を付与してあり、詳細な説明は割愛する。第1の実施形態では、第1読出回路106及び第2読出回路107から出力されたデジタルデータを用いて信号処理部108が補正処理を行っていたが、本実施形態においては、補正部400がアナログ信号を用いて補正処理を行う。つまり、本実施形態では、第1の実施形態の第1読出回路106、第2読出回路107、及び信号処理部108に代えて補正部400を用いる。
次に、図4(b)を用いて本実施形態に係る補正部400を説明する。なお、図4(b)において、オフセット補正用の電気信号に係る演算増幅器、サンプルホールド回路、及びマルチプレクサを構成する回路要素には’を付している。本実施形態では、第1の実施形態と同様に、第1信号配線SLは積分増幅器111と電気的に接続される。一方、第2信号配線OLは、制御部106からの制御信号φgainに応じて任意に増幅率を変更することが可能な増幅率可変型の積分増幅器411と電気的に接続される。また、積分増幅器411から出力されたオフセット補正用の電気信号は、第1の実施形態と同様に、サンプルホールド回路112に一時保持される。一方、積分増幅器111から出力された電気信号は、サンプリングスイッチSHoとサンプリング容量Choを含む奇数行用のサンプルホールド回路、又はサンプリングスイッチSHeとサンプリング容量Cheを含む偶数行用サンプルホールド回路に一時保持される。ここで、複数行用サンプルホールド回路412は奇数行用サンプルホールド回路及び偶数行用サンプルホールド回路を含む。つまり、本実施形態では、第1スイッチ素子から出力される電気信号に対して複数のサンプルホールド回路が準備されており、制御部からの制御信号により複数のサンプルホールド回路の1つに選択的に保持され得る構成となっている。それにより、所定行分遅延させて画像信号を出力することが可能となる。また本実施形態では、並列なオフセット補正用の電気信号は、シフトレジスタSR’によって走査され得る出力スイッチSW’1〜SW’3を介して直列な補正用画像信号に変換される。一方、変換された電荷に係る並列な電気信号は、シフトレジスタSRoによって走査され得る奇数行用出力スイッチSWo1〜SWo3と、シフトレジスタSReによって走査され得る偶数行用出力スイッチSWe1〜SWe3を介して直列な画像信号に変換される。そして、画像信号と補正用画像信号とを差分増幅する差分増幅器DAが設けられ、差分処理された画像信号がA/D変換器114に入力される。つまり、本実施形態では、奇数行用マルチプレクサ413aは、奇数用出力スイッチSWo1〜SWo3を含み、偶数行用マルチプレクサ413bは、偶数行用出力スイッチSWe1〜SWe3を含む。また、補正用マルチプレクサ413cは、出力スイッチSW’1〜SW’3を含む。そしてマルチプレクサ413は、奇数行用マルチプレクサ413a、偶数行用マルチプレクサ413b、補正用マルチプレクサ413c、及び差分回路である差動増幅器DAを含む。そして制御部110は、各マルチプレクサの動作を制御する。
次に、図5を用いて本実施形態に係る撮像装置の動作を説明する。なお、図5に示す本実施形態の初期化動作K及び蓄積動作Wは、図2に示す第1の実施形態の動作と同じであり、また、その他でも同じ動作は説明を割愛する。
本実施形態の画像出力動作では、1行目の変換素子で発生された電荷に基づく電気信号が各第1信号配線及び各積分増幅器111を介して並列に出力され、制御信号φSHoにより動作された奇数行用サンプルホールド回路に並列に保持される。また、2行目の変換素子で発生された電荷に基づく電気信号が各第1信号配線及び各積分増幅器111を介して並列に出力され、制御信号φSHeにより動作された偶数行用サンプルホールド回路に並列に保持される。その後、3行目の第1駆動配線Gt3に導通電圧が与えられ、3行目の第1スイッチ素子が導通状態とされる。3行目の第1スイッチ素子が導通状態とされている期間内に、奇数行用マルチプレクサ413aが奇数行用サンプルホールド回路に保持された電気信号を順次出力する。これにより並列に読み出された1行目の画素からの電気信号は直列の画像信号に変換され差動増幅器DAの一方の端子に出力される。以上の動作を1行目から3行目に対して行単位で行うことにより、1フレーム分の画像信号が差動増幅器DAの一方の端子に出力される。
ここで、第1の実施形態と同様に撮像装置は、画像出力動作Xを行っている期間に、画素からオフセット補正用の電気信号を出力するオフセット出力動作Fを開始する。本実施形態では、2行目の第1スイッチ素子が導通状態とされている期間に、第2駆動回路105から第2駆動配線Go1に導通電圧が与えられ、1行目の第2スイッチ素子が導通状態とされる。これにより1行目の変換素子で発生された電荷に基づくオフセット補正用の電気信号が各第2信号配線に出力される。各第2信号配線を介して並列に出力された電気信号は、それぞれ増幅率可変型の積分増幅器411で増幅される。ここで、制御部110は第1の実施形態と同様にオフセットの時間特性に基づいて、制御信号φgainにより積分増幅器411の増幅率を好適な値に制御する。つまり、本実施形態における制御部110は、第1の実施形態の蓄積時間計測部303と特性記憶部304と係数算出部305の機能を有しており、制御信号φgainにより好適に積分増幅器411の増幅率を制御可能な構成となっている。制御信号φSH’によりサンプルホールド回路112’が動作され、増幅された電気信号はそれぞれ各サンプルホールド回路112’に並列に保持される。つまり2行目の変換素子からの電気信号を読み出すのと同時に1行目の変換素子からオフセット補正用の電気信号が出力される。その後、奇数行用マルチプレクサ413aが1行目の画像信号を出力する期間に、補正用マルチプレクサ413cがサンプルホールド回路に保持された1行目の電気信号を順次出力する。ここで、補正用マルチプレクサ413cは、奇数行用マルチプレクサ413aと同期して同じ順番で同じ列の出力スイッチを選択する。これにより並列に読み出された1行目の画素からのオフセット補正用の電気信号は直列の補正用画像信号に変換され、画像信号と同期して差動増幅器DAの他方の端子に出力される。以上の動作を1行目から3行目に対して行単位で行うことにより、画像信号と同時に1フレーム分のオフセット画像信号が差動増幅器DAの他方の端子に出力される。
このような動作を行うことにより、同じ所定の画素から出力された画像信号となる電気信号とオフセット補正信号となる電気信号とが、概略同時に差動増幅器DAに入力される。そして、差動増幅器DAで差分処理されてオフセット補正処理がなされ、オフセット補正処理された補正後画像信号がA/D変換器114に出力され、A/D変換器114から補正後画像データが出力される。
本実施形態では、更に、撮像装置の構成を第1の実施形態より簡略化することが可能となる。また、第1の実施形態より信号処理を簡略に行うことが可能となる。
(第3の実施形態)
図6を用いて本発明の第3の実施形態に係る撮像装置を説明する。なお、第2の実施形態と構成と同じものは同じ番号又は符号を付与してあり、詳細な説明は割愛する。本実施形態では、PIN型フォトダイオードが用いられた変換素子101に代えて、MIS型の光電変換素子を含む変換素子601を用いている。また、各画素P’が、MIS型の光電変換素子のリフレッシュを行うための第3スイッチ素子602を更に有している。各画素の第3スイッチ素子602は、リフレッシュ配線RLを介して、リフレッシュ用電圧Vrを与えるためのリフレッシュ電源603に共通に接続される。また、本実施形態では、行方向の複数の第3スイッチ素子602は、それらの制御端子が第3駆動配線Grに行単位で共通に電気的に接続されている。そして、第1スイッチ素子と同様に、第1駆動回路604から第3スイッチ素子102の導通状態を制御する第3駆動信号が第3駆動配線Grを介して行単位で与えられる。
次に、図7を用いて本実施形態に係る撮像装置の動作を説明する。なお、図7に示す本実施形態の蓄積動作Wは、先の実施形態の動作と同じであり、また、その他でも第2の実施形態と同じ動作は説明を割愛する。
本実施形態の初期化動作及び画像出力動作において、積分容量及び第1信号配線がリセットされ、第1駆動回路604から第1駆動配線Gtに導通電圧が与えられ、第1スイッチ素子が導通状態とされる。これにより所定行の変換素子で発生された電荷に基づく電気信号が各第1信号配線に出力される。各第1信号配線を介して並列に出力された電気信号は、それぞれ各積分増幅器で増幅される。制御信号φSHo又はφSHeにより奇数行用又は偶数行用のサンプルホールド回路が動作され、増幅された電気信号はそれぞれ各サンプルホールド回路に並列に保持される。増幅された電気信号が保持された後、第1スイッチ素子が導通状態のままで、積分容量及び第1信号配線のリセットが開始され、第1駆動回路604から第3駆動配線Grに導通電圧が与えられ、第3スイッチ素子が導通状態とされる。これにより変換素子601がリフレッシュされる。そして第3スイッチ素子が非導通状態とされた後、リセットが終了し、その後第1スイッチ素子が非導通状態とされる。オフセット出力動作においても同様に、積分容量及び第1信号配線がリセットされ、第2駆動回路105から第1駆動配線Goに導通電圧が与えられ、第1スイッチ素子が導通状態とされる。これにより所定行の変換素子で発生された電荷に基づくオフセット補正用の電気信号が各第2信号配線に出力される。各第2信号配線を介して並列に出力された電気信号は、それぞれ増幅率可変型の積分増幅器で増幅される。制御信号φSH’によりサンプルホールド回路が動作され、増幅された電気信号はそれぞれ各サンプルホールド回路に並列に保持される。増幅された電気信号が保持された後、第2スイッチ素子が導通状態のままで、積分容量及び第2信号配線のリセットが開始され、第2駆動回路105から第2駆動配線Grに導通電圧が与えられ、第3スイッチ素子が導通状態とされる。これにより変換素子601がリフレッシュされる。そして第3スイッチ素子が非導通状態とされた後、リセットが終了し、その後第2スイッチ素子が非導通状態とされる。
本実施形態では、MIS型光電変換素子を用いた場合でも、フレームレートを大幅に低減することなく補正用画像データを取得して良好なオフセット補正を行うことが可能な撮像装置を提供することが可能となる。
(第4の実施形態)
次に、図8に本発明の撮像装置を用いた移動可能な放射線撮像システムへの応用例を示す。図8は、動画/静止画の撮影が可能な可搬型の撮像装置を用いた撮像システムの概念図である。図8において、800は放射線発生装置、801は撮像装置を保持可能な保持部として機能するC型アーム、802は放射線発生装置800、撮像装置、及びC型アーム801を移動可能にする台車である。また、803は被検体804を載せるための寝台、805はそれらを制御可能な構成を有する移動型の制御装置、806は撮像装置で得られた画像信号の表示が可能な表示装置である。制御装置805は、制御コンピュータや制御卓、放射線制御装置等を有しており、また撮像装置で得られた画像信号を画像処理して表示装置806等に伝送することも可能である。また、制御装置805による画像処理により生成された画像データは、電話回線等の伝送手段により遠隔地へ転送することができる。それにより、遠隔地の医師が転送された画像データに基づく画像を診断することが可能となる。また、伝送された画像データをフィルムに記録することや光ディスク等の保存手段に保存することも可能である。
ただし、撮像装置をC型アーム801から取り外し可能な構成とし、C型アーム801の放射線発生装置800とは別の放射線発生装置を用いて撮影を行ってもよい。
以上のように本発明の撮像装置を放射線撮像システムへ適用することで、所望のフレーム時間を達成しつつ良好なS/N比の画像信号を取得することが可能となる。なお、第1の実施形態の信号処理部108及び制御部110は制御装置805内に含まれる形態でも良い。
なお、本発明において、制御部110の処理ステップは、制御部110が有するコンピュータがプログラムを実行することによって実現してもよい。その際、ルックアップテーブルLUT及びプログラムは、制御部110に記憶される。また、プログラムをコンピュータに供給するための手段、例えばかかるプログラムを記録したCD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体又はかかるプログラムを伝送するインターネット等の伝送媒体も本発明の実施形態として適用することができる。また、上記のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体等のコンピュータプログラムプロダクトも本発明の実施形態として適用することができる。上記のプログラム、記録媒体、伝送媒体及びコンピュータプログラムプロダクトは、本発明の範疇に含まれる。記録媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
100 検出部
101 変換素子
102 第1スイッチ素子
103 第2スイッチ素子
104 第1駆動回路
105 第2駆動回路
106 第1読出回路
107 第2読出回路
108 信号処理部
109 バイアス電源
110 制御部
111 積分増幅器
112 サンプルホールド回路
113 マルチプレクサ
114 A/D変換器

Claims (10)

  1. 放射線又は光を電荷に変換する変換素子と、前記電荷に応じて電気信号を出力する第1スイッチ素子と、前記変換素子に電気的に接続されて補正用の電気信号を出力する第2スイッチ素子と、を含む画素が行列状に複数配置された検出部と、
    所定の画素の前記第1スイッチ素子によって出力された電気信号と、前記所定の画素の前記第2スイッチ素子によって出力されたオフセット補正用の電気信号と、に基づいて補正処理を行う補正部と、
    前記第1スイッチ素子によって出力された電気信号に基づく画像信号を取得する期間と、前記第2スイッチ素子によって出力されたオフセット補正用の電気信号に基づく補正用画像信号を取得する期間と、が時間的に一部重なるように、且つ、前記画像信号に係る電気信号が出力された所定の画素の前記第1スイッチ素子が非導通状態である期間で前記所定の画素の前記第2スイッチ素子が導通状態とされるように、前記検出部の動作を制御する制御部と、
    を含む撮像装置。
  2. 前記補正部は、前記第1スイッチ素子によって出力された電気信号に基づいて画像データを出力する第1読出回路と、前記第2スイッチ素子によって出力されたオフセット補正用の電気信号に基づいて補正用画像データを出力する第2読出回路と、前記画像データと前記補正用画像データとに基づいて補正処理を行う信号処理部と、を有し、
    前記制御部は、前記所定の画素より後に前記第1スイッチ素子が導通状態とされる他の画素の前記第1スイッチ素子が導通状態である期間に前記所定の画素の前記第2スイッチ素子が導通状態とされるように、前記検出部の動作を制御することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記信号処理部は、前記画像データを記憶する第1記憶部と、前記補正用画像データを記憶する第2記憶部と、前記画像データに応じた第1蓄積時間と前記補正用画像データに応じた第2蓄積時間とを計測する蓄積時間計測部と、前記検出部のオフセットの時間特性を記憶しており前記第1蓄積時間に対応する第1オフセット特性データと前記第2蓄積時間に対応する第2オフセット特性データとを出力する特性記憶部と、前記第1オフセット特性データと前記第2オフセット特性データとを用いて係数を算出する係数算出部と、前記補正用画像データと前記係数とを用いて補正データを生成する補正データ生成部と、前記画像データと前記補正データとを用いて補正処理を行う補正処理部と、を有することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記係数算出部は、前記第2オフセット特性データを用いて前記第1オフセット特性データを除算することにより前記係数を算出し、前記補正データ生成部は、前記補正用画像データに前記係数を乗算することにより前記補正データを生成し、前記補正処理部は、前記画像データから前記補正データを減算することにより、補正後画像データを生成することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記補正部は、前記画像信号と前記補正用画像信号とを差分処理する差分回路を有することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  6. 前記補正部は、前記第1スイッチ素子によって出力された電気信号に対して複数のサンプルホールド回路を備えており、
    前記制御部は、前記第1スイッチ素子によって出力された電気信号を前記複数のサンプルホールド回路の1つに選択的に保持するよう制御することを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  7. 前記補正部は、前記第2スイッチ素子によって出力された電気信号に対して増幅率を変更することが可能な増幅器を備えており、
    前記制御部は、前記第1スイッチ素子によって出力された電気信号に対応する第1蓄積時間と、前記オフセット補正用の電気信号に対応する第2蓄積時間と、に基づいて、前記増幅器の増幅率を制御することを特徴とする請求項5又は6に記載の撮像装置。
  8. 前記補正部は、前記第1スイッチ素子によって出力された電気信号に対応するマルチプレクサと、前記補正用の電気信号に対応する補正用マルチプレクサと、を備えており、
    前記制御部は、所定の画素の前記第1スイッチ素子によって出力された電気信号と、前記所定の画素の前記第2スイッチ素子によって出力されたオフセット補正用の電気信号と、が前記差分回路に同時に出力されるように、前記補正部を制御することを特徴とする請求項5から7のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 前記第1スイッチ素子の導通状態及び非導通状態を制御する第1駆動回路と、前記第2スイッチ素子の導通状態及び非導通状態を制御する第2駆動回路と、を更に有し、
    前記制御部は、前記第1駆動回路及び前記第2駆動回路に制御信号を与えることにより前記検出部の動作を制御することを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の撮像装置。
  10. 請求項1から9のいずれか1項に記載の撮像装置と、
    前記撮像装置の制御を行う制御装置と、
    を含む撮像システム。
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