JP5460114B2 - X線診断装置 - Google Patents

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Description

本発明は、X線診断装置に係り、画像データの輝度の制御が可能なX線診断装置に関する。
X線診断装置は、近年ではカテーテルを用いた血管造影検査やIVR(Interventional Radiology)の発展に伴い循環器分野を中心に進歩を遂げている。そして、循環器分野においては、心臓、頭部、腹部、四肢等のあらゆる部位における血管系の診断や治療を行うために使用される。
このX線診断装置では、天板上に載置された被検体に対してX線を照射するX線照射部及び被検体を透過したX線を検出するX線検出部を保持するCアームや、被検体を載置する天板を移動することにより、被検体に対して様々な角度からの透視やDA(Digital Angiography)を可能にしている。そして、透視やDAにより生成された画像データが所定の輝度にするための制御であるABC(Auto Brightness Control)制御が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
そして、被検体の下肢の診断や治療を行うための検査では、X線照射部及びX線検出部に対して相対的に移動する被検体の造影剤が注入された鼠径部を含む腹部から下肢の足先まで、ABC制御されたX線を照射する。
特開2003−115399号公報
しかしながら、腹部よりも投影断面積が小さい上に体厚が薄い下肢へX線が照射されると、下肢を透過するX線量や、下肢の股間や外側を通過する直接X線の領域が増えて、下肢の画像データの輝度が腹部の画像データの場合よりも高くなるのを抑えるために、下肢に照射するX線量を少なくする制御を行う。このため、下肢の画像データの輝度が低下して、診断や治療の対象である血管の骨に重なる部分を骨と識別するのが困難になる。
この問題に対して、血管と骨を識別可能な画像データを得ようとすると、下肢の股間や外側を通過する直接X線の領域にフィルタを置いて、画像データの輝度が高くなるのを抑制する必要があるため、手間がかかる問題がある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、画像データの輝度の低下を抑制することができるX線診断装置を提供することを目的とする。
上記問題を解決するために、本発明の請求項1にかかるX線診断装置は、天板上に載置された被検体に対してX線を照射するX線照射手段と、前記X線照射手段により照射され、前記被検体を透過したX線を検出するX線検出手段と、前記X線検出手段により検出されたX線に基づいてX線画像を生成する画像生成手段と、前記X線画像における略下端の画素を調べることにより、前記画像生成手段により生成されたX線画像における前記被検体の股間を検出するための股間検出手段と、前記検出した結果に基づいて制御条件を切り替えるX線制御手段と、前記X線照射手段を照射駆動する高電圧発生手段と、前記前記股間検出手段により検出された後に生成されるX線画像の関心領域における輝度の分布を表すヒストグラムから、前記被検体以外を通過した直接X線に対応するピークの輝度を検出する輝度検出手段と、を備え、前記X線制御手段は、前記股間検出手段により検出される前に生成されたX線画像の関心領域における輝度が予め設定された設定輝度値になるX線照射条件を設定し、この設定したX線照射条件で前記X線照射手段が照射駆動されるように前記高電圧発生手段を制御し、前記股間検出手段により検出された後に生成されるX線画像の関心領域における輝度が所定の輝度値以上になるX線照射条件を設定し、この設定したX線照射条件で前記X線照射手段が照射駆動されるように前記高電圧発生手段を制御し、前記輝度検出手段により検出されたピークの輝度が所定の輝度値以上になるX線照射条件を設定し、この設定したX線照射条件で前記X線照射手段が照射駆動されるように前記高電圧発生手段を制御することを特徴とする。
また、本発明の請求項にかかるX線診断装置は、天板上に載置された被検体に対してX線を照射するX線照射手段と、前記X線照射手段により照射され、前記被検体を透過したX線を検出するX線検出手段と、前記X線検出手段により検出されたX線に基づいてX線画像を生成する画像生成手段と、前記X線画像における略下端の画素を調べることにより、前記画像生成手段により生成されたX線画像における前記被検体の股間を検出するための股間検出手段と、前記検出した結果に基づいて制御条件を切り替えるX線制御手段と、前記X線照射手段を照射駆動する高電圧発生手段と、を備え、前記X線制御手段は、前記股間検出手段により検出される前に生成されたX線画像の関心領域における輝度が予め設定された設定輝度値になるX線照射条件を設定し、この設定したX線照射条件で前記X線照射手段が照射駆動されるように前記高電圧発生手段を制御し、前記股間検出手段により検出された後に生成されるX線画像の関心領域における輝度を前記被検体の位置に応じて前記設定輝度値以上の範囲で予め設定されたグラフに沿って可変するX線照射条件を設定し、この設定したX線照射条件で前記X線照射手段が照射駆動されるように前記高電圧発生手段を制御し、前記所定の輝度値は、前記設定輝度値であることを特徴とする。
また、本発明の請求項にかかるX線診断装置は、天板上に載置された被検体に対してX線を照射するX線照射手段と、前記X線照射手段により照射され、前記被検体を透過したX線を検出するX線検出手段と、前記X線検出手段により検出されたX線に基づいてX線画像を生成する画像生成手段と、前記画像生成手段により生成されたX線画像における前記被検体の下肢を検出するための下肢検出手段と、前記検出した結果に基づいて制御条件を切り替えるX線制御手段と、前記X線照射手段を照射駆動する高電圧発生手段と、前記下肢検出手段により検出された後に生成されるX線画像の関心領域における輝度の分布を表すヒストグラムから、前記被検体以外を通過した直接X線に対応するピークの輝度を検出する輝度検出手段と、を有し、前記X線制御手段は、前記輝度検出手段により検出されたピークの輝度が前記所定の輝度値以上になるX線照射条件を設定し、この設定したX線照射条件で前記X線照射手段が照射駆動されるように前記高電圧発生手段を制御することを特徴とする。
また、本発明の請求項10にかかるX線診断装置は、天板上に載置された被検体に対してX線を照射するX線照射手段と、前記X線照射手段により照射され、前記被検体を透過したX線を検出するX線検出手段と、前記X線検出手段により検出されたX線に基づいてX線画像を生成する画像生成手段と、前記画像生成手段により生成されたX線画像における前記被検体の下肢を検出するための下肢検出手段と、前記検出した結果に基づいて制御条件を切り替えるX線制御手段と、前記X線照射手段を照射駆動する高電圧発生手段と、を備え、前記X線制御手段は、前記下肢検出手段により検出される前に生成されたX線画像の関心領域における輝度が予め設定された設定輝度値設定輝度値以上の範囲で予め設定されたグラフに沿って可変するX線照射条件を設定し、この設定したX線照射条件で前記X線照射手段が照射駆動されるように前記高電圧発生手段を制御することを特徴とする。
本発明によれば、被検体へのX線照射に応じて生成された画像データから被検体の下肢に当たる下肢データを検出する下肢検出部を設け、下肢検出部で下肢データが検出された後に生成される画像データの輝度が所定の輝度以上になるように、被検体の下肢に照射するX線を制御することができる。これにより、手間をかけることなく血管の骨に重なる部分を骨と容易に識別することができる画像データを得ることができる。
本発明の実施例に係るX線診断装置の構成を示すブロック図。 本発明の実施例に係る被検体が載置された天板を移動する方向を示す図。 本発明の実施例に係るアーム移動機構の構成及びCアームの回動方向を示す図。 本発明の実施例に係るX線診断装置の動作を示すフローチャート。 本発明の実施例に係る天板の移動中に画像データ生成部で生成された被検体の股の付け根の画像データの一例を示す図。 本発明の実施例に係るピーク位置下肢制御に応じて画像データ生成部で生成される画像データ及びこの画像データの関心領域における輝度分布を表すヒストグラムの一例を示す図。 本発明の実施例に係る輝度検出部から出力される平均輝度を被検体の位置に応じて設定輝度値以上の範囲で可変するためのグラフの一例を示す図。
本発明の実施例を説明する。
以下、本発明によるX線画像診断装置の実施例を、図1乃至図7を参照して説明する。
図1は、本発明の実施例に係るX線診断装置の構成を示したブロック図である。このX線診断装置100は、天板18上に載置された被検体Pに対してX線を照射するX線照射部10と、X線照射部10から照射され、被検体Pを透過したX線を検出してX線投影データを生成するX線検出部14と、X線照射部10及びX線検出部14を保持するCアーム19と、天板18及びCアーム19の移動を行う機構部20とを備えている。
また、X線診断装置100は、X線検出部14で生成されたX線投影データに基づいて画像データを生成する画像データ生成部25と、画像データ生成部25で生成された画像データの輝度を検出する輝度検出部30と、画像データ生成部25で生成された画像データから被検体Pの下肢に当たる下肢データを検出するための下肢検出部35とを備えている。
更に、X線診断装置100は、X線照射部10を照射駆動する高電圧部40と、画像データ生成部25で生成された画像データを表示する表示部50と、各種コマンド等の入力を行う操作部51と、上記の各ユニットを統括して制御するシステム制御部52とを備えている。
X線照射部10は、高電圧部40の駆動によりX線を発生するX線管11と、X線管11と被検体Pの間に配置され、被検体Pに照射するX線管11からのX線の照射範囲を制限するX線絞り器12とを備えている。
X線検出部14は、X線照射部10に対向して配置され、被検体Pを透過したX線を検出して電荷に変換するX線検出器15と、X線検出器15で変換された電荷を読み出してX線投影データを生成する信号処理部16とを備えている。
X線検出器15は例えばX線を直接電荷に変換する直接変換方式であり、入射したX線を電荷に変換して蓄積する列方向及びライン方向の2次元に配列された複数の検出素子と、この検出素子に蓄積された電荷を読み出すための駆動パルスを供給するゲートドライバとを備えている。そして、読み出した電荷を信号処理部16に出力する。なお、X線を光に変換した後、電荷に変換する間接変換方式を用いて実施するようにしてもよい。
信号処理部16は、X線検出器15の検出素子から読み出された電荷を電圧に変換するアンプ及びその電圧を増幅するアンプと、このアンプの出力をデジタル信号に変換するA/D変換器と、A/D変換器からの信号を時系列信号に変換してX線投影データを生成するパラレル・シリアル変換器とを備えている。そして、生成したX線投影データを画像データ生成部25に出力する。
機構部20は、被検体PのX線透視やX線撮影を行うために、天板18を長手方向、幅方向、及び上下方向の各方向へ移動する天板移動機構21と、天板18上の被検体Pに対するX線照射部10及びX線検出部14の角度や位置を設定するためにCアーム19を移動するアーム移動機構22と、天板移動機構21及びアーム移動機構22を制御する機構制御部23とを備えている。
天板移動機構21は、被検体Pの下肢造影検査では、図2に示すように、造影剤が注入された鼠径部を含む腹部から下肢における股の付け根、大腿部、膝部、下腿部、及び足先の順に血管内を流れる造影剤を追いかける速度で、所定の角度で停止したX線照射部10及びX線検出部14に対して被検体Pを頭部の方向に移動するために、天板18を矢印L1方向へ移動する。
図3は、アーム移動機構22の構成及びCアーム19の移動方向を示した図である。アーム移動機構22は、一端部近傍でX線照射部10を保持すると共に他端部近傍でX線検出部14を保持するCアーム19を矢印R1方向に回動可能に支持する第1の支持体221と、第1の支持体221を矢印R2回動可能に支持する第2の支持体222と、上方に配置された2つのガイドレール224とを備えている。また、ガイドレール224に支持され、第2の支持体222を、鉛直線223aを中心として回動可能に支持し、またガイドレール224に沿って移動可能に支持し、更にガイドレール224に対して垂直方向に水平移動可能に支持する第3の支持体223を備えている。なお、下肢造影検査では、所定の位置で停止させた天板18に対して、被検体Pを足先の方向に移動するために、X線照射部10及びX線検出部14を所定の角度で保持したCアーム19を図2のL1方向とは反対方向へ移動するように実施してもよい。
図1に示した画像データ生成部25は、X線検出部14の信号処理部16から出力されたX線投影データに基づいて画像データを生成し、生成した画像データを輝度検出部30、下肢検出部35、及び表示部50に出力する。
輝度検出部30は、画像データ生成部25から出力された画像データに設定された関心領域における平均の輝度を検出する。また、関心領域における輝度分布として表されるヒストグラムから高輝度領域のピークの輝度を検出する。そして、検出した平均輝度やピーク輝度の輝度情報を高電圧部40に出力する。
下肢検出部35は、天板18の移動中に画像データ生成部25から出力される画像データに被検体Pの下肢に当たる下肢データが含まれているか否かを調べる。そして、下肢データが含まれている場合、その下肢データを検出した検出結果を高電圧部40に出力する。
高電圧部40は、透視用のX線及びこの透視用よりも高エネルギーの撮影用のX線を発生させるためにX線照射部10のX線管11を照射駆動する高電圧発生部41と、輝度検出部30から出力される輝度情報や下肢検出部35から出力される検出結果に基づいて高電圧発生部41を制御するX線制御部42とを備えている。
X線制御部42は、被検体Pの腹部、股の付け根、大腿部、膝部、下腿部、足先の順にX線を照射する下肢造影検査において、下肢検出部35で下肢データが検出されるまでの間、輝度検出部30から出力される平均輝度を被検体Pの体幹用に設定された設定輝度値にするための制御条件であるABC制御(Auto Brightness Control)を行う。このABC制御では、輝度検出部30から出力される平均輝度が設定輝度値になる管電圧、管電流、パルス幅等のX線照射条件を設定し、設定したX線照射条件でX線管11が照射駆動されるように高電圧発生部41を制御する。
また、下肢検出部35で下肢データが検出されたとき、ABC制御を輝度検出部30から出力される輝度を所定の輝度値以上にするための制御条件である下肢制御に切り替える。この下肢制御では、輝度検出部30から出力される輝度が所定の輝度値以上になるX線照射条件を設定し、設定したX線照射条件でX線管11が照射駆動されるように高電圧発生部41を制御する。
そして、下肢制御には、輝度検出部30から出力されるピーク輝度を予め設定された下肢輝度値以上にするための制御であるピーク位置下肢制御と、輝度検出部30から出力される平均輝度を被検体Pの位置に応じてABC制御用の設定輝度値以上の範囲で可変するための制御である可変下肢制御とがある。操作部51からピーク位置下肢制御又は可変下肢制御を設定することにより、設定された下肢制御を行う。
表示部50はCRTや液晶パネル等を備え、画像データ生成部25から出力された画像データを表示する。
操作部51は、キーボード、トラックボール、ジョイスティック、マウスなどの入力デバイスを備え、被検体Pを識別する氏名やID番号等の被検体情報、X線照射部10及びX線検出部14の角度や位置、並びに天板18の位置等の検査情報等を設定するための入力操作、表示に関する諸条件の設定や選択を行なうための入力操作等を行う。
システム制御部52は、CPUと記憶回路を備え、操作部51から入力された入力情報を一旦記憶した後、これらの入力情報に基づいてX線照射部10、X線検出部14、機構部20、画像データ生成部25、輝度検出部30、下肢検出部35、及び高電圧部40の制御やシステム全体の制御を行なう。
以下、図1乃至図7を参照して、X線診断装置100の動作の一例を説明する。図4は、X線診断装置100の動作を示すフローチャートである。図5は、天板18の移動中に画像データ生成部25で生成された被検体Pの股の付け根の画像データの一例を示す図である。図6は、ピーク位置下肢制御に応じて画像データ生成部25で生成される画像データ及びこの画像データの関心領域における輝度分布を表すヒストグラムの一例を示す図である。図7は、輝度検出部30から出力される平均輝度を被検体Pの位置に応じて設定輝度値以上の範囲で可変するためのグラフの一例を示す図である。
図4において、天板18上に載置された被検体Pの下肢造影検査を行うために例えば鼠径部から下肢動脈に造影剤が注入された後、操作部51から下肢造影検査開始の操作が行われると、X線診断装置100は動作を開始する(ステップS1)。
システム制御部52は、X線照射部10、X線検出部14、機構部20、画像データ生成部25、輝度検出部30、下肢検出部35、及び高電圧部40に下肢造影検査を指示する。機構部20の機構制御部23は、天板移動機構21及びアーム移動機構22を制御する。そして、被検体Pの間に配置されたX線照射部10及びX線検出部14を保持するCアーム19を所定の角度で停止させた状態で、被検体Pの腹部から下肢の股の付け根、大腿部、膝部、下腿部、足先の順に血管内を流れる造影剤を追いかける速度で、天板18をL1方向へ移動させる。
高電圧部40のX線制御部42は、高電圧発生部41を制御する。高電圧発生部41は、X線照射部10を照射駆動する。X線照射部10は、天板18上に載置された被検体Pの腹部にX線を照射する。X線検出部14は、被検体Pを透過したX線を検出してX線投影データを生成し、生成したX線投影データを画像データ生成部25に出力する。画像データ生成部25は、X線検出部14から出力されたX線投影データから画像データを生成し、生成した画像データを輝度検出部30、下肢検出部35、及び表示部50に出力する。
輝度検出部30は、画像データ生成部25から出力された画像データに設定された関心領域における輝度情報をX線制御部42に出力する。X線制御部42は、輝度検出部30から出力される輝度情報に基づいて、関心領域の平均輝度を設定輝度値にするためのABC制御を行う(ステップS2)。
下肢検出部35は、天板18をL1方向へ移動中に画像データ生成部25から出力された画像データに下肢データが含まれているか否かを調べる。そして、その画像データに下肢データが含まれている場合(ステップS3のはい)、下肢検出部35は下肢データを検出した下肢検出情報をX線制御部42に出力する。また、画像データに下肢データが含まれていない場合(ステップS3のいいえ)、ステップS2へ戻る。
図5は、天板18の移動中に画像データ生成部25で生成された被検体Pの股の付け根の画像データの一例を示した図である。この画像データ60は、上方が被検体Pの頭部の方向を示し、下方が足先の方向を示している。そして、被検体Pを透過したX線に対応する被写体データ601、及び被検体P以外の股間の空気を通過した直接X線に対応する空気データ602により構成され、画像データ60には関心領域603が設定されている。
被写体データ601は、被検体Pに一部が吸収された後のX線に対応しているため、低い輝度の画素により構成されている。また、空気データ602は空気を通過した直接X線に対応しているため、被写体データ601の低輝度よりも高い輝度の画素により構成されている。更に、関心領域603は、被写体データ601の一部の低輝度の画素及び空気データ602の一部の高輝度の画素により構成されている。
下肢検出部35では、図5に示した画像データ60に含まれる被写体データ601の下端部の中央近傍に形成される被検体Pの股間に当たる空気データ602を検出するために、画像データ60の下端部の一端部から他端部の方向(例えば矢印LR方向)へ向けて画素を調べる。
そして、下端部が高輝度の画素領域を検出した後に低輝度の画素領域を検出する2つの領域により構成されている場合、被検体Pの腹部が天板18の幅方向の一方向に偏っている下肢データを含まない画像データであると判断する。また、下端部が低輝度の画素領域を検出した後に高輝度の画素領域を検出する2つの領域により構成されている場合、被検体Pの腹部が天板18の幅方向の他方向に偏っている下肢データを含まない画像データであると判断する。また、下端部が低輝度の画素領域のみを検出する1つの領域により構成されている場合、被検体Pの腹部が天板18の幅方向における中央近傍に位置している下肢データを含まない画像データであると判断する。
また、図5に示すように、下端部が低輝度の画素領域を検出した後に高輝度の画素領域を検出し、その高輝度の画素領域を検出した後に低輝度の画素領域を検出する3つの領域により構成されている場合、低輝度の画素領域間の高輝度の画素領域(空気データ602の領域)が被検体Pの股間に当たり、被検体Pの下肢が天板18の幅方向における中央近傍に位置している画像データであると判断する。これにより、下肢データを検出する。
更に、下端部が1つめの高輝度の画素領域を検出した後に1つめの低輝度の画素領域を検出し、その1つめの低輝度の画素領域を検出した後に2つめの高輝度の画素領域を検出し、その2つめの高輝度の画素領域を検出した後に2つめの低輝度の画素領域を検出する4つの領域により構成されている場合、2つめの高輝度の画素領域が被検体Pの股間に当たり、被検体Pの下肢が天板18の幅方向の一方向に偏っている画像データであると判断する。これにより、下肢データを検出する。
更にまた、下端部が1つめの低輝度の画素領域を検出した後に1つめの高輝度の画素領域を検出し、その1つめの高輝度の画素領域を検出した後に2つめの低輝度の画素領域を検出し、その2つめの低輝度の画素領域を検出した後に2つめの高輝度の画素領域を検出する4つの領域により構成されている場合、1つめの高輝度の画素領域が被検体Pの股間に当たり、被検体Pの下肢が天板18の幅方向の他方向に偏っている画像データであると判断する。これにより、下肢データを検出する。
このように、画像データ生成部25で生成された画像データに含まれる下肢データを検出することができる。
ステップS3の「はい」の後に、X線制御部42は、下肢検出部35から出力された下肢検出情報及び輝度検出部30から出力された輝度情報に基づいて、関心領域における輝度を所定の輝度値以上にするための下肢制御を行う(図4のステップS4)。
このように、下肢検出部35から出力された下肢検出情報に基づいて、ABC制御から下肢制御に切り替えることができる。
ここで、図6を参照して、下肢制御におけるピーク位置下肢制御の例を説明する。
図6は、ピーク位置下肢制御に応じて画像データ生成部25で生成される画像データ及びこの画像データの関心領域における輝度分布を表すヒストグラムの一例を示した図である。
図6(a)において、画像データ61は、被検体Pの大腿部へのX線照射に応じて生成され、被検体Pを透過したX線に対応する低輝度の被写体データ611、及び被検体P以外を通過した直接X線に対応する高輝度の空気データ612により構成される。そして、画像データ61には、関心領域613が設定されている。
ヒストグラム71は、画像データ61の関心領域613における輝度の分布を表し、空気データ612の高輝度領域に対応するピーク711、及び被写体データ611の低輝度領域に対応するピーク712を有する。そして、ピーク711の輝度は、例えば下肢輝度値よりも高輝度を示している。
ここで、被検体Pの大腿部へのABC制御によるX線照射に応じて生成される画像データは、画像データ61と同様に、低輝度の被写体データ及び高輝度の空気データにより構成される。そして、その画像データの関心領域613と同じ領域における輝度分布は、ヒストグラム72として表される。このヒストグラム72の空気データに対応する高輝度領域のピーク721の輝度は、例えば下肢輝度値よりも高輝度を示している。
図6(b)において、画像データ62は、図6(a)に示した画像データ61の生成された位置からL1方向へ移動した被検体Pの膝部へのX線照射に応じて生成され、被検体Pを透過したX線に対応する低輝度の被写体データ621、及び被検体P以外を通過した直接X線に対応する高輝度の空気データ622により構成される。そして、画像データ62には、画像データ61の関心領域613と同じ領域に関心領域623が設定されている。
ヒストグラム73は、画像データ62の関心領域623における輝度の分布を表し、空気データ622の高輝度領域に対応するピーク731、及び被写体データ621の低輝度領域に対応するピーク732を有する。そして、ピーク731の輝度は、例えば下肢輝度値に一致している。
ここで、被検体Pの膝部へのABC制御によるX線照射に応じて生成される画像データは、画像データ62と同様に、低輝度の被写体データ及び高輝度の空気データにより構成される。そして、その画像データの関心領域623と同じ領域における輝度分布は、ヒストグラム74として表される。空気データの高輝度領域に対応するピーク741の輝度はヒストグラム73のピーク731の輝度よりも低輝度を示し、被写体データの低輝度領域に対応するピーク742の輝度は、ピーク732の輝度よりも低輝度を示すことになる。
また、画像データ62は大腿部よりも投影断面積が小さい上に体厚が薄い膝部のデータであるため、被写体データ621は図6(a)の被写体データ611よりも狭い面積を有し、空気データ622は図6(a)の空気データ612よりも広い面積を有する。このため、ABC制御では、被検体Pの膝部に照射するX線の強度を大腿部に照射する場合よりも下げる。これにより、ピーク741の輝度はヒストグラム72のピーク721の輝度よりも低輝度を示し、ピーク742の輝度はピーク722の輝度よりも低輝度を示すことになる。
このように、ピーク位置下肢制御では、X線透過率の高い直接X線に対応するピーク731の輝度を下肢輝度値以上にすることにより、ABC制御によるピーク742の輝度よりも高いピーク732の輝度に上げることができる。これにより、被検体Pの膝部の診断や治療の対象である血管の骨に重なる部分を骨と容易に識別することができる画像データを生成することができる。
図6(c)において、画像データ63は、図6(b)に示した画像データ62の生成された位置からL1方向へ移動した被検体Pの足先へのX線照射に応じて生成され、被検体Pを透過したX線に対応する低輝度の被写体データ631、及び被検体P以外を通過した直接X線に対応する高輝度の空気データ632により構成される。そして、画像データ63には、図6(a)の画像データ61における関心領域613と同じ領域に関心領域633が設定されている。
ヒストグラム75は、画像データ61の関心領域633における輝度の分布を表し、空気データ632の高輝度領域に対応するピーク751、及び被写体データ631の低輝度領域に対応するピーク752を有する。そして、ピーク751の輝度は、下肢輝度値に一致している。
ここで、被検体Pの足先へのABC制御によるX線照射に応じて生成される画像データは、画像データ61と同様に、低輝度の被写体データ及び高輝度の空気データにより構成される。そして、その画像データの関心領域633と同じ領域における輝度分布は、ヒストグラム76として表される。このヒストグラム76における空気データの高輝度領域に対応するピーク761の輝度はヒストグラム74のピーク741の輝度よりも低輝度を示し、被写体データの低輝度領域に対応するピーク762はピーク742よりも低輝度を示すことになる。
また、画像データ63は膝部よりも投影断面積が小さい上に体厚が薄い足先のデータであるため、被写体データ631は図6(b)の被写体データ621よりも小さい面積を有し、空気データ632は図6(b)の空気データ622よりも大きな面積を有する。このため、被検体Pの足先に照射するX線の強度を膝部に照射する場合よりも下げる。これにより、ピーク761の輝度はヒストグラム74におけるピーク741の輝度よりも低輝度を示し、ピーク762の輝度はピーク742の輝度よりも低輝度を示すことになる。
このように、ピーク位置下肢制御では、X線透過率の高い直接X線に対応するピーク751の輝度を下肢輝度値以上にすることにより、ABC制御によるピーク762の輝度よりも高いピーク752の輝度に上げることができる。これにより、被検体Pの足先の診断や治療の対象である血管の骨に重なる部分を骨と容易に識別することができる画像データを生成することができる。
なお、輝度の範囲を例えば4095階調で表し、ABC制御における設定輝度値を例えば300としたとき、画像データ61乃至63の被写体データ611,621,631に含まれる骨に重なった血管のデータの識別が可能なように、下肢輝度を例えば2000〜4095の範囲で設定する。
ステップS4の後に、高電圧発生部41は、X線制御部42の下肢制御により、X線照射部10を照射駆動する。X線照射部10は、L1方向へ移動している天板18上に載置された被検体Pの下肢にX線を照射する。X線検出部14は、被検体Pを透過したX線を検出してX線投影データを生成し、生成したX線投影データを画像データ生成部25に出力する。画像データ生成部25は、X線検出部14から出力されたX線投影データから画像データを生成し、生成した画像データを輝度検出部30、下肢検出部35、及び表示部50に出力する。
ステップS4の後、被検体Pの、操作部51からX線透視停止の操作が行われると、システム制御部52が、X線照射部10、X線検出部14、機構部20、画像データ生成部25、輝度検出部30、下肢検出部35、及び高電圧部40にX線透視の停止を指示することにより、X線診断装置100は動作を終了する(図4のステップS5)。
次に、図7及び図8を参照して、下肢制御における可変下肢制御の例を説明する。
図7は、輝度検出部30から出力される平均輝度を被検体Pの位置に応じて設定輝度値以上の範囲で可変するためのグラフの一例を示した図である。このグラフ80は例えばシグモイド曲線で表され、下肢検出部35で下肢データが検出されたときを起点としてX線照射される被検体Pの下肢の位置と輝度の関係を表している。
ここで、下肢検出部35で下肢データが検出されたときの被検体Pの股の付け根である位置「0」に対して、輝度の範囲を例えば4095階調で表したときの設定輝度値である例えば「300」を輝度の下限として定める。また、被検体Pの股の付け根及び膝部よりも投影断面積が小さい上に体厚が薄い足先である位置「X2」に対して、輝度の上限である例えば「750」を定める。更に、被検体Pの股の付け根よりも投影断面積が小さい上に体厚が薄く、且つ足先よりも投影断面積が大きい上に体厚が厚い膝部である位置「X1」に対して、「750」付近の「B」を定める。これによりグラフ80を作成することができる。
X線制御部42は、輝度検出部30から出力される平均輝度をL1方向へ移動する被検体Pの位置に応じて下限である「300」と上限である「750」間でグラフ80に沿った輝度に可変するための可変下肢制御を行う。
そして、被検体Pが位置「0」であるとき、輝度検出部30から出力される平均輝度が「300」になるX線照射条件を設定し、設定したX線照射条件でX線管11が照射駆動されるように高電圧発生部41を制御する。
また、被検体Pが位置「0」からL1方向に例えば20cm移動した位置「X1」であるとき、輝度検出部30から出力される平均輝度が「B」になるX線照射条件を設定し、設定したX線照射条件でX線管11が照射駆動されるように高電圧発生部41を制御する。
更に、被検体Pが位置「X1」からL1方向に移動した位置「X2」であるとき、輝度検出部30から出力される平均輝度が「750」になるX線照射条件を設定し、設定したX線照射条件でX線管11が照射駆動されるように高電圧発生部41を制御する。
なお、股の付け根から膝部までの長さである「X1」、及び股の付け根から足先までの長さである「X2」を被検体P毎に操作部51から入力することにより、より適切なX線を照射することができる。
このように、可変下肢制御では、輝度検出部30から出力される平均輝度を被検体Pの下肢の位置に応じて設定輝度値以上の範囲でグラフ80に沿って可変することができる。これにより、被検体Pの下肢の診断や治療の対象である血管の骨に重なる部分を骨と容易に識別することができる画像データを生成することができる。
以上述べた本発明の実施例によれば、輝度検出部30からの輝度情報及び下肢検出部35からの下肢検出情報に基づいて、下肢検出部35で下肢データが検出される前に画像データ生成部25で生成された画像データの関心領域における平均輝度を設定輝度値にするためのABC制御を行うことができる。
また、下肢検出部35で下肢データが検出された後に画像データ生成部25で生成される画像データの関心領域における輝度を所定の輝度値以上にするための下肢制御を行うことができる。そして、下肢制御では、輝度検出部30から出力されるピーク輝度を下肢輝度値以上にするためのピーク位置下肢制御を行うことができる。また、輝度検出部30から出力される平均輝度を被検体Pの位置に応じて設定輝度値以上の範囲でグラフ80に沿って可変するための可変下肢制御を行うことができる。
これにより、下肢へのX線照射に応じて生成される画像データの輝度を、ABC制御によるX線照射に応じて生成される画像データの輝度よりも上げることが可能となり、被検体Pの下肢の診断や治療の対象である血管の骨に重なる部分を骨と容易に識別することができる画像データを得ることができる。また、フィルタを置く手間を削減し、画像データの画質が良くなることで、手技の時間を軽減することができる。
P 被検体
10 X線照射部
11 X線管
12 X線絞り器
14 X線検出部
15 X線検出器
16 信号処理部
18 天板
19 Cアーム
20 機構部
21 天板移動機構
22 アーム移動機構
23 機構制御部
25 画像データ生成部
30 輝度検出部
35 下肢検出部
40 高電圧部
41 高電圧発生部
42 X線制御部
50 表示部
51 操作部
52 システム制御部
100 X線診断装置

Claims (12)

  1. 天板上に載置された被検体に対してX線を照射するX線照射手段と、
    前記X線照射手段により照射され、前記被検体を透過したX線を検出するX線検出手段と、
    前記X線検出手段により検出されたX線に基づいてX線画像を生成する画像生成手段と、
    前記X線画像における略下端の画素を調べることにより、前記画像生成手段により生成されたX線画像における 前記被検体の股間を検出するための股間検出手段と、
    前記検出した結果に基づいて制御条件を切り替えるX線制御手段と、
    前記X線照射手段を照射駆動する高電圧発生手段と、
    前記股間検出手段により検出された後に生成されるX線画像の関心領域における輝度の分布を表すヒストグラムから、前記被検体以外を通過した直接X線に対応するピークの輝度を検出する輝度検出手段と、を備え、
    前記X線制御手段は、前記股間検出手段により検出される前に生成されたX線画像の関心領域における輝度が予め設定された設定輝度値になるX線照射条件を設定し、この設定したX線照射条件で前記X線照射手段が照射駆動されるように前記高電圧発生手段を制御し、前記股間検出手段により検出された後に生成されるX線画像の関心領域における輝度が所定の輝度値以上になるX線照射条件を設定し、この設定したX線照射条件で前記X線照射手段が照射駆動されるように前記高電圧発生手段を制御し、前記輝度検出手段により検出されたピークの輝度が所定の輝度値以上になるX線照射条件を設定し、この設定したX線照射条件で前記X線照射手段が照射駆動されるように前記高電圧発生手段を制御することを特徴とするX線診断装置。
  2. 前記天板を前記被検体の頭部の方向に移動する、又は前記X線照射手段及び前記X線検出手段を前記被検体の足先の方向に移動する移動手段を有し、
    前記股間検出手段は、前記移動手段による前記天板、又は前記X線照射手段及び前記X線検出手段の移動中に、前記画像生成手段により生成されたX線画像から前記股間を検出するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のX線診断装置。
  3. 前記股間検出手段は、前記画像生成手段により生成された一方が前記被検体の頭部の方向を示し、他方が足先の方向を示すX線画像における前記他方の端部の一端部から他端部の方向へ向けて画素を調べ、前記他方の端部が低輝度の画素領域を検出した後に高輝度の画素領域を検出し、その高輝度の画素領域を検出した後に低輝度の画素領域を検出する3つの領域により構成されている場合、又は前記他方の端部が1つめの高輝度の画素領域又は低輝度の画素領域の一方の画素領域を検出した後に1つめの他方の画素領域を検出し、その1つめの他方の画素領域を検出した後に2つめの一方の画素領域を検出し、その2つめの一方の画素領域を検出した後に2つめの他方の画素領域を検出する4つの領域により構成されている場合に股間を検出することを特徴とする請求項に記載のX線診断装置。
  4. 天板上に載置された被検体に対してX線を照射するX線照射手段と、
    前記X線照射手段により照射され、前記被検体を透過したX線を検出するX線検出手段と、
    前記X線検出手段により検出されたX線に基づいてX線画像を生成する画像生成手段と、
    前記X線画像における略下端の画素を調べることにより、前記画像生成手段により生成されたX線画像における 前記被検体の股間を検出するための股間検出手段と、
    前記検出した結果に基づいて制御条件を切り替えるX線制御手段と、
    前記X線照射手段を照射駆動する高電圧発生手段と、を備え、
    前記X線制御手段は、前記股間検出手段により検出される前に生成されたX線画像の関心領域における輝度が予め設定された設定輝度値になるX線照射条件を設定し、この設定したX線照射条件で前記X線照射手段が照射駆動されるように前記高電圧発生手段を制御し、前記股間検出手段により検出された後に生成されるX線画像の関心領域における輝度を前記被検体の位置に応じて前記設定輝度値以上の範囲で予め設定されたグラフに沿って可変するX線照射条件を設定し、この設定したX線照射条件で前記X線照射手段が照射駆動されるように前記高電圧発生手段を制御し、
    前記所定の輝度値は、前記設定輝度値であることを特徴とするX線診断装置。
  5. 前記天板を前記被検体の頭部の方向に移動する、又は前記X線照射手段及び前記X線検出手段を前記被検体の足先の方向に移動する移動手段を有し、
    前記股間検出手段は、前記移動手段による前記天板、又は前記X線照射手段及び前記X線検出手段の移動中に、前記画像生成手段により生成されたX線画像から前記股間を検出するようにしたことを特徴とする請求項4に記載のX線診断装置。
  6. 前記股間検出手段は、前記画像生成手段により生成された一方が前記被検体の頭部の方向を示し、他方が足先の方向を示すX線画像における前記他方の端部の一端部から他端部の方向へ向けて画素を調べ、前記他方の端部が低輝度の画素領域を検出した後に高輝度の画素領域を検出し、その高輝度の画素領域を検出した後に低輝度の画素領域を検出する3つの領域により構成されている場合、又は前記他方の端部が1つめの高輝度の画素領域又は低輝度の画素領域の一方の画素領域を検出した後に1つめの他方の画素領域を検出し、その1つめの他方の画素領域を検出した後に2つめの一方の画素領域を検出し、その2つめの一方の画素領域を検出した後に2つめの他方の画素領域を検出する4つの領域により構成されている場合に股間を検出することを特徴とする請求項5に記載のX線診断装置。
  7. 天板上に載置された被検体に対してX線を照射するX線照射手段と、
    前記X線照射手段により照射され、前記被検体を透過したX線を検出するX線検出手段と、
    前記X線検出手段により検出されたX線に基づいてX線画像を生成する画像生成手段と、
    前記画像生成手段により生成されたX線画像における前記被検体の下肢を検出するための下肢検出手段と、
    前記検出した結果に基づいて制御条件を切り替えるX線制御手段と、
    前記X線照射手段を照射駆動する高電圧発生手段と、
    前記下肢検出手段により検出された後に生成されるX線画像の関心領域における輝度の分布を表すヒストグラムから、前記被検体以外を通過した直接X線に対応するピークの輝度を検出する輝度検出手段と、を有し、
    前記X線制御手段は、前記輝度検出手段により検出されたピークの輝度が前記所定の輝度値以上になるX線照射条件を設定し、この設定したX線照射条件で前記X線照射手段が照射駆動されるように前記高電圧発生手段を制御することを特徴とするX線診断装置。
  8. 前記天板を前記被検体の頭部の方向に移動する、又は前記X線照射手段及び前記X線検出手段を前記被検体の足先の方向に移動する移動手段を有し、
    前記下肢検出手段は、前記移動手段による前記天板、又は前記X線照射手段及び前記X線検出手段の移動中に、前記画像生成手段により生成されたX線画像から前記下肢を検出するようにしたことを特徴とする請求項7に記載のX線診断装置。
  9. 前記下肢検出手段は、前記画像生成手段により生成された一方が前記被検体の頭部の方向を示し、他方が足先の方向を示すX線画像における前記他方の端部の一端部から他端部の方向へ向けて画素を調べ、前記他方の端部が低輝度の画素領域を検出した後に高輝度の画素領域を検出し、その高輝度の画素領域を検出した後に低輝度の画素領域を検出する3つの領域により構成されている場合、又は前記他方の端部が1つめの高輝度の画素領域又は低輝度の画素領域の一方の画素領域を検出した後に1つめの他方の画素領域を検出し、その1つめの他方の画素領域を検出した後に2つめの一方の画素領域を検出し、その2つめの一方の画素領域を検出した後に2つめの他方の画素領域を検出する4つの領域により構成されている場合に下肢を検出することを特徴とする請求項8に記載のX線診断装置。
  10. 天板上に載置された被検体に対してX線を照射するX線照射手段と、
    前記X線照射手段により照射され、前記被検体を透過したX線を検出するX線検出手段と、
    前記X線検出手段により検出されたX線に基づいてX線画像を生成する画像生成手段と、
    前記画像生成手段により生成されたX線画像における前記被検体の下肢を検出するための下肢検出手段と、
    前記検出した結果に基づいて制御条件を切り替えるX線制御手段と、
    前記X線照射手段を照射駆動する高電圧発生手段と、を備え、
    前記X線制御手段は、前記下肢検出手段により検出される前に生成されたX線画像の関心領域における輝度が予め設定された設定輝度値設定輝度値以上の範囲で予め設定されたグラフに沿って可変するX線照射条件を設定し、この設定したX線照射条件で前記X線照射手段が照射駆動されるように前記高電圧発生手段を制御することを特徴とするX線診断装置。
  11. 前記天板を前記被検体の頭部の方向に移動する、又は前記X線照射手段及び前記X線検出手段を前記被検体の足先の方向に移動する移動手段を有し、
    前記下肢検出手段は、前記移動手段による前記天板、又は前記X線照射手段及び前記X線検出手段の移動中に、前記画像生成手段により生成されたX線画像から前記下肢を検出するようにしたことを特徴とする請求項10に記載のX線診断装置。
  12. 前記下肢検出手段は、前記画像生成手段により生成された一方が前記被検体の頭部の方向を示し、他方が足先の方向を示すX線画像における前記他方の端部の一端部から他端部の方向へ向けて画素を調べ、前記他方の端部が低輝度の画素領域を検出した後に高輝度の画素領域を検出し、その高輝度の画素領域を検出した後に低輝度の画素領域を検出する3つの領域により構成されている場合、又は前記他方の端部が1つめの高輝度の画素領域又は低輝度の画素領域の一方の画素領域を検出した後に1つめの他方の画素領域を検出し、その1つめの他方の画素領域を検出した後に2つめの一方の画素領域を検出し、その2つめの一方の画素領域を検出した後に2つめの他方の画素領域を検出する4つの領域により構成されている場合に下肢を検出することを特徴とする請求項11に記載のX線診断装置。
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