JP2010279475A - X線診断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】透視画像上に適切な血管画像を表示できるようにする。
【解決手段】画像演算部9bは画像データ記憶部9aに記憶されているX線画像データに基づいて、血管が投影される血管画像データと、血管内に挿入されるデバイスが投影される透視画像データとを生成する。画像演算部9bは生成した血管画像データに、心電計8から出力される心電位相を関連付ける。血管画像決定部9cは血管が一番確認し易い血管画像データを決定する。同位相最新透視画像取得部9dは、血管画像決定部9cで決定された血管画像データに関連付けられている心電位相と同位相の透視画像データを取得する。重畳画像生成部9eは、透視終了が指示されたとき血管画像データと、透視終了時に最も近いタイミングであって、血管画像データと同位相の最新の透視画像データを重ね合わせた重畳画像データを生成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、X線診断装置に関し、特に、透視画像上に適切な血管画像を表示するX線診断装置に関する。
IVR(Interventional Radiology)において、血管内にカテーテルを挿入して疾患部位まで進め、血管の狭窄部を拡張するか、あるいは血管に塞栓物質を注入する。このカテーテルの操作を行う際、リアルタイムの透視画像と事前に造影撮影した血管画像とを、それぞれ2台のモニタに表示して比較することで、血管とカテーテルの位置関係を把握している。
しかしながら、2台のモニタに表示された透視画像と血管画像とを比較しながら、カテーテルの血管に対する位置を確認しなければならない。そのため、操作者は、視線の移動を常に強いられ、疲労が激しい。また、カテーテルと血管の位置関係も明確には得られない。
そこで、例えば、特許文献1には、1台のモニタ上で、透視終了時の画像に合わせて血管画像を表示したり、静止画または動画の血管画像を重ね合わせて表示したりする技術が提案されている。
特開2006−346080号公報
特許文献1の記載によれば、透視終了時の画像上のカテーテルの位置を、画像切り替えによる残像効果によって次に表示する血管画像上で把握しているが、残像効果は一時的なものであり、カテーテルと血管との位置関係を明確に把握することができない課題があった。
また、心臓のような常に動きのある部位の動画像を重ね合わせて表示する場合、透視終了時の位相と合う動画中の心電位相が最大でも1心拍に1回であり、操作者が頭の中で位置補正を行う必要があった。
さらに、静止画像を重ね合わせて表示する場合も、その心電位相が必ずしも確認しやすい位相とは限らない課題があった。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、透視画像上に適切な血管画像を表示するX線診断装置を提供することである。
請求項1記載の発明の特徴は、被検体に対して透視または撮影を行うX線診断装置において、被検体にX線を照射する照射手段と、被検体を透過したX線を検出する検出手段と、検出手段の出力に基づいて、少なくとも血管が投影される血管画像と、少なくとも血管内に挿入されるデバイスが投影される透視画像を生成する画像演算手段と、被検体の心電位相を取得する心電位相取得手段と、心電位相取得手段により取得された心電位相を血管画像に関連付ける心電位相関連付け手段と、血管画像を決定する血管画像決定手段と、決定手段により決定された血管画像に関連付けられている心電位相と同位相の最新の透視画像を取得する最新透視画像取得手段と、決定手段により決定された血管画像、および、最新透視画像取得手段により取得された最新の透視画像を重ねた合わせた重畳画像を生成する重畳画像生成手段とを備えることである。
本発明によれば、透視画像上に適切な血管画像を表示することが可能となる。
本発明を適用したX線診断装置の構成例を示す図である。 血管画像と透視画像を重ね合わせた重畳画像の生成処理を説明するフローチャートである。 血管画像と透視画像を重ね合わせた重畳画像の生成処理を説明するタイムチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明を適用したX線診断装置の構成例を示す図である。
図1に示すように、X線診断装置には、被検体Pに対してX線を発生するX線発生部1、X線発生部1に印加する高電圧を発生する高電圧発生部2、被検体Pを透過したX線を検出するX線検出部3、被検体Pを間にしてX線発生部1とX線検出部3とを対向するように支持する保持アーム4、被検体Pを載置する寝台5、保持アーム4と寝台5の機構部6、および、機構部6を制御する機構制御部7が備えられている。
またX線診断装置には、被検体Pの心臓心拍を計測する心電計8、X線検出部3で検出された画像データの記憶および画像演算を行う画像演算・記憶部9、画像演算・記憶部9から出力された画像を表示する表示部10、X線診断装置の各部を制御するシステム制御部11、および、操作者がシステム制御部11に対して指示入力するための操作部12が備えられている。
X線発生部1は、X線管1aおよびX線絞り器1bを有する。X線管1aは、高電圧発生部2によって印加される高電圧とフィラメント電流に基づいてX線を発生し、被検体Pの周囲を回転移動しながら、被検体Pに向けてこのX線を照射する照射手段として機能する。X線絞り器1bは、X線管1aのX線照射野を成形する。
高電圧発生部2は、システム制御部11の制御の下、X線発生部1に高電圧を印加し、フィラメント電流を供給する。
X線検出部3は、平面検出器3a、画像データ生成部3b、およびゲートドライバ3cによって構成されている。このX線検出部3は、被検体を透過したX線を検出する検出手段として機能する。
平面検出器3aは、複数の検出素子を有し、これら複数の検出素子によって被検体Pを透過したX線を検出し、検出した信号を画像データ生成部3bに出力する。
画像データ生成部3bは、電荷・電圧変換器3b−1、A/D(Analog to Digital)変換器3b−2、およびパラレル・シリアル変換器3b−3によって構成されている。
電荷・電圧変換器3b−1は、平面検出器3aから出力されるX線画像信号を電圧信号に変換し、A/D変換器3b−2に出力する。
A/D変換器3b−2は、システム制御部11の制御の下、電圧信号に変換されたX線画像信号をデジタルデータに変換し、パラレル・シリアル変換器3b−3に出力する。
パラレル・シリアル変換器3b−3は、システム制御部11の制御の下、A/D変換されたX線画像データをパラレルデータからシリアルデータに変換し、画像演算・記憶部9に出力する。
ゲートドライバ3cは、システム制御部11の制御の下、平面検出器3aの検出素子を駆動する。
本実施の形態では、被検体Pに造影剤を注入するとともに、高線量のX線を曝射して撮像することを「撮影」と呼び、造影剤を注入せずに低線量のX線を曝射して撮像することを「透視」と称する。また、撮影によって得られた画像データを「血管画像データ」と称し、透視によって得られた画像データを「透視画像データ」と称する。
機構部6は、保持アーム移動機構6aおよび寝台移動機構6bによって構成されている。
保持アーム移動機構6aは、機構制御部7の制御の下、保持アーム4を所定位置に移動させる。
寝台移動機構6bは、機構制御部7の制御の下、寝台5を、所定の速度で所定位置に移動させる。
機構制御部7は、システム制御部11の制御の下、機構部6の保持アーム移動機構6aの移動動作、および寝台移動機構6bの移動動作を制御する。
心電計8は、被検体Pの心臓の活動電位の時間的変化を計測し、計測結果である心電位相を画像演算・記憶部9に出力する。この心電計8は、被検体Pの心電位相を取得する心電位相取得手段として機能する。
画像演算・記憶部9は、画像データ記憶部9a、画像演算部9b、血管画像決定部9c、同位相最新透視画像取得部9d、および重畳画像生成部9eによって構成されている。
画像データ記憶部9aは、HDD(ハードディスクドライブ)や半導体メモリなどで構成され、画像データ生成部3bから出力されたX線画像データを記憶する。
また画像データ記憶部9aは、画像演算部9bによって生成された血管画像データを、心電計8から出力された心電位相に関連付けて記憶する。
さらに画像データ記憶部9aは、画像演算部9bによって生成された透視画像データのうち、同位相最新透視画像取得部9dによって指示された透視画像データを、心電計8から出力された心電位相に関連付けて記憶する。
画像演算部9bは、画像データ記憶部9aに記憶されているX線画像データに対して増幅処理や画像演算処理などを施して、少なくとも血管が投影される撮影像の画像データである血管画像データと、少なくとも血管内に挿入されるデバイス(カテーテルなど)が投影される透視像の画像データである透視画像データとを生成する画像演算手段として機能する。
画像演算部9bは、生成した血管画像データに、心電計8から出力される心電位相を関連付けて、画像データ記憶部9aに記憶させる心電位相関連付け手段として機能する。
また画像演算部9bは、操作者による画像表示などの指示に応じて、システム制御部11の制御の下、画像データ記憶部9aに記憶されている血管画像データや透視画像データを表示部10の表示用画像メモリ10aに出力させる。
血管画像決定部9cは、画像データ記憶部9aに記憶されている血管画像データのうち、操作者が操作部12を用いて選択した血管画像を、適切な血管画像として決定する血管画像決定手段として機能する。
ここで、適切な血管画像とは、造影状況や血管の動きなどから、血管が一番確認し易い画像のことである。以下、血管画像決定部9cによって決定される、この適切な血管画像を「マップ像」と称する。
また血管画像決定部9cは、1カット中(造影して血管画像を撮影するまでの期間)で、平均画像レベルが最も小さい血管画像をマップ像として自動的に決定するか、あるいは、1カット中の予め設定した位置(例えば、1カットを100%とした場合の50%目の位置)の血管画像をマップ像として自動的に決定するようにしてもよい。
これらの手法によって、血管に造影剤が最も充満する可能性が高い血管画像が選択されることになる。
血管画像決定部9cは、決定した血管画像データに関連付けられている心電位相を同位相最新透視画像取得部9dに供給するとともに、決定した血管画像データを重畳画像生成部9eに通知する。
同位相最新透視画像取得部9dは、血管画像決定部9cから供給された心電位相と同位相の最新の透視画像データを画像データ記憶部9aから取得し、重畳画像生成部9eに供給する。
同位相最新透視画像取得部9dは、透視終了が指示されるまで、血管画像データと同位相の最新の透視画像データの取得を繰り返す。この同位相最新透視画像取得部9dは、血管画像に関連付けられている心電位相と同位相の最新の透視画像を取得する最新透視画像取得手段として機能する。
重畳画像生成部9eは、同位相最新透視画像取得部9dから供給される、血管画像データと同位相の最新の透視画像データを取得し、透視終了が指示されるまで、取得した最新の透視画像データの更新を行う。すなわち、更新を行うことによって、膨大な数の透視画像データを保持せずに済む。
重畳画像生成部9eは、透視終了が指示されたとき、血管画像決定部9cから通知された血管画像データを画像データ記憶部9aから読み出し、読み出した血管画像データと、透視終了時に最も近いタイミングであって、血管画像データと同位相の最新の透視画像データを重ね合わせた重畳画像データを生成する。この重畳画像生成部9eは、重畳画像生成手段としても機能する。
重畳画像生成部9eは、生成した重畳画像データを画像データ記憶部9aに記憶させる。
表示部10は、表示用画像メモリ10a、D/A(Digital to Analog)変換器10b、表示制御部10c、およびモニタ10dによって構成されている。
表示用画像メモリ10aは、画像データ記憶部9aから出力された画像データを記憶し、D/A変換器10bに出力する。
D/A変換器10bは、表示用画像メモリ10aから出力された画像データをアナログ信号に変換し、表示制御部10cに出力する。
表示制御部10cは、D/A変換器から出力された画像データに基づく画像をモニタ10dに表示させる表示制御手段として機能する。
システム制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、およびRAM(Random Access Memory)などを実装した汎用のコンピュータで構成され、操作部12の操作内容に応じて、X線診断装置の各部を統括的に制御する。
操作部12は、キーボード、マウス、ボタン、およびスイッチなどを有し、操作者によって入力された情報をシステム制御部11に出力する。例えば、操作部12は、操作者によって、透視または撮影の開始指示、および終了指示が行われると、その操作に応じた信号をシステム制御部11に出力する。
本実施の形態では、以上のような構成を有するX線診断装置において、血管画像と透視画像との位置関係を把握するとき、被検体Pの適切な血管画像をマップ像として決定し、このマップ像の心電位相と同位相の最新の透視画像を重ね合わせた重畳画像を生成して表示させるものである。
次に、図2のフローチャート、および図3のタイムチャートを参照して、血管画像と透視画像を重ね合わせた重畳画像の生成処理について説明する。
ステップS1において、システム制御部11は、操作者により操作部12が用いられて撮影開始が指示されたか否かを判定し、撮影開始が指示されるまで待機する。そして、システム制御部11は、ステップS1において、撮影開始が指示されたと判定した場合、ステップS2−1およびステップS2−2に進み、X線発生部1、高電圧発生部2、X線検出部3および画像演算・記憶部9を制御する。
ステップS2−1において、高電圧発生部2は、システム制御部11の制御の下、X線発生部1に高電圧を印加するとともにフィラメント電流を供給する。X線発生部1のX線管1aは、高電圧発生部2によって印加される高電圧とフィラメント電流に基づいて高線量のX線を発生し、寝台5に臥位した被検体Pに対してX線を照射する。
X線検出部3の平面検出器3aは、システム制御部11の制御の下、被検体Pを透過したX線検出信号を、画像データ生成部3bに供給する。このとき、被検体Pの血管内には造影剤が注入されており、造影剤が注入されている被検体Pを透過したX線が検出される。
画像データ生成部3bは、平面検出器3aから供給されたX線検出信号に対し、電圧変換、A/D変換、およびパラレル・シリアル変換を施した後、画像演算・記憶部9の画像データ記憶部9aに出力する。画像演算・記憶部9の画像演算部9bは、画像データ記憶部9aに記憶されたX線画像データに対して増幅処理や画像演算処理などを施して、少なくとも血管が投影される血管画像データを生成する。
ステップS2−2において、心電計8は、被検体Pの心電位相を取得し、画像演算・記憶部9の画像データ記憶部9aに出力する。
ステップS3において、画像演算部9bは、ステップS2−1の処理で生成された血管画像データと、ステップS2−2の処理で得られた心電位相を関連付け、画像データ記憶部9aに記憶させる。
ステップS4において、システム制御部11は、操作者により操作部12が用いられて撮影終了が指示されたか否かを判定し、撮影終了が指示されていないと判定した場合、ステップS2−1,S2−2に戻り、上述した処理を繰り返し実行する。このようにして、血管画像が撮影される。
そして、ステップS4において、システム制御部11は、撮影終了が指示されたと判定した場合、X線発生部1を制御してX線照射を停止させるとともに、X線検出部3を制御してX線検出を停止させ、撮影を終了させた後、ステップS5に進む。
ステップS5において、血管画像決定部9cは、ステップS3の処理で記憶された血管画像データのうち、操作者が操作部12を用いて選択した血管画像、あるいは、1カット中で平均画像レベルが最も小さい血管画像をマップ像として決定する。これにより、例えば、図3に示すような血管画像Paがマップ像として決定される。
なお、操作者が血管画像を選択する場合、まず、画像データ記憶部9aから血管画像データが表示部10に出力され、D/A変換された血管画像データに基づく血管画像がモニタ10dに表示される。操作者は、モニタ10dに表示されている血管画像を確認して、血管が最も確認しやすい血管画像を、操作部12を用いて決定する。
血管画像決定部9cは、マップ像として決定した血管画像データに関連付けられている心電位相を同位相最新透視画像取得部9dに供給するとともに、決定した血管画像データを重畳画像生成部9eに通知する。
ステップS6において、システム制御部11は、操作者により操作部12が用いられて透視開始が指示されたか否かを判定し、透視開始が指示されるまで待機する。透視開始とは、例えば、透視スイッチが押下されるタイミングを指し、透視スイッチが押下されている間、透視が行われる。また透視終了とは、この透視スイッチが離されるタイミングを指す。
システム制御部11は、ステップS6において、透視開始が指示されたと判定した場合、X線発生部1、高電圧発生部2、X線検出部3および画像演算・記憶部9を制御する。
これにより、X線発生部1のX線管1aは、低線量のX線を発生し、寝台5に臥位した被検体Pに対して照射する。X線検出部3の平面検出器3aは、被検体Pを透過したX線検出信号を、画像データ生成部3bに供給する。なお、被検体Pに造影剤は注入されていない。
画像データ生成部3bは、平面検出器3aから供給されたX線検出信号に対し、電圧変換、A/D変換、およびパラレル・シリアル変換を施した後、画像演算・記憶部9の画像データ記憶部9aに出力する。画像演算・記憶部9の画像演算部9bは、画像データ記憶部9aに記憶されたX線画像データに対して増幅処理や画像演算処理などを施して、少なくとも血管内に挿入されるデバイス(カテーテルなど)が投影される透視画像データを生成する。これにより、例えば、図3に示すように、透視画像Pb1、透視像Pb2・・・が順次生成される。
ステップS7において、同位相最新透視画像取得部9dは、ステップS5の処理で決定された血管画像に関連付けられている心電位相を取得し、取得した血管画像の心電位相と同位相の透視画像データを画像データ記憶部9aから取得する。これにより、例えば、図3において、透視画像Pb3が取得される。取得した透視画像Pb3は、重畳画像生成部9eに供給され、そこで保持される。
ステップS8において、システム制御部11は、操作者により操作部12が用いられて透視終了が指示されたか否かを判定し、透視終了が指示されていないと判定した場合、ステップS7に戻り、上述した処理を繰り返し実行する。すなわち、ステップS7において、再び、同位相最新透視画像取得部9dでは、血管画像の心電位相と同位相の透視画像データが取得され、重畳画像生成部9eでは、保持している透視画像データが更新される。これにより、血管画像に関連付けられている心電位相と同位相の最新の透視画像データが取得される。
そして、ステップS8において、システム制御部11は、透視終了が指示されたと判定した場合、X線発生部1を制御してX線照射を停止させるとともに、X線検出部3を制御してX線検出を停止させ、透視を終了させた後、ステップS9に進む。
ステップS9において、重畳画像生成部9eは、ステップS5の処理で決定された血管画像と、ステップS7の処理で得られた血管画像の心電位相と同位相の最新の透視画像を重ね合わせた重畳画像を生成する。
すなわち、図3に示すタイムチャートでは、時刻t1からt2まで透視が行われており、重畳画像生成部9eは、透視終了時t2のタイミングに最も近い透視画像Pb10を、血管画像の心電位相と同位相の最新の透視画像と判断し、この透視画像Pb10と血管画像Paを用いて重畳画像Pcを生成する。
そして、重畳画像生成部9eは、生成した重畳画像データを、画像データ記憶部9aを介して表示用画像メモリ10aに出力させる。
ステップS10において、表示用画像メモリ10aは、ステップS9の処理で生成された重畳画像データをD/A変換器10bに出力する。D/A変換器10bは、表示用画像メモリ10aから出力された重畳画像データをD/A変換し、表示制御部10cに出力する。表示制御部10cは、D/A変換された重畳画像データに基づく重畳画像をモニタ10dに表示させる。
なお、図3に示した血管画像Pa、透視画像Pb1、Pb2、・・・Pb11、および重畳画像Pcは、実線で模式的に表現しているが、実際には、内臓等も投影されている。
以上のように、適切な血管画像として決定されたマップ像に関連付けられている心電位相と同位相の最新の透視画像を重ね合わせて表示させることによって、心臓の動きによる影響を受けることを避けることができ、カテーテルなどのデバイスと血管との位置関係を明確に把握することができる。
また、同一モニタ上で血管とデバイスの位置関係を明確に把握することができるため、手技時間の短縮を図ることができ、被曝低減につながる。さらに、造影剤の使用を抑制することができる。
以上においては、透視終了時(ステップS8)に重畳画像を生成するようにしたが(ステップS9)、これに限らず、マップ像の心電位相と同位相の透視画像データを取得する際(ステップS7)に重畳画像を生成し、透視終了が指示されるまで、重畳画像の更新を行うようにしてもよい。
また以上においては、重畳画像が生成された後(ステップS9)、続けて、重畳画像が表示されるようにしたが(ステップS10)、生成した重畳画像は、操作者からの指示に応じて表示させるようにしてもよい。
さらに以上においては、心電計8を用いるようにしたが、これに限らず、例えば、呼吸信号や脈拍信号などの被検体Pの生体信号を計測する機器を適用するようにしてもよい。
この発明は、上記実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化したり、上記実施の形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせたりすることにより種々の発明を形成できる。例えば、実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施の形態に亘る構成要素を適宜組み合わせても良い。
1 X線発生部
3 X線検出部
8 心電計
9a 画像データ記憶部
9b 画像演算部
9c 血管画像決定部
9d 同位相最新透視画像取得部
9e 重畳画像生成部
10c 表示制御部
10d モニタ

Claims (3)

  1. 被検体に対して透視または撮影を行うX線診断装置において、
    被検体にX線を照射する照射手段と、
    前記被検体を透過したX線を検出する検出手段と、
    前記検出手段の出力に基づいて、少なくとも血管が投影される血管画像と、少なくとも血管内に挿入されるデバイスが投影される透視画像を生成する画像演算手段と、
    前記被検体の心電位相を取得する心電位相取得手段と、
    前記心電位相取得手段により取得された前記心電位相を前記血管画像に関連付ける心電位相関連付け手段と、
    前記血管画像を決定する血管画像決定手段と、
    前記決定手段により決定された前記血管画像に関連付けられている心電位相と同位相の最新の前記透視画像を取得する最新透視画像取得手段と、
    前記決定手段により決定された前記血管画像、および、前記最新透視画像取得手段により取得された前記最新の透視画像を重ねた合わせた重畳画像を生成する重畳画像生成手段と
    を備えることを特徴とするX線診断装置。
  2. 前記重畳画像生成手段により生成された前記重畳画像の表示を制御する表示制御手段をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1に記載のX線診断装置。
  3. 前記重畳画像生成手段は、透視終了時に最も近いタイミングであって、前記血管画像に関連付けられている心電位相と同位相の最新の透視画像から、前記重畳画像を生成する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のX線診断装置。
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