JP2009045250A - X線ct装置及び画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】不用な画像データの生成を防ぐことができるX線CT装置及び画像処理装置を提供する。
【解決手段】造影剤が投与された被検体Pに対してX線を照射するX線発生部11と、被検体Pを透過したX線を検出して投影データを生成するX線検出部12と、X線発生部11及びX線検出部12を回転する回転リング15と、X線検出部12により生成された投影データを再構成して画像データを生成する画像データ生成部53と、前記造影剤濃度の経時変化を表す濃度変化グラフを作成するグラフ作成部52とを備え、グラフ作成部52は、X線検出部12で生成された投影データの内、操作部6から設定された前記造影剤のデータが含まれる関心領域に対応する領域のデータに基づいて、撮影時間の設定が可能なグラフを作成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、X線診断に用いられるX線CT装置及び画像処理装置に係り、特に造影剤が投与された被検体の画像データを生成するX線CT装置及び画像処理装置に関する。
X線CT装置は、被検体に対してX線撮影を行うことにより生成された画像データを提供するものであり、診断や治療等の医療行為に重要な役割を果たしている。このX線CT装置は、被検体の周囲を回転してX線撮影を行う撮影部を備えている。そして、撮影部は、天板上に載置された被検体にX線を照射するX線発生部と、被検体及び天板を介してX線発生部に対向して配置され、このX線発生部からの被検体を透過したX線を検出するX線検出部と、X線発生部及びX線検出部を回転可能に保持する回転リングとを備え、回転リングの回転及び天板の移動により被検体の様々な撮影角度からのX線撮影を可能にしている。
また、X線CT装置は、X線検出部で生成された投影データを再構成して、二次元や三次元の画像データを生成する画像処理部と、画像処理部で生成された画像データを表示する表示部と、X線CT装置を操作するための操作部とを備えている。また、X線CT装置から得られたX線投影データを処理して画像データの生成及び表示を行う画像処理装置においては、画像処理部、表示部と、及び操作部を備えている。
ところで、X線CT装置を用いた心臓等の循環器の検査では、被検体に装着した心電計からの心電波形に基づいて、心拍位相に同期した画像データの生成が可能なX線CT装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
また、造影剤が投与された被検体の検査では、X線撮影により生成された投影データの中から、造影剤が投与されてから被検体の関心部位の造影剤濃度が上昇する時間帯における複数の画像データの生成が行われ、生成した複数の画像データの観察により検査に有用な画像データが選び出されている。
更に、造影剤が投与され、心電波形等の生体信号の収集が行われる検査では、X線撮影により生成された投影データの中から、所望の心拍位相を含む被検体の関心部位の造影剤濃度が上昇する時間帯における複数の画像データの生成が行われ、生成した複数の画像データの観察により検査に有用な画像データが選び出されている。
特開2007−37782号公報
しかしながら、造影剤が投与されてから関心部位の造影剤濃度が上昇するまでの時間は被検体毎に異なる。このため、被検体の関心部位における造影剤濃度が上昇したと予測される時間帯や、所望の心拍位相を含む造影剤濃度が上昇したと予測される時間帯における不用な画像データをも含む多数の画像データの生成と、生成した画像データの保存を必要とし、画像データを保存するメモリの容量が過大になってしまう問題がある。また、生成した画像の中から所望の画像データを選び出すのに手間が掛かる問題がある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、不用な画像データの生成を防ぐことができるX線CT装置及び画像処理装置を提供することを目的とする。
上記問題を解決するために、請求項1に係る本発明のX線CT装置は、造影剤が投与された被検体に対してX線を照射し、前記被検体を透過したX線を検出して得られた投影データに基づいて画像データを生成するX線CT装置において、関心領域を設定する関心領域設定手段と、前記関心領域設定手段により設定された関心領域における前記造影剤の濃度の経時変化を表す濃度変化グラフを作成するグラフ作成手段と、再構成に用いる時間範囲を設定するものであり、前記グラフ作成手段により作成された前記造影剤の濃度変化グラフを含む設定用の画像を表示する再構成範囲設定手段と、前記再構成範囲設定手段により設定された時間範囲に基づいて、前記投影データを再構成して画像データを生成する画像データ生成手段とを備えたことを特徴とする。
また、請求項4に係る本発明のX線CT装置は、造影剤が投与された被検体に対してX線を照射し、前記被検体を透過したX線を検出して投影データを生成するX線検出手段を備えたX線CT装置において、前記X線検出手段により生成された投影データを再構成して画像データを生成する画像データ生成手段と、前記画像データ生成手段により生成された画像データの関心領域を設定する関心領域設定手段と、前記X線検出手段により生成された投影データの内、前記関心領域設定手段により設定された関心領域に対応する投影データに基づいて、前記造影剤の濃度の経時変化を表す濃度変化グラフを作成するグラフ作成手段と、前記グラフ作成手段により作成された前記造影剤の濃度変化グラフを表示する表示手段とを備えたことを特徴とする。
更に、請求項9に係る本発明の画像処理装置は、造影剤が投与された被検体のX線撮影によりX線CT装置から得られた投影データを再構成して画像データを生成する画像データ生成手段と、前記画像データ生成手段により生成された画像データの関心領域を設定する関心領域設定手段と、前記X線検出手段により生成された投影データの内、前記関心領域設定手段により設定された関心領域に対応する投影データに基づいて、前記造影剤の濃度の経時変化を表す濃度変化グラフを作成するグラフ作成手段と、前記グラフ作成手段により作成された前記濃度変化グラフを表示する表示手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、造影剤が投与された被検体のX線撮影により生成された画像データに造影剤のデータが含まれる関心領域を設定することにより、その関心領域に対応する撮影時間の設定が可能な造影剤濃度の経時変化を表す濃度変化グラフを作成することができる。
そして、作成した濃度変化グラフに対して撮影時間を設定することにより、設定された撮影時間又は撮影時間の範囲に対応する画像データを生成し、生成した画像データを表示することができる。また、濃度変化グラフと共に被検体の生体信号を表示し、表示された濃度変化グラフ及び生体信号上に設定された撮影時間又は撮影時間の範囲、及び位相に対応する画像データを生成し、生成した画像データを表示することができる。
これにより、不用な画像データの生成を防ぎ、有用な画像データだけを生成することが可能となり、迅速に画像診断を行うことができる。
以下、本発明の実施例を、図1乃至図10を参照して説明する。
図1は、本発明の実施例に係るX線CT装置の構成を示したブロック図である。このX線CT装置10は、被検体Pが載置される天板9と、この天板9上に載置された被検体PのX線撮影により投影データを生成する撮影部1と、この撮影部1におけるX線撮影に必要な電力を供給する高電圧発生部2と、天板9を撮影部1へ移動する機構部3と、被検体Pの発する信号を検出して生体信号を生成する生体信号計測部4とを備えている。
また、撮影部1で生成された投影データを再構成して二次元や三次元の画像データの生成や、所望の画像データを生成するためのグラフの作成を行う画像処理部5と、被検体Pの検査を行うための、撮影部1で行われるX線撮影の撮影条件や被検体Pの被検体情報を含む検査情報の入力操作、画像データの生成やグラフ等の作成を行うための設定操作等を行なう操作部6と、上記各ユニットを統括して制御するシステム制御部7とを備えている。
撮影部1は、天板9上の被検体Pが挿入されるほぼ円筒状の開口部14と、被検体PにX線を照射するX線発生部11と、被検体Pを介してX線発生部11に対向して配置され、X線発生部11からのX線を検出して投影データを生成するX線検出部12と、開口部14の外周にX線発生部11及びX線検出部12を回転可能に保持する回転リング15と、この回転リング15を回転駆動及び制御する回転機構制御部16とを備えている。
X線発生部11は、X線を発生するX線管、及びこのX線管からのX線ビームの照射範囲を設定するスリットを備えている。そして、回転リング15の回転軸Rに体軸がほぼ一致するように開口部14内に挿入された被検体Pの周囲を、回転リング15により回転しながら、ファン角θの扇形に設定されたX線を照射する。
X線検出部12は、X線発生部11からのX線の照射により被検体Pを透過したX線を検出するX線検出器12a、及びこのX線検出器12aからの検出信号を収集するデータ収集部12bを備えている。
X線検出器12aは、回転リング15の回転軸Rの方向であるスライス方向にM列配置され、またこのスライス方向に対して垂直であるチャンネル方向のX線発生部1におけるX線管の焦点を中心とする円弧状にL行配置されたマルチスライス方式のX線検出素子を備えている。そして、X線発生部11からのX線照射により、被検体Pを透過したX線を検出して電気信号に変換し、変換した信号を回転リング15の回転による撮影角度毎にデータ収集部12bに出力する。
データ収集部12bは、X線検出器12aの各X線検出素子に対応する収集素子を備え、撮影角度毎にX線検出器12aから出力された各X線検出素子の信号を収集し、収集した信号を増幅、A/D変換などの処理をする。この処理により撮影角度毎に各収集素子で生成された素子データにより構成される1ビューの投影データを生成する。そして、生成した投影データを画像処理部5へ出力する。
なお、回転リング15の180°にファン角θを加えた1回転未満の回転角度や、360°の回転角度等の所定の回転角度を回転する間のX線撮影を1スキャンとし、画像処理部5では、1スキャンに連続するK箇所の撮影角度で生成されたKビューの投影データを用いて画像データを生成する。従って、例えば360°を1スキャンとすると、0.4°毎に1ビューの投影データを生成し、1スキャンで900ビューの投影データを生成する。そして、画像処理部5では、1スキャン分の連続する900ビューの投影データを用いて画像データが生成される。
高電圧発生部2は、撮影部1のX線発生部11に供給する高電圧を発生する高電圧発生器21と、システム制御部7からの指示信号に従い、高電圧発生器21における管電流、管電圧、照射時間などのX線照射の制御を行なうX線制御部22とを備えている。
機構部3は、天板9を上下方向及び撮影部1の開口部14への挿入方向である長手方向に水平移動させる天板移動機構31と、この天板移動機構31を制御する天板機構制御部32とを備えている。
生体信号計測部4は、被検体Pが発する信号を検出するセンサ41と、センサ41で検出された検出信号を増幅し、増幅した検出信号をデジタル信号に変換した生体信号を生成する信号処理部42とを備え、生成した生体信号をシステム制御部7に出力する。なお、センサ41には、被検体Pの周期的な信号を検出する心電波形対応、呼吸波形対応等があり、以下では心電波形に対応したセンサ41を用い、信号処理部42はセンサ41から出力された検出信号から心電波形の生体信号を生成する場合について述べる。
画像処理部5は、撮影部1のX線検出部12で生成された投影データを含む被検体Pの検査データ等を保存する記憶部51と、記憶部51に保存された所望の検査データから再構成範囲を設定するためのグラフを作成するグラフ作成部52と、グラフ作成部52で設定された範囲の投影データを再構成して画像データを生成する画像データ生成部53と、画像データ生成部53で生成された画像データやグラフ作成部52で作成されたグラフ等を表示する表示部54とを備えている。
記憶部51は、磁気ディスク等を備え、X線撮影を開始してから終了するまでの検査時間、X線検出部12から出力された投影データ、システム制御部7から供給されたその投影データを生成するためにX線撮影が行われたときの回転リング15の撮影角度の情報、撮影時間の情報、及び被検体Pの生体信号や、その投影データを生成するための検査に対応する検査情報を含む検査データを、ビュー単位で時系列的に保存する。また、画像データ生成部53で生成された画像データを検査別に保存する。
図2は、記憶部51に保存された検査データの構成の一例を示した図である。ここでは、被検体Pの検査で入力された検査情報に基づいてX線撮影が行われ、X線検出部12のX線検出器12aのスライス方向に配置されたM列の内の所定の1列及びこの列のチャンネル方向に配置L行のX線検出素子で検出された信号に基づく投影データが保存されている例を説明する。
縦軸はビュー単位で表される時間の方向に対応し、横軸はチャンネルの方向に対応している。被検体Pの検査におけるX線撮影中のAスキャンにおいてX線検出部12のデータ収集部12bで生成されたKビューの投影データA1乃至AKが保存されている。
そして、Kビューの投影データA1乃至AKの内の1番目に保存された投影データA1を構成し、L行のX線検出素子に対応する素子データa11乃至a1Lが保存されている。また、投影データA1の先頭部分には、システム制御部9から供給された被検体Pの検査情報P1、X線検出器12aにおけるX線検出素子の所定の1列の情報である列情報m1、Aスキャンの一番目の撮影角度の情報であるビュー情報a10a、Aスキャンの一番目の撮影角度における撮影時間の情報である時間情報a10b、及びAスキャンの一番目の撮影角度において生体信号計測部4で生成された生体信号a10cが保存されている。
また、2番目乃至K番目に保存された各投影データA2乃至AKを構成している各素子データa21乃至aKLが保存されている。また、各投影データA2乃至AKの先頭部分には、検査情報P1、列情報m1、各ビュー情報a20a乃至aK0a、各時間情報a20b乃至aK0b、及び各生体信号a20c乃至aK0cが保存されている。
更に、Aスキャンに後続するBスキャンにおいて、Kビューの投影データB1乃至BKが保存されている。そして、各投影データB1乃至BKを構成している各素子データb11乃至bKLが保存されている。また、各投影データB1乃至BKの先頭部分には、検査情報P1、列情報m1、各ビュー情報b10b乃至bK0b、各時間情報b10b乃至bK0b、及び各生体信号b10c乃至bK0cが保存されている。
更にまた、Bスキャンに後続する各スキャンにおいて、Kビューの投影データ、検査情報P1、列情報m1、各ビュー情報、各時間情報、及び各生体信号が保存されている。
なお、X線検出器12aの複数列及びこの列のL行に配置されたX線検出素子で検出された信号に基づく投影データが保存された場合、ビュー単位で複数の列及びこの列のL行のX線検出素子に対応する素子データにより構成される投影データ、検査情報、複数の列情報、ビュー情報、時間情報、及び生体信号が保存される。
図1のグラフ作成部52は、投影データの再構成範囲を設定するための撮影時間を設定する時間軸やこの時間軸を有するグラフを作成し、作成した時間軸やグラフを含む撮影時間設定用の表示部54に表示する画像を作成して表示部54に出力する。
ここで、記憶部51に保存された検査データに対して所望の検査を選択する検査設定操作が操作部6から行われると、その検査の検査データに含まれる各ビューの撮影時間の情報を記憶部51から読み出す。そして、読み出した撮影時間の情報に基づいて、その撮影時間を表す時間軸及びこの時間軸上に例えばビュー単位で撮影時間の設定が可能なマーカにより構成される画像である検査時刻表データを作成する。
また、表示部54に表示された検査時刻表データへの撮影時間を設定する表時間設定操作に応じて表示部54に表示される画像データ上に、関心領域を設定する関心領域設定操作が操作部6から行なわれると、その画像データに対応する検査データに含まれる投影データの内、設定された関心領域に対応する領域の素子データをビュー毎に記憶部51から読み出す。そして、読み出した素子データを例えばビュー毎に加算処理してX線強度の経時変化を表す第1のグラフを作成する。また、関心領域設定及びマーカ表示操作を行うと、第1のグラフ及びこの第1のグラフ上に例えばビュー単位で撮影時間又は撮影時間の範囲の設定が可能なマーカにより構成される画像である第2のグラフを作成する。
なお、造影剤が投与された被検体Pに対してX線撮影が行われた場合、表時間設定操作に応じて表示部54に出力された画像データ上に、例えば造影剤が通過する心臓や血管等の造影剤のデータが含まれる関心領域を設定することにより、造影剤濃度の経時変化を表す濃度変化グラフを作成することができる。
更に、記憶部51に保存された所望の検査における生体信号を設定する生体信号設定操作が操作部6から行われると、その検査の検査データに含まれる各ビューの生体信号を記憶部51から読み出す。そして、読み出した生体信号及びこの生体信号上にビュー単位で生体信号の位相の設定が可能なマーカにより構成される画像である第3のグラフを作成する。
更にまた、表示部54に出力された検査時刻表データへの撮影時間を設定する表時間設定操作に応じて表示部54に出力された画像データ上への関心領域、及びこの画像データに対応する検査の生体信号を設定する関心領域及び生体信号設定操作が操作部6から行われると、その検査の検査データに含まれる投影データの内の設定された関心領域に対応する領域の素子データ、及びその検査データに含まれる生体信号をビュー毎に記憶部51から読み出す。そして、読み出した素子データに基づいて第1のグラフを作成する。次いで作成した第1のグラフ及び読み出した生体信号を合成して第4のグラフを作成する。また、関心領域及び生体信号設定並びにマーカ表示操作を行うと、第4のグラフ並びにこの第4のグラフ上に例えばビュー単位で撮影時間又は撮影時間の範囲及び位相の設定が可能なマーカにより構成される画像である第5のグラフを作成する。
このように、記憶部51に保存された検査データに含まれる撮影時間の情報や生体信号を用いて、ビュー単位の短い時間間隔や位相間隔で撮影時間又は撮影時間の範囲や、生体信号の位相の設定が可能な第2のグラフ、第3のグラフ、及び第5のグラフを作成することができる。
画像データ生成部53は、操作部6からの撮影時間、撮影時間の範囲、生体信号の位相の設定操作による入力情報に基づいて、記憶部51に保存された投影データの中から、設定された撮影時間の情報、設定された撮影時間の範囲の情報、設定された位相の生体信号を有するビューを含むこのビューに対応する1スキャン分の連続するKビューの投影データを読み出す。次いで読み出した投影データを再構成して二次元や三次元の画像データを生成する。そして、生成した画像データを表示部54に出力する。
なお、各ビューの投影データがX線検出器12aの所定の1列及びこの列のL行のX線検出素子に対応する素子データにより構成される場合、二次元の画像データを生成する。また、各ビューの投影データがX線検出器12aの複数列及びこの列のL行のX線検出素子に対応する素子データにより構成される場合、複数の二次元画像データ又は三次元画像データを生成することができる。
ここで、表示部54に表示された検査時刻表データに対してマーカを設定する表時間設定操作が操作部6から行われると、設定されたマーカ位置の撮影時間の情報を有するビューに対応する1スキャン分の連続するKビューの投影データを記憶部51から読み出して画像データを生成する。
また、表示部54に出力された第2のグラフに対してマーカを設定する操作が操作部6行われると、その第2のグラフに対応する検査データの内、設定された撮影時間の情報を有するビューに対応する1スキャン分の連続するKビューの投影データを、記憶部51から読み出して画像データを生成する。
更に、表示部54に出力された第3のグラフに対してマーカを設定する操作が操作部6行われると、心電同期再構成を行う。即ち、その第3のグラフに対応する検査データの内、設定された位相の生体信号を有するビューに対応する1スキャン分の連続するKビューの投影データを、記憶部51から読み出して画像データを生成する。
更にまた、表示部54に出力された第5のグラフに対してマーカを設定する操作が操作部6から行われると、その第5のグラフに対応する検査データの内、設定された撮影時間及び位相の生体信号を有するビューに対応する1スキャン分の投影データを記憶部51から読み出して画像データを生成する。
このように、表示部54に表示された各第2及び第4のグラフに対してビュー単位の短い時間間隔や位相間隔で撮影時間や生体信号の位相の設定が可能なマーカの設定操作により、設定された撮影時間の情報や位相の生体信号を有するビューに対応するスキャン分の投影データを用いて画像データを生成し、生成した画像データを表示部54に出力することができる。
表示部54は、液晶パネルやCRTなどのモニタを備え、グラフ作成部52で作成された検査時刻表データ、生体信号、各第1乃至第5のグラフを表示する。また、画像データ生成部53で生成された画像データを表示する。
操作部6は、キーボード、トラックボール、ジョイスティック、マウスなどの入力デバイスや表示パネル、更には各種スイッチなどを備えたインターラクティブなインターフェースであり、被検体Pの被検体情報、撮影条件などの検査情報の入力操作を行う。
また、グラフ作成部52で検査時刻表データを作成して表示部54に表示させる検査設定操作、第1のグラフを作成して表示部54に表示させる関心領域設定操作、第2のグラフを作成して表示部54に表示させる関心領域設定及びマーカ表示操作、第3のグラフを作成して表示部54に表示させる生体信号設定操作、第4のグラフを作成して表示部54に表示させる関心領域及び生体信号設定操作、第5のグラフを作成して表示部54に表示させる関心領域及び生体信号設定並びにマーカ表示操作を行う。
更に、検査時刻表データや、第2のグラフ、第3のグラフ、及び第5のグラフの各グラフに含まれるマーカを設定するマーカ設定操作を行う。
システム制御部7は、図示しないCPUと記憶回路を備え、操作部6からの入力操作や設定操作により供給される入力情報を一旦記憶した後、これらの入力情報に基づいて投影データの生成、検査時刻表データや各グラフの作成及び表示、画像データの生成及び表示、各機構に関する制御などシステム全体の制御を行う。また、X線撮影が行われたときの各撮影角度における撮影時間の情報、各撮影角度における生体信号、検査情報等を画像処理部5の記憶部51に供給する。
以下、図1乃至図10を参照してX線CT装置10の動作の一例を説明する。図3は、X線CT装置10の動作を示すフローチャートである。図4は、表示部54に表示された検査時刻表データを示す図である。図5は、表時間設定操作に応じて表示部54に表示された画像データを示す図である。図6は、関心領域及び生体信号設定並びにマーカ表示操作に応じて表示部54に表示された第5のグラフの一例を示す図である。
また、図7は、関心領域及び生体信号設定操作に応じて表示部54に表示される第4のグラフを示す図である。図8は、図6の第5のグラフのマーカ設定操作に応じて表示部54に表示された画像データを示す図である。図9は、関心領域及び生体信号設定並びにマーカ表示操作に応じて表示部54に表示される第5のグラフの他の例を示す図である。図10は、図9の第5のグラフのマーカ設定操作に応じて表示部54に表示される画像データを示す図である。
図3において、X線CT装置10の操作者が、被検体Pの被検体情報や、例えばX線検出器12aの所定の1列及びこの列のL行のX線検出素子でX線の検出を行い二次元の画像データを生成する撮影条件など検査P2を行なうための検査情報P1の入力操作を操作部6から行うことにより、X線CT装置10は検査を開始する(ステップS1)。
機構部3の天板移動機構31は、天板機構制御部32の制御により被検体Pが載置された天板9を撮影部1の開口部14に移動する。生体信号計測部4は、天板9上に載置され、センサ41が装着された被検体Pの生体信号をシステム制御部7に出力する。そして、被検体Pに造影剤が投与された所定時間後に、操作部6からX線撮影開始の操作が行われると、システム制御部7は、内部の記憶回路に保存した検査情報P1に含まれる撮影条件に基づいて、撮影部1、高電圧発生部2、及び画像処理部5を制御し、被検体Pの撮影部位に造影剤が流入する前から、撮影部位における造影剤濃度が最も高いピークに達し、更に造影剤濃度が低下するまでの予め設定された検査時間、X線撮影を行う。
撮影部1の回転リング15は、回転機構制御部16の回転駆動制御により回転する。高電圧発生部2の高電圧発生器21は、X線制御部22の制御により高電圧を撮影部1のX線発生部11に供給する。X線発生部11は、回転しながら被検体PにX線を照射する。X線検出部12は、撮影角度毎に被検体Pを透過したX線を検出して1ビューの投影データを生成し、生成した投影データを画像処理部5に出力する。画像処理部5の記憶部51は、図2に示したように、撮影部1のX線検出部12から出力された検査P2の投影データ、システム制御部7から供給される検査P2における検査情報P1、ビュー情報、生体信号、及び時間情報を含む検査データを保存する(ステップS2)。
撮影終了後、操作部6から検査P2を設定する検査設定操作が行われると、グラフ作成部52は、検査P2の検査データに含まれる各ビューの時間情報を記憶部51から読み出し、読み出した時間情報に基づいて検査時刻表データを作成する。そして作成した検査時刻表データを表示部54に表示する(ステップS3)。
図4は、表示部54に表示された検査時刻表データを示した図である。この検査時刻表データ55は、検査P2のX線撮影の時間帯を表す時間軸56と、時間軸56上に所望の撮影時間を設定するための矢印L1及びL2方向にビュー単位で移動可能な第1の時間マーカ57とにより構成される。時間軸56の左端部はX線撮影の開始時刻に当たり、右端部はX線撮影の終了時刻に当たり、時間軸56の長さは予め設定された検査時間に当たる。
ここで、表示部54に表示された第1の時間マーカ57を、時間軸56上の例えば後半の位置に設定する表時間設定操作が操作部6から行われると、画像データ生成部53は、設定された撮影時間の情報を有するビューに対応する1スキャン分の投影データを記憶部51から読み出す。そして、読み出した投影データを再構成して二次元の画像データを生成し、生成した画像データを表示部54に表示する(図3のステップS4)。
次いで、図5に示すように、表時間設定操作に応じて表示部54に表示された画像データ58上に造影剤が流入したと推測される血管等の撮影部位に関心領域59を設定すると共に検査P2の生体信号を設定する関心領域及び生体信号設定並びにマーカ表示操作が操作部6から行われると、検査P2の検査データに含まれる投影データの内、設定された関心領域59に対応する領域の素子データ及び検査P2の検査データに含まれる生体信号をビュー毎に記憶部51から読み出す。そして、読み出した素子データ及び生体信号に基づいて第5のグラフを作成して表示部54に表示する(図3のステップS5)。
図6は、関心領域及び生体信号設定並びにマーカ表示操作に応じて表示部54に表示された第5のグラフを示した図である。この第5のグラフ8は、第1のグラフ81と、この第1のグラフ81の下に表示された生体信号82と、第1のグラフ81と生体信号82の間に表示された第1のグラフ81及び生体信号82の共通の横軸であり、検査P2のX線撮影の時間帯を表す図4に示した時間軸56と、ビュー単位で矢印L1及びL2方向に移動可能に図示しない初期位置に配置される第2の時間マーカ83とにより構成される。
第1のグラフ81は、縦軸の上方ほど高濃度になる造影剤濃度の経時的変化を表している。第1のグラフ81のピークは時間軸56上の例えば前半に位置し、このピークの撮影時間で被検体Pの撮影部位における造影剤濃度が最も高くなっていることを示している。
なお、図3のステップS5において、関心領域及び生体信号設定操作が行われると、グラフ作成部52では、図7に示すように、図6の第5のグラフ8から第2の時間マーカ83を除いた第4のグラフ8aが作成され表示部54に表示される。
ここで、第2の時間マーカ83の設定操作が操作部6から行われると、グラフ作成部52は、第2の時間マーカ83を初期位置から例えば第1のグラフ81のピークの近傍の撮影時間及び生体信号82の3周期のP波直前の位相に第2の時間マーカ83を移動する。
第2の時間マーカ83の設定操作に応じて、画像データ生成部53は、検査P2の検査データの内、第2の時間マーカ83の移動により設定された撮影時間の情報及び位相の生体信号を有するビューに対応する1スキャン分の投影データを記憶部51から読み出す。そして、読み出した投影データを再構成して二次元の画像データを生成し、生成した画像データを表示部54に表示する(図3のステップS6)。
図8は、第2の時間マーカ83の設定操作に応じて表示部54に表示された画像データを示した図である。この画像データ58aは、図7に示した第2のグラフ8aの第1のグラフ81のピークの近傍の撮影時間及び生体信号82のP波の直前の位相における画像データである。また、画像データ58aに含まれる領域データ59aは、図5に示した画像データ58の関心領域59に当たり、この関心領域59のデータよりも高い濃度の造影剤によりX線が吸収され、弱いX線強度に応じたデータに識別される。
このように、第5のグラフ8を表示部54に表示し、操作部6からビュー単位で設定可能なマーカ設定操作を行うことにより、設定された撮影時間及び位相に対応する画像データを生成し、生成した画像データを表示部54に表示することができる。これにより、短い時間間隔及び位相間隔で撮影時間及び位相の設定が可能な操作により、関心領域の造影剤濃度の変化速度に個人差がある場合でも、検査に有用な造影剤濃度及び位相の画像データだけを生成して表示部54に表示することができる。
次に、図3のステップS5において、関心領域及び生体信号設定、並びに第3の時間マーカ、第4の時間マーカ、及び位相マーカを表示するマーカ表示操作が行われた場合の例を説明する。関心領域及び生体信号設定並びに第3の時間マーカ、第4の時間マーカ、及び位相マーカを表示する操作が操作部6から行われると、図9に示すように、第1のグラフ81上にビュー単位で矢印L1及びL2方向に移動可能に図示しない初期位置に配置される第3の時間マーカ84と、この第3の時間マーカ84のL1方向にL1及びL2方向に移動可能に図示しない初期位置に配置される第4の時間マーカ85と、生体信号82上にビュー単位で第3及び第4の時間マーカ84,85の間をL1及びL2方向に移動可能に図示しない初期位置に配置される位相マーカ86とを含む第5のグラフ8bが表示部54に表示される。
次いで、第3及び第4の時間マーカ84,85、及び位相マーカ86を設定する操作が操作部6から行われると、グラフ作成部52は、例えば第1のグラフ81のピークを含む生体信号82の2周期乃至4周期に亘る範囲の撮影時間に第3及び第4の時間マーカ84,85を移動し、生体信号82の3周期のP波直前の位相に位相マーカ86を移動した第2のグラフ8bを作成して表示部54に表示する。
第3及び第4の時間マーカ84,85、及び位相マーカ86の設定操作に応じて、画像データ生成部53は、検査P2の検査データの第3及び第4の時間マーカ84,85で設定された範囲内の撮影時間の情報を有するビューに対応するスキャン分の投影データの内、位相マーカ86で設定された3周期のP波直前の位相及びこの位相と同位相である4周期のP波直前の位相の生体信号を有するビューに対応する2スキャン分の投影データを記憶部51から読み出す。そして、読み出した3周期及び4周期における2スキャン分の投影データを再構成して2つの画像データを生成し、生成した画像データを表示部54に表示する。
図10は、第3及び第4の時間マーカ84,85、及び位相マーカ86の設定操作に応じて表示部54に表示される2つの画像データを示した図である。2つの画像データの一方の画像データは、生体信号82における位相マーカ86で設定された3周期のP波直前の位相の画像データであり、図8に示した画像データ58aに一致する。また、他方の画像データは、位相マーカ86で設定された位相と同位相の4周期におけるP波直前の位相の画像データ58bである。
画像データ58bに含まれる領域データ59bは、図5に示した画像データ58の関心領域59に当たり、画像データ58aの領域データ59aのときよりも低い濃度の造影剤によりX線が吸収され、領域データ59aよりも強いX線強度に応じたデータに識別される。
このように、第5のグラフ8bを表示部54に表示し、操作部6からビュー単位で第3及び第4の時間マーカ84,85、及び位相マーカ86の設定操作を行うことにより、設定された撮影時間範囲内における設定された位相及びこの位相と同位相の画像データを生成し、生成した画像データを表示部54に表示することができる。これにより、短い時間間隔及び位相間隔で撮影時間及び位相の設定が可能な操作により、関心領域の造影剤濃度の変化速度に個人差がある場合でも、検査に有用な造影剤濃度域内の位相及びこの位相と同位相の画像データだけを生成して表示部54に表示することができる。
表示部54に検査に有用な画像データが表示され、この画像データを保存する操作が操作部6から行われると、画像データ生成部53は表示部54に出力した画像データを記憶部51に保存する。そして、操作部6から検査終了の操作が行われると、システム制御部7は、撮影部1、高電圧発生部2、機構部3、及び画像処理部5の動作を停止させる。そして、X線CT装置10は、検査を終了する(図3のステップS7)。
このように、検査に有用な画像データだけを記憶部51に保存することができる。これにより、記憶部51を少ない容量のメモリを用いて構成することが可能となる。
以上述べた本発明の実施例によれば、造影剤が投与された被検体Pの検査を行うためのX線撮影により生成された投影データ、ビュー情報、撮影時間の情報、被検体Pの生体信号を含む検査データの内、撮影時間の情報に基づいて検査時刻表データを作成し、表示部54に表示することができる。次いで、表示部54に表示された検査時刻データに対して操作部6から表時間設定操作を行うことにより、設定された撮影時間の情報を有するビューに対応する投影データを用いて画像データを生成し、表示部54に表示することができる。
また、表時間設定操作に応じて表示部54に表示された画像データに対して操作部6から関心領域設定及びマーカ表示操作を行うことにより、その画像データに対応する検査データに含まれる投影データの内、設定された関心領域に対応する領域の素子データに基づいて第2のグラフを作成して、表示部54に表示することができる。そして、表示部54に表示された第2のグラフに対して時間マーカの設定操作を行うことにより、第2のグラフに対応する検査データの内、設定された撮影時間又は撮影時間範囲内の情報を有するビューに対応する投影データを用いて画像データを生成し、表示部54に表示することができる。これにより、第2のグラフ上に短い時間間隔で撮影時間の設定が可能な操作により、検査に有用な造影剤濃度域の画像データを生成して表示部54に表示することができる。
更に、生体信号設定操作を行うことにより、検査データに含まれる生体信号に基づいて第3のグラフを作成して、表示部54に表示することができる。そして、表示部54に表示された第3のグラフに対して位相マーカの設定操作を行うことにより、その第3のグラフに対応する検査データの内、設定された位相の生体信号を有するビューに対応する投影データを用いて画像データを生成し、表示部54に表示することができる。これにより、第2のグラフ上に短い位相間隔で位相の設定が可能な操作により、検査に有用な位相の画像データを生成して表示部54に表示することができる。
更にまた、表時間設定操作に応じて表示部54に表示された画像データに対して関心領域及び生体信号設定並びにマーカ表示操作を行うことにより、その画像データに対応する検査データに含まれる投影データの内、設定された関心領域に対応する領域の素子データ、及びその検査データに含まれる生体信号に基づいて第5のグラフを作成し、表示部54に表示することができる。そして、表示部54に表示された第5のグラフに対してマーカ設定操作を行うことにより、その第5のグラフに対応する検査データの内、設定された撮影時間又は時間範囲内の情報、及び設定された位相又はこの位相と同位相の生体信号を有するビューに対応する投影データを用いて画像データを生成し、表示部54に表示することができる。これにより、第5のグラフ上に短い時間及び位相間隔で撮影時間及び位相の設定が可能な操作により、検査に有用な造影剤濃度域における位相の画像データを生成して表示部54に表示することができる。
以上のように、検査に不用な画像データの生成を防ぎ、有用な画像データだけを生成することが可能となり、有用な画像データを選び出す手間を低減することができる。また、有用な画像データだけを記憶部51に保存することにより、記憶部51を少ない容量のメモリを用いて構成することが可能となる。これにより、迅速に画像診断を行うことができる。
本発明の実施例に係るX線CT装置の構成を示すブロック図。 本発明の実施例に係る記憶部に保存された検査データの構成の一例を示す図。 本発明の実施例に係るX線CT装置の動作を示すフローチャート。 本発明の実施例に係る表示部に表示された検査時刻表データを示す図。 本発明の実施例に係る表時間設定操作に応じて表示部に表示された画像データを示す図。 本発明の実施例に係る関心領域及び生体信号設定並びにマーカ表示操作に応じて表示部に表示された第5のグラフの一例を示す図。 本発明の実施例に係る関心領域及び生体信号設定操作に応じて表示部に表示される第4のグラフを示す図。 本発明の実施例に係る図6の第5のグラフのマーカの設定操作に応じて表示部に表示された画像データを示す図。 本発明の実施例に係る関心領域及び生体信号設定並びにマーカ表示操作に応じて表示部に表示される第5のグラフの他の例を示す図。 本発明の実施例に係る図9の第5のグラフのマーカの設定操作に応じて表示部に表示される画像データを示す図。
符号の説明
P 被検体
1 撮影部
2 高電圧発生部
3 機構部
4 生体信号計測部
5 画像処理部
6 操作部
7 システム制御部
9 天板
10 X線CT装置
11 X線発生部
12 X線検出部
12a X線検出器
12b データ収集部
21 高電圧発生器
22 X線制御部
31 天板移動機構
32 天板機構制御部
41 センサ
42 信号処理部
51 記憶部
52 グラフ作成部
53 画像データ生成部
54 表示部

Claims (9)

  1. 造影剤が投与された被検体に対してX線を照射し、前記被検体を透過したX線を検出して得られた投影データに基づいて画像データを生成するX線CT装置において、
    関心領域を設定する関心領域設定手段と、
    前記関心領域設定手段により設定された関心領域における前記造影剤の濃度の経時変化を表す濃度変化グラフを作成するグラフ作成手段と、
    再構成に用いる時間範囲を設定するものであり、前記グラフ作成手段により作成された前記造影剤の濃度変化グラフを含む設定用の画像を表示する再構成範囲設定手段と、
    前記再構成範囲設定手段により設定された時間範囲に基づいて、前記投影データを再構成して画像データを生成する画像データ生成手段とを
    備えたことを特徴とするX線CT装置。
  2. 前記画像データ生成手段により生成された画像データを表示する表示手段を有し、
    前記被検体の心電波形又は呼吸波形と共に、前記グラフ作成手段により作成された前記造影剤の濃度変化グラフを前記表示手段に表示するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のX線CT装置。
  3. 前記画像データ生成手段は、前記心電波形に同期した心電同期再構成又は前記呼吸波形に同期した呼吸同期再構成により画像データを生成するようにしたことを特徴とする請求項2に記載のX線CT装置。
  4. 造影剤が投与された被検体に対してX線を照射し、前記被検体を透過したX線を検出して投影データを生成するX線検出手段を備えたX線CT装置において、
    前記X線検出手段により生成された投影データを再構成して画像データを生成する画像データ生成手段と、
    前記画像データ生成手段により生成された画像データの関心領域を設定する関心領域設定手段と、
    前記X線検出手段により生成された投影データの内、前記関心領域設定手段により設定された関心領域に対応する投影データに基づいて、前記造影剤の濃度の経時変化を表す濃度変化グラフを作成するグラフ作成手段と、
    前記グラフ作成手段により作成された前記造影剤の濃度変化グラフを表示する表示手段とを
    備えたことを特徴とするX線CT装置。
  5. 前記グラフ作成手段は、前記濃度変化グラフを作成すると共に前記濃度変化グラフ上に時間の設定が可能なマーカを作成し、
    前記画像データ生成手段は、前記マーカにより設定された時間に対応する投影データを再構成して画像データを生成するようにしたことを特徴とする請求項4に記載のX線CT装置。
  6. 前記グラフ作成手段により作成された前記濃度変化グラフと共に、前記被検体の心電波形又は呼吸波形の生体信号を前記表示手段に表示するようにしたことを特徴とする請求項4に記載のX線CT装置。
  7. 前記グラフ作成手段は、前記濃度変化グラフを作成すると共に前記濃度変化グラフ及び前記生体信号上に時間及びこの時間に一致する位相の設定が可能なマーカを作成し、
    前記画像データ生成手段は、前記マーカにより設定された時間及び位相に対応する投影データを再構成して画像データを生成するようにしたことを特徴とする請求項6に記載のX線CT装置。
  8. 前記グラフ作成手段は、前記濃度変化グラフを作成すると共に、前記濃度変化グラフ上に時間の範囲の設定が可能な2つの時間マーカ、及び前記生体信号上に位相の設定が可能な位相マーカを作成し、
    前記画像データ生成手段は、前記時間マーカにより設定された範囲内の時間に対応する投影データの内、前記位相マーカにより設定された位相及びこの位相と同位相に対応する投影データを再構成して画像データを生成するようにしたことを特徴とする請求項6に記載のX線CT装置。
  9. 造影剤が投与された被検体のX線撮影によりX線CT装置から得られた投影データを再構成して画像データを生成する画像データ生成手段と、
    前記画像データ生成手段により生成された画像データの関心領域を設定する関心領域設定手段と、
    前記X線検出手段により生成された投影データの内、前記関心領域設定手段により設定された関心領域に対応する投影データに基づいて、前記造影剤の濃度の経時変化を表す濃度変化グラフを作成するグラフ作成手段と、
    前記グラフ作成手段により作成された前記濃度変化グラフを表示する表示手段とを
    備えたことを特徴とする画像処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010284433A (ja) * 2009-06-15 2010-12-24 Toshiba Corp 医用画像処理装置、及びx線ct装置
JP2011152187A (ja) * 2010-01-26 2011-08-11 Hitachi Medical Corp X線ct装置及びその撮影方法

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