JP5456326B2 - アルカリ蓄電池およびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ハイブリッド車(HEV:Hybrid Electric Vehicle)や電気自動車(PEV:Pure Electric Vehicle)等の大電流放電を要する用途に適したアルカリ蓄電池に係わり、特に、水素吸蔵合金を負極活物質とする水素吸蔵合金負極と、水酸化ニッケルを主正極活物質とする正極とを備え、これらの両極を隔離するセパレータを介して渦巻状に巻回された電極群と、アルカリ電解液とを外装缶内に収容したアルカリ蓄電池およびその製造方法に関する。
近年、ハイブリッド車(HEV)や電気自動車(PEV)などの車両の電源用途にアルカリ蓄電池、特に、ニッケル−水素蓄電池が用いられるようになった。この種の用途に用いられるアルカリ蓄電池においては、複数の単電池を直列接続して用いられるため小型化が求められている。ここで、アルカリ蓄電池を小型化すると、正・負極間の対向面積が減少するようになるため、常温出力特性および低温出力特性の低下が生じるようになり、小型化と同時に高出力化を達成させる必要がある。
小型化の手段としては、円筒型電池の円筒径を小さくする方法と、電池高さを短くする方法とがある。この場合、円筒径を小さくする方法においては、大電流用途で使用する際、集電体での電流密度が過多となって、反応抵抗が生じるようになり、電圧低下などの問題が生じることとなる。このため、特許文献1(特開平11−354150号公報)に示されるような電池高さを短くする方法が望ましいこととなる。
一方、高出力化の手段としては、特許文献2(特開平9−312158号公報)や特許文献3(特開平10−321238号公報)に示されるように、導電性芯体の集電性の向上に着目し、導電性芯体の開孔率を低減させる方法がある。
特開平11−354150号公報 特開平 9−312158号公報 特開平10−321238号公報
しかしながら、電池高さを短くし、低開孔率の導電性芯体を用いた場合、出力特性の低下および寿命の低下が生じることが分かった。
そこで、出力特性の低下および寿命の低下が生じた電池を解体して調査したころ、渦巻状に巻回された電極群の負極端部(外装缶の底部側)に活物質の剥離が認められた。これは、一般的な活物質の結着力は、共有結合力、水素結合力、静電相互作用力、ファンデルワース力などが作用しており、いずれもクーロン力が基本となっている。このクーロン力はよく知られているように、q1・q2/(4π・ε・r2)で表され、誘電率εに反比例する。ここで、結着点に誘電率が大きい電解液が過多の状態にある場合は、活物質の結着力が弱くなり、活物質剥離が生じることになると考えられる。
この場合、負極活物質間の結合強度は開孔部における負極活物質間のクーロン力(特に、静電相互作用)で保たれているため、低開孔率の導電性芯体を用いた負極においては、活物質間強度が低下する傾向となる。また、渦巻状に巻回された電極群を外装缶内に収容し、電解液を注入した際に、電解液は外装缶の内壁を辿って外装缶の底部に移動することとなる。このため、電池高さを短くすることにより、渦巻状に巻回された電極群の負極端部(外装缶の底部側)に電解液が溜まりやすくなって、一時的に電解液の過多の状態が生じることとなる。
これらの結果、電池高さを短くし、低開孔率の導電性芯体を用いた場合、外装缶の底部に一時的に電解液の過多部が生じ、負極端部(外装缶の底部側)の活物質間の静電相互作用が極度に弱まり、活物質剥がれが生じ、反応抵抗が増大し、出力低下が生じたと考えられる。更に、一度、活物質剥離が生じると、電解液の過多の状態が加速され、電解液の分配に偏りが生じることとなる。この結果、充放電に伴う不均一反応による発熱が増大し、寿命の低下を来したと考えられる。
そこで、本発明は上記した問題を解決するためになされたものであって、低開孔率の導電性芯体を用いても、活物質剥がれが生じるのを防止して、反応抵抗を減少させことにより高出力特性が得られるアルカリ蓄電池を提供することを目的とするものである。
本発明のアルカリ蓄電池は、水素吸蔵合金を負極活物質とする水素吸蔵合金負極と、水酸化ニッケルを主正極活物質とする正極とを備え、これらの両極を隔離するセパレータを介して渦巻状に巻回された電極群と、アルカリ電解液とを外装缶内に収容している。そして、上記目的を達成するため、水素吸蔵合金負極に用いられた導電性芯体の開孔率([芯体の開口部の総面積/負極の長さ×幅]×100)は15%〜25%で、当該水素吸蔵合金負極の表面部にポリテトラフルオロエチレン(PTFE)が0.02mg/cm2〜0.11mg/cm2だけ塗布されおり、電解液総量に対する水素吸蔵合金負極が保持する電解液の保持率が23%〜29%であることを特徴とする。
ここで、導電性芯体の開孔率が25%より大きくなると、従来以上の出力を得ることができないことが明らかになった。また、導電性芯体の開孔率が15%より小さくなると、極板作製工程における圧延時に活物質の剥離が生じることが明らかになった。また、PTFEの塗布量が0.11mg/cm2より多くなると、PTFEが反応抵抗となって、出力低下をもたらし、0.02mg/cm2より少なくなると、出力向上効果が得られないことが明らかになった。
このため、本発明の水素吸蔵合金負極に用いる導電性芯体は開孔率が15%〜25%のものを用い、この水素吸蔵合金負極の表面部にPTFEを0.02mg/cm2〜0.11mg/cm2だけ塗布するようにしている。この場合、開孔率が15%〜25%の導電性芯体を用い、表面部にPTFEを0.02mg/cm2〜0.11mg/cm2だけ塗布した時の水素吸蔵合金負極の電解液保持率は電解液総量に対して23〜29%であることが明らかになった。そして、上述のように、導電性芯体の開孔率、PTFEの塗布量および電解液保持率を規定すると、外装缶の底部に電解液の過多部が生じても、外装缶の底部での水素吸蔵合金負極の活物質剥離が回避でき、かつ渦巻状に巻回された水素吸蔵合金負極の内部へも電解液を浸透させることが可能となって、小型化と高出力化を両立させることが可能となった。
この場合、水素吸蔵合金負極の表面部は、水素吸蔵合金負極の総厚みをt1とし、この水素吸蔵合金負極の導電性芯体の厚みをt2としたとき、当該水素吸蔵合金電極の表面より(t1−t2)×0.15までの範囲内である。なお、この時用いる水素吸蔵合金は、希土類、ニッケル、マグネシウムを主元素としたA519型構造相を含む合金が望ましい。これは、A519型構造相を含むことで、触媒効果のある単位結晶格子当たりのニッケル(Ni)比率を増加させることができるため、従来よりも水素吸蔵合金負極の電解液保持率が少ない本発明の範囲において、高出力特性を得ることができるからである。
なお、上述のように水素吸蔵合金負極の表面部にPTFEを塗布する製造方法としては、水素吸蔵合金スラリーを導電性芯体に塗着してスラリー塗着極板とするスラリー塗着工程と、スラリー塗着極板を乾燥させて乾燥極板とする乾燥工程と、乾燥極板の表面にポリテトラフルオロエチレン(PTFE)をロール転写で塗布してPTFE塗布極板とするPTFE塗布工程とを備えるようにするのが望ましい。ここで、PTFEを圧延後に塗布すると、PTFE塗布液が導電性芯体まで浸透して、芯体と活物質間の強度を弱らせて活物質剥離を生じさせるようになる。このため、PTFE塗布極板を圧延した後、所定の形状に裁断して水素吸蔵合金負極とする圧延・裁断工程を備えるようにするのが望ましい。
その際、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)をアニオン系水溶性増粘剤で分散させて塗布するのがさらに望ましい。これは、本発明においては、水素吸蔵合金負極の表面部に極僅かなPTFE塗布量となるように規定しているため、PTFE塗布液としてはPTFEの希釈液を用いる必要があるからである。これにより、塗布液中にPTFEが均一に分散されるようになって、塗布液中のPTFEの沈降などによる塗布バラツキが抑制されるようになる。
本発明においては、低開孔率の導電性芯体を用いるとともに、水素吸蔵合金負極の表面部に所定量のポリテトラフルオロエチレン(PTFE)を付与して水素吸蔵合金負極での電解液保持率を所定量とすることで、活物質剥がれが生じるのを防止して、反応抵抗を減少させることにより高出力特性が得られるようになる。
本発明のアルカリ蓄電池を模式的に示す断面図である。
ついで、本発明の実施の形態を以下に詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものでなく、その要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施することができる。
1.水素吸蔵合金
ランタン(La),ネオジム(Nd),マグネシウム(Mg),ニッケル(Ni),アルミニウム(Al)などの金属元素を所定のモル比となるように混合した後、これらの混合物をアルゴンガス雰囲気の高周波誘導炉に投入して溶解させ、これを冷却させて組成式がLa0.2Nd0.7Mg0.1Ni3.7Al0.1で表されるインゴットを作製し、これを水素吸蔵合金α1とした。
ついで、得られた各水素吸蔵合金α1について、DSC(示差走査熱量計)を用いて融点(Tm)を測定した。その後、これらの水素吸蔵合金α1の融点(Tm)よりも30℃だけ低い温度(Ta=Tm−30℃)で所定時間(この場合は10時間)の熱処理を行った。この後、これらの各水素吸蔵合金α1の塊を粗粉砕した後、不活性ガス雰囲気中で機械的に粉砕して、体積累積頻度50%での粒径(D50)が25μmの水素吸蔵合金粉末αを作製した。
ついで、Cu−Kα管をX線源とするX線回折測定装置を用いる粉末X線回折法で水素吸蔵合金粉末αの結晶構造の同定を行った。この場合、スキャンスピード1°/min、管電圧40kV、管電流300mA、スキャンステップ1°、測定角度(2θ)20〜50°でX線回折測定を行った。得られたXRDプロファイルよりJCPDSカードチャートを用いて、各水素吸蔵合金粉末αの結晶構造を同定した。
ここで、結晶構造の構成比において、A519型構造はCe5Co19型構造とPr5Co19型構造とSm5Co19型構造とし、A27型構造はCe2Ni7型構造とし、AB5型構造はLaNi5型構造として、JCPDSによる各構造の回折角の強度値と42〜44°の最強強度値との比各強度比を、得られたXRDプロファイルにあてはめて、各構造の構成比率を算出すると、A519型構造は86%で、A27型構造は11%で、AB5型構造は3%であり、A519型構造が主相であることが分かった。
2.水素吸蔵合金負極
上述した水素吸蔵合金粉末αを用いて、以下のようにして水素吸蔵合金負極11をそれぞれ作製した。まず、得られた水素吸蔵合金粉末αを100質量部に対して、0.1質量%のCMC(カルボキシメチルセルロース)と水(あるいは純水)とからなる水溶性結着剤に、熱可塑性エラストマーとしてのスチレンブタジエンラテックス(SBR)と、炭素系導電剤としてのケッチェンブラックとを添加した。この後、これらを混合し、混練して水素吸蔵合金スラリーを作製した。
ついで、ニッケルメッキを施した軟鋼材製の多孔性基板(パンチングメタル)からなる負極用導電性芯体11aを用意した。この場合、パンチングメタルの開孔率([芯体の開口部の総面積/負極の長さ×幅]×100)を28%としたものを負極用導電性芯体β1とし、パンチングメタルの開孔率を25%としたものを負極用導電性芯体β2とし、パンチングメタルの開孔率を19%としたものを負極用導電性芯体β3とし、パンチングメタルの開孔率を15%としたものを負極用導電性芯体β4とした。
この後、これらの負極用導電性芯体11a(β1,β3,β4)に、所定の充填密度(例えば、5.0g/cm3)となるように水素吸蔵合金スラリーを塗着し、乾燥させた後、所定の厚みになるように圧延した。この後、所定の寸法(例えば、40mm×1000mm)になるように切断して、水素吸蔵合金負極11(x1〜x3)をそれぞれ作製した。なお、負極用導電性芯体β1を用いたものを水素吸蔵合金負極x1とし、負極用導電性芯体β3を用いたものを水素吸蔵合金負極x2とし、負極用導電性芯体β4を用いたものを水素吸蔵合金負極x3とした。
一方、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)エマルジョンをアニオン系水溶性増粘剤としてのCMC(カルボキシメチルセルロース)で分散させて作製したPTFE塗布液(例えば、粘度が120mPasのもの)を調製した。そして、負極用導電性芯体11a(β1,β2,β3,β4)に、所定の充填密度(例えば、5.0g/cm3)となるように水素吸蔵合金スラリーを塗着し、乾燥させた。この後、上述のように調製されたPTFE塗布液をゴム製の溝付きローラを用いて、PTFEの塗布量が0.09mg/cm2となるように塗布した。
乾燥後、所定の厚みになるように圧延し、所定の寸法(例えば、40mm×1000mm)になるように切断し、水素吸蔵合金負極11(a1〜a4)をそれぞれ作製した。ここで、負極用導電性芯体β1を用いたものを水素吸蔵合金負極a1とし、負極用導電性芯体β2を用いたものを水素吸蔵合金負極a2とし、負極用導電性芯体β3を用いたものを水素吸蔵合金負極a3とし、負極用導電性芯体β4を用いたものを水素吸蔵合金負極a4とした。
この後、これらのPTFEが塗布された水素吸蔵合金負極11(a1〜a4)をそれぞれ断面切断して、これらの切断面のフッ素(F)をエネルギー分散型X線分光器(EDS)にて観察した。その結果、PTFEは水素吸蔵合金負極11(a1〜a4)の表面から(t1−t2)×0.15の範囲内に存在することが明らかになった。この場合、t1は水素吸蔵合金負極11(a1〜a4)の総厚みを表し、t2は負極用導電性芯体11a(β1,β2,β3,β4)の厚みを表している。
一方、水素吸蔵合金負極x1〜x3および水素吸蔵合金負極a1〜a4の負極用導電性芯体−活物質間の強度を以下のようにして求めた。即ち、これらの各水素吸蔵合金負極11を15cm×5cmの大きさとなるように裁断し、これらを半径2cmのロールに巻き付けた後、巻回端部をテープで固定した。この後、0.5MPaの力をロールに巻き付けた負極上に加えながらロールを5秒間だけ回転させた。そして、このような0.5MPaの力の付与と5秒間だけの回転を1セットとして、芯体から活物質が剥れるまでの回数を求めて、導電性芯体−活物質間の強度とした。そして、水素吸蔵合金負極x1の強度を100とし、他の水素吸蔵合金負極x2〜x3およびa1〜a4の強度をそれとの比とする強度比で求めると、下記の表1に示すような結果となった。
Figure 0005456326
上記表1の結果から明らかなように、PTFEが塗布されていない水素吸蔵合金負極x1〜x3においては、水素吸蔵合金負極x2の強度比は79で、水素吸蔵合金負極x3の強度比は62で、芯体開孔率(%)が低下するほど芯体−活物質間の強度比が低下していることが分かる。これに対して、PTFEが0.09mg/cm2となるように塗布された水素吸蔵合金負極a1〜a4においては、負極用導電性芯体の開孔率(%)が15%〜28%の範囲内であれば、導電性芯体−活物質間の強度比はそれほど変わらないことが分かる。これは、PTFEは乾燥・圧延工程を経て繊維化するため、負極用導電性芯体の開孔率の低下に伴う強度低下以上に、活物質間強度を向上させることが可能となって、極板強度を維持できたためと考えられる。
3.ニッケル正極
一方、多孔度が約85%の多孔性ニッケル焼結基板を比重が1.75の硝酸ニッケルと硝酸コバルトの混合水溶液に浸漬して、多孔性ニッケル焼結基板の細孔内にニッケル塩およびコバルト塩を保持させた。この後、この多孔性ニッケル焼結基板を25質量%の水酸化ナトリウム(NaOH)水溶液中に浸漬して、ニッケル塩およびコバルト塩をそれぞれ水酸化ニッケルおよび水酸化コバルトに転換させた。
ついで、充分に水洗してアルカリ溶液を除去した後、乾燥を行って、多孔性ニッケル焼結基板の細孔内に水酸化ニッケルを主成分とする活物質を充填した。このような活物質充填操作を所定回数(例えば6回)繰り返して、多孔性焼結基板の細孔内に水酸化ニッケルを主体とする活物質の充填密度が2.5g/cm3になるように充填した。この後、室温で乾燥させた後、所定の寸法に切断してニッケル正極12を作製した。
4.ニッケル−水素蓄電池
この後、上述のように作製された水素吸蔵合金負極11(x1〜x3)(a1〜a4)とニッケル正極12とを用い、これらの間に、スルフォン化処理された不織布からなるセパレータ13を介在させて渦巻状に巻回して渦巻状電極群を作製した。なお、このようにして作製された渦巻状電極群の下部には水素吸蔵合金負極11の芯体露出部11cが露出しており、その上部にはニッケル正極12の芯体露出部12cが露出している。ついで、得られた渦巻状電極群の下端面に露出する芯体露出部11cに負極集電体14を溶接するとともに、渦巻状電極群の上端面に露出するニッケル正極12の芯体露出部12cの上に正極集電体15を溶接して、電極体とした。
ついで、得られた電極体を鉄にニッケルメッキを施した有底筒状の外装缶(底面の外面は負極外部端子となる)16内に収納した後、負極集電体14を外装缶16の内底面に溶接した。一方、正極集電体15より延出する集電リード部15aを正極端子を兼ねるとともに外周部に絶縁ガスケット18が装着された封口体17の底部を構成する封口板17aに溶接した。なお、封口体17には正極キャップ17bが設けられていて、この正極キャップ17b内に所定の圧力になると変形する弁体17cとスプリング17dよりなる圧力弁が配置されている。
ついで、外装缶16の上部外周部に環状溝部16aを形成した後、電解液を注液し、外装缶16の上部に形成された環状溝部16aの上に封口体17の外周部に装着された絶縁ガスケット18を載置した。この後、外装缶16の開口端縁16bをかしめることにより、ニッケル−水素蓄電池10(X1〜X3)(A1〜A4)を作製した。この場合、外装缶16内に30質量%の水酸化カリウム(KOH)水溶液からなるアルカリ電解液を、電池容量(Ah)当り2.5g(2.5g/Ah)あるいは2.8g(2.8g/Ah)となるように注入して、ニッケル−水素蓄電池10(X1〜X3)(A1〜A4)を作製した。
ここで、負極x1を用いたものを電池X1とし、負極x2を用いたものを電池X2とし、負極x3を用いたものを電池X3とした。また、負極a1を用いたものを電池A1とし、負極a2を用いたものを電池A2とし、負極a3を用いたものを電池A3とし、負極a4を用いたものを電池A4とした。
5.電池試験
(1)活性化
ついで、上述のようにして作製した電池X1〜X3,A1〜A4を以下のようにして活性化した。この場合、電池作製後、電池電圧が放置時ピーク電圧の60%になるまで放置した後、25℃の温度雰囲気で、1Itの充電々流でSOC(State Of Charge:充電深度)の120%まで充電し、25℃の温度雰囲気で1時間休止する。ついで、70℃の温度雰囲気で24時間放置した後、45℃の温度雰囲気で、1Itの放電々流で電池電圧が0.3Vになるまで放電させるサイクルを2サイクル繰り返して、これらの各電池X1〜X3,A1〜A4を活性化した。
(2)電解液量比の測定
上述のように活性化した後、これらの各電池X1〜X3,A1〜A4を、水素吸蔵合金負極11、ニッケル正極12、セパレータ13、集電体14,15および外装缶16などの各構成部材に解体した。ついで、解体直後と、真空乾燥後の質量変化量、即ち、各構成部材が保持していた電解液量を測定した。この後、総電解液量(Y)に対する水素吸蔵合金負極11が保持していた電解液量(X)の比、即ち液保持率(X/Y)を求めると、下記の表2に示すような結果となった。
(3)出力特性評価
また、上述のように活性化した後、これらの各電池X1〜X3,A1〜A4を、25℃の温度雰囲気で、1Itの充電電流でSOC(State Of Charge :充電深度)の50%まで充電した後、25℃の温度雰囲気で1時間休止させる。ついで、−10℃の温度雰囲気で、任意の充電レートで20秒間充電させた後、−10℃の温度雰囲気で30分間休止させる。この後、−10℃の温度雰囲気で、任意の放電レートで10秒間放電させた後、25℃の温度雰囲気で30分間休止させる。このような−10℃の温度雰囲気で、任意の充電レートでの20秒間充電、30分の休止、任意の放電レートで10秒間放電、25℃の温度雰囲気での30分の休止を繰り返した。
この場合、任意の充電レートは、0.8It→1.7It→2.5It→3.3It→4.2Itの順で充電電流を増加させ、任意の放電レートは、1.7It→3.3It→5.0It→6.7It→8.3Itの順で放電電流を増加させ、各放電レートで10秒間経過時点での各電池X1〜X3,A1〜A4の電池電圧(V)を各電流毎にそれぞれ測定した。ここで、放電特性(アシスト出力特性)の指標として放電V−Iプロット近似曲線上の0.9V電流を−10℃アシスト出力として求めた。求めた−10℃アシスト出力において、電池X1の−10℃アシスト出力を基準(100)とし、これとの相対比を−10℃アシスト出力比(対電池X1)として算出すると、下記の表2に示すような結果となった。
(4)酸素濃度(酸化指標)の測定
ついで、酸化指標としての酸素濃度の測定を以下のようにして行った。この場合、上述のように活性化した後、これらの各電池X1〜X3,A1〜A4を解体、分解して負極より活物質を剥離させた。この後、超音波洗浄を施して添加剤などの水素吸蔵合金粉末以外の成分を取り除いた後、真空乾燥して、水素吸蔵合金の酸素濃度を測定した。そして、得られた酸素濃度において、電池X1の酸素濃度を基準(100)とし、これとの相対比を酸化指標(対電池X1)として算出すると、下記の表2に示すような結果となった。
Figure 0005456326
上記表2の結果から、以下のことが明らかになった。即ち、負極用導電性芯体11aの開孔率が低く、かつPTFEが未塗布の負極x2,x3を用いた電池X2、X3においては、上述したように極板強度(導電性芯体11aと活物質間強度)が低下するとともに、負極での電解液の保持率が増大し、出力低下および酸素濃度(酸化)が増大していることが分かる。これは、電解液を注液した際に活物質の剥離が生じ、この活物質の剥離部が出力低下をもたらし、更に、この剥離部より電解液の過多の状態が該当部で加速され、負極11での電解液の保持率が増大するとともに、酸化が進行(酸素濃度の増大)したと考えられる。
一方、負極用導電性芯体11aの開孔率が15〜25%と低くしても、PTFEが塗布された負極11(a2〜a4)を用いた電池A2〜A4においては、負極11(a2〜a4)での電解液の保持率が低下傾向にあって、出力向上(出力特性100%以上)および耐食性向上(酸化指標100%以下)が両立していることが分かる。この場合、負極a1のようにPTFEが塗布されていても、負極用導電性芯体11aの開孔率が28%であると、出力低下が生じていることが分かる。これは、負極用導電性芯体11aの開孔率が28%に上昇すると、負極用導電性芯体11aでの集電性が低下したためと考えられる。このことから、負極用導電性芯体11aの開孔率は15〜25%であるのが望ましいということができる。
5.PTFEの塗布箇所および塗布量の検討
ついで、水素吸蔵合金負極11のPTFEの塗布箇所および塗布量について検討した。そこで、負極用導電性芯体β2(パンチングメタルの開孔率を25%としたもの)を用い、これに所定の充填密度(例えば、5.0g/cm3)となるように水素吸蔵合金スラリーを塗着し、乾燥させた後、上述のように調製されたPTFE塗布液をゴム製の溝付きローラを用いて、PTFEの塗布量が0.02mg/cm2、0.11mg/cm2、および0.16mg/cm2となるように塗布した。乾燥後、所定の厚みになるように圧延し、所定の寸法(例えば、40mm×1000mm)になるように切断し、水素吸蔵合金負極11(b,c,d)をそれぞれ作製した。なお、PTFEの塗布量が0.02mg/cm2になるものを負極bとし、PTFEの塗布量が0.11mg/cm2になるものを負極cとし、PTFEの塗布量が0.16mg/cm2になるものを負極dとした。
一方、負極用導電性芯体β2(パンチングメタルの開孔率を25%としたもの)を用い、これに所定の充填密度(例えば、5.0g/cm3)となるように水素吸蔵合金スラリーを塗着し、乾燥させた後、所定の厚みになるように圧延した。そして、圧延の各負極に、上述のように調製されたPTFE塗布液をゴム製の溝付きローラを用いて、PTFEの塗布量が0.02mg/cm2、0.11mg/cm2、および0.16mg/cm2となるように塗布し、乾燥させた後、所定の寸法(例えば、40mm×1000mm)になるように切断し、水素吸蔵合金負極11(e,f,g)をそれぞれ作製した。なお、PTFEの塗布量が0.02mg/cm2になるものを負極eとし、PTFEの塗布量が0.11mg/cm2になるものを負極fとし、PTFEの塗布量が0.16mg/cm2になるものを負極gとした。
この後、上述と同様にして、これらの水素吸蔵合金負極11(b〜g)をそれぞれ断面切断して、これらの切断面のフッ素(F)をエネルギー分散型X線分光器(EDS)にて観察した。その結果、PTFEは水素吸蔵合金負極11(b〜g)の表面から(t1−t2)×0.15の範囲内に存在することが明らかになった。一方、水素吸蔵合金負極b〜gの負極用導電性芯体11a−活物質間の強度を上述と同様にして求めると、下記の表3に示すような結果となった。この場合も、水素吸蔵合金負極x1の強度を100とし、他の水素吸蔵合金負極b〜gの強度をそれとの比とする強度比で求めると、下記の表3に示すような結果となった。
Figure 0005456326
上記表3の結果から明らかなように、PTFEが圧延後に塗布された水素吸蔵合金負極e,f,gにおいては、水素吸蔵合金負極eの強度比は61で、水素吸蔵合金負極f,gの強度比は72,71で、負極用導電性芯体11a−活物質間の強度比が低下していることが分かる。これに対して、PTFEが圧延前に塗布された水素吸蔵合金負極b,c,dにおいては、水素吸蔵合金負極bの強度比は115で、水素吸蔵合金負極c,dの強度比は121で、芯体−活物質間の強度比が格段に向上していることが分かる。
これは、PTFEを圧延後に塗布した場合、PTFE塗布液が芯体まで浸透して活物質の剥離を生じさせたためと考えられる。一方、PTFEを圧延前に塗布する場合は、PTFE塗布液が活物質中に吸収され、乾燥した後に圧延されるため、活物質の剥離が生じることがなく、強度低下がもたらされなかったためと考えられる。
ついで、PTFEを圧延前に塗布して形成した負極b,c,dを用いて、上述と同様に、ニッケル−水素蓄電池B,C,Dをそれぞれ作製した。この場合、負極bを用いたものを電池Bとし、負極cを用いたものを電池Cとし、負極dを用いたものを電池Dとした。また、負極bを用いたものを電池Bとし、負極cを用いたものを電池Cとし、負極dを用いたものを電池Dとした。
ついで、これらの各電池B,C,Dを、上述と同様に活性化した後、上述と同様に各構成部材に解体し、総電解液量(Y)に対する水素吸蔵合金負極11が保持していた電解液量(X)の比、即ち、液保持率(X/Y)を求めると、下記の表4に示すような結果となった。また、活性化後、上述と同様に−10℃アシスト出力として求め、求めた−10℃アシスト出力において、上述した電池X1の−10℃アシスト出力を基準(100)とし、これとの相対比を−10℃アシスト出力比(対電池X1)として算出すると、下記の表4に示すような結果となった。さらに、活性化後、上述と同様に酸素濃度を測定し、上述した電池X1の酸素濃度を基準(100)とし、これとの相対比を酸化指標(対電池X1)として算出すると、下記の表4に示すような結果となった。なお、下記の表4には、上述した電池A2の結果も併せて示している。
Figure 0005456326
上記表4の結果から以下のことが明らかになった。即ち、塗布量が0.16mg/cm2となるようにPTFEが塗布された負極dを用いた電池Dにおいては、出力特性が低下していることが分かる。これは、芯体の開孔率の低下による反応抵抗低下効果よりもPTFE塗布による反応抵抗増大効果が大きいためと考えられる。一方、PTFEの塗布量が0.02〜0.11mg/cm2となるようにPTFEが塗布された負極b,a2,cを用いた電池B,A2,Cにおいては、出力特性が向上していることが分かる。このことから、PTFEの塗布量は0.02〜0.11mg/cm2とするのが望ましいことが分かる。
上述したように、本発明においては、従来の開孔率(28%以上)よりも低開孔率の芯体を用いるとともに、水素吸蔵合金負極の表面にポリテトラフルオロエチレン(PTFE)が0.02〜0.11mg/cm2だけ塗布させることにより、水素吸蔵合金負極での電解液の保持率を従来の範囲よりも低下させた効果を発現させることが可能となった。
この場合、水素吸蔵合金負極での電解液の保持率を低下させると、三相界面(水素吸蔵合金負極と電解液と空間との界面)が減少するため、水素吸蔵合金負極に用いる水素吸蔵合金は、希土類、ニッケル、マグネシウムを主元素とするA519型構造相を含む合金が望ましい。
これは、A519型構造はAB2型構造とAB5型構造とが三層を周期として積み重なっており、A27型構造よりも単位結晶格子当たりのニッケル(Ni)の比率を増加させることが可能となる。そして、単位結晶格子当たりのニッケル(Ni)の比率が増加すると、水素分子の吸着および水素原子への解離を促進する活性点を増加させることが可能となって、反応点が減少しても、高出力特性を向上させることが可能となるからである。
なお、上述した実施形態においては、水素吸蔵合金負極の表面部にポリテトラフルオロエチレン(PTFE)を塗布するようにしたが、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)以外の他のフッ素樹脂、例えば、FEP等を塗布するようにしてもよい。また、上述した実施形態においては、アニオン系水溶性増粘剤としてCMC(カルボキシメチルセルロース)を用いる例について説明したが、CMC(カルボキシメチルセルロース)以外のアニオン系水溶性増粘剤として、ポリカルボン酸とポリアクリル酸系共重合体及びこれらのアンモニウム塩、ビニル系単量体とアクリルアミド系の親水性単量体との共重合体等のアニオン系水溶性高分子等を用いるようにしてもよい。さらに、上述した実施形態においては、炭素系導電剤としてケッチェンブラックを添加する例について説明したが、ケッチェンブラック以外の炭素系導電剤として、活性炭や、カーボンナノチューブなどのカーボンナノ材料等を添加するようにしてもよい。
11…水素吸蔵合金負極、11a…負極用導電性芯体、11b…活物質層、11c…芯体露出部、12…ニッケル正極、12c…芯体露出部、13…セパレータ、14…負極集電体、15…正極集電体、15a…正極用リード、16…外装缶、16a…環状溝部、16b…開口端縁、17…封口体、17a…封口板、17b…正極キャップ、17c…弁板、17d…スプリング、18…絶縁ガスケット

Claims (5)

  1. 水素吸蔵合金を負極活物質とする水素吸蔵合金負極と、水酸化ニッケルを主正極活物質とする正極とを備え、これらの両極を隔離するセパレータを介して渦巻状に巻回された電極群と、アルカリ電解液とを外装缶内に収容したアルカリ蓄電池であって、
    前記水素吸蔵合金負極に用いられた導電性芯体の開孔率は15%〜25%で、当該水素吸蔵合金負極の表面部にポリテトラフルオロエチレン(PTFE)が0.02mg/cm2〜0.11mg/cm2だけ塗布されおり、
    電解液総量に対する前記水素吸蔵合金負極が保持する電解液の保持率が23%〜29%であることを特徴とするアルカリ蓄電池。
  2. 前記水素吸蔵合金負極の表面部は、当該水素吸蔵合金負極の厚みをt1とし、当該水素吸蔵合金負極の導電性芯体の厚みをt2としたとき、当該水素吸蔵合金電極の表面より(t1−t2)×0.15までの範囲内であることを特徴とする請求項1に記載のアルカリ蓄電池。
  3. 前記水素吸蔵合金は少なくとも希土類元素とマグネシウムを含む元素からなるA成分と、少なくともニッケルを含む元素からなるB成分とから構成され、かつ合金主相がA519型構造の水素吸蔵合金であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のアルカリ蓄電池。
  4. 水素吸蔵合金を負極活物質とする水素吸蔵合金スラリーを導電性芯体に塗着して形成された水素吸蔵合金負極と、水酸化ニッケルを主正極活物質とする正極とを用い、これらの両極を隔離するセパレータを介して渦巻状に巻回して形成した電極群をアルカリ電解液とともに外装缶内に収容して形成するアルカリ蓄電池の製造方法であって、
    前記水素吸蔵合金スラリーを導電性芯体に塗着してスラリー塗着極板とするスラリー塗着工程と、
    前記スラリー塗着極板を乾燥させて乾燥極板とする乾燥工程と、
    前記乾燥極板の表面にポリテトラフルオロエチレン(PTFE)をロール転写で塗布してポリテトラフルオロエチレン塗布極板とするポリテトラフルオロエチレン塗布工程と
    前記ポリテトラフルオロエチレン塗布極板を圧延した後、所定の形状に裁断して水素吸
    蔵合金負極とする圧延・裁断工程を備えたことを特徴とするアルカリ蓄電池の製造方法。
  5. 前記ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)をアニオン系水溶性増粘剤で分散させて塗布するようにしたことを特徴とする請求項に記載のアルカリ蓄電池の製造方法。
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