JP5451994B2 - 電力変換装置の導体配置構造 - Google Patents

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Description

この発明は、電力変換装置の導体配置構造に関する。
例えば、電力変換装置は直流電力と三相交流電力を相互に変換可能するいわゆるインバータであり、モータとバッテリとの間に接続されている。電力変換装置には、各パワー半導体素子に接続されモータやバッテリに接続されるバスバーを備えている。
特開2005−236108号公報
前述した従来の電力変換装置にあっては、各バスバーを流れる電流が比較的大きい場合にバスバーを流れる際に生ずる磁界が無視できないものとなるため、電流の流れる方向が逆であるバスバー、例えば、パワー半導体素子の正極側と負極側に接続されたバスバーを互いに平行に近接配置してインダクタンスの低減を図るようにしているが、一つのパワー半導体素子の正極側と負極側とのバスバーにおいてのみインダクタンスの低減がなされるに過ぎないため、インバータ全体でのインダクタンス低減には十分でなかった。
そこで、この発明は、電力変換装置全体としてインダクタンスを効果的に低減できる電力変換装置の導体配置構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載した発明は、直流電源(例えば、実施形態におけるバッテリ3)の正極側に接続される正極側入力端子(例えば、実施形態における取付端子20t)と、前記直流電源の負極側に接続される負極側入力端子(例えば、実施形態における取付端子21t)と、三相交流電力を出力する交流出力端子(例えば、実施形態における取付端子22t)と、正極側パワー半導体素子(例えば、実施形態におけるハイ側U相トランジスタUH)と、負極側パワー半導体素子(例えば、実施形態におけるロー側U相トランジスタUL)とを備え、前記正極側入力端子と前記正極側パワー半導体素子のコレクタ電極部との間に電気的に接続される第1の導体(例えば、実施形態におけるPoutバスバー20)と、前記交流出力端子と前記正極側パワー半導体素子のエミッタ電極部及び前記負極側パワー半導体素子のコレクタ電極部との間に電気的に接続される第2の導体(例えば、実施形態におけるOutバスU22)と、前記負極側入力端子と前記負極側パワー半導体素子のエミッタ電極部との間に電気的に接続される第3の導体(例えば、実施形態におけるNバスバー21)とを備え、前記第2の導体の前記正極側パワー半導体素子のエミッタ電極部との接続部(例えば、実施形態における素子接続部52)と前記第2の導体の負極側パワー半導体素子のコレクタ電極部との接続部(例えば、実施形態における素子接続部51)とを離間して配置し前記三相の内の一相を出力する電力変換器(例えば、実施形態におけるインバータ5の一部)を構成し、前記第1の導体又は前記第3の導体を前記第2の導体との間で磁界の影響を相互に受ける近接した位置に平行に配置し、前記正極側入力端子又は前記負極側入力端子と前記交流出力端子との間に前記三相の他の電力変換器の入力端子又は出力端子を配置し、前記第1の導体と前記第2の導体と前記第3の導体とを各々縦壁部(例えば、実施形態における縦壁60,縦壁部50,縦壁70、縦壁80,縦壁部50,縦壁70)を介して前記正極側入力端子と前記交流出力端子と前記負極側入力端子とに接続したことを特徴とする。
このように構成することで、前記第2の導体の前記正極側パワー半導体素子のエミッタ電極部との接続部と前記負極側パワー半導体素子のコレクタ電極部との接続部とを離間して配置して、正極側パワー半導体素子に生ずる磁界と、負極側パワー半導体素子回りに生ずる磁界との干渉を防止しつつ、前記第1の導体又は前記第3の導体を前記第2の導体との間で磁界の影響を相互に受ける近接した位置に平行に配置してインダクタンスを低減し、離間して配置された前記第2の導体の前記正極側パワー半導体素子のエミッタ電極部との接続部と前記負極側パワー半導体素子のコレクタ電極部との接続部との間に三相のうちの他の相の電力変換器の入力端子又は出力端子を組み込んで配置することができる。
請求項1に記載した発明によれば、インダクタンス成分をできる限り小さくしてサージ電圧を抑制でき、したがって、パワー半導体素子のスイッチング速度を落とす必要が無くなり、スイッチング損失を低減することができる効果がある
次に、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1はハイブリッド車両用のパワーコントロールユニット(PCU)1を含む回路の概略構成を示している。このハイブリッド車両はエンジン(図示せず)と、エンジンの機械的出力により駆動されると共にエンジンを駆動補助するモータジェネレータ(MOT−GEN)2と、モータジェネレータ2の発電出力により充電される高圧系のバッテリ(BAT)3とを備えている。モータジェネレータ2はバッテリ3の放電出力を用いてエンジンを駆動補助する。
パワーコントロールユニット1は、バッテリ3から供給される電力により昇圧回路として機能するコンバータ(DC/DC CONV)7を介してモータジェネレータ2を駆動すると共にモータジェネレータ2を回生作動させた際の電力を降圧回路として機能するコンバータ7を介してバッテリ3に供給するインバータ(PDU)5を備えている。
インバータ5は、制御基板(ECU)8からの制御指令によりゲートドライブ基板(GDCB)9を介して駆動制御される。
インバータ5は、例えば、トランジスタのスイッチング素子(例えば、IGBT:Insulated Gate Bipolar Transistor)を複数用いブリッジ接続してなるブリッジ回路5aと平滑コンデンサ5bとを具備するパルス幅変調(PWM)によるPWMインバータであって、このインバータ5にはモータジェネレータ2とコンバータ7が接続されている。
インバータ5は、各相毎に対をなすハイ側,ロー側U相トランジスタUH,UL及びハイ側,ロー側V相トランジスタVH,VL及びハイ側,ロー側W相トランジスタWH,WLをブリッジ接続してなるブリッジ回路5aと、平滑コンデンサ5bとを備えている。各トランジスタUH,VH,WHはコンバータ7の正極側端子Ptに接続されてハイサイドアームを構成し、各トランジスタUL,VL,WLはコンバータ7の負極側端子Ntに接続されローサイドアームを構成しており、各相毎に対をなす各トランジスタUH,UL及びVH,VL及びWH,WLはコンバータ7に対して直列に接続されている。トランジスタUH,UL,VH,VL,WH,WLのコレクタ−エミッタ電極間(以下、単にコレクタ、エミッタという)には、エミッタからコレクタに向けて順方向となるようにして、ダイオードDUH,DUL,DVH,DVL,DWH,DWLが各々接続されている。
ここで、コンバータ7からインバータ5のトランジスタWH間のバスがPOutバスバー20として構成されている。また、コンバータ7からインバータ5のトランジスタWL間のバスがNバスバー21として構成されている。
また、インバータ5からモータジェネレータ2のU相、V相、W相の各コイルに接続される3本のバスがOutバスU22、OutバスV23、OutバスW24を構成している。
図2に示すのはパワーモジュール30であって、図1に示すパワーコントロールユニット1の一部を構成するインバータ5のハイ側U相トランジスタUHとロー側U相トランジスタULとをユニット化したものである。尚、インバータ5のV相、W相のハイ側とロー側トランジスタをユニット化したパワーモジュールについても同様の構成であるので図1に同様の符号「30」を付して説明は省略する。
パワーモジュール30はヒートシンク31を備えた半導体装置であるハイ側U相トランジスタUHとロー側U相トランジスタULとを樹脂材料にて一体的に把持する半導体ユニット32を備えている。半導体ユニット32は樹脂モールド部33とヒートシンク31とで構成されている。樹脂モールド部33はヒートシンク31を把持する樹脂ケース34とこの樹脂ケース34内にポッティングにより樹脂が充填されたポッティング部35とで一体構成されている。
樹脂ケース34には図2において左側から取付端子22t,21t,20tが露出しており、この取付端子22t,21t,20tは各々OutバスU22、Nバスバー21、POutバスバー20の外部接続用の端子である。尚、19は取付端子22t,21t,20tの孔を示している。
パワーモジュール30は、樹脂ケース34の下側から流路ケース41が四隅に設けた取付孔29にボルトを挿通して固定されている。
流路ケース41は樹脂ケース34の下側に空間部を形成しヒートシンク31のフィン40を収容して冷媒の流路を形成している。冷媒の流路には、ハイ側U相トランジスタUHとロー側U相トランジスタULの配置方向に沿って流れる冷媒の入口ポート43と出口ポート44が流路ケース41の壁部に接続されている。
図3(a)は半導体ユニット32に樹脂モールドされたOutバスU(O)22、Nバスバー(N)21、POutバスバー(P)20の配置を示したものである。図3(a)において前側をFR、左側をLで示す。
同図において、OutバスU22はハイ側U相トランジスタUHとロー側U相トランジスタULとの配置位置に跨るように縦向きに設けた縦壁部50を備えている。この縦壁部50の両端部の下縁には水平に延びる左側の素子接続部51と右側の素子接続部52が前側に設けられている。左側の素子接続部51はロー側U相トランジスタULの下面であるコレクタ側に接続され、右側の素子接続部52はハイ側U相トランジスタUHの上面であるエミッタ側に接続されている。
尚、両素子接続部51,52はダイオードDUH、DULにも接続されるため前側に向かって延びる比較的長い部分である。
OutバスU22の縦壁部50の左側の端部上縁には、取付端子(O)22tが素子接続部51とは逆に後側に向かって水平に設けられている。
OutバスU22の縦壁部50の右側の端部の後側には、OutバスU22の縦壁部50に近接してPOutバスバー20の縦壁60が配置されている。POutバスバー20の縦壁60の上縁には後側に向かって水平に取付端子(P)20tが設けられ、POutバスバー20の縦壁60の下縁には前側に向かってOutバスU22の素子接続部52に対向して下側に素子接続部62が設けられ、両素子接続部52,62間にハイ側U相トランジスタUHがエミッタ側を上にして接続されるようになっている。
そして、OutバスU22の縦壁部50の略中央部の前側には、OutバスU22の縦壁部50に近接してNバスバー21の縦壁70が配置されている。Nバスバー21の縦壁70の上縁には後側に向かって水平に取付端子(N)21tが設けられている。Nバスバー21の縦壁70の側縁はOutバスU22の縦壁部50に沿って縦壁部50の左側の端部に向かって延びており、Nバスバー21の縦壁70の左側の端部の下縁にはOutバスU22の素子接続部51に対向して上側に素子接続部71が設けられ、両素子接続部51,71間にロー側U相トランジスタULがエミッタ側を上にして接続されるようになっている。つまり、OutバスU22の縦壁部50とNバスバー21の縦壁70とが左右方向である程度幅があり相互に磁界の影響を受けるように平行に近接した重合部Zを有していることとなる。
ここで、図3(a)において矢印で示しているのは、ハイ側U相トランジスタUHとロー側U相トランジスタULをスイッチングさせる際のあるタイミングにおいて、電流の増加傾向を矢印で示したものである。つまり矢印で示す方向への電流が増加する方向にあるため矢印の方向を軸として右向きの磁界が生ずることとなる。そのため、図3(b)で示すように、スイッチングの前後でP側では電流は上方向に増加し、N側でも電流は上方向に増加している。よって、電流が増加する方向(矢印の方向)が逆となる図3(a)の重合部Zでは磁界は打ち消し合うことになる。尚、図3(b)においてPはPOutバスバー20の取付端子20t、NはNバスバー21の取付端子21tを示している。
上記実施形態によれば、図3(a)に示すようにOutバスU22の縦壁部50とNバスバー21の縦壁70とが左右方向である程度幅があり相互に磁界の影響を受けるように近接した重合部Zを形成しているため、この重合部Z(Yの部分)において相互誘導により相互インダクタンスが発生し、全インダクタンスの低減が可能となる。
また、このように重合部Zはその形成長さを長く(左右方位に)しても、相互インダクタンスを発生させることで全インダクタンスが増加されにくいため、図3(a)におけるNバスバー21とOutバスU22の素子接続部71,51に生ずる磁界A,Bと、OutバスU22とPOutバスバー20の素子接続部52,62に生ずる磁界C,Dとの間の距離Xをできるだけ離すことができる。よって、磁界Aと磁界D、磁界Bと磁界Cが近く互いに影響しあい磁界を強め合うのを防止できる。したがって、その分だけ低インダクタンス化が可能となる。よって、インダクタンス成分が小さい分だけサージ電圧も小さくなり、スイッチング速度を高めることができる。その結果、スイッチング損失を少なく抑えることができる。
図9〜図14に基づいて、図3(a)において説明した重合部Zを設けることでこの相互誘導により相互インダクタンスを発生させ低インダクタンス化を図ることができる原理について説明する。尚、PはPOutバスバー20の取付端子20t、OはOutバスU22の取付端子22t、NはNバスバー21の取付端子21tを示し、電流Iの正負はO側に向かうのが正、逆が負とする。尚、以下、単に端子N、端子O、端子Pという場合もある。
図9、図12〜図14はハイ側U相トランジスタUHとロー側U相トランジスタULの配置部位におけるスイッチング直後の電流がどちら側に増加する傾向にあるかを矢印で示したものである。
図9に示すように、ハイ側U相トランジスタUHに正の向き(ハイ側では端子Oに向かうのが正)の電流Iが流れ、ロー側U相トランジスタULがオフの状態で、ハイ側U相トランジスタUHがターンオフすると、ハイ側U相トランジスタUH側では当初矢印で示した電流が傾きを持って少なくなってゆき最終的にゼロになる(図10参照)。そのため、相対的にはハイ側U相トランジスタUHに下から上向きに電流iが増加することになるためハイ側U相トランジスタUHには図で右向きの磁界が生ずる。
また、ロー側U相トランジスタUL側では、ハイ側での電流Iが傾きを持って減少するのに対応して、次のスイッチング動作により負の向きの電流I(ロー側では端子Oに向かうのが負)がロー側U相トランジスタULのダイオードDULに流れようとするため初めはゼロであった電流iがマイナス方向に増加する傾向が生じ(図11参照)、相対的にはロー側U相トランジスタULに下から上向きに電流iが増加する。そのためロー側U相トランジスタULには図で右向きの磁界が生ずる。よって、ハイ側U相トランジスタUHとロー側U相トランジスタULとでは共に同じ上向きの電流iが増加する傾向が生ずるのである。尚、図10、図11において縦軸は電流i、横軸は時間tを示す。
次に、図12に示すように、オフとなっているロー側U相トランジスタULのダイオードDULに負の向きの電流Iが流れ、ハイ側U相トランジスタULがターンオンすると、ロー側U相トランジスタUL側では当初矢印で示した電流が一定の状態から徐々に少なくなってゆき最終的にゼロになる。そのため、相対的にはロー側U相トランジスタULに上から下向きに電流iが増加する傾向が生じ、そのためロー側U相トランジスタULには図で左向きの磁界が生ずる。
また、ハイ側U相トランジスタUH側では、ロー側での電流Iが徐々に減少するのに対応して、次のスイッチング動作により正の向きの電流Iがハイ側U相トランジスタUHに流れようとするため、ハイ側U相トランジスタUHに上から下向きに電流iが増加する傾向が生じ、そのためハイ側U相トランジスタUHには図で左向きの磁界が生ずる。よって、ハイ側U相トランジスタUHとロー側U相トランジスタULとでは共に同じ向きの電流iが増加する傾向が生ずるのである。
図13に示すように、オフとなっているハイ側U相トランジスタUHのダイオードDUHに負の向きの電流Iが流れ、ロー側U相トランジスタULがターンオンすると、ハイ側U相トランジスタUH側では当初矢印で示した電流が一定の状態から徐々に少なくなってゆき最終的にゼロになる。そのため、相対的にはハイ側U相トランジスタUHに上から下向きに電流iが増加する傾向が生じ、そのためハイ側U相トランジスタUHには図で左向きの磁界が生ずる。
また、ロー側U相トランジスタUL側では、ハイ側での電流Iが徐々に減少するのに対応して、次のスイッチング動作により上から下向きの電流Iがロー側U相トランジスタULに流れようとするため電流iが増加する傾向が生じ、そのためロー側U相トランジスタULには図で左向きの磁界が生ずる。よって、ハイ側U相トランジスタUHとロー側U相トランジスタULとでは共に同じ向きの電流iが増加する傾向が生ずるのである。
図14に示すように、ロー側U相トランジスタULに正の向きの電流Iが流れ、ハイ側U相トランジスタUHがオフの状態で、ロー側U相トランジスタULがターンオフすると、ロー側U相トランジスタUL側では当初矢印で示した電流が一定の状態から徐々に少なくなってゆき最終的にゼロになる。そのため、相対的にはロー側U相トランジスタULに下から上向きに電流iが増加する傾向が生じ、そのためハイ側U相トランジスタULには図で右向きの磁界が生ずる。
また、ハイ側U相トランジスタUH側では、ロー側での電流Iが徐々に減少するのに対応して、次のスイッチング動作により負の向きの電流Iがハイ側U相トランジスタUHのダイオードDUHに流れようとするため初めはゼロであった電流が下から上向きの電流iが増加する傾向が生じ、そのためハイ側U相トランジスタUHには図で右向きの磁界が生ずる。よって、ハイ側U相トランジスタUHとロー側U相トランジスタULとでは共に同じ向きの電流iが増加する傾向が生ずるのである。
したがって、図9、図11〜図14において、全てのスイッチングパターンでハイ側とロー側での電流の増加(減少)方向は一致するため、端子N(取付端子21t)を端子O(取付端子22t)と端子P(取付端子20t)の間に配置して縦壁70と縦壁部50とを近接配置することで、これらの重合部Zにおいて、Nバスバー21とOutバスU22との電流の増加傾向が互いに逆向きとなることを利用し、生ずる磁界が打ち消し合う相互誘導により相互インダクタンスが発生し、全インダクタンスの低減が図れるのである。
図4は図3(a)に示したU相のパワーモジュールをV相、W相と共に一体化した場合の端子レイアウトを示している。上述したように、重合部Zの長さが増加しても、全インダクタンスの増加は少ないため、U相の端子Ouと端子Nuの間を長く確保して、これら端子Ouと端子Nuの間に他相の端子Ov,端子Owを組み込んで配置し、端子Nu,端子Puの組の隣に端子Nv,端子Pvの組、端子Nw,Pwを組を直列に配置し、各相で前述したと同様に重合部Zを設けている。
これによれば、3相全てにおいて、前述したU相のパワーモジュール30の全インダクタンス増加を抑制しているため、全体としてのインダクタンスを抑制した分だけサージ電圧も抑制でき、かつトランジスタ間を短くできるため、全体のサイズを大きくすることなくインダクタンスの抑制が可能となる。
また、図5に示すように一側に端子Ouと距離をおいて端子N、端子Pを配置し、端子Ouと端子N間に端子Ov、端子Owを組み込んで配置し、N端子に導通する3つの端子Nu,Nv、Nwを端子Ou,Ov、Owの他側に配置し、端子Pの他側に端子Pに導通する端子Pu,Pv、Pwを端子Pの位置から順に配置してもよい。このようにすることで、全体の配列長さを延ばすことなく各相のH側とL側との間を広くすることができる。
図6はこの発明の第2実施形態を示している。
前述した実施形態では端子Oと端子Pとの間に端子Nを配置したが、この実施形態では端子Oと端子Nとの間に端子Pを配置したものである。
同図において、OutバスU22がハイ側U相トランジスタUHとロー側U相トランジスタULとの配置位置に跨るように縦向きに設けた縦壁部50を備え、この縦壁部50の両端部の下縁には水平に延びる左側の素子接続部51と右側の素子接続部52が前側に設けられている。左側の素子接続部51はロー側U相トランジスタULの上面であるエミッタ側に接続され、右側の素子接続部52はハイ側U相トランジスタUHの下面であるコレクタ側に接続されている。
尚、両素子接続部51,52はダイオードDUH、DULにも接続されるため前側に向かって延びる比較的長い部分である。
OutバスU22の縦壁部50の左側の端部上縁には、取付端子(O)22tが素子接続部51とは逆に後側に向かって水平に設けられている。
OutバスU22の縦壁部50の右側の端部の前側には、OutバスU22の縦壁部50に近接してNバスバー21の縦壁70が配置されている。Nバスバー21の縦壁70の上縁には後側に向かって水平に取付端子(N)21tが設けられ、Nバスバー21の縦壁70の下縁には前側に向かってOutバスU22の素子接続部52に対向して上側に素子接続部71が設けられ、両素子接続部52,71間にロー側U相トランジスタULがエミッタ側を上にして接続されるようになっている。
そして、OutバスU22の縦壁部50の略中央部の後側には、OutバスU22の縦壁部50に近接してPOutバスバー20の縦壁80が配置されている。POutバスバー20の縦壁80の右側の上縁には後側に向かって水平に取付端子(P)20tが設けられている。POutバスバー20の縦壁80の側縁はOutバスU22の縦壁部50に沿って縦壁部50の左側の端部に向かって延びており、POutバスバー20の縦壁80の左側の端部の下縁にはOutバスU22の素子接続部51に対向して下側に素子接続部81が設けられ、両素子接続部51,81間にハイ側U相トランジスタUHがエミッタ側を上にして接続されるようになっている。
つまり、OutバスU22の縦壁部50とPOutバスバー20の縦壁80とが左右方向である程度幅があり相互に磁界の影響を受けるように平行に近接した重合部Zを有していることとなる。
第2実施形態によれば、図6に示すようにOutバスU22の縦壁部50とPOutバスバー20の縦壁80とが左右方向である程度幅のある重合部Zを形成しているため、この重合部Z(Yの部分)において相互誘導により相互インダクタンスが発生し、全インダクタンスの低減が可能となる。
また、このように重合部Zはその形成長さを長く(左右方位に)しても、相互インダクタンスを発生させることで全インダクタンスが増加することはないため、図6に示すようにPOutバスバー20とOutバスU22の素子接続部81,51に生ずる磁界A,Bと、OutバスU22とNバスバー21の素子接続部52,62に生ずる磁界C,Dとの間の距離Xをできるだけ離すことができる。よって、磁界Aと磁界D、磁界Bと磁界Cが近く互いに影響しあい磁界を強め合うのを防止できる。したがって、その分だけ低インダクタンス化が可能となる。よって、インダクタンス成分が小さい分だけサージ電圧も小さくなり、スイッチング速度を高めることができる。その結果、スイッチング損失を少なく抑えることができる。
ここで、図6の実施形態においても、3相に適用する場合に図4、5に示したのと同様に他の相の入出力端子を組み込むことでインバータを構成できる。
図7はハイブリッド車両用のパワーコントロールユニット(PCU)1’を含む回路の概略構成を示している。尚、以下の説明で第1実施形態のインバータ5は第1インバータとして同一の符号「5」を付す。
この実施形態では図1とは異なり、このハイブリッド車両はエンジンの機械的出力により駆動される発電機(GEN)2’と、発電機2’の発電出力により充電される高圧系のバッテリ(BAT)3と、バッテリ3の放電出力と発電機2’の発電出力の少なくとも一方を用いて駆動輪(図示せず)を駆動するモータ(MOT)4を備えたものである。
パワーコントロールユニット1’は、バッテリ3から供給される電力により昇圧回路として機能するコンバータ(DC/DCCONV)7を介してモータ4を駆動すると共にモータ4を回生作動させた際の電力を降圧回路として機能するコンバータ7を介してバッテリ3に供給する第1インバータ(Tr/M PDU)5と、発電機2’により発生する電力を降圧回路として機能するコンバータ7を介してバッテリ3に供給し、あるいは発電機2’により発生する電力でモータ4を駆動する第2インバータ(GEN PDU)6を備えている点が異なっている。
これらコンバータ7、第1インバータ5及び第2インバータ6は、制御基板(ECU)8からの制御指令によりゲートドライブ基板(GDCB)9を介して駆動制御される。
コンバータ7と第1インバータ5との間には第1インバータ5と同様の構成を備えた第2インバータ6が正極側端子Ptと負極側端子Ntに接続され、この第2インバータ6に発電機2’が接続されている。この第2インバータ6は、第1インバータ5と同様に、トランジスタのスイッチング素子を複数用いブリッジ接続してなるブリッジ回路6aと平滑コンデンサ6bとを具備するパルス幅変調(PWM)によるPWMインバータであって、この第2インバータ6には発電機2’とコンバータ7が接続されている。この第2インバータ6は発電機2’の出力電圧をコンバータ7により降圧してバッテリ3に充電を行ったり、第1インバータ5を経由してモータ4を駆動する。
第2インバータ6の第1インバータ5と同様に、各相毎に対をなすハイ側,ロー側U相トランジスタUH,UL及びハイ側,ロー側V相トランジスタVH,VL及びハイ側,ロー側W相トランジスタWH,WLをブリッジ接続してなるブリッジ回路6aと、平滑コンデンサ6bとを備えている。各トランジスタUH,VH,WHはコンバータ7の正極側端子Ptに接続されてハイサイドアームを構成し、各トランジスタUL,VL,WLはコンバータ7の負極側端子Ntに接続されローサイドアームを構成しており、各相毎に対をなす各トランジスタUH,UL及びVH,VL及びWH,WLはコンバータ7に対して直列に接続されている。トランジスタUH,UL,VH,VL,WH,WLのコレクタ−エミッタ間には、エミッタからコレクタに向けて順方向となるようにして、ダイオードDUH,DUL,DVH,DVL,DWH,DWLが各々接続されている。
ここで、コンバータ7から第1インバータ5のトランジスタWH間のバス及びこれに接続される第1インバータ5(コンバータ7)の正極側端子Ptから第2インバータ6のトランジスタWH間のバスがPOutバスバー20として構成されている。また、コンバータ7から第1インバータ5のトランジスタWL間のバス及びこれに接続される第1インバータ5(コンバータ7)の負極側端子Ntから第2インバータ6のトランジスタWL間のバスがNバスバー21として構成されている。
また、第1インバータ5からモータ4のU相、V相、W相の各コイルに接続される3本のバスがOutバスTrU22、OutバスTrV23、OutバスTrW24を構成し、第2インバータ6から発電機2’のU相、V相、W相の各コイルに接続される3本のバスがOutバスGENU25、OutバスGENV26、OutバスGENW27を構成している。
このように2つの第1、第2インバータ5,6を備えた場合であっても、前述したように全インダクタンスを低減することができるバスバーの配置構造を採用することができる。よって、シリーズハイブリッド車両搭載用として用いられるモータ4と発電機2’のそれぞれの第1インバータ5と第2インバータ6を小型化して、かつ低インダクタンス化できる。
図8は図7のパワーコントロールユニット1’に適用されるバスバーの配置構造を示している。同図において、OutバスTrU22、OutバスTrV23、OutバスTrW24の取付端子はそれぞれ、端子Ou、端子Ov、端子Owとし、OutバスGENU25、OutバスGENV26、OutバスGENW27の取付端子はそれぞれ、端子Ou、端子Ov、端子Owとする。同様にNバスバー21とOutバスU22とPOutバスバー20について、N,O,Pの後に第1インバータ5では添え字「1」を第2インバータでは添え字「2」を付け、続いて対応する相の添え字「u,v,w」を付けて、各取付端子を表した。
図8に示すように、一側に端子Ouと距離をおいて端子N、端子Pを配置し、端子Ouと端子N間に端子Ov、端子Owを組み込んで配置し、N端子に導通する3つの端子Nu,Nv、Nwを端子Ou,Ov、Owの他側に配置し、端子Pの他側に端子Pに導通する端子Pu,Pv、Pwを端子Pの位置から順に端子Nから離れるように配置している。また、端子P1u,P1v、P1wに連なるようにして、他側側にN端子に導通する3つの端子Nu,Nv、Nwが配置され、更に、端子N2wに隣接して端子Pに導通する端子Pu,Pv、Pwが配置されている。ここで、3つの端子Nu,Nv、Nwに対応して一側に端子Ou,Ov、Owが配置されている。
このようにすることで、第1インバータ5と第2インバータ6を備えた場合であっても配列長さを長くすることなく各相のH側とL側との間を広くすることができる。
尚、この発明は上記実施形態に限られるものではなく、例えば、ハイブリッド車両を例にしたが、電気自動車の電力変換装置の導体配置構造及び電力変換ユニットに適用できる。
この発明の第1実施形態のパワーコントロールユニットの回路図である。 この発明のパワーモジュールの斜視図である。 図3(a)は第1実施形態のバスバーの配置を示す斜視図、図3(b)はスイッチング前後の電流の増加方向を示す回路図である。 第1実施形態の他の態様を示す説明図である。 第1実施形態の別の態様を示す説明図である。 この発明の第1実施形態のパワーコントロールユニットの回路図である。 この発明の第2実施形態のパワーコントロールユニットの回路図である。 第2実施形態の図5に相当する平面図である。 スイッチングが行われた直後におけるハイ側とロー側との電流の増加傾向を示す説明図である。 図9の場合のハイ側の電流の増加傾向を示すグラフ図である。 図9の場合のロー側の電流の増加傾向を示すグラフ図である。 スイッチングが行われた直後におけるハイ側とロー側との電流の増加傾向を示す説明図である。 スイッチングが行われた直後におけるハイ側とロー側との電流の増加傾向を示す説明図である。 スイッチングが行われた直後におけるハイ側とロー側との電流の増加傾向を示す説明図である。
符号の説明
1、1’パワーコントロールユニット
2’ 発電機
3 バッテリ(直流電源)
4 モータ
5 インバータ、第1インバータ(電力変換装置)
6 第2インバータ(電力変換装置)
20 Poutバスバー(第1の導体)
21 Nバスバー(第3の導体)
22 OutバスU(第2の導体)
20t 取付端子(正極側入力端子)
21t 取付端子(負極側入力端子)
22t 取付端子(交流出力端子)
50 縦壁部(縦壁部)
51 素子接続部
52 素子接続部
60 縦壁(縦壁部)
70 縦壁(縦壁部)
80 縦壁(縦壁部)
UH ハイ側U相トランジスタ(正極側パワー半導体素子)
UL ロー側U相トランジスタ(負極側パワー半導体素子)

Claims (1)

  1. 電力変換装置の導体配置構造において、直流電源の正極側に接続される正極側入力端子と、前記直流電源の負極側に接続される負極側入力端子と、三相交流電力を出力する交流出力端子と、正極側パワー半導体素子と、負極側パワー半導体素子とを備え、前記正極側入力端子と前記正極側パワー半導体素子のコレクタ電極部との間に電気的に接続される第1の導体と、前記交流出力端子と前記正極側パワー半導体素子のエミッタ電極部及び前記負極側パワー半導体素子のコレクタ電極部との間に電気的に接続される第2の導体と、前記負極側入力端子と前記負極側パワー半導体素子のエミッタ電極部との間に電気的に接続される第3の導体とを備え、前記第2の導体の前記正極側パワー半導体素子のエミッタ電極部との接続部と、前記第2の導体の負極側パワー半導体素子のコレクタ電極部との接続部とを離間して配置し前記三相の内の一相を出力する電力変換器を構成し、前記第1の導体又は前記第3の導体を前記第2の導体との間で磁界の影響を相互に受ける近接した位置に平行に配置し、前記正極側入力端子又は前記負極側入力端子と前記交流出力端子との間に前記三相の他の電力変換器の入力端子又は出力端子を配置し、前記第1の導体と前記第2の導体と前記第3の導体とを各々縦壁部を介して前記正極側入力端子と前記交流出力端子と前記負極側入力端子とに接続したことを特徴とする電力変換装置の導体配置構造。
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