JP5449932B2 - コンデンサマイクロホン - Google Patents

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Description

本発明は、コンデンサマイクロホンに関するもので、後部音響端子部分における電磁波に対するシールド構造に特徴を有するものである。
コンデンサマイクロホンは、マイクロホンユニットの出力インピーダンスが高いため、ユニットの信号出力部近傍にインピーダンス変換器(通常、FETからなる)を配置し、インピーダンスを低くして出力している。
例えば、単一指向性のコンデンサマイクロホンでは、マイクロホンユニットの後部音響端子から音波を取り込む必要があるため、マイクロホンユニットの後部音響端子に音波を導くための開口をマイクロホン筐体に設けている。上記開口に対応する位置にマイクロホンユニットの信号出力部があると、上記開口を通して外部から電磁波が侵入し、この電磁波が上記インピーダンス変換器を構成するFETで検波されて雑音となり、この雑音がマイクロホンの出力信号に混入する。この雑音としては、低い周波数では商用交流電源を要因とするハム雑音があり、比較的高い周波数では放送用電磁波がある。これに加えて近年では、マイクロホンの近傍で携帯電話が使用される機会が増え、極めて高い周波数の携帯電話用電磁波を要因とする雑音の発生の問題が深刻化している。
従来のコンデンサマイクロホンにおいても、上に述べた後部音響端子に音波を導くための開口から電磁波が侵入することを阻止するための対策がとられているが、満足できるものではない。以下、従来のコンデンサマイクロホンの構成例につき説明し、電磁波対策が不十分であることの理由について説明する。
図4(a)はグースネックタイプのコンデンサマイクロホンの一般的な外観の例を、図4(b)はマイクロホンにコードが直接接続されるタイプの一般的な外観の例を示す。図4(a)に示すグースネックタイプにおいては、マイクロホン50の筐体51の基端にフレキシブルパイプ53の一端が結合され、フレキシブルパイプ53の他端はコネクタ54に結合されている。上記筐体51内にはコンデンサマイクロホンユニットが内蔵されていて、マイクロホンユニットから引き出されたコードがフレキシブルパイプ53の内部を通り、コネクタ54の接続端子に電気的に接続されている。コネクタ54は図示されないベースに物理的に締結されてマイクロホンがフレキシブルパイプ53によって自立するとともに、上記接続端子を介して外部に電気的に接続されるようになっている。筐体51には、コンデンサマイクロホンユニットの後部音響端子を外部空間と連通させるための開口52が形成されている。
図4(b)に示す例では、コンデンサマイクロホン50の筐体51の基端からマイクロホンケーブル55が直接引き出され、あるいは、ケーブル55の一端に設けられているコネクタが装着されることによりケーブル55が引き出されるようになっている。ケーブル55の他端にはコネクタ56が設けられていて、このコネクタ56が適宜の外部機器などに接続されることにより、マイクロホンユニットの出力信号が外部機器に入力されるようになっている。筐体51には、コンデンサマイクロホンユニットの後部音響端子を外部空間と連通させるための開口52が形成されている。
上記コンデンサマイクロホン50の内部構造の例を図5(a)(b)に示す。図5(a)(b)に示す従来例はいずれも、前端に端板を有し後端が開放した円筒形状のマイクロホン筐体51と、この筐体51の上記端板の内面に沿って挿入されたダンパー材56と、このダンパー材56を上記端板の内面に押し付けるようにして筐体51内に配置されたコンデンサ型のマイクロホンユニット57を有してなる。マイクロホンユニット57の内部構造については後で説明するが、単一指向性のマイクロホンとするために、後部音響端子が設けられている。筐体51の前端寄りに複数の開口52が形成されていて、これらの開口52はマイクロホンユニット57の上記後部音響端子を外部空間と連通させている。筐体51の内周面の上記開口52に対応する部分には、図5(c)に示すようなシールドメッシュ60が配置されている。シールドメッシュ60は、例えば直径0.1mm程度のステンレス鋼製のメッシュからなり、これを筐体51の内周面に沿うように円筒形状に整形して筐体51の内周面に固定されている。
図5(a)に示す例は、筐体51内に回路基板58が固定されている例である。マイクロホンユニット57の出力信号端子が回路基板58の所定の配線パターンに接続され、回路基板58の後端部の配線パターンには前記ケーブル55を構成する複数のワイヤが接続され、複数のワイヤで構成されるケーブル55が筐体51の開放端に嵌められたブッシュから外部に引き出されている。
図5(b)に示す例は、マイクロホンケーブル55を構成する複数のワイヤが、マイクロホンユニットの回路基板に接続されている例である。筐体51の開放端に嵌められたブッシュからケーブル55が外部に引き出されている。
図6は、コンデンサマイクロホン50の主要部であるマイクロホンユニット57の周辺を拡大して示している。図6において、マイクロホンユニット57は有底円筒形のユニットケース70を備え、このユニットケース70内に、保持リングに固着されて保持されている振動板64、この振動板64に対して微小な隙間をおいて対向している固定極65、この固定極65および上記保持リングをユニットケース70の内底面に向かって押圧する絶縁ホルダ66、さらに、上記絶縁ホルダ66を押圧する回路基板67を有している。ユニットケース70の開放端縁は内周方向への折り曲げ部71になっていて、この折り曲げ部71が回路基板67の外周縁部を押すことにより、ユニットケース70の上記内蔵部品がユニットケース70の底部内面に向かって押圧され、上記内蔵部品がガタつくことなく位置決めされている。回路基板67にはインピーダンス変換器としてのFET68が接続され、FET68は絶縁ホルダ66に形成された逃げ孔によって囲まれている。ユニットケース70の上記底部に相当する平坦部には前部音響端子を構成する孔が形成され、絶縁ホルダ66には、振動板64と固定極65との間に形成されている気室を外部に連通させる後部音響端子69が形成され、この後部音響端子69には音響抵抗材が配置されている。以上説明したコンデンサマイクロホンユニット57の構成は特に新規なものではなく、一般的に広く採用されている構成である。
図6に示す例は、図5(b)に示す例と同様に、筐体51内に回路基板58が固定されている例である。回路基板58の一端が回路基板67の外側面に直交する形で突き当てられ、回路基板58の所定の回路パターンと、マイクロホンユニット57側の回路基板67の所定の回路パターンとが半田付けされている。
ここまで説明してきた従来のコンデンサマイクロホンは、指向性を単一指向性とするためにマイクロホン筐体51に形成した開口52を、シールドメッシュ60で筐体51の内周面側から覆って、電磁波に対するシールドを行っている。しかし、シールドメッシュ60は、前述のとおり、直径0.1mm程度の金属線を縦方向と横方向に編んだものであることから、縦線と横線との接点で電気的に接続がなされていて、各接点での電気的接続状態が一定ではなく不安定である。そのため、シールドメッシュ60によるシールド性能も不安定である。また、シールドメッシュ60は、これを円筒形状に丸めてマイクロホン筐体51内に挿入し、接着材などによって固定しているが、シールドメッシュ60の筐体51内面に対する接触圧力が充分でなく、シールドが不完全になるという問題がある。
ところで、マイクロホンユニット57は、通常、図5(a)に示すようにワイヤを介して、あるいは図5(b)に示すように回路基板58を介して出力信号が外部に引き出されるようになっている。一方、マイクロホンユニット57とマイクロホン筐体51との間には隙間を設ける必要があるため、マイクロホンユニット57のグランドは、マイクロホン筐体51に直接接続されているのではなく、上記ワイヤまたは回路基板58を介して筐体51に接続されている。さらに、マイクロホンユニット57の前面と上記筐体51の底部内面との間に、ウインドスクリーンとしての役割も兼ねた音響抵抗体としてのダンパー56が介在している。ダンパー56は筐体51に対するマイクロホンユニット57のクッションとしての役割も兼ねている。
コンデンサマイクロホンユニット57は、通常、図6に示すように、ユニットケース70に所定の部品を内蔵させ、ユニットケース70の開放端部に、FET68が搭載された回路基板67を嵌めている。ユニットケース70の開放端縁部には内方に向けて折り曲げ部71が形成され、折り曲げ部71で回路基板67を押圧して、内蔵部品を位置決めしている。ところが、回路基板67に電気的に接続されている前記ワイヤまたは回路基板58に、マイクロホンユニット57の回路基板67を押圧する向きに押圧力がかかることがある。この押圧力が上記ダンパー56を押しつぶすほどの強い力になると、図7に示すように、回路基板67がユニットケース70の折り曲げ部71から離間する。この折り曲げ部71は回路基板67のグランドパターンに接触してこのグランドパターンが接地されているが、上記のように回路基板67がユニットケース70の折り曲げ部71から離間すると回路基板67が接地されなくなり、マイクロホンユニット57のシールドが不完全になる。
逆に、上記ワイヤまたは回路基板58に、マイクロホンユニット57の回路基板67を引っ張る向きの力が加わると、マイクロホンユニット57が後方に引っ張られ、マイクロホンユニット57の前面と筐体51の底部内面との間隔が広がり、前部音響端子が広がって音質が変化する難点がある。
ここまで説明してきた従来のコンデンサマイクロホンの問題点のうち、マイクロホン筐体51に形成した開口のシールドの問題を改善するための発明として、本出願人の出願に係る特許文献1記載の発明がある。これは、上記筐体に相当するケース内にコイルばねを配置し、上記ケースの後部音響端子としての開口を内側から覆う金属メッシュを、上記コイルばねの拡開力によりケースの内壁面に向けて押圧するものである。特許文献1記載の発明によれば、ケースの開口部分に、金属メッシュをコイルばねによって確実に押圧することができ、上記開口部分のシールド効果を高めることができる。
特開2008−166909号公報
特許文献1記載の発明によれば、上記のとおりの効果を得ることができる。しかし、更なる改良の余地がある。すなわち、マイクロホン筐体の開口部のシールド効果はある程度期待することができるが、マイクロホンユニットのケースとマイクロホン筐体との電気的導通によるシールド効果については考慮されておらず、また、マイクロホンユニットに対する押圧力や引っ張り力が働いた場合の前記シールド効果の低下および音響特性の変化についても考慮されていないからである。
本発明は、上記従来技術の問題点を解消すること、すなわち、マイクロホン筐体の開口部のシールド効果を高めながら、ユニットケースとマイクロホン筐体との電気的導通を良好にすることによってシールド効果を高めること、そして、マイクロホンユニットに力が加わってもシールド効果の低下や音響特性の変化を回避することができるコンデンサマイクロホンを提供することを目的とする。
本発明は、コンデンサマイクロホンユニットと、コンデンサマイクロホンユニットを内蔵するとともにコンデンサマイクロホンユニットの後部音響端子に連通する開口を有するマイクロホン筐体と、開口をマイクロホン筐体の内面側から覆うシールド板と、を有し、シールド板は、マイクロホン筐体の中心軸線方向のコンデンサマイクロホンユニット側の端部とコンデンサマイクロホンユニット側と反対側の端部とにマイクロホン筐体の中心軸線方向に延びた突起を有し、コンデンサマイクロホンユニット側の突起は、コンデンサマイクロホンユニットのケースの外周面に食い込む向きに折り曲げられていて、コンデンサマイクロホンユニット側と反対側の突起は、マイクロホン筐体の内周面に食い込む向きに折り曲げられており、シールド板には、音波を通す複数の開口が形成されていることを最も主要な特徴とする。
マイクロホン筐体の開口はマイクロホン筐体の内面側からシールド板で覆われることにより、上記開口からの電磁波の侵入が阻止される。シールド板が有する突起はマイクロホンユニットのケースの外周面に食い込む向きに折り曲げられているため、シールド板を介してマイクロホンユニットのケースとマイクロホン筐体とが電気的に接続され、マイクロホンユニットのシールド効果が高められている。シールド板の突起がマイクロホンユニットのケースの外周面に当接することにより、マイクロホンユニットの半径方向への移動および中心軸線方向への移動が規制される。
本発明に係るコンデンサマイクロホンの実施例を示す縦断面図である。 上記実施例を示すもので、(a)は上面図、(b)は図1の線I−Iに沿う断面図である。 上記実施例中のシールド板の展開図である。 コンデンサマイクロホンの各種使用態様を示す側面図である。 従来のコンデンサマイクロホンの例を示すもので、(a)は従来のコンデンサマイクロホンの一例を示す縦断面図、(b)は従来のコンデンサマイクロホンの別の例を示す縦断面図、(c)は従来のコンデンサマイクロホンに用いられているシールドメッシュの例を示す展開図である。 従来のコンデンサマイクロホンの例の要部を拡大して示す縦断面図である。 上記従来例の異なった態様を示す縦断面図である。
以下、本発明に係るコンデンサマイクロホンの実施例について、図面を参照しながら説明する。
図1乃至図3において、コンデンサマイクロホン10は、前端(図1において上端)に端板13を有し後端が開放した円筒形状のマイクロホン筐体11と、この筐体11の上記端板13の内面に沿って挿入されたダンパー材25と、このダンパー材25を上記端板13の内面に押し付けるようにして筐体11内に配置されたコンデンサ型のマイクロホンユニット20を有してなる。コンデンサマイクロホンユニット20はユニットケース21を有し、ユニットケース21内に、従来例について説明したような各部品が内蔵されている。本発明は、コンデンサマイクロホンユニット20の内部構造に特徴があるものではなく、従来一般のコンデンサマイクロホンユニットの構造と同じでよいから、その他の詳細な説明は省略する。
この実施例においては、マイクロホン10を単一指向性のマイクロホンとするために、コンデンサマイクロホンユニット20に後部音響端子が設けられている。マイクロホン筐体11の前端寄りに複数の開口12が形成されていて、これらの開口12はマイクロホンユニット20の上記後部音響端子を外部空間と連通させている。
マイクロホン筐体11の内周面の上記開口12に対応する部分には、図3に示すようなシールド板30が配置されている。シールド板30は、電磁波のシールド効果を有するものであれば差支えないが、本実施例では、厚さ0.1mm程度のステンレス鋼製の板をエッチング加工することによって、音波を通すための無数の開口を形成したものを用いている。図3に示すように、シールド板30は細長い長方形状で、その長さはマイクロホン筐体11の内周の長さにほぼ等しい。シールド板30はその長手方向に円筒形状に丸められて、上記筐体11の開口12を内側から覆って配置され、その拡開力で筐体11の内周面に圧接している。シールド板30はマイクロホンユニット20の後端に近接した位置に配置されている。シールド板30は、マイクロホン筐体11の中心軸線方向においてマイクロホンユニット20側の端部に突起32を有している。この突起32は、マイクロホン筐体11の中心軸線方向に延びるとともに、円筒形状に丸められたシールド板30の円周方向に等間隔に配置されるように複数形成されている。また、シールド板30の各突起32は、マイクロホンユニット20のケース21の外周面に食い込む向きに折り曲げられている。シールド板30は筐体11の内周面に沿うように円筒状に丸められるため、各突起32は半径方向内方に向かって斜めに折り曲げられ、こうすることにより、ユニットケース21の外周面に食い込むようになっている。
コンデンサマイクロホンユニット20は、前記ダンパー材25を圧縮してマイクロホン筐体11内に配置され、ダンパー材25の圧縮力でコンデンサマイクロホンユニット20が押し戻されるように力がかかっている。コンデンサマイクロホンユニット20が押し戻されようとすると、ユニットケース21に食い込むようにして圧接しているシールド板30の突起32に、図2(b)に矢印で示すようにシールド板30を拡径しようとする力が働き、シールド板30がマイクロホン筐体11の内周面に圧接する。こうして、シールド板30が筐体11の開口12の形成部分に密着するため、開口12から侵入しようとする電磁波を確実に阻止することができ、シールド効果を高めることができる。また、シールド板30は、ユニットケース21と筐体11との間に介在してユニットケース21と筐体11を電気的に確実に導通させるため、マイクロホンユニット20自体のシールド効果も高めることができる。
図1に示す実施例では、前記図5(b)に示す従来例のように、マイクロホンユニット20の後端面に対し直交する向きに回路基板34の一端が付き当てられ、回路基板34の他端部に接続されかつブッシュ16を貫通したワイヤ36を介して音声信号が外部に出力されるようになっている。回路基板34に押圧力が加わってマイクロホンユニット20のケース21が前方に向かって押圧されようとすると、ユニットケース21にシールド板30の突起32が食い込んでいるため、マイクロホンユニット20が前方にずれることはない。逆に、回路基板34に引っ張り力が加わってマイクロホンユニット20のケース21が後方に引っ張られようとすると、ユニットケース21にシールド板30の突起32が食い込んでいるため、マイクロホンユニット20が後方にずれることもない。こうして、突起32付きのシールド板30がストッパとして作用し、マイクロホンユニット20の移動を防ぐことができ、マイクロホンユニット20の移動によるシールド効果の低下や、音響特性の変化を回避することができる。
マイクロホン筐体11の前端にある端板13には音波をマイクロホンユニット20に導く前部音響端子14となる孔が形成されている(図1、図2(a)参照)。前記ダンパー材25は前部音響端子14とマイクロホンユニット20との間に介在して音響抵抗材としても機能している。このダンパー材25を導電性の素材にすれば、マイクロホンユニット20の前側から侵入しようとする電磁波を阻止することができ、シールド効果を一層高めることができる。
図示の実施例では、シールド板30に形成する突起は、マイクロホン筐体11の中心軸線方向においてマイクロホンユニット20側のみであったが、反対側にも突起を設け、この突起を、マイクロホン筐体11の内周面に食い込む向きに折り曲げてもよい。
本発明に係るコンデンサマイクロホンは、電磁波による雑音の混入を嫌う比較的高級なマイクロホンとしての需要が期待される。
10 コンデンサマイクロホン
11 マイクロホン筐体
12 開口
13 端板
14 前部音響端子
20 コンデンサマイクロホンユニット
21 ユニットケース
25 ダンパー材
30 シールド板
32 突起

Claims (7)

  1. コンデンサマイクロホンユニットと、
    上記コンデンサマイクロホンユニットを内蔵するとともに上記コンデンサマイクロホンユニットの後部音響端子に連通する開口を有するマイクロホン筐体と、
    開口を上記マイクロホン筐体の内面側から覆うシールド板と、を有し、
    上記シールド板は、上記マイクロホン筐体の中心軸線方向上記コンデンサマイクロホンユニット側の端部と上記コンデンサマイクロホンユニット側と反対側の端部とに上記マイクロホン筐体の中心軸線方向に延びた突起を有し、
    上記コンデンサマイクロホンユニット側の突起は、上記コンデンサマイクロホンユニットのケースの外周面に食い込む向きに折り曲げられていて、
    上記コンデンサマイクロホンユニット側と反対側の突起は、上記マイクロホン筐体の内周面に食い込む向きに折り曲げられており、
    上記シールド板には、音波を通す複数の開口が形成されている、
    ことを特徴とするコンデンサマイクロホン。
  2. 上記シールド板は、円筒形状に丸められて上記マイクロホン筐体の内周面に圧接している請求項1記載のコンデンサマイクロホン。
  3. 上記マイクロホン筐体は端板を有し、上記コンデンサマイクロホンユニットが上記端板の内面側にダンパー材を介して配置されている請求項1記載のコンデンサマイクロホン。
  4. 上記コンデンサマイクロホンユニットは上記ダンパー材を圧縮して上記マイクロホン筐体内に配置され、上記ダンパー材の圧縮力で上記コンデンサマイクロホンユニットが押し戻されることによりシールド板の突起に上記シールド板を拡径する力が働き、上記シールド板が上記マイクロホン筐体の内周面に圧接している請求項3記載のコンデンサマイクロホン。
  5. 上記シールド板は、金属板をエッチング加工することにより、音波を通す無数の開口が形成されている請求項1記載のコンデンサマイクロホン。
  6. 上記ダンパー材は、導電性の材料からなりシールド効果を備えている請求項4記載のコンデンサマイクロホン。
  7. 上記シールド板の突起は、円筒形状に丸められた上記シールド板の円周方向に等間隔で複数形成されている請求項2記載のコンデンサマイクロホン。
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