JP5201656B2 - バウンダリーマイクロホン - Google Patents

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Description

本発明は、バウンダリーマイクロホンに関するもので、特にそのシールド構造に特徴を有するものである。
机上などに設置して使用される扁平な形のマイクロホンは面上集音式マイクロホンであり、バウンダリーマイクロホンあるいはサーフェイスマウントマイクロホンと呼ばれる。本出願においては、かかる形式のマイクロホンのことを「バウンダリーマイクロホン」ということにする。バウンダリーマイクロホンは机上などに目立たないように設置することを目的としているため、高さを抑えた扁平な形状になるように設計される。一般的には、音波を導入するための複数の開口を有する金属部品と、マイクロホンユニットや電子回路基板を支持する金属部品を上下に結合した構造になっていて、上下の金属部品で形成される空間に上記マイクロホンユニットや電子回路基板が配置されている。
図3、図4は従来のバウンダリーマイクロホンの一例を示す。図3、図4において、符号1はバウンダリーマイクロホンのベースを示している。ベース1は扁平な金属からなり、机上あるいは床面などに固定可能になっている。ベース1の上面には、後述の回路基板などを装着するための凹陥部(窪み)が形成されている。ベース1の上面からは、ベース1を平面方向から見たほぼ中央部に、後述のカバー2を連結するための柱11が一体成形により立ち上がっている。この柱11には上端側からねじ穴12が形成されている。ベース1は、図3における左側が前側、右側が後ろ側となっていて、ベース1の後端には壁が一体に形成され、この壁を貫通して形成された孔にブッシュ4が嵌められている。会議場に設置されるバウンダリーマイクロホンの場合、前側を出席者の方に向けて机上などに設置される。ブッシュ4の中心孔にはマイクロホンコード5の一端部が通されている。マイクロホンコード5は、一般的には2芯の平衡出力コードであって、これらのコードをシールド線が包み込んだ構成のコードが用いられる。マイクロホンコード5を構成する上記2芯の信号線とシールド線の端部は、以下に説明する回路基板の所定の半田付けランドなどに電気的に接続される。
ベース1の上面には、上記凹陥部のほぼ前半部分に、凹陥部を塞ぐようにして回路基板7が固定されている。回路基板7の上面にはマイクロホンユニット6が、音波の導入口を前方に向けて取付けられている。マイクロホンユニット6は一般的にはコンデンサー方式のマイクロホンユニットが用いられている。ベース1にはマイクロホンユニット6および回路基板7を含むベース1の上面全面を覆うカバー2が被せられている。カバー2は、ベース1と同様に金属部品からなり、音波をマイクロホンユニット6に導くために無数の開口が形成されている。カバー2は、例えば無数の孔を打ち抜きによって形成したパンチングメタルが用いられることが多い。カバー2は扁平な皿型にプレス成形され、これを伏せた形でベース1の上面に被せられている。カバー2を平面方向から見てほぼ中央部にはベース1の柱11に対応する位置に窪みが形成されるとともにこの窪みの底に孔が形成されている。この孔には締結部材としてのねじ3が挿入され、ねじ3は上記柱11に形成されているねじ穴12にねじ込まれることにより、ベース1にカバー2が締結されている。ねじ3の頭部は、カバー2の上記窪み内に落ち込んでいる。ベース1の上面側の周縁にはカバー2の周縁部の受け部が形成され、上記のようにねじ3でカバー2がベース1に締結された状態で、カバー2の周縁部がベース1に接するべく設計されている。
以上説明したように、バウンダリーマイクロホンは、外観上、主としてベース1とカバー2の二つの部品で構成され、その内部空間に内部品が組み込まれる。ベース1とカバー2は、カバー2の孔に挿入したねじ3がベース1のねじ穴12にねじ込まれることにより互いに締結されている。カバー2のほぼ中央部において1本のねじ3でベース1とカバー2を締結し、ねじ3の頭部はカバー2の窪みに嵌まる構成になっている。
ベース1とカバー2で囲まれた内部空間には、マイクロホンユニット6と回路基板7のほかに、インピーダンス変換器、音質調整回路、出力回路などの電気回路が内蔵される。これらの電気回路に外部から電磁波からなる高周波ノイズが進入すると、このノイズがインピーダンス変換器などに用いられている半導体素子で検波され、音声信号にノイズ信号として混入し、マイクロホン出力の信号対雑音比(S/N)を劣化させる。したがって、ベース1とカバー2の周縁部における接合部分は、隙間なく接合していて、内部品を外部からの高周波ノイズからシールドしていることが望ましい。この接合部が良好に接合せず、ベース1とカバー2が点接触して、相互間に隙間があると、この隙間から高周波ノイズが進入するからである。
しかるに、上に述べたような従来のバウンダリーマイクロホンは、以下に述べる理由によって、ベース1とカバー2が点接触になりやすい構造になっている。ベース1は一般に亜鉛ダイカスト法などによって製作されるが、鋳肌は平坦ではない。一方、カバー2は前述のとおり素材として一般にパンチングメタルが用いられ、これをプレス成形することにより目的の形状に加工されるが、ベース1と電気的にかつ機械的に接する周縁部は平坦ではなく、凹凸が生じている。したがって、そのままカバー2をベース1に被せ、ねじ3で締結しても、ベース1とカバー2が点接触になる。
従来のテレビ放送等で用いられているVHF、UHF帯の電磁波に対しては、ベース1とカバー2が点接触している程度でもシールド効果を発揮することができた。しかし、近年のように、より短波長域の電波を使用する携帯電話が普及すると、短波長であるが故に僅かな隙間があってもマイクロホンの内部空間に侵入するという問題がある。これに加えて、携帯電話はユーザーが身近に使用するものであるため、マイクロホンの近傍で使用されることも多くなり、マイクロホンに電磁波ノイズがますます進入しやすい環境になっている。会議場などで使用されるバウンダリーマイクロホンにおいても同じことが言える。
このような環境条件の下において、携帯電話が近傍で使用されてもシールド効果を発揮すべく、本発明者らは、携帯電話機レベルの強い電磁波に対しても十分なシールド性を発揮し得るマイクロホンケースを備えたバウンダリーマイクロホンを先に提案した(特許文献1参照)。これは、バウンダリーマイクロホンの筐体を構成するカバーの周端面とベースとの間に、弾性と導電性とを併せもつガスケットを配置したことを特徴とするものである。
特開2005−333180号公報
特許文献1記載の発明は、カバーとベースの間の隙間をガスケットが埋めることによって、マイクロホンの筐体内部への電磁波の侵入を阻止することを狙ったものである。
しかし、パンチングプレートなどをプレスで打ち抜き成形してなるカバーの周縁部は、狙い通りの形状に形成することは難しく、上記周縁部に凹凸が生じることは避けられず、カバーとベースの間に生じる隙間をガスケットで完全に埋めることは難しい。したがって、2GHzというような高い周波数の電磁波を使用する携帯電話がマイクロホンの極近傍で使用されると、特許文献1に記載されているようなカバーとベースのみからなるシールド構造では、カバーとベースの間にガスケットを介在させたとしても、満足のいくシールド効果を得ることができないことがわかった。
そこで本発明は、2GHzというような高い周波数の電磁波を使用する携帯電話がマイクロホンの極近傍で使用されたとしても、上記電磁波の侵入を阻止することが可能なバウンダリーマイクロホンを提供することを目的とする。
本発明は、金属からなるベースと、金属からなり音波を導き入れる複数の孔を有するカバーと、上記ベースと上記カバーで囲まれる内部空間に配置されたマイクロホンユニットを含む内蔵部品とを備え、上記ベースと上記カバーが電気的に結合されてなるバウンダリーマイクロホンであって、上記内蔵部品の上下方向一方に配置されている第1の金属部品と、上記内蔵部品の上下方向他方に配置されて上記第1の金属部品とともに上記内蔵部品を全方向から包み込んでいる第2の金属部品と、を備え、上記第1の金属部品と上記第2の金属部品の少なくとも一方は、音波を上記マイクロホンユニットに導くために金属メッシュからなり、上記ベース、上記カバー、上記第1の金属部品および上記第2の金属部品は周縁部が交互に重なり合っていて、上記ベースと上記カバーの接合部が、上記第1金属部品と上記第2金属部品の周縁部の重なりにより内側から塞がれる、ことを最も主要な特徴とする。第1の金属部品と第2の金属部品で囲まれている空間に内蔵部品を配置するとよい。
ベースとカバーで囲まれている空間に内蔵部品が配置されるとともに、内蔵部品はさらに、周縁部が交互に重なり合ったベース、カバー、第1の金属部品および第2の金属部品で囲まれているため、外部から内蔵部品に向かって進入しようとする電磁波をより効果的に遮断することができる。例えば2GHzというような高い周波数の電磁波を使用する携帯電話がマイクロホンの極近傍で使用されたとしても、上記電磁波が内蔵部品に侵入することを防止することができ、上記電磁波によるノイズの発生を防止することができる。
第1の金属部品と第2の金属部品の周縁部を内外で重なり合わせ、第1の金属部品と第2の金属部品で囲まれている空間に内蔵部品を配置することにより、シールド効果をよりいっそう高めることができる。
以下、本発明にかかるバウンダリーマイクロホンの実施例を、図面を参照しながら説明する。なお、図3、図4に示す従来例の構成と同じ構成部分には共通の符号を付している。
図1、図2において、符号1はバウンダリーマイクロホンのベースを示している。ベース1はバウンダリープレートともいわれ、扁平な金属からなり、机上あるいは床面などに固定可能になっている。ベース1の上面には、後述の回路基板などを装着するための凹陥部(窪み)が形成されている。ベース1の上面からは、ベース1を平面方向から見たほぼ中央部に、後述のカバー2を連結するための柱11が一体成形により立ち上がっている。この柱11には上端側からねじ穴12が形成されている。ベース1は、図1における左側が前側、右側が後ろ側となっていて、ベース1の後端には壁が一体に形成され、この壁を貫通して形成された孔にブッシュ4が嵌められている。会議場に設置されるバウンダリーマイクロホンの場合、前側を出席者の方に向けて机上などに設置される。ブッシュ4の中心孔にはマイクロホンコード5の一端部が通されている。マイクロホンコード5は、一般的には2芯の平衡出力コードであって、これらのコードをシールド線が包み込んだ構成のコードが用いられる。マイクロホンコード5を構成する上記2芯の信号線とシールド線の端部は、以下に説明する回路基板の所定の半田付けランドなどに電気的に接続される。
ベース1の上面には、上記凹陥部のほぼ前半部分に、凹陥部を塞ぐようにして回路基板7が固定されている。回路基板7の上面にはマイクロホンユニット6が、音波の導入口を前方に向けて取付けられている。マイクロホンユニット6として、本実施例ではコンデンサー方式のマイクロホンユニットが用いられている。ベース1にはマイクロホンユニット6および回路基板7を含むベース1の上面全面を覆うカバー2が被せられている。カバー2は、ベース1と同様に金属部品からなり、音波をマイクロホンユニット6に導くために無数の開口が形成されている。カバー2の素材として、本実施例では、無数の孔を打ち抜きによって形成したパンチングメタルを用いている。カバー2は扁平な皿型にプレス成形され、これを伏せた形でベース1の上面に被せられ、カバー2の周縁部は、ベース1の周縁部の内側に沿って重なっている。カバー2には、これを平面方向から見てほぼ中央部において、ベース1の柱11に対応する位置に窪みが形成されるとともにこの窪みの底に孔が形成されている。この孔には締結部材としてのねじ3が挿入され、ねじ3は上記柱11に形成されているねじ穴12にねじ込まれることにより、ベース1にカバー2が連結されている。ねじ3の頭部は、カバー2の上記窪み内に落ち込んでいる。ベース1の上面側の周縁にはカバー2の周縁部の受け部が形成され、上記のようにねじ3でカバー2がベース1に締結された状態で、カバー2の周縁部がベース1に接するように設計されている。
このように、バウンダリーマイクロホンは、外観上、主としてベース1とカバー2の二つの部品で構成され、その内部空間に内部品が組み込まれている。ベース1とカバー2は、カバー2の孔に挿入したねじ3がベース1のねじ穴12にねじ込まれることにより互いに結合されている。ねじ3が複数あると外観上目立って見栄えがよくないため、カバー2のほぼ中央部において1本のねじ3でベース1とカバー2を結合し、ねじ3の頭部はカバー2の窪みに嵌まる構成になっている。
ベース1とカバー2で囲まれた内部空間には、マイクロホンユニット6と回路基板7のほかに、インピーダンス変換器、音質調整回路、出力回路などの電気回路が内蔵される。これらの電気回路に外部から電磁波からなる高周波ノイズが進入すると、このノイズがインピーダンス変換器などに用いられている半導体素子で検波され、音声信号にノイズ信号として混入し、マイクロホン出力の信号対雑音比(S/N)を劣化させる。したがって、ベース1とカバー2の周縁部における接合部分は、隙間なく接合していて、内部品を外部からの高周波ノイズからシールドしていることが望ましい。この接合部が良好に接合せず、ベース1とカバー2が点接触して、相互間に隙間があると、この隙間から高周波ノイズが進入するからである。
しかるに、既に述べたように、ベース1とカバー2は互いに点接触になりやすい構造になっていて、携帯電話などに使用される電磁波に対してはシールドが不完全である。そこで本実施例は以下に述べるような特徴のある構成になっていて、携帯電話などに使用される電磁波に対するシールドも完全に行うことができるようになっている。
図1、図2において、ベース1とカバー2で形成されている空間内には、マイクロホンユニット6、回路部品7を含む内蔵部品の上下方向一方に第1の金属部品8が配置され、内蔵部品の上下方向他方に、第1の金属部品8とともに内蔵部品を全方向から包み込む第2の金属部品9が配置されている。図示の実施例では、第1の金属部品8がベース1と内蔵部品(より具体的には回路基板7)の間にあり、第2の金属部品9はカバー2と内蔵部品(より具体的にはマイクロホンユニット6)の間にある。第1の金属部品8と第2の金属部品9の少なくとも一方、具体的にはマイクロホンユニット6を覆う側の金属部品、したがって図示の実施例では少なくとも第2の金属部品9は、音波をマイクロホンユニット6に導くために金属メッシュからなる。第1の金属部品8は金属板で構成してもよいが、金属メッシュで構成してもよい。
第1の金属部品8は、ベース1の窪みの底面に沿って広がり、かつ、第1の金属部品8の周縁部は上記窪みの側壁面に沿い、さらに、カバー2の周縁部の内側面に沿って立ち上がっている。一方、第2の金属部品9の周縁部は第1の金属部品8の周縁部の内側面に沿うように下に向かって折り曲げられている。このようにして、第2の金属部品9の周縁部と第1の金属部品8の周縁部が内外に重なり合い、第1の金属部品と第2の金属部品で囲まれた空間が形成され、この空間内に上記内蔵部品が配置されている。第1の金属部品8と第2の金属部品9の周縁部の上記重なり部分に対向して、回路基板7の側面が位置し、片方の金属部品である第2の金属部品9の周縁部を他方の金属部品である第1の金属部品8の周縁部に向かって押し付けている。
このようにして、第1の金属部品8と第2の金属部品9は、これらの周縁部が内側と外側で交互に重なり合っている。この第1の金属部品8と第2の金属部品9の重合部は、ベース1とカバー2の周縁部の重合部に対応していて、これらベース1、カバー2、第1の金属部品8および第2の金属部品9の周縁部が交互に内外に重なり合っている。図示の実施例では、外側から内側に向かって、ベース1、カバー2、第1の金属部品8および第2の金属部品9の順に、これらの周縁部が重なり合っている。このような構成を備えることにより、上記各部材の重合部の開口を小さくして、電磁波が内部空間へ侵入し辛くし、シールド効果を高めている。
既に説明したように、カバー2とベース1は平面方向から見てほぼ中央部において1本のねじ3による締結部を備えている。第1の金属部品8と第2の金属部品9は、上記締結部に合わせた位置に、結合部に対する逃げ孔を有している。第2の金属部品9は、カバー2の前記窪みの位置合わせて逃げ孔を有している。ただし、カバー2の上記窪みの裏側に突出しているテーパー状の突起に上記逃げ孔が引っ掛かることにより、あるいは、上記テーパー状の突起の下端面とベース1の柱11の上端面との間で上記逃げ孔の周縁部が挟み込まれることにより、第2の金属部品9はカバー2とベース1の締結部においてカバー2と電気的に導通している。第1の金属部品8はベース1の柱11に対する逃げ孔を有している。しかし、第1の金属部品8はそれ全体としてベース1の凹陥部に面接触し、第2の金属部品9を介し回路基板7の周縁部によって押圧され、さらには、ねじ3によるカバー2のベース1に対する締結力で第1の金属部品8の周縁部が下方に向かって押圧されることにより、ベース1に直接圧接されている。こうして、第1の金属部品8はベース1と電気的に導通し、結果的には、ベース1、カバー2、第1の金属部品8、第2の金属部品9が電気的に一体につながっている。
第2の金属部品9、さらには第1の金属部品8を形成する金属メッシュは、音波を通し、電磁波の通過を遮断する特性を持つ必要がある。かかる特性を持つ素材として本実施例では直径0.1mm ♯80 のステンレスメッシュを用いた。
以上説明した本実施例によれば、ベース1とカバー2で囲まれている空間に内蔵部品が配置されるとともに、内蔵部品はさらに第1の金属部品8と第2の金属部品9で囲まれているため、外部から内蔵部品に向かって進入しようとする電磁波をより効果的に遮断することができる。したがって、例えば2GHzというような高い周波数の電磁波を使用する携帯電話がマイクロホンの極近傍で使用されたとしても、上記電磁波が内蔵部品に侵入することを防止することができ、上記電磁波によるノイズの発生を防止することができる。
また、図示した実施例によれば、第1の金属部品8と第2の金属部品9の周縁部を内外で重なり合わせ、第1の金属部品8と第2の金属部品9で囲まれている空間に内蔵部品を配置しているので、シールド効果をより一層高めることができる。
第1の金属部品8と第2の金属部品9の周縁部の重なり部分において、回路基板7の側面が片方の金属部品を他方の金属部品に向かって押し付けているため、双方の金属部品同士を確実に電気的に一体化することができ、シールド効果をより高めることができる。
さらに、ベース1、カバー2、第1の金属部品8、第2の金属部品9が電気的に一体につながることにより、この点からもシールド効果をより高めることができる利点がある。
本発明にかかるバウンダリーマイクロホンの実施例を示す側面断面図である。 上記実施例の正面断面図である。 従来のバウンダリーマイクロホンの例を示す側面断面図である。 上記従来のバウンダリーマイクロホンの正面断面図である。
符号の説明
1 ベース
11 連結部としての柱
12 ネジ穴
2 第2の金属部品としてのカバー
3 ねじ
4 ブッシュ
5 マイクロホンコード
6 マイクロホンユニット
7 回路基板
8 第1の金属部品としての金属メッシュ
9 第2の金属部品としての金属メッシュ

Claims (7)

  1. 金属からなるベースと、金属からなり音波を導き入れる複数の孔を有するカバーと、上記ベースと上記カバーで囲まれる内部空間に配置されたマイクロホンユニットを含む内蔵部品とを備え、上記ベースと上記カバーが電気的に結合されてなるバウンダリーマイクロホンであって、
    上記内蔵部品の上下方向一方に配置されている第1の金属部品と、
    上記内蔵部品の上下方向他方に配置されて上記第1の金属部品とともに上記内蔵部品を全方向から包み込んでいる第2の金属部品と、を備え、
    上記第1の金属部品と上記第2の金属部品の少なくとも一方は、音波を上記マイクロホンユニットに導くために金属メッシュからなり、
    上記ベース、上記カバー、上記第1の金属部品および上記第2の金属部品は周縁部が交互に重なり合っていて、
    上記ベースと上記カバーの接合部が、上記第1金属部品と上記第2金属部品の周縁部の重なりにより内側から塞がれる、ことを特徴とするバウンダリーマイクロホン。
  2. 上記第1の金属部品と上記第2の金属部品の周縁部の重なり部分において、回路基板が上記第1の金属部品と上記第2の金属部品のうち一方の金属部品を他方の金属部品に向かって押し付けている請求項1記載のバウンダリーマイクロホン。
  3. 上記第1の金属部品と上記第2の金属部品で囲まれている空間に上記内蔵部品が配置されている請求項1または2記載のバウンダリーマイクロホン。
  4. 上記第1の金属部品は上記ベースと上記内蔵部品の間にあり、上記第2の金属部品は上記カバーと上記内蔵部品の間にあり、少なくとも上記第2の金属部品は金属メッシュからなる請求項1乃至3のいずれかに記載のバウンダリーマイクロホン。
  5. 上記カバーがベースに被せられた態様で、1本のねじが上記カバーの中央部を貫通しかつ上記ベースにねじ込まれることにより上記カバーが上記ベースに締結され、上記第2の金属部材は上記カバーと上記ベースの締結部において孔を有している請求項1乃至4のいずれかに記載のバウンダリーマイクロホン。
  6. 上記第2の金属部品は上記カバーと上記ベースの締結部において上記カバーに電気的に結合されてなる請求項5記載のバウンダリーマイクロホン。
  7. 上記第1の金属部品は上記ベースに直接圧接されている請求項1乃至6のいずれかに記載のバウンダリーマイクロホン。
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