JP5075474B2 - バウンダリーマイクロホン - Google Patents

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Description

本発明は、バウンダリーマイクロホンに関し、さらに詳しく言えば、外来電磁波による雑音を抑制し得、また、耐水性も良好であるバウンダリーマイクロホンに関するものである。
バウンダリーマイクロホンは、例えばTVスタジオや会議の席などにおいて机や床面に設置して使用されることからサーフェイスマウントマイクロホン(面上収音式マイクロホン)とも呼ばれており、その存在が目立たないようにするため、高さを抑えた扁平なマイクロホンケースが用いられる。
すなわち、バウンダリーマイクロホンのマイクロホンケースは、上面側が開放された金属製の扁平なベース部と、ベース部の上面を覆う多数の開口(音波導入孔)を有する金属板(パンチングプレート)よりなるマイクカバーとにより構成され、その内部にマイクロホンユニットが収納されている。通常、コンデンサマイクロホンユニットが用いられる。
ところで、近年の携帯電話機の普及に伴い、バウンダリーマイクロホンの近傍に携帯電話機が置かれた状態で通信が行われると、その際発生する電磁波による高周波電流がマイクロホンケース内に入り込み、これがマイクロホンユニット内のインピーダンス変換器にて検波され雑音が発生することがある。
ちなみに、携帯電話から数cm〜数10cm程度の範囲内では、商用電波により市中で生じている電界強度の数万倍に達する電界が生ずることが知られている。
そこで、特許文献1には、ベース部とマイクカバーとの突き合わせ端面間に、弾性と導電性とを併せ持つ導電布よりなるガスケットを介在させてマイクロホンケースのシールドを確実にして、外来電磁波による雑音の発生を防止することが提案されている。
また、別の問題として、会議場などでは往々にして飲み物が机上に置かれるため、バウンダリーマイクロホンは、その飲み物のこぼれによる被害を受ける機会が他のマイクロホンに比べて多い。
浴びる液量が少ない場合にはさほどの被害はないが、多量に浴びるとマイクロホンケース内に液滴が浸入し、故障に至ることもある。
この問題に対処するため、特許文献2には、マイクカバーの少なくとも外面の全面にわたって静電植毛によりパイルを植設するとともに、かつ、パイルに撥水処理を施すことが提案されている。
特開2005−333180号公報 特開2006−101314号公報
外来電磁波による雑音発生と、液滴浸入による故障発生とをともに防止するには、特許文献1に記載の技術と、特許文献2に記載の技術とを適用すればよいのであるが、製造工程が増えるため好ましくないし、また、特許文献2で行う静電植毛はコストが高いため、特定の高価なバウンダリーマイクロホンにしか適用することができない。
したがって、本発明の課題は、簡単な構成により、外来電磁波による雑音発生と、液滴浸入による故障発生とをともに防止できるようにしたバウンダリーマイクロホンを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明は、請求項1に記載されているように、上面側が開放された扁平なベース部と、上記ベース部の上面側を覆う多数の開口を有する板材からなるマイクカバーとを含むマイクホンケースを備え、上記マイクロホンケース内にマイクホンユニットと、上記マイクロホンユニットのための回路基板とが収納されているバウンダリーマイクロホンにおいて、気性および導電性を有するとともに撥水処理が施された布材からなる内装カバーが、上記マイクロホンユニットと上記回路基板の上部全面を覆うように、上記マイクカバーの内面のほぼ全域にわたって配設され、かつ、上記内装カバーの周縁が、上記ベース部と上記ベース部に対する上記マイクカバーの突き合わせ端面との間に挟み込まれるように延ばされていることを特徴としている。
本発明によれば、マイクカバーの内面のほぼ全域にわたって、通気性および導電性を有するとともに撥水処理が施された布材からなる内装カバーを設けるという簡単な構成により、外来電磁波による雑音発生と、液滴浸入による故障発生とをともに防止することができる。
また、内装カバーの周縁を、ベース部に対するマイクカバーの突き合わせ端面にまで延ばすことにより、マイクロホンケースのシールド性をより確実なものとすることができる。
次に、図1および図2により、本発明の実施形態を説明するが、本発明はこれに限定されるものでない。図1は本発明によるバウンダリーマイクロホンの一例を示す断面図、図2は図1の分解図である。
図1および図2に示すように、このバウンダリーマイクロホンは、その存在が目立たないようにするため、高さを抑えた扁平なマイクロホンケース1を備えている。
すなわち、マイクロホンケース1は、上面側が開放された金属製の扁平なベース部10と、その上面を覆うようにしてベース部10に取り付けられる多数の開口(音波導入孔)を有する金属製のマイクカバー20の2つの部品から構成される。
通常、ベース部10は亜鉛ダイカストなどの鋳造により形成されるが、これ以外に金属のプレス成型品が用いられてもよい。また、マイクカバー20には鉄製などのパンチングプレート(多孔板)が用いられるが、パンチングプレートに代えて金網体が用いられてもよい。
マイクカバー20は、取り外しできるようにベース部10にネジ止めされる。この例では、見栄え上(意匠上)の観点から、1つの固定ねじ22とベース部10側に突設された1つのボス11とによる1点止めとしているが、多点止めとしてもよい。また、場合によっては、ネジ止め以外の方法(例えば嵌合手段など)でマイクカバー20をベース部10に固定してもよい。
ベース部10とマイクカバー20とにより形成されるマイクロホンケース1のシールド空間内に、回路基板30とマイクロホンユニット31とが収納される。マイクロホンユニット31は回路基板30に実装された状態で収納されてもよいし、回路基板30とは別にして収納されてもよい。
バウンダリーマイクロホンの場合、通常、マイクロホンユニット31にはインピーダンス変換器を有するコンデンサマイクロホンユニットが用いられる。図示しないが、回路基板30には、音質調整回路や音声出力回路などが設けられている。
また、回路基板30にはマイクコード32の一端が接続され、マイクコード32の他端側はコードブッシュ33を介してベース部10から引き出されている。なお、ワイヤレスの場合には、マイクロホンケース1に送信手段としての例えば発光ダイオードが設けられる。
本発明においては、携帯電話機などから放射される外来電磁波による雑音発生と、液滴浸入による故障発生とを防止するため、マイクカバー20の内面側に、通気性および導電性を有するとともに撥水処理が施された布材からなる内装カバー40が配置される。
通気性および導電性を有する布材としては、例えばセーレン社製の導電布Sui−78−5050T(品番)を例示でき、この導電布に例えばフッ素コーティング処理を施すことにより、上記内装カバー40を得ることができる。
内装カバー40は、マイクカバー20の内面のほぼ全域にわたって配置されるが、好ましくは、図1,図2に示すように、内装カバー40の周縁40aがベース部10に対するマイクカバー20の突き合わせ端面20aにまで延ばされているとよい。
これによれば、内装カバー40の導電性により外来電磁波が遮蔽され、回路基板30およびマイクロホンユニット31が外来電磁波に晒されることがない。
また、内装カバー40の周縁40aがマイクカバー20の端面20aとベース部10との間に挟み込まれることにより、マイクロホンケース1のシールド性がより確実になり、外来電磁波による高周波電流のマイクロホンケース1内への侵入が防止される。
また、内装カバー40が撥水性を有していることにより、バウンダリーマイクロホンに液滴が浴びせられたとしても、その液滴が回路基板30およびマイクロホンユニット31にかけられることがない。
本発明は、マイクカバー20の内面に内装カバー40を取り付けるだけでよいため、既存のバウンダリーマイクロホンにも適用することができる。
本発明によるバウンダリーマイクロホンの一例を示す断面図。 図1の分解図。
符号の説明
1 マイクロホンケース
10 ベース部
11 ボス
20 マイクカバー
20a 端面
22 雄ネジ
30 回路基板
31 マイクロホンユニット
32 マイクコード
33 コードブッシュ
40 内装カバー

Claims (1)

  1. 上面側が開放された扁平なベース部と、上記ベース部の上面側を覆う多数の開口を有する板材からなるマイクカバーとを含むマイクロホンケースを備え、上記マイクロホンケース内にマイクホンユニットと、上記マイクロホンユニットのための回路基板とが収納されているバウンダリーマイクロホンにおいて、
    気性および導電性を有するとともに撥水処理が施された布材からなる内装カバーが、上記マイクロホンユニットと上記回路基板の上部全面を覆うように、上記マイクカバーの内面のほぼ全域にわたって配設され、かつ、上記内装カバーの周縁が、上記ベース部と上記ベース部に対する上記マイクカバーの突き合わせ端面との間に挟み込まれるように延ばされていることを特徴とするバウンダリーマイクロホン。
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