JP5449661B2 - 穀類茶飲料 - Google Patents

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Description

本発明は、でんぷん質を含有する茶飲料に関し、より詳細には、でんぷん質を0.009重量%以上含有する穀類茶飲料であって、穀類茶特有の適度な焙煎香とまろやかさを有し、でんぷん質の糊感が低下された、呈味が改善された茶飲料に関する。
近年、健康志向の高まりから、無糖茶飲料の市場が拡大しており、緑茶、ウーロン茶の他、機能性物質を豊富に含む麦茶、玄米茶、ハト麦茶、そば茶などの穀類茶飲料も多数開発されている。穀類茶飲料は、通常、穀類粒を焙煎した後、温水で抽出して製造される。穀類茶飲料は、その焙煎香と穀類由来の香味が親しまれている一方、穀類由来のでんぷん質が後味に糊感(ベタツキ感)を与え、茶飲料に求められるすっきりした味を損なうことがあった。特に、室温以下の冷蔵状態で飲用される茶飲料においては、そのベタツキ感が顕著になることから、呈味の改善が求められていた。
この穀類由来のベタツキ感を改善した茶飲料として、例えば玄米茶飲料では、焙煎度を高めて焙煎香を増加させたもの、ブレンドする緑茶の比率を高めて緑茶のすっきり感を増加させたもの、玄米以外の穀類を添加したもの、香料を添加して香味の特徴を強めベタツキ感をマスキングしたもの等が市販されているが、焙煎由来の苦味や緑茶に含まれるカテキン由来の苦渋味が顕著になったり、香味のバランスが悪くなったりするという問題があり、十分に満足しうる玄米茶飲料ではなかった。
一方、ヨモギ葉の粉砕物(ヨモギ粉末)を混合した玄米茶飲料も開示されている(特許文献1)が、玄米などの穀類由来のでんぷん質由来で、特に室温以下での飲用時に顕著になるベタツキ感については示唆も開示もされていなかった。
特開平06−113798号公報
本発明の目的は、穀類の持つまろやかさや香味を損なわずに、穀類由来のベタツキ感を抑制した、すっきりとした後味を有する穀類茶飲料を提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、焙煎した穀類の温水抽出物に、平均粒子径が1μm以下の超微粉砕茶葉を添加することで、穀類のでんぷん質由来のベタツキ感を感じることなく、すっきりとした後味の飲みやすい茶飲料となることを見出し、本発明を完成した。
すなわち本発明は、以下の通りである。
(1)0.009重量%以上のでんぷん質と、平均粒子径が1μm以下の超微粉砕茶葉とを含有する茶飲料。
(2)超微粉砕茶葉の配合量が、0.02〜0.5重量%である、(1)に記載の茶飲料。
(3)超微粉砕茶葉が、分散液の形態で配合されたものである、(1)又は(2)に記載の茶飲料。
(4)でんぷん質が穀類由来である、(1)ないし(3)のいずれか1項に記載の茶飲料。
(5)穀類が、玄米、そば、麦、ハト麦から選択される1種以上である、(4)に記載の茶飲料。
(6)室温以下で飲用するための、(1)ないし(5)のいずれか1項に記載の茶飲料。
(7)容器詰飲料である、(1)ないし(6)のいずれか1項に記載の茶飲料。
(8)次の工程、
1.穀類の溶媒抽出液を得る工程;
2.超微粉砕茶葉分散液を得る工程;及び
3.上記穀類の溶媒抽出液と、上記超微粉砕茶葉分散液を混合する工程;
を含む、穀類茶飲料の製造方法。
(9)穀類茶の呈味を改善する方法であって、平均粒子径が1μm以下の超微粉砕茶葉を添加することにより、穀類のでんぷん質由来のベタツキ感を抑えることを特徴とする、前記方法。
本発明によると、穀類茶飲料の特徴である焙煎香とすっきりとした味わいを維持しながら、穀類由来の苦味やベタツキ感のない飲料を製造することが可能である。この茶飲料は、室温以下の冷蔵状態でも良好な呈味であるから、容器詰飲料として好適に用いられる。
また、本発明の茶飲料は、従来製造されてきた穀類茶に微粉砕茶葉を添加するという簡便なものであり、製造が容易という利点もある。
本発明の茶飲料は、穀類の溶媒抽出液(穀類茶)に微粉砕茶葉を添加するという簡便な方法で製造される。以下にその詳細について記述する。

(穀類茶)
本明細書における穀類茶とは、原料となる穀類粒から水性溶媒により抽出される穀類の抽出物をいう。原料となる穀類としては、飲料として使用できる穀類であればよく、例えば、米(いり米、玄米など)、麦(大麦、はだか麦など)、ハト麦、そば(日本ソバ、韃靼種などのそば子実の穀粒)等が挙げられ、これらを1種又は複数種類を用いることができる。穀類茶原料の穀粒の調整及び焙煎は従来通常に行われている方法で良い。
上穀類原料の抽出方法も特に限定されず、従来公知の方法を用いることができるが、一般には次のとおりである。穀類原料の配合量は、全量(穀類原料と溶媒の和)に対し、0.5〜8重量%、好ましくは0.5〜5重量%程度用いる。抽出溶媒は、食品として利用可能なものであれば特に限定されず、蒸留水、脱塩水、水道水、アルカリイオン水、海洋深層水、イオン交換水、脱酸素水や、含水アルコール(10〜90v/v%アルコール)、無機塩類を含有する水などを用いることができるが、特に純水やイオン交換水を用いることが好ましい。水中にイオンが多量に溶解している場合、抽出効率が低下したり、穀類の抽出物中の成分と反応して不溶解物を生じたり、色の変化が生じたりすることがあるからである。
抽出溶媒の使用量は、穀類原料の種類や抽出溶媒の種類、抽出温度、所望される嗜好性等により異なるが、通常、穀類原料の重量を基準として、5〜500重量部程度である。抽出液の温度は、穀類の香ばしい焙煎香を引き出すため高温であることが好ましく、具体的には60〜100℃、好ましくは80〜100℃程度である。抽出時間は、3〜60分であり、穀類の香味成分を十分に溶出させ、かつ過剰なでんぷん質等の溶出を抑えることを目的とする場合には、好ましくは5〜30分である。抽出方法も限定されず、例えば浸漬(ニーダー抽出)法、散水(カラム抽出)法等を用いることができる。特にカラム抽出は、穀類由来の香ばしい焙煎香を引き出すことができ好適である。
なお、抽出の際には、抽出液にあらかじめアスコルビン酸ナトリウムなどの有機酸または有機酸塩を添加してもよい。
このように抽出した後は、公知の固液分離手段、例えば濾別や遠心分離を用いて抽出液(穀類茶)を得る。
上記のように得られた穀類茶には、発酵茶(紅茶など)、半発酵茶(ウーロン茶など)、不発酵茶(緑茶など)等の茶葉の溶媒抽出物を混合することもできるし、穀類原料に茶葉を混合して同時に抽出することもできる。

(でんぷん質)
茶飲料にでんぷん質が含まれると、冷蔵して飲用する場合に、後味にベタツキ感が生じることがある。
本明細書において「ベタツキ感」とは、べたべたとした又は粘り着くような、糊感を意味する。
本発明はこのようなでんぷん質を0.009重量%以上、好ましくは0.02重量%以上含有する茶飲料に、超微粉砕茶葉を配合することで、後味のベタツキ感を抑えることを特徴とするものである。
ここで、本明細書におけるでんぷん質とは、その由来を限定されるものではなく、上記の穀類茶の原料由来のものでも、栄養や沈殿防止等の目的として配合された添加物由来のものであってもよい。特に、穀類茶由来のでんぷん質は、口当たりの丸み、やわらかさの因子として評価される一方、後味のベタツキ感が問題となる。本発明のでんぷん質としては、玄米、そば、麦、はと麦等の穀類原料の構成成分として内在しているものが好適なターゲットとなる。
でんぷん質は、例えば、日本食品分析センターの酵素法により定量できる。これは、検体(茶飲料)を50%エタノールと混合し、不溶のものをグルコアミラーゼ処理した後、ブドウ糖量を測定して0.9を乗じた値として求められるものである。

(超微粉砕茶葉)
微粉砕茶葉とは、茶葉が細片に切断され、そこから葉脈が分離・除去されたものが石臼等で微粉末化されたものである。本明細書における超微粉砕茶葉とは、上記の微粉砕化された茶葉のうち、平均粒子径が1μm以下のものをいう。本発明に用いる超微粉砕茶葉の平均粒子径は1μm以下であるが、好ましくは、0.01μm〜1μm、0.1μm〜1μm、0.3μm〜1μm、又は0.5μm〜1μmである。
超微粉砕茶葉の平均粒子径を測定する方法は特に限定されず、公知の手段、例えば、レーザー回折式の粒度分布測定装置を使用して測定することができる。
本発明では、平均粒子径が1μm以下である超微粉砕茶葉であればどのようなものでもよく、一般的には、(イ)茶葉原料を粉砕し(粉砕工程)、(ロ)得られた粉末茶をさらに微粉砕処理した後(超微粉砕工程)、(ハ)粒子径1μm以上の粒子の大部分を除去(粗粒子除去工程)することにより製造することができる。
上記工程(イ)において、原料となる茶葉は、特に限定されず、例えば、発酵茶、半発酵茶、不発酵茶などが挙げられ、具体的にはカメリア・シネンシス(Camellia Sinensis)に属する緑茶、ウーロン茶、紅茶、碾茶、ほうじ茶などの茶葉を挙げることができる。また、これら茶葉原料の粉砕方法も特に限定されるものではなく、通常の粉砕方法、すなわち乾式粉砕又は湿式粉砕等が採用できる。この粉砕工程により、茶葉原料は一般に粒子径が約1〜100μmの大きさに粉砕される。
上記工程(ロ)において、微粉砕処理手段は特に限定されず、公知の手段、例えば、流体式粉砕機、振動ボールミル、高圧ホモジナイザー等を使用することができる。特に、香味の観点から高圧ホモジナイザーによる湿式粉砕が好ましい。ここで高圧ホモジナイザーとは、例えば、高圧下の微細空間から液体を噴出することにより発生するせん断、キャビテーション等により、乳濁液滴や懸濁粒子を超微細化する装置をいう。
上記工程(ハ)では、粒子径が約1μmより大きい粗粒子の大部分を除去する。ここで、「大部分」とは、約50%以上、好ましくは75%以上、より好ましくは約95%以上、さらに好ましくは99%以上をいう。ここで使用する粗粒子の除去手段は、粒子径が約1μmより大きい粗粒子の大部分が除去できるものであれば特に制限されず、遠心分離操作等を用いることができる。
また、本発明で使用する超微粉砕茶葉は、超微粉砕茶葉分散液の形態で添加すると、超微粉砕茶葉自身だけでなく、溶出した成分等が、本発明の効果であるでんぷん質の後味(ベタツキ感)を改善する作用を相加的又は相乗的に発揮することが期待できることから、好適な態様である。このような超微粉砕茶葉の分散液は、例えばWO2004/110161号公報に記載の方法により製造することができる。こうして得られる超微粉砕茶葉分散液の680nmにおける吸光度測定による濁度は0.05〜1.5である。

(茶飲料)
本発明の茶飲料は、上記のでんぷん質を0.09重量%以上含有する穀類茶に、上記の超微粉砕茶葉を添加することによって、でんぷん質由来のベタツキ感が改善された、すっきりとした後味の茶飲料である。
添加する超微粉砕茶葉の量は、穀類茶の種類、でんぷん質の含量、所望する効果の大きさや嗜好性等を考慮して適宜選択すればよいが、通常、茶飲料全体に対し、超微粉砕茶葉として0.02〜0.5重量%、好ましくは0.02〜0.2重量%、0.05〜0.5重量%、0.05〜0.2重量%、0.1%〜0.5重量%、又は0.1〜0.2重量%程度である。0.02重量%未満であると、でんぷん質のベタツキ感を抑制する作用が十分に得られず、また0.5重量%を超えて配合しても、ベタツキ感を抑制する作用のさらなる向上が期待できないので経済的に不利であり、また微粉砕茶葉の呈味が穀類茶の香味に影響を及ぼすことがある。
本発明の茶飲料は、上記の穀類茶と超微粉砕茶葉の他、飲料で用いることができる任意の成分、例えば糖類、酸味料、香料等の添加物を混合してもよい。通常、本発明の茶飲料のpHは5〜7程度、好ましくはpH5.5〜7程度又はpH6〜7程度である。
本発明の茶飲料は、室温以下の冷蔵状態、具体的には、20℃以下、好ましくは15℃以下、より好ましくは10℃以下程度で飲用する場合であっても、ベタツキ感をほとんど感じない。したがって、近年、冷蔵状態で提供されている容器詰茶飲料は、好適な態様の一つである。容器詰茶飲料の容器は特に限定されるものではなく、紙パック、瓶、缶、ペットボトル等が例示される。
以下、実施例を示して本発明の詳細を具体的に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
実施例1.玄米茶飲料(1)
50メッシュの金網を備えた円筒状カラム抽出機に、緑茶葉80g、玄米120gを仕込み、高さが均一になるように原料上面を平らにした。次に91℃に加熱したイオン交換水800mLをカラム上部のシャワーノズルから供給した。供給終了から10秒後にカラム上部のシャワーノズルから91℃に加熱したイオン交換水を350mL/minの速度で供給すると同時に、同じ速度で抽出液をカラム下部から抜き出した。上部シャワー供給量が4.2Lとなったところで供給を終了し、カラム下部から完全に液を抜き出し抽出液(穀類茶;緑茶入り玄米茶)を得た。茶固形分0.2%分の抽出液を取り出して、これを濾過した液に、炭酸水素ナトリウム0.37g及びL−アスコルビン酸0.4gを添加した後、超微粉砕茶葉濃度が飲料中0.1重量%となるように超微粉砕茶葉分散液を配合して全量を1000mLとし、殺菌・充填した。
なお、微粉砕茶葉分散液としては、碾茶を石臼で挽いて製造された抹茶(微粉砕茶葉)を約80倍の水に懸濁させ、この懸濁液を高圧ホモジナイザーにより15MPaの圧力で処理し、遠心分離処理(6000rpm、10分)して濾別した超微粉砕茶葉分散液を用いた。図5に、本実施例で用いた超微粉砕茶葉分散液の粒度分布を示す。
得られた茶飲料(微粉砕茶葉混合玄米茶)のでんぷん質含量を、以下の方法により測定した。
でんぷん質:酵素法により測定した。具体的には、試料を50%エタノールと混和することで低分子糖を抽出洗浄して除去し、不溶のものをグルコアミラーゼによって酵素分解した。得られた液中のブドウ糖をムタロターゼ・グルコースオキシダーゼ法により定量し、そのブドウ糖量より以下の計算式によりでんぷん質量を算出した。
でんぷん質(g/100g)=ブドウ糖(g/100g)×0.9
また、この茶飲料の香味について、専門パネラー7名で評価した。評価項目は、苦味・雑味、すっきり感、ベタツキ感について、5点(著しく強く感じる)、4点(かなり感じる)、3点(感じる)、2点(やや感じる)、1点(わずかに感じる)0点(全く感じない)の6段階評価とし、その平均点を算出した。また、総合的な好ましさについても、5(好き)、4(やや好き)、3(どちらでもない)、2(やや嫌い)、1(嫌い)の5段階で評価した。
実施例2.玄米茶飲料(2)
実施例1と同様にして抽出液(穀類茶;緑茶入り玄米茶)を得た。茶固形分0.08%分の抽出液を取り出して、これを濾過した液に、実施例1と同量の炭酸水素ナトリウム、L−アスコルビン酸、超微粉砕茶葉分散液(超微粉砕茶葉として0.1重量%となる量)を配合し全量を1000mLとなし、殺菌・充填した。
得られた茶飲料について、実施例1と同様にして、でんぷん質含量を測定し、官能評価を実施した。
実施例3.玄米茶飲料(3)
実施例1と同様にして抽出液(穀類茶;緑茶入り玄米茶)を得た。茶固形分0.2%分の抽出液を取り出して、これを濾過した液に、実施例1と同量の炭酸水素ナトリウム、L−アスコルビン酸を添加した後、超微粉砕茶葉濃度が飲料中0.02重量%となるように超微粉砕茶葉分散液を配合し、全量を1000mLとなし、殺菌・充填した。
得られた茶飲料について、実施例1と同様にして、でんぷん質含量を測定し、官能評価を実施した。
比較例1.玄米茶飲料(4)
超微粉砕茶葉分散液を無添加とする以外は、実施例1と同様にして茶飲料を得た。得られた茶飲料について、実施例1と同様にして、でんぷん質含量を測定し、官能評価を実施した。
比較例2.玄米茶飲料(5)
超微粉砕茶葉分散液を無添加とする以外は、実施例2と同様にして茶飲料を得た。得られた茶飲料について、実施例1と同様にして、でんぷん質含量を測定し、官能評価を実施した。
比較例3.玄米茶飲料(6)
超微粉砕茶葉分散液の代わりに微粉砕茶葉分散液を用いること以外は、実施例1と同様にして茶飲料を得た。微粉砕茶葉分散液は、碾茶を石臼で挽いて製造された抹茶(微粉砕茶葉)1gを約80倍の水に懸濁させたものを、1g(0.1重量%)添加した。この微粉砕茶葉分散液の粒度分布を図5(粉砕なし)に示す。
得られた茶飲料について、実施例1と同様にして、でんぷん質含量を測定し、官能評価を実施した。
比較例4.玄米茶飲料(7)
超微粉砕茶葉分散液の代わりにカテキン製剤を用いること以外は、実施例1と同様にして茶飲料を得た。カテキン製剤は、サンフェノンST(太陽化学社)を、1g(0.1重量%)添加した。得られた茶飲料について、実施例1と同様にして、でんぷん質含量を測定し、官能評価を実施した。
比較例5.玄米茶飲料(8)
カテキン製剤の添加量を0.06g(0.006重量%)とする以外は、比較例4と同様にして茶飲料を得た。得られた茶飲料について、実施例1と同様にして、でんぷん質含量を測定し、官能評価を実施した。

実施例1〜3及び比較例1〜5について、評価した結果を表1に示す。また、でんぷん質が0.02重量%である実施例1、3、及び比較例1の結果を図示したものを図1〜4に示す。
図1より明らかなとおり、超微粉砕茶葉の添加量に応じて、玄米のでんぷん質に起因するベタツキ感が低減した。また、微粉砕茶葉の添加量に応じて、苦味や雑味も低減してすっきり感が向上し、総合的な美味しさが向上した(図2〜図4)。
実施例2と比較例2は、でんぷん質が0.009重量%の玄米茶飲料における超微粉砕茶葉の添加効果を示すものである。でんぷん質が0.02重量%のときと同様に、玄米のでんぷん質に起因するベタツキ感が顕著に改善されるとともに、苦味・雑味が低減されてすっきり感が向上し、総合的な美味しさが向上した。
比較例1に対する実施例1と比較例3の評価を比較すると、超微粉砕茶葉が顕著なベタツキ感の低減であるのに対し、微粉砕茶葉の添加でわずかな効果しかみられないことがわかった。また、微粉砕茶葉の添加では、無添加(比較例1)と比較苦味や雑味が増加した。さらに、微粉砕茶葉の添加により、ざらつきが感じられ、茶飲料の特徴であるすっきり感が低下し、総合的な美味しさも劣ることとなった。この結果は、でんぷん質のベタツキ感の抑制には、超微粉砕茶葉が有効であることがわかる。
また、カテキン製剤を添加した比較例4及び5の結果をみると、ベタツキ感の低減はごくわずかであり、超微粉砕茶葉の添加(実施例1)にみられたような苦味や雑味の抑制効果はみられず、総合的な美味しさの向上にはつながらなかった。この結果は、でんぷん質のベタツキ感の抑制及び穀類茶の呈味の改善には超微粉砕茶葉が有効であるが、カテキンが有効成分ではないことを示唆している。
実施例4.そば茶飲料
実施例1と同じカラムを用い、玄米及び緑茶葉に代えてそば茶原料200gを仕込み、同様の条件で抽出を行った。茶固形分0.26%分を濾過し、実施例1と同量の炭酸水素ナトリウム、L−アスコルビン酸、超微粉砕茶葉1gを配合して全量を1000mLとし、殺菌・充填した。
得られた茶飲料について、実施例1と同様にして、でんぷん質含量を測定し、官能評価を実施した。
実施例5.麦茶飲料
実施例1と同じカラムを用い、玄米及び緑茶葉に代えて麦茶原料(大麦)200gを仕込み、同様の条件で抽出を行った。茶固形分0.32%分を濾過し、実施例1と同量の炭酸水素ナトリウム、L−アスコルビン酸を添加した後、超微粉砕茶葉2gを配合し、全量を1000mLとなし、殺菌・充填した。
得られた茶飲料について、実施例1と同様にして、でんぷん質含量を測定し、官能評価を実施した。
実施例6.穀類茶飲料(ブレンド茶飲料)
実施例1と同じカラムを用い、玄米及び緑茶葉に代えて、玄米25g、大麦25g、及びハト麦150g(穀類原料計200g)を仕込み、同様の条件で抽出を行った。実施例1と同量の炭酸水素ナトリウム、L−アスコルビン酸を添加した後、超微粉砕茶葉2gを配合し、全量を1000mLとなし、殺菌・充填した。
得られた茶飲料について、実施例1と同様にして、でんぷん質含量を測定し、官能評価を実施した。

実施例4〜6の結果を表2に示す。超微粉砕茶葉分散液を0.1〜0.2重量%配合したそば茶、麦茶、穀類茶(ブレンド茶)は、いずれも穀類のでんぷん質由来のベタツキ感が少なく、また、苦味や雑味も少なく、すっきり感を有するものであり、総合的な美味しさの評価も良好であった。
図1は、ベタツキ感について、専門パネラーによる官能試験で評価した結果を示すグラフである。ベタツキ感は、各パネラーが5点(著しく強く感じる)、4点(かなり感じる)、3点(感じる)、2点(やや感じる)、1点(わずかに感じる)、0点(全く感じない)の6段階で評価し、7名のパネラーの平均で評価した。 図2は、苦み・雑味について、専門パネラーによる官能試験で評価した結果を示すグラフである。苦み・雑味は、各パネラーが5点(著しく強く感じる)、4点(かなり感じる)、3点(感じる)、2点(やや感じる)、1点(わずかに感じる)、0点(全く感じない)の6段階で評価し、7名のパネラーの平均で評価した。 図3は、すっきり感について、専門パネラーによる官能試験で評価した結果を示すグラフである。すっきり感は、各パネラーが5点(著しく強く感じる)、4点(かなり感じる)、3点(感じる)、2点(やや感じる)、1点(わずかに感じる)、0点(全く感じない)の6段階で評価し、7名のパネラーの平均で評価した。 図4は、総合的な好ましさについて、専門パネラーによる官能試験で評価した結果を示すグラフである。総合的な好ましさは、各パネラーが5(好き)、4(やや好き)、3(どちらでもない)、2(やや嫌い)、1(嫌い)の5段階で評価し、7名のパネラーの平均で評価した。 図5は、超微粉砕茶葉分散液の粒度分布、微粉砕茶葉分散液(粉砕なし、と表示)の粒度分布、並びに、超微粉砕茶葉及び微粉砕茶葉のいずれをも添加しない液(無添加、と表示)の粒度分布を示すグラフである。

Claims (4)

  1. 穀類茶飲料であって、0.009重量%以上のでんぷん質と、平均粒子径が1μm以下の超微粉砕茶葉とを含有し、当該穀類は玄米でり、当該穀類茶飲料は室温以下の冷蔵状態で飲用に供される容器詰飲料である、前記穀類茶飲料。
  2. 超微粉砕茶葉の配合量が、0.02〜0.5重量%である、請求項1に記載の穀類茶飲料。
  3. 超微粉砕茶葉が、分散液の形態で配合されたものである、請求項1又は2に記載の穀類茶飲料。
  4. でんぷん質が穀類由来である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の穀類茶飲料。
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