JP5446608B2 - 冷却装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置本体に対して移動可能に設けられた冷却部を有する冷却装置、及びその冷却装置を備えた画像形成装置に関する。
複写機、プリンタ、ファクシミリ、あるいはこれらの複合機等の画像形成装置において、定着装置などの発熱する装置の周辺に配設された装置を冷却するために、冷却装置を設けているものがある。例えば、特許文献1(特開2006−3628号公報)には、画像形成装置本体に着脱可能なプロセスユニットを冷却する液冷方式の冷却装置を備えた画像形成装置が記載されている。
また、近年、印刷速度向上の目的で、画像定着時に紙に与えられる熱量が多くなってきており、これに伴って、紙のカールや、軟化したトナーが別の紙に貼り付く所謂ブロッキングと呼ばれる現象が生じやすくなっている。そこで、これらの弊害を防止するために、定着装置から排出された紙を冷却装置によって冷却することが行われている。例えば、下記特許文献2(特開平10−207155号公報)には、紙を冷却する手段としてヒートパイプを備えた画像形成装置が記載されている。
一般に、メンテナンスや紙詰まり処理のために、定着装置やプロセスユニット等は、画像形成装置本体に対して引き出し可能に構成されている。また、動作停止直後などでは、定着装置は高温になっているため、メンテナンスや紙詰まり処理は、冷却装置によって定着装置を冷却してから行うことが望まれる。同様に、プロセスユニット等も定着装置からの熱を受けて熱くなっている虞があるため、冷却後にメンテナンスや紙詰まり処理を行う方がよい。
しかしながら、上記特許文献1に記載されている画像形成装置の場合は、プロセスユニットを引き出すと、プロセスユニットに設けた冷却パイプと、画像形成装置本体に設けた循環ポンプとが分離されるため、この状態では冷却が行われない。そのため、メンテナンス等を行う際に、プロセスユニットが高温のままである可能性が高く、プロセスユニットに触れるのには危険を伴う。また、冷却パイプと循環ポンプを分離する際に、それらの連結部(分離部)に残留する冷却液が画像形成装置内に落ちると、その後の画像形成に悪影響を及ぼす虞がある。また、前記連結部(分離部)に残留する冷却液に、装置内で飛散するトナーや紙粉等の異物が付着すると、冷却装置内にその異物が混入し、冷却液の劣化や循環ポンプの故障などの原因となり得る。
一方、循環ポンプもプロセスユニットに一体的に設けて、引き出した状態でも冷却液を循環可能に構成することも考えられるが、プロセスユニットの大型化に繋がり、メンテナンス性や紙詰まり処理性が低下してしまう。また、プロセスユニットの大型化は、それを支持する筺体の強度アップの必要性を招いてしまい、小型化、軽量化に反する。
また、上記問題は、プロセスユニットに限らず、定着装置や、その他の冷却が必要な装置に対しても同様に起こり得る。
本発明は、斯かる事情に鑑み、上記冷却パイプ等の冷却部を移動させても、その冷却部と上記循環ポンプ等の冷却媒体供給部との間の連結状態を維持可能な冷却装置、及びその冷却装置を備えた画像形成装置を提供しようとするものである。
請求項1の発明は、画像形成装置本体に対して第1の位置とそれと異なる第2の位置との間で移動可能に設けられ、供給される冷却媒体によって周囲を冷却する冷却部と、前記画像形成装置本体に設けられ、冷却媒体を冷却又は放熱して前記冷却部へ供給する冷却媒体供給部と、前記冷却部と前記冷却媒体供給部とを連結して冷却部と冷却媒体供給部との間で冷却媒体を循環させるための連結部材を備えた冷却装置であって、前記連結部材を可撓性部材で構成し、当該連結部材をフレキシブルに可動する保護部材内に収容し、前記保護部材に接触して保護部材の移動範囲を制限する規制部材を設け、前記保護部材と前記規制部材の少なくとも一方を、摺動性を有する部材で構成したものである。
請求項1の発明によれば、冷却部が第1の位置と第2の位置のいずれの位置に配置されていても、連結部材を冷却部に追随させることができ、冷却部と冷却媒体供給部とを連結しておくことが可能である。また、連結部材はフレキシブルに可動する保護部材内に収容されているため、連結部材のつぶれや損傷等を防止することができる。
また、規制部材によって保護部材の移動範囲を規制することにより、省スペース化を図ると共に、保護部材がその周辺機器に接触することによる不具合の発生を防止することができる。
さらに、保護部材と規制部材の少なくとも一方を、摺動性を有する部材で構成することにより、保護部材と規制部材との間の摩擦を低減させ、保護部材の移動(摺動)を円滑に行うことが可能となる。
請求項2の発明は、請求項1に記載の冷却装置において、前記保護部材を、複数の単位ユニットを互いに揺動可能に連結して構成したものである。
また、請求項3の発明は、請求項1に記載の冷却装置において、前記保護部材を、蛇腹状の筒状部材で構成したものである。
上記保護部材を請求項2又は請求項3に記載の構成とすることにより、保護部材をフレキシブルに可動させることが可能である。
請求項の発明は、請求項1からのいずれか1項に記載の冷却装置において、前記保護部材の前記冷却部に対向した面に、吸水部材を設けたものである。
冷却部が結露した場合や、水漏れが生じた場合であっても、吸水部材によって水分を吸収することができ、画像形成装置内の他の装置への水分の付着を抑制することが可能である。
請求項の発明は、請求項1からのいずれか1項に記載の冷却装置において、前記冷却部を、画像が定着された記録媒体に接触してその記録媒体を冷却する冷却ローラとしたものである。
冷却部として冷却ローラを適用することが可能である。
請求項の発明は、請求項1からのいずれか1項に記載の冷却装置を備えた画像形成装置である。
画像形成装置に請求項1からのいずれか1項に記載の冷却装置を搭載可能である。
本発明は、冷却部が第1の位置と第2の位置のいずれの位置に配置されていても、冷却部と冷却媒体供給部とを連結しておくことができるので、流路内への異物混入を防止することができる。これにより、冷却媒体の劣化や、冷却媒体供給部等の故障の虞を回避することができる。また、従来の冷却装置のように、冷却パイプを分離した際に、冷却パイプの連結部(分離部)に残留する冷却液が画像形成装置内に落ちることがないので、画像形成に悪影響を及ぼす虞もない。さらに、冷却部が第1の位置と第2の位置のいずれの位置に配置されていても、冷却部に冷却媒体を供給することができるので、冷却部による冷却を継続することができる。また、本発明の構成を採用することにより、冷却媒体供給部を画像形成装置本体に設けることができるので、冷却媒体供給部と冷却部とを一体的に構成することに伴う装置の大型化を回避できる。
また、冷却媒体を循環させる連結部材を保護部材内に収容していることにより、連結部材のつぶれや損傷等を防止することができる。これにより、冷却媒体の循環を良好かつ安定して行うことができ、信頼性の高い装置を提供することが可能である。
本発明に係る画像形成装置の全体構成を示す概略図である。 冷却装置の基本構成を示す図である。 扉を閉じた状態の前記画像形成装置の外観図である。 扉を開放した状態の前記画像形成装置の外観図である。 引出部を画像形成装置から引き出した状態を示す図である。 本発明の実施例1に係る構成を示す図であって、(a)は受熱板が収納された状態を示す図、(b)は受熱板が引き出された状態を示す図である。 前記実施例1の変形例の構成を示す図であって、(a)は受熱板が収納された状態を示す図、(b)は受熱板が引き出された状態を示す図である。 本発明の実施例2に係る構成を示す図である。 記録用紙を冷却する冷却装置に本発明の構成を適用した例を示す図である。
図1は、本発明に係る画像形成装置を示す概略構成図である。図1に示す画像形成装置は、4つのプロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkを備えている。各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkは、画像形成装置本体100に対して着脱可能に構成してある。各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkは、カラー画像の色分解成分に対応するイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの異なる色のトナーを収容している以外は同様の構成となっている。
具体的には、各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkは、静電潜像担持体としての感光体2と、感光体2の表面を帯電させる帯電手段としての帯電ローラ3と、感光体2の表面にトナー像を形成する現像手段としての現像装置4と、感光体2の表面をクリーニングするクリーニング手段としてのクリーニングブレード5を備えている。
図1において、各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkの上方には、露光手段としての露光装置7が配設されている。露光装置7は、各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkの感光体2にレーザ光を照射するように構成されている。一方、各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkの下方には、転写装置6が配設されている。転写装置6は、複数のローラ21〜24に掛け渡された無端状のベルトから成る中間転写ベルト10を有する。中間転写ベルト10は、複数のローラ21〜24のうちの1つが駆動ローラとして回転することによって、図の矢印に示す方向に周回走行可能に構成されている。
4つの感光体2に対向した位置に、一次転写手段としての4つの一次転写ローラ11が配設されている。各一次転写ローラ11はそれぞれの位置で中間転写ベルト10の内周面を押圧しており、中間転写ベルト10の押圧された部分と各感光体2とが接触する箇所に一次転写ニップが形成されている。また、中間転写ベルト10を張架する1つのローラ24に対向した位置に、二次転写手段としての二次転写ローラ12が配設されている。この二次転写ローラ12は中間転写ベルト10の外周面を押圧しており、二次転写ローラ12と中間転写ベルト10とが接触する箇所に二次転写ニップが形成されている。
画像形成装置本体100の下部には、記録媒体としての記録用紙Pを収容した複数の給紙カセット13が配設されている。各給紙カセット13には、記録用紙Pを搬出する給紙ローラ14等が設けてある。また、画像形成装置本体100の図の左側の外面には、機外に排出された記録用紙Pをストックする排紙トレイ20が設けてある。
画像形成装置本体100内には、記録用紙Pを給紙カセット13から二次転写ニップを通って排紙トレイ20へ搬送するための搬送経路R1が配設されている。中間転写ベルト10と二次転写ローラ12との間の二次転写ニップの記録用紙搬送方向上流側にはレジストローラ15が配設されている。また、給紙カセット13から二次転写ニップに至る途中には、複数の搬送ローラ25が配設されている。二次転写ニップの記録用紙搬送方向下流側には、定着装置8及び一対の排紙ローラ16が順次配設されている。定着装置8は、例えば、内部に加熱源を有する加熱ローラ17と、その加熱ローラ17を加圧する加圧ローラ18を有する。加熱ローラ17と加圧ローラ18は互いに圧接しており、その圧接部において定着ニップを形成している。
また、画像形成装置本体100内に、両面印刷を行う際に記録用紙Pを表裏反転させて供給するための反転路R2が配設されている。反転路R2は、定着装置8と排紙ローラ16との間で搬送経路R1から分岐し、レジストローラ15の上流側で搬送経路R1に合流している。反転路R2には正逆方向に回転するスイッチバックローラ26が設けてある。
以下、図1を参照して上記画像形成装置の基本的動作について説明する。
各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkの感光体2が図の反時計回りに回転駆動され、帯電ローラ3によって各感光体2の表面が所定の極性に一様に帯電される。図示しない読取装置によって読み取られた原稿の画像情報に基づいて、露光装置7から帯電された各感光体2の表面にレーザ光が照射されて、各感光体2の表面に静電潜像が形成される。このとき、各感光体2に露光する画像情報は所望のフルカラー画像をイエロー、シアン、マゼンタ及びブラックの色情報に分解した単色の画像情報である。このように感光体2上に形成された静電潜像に、各現像装置4によってトナーが供給されることにより、静電潜像はトナー画像として可視像化される。
中間転写ベルト10を張架するローラの1つが回転駆動し、中間転写ベルト10を図の矢印の方向に周回走行させる。また、各一次転写ローラ11に、トナーの帯電極性と逆極性の定電圧又は定電流制御された電圧が印加されることによって、各一次転写ローラ11と各感光体2との間の一次転写ニップにおいて転写電界が形成される。そして、各感光体2に形成された各色のトナー画像が、上記一次転写ニップにおいて形成された転写電界によって、中間転写ベルト10上に順次重ね合わせて転写される。かくして中間転写ベルト10はその表面にフルカラーのトナー画像を担持する。また、転写後の各感光体2の表面には、中間転写ベルト10に転写しきれなかったトナーが残留している。この感光体2上に残留したトナーは、クリーニングブレード5によって除去される。
また、給紙ローラ14が回転することによって、給紙カセット13から記録用紙Pが搬出される。搬出された記録用紙Pは、複数の搬送ローラ25によって搬送された後、レジストローラ15によってタイミングを計られて、二次転写ローラ12と中間転写ベルト10との間の二次転写ニップに送られる。このとき二次転写ローラ12に、中間転写ベルト10上のトナー画像のトナー帯電極性と逆極性の転写電圧が印加され、二次転写ニップに転写電界が形成される。そして、二次転写ニップに形成された転写電界によって、中間転写ベルト10上のトナー画像が記録用紙上に一括して転写される。
トナー画像が転写された記録用紙Pは、定着装置8へと搬送される。定着装置8に送り込まれた記録用紙Pは、加熱ローラ17と加圧ローラ18間に挟まれて加熱・加圧され、トナー画像が記録用紙P上に定着される。その後、記録用紙Pは一対の排出ローラ16によって排紙トレイ20に排出される。
以上の説明は、記録用紙にフルカラー画像を形成するときの画像形成動作であるが、4つのプロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkのいずれか1つを使用して単色画像を形成したり、2つ又は3つのプロセスユニットを使用して、2色又は3色の画像を形成したりすることも可能である。
また、両面印刷を行う場合は、片面(表側の面)に画像を定着した記録用紙Pを、排紙トレイ20に排出せずに反転路R2へ搬送する。反転路R2において、記録用紙Pはスイッチバックローラ26による逆回転によって逆向きに搬送され、再び搬送経路R1へと送られる。これを、一般に、スイッチバック動作と呼び、この動作によって記録用紙Pの表裏を反転させる。
反転された記録用紙Pは二次転写ニップへと搬送され、二次転写ニップにおいて、上記片面に画像を転写した場合と同様にして、記録用紙Pの裏面に画像が転写される。そして、定着装置8によって記録用紙Pの裏面に画像を定着させた後、その記録用紙Pを排紙トレイ20へ排出する。
ここで、図1に示す画像形成装置は、装置サイズを小型化する観点から、装置内部の高密度化と共に定着装置8を中間転写ベルト10の下側にもぐり込ませるような配置としている。また、中間転写ベルト10は、定着装置8の上面及び右側面を覆うように屈曲している。しかし、このような構成を採用すると、中間転写ベルト10に対して定着装置8を接近し、発熱源である定着装置8によって中間転写ベルト10が熱的影響を受け、色ずれ等の画像不具合が発生する虞がある。これは、装置が高速度化するにつれて装置内部の発熱量が増大することにより、顕著になってきている。特に、両面印刷を行う場合は、定着装置8によって加熱された記録用紙Pが再び中間転写ベルト10に接触するため、記録用紙Pからの熱伝達により、さらに中間転写ベルト10の温度が上昇して、より厳しい条件となる。また、中間転写ベルト10に接触している感光体2、さらには現像装置4にも熱が伝わり、ベルト変形による画像不具合、及びトナーの固化等の不具合がより一層発生しやすくなる。
そこで、本発明の画像形成装置は、上記不具合の発生を抑制するために、定着装置を冷却するための冷却装置9を備える。この冷却装置9は、定着装置8に隣接して配設された冷却部28と、その冷却部28に冷却媒体を冷却又は放熱して供給する冷却媒体供給部29等を有している。
図2は、冷却装置9の基本構成を示す図である。
図2に示すように、冷却装置9は、被冷却体30を冷却する上記冷却部28としての受熱板31と、上記冷却媒体供給部29としてのポンプ32、ラジエータ33、ファン34と、冷却媒体を貯留するタンク35と、冷却媒体を循環させるための循環経路36とを有している。また、この循環経路36によって、受熱板31、ポンプ32、ラジエータ33、タンク35は連結されている。
受熱板31は、熱伝導性の高い部材で形成されており、冷却媒体が流動する流路が貼付又は埋め込みにより形成されている。また、受熱板31自体が流路を形成する構成としてもよい。受熱板31が被冷却体30から奪った熱は冷却媒体へと伝達されるようになっている。
上記ポンプ32は、循環経路36を介して冷却媒体を受熱板31に供給する冷却媒体供給手段である。ここでは、冷却媒体として、水を主成分とし、凍結温度を下げるためのプロピレングリコール又はエチレングリコールや、金属製の部品の錆を防止するための防錆剤(例えば、リン酸塩系物質:リン酸カリ塩、無機カリ塩等)などが添加された冷却液を用いている。また、冷却液は循環経路36内を図2の矢印の方向に循環するようになっている。
上記ラジエータ33は、その内部に冷却液を収容することにより、冷却液を放熱させる放熱手段である。上記ファン34は、ラジエータ33に送風することによって、ラジエータ33の放熱効果を高めるためのものである。また、ラジエータ33の放熱量に応じて、ファン34による強制空冷、又は自然空冷の切換が可能となっている。上記タンク35は、余剰の冷却液を貯留するために設けられている。
図3及び図4は、本発明に係る画像形成装置の外観図である。
図3に示すように、画像形成装置本体100の外面には、開閉可能な扉37が設けてある。図4は、その扉37を開放した状態を示す図である。扉37を開放することによって、開放された箇所から、収容された引出部38(引出ユニット)を引き出し可能に構成されている。本実施例では、引出部38は、画像形成装置本体100に設けた一対のスライド部材39によって支持されており、スライド部材39がスライドして伸縮することにより引出部38の引き出し及び収納可能としているが、それ以外の引出機構を選択して適用することも可能である。
図5に示すように、上記引出部38には定着装置8が設けられている。このように、定着装置8を画像形成装置本体100の外部に引き出せるように構成することによって、メンテナンス作業や紙詰まり処理を行いやすくしている。また、受熱板31も定着装置8と一体的に引出可能に構成されている。一方、ここでは図示しない上記ポンプ32、ラジエータ33、ファン34、タンク35は、画像形成装置本体100に固定されている。このように、本実施例では、固定されたポンプ32等に対して受熱板31は移動可能に構成されているが、従来の画像形成装置と異なり、受熱板31を引き出した状態にしても、受熱板31とポンプ32等との連結が分離されない構成となっている。以下、本発明の特徴部分の構成について詳しく説明する。
図6は、本発明の実施例1に係る構成を示す図である。図6において、(a)は受熱板31が収納された状態を横から見た図、(b)は受熱板31が引き出された状態を横から見た図である。また、図6において、定着装置8等は図示省略している。
図6に示すように、受熱板31には、受熱板31内に冷却液を供給するための供給管40と、受熱板31から冷却液を排出するための排出管41が接続されている。供給管40と排出管41は、図2に示す循環経路36の一部を構成する流路であり、詳しくは、同図において受熱板31とラジエータ33とを連結する連結部材が供給管40であり、受熱板31とポンプ32とを連結する連結部材が排出管41である。供給管40及び排出管41は、それぞれチューブ状の部材であり、ゴム等の可撓性部材で構成されている。
供給管40及び排出管41は、フレキシブルに可動する保護部材42内に収容されている。保護部材42は、複数の短円筒状の単位ユニット42aを互いに揺動可能に連結して長鎖状に形成されている。保護部材42は、各単位ユニット42aが揺動することによって、フレキシブルに可動するようになっている。保護部材42の一端部は、受熱板31側に取り付けられ、他端部は、図示しない画像形成装置本体側に取り付けられている。
また、保護部材42の移動範囲を規制する規制部材43が設けてある。この実施例では、規制部材43は、受熱板31の移動方向A(引出方向)に配設された水平部43aと、その水平部43aと直交する方向に配設された鉛直部43bと、水平部43aと鉛直部43とを連結する傾斜部43cとを有している。鉛直部43b及び傾斜部43cは、水平部43aの受熱板31を引き出す方向Aと反対側の端部に設けられている。
図6(a)に示すように、受熱板31を収納した状態では、保護部材42と、それに収容された供給管40及び排出管41は、U字状に撓んだ状態となっている。受熱板31が図6(a)の矢印Aの方向に引き出された場合、保護部材42と供給管40及び排出管41は、受熱板31に追随して移動する。このとき、保護部材42は、規制部材43の水平部43aに乗り上げ、水平部43aに沿って図の右側に伸びるように移動して、図6(b)に示す状態となる。また、受熱板31が収納される場合は、保護部材42と供給管40及び排出管41は、受熱板31の図の左側への移動に追随して移動し、図6(a)に示す状態に戻る。
このように、供給管40及び排出管41は受熱板31に追随して移動することができるので、受熱板31を収納状態と引き出し状態のいずれの状態にしても、受熱板31とポンプ32等を連結しておくことが可能である。また、供給管40と排出管41は保護部材42内に収容されているため、供給管40及び排出管41のつぶれや損傷等を防止することができる。なお、保護部材42は、供給管40と排出管41を内部に収容可能であれば、供給管40及び排出管41の周囲を完全に覆うような構造でなくてもよい。すなわち、保護部材42の外壁の一部に開口部を有する構造とすることも可能である。
また、受熱板31の引き出し及び収納を行う際、規制部材43によって保護部材42の移動範囲を制限することができる。図6に示す実施例では、規制部材43の水平部43aと鉛直部43bとを設けたことによって、保護部材42が、水平部43aよりも下方に撓むことを防止すると共に、鉛直部43bよりも右側に移動するのを防止できる。このように、保護部材42の移動範囲を規制することにより、省スペース化を図ると共に、保護部材42がその周辺機器に接触することによる不具合の発生を防止することができる。
また、規制部材43に傾斜部43cを設けているので、保護部材42の水平部43aへの乗り上げ動作を円滑に行うことができる。さらに、傾斜部43cを曲面部とした場合は、より円滑に保護部材42の乗り上げ動作を行うことが可能となる。また、保護部材42と規制部材43の少なくとも一方を、摺動性を有する部材で構成することにより、保護部材42と規制部材43との間の摩擦を低減させ、保護部材42の移動(摺動)をより円滑に行うことが可能となる。
図7は、上記実施例1の変形例を示す図である。図7において、(a)は受熱板31が収納された状態を上方又は下方から見た図、(b)は受熱板31が引き出された状態を上方又は下方から見た図である。なお、この図において、図6と同一の符号は同じ部材を示している。
図7に示す規制部材43はストレート状に形成されている。この場合は、規制部材43によって、保護部材42は図の右側への移動が規制されるようになっている。また、図7において、それ以外の構成及び作用・効果は図6で説明したのと同様であるので説明を省略する。
図8は、本発明の実施例2に係る構成を示す図であって、受熱板31が収納された状態を横から見た図である。なお、この図においても、図6と同一の符号は同じ部材を示している。
実施例2では、保護部材42の受熱板31に対向する面に吸水部材44を設けている。これにより、受熱板31が結露した場合や、水漏れが生じた場合であっても、吸水部材44によって水分を吸収することができ、画像形成装置内の他の装置への水分の付着を抑制することが可能である。また、実施例2において、それ以外の構成及び作用・効果は上記実施例1と同様であるので説明を省略する。
上記本発明の実施例では定着装置を冷却する冷却装置について説明したが、本発明の構成は定着装置以外の被冷却体を冷却する冷却装置にも適用可能である。例えば、図9に記録用紙を冷却する冷却装置に本発明の構成を適用した例を示す。
図9に示す冷却装置50は、冷却部としての回転可能な冷却ローラ51と、複数のローラ52に張架されて周回走行可能な搬送ベルト53と、ポンプ、ラジエータ、ファン等から構成される冷却媒体供給部55と、その冷却媒体供給部55と冷却ローラ51とを連結する連結部材54(供給管と排出管)等を備える。冷却媒体供給部55によって冷却又は放熱された冷却媒体は、連結部材54を介して冷却ローラ51と冷却媒体供給部55との間を循環するようになっている。また、この冷却装置50は、定着装置8に対して記録用紙搬送方向の下流側に配設されており、定着装置8によって加熱された記録用紙を冷却装置50によって冷却する。詳しくは、回転する冷却ローラ51と周回走行する搬送ベルト53との間を記録用紙が通過することで、冷却ローラ51によって記録用紙の熱が奪われ冷却される。これにより、記録用紙の加熱が原因で発生するブロッキング等の不具合を防止できる。
上記冷却ローラ51は、画像形成装置本体100に対して引出可能な引出部38に設けられている。一方、ポンプ等の冷却媒体供給部55は、画像形成装置本体100に設けてある。このような構成においても、上記本発明の実施例の構成を適用することによって、同様の作用・効果を奏することが可能である。具体的には、連結部材54を可撓性部材で構成すると共に、その連結部材54を上記と同様の保護部材42内に収容する。これにより、冷却ローラ51を引き出した状態にしても、冷却ローラ51と冷却媒体供給部55とを連結しておくことが可能である。また、連結部材54は保護部材42内に収容されているため、連結部材54のつぶれや損傷等を防止することができる。
さらに、図9に示す実施例において、保護部材42の移動範囲を制限する規制部材や、冷却ローラ51に生じた水分を吸収する吸水部材を設けてもよい。
また、上記保護部材42は、複数の単位ユニットを互いに揺動可能に連結して構成したものに限定されない。例えば、保護部材42を蛇腹状の筒状部材などで構成してもよい。
また、上記実施例では、収納状態と引出状態との間で移動可能な冷却部を備えた冷却装置に本発明の構成を適用しているが、本発明において、冷却部を移動させる位置は、収納状態の位置と引出状態の位置に限らない。すなわち、本発明の構成は、画像形成装置本体に対して第1の位置とそれと異なる第2の位置との間で移動可能に構成された冷却部と、その冷却部と一体的に移動しないように設けられた冷却媒体供給部と、冷却部と冷却媒体供給部との間を連結する連結部材を備えた冷却装置に適用可能である。これにより、冷却部が第1の位置と第2の位置のいずれの位置に配置されても、冷却部と冷却媒体供給部とを連結しておくことが可能である。
また、本発明の冷却装置を搭載する画像形成装置は、図1に示すものに限らない。その他の複写機、プリンタ、ファクシミリ、あるいはこれらの複合機等にも、本発明の冷却装置を搭載可能である。
以上のように、本発明によれば、受熱板等の冷却部が収納状態(第1の位置)と引き出し状態(第2の位置)のいずれの状態となっても、ポンプ等の冷却媒体供給部と前記冷却部とを連結しておくことができるので、流路内への異物混入を防止することができる。これにより、冷却液の劣化や、ポンプ等の故障の虞を回避することができる。また、従来の冷却装置のように、冷却パイプを分離した際に、冷却パイプの連結部(分離部)に残留する冷却液が画像形成装置内に落ちることがないので、画像形成に悪影響を及ぼす虞もない。
また、冷却部が画像形成装置本体から引き出された場合でも、冷却部に冷却液を供給することができるので、冷却部及びその周辺部材を継続的に冷却することができる。例えば、冷却部が定着装置やプロセスユニット、あるいは中間転写ベルト等に設けられている場合、定着装置等を引き出しても冷却を継続して行うことができるので、定着装置等の温度を下げた状態でメンテナンスや紙詰まり処理などを行うことができ、安全性に優れる。また、冷却部が記録用紙を冷却ローラ等である場合は、冷却ローラを引き出しても冷却を継続して行えることにより、効率良く記録用紙の冷却を行うことが可能である。さらに、本発明の構成を採用することによって、ポンプやラジエータ等を画像形成装置本体に設けることができるので、装置の大型化を回避することが可能である。
また、冷却液を循環させる連結部材(供給管及び排出管)を保護部材内に収容していることにより、連結部材のつぶれや損傷等を防止することができるので、冷却液の循環を良好かつ安定して行うことができ、信頼性の高い装置を提供することができる。
9 冷却装置
28 冷却部
29 冷却媒体供給部
31 受熱板
32 ポンプ
33 ラジエータ
34 ファン
36 循環経路
38 引出部
40 供給管(連結部材)
41 排出管(連結部材)
42 保護部材
43 規制部材
44 吸水部材
51 冷却ローラ
特開2006−3628号公報 特開平10−207155号公報

Claims (6)

  1. 画像形成装置本体に対して第1の位置とそれと異なる第2の位置との間で移動可能に設けられ、供給される冷却媒体によって周囲を冷却する冷却部と、
    前記画像形成装置本体に設けられ、冷却媒体を冷却又は放熱して前記冷却部へ供給する冷却媒体供給部と、
    前記冷却部と前記冷却媒体供給部とを連結して冷却部と冷却媒体供給部との間で冷却媒体を循環させるための連結部材を備えた冷却装置であって、
    前記連結部材を可撓性部材で構成し、当該連結部材をフレキシブルに可動する保護部材内に収容し
    前記保護部材に接触して保護部材の移動範囲を制限する規制部材を設け、
    前記保護部材と前記規制部材の少なくとも一方を、摺動性を有する部材で構成したことを特徴とする冷却装置。
  2. 前記保護部材を、複数の単位ユニットを互いに揺動可能に連結して構成した請求項1に記載の冷却装置。
  3. 前記保護部材を、蛇腹状の筒状部材で構成した請求項1に記載の冷却装置。
  4. 前記保護部材の前記冷却部に対向した面に、吸水部材を設けた請求項1から3のいずれか1項に記載の冷却装置。
  5. 前記冷却部を、画像が定着された記録媒体に接触してその記録媒体を冷却する冷却ローラとした請求項1から4のいずれか1項に記載の冷却装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の冷却装置を備えたことを特徴とする画像形成装置
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