JP5446373B2 - 駆動伝達装置及び車両用シートスライド装置 - Google Patents

駆動伝達装置及び車両用シートスライド装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5446373B2
JP5446373B2 JP2009078562A JP2009078562A JP5446373B2 JP 5446373 B2 JP5446373 B2 JP 5446373B2 JP 2009078562 A JP2009078562 A JP 2009078562A JP 2009078562 A JP2009078562 A JP 2009078562A JP 5446373 B2 JP5446373 B2 JP 5446373B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
shaft
drive
drive shaft
transmission device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009078562A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010228597A (ja
Inventor
義孝 古賀
宏和 鈴村
寿得 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Aisin Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd, Aisin Corp filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP2009078562A priority Critical patent/JP5446373B2/ja
Priority to AT10157773T priority patent/ATE510725T1/de
Priority to EP10157773A priority patent/EP2233347B1/en
Priority to CN201010141865.1A priority patent/CN101846154B/zh
Priority to PL10157773T priority patent/PL2233347T3/pl
Priority to US12/732,621 priority patent/US8256822B2/en
Publication of JP2010228597A publication Critical patent/JP2010228597A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5446373B2 publication Critical patent/JP5446373B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/02Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable
    • B60N2/04Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the whole seat being movable
    • B60N2/06Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the whole seat being movable slidable
    • B60N2/067Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the whole seat being movable slidable by linear actuators, e.g. linear screw mechanisms
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/02Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable
    • B60N2/0224Non-manual adjustments, e.g. with electrical operation
    • B60N2/02246Electric motors therefor
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/19Gearing
    • Y10T74/19642Directly cooperating gears
    • Y10T74/1966Intersecting axes

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Gears, Cams (AREA)

Description

本発明は、駆動伝達装置及びその装置をシートの駆動に適用した車両用シートスライド装置に関するものである。
従来、車両のパワーシートにおいて、モータ等の駆動部より出力される駆動軸の回転を、駆動軸の軸線に沿う方向とは異なる方向に延在する従動軸に伝達する種々の伝達装置が提案されている。こうした伝達装置は、駆動軸に設けたウォームギヤと、従動軸に設けたヘリカルギヤとを噛合して回転トルクの伝達を行うもので、これらウォームギヤ及びヘリカルギヤを回転可能に収納する保持部材(ギヤハウジング)を備えている。このような伝達装置について記載された特許文献1には、駆動軸の回転をスクリュシャフトに伝達する伝達装置において、駆動軸に設けられるウォームギヤと、スクリュシャフトに設けられるヘリカルギヤと、一対の第1軸受壁部及び一対の第2軸受壁部を一体的に有し、ウォームギヤとヘリカルギヤとを収納するように一側に開口を有するギヤケース(ギヤハウジングの一部)とを備え、第1軸受壁部は駆動軸の軸線方向に対向するように設けられウォームギヤの両端部を回転可能に支持し、第2軸受壁部はスクリュシャフトの軸線方向に対向するように設けられヘリカルギヤの両端部を回転可能に支持する構造が開示されている。そして、この特許文献1に記載の構造では、ウォームギヤの両端部を回転可能に支持する一対の第1軸受壁部と、ヘリカルギヤの両端部を回転可能に支持する一対の第2軸受壁部とが一体に形成されているため、各ギヤの軸を受ける位置精度を容易に確保することができる。また、開口する一側から一方のギヤを互いに直交させる態様で挿入することで、ギヤを容易に組み付けることができるというものである。
国際公開第WO2008/087947 A1号パンフレット
しかし、特許文献1の伝達装置では、パワーシートの駆動源モータと方向変換の減速部とが1つのブラケットで保持されるユニット構成となっており、スクリュシャフトは、レールに予め組み付けられた状態で方向変換の減速部に組み付けられるべくセットされる。組み付け時には、ブラケットの両側に保持される方向変換の減速部(ギヤケース内のヘリカルギヤの端部)に、対となったレール側のスクリュシャフトの先端がそれぞれ差し込まれ、方向変換の減速部がアッパレール側からの取付ブラケットに締結ボルトで保持される。そのため、レール側のスクリュシャフトの差込部形状位置(回転位相)と差し込まれる側の方向変換の減速部側(ヘリカルギヤの端部)の差し込まれる形状位置(回転位相)とに位置ずれが発生すると、レールに予めセットされたスクリュシャフトを位置調整のため回転させて、ヘリカルギヤの端部の形状位置に一致させる必要があった。しかし、スクリュシャフトは長尺材であり、作業者の手によっては回転させづらいため、組付け作業が困難となる場合があった。また、両側の方向変換の減速部に、レールに予めセットされた左右のスクリュシャフトをそれぞれ組み付ける必要があるので、減速部側(ヘリカルギヤの端部)の差し込まれる形状位置(回転位相)が、左右で異なっていると組付けが困難となるという問題があった。また、対となってフロアに固定されるレール間のピッチにばらつきがあると、駆動部の伝達装置の組付けが困難となる場合があった。
そこで、本発明は上記の実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、駆動アクチュエータや方向変換ギヤ機構を備えた駆動伝達装置を、車両の可動部を動かす従動軸に容易に組み付けることができる駆動伝達装置及びその駆動伝達装置を適用した車両用シートスライド装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1に係る発明の構造上の特徴は、駆動軸の回転を、該駆動軸の軸線に沿う方向とは異なる方向に延びる軸線を有する従動軸に、伝達する方向変換ギヤ機構を有する駆動伝達装置であって、前記方向変換ギヤ機構は、前記従動軸の軸端部に設けられた係合部に相対回転を規制されて係合する係合穴が設けられた出力ギヤと、前記駆動軸に相対回転規制されて組み付けられ、前記出力ギヤに噛合する入力ギヤと、噛合した前記出力ギヤ及び前記入力ギヤを回転自在に支承するギヤハウジングとを備え、前記出力ギヤ及び前記入力ギヤの少なくとも一方には、前記出力ギヤが前記従動軸に組み付けられる際に、前記従動軸の前記係合部の回転位相に対して出力ギヤの回転位相を合わせるための回転位相調節部が外部に露出して設けられていることである。
請求項2に係る発明の構造上の特徴は、請求項1において、前記駆動軸は、断面がn個の頂部を持つ多角形状に形成され、前記入力ギヤには、前記駆動軸に嵌合する駆動軸側嵌合穴が形成され、前記入力ギヤと出力ギヤとは、前記nの整数倍の同じ歯数で形成され、前記従動軸の係合部の断面が、前記出力ギヤの歯数の整数倍の頂部を持つ多角形状で形成されていることである。
請求項3に係る発明の構造上の特徴は、請求項1又は2において、前記駆動軸、前記方向変換ギヤ機構、及び前記駆動軸を駆動させる駆動アクチュエータが一つのユニットとして構成されていることである。
請求項4に係る発明の構造上の特徴は、請求項1乃至3のいずれか1項において、平行配置された一対の前記従動軸間に前記駆動軸を直交配置するとともに、各従動軸に対して夫々前記方向変換ギヤ機構を配したことである。
請求項5に係る発明の構造上の特徴は、請求項4において、前記駆動軸の軸方向に延在し、前記駆動軸、前記方向変換ギヤ機構の各々、及び前記駆動軸を駆動させる駆動アクチュエータを一つのユニットとして保持するリインフォースブラケットを有していることである。
請求項6に係る発明の構造上の特徴は、請求項5において、各前記方向変換ギヤ機構のギヤハウジングの上部には、係止部が形成され、前記リインフォースブラケットの両端部には、前記係止部に係止される被係止部が形成され、前記係止部と前記被係止部とは、上下方向及び前後方向の相対移動が規制され、かつ前記駆動軸の軸方向に所定範囲で相対移動可能に係止されるものであることである。
請求項7に係る発明の構造上の特徴は、請求項1乃至6のいずれか1項において、前記回転位相調節部は、前記従動軸の軸方向から調節可能に外部に露出していることである。
請求項8に係る発明の構造上の特徴は、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の駆動伝達装置を具備し、前記従動軸を、車両フロアに固定される左右一対のロアレール、及びそれらロアレールに摺動自在に支持されるとともに車両用シートを支持する左右一対のアッパレールのうちの一方に夫々回転自在に支持されたスクリュシャフトとして適用し、前記駆動軸の回転を前記方向変換ギヤ機構を介して前記スクリュシャフトを従動回転させることにより、前記ロアレール及び前記アッパレールのうちの他方に固定されるとともに該スクリュシャフトに螺合されたナット部材を、該スクリュシャフトの軸方向に相対移動させて前記アッパレールを前記ロアレールに対して摺動可能としたことである。
請求項1に係る発明によれば、出力ギヤ又は入力ギヤの少なくとも一方には、外部に露出させて回転位相調節部が設けられているので、出力ギヤの係合穴を従動軸の係合部に組み付ける際に、係合穴と係合部との回転位相がずれているために組み付けることができないときにも、回転位相調節部で出力ギヤの係合穴の回転位相を修正することで、容易かつ迅速に組み付けることができる。
請求項2に係る発明によれば、駆動軸の頂部の数であるnの整数倍の歯数で入力ギヤが形成されているので、入力ギヤの例えば1つの歯先を駆動軸の例えば1つの頂部に対応させておけば、この対応させるのがいずれの歯先と頂部であっても、駆動軸の他の頂部に入力ギヤの歯先が必ず対応する。そのため、入力ギヤを所望の回転位相で容易に駆動軸に組み付けることができる。また、入力ギヤに噛合される出力ギヤは、入力ギヤと同じ歯数であり、出力ギヤは入力ギヤに対して1対1に対応した回転をするので、出力ギヤについても駆動軸の例えば1つの頂部に、出力ギヤの例えば1つの歯先を対応させることを容易に行うことができる。そして、従動軸の係合部の頂部の数は、出力ギヤの歯数の整数倍の数で形成されているので、出力ギヤの例えば1つの歯先と従動軸の係合部の例えば1つの頂部とを対応させると、この対応させるのがいずれの歯先と頂部であっても、他の歯先に頂部が必ず対応する。そのため、従動軸の係合部の頂部の回転位置に、出力ギヤの歯先の回転位置を介して出力ギヤの係合穴の谷部を容易に一致させることができる。これによって、出力ギヤと従動軸とを迅速に組み付けることができる。
請求項3に係る発明によれば、駆動軸、方向変換ギヤ機構、及び駆動アクチュエータが一つのユニットとして構成されているので、保管、搬送等の取り扱いが簡便となり、従動軸への組み付け作業を迅速におこなうことができる。
請求項4に係る発明によれば、出力ギヤの係合穴を平行配置された一対の従動軸の係合部に夫々組み付ける際に、係合穴と係合部との回転位相がずれているために組み付けることができないときにも、回転位相調節部で出力ギヤの係合穴の回転位相を修正することで、容易かつ迅速に組み付けることができる。
また、駆動軸の頂部の数であるnの整数倍の歯数で入力ギヤを形成しておくことによって、入力ギヤの例えば1つの歯先を駆動軸の例えば1つの頂部に対応させておけば、この対応させるのがいずれの歯先と頂部であっても、駆動軸の他の頂部に入力ギヤの歯先が必ず対応するため、駆動軸の両端に設けられる入力ギヤ同士の歯先の回転位置が常に一致し、入力ギヤを容易に駆動軸に組み付けることができる。
また、従動軸の係合部の頂部の数を、出力ギヤの歯数の整数倍の数で形成しておくことで、出力ギヤの例えば1つの歯先と従動軸の係合部の例えば1つの頂部とを対応させると、この対応させるのがいずれの歯先と頂部であっても、他の歯先に頂部が必ず対応する。そのため、一対の方向変換ギヤの出力ギヤ同士の歯先の回転位置を一致させることができるとともに、従動軸の係合部の頂部の回転位置に、出力ギヤの歯先の回転位置を介して出力ギヤの係合穴の谷部を容易に一致させることができる。
このように本願発明によると、平行配置された一対の従動軸の係合部の頂部の回転位置を予め互いに一致させておけば、夫々に係合される出力ギヤの歯先の回転位置を相互に一致させ、かつ出力ギヤの係合穴の谷部の回転位置を、従動軸の係合部の頂部の回転位置に一致させることが容易にできるので、出力ギヤと従動軸とを更に迅速に組み付けることができる。
請求項5に係る発明によれば、駆動軸の両端に設けられた方向変換ギヤ機構は、それぞれの入力ギヤ・出力ギヤの回転位相(例えば歯先の回転位置・係合穴の谷部の回転位置)が一致させられた状態で、剛性の高いリインフォースブラケットにより一体化され、従動軸との係合位置が、組み付けの際にぐらついたりずれたりすることがないので、平行配置された一対の従動軸にさらに容易に組み付けることができる。
請求項6に係る発明によれば、ユニットとなったギヤハウジングの係止部と、リインフォースブラケットの被係止部とは、駆動軸の軸方向に相対移動可能に係止されている。平行配置された一対の前記従動軸間のピッチにばらつきが生じていても、係止部と被係止部とを駆動軸の軸方向に相対移動させることで、当該ばらつきを吸収してユニットとなった駆動伝達装置を組み付けることができる。これによって、組み付けの作業効率を著しく向上させることができる。
請求項7に係る発明によれば、回転位相調節部は、従動軸の軸方向から調節可能に外部に露出しているので、特に一対の従動軸が平行配置されている場合、従動軸の軸方向から調節できるため、調節作業を容易に行うことができる。そして、シートスライド装置に適用した場合、従動軸(例えばスクリュシャフト)の軸方向から調節すると、シート本体や周辺機器が邪魔にならないため、調節作業を容易に行うことができる。
請求項8に係る発明によれば、車両用シートスライド装置において、アッパレール又はロアレールに回転自在に支持されたスクリュシャフトの係合部の頂部の回転位置を、例えば予め互いに一致させておけば、夫々に係合される出力ギヤの歯先の回転位置を相互に一致させ、かつ出力ギヤの係合穴の谷部の回転位置を、スクリュシャフトの係合部の頂部の回転位置に一致させることが容易にできるので、方向変換ギヤ機構をスクリュシャフトに迅速かつ容易に組み付けることができる。
本発明に係る伝達装置を車両用シートスライド装置に実施した実施例を図面に基づいて説明する。図1は、車両用シートスライド装置2を備えたシート1の斜視図であり、図2は車両用シートスライド装置2の側面図である。なお、本明細書中において使用する「前後、左右(幅・伝達シャフトの軸方向)、上下」の方向は、車両のそれを基準として記述する。
シート1は、図1に示すように、車両用シートスライド装置2を介して車両フロア5に対して前後方向に摺動自在に支持されたシートクッション3と、シートクッション3の後端部に支持されたシートバック4とを備える。車両用シートスライド装置2は、図2及び図3に示すように、いわゆるパワーシートで、ロアレール11、アッパレール12、従動軸としてのスクリュシャフト36、ナット部材31(図略)、減速手段としての減速装置90、駆動アクチュエータとしての駆動モータ47、方向変換ギヤ機構50、及びリインフォースブラケット46を有している。
ロアレール11は、図2及び図3に示すように、ロアレール11とフロア5にロアレール11を固定する固定ブラケット6とを有する。ロアレール11は前後方向に延在する長尺材で形成され、フロア5の左右に対で設けられる。ロアレール11は、断面略U字状に形成され、底壁部21、底壁部21の幅方向の両端から上側に延びる一対の側壁部22、及び側壁部22の上端から幅方向内側に曲成されてさらに下方に向かって折返された折返し壁部23を有している。各ロアレール11の対向する折返し壁部23の間には、上側に開口する開口部24が形成されている。
アッパレール12は、断面略逆U字状に形成され、天壁部26、天壁部26の幅方向の両側から下側に延びる一対の側壁部27、各側壁部27の下端から幅方向外側に曲成されて更に上側に折返された折返し壁部28を有している。これらの折返し壁部28は、ロアレール11の側壁部22及び折返し壁部23によって包囲されている。アッパレール12は、ロアレール11の側壁部22とアッパレール12の折返し壁部28との間に形成される空間に、それぞれ収容された図示しない摺動部材を介して、ロアレール11に対して前後方向に摺動自在に支持されている。アッパレール12の天壁部26の前後方向の両端部には、ロアアーム13を支持するブラケット14,15が取付けられている。このロアアーム13はシートクッション3の骨格を成すものであり、アッパレール12はロアアーム13を介してシートクッション3を支持する。
前記各ロアレール11の底壁部21には樹脂材から形成された略直方体形状のナット部材31が固定され、ナット部材31には前後方向に貫通するねじ部(雌ねじ)が形成されている(図2参照)。
ロアレール11及びアッパレール12の間には、金属材にて丸棒状に形成されるとともに、前後方向に延びる軸線を有するスクリュシャフト36が配置されている。スクリュシャフト36には、前記ナット部材31のねじ部と螺合するねじ部(図略)が略全体にわたって形成され、ねじ部の前端にはセレーションが設けられたセレーション係合部36bが形成されている(図4参照)。図4に示すように、セレーション係合部36bは、アッパレール12の前端から前側に向かって突出している。このセレーション係合部36bによって係合部が構成される。また、セレーション係合部36bは、断面が8つの頂部を持つ8角形状に形成されている。
スクリュシャフト36は、図示はしないが、アッパレール12に対して相対回転可能かつ軸方向に相対移動不能に支持されている。そして、スクリュシャフト36が回転すると、スクリュシャフト36はアッパレール12と一体的になって、ナット部材31(ロアレール11)に対して前後方向に移動する。
前記一対のアッパレール12は、その前端部において、左右方向に延在する連結ブラケット(リインフォースブラケット46)を介して連結されるとともに、このリインフォースブラケット46の長手方向の中央部には、駆動モータ47が取着されている(図3参照)。駆動モータ47には減速装置90が組付けられ、駆動モータ47の回転を減速させて出力する。減速装置90の上部には略H字型の板状の掛止め部45が固定され(図5参照)、この掛止め部45によってリインフォースブラケット46に組み付けられる(後述)。減速装置90には左右両方向に延在する駆動軸としての伝達シャフト48が駆動連結され、該伝達シャフト48は前記アッパレール12の前端部に固定された方向変換ギヤ機構50を介してスクリュシャフト36に駆動連結されている(図5参照)。この伝達シャフト48は、断面が四角形の棒状(4つの頂部を持つ四角形状)に形成されている。駆動モータ47が図略の給電ユニットにより電力が供給されて回転すると、その回転トルクは伝達シャフト48及び方向変換ギヤ機構50を介してスクリュシャフト36に伝達される。一方、リインフォースブラケット46は、断面形状が下方が開放したコ字状の長尺材からなり、前後方向に二つのサイドフランジ部46aを有する。リインフォースブラケット46は左右両端に方向変換ギヤ機構50を支承する固定部46bを有し、左右方向の右側に偏った途中には減速装置90及び駆動モータ47を固定する包囲部46cが設けられている(図5参照)。
固定部46bは、リインフォースブラケット46の各端部に夫々、左右方向に沿って貫設された2列のスリット部49を有する。これらのスリット部49には後述するギヤカバー71の係止爪70が係止される。これらのスリット部49により被係止部が構成され、係止爪70により係止部が構成される。両端のスリット部49の下方に位置する両側のサイドフランジ部46aには前後方向に抜かれた貫通孔44が夫々形成されている。ギヤカバー71には、その前後方向に貫通穴79が貫設され、この貫通穴79の軸心と前記貫通孔44の軸心とを一致させてボルト部材52によってリインフォースブラケット46に固定する。
包囲部46cには、図5に示すように、各サイドフランジ部46aに一対ずつ所定間隔離して包囲帯43が突設されている。この包囲帯43の丈は前記減速装置90の掛止め部45の厚みと略同一に形成され、包囲帯43を包囲するように屈曲させることで掛止め部45とダンパー42とをリインフォースブラケット46に固定するようになっている。ダンパー42は、ゴム等の弾性域を有する材料で形成され、天井壁部42aと側壁部42bと底縁部42cとを有している。天井壁部42aの上面はリインフォースブラケット46の内下面に当接し、天井壁部42aの上面に突設された円盤状突起41をリインフォースブラケット46の包囲部46c間に穿設された位置決め穴40に嵌合するようになっている。天井壁部42aの下面と側壁部42bの内面と底縁部42cの上面とにより、掛止め部45を挟持する。このように、減速装置90が、リインフォースブラケット46に弾性域を有するダンパー42を介して固定されるので、駆動モータ47及び減速装置90で生じる振動がリインフォースブラケット46に伝達されることを防止し、さらにはアッパレール12等を介してフロア5に伝達されることを防止することができる。
アッパレール12の前端部の下面には、板材からなるL字形のブラケット51がボルト部材38により組み付けられている(図4参照)。このブラケット51の屈曲する前端部分には、前記方向変換ギヤ機構50の外形を成すギヤハウジング53が保持されている。このギヤハウジング53は、樹脂材からなるケーシング54とギヤカバー71とを備えている(図6参照)。
ケーシング54は、図6に示すように、長方形の底壁部55と、幅方向(左右方向)に対向するように底壁部55に立設された一対の第1軸受壁部56,57と、前後方向に対向するように底壁部55に立設された一対の第2軸受壁部58,59とを有する。このケーシング54は、底壁部55と、第1軸受壁部56,57と、第2軸受壁部58,59とを一体的に有することで、上側に開口する箱形状を呈している。これらの第1及び第2軸受壁部56〜59は、底壁部55に片持ち支持される態様で相互に分離されている。また、第1軸受壁部56,57の底壁部55からの突出長さは、第2軸受壁部58,59のそれよりも長く設定されており、第1軸受壁部56,57の対向方向は、第2軸受壁部58,59の対向方向に直角に設定されている。
前記第1軸受壁部56,57は、段差60と、段差60よりも基端側の第1基端側壁部56a,57aと、段差60よりも先端側の第1先端側壁部56b,57bとを備えている。第1先端側壁部56b,57b間の間隔は、第1基端側壁部56a,57a間の間隔よりも大きい。第1先端側壁部56b,57bの先端には、先鋭なガイド片61が設けられている。前記第1基端側壁部56a,57aの位置と、第1先端側壁部56b,57bの位置とを段差60を介してオフセットしているのは、ケーシング54の成型用の金型を上下方向に抜けるようにするためである。
また、第1軸受壁部56,57には、段差60と対応する位置において円形の第1軸受面62がそれぞれ形成されている。これら第1軸受面62の中心軸線は、方向変換ギヤ機構50が前記ブラケット51を介してアッパレール12に保持された状態において、前記伝達シャフト48の軸線に一致する。
前記第2軸受壁部58,59は、前記第1軸受面62よりも下方に配置された段差63と、該段差63よりも基端側の第2基端側壁部58a,59aと、段差63よりも先端側の第2先端側壁部58b,59bとを備えている。第2先端側壁部58b,59bの間の間隔は、第2基端側壁部58a,59aの間の間隔よりも大きい。第2先端側壁部58b,59bの幅方向の中央部には、結合爪64が上方に向かって突設されている(図6及び図7参照)。前記第2基端側壁部58a,59aの位置と第2先端側壁部58b,59bの位置との段差63を介してオフセットしているのは、ケーシング54の成型用の金型を上下に抜けるようにするためである。
また、前記第2軸受壁部58,59には、段差63と対応する位置において円形の第2軸受面65がそれぞれ形成されている。これら第2軸受面65の中心軸線は、方向変換ギヤ機構50が前記ブラケット51を介してアッパレール12に保持された状態において、前記スクリュシャフト36の軸線に一致する。
前記第2軸受壁部58,59には、出力ギヤとしてのヘリカルギヤ66が回転可能に支持される。ヘリカルギヤ66の両端部には、図6及び図7に示すように、第2軸受面65の内径と同等の外径を有して第2軸受面65に摺接する円柱状の軸部66aが設けられている。ヘリカルギヤ66は両軸部間においてギヤ部66bを有し、そのギヤ部66bは前記両第2基端側壁部58a,59aの間に配置される。前記ヘリカルギヤ66の軸方向の両端面は、第2先端側壁部58b,59bの外側面と面一となっている。ヘリカルギヤ66の一方の端部には、軸方向に沿って8つの頂部を有するセレーションの係合穴66cが形成され(図7参照)、係合穴66cにはスクリュシャフト36のセレーション係合部(8つの頂部を持つ多角形状)36b(図4参照)が係合する。ヘリカルギヤ66の他方の端部には十字溝66dが刻設され(図6参照)、この十字溝66dにドライバ等(図略)の先端を係合させてヘリカルギヤ66を軸線回りに回転可能とすることで、スクリュシャフト36のセレーション形状とヘリカルギヤ66の係合穴形状の組み付け前の位置ずれ(回転位相)を調節する。この十字溝66dにより回転位相調節部が構成されている。
前記第1軸受壁部56,57には、入力ギヤとしてのウォームギヤ67が回転可能に支持される。ウォームギヤ67の軸方向の長さは、第1先端側壁部56bの外側面と、第1先端側壁部57bの外側面との間の距離と同じである。ウォームギヤ67の両端部には、第1軸受面62の内径と同等の外径を有して第1軸受面62に摺接する円柱状の軸部67aが設けられている。ウォームギヤ67は前記両軸部間においてギヤ部67bを有し、そのギヤ部67bは両第1基端側壁部56a,57aの間に配置されている。ウォームギヤ67の軸方向の両端面は対応する第1先端側壁部56b,57bの外側面と面一である。
ウォームギヤ67には、同ウォームギヤ67を軸方向に貫通する四角形の嵌合穴(駆動軸側嵌合穴)67cが形成され、嵌合穴67cには前記伝達シャフト48の先端部が嵌合する。これによって、伝達シャフト48とウォームギヤ67とは一体回転する。また、ウォームギャ67はヘリカルギヤ66と噛合する。ヘリカルギヤ66のギヤ部66bのねじれ角と、ウォームギヤ67のギヤ部67bのねじれ角とは、ヘリカルギヤ66の軸線とウォームギヤ67の軸線とが約90度の角度でケーシング54に組み付けられるように形成されている。
前記ギヤカバー71は、図7に示すように、長方形の蓋壁部72と幅方向に対向するように蓋壁部72に立設された一対の第1保持壁部73,74と、前後方向に対向するように蓋壁部72に立設された一対の第2保持壁部75,76とを有する。ギヤカバー71は、蓋壁部72と第1及び第2保持壁部73〜76とを一体的に有することで、下側に開口する蓋形状となっている。各蓋壁部72の上面には、前後方向に対向する一対の係止爪70が突設され、該係止爪70はリインフォースブラケット46の両端部に設けられた前記スリット部49に係合する。この係合によって、左右の方向変換ギヤ機構50が、リインフォースブラケット46に駆動モータ47及び減速装置90と共に、ユニットとして組み付けられる。前記第1保持壁部73,74の蓋壁部72からの突出長さは、第2保持壁部75,76の突出長さより短く設定されており、第1保持壁部73,74の対向方向は、第2保持壁部75,76の対向方向に直交するように配置されている。
ギヤカバー71がケーシング54に装着されたとき、第1保持壁部73,74の先端面が前記段差60に対向する(図7参照)。この状態において、第1保持壁部73,74の内側面がそれぞれ対応する第1基端側壁部56a,57aの内側面と面一になると共に、第1保持壁部73,74の外側面がそれぞれ対応する第1先端側壁部56b,57bの内側面と面一となる。第1保持壁部73,74には、段差60と対応する位置において半円形の第1保持面77がそれぞれ形成されている。このギヤカバー71がケーシング54に装着された状態において、第1保持面77は第1先端側壁部56b,57bの内側で前記ウォームギヤ67の軸部67cの上半分を回転可能に保持する。これにより、ウォームギヤ67の軸部67cは、ギヤ部67bに近い側の基端部において全周に亘って回転可能に支持される。
前記蓋壁部72には、第1保持壁部73,74の外側で該第1保持壁部73,74に沿って延びる一対のガイド壁部78が立設されている。ガイド壁部78と第1保持壁部73,74との間に第1先端壁部56b、57b(ガイド片61)が挿入されることで、ケーシング54に対するギヤカバー71の装着が案内される。
一方、ギヤカバー71がケーシング54に装着されたとき、図7に示すように、第2保持壁部75,76の先端面が前記段差63に対向する。この状態において、第2保持壁部75,76の内側面がそれぞれ対応する第2基端側壁部58a,59aの内側面と面一になると共に、第2保持壁部75,76の外側面がそれぞれ対応する第2先端側壁部58b,59bの内側面に面一となる。第2保持壁部75,76には、段差63と対応する位置において半円形の第2保持面81がそれぞれ形成されている。ギヤカバー71がケーシング54に装着された状態において、第2保持面81は、第2先端側壁部58b,59bの内側でヘリカルギヤ66の軸部66aの上側半分を回転可能に保持する。これにより、ヘリカルギヤ66の軸部66aは、ギヤ部66bに近い側の基端部において、全周に亘って回転可能に支持される。
図6及び図7に示すように、各第2保持壁75,76の先端部には、第2保持壁部75,76の幅方向の両端から互いに向かって折り返してなる一対の係止壁部82が形成されている。一対の係止壁部82と一方の第2保持壁部75との間に第2先端側壁部58bが挿入されるとともに、一対の係止壁部82と他方の第2保持壁部76との間に第2先端側壁部59bが挿入されることによって、前記結合爪64が係止壁部82の上端に係止される。これによって、ギヤカバー71はケーシング54から抜けないように固定される。係止壁部75,76の下部には、半円形状に切り欠かれた調節穴84が形成され、調節穴84によってヘリカルギヤ66の端部に形成された十字溝66dが外部に露出し、ケーシング54にギヤカバー71を装着させた状態でドライバ等が係合可能になっている。
また、ギヤカバー71の上部には、前後方向に貫通する貫通穴79が貫設され、貫通穴79には、ギヤカバー71がケーシング54に装着された状態において前記ボルト部材52が挿通される。挿通されたボルト部材52の先端部はアッパレール12に固定された前記ブラケット51の取付け穴51aに挿通される。そして、取付け穴51aから後方に突出するねじ部にナット部材(図略)が締結されることで、ギヤハウジング53はブラケット51に固定される。このようにして、ギヤハウジング53(方向変換ギヤ機構50)は、ブラケット51を介してアッパレール12に固定される。
次に、上記のように構成された駆動伝達装置の組み付け態様について説明する。まず、方向変換ギヤ機構50の組み立てについて以下に説明する。図6に示すように、ケーシング54に対してヘリカルギヤ66の軸線を前記第2軸受面65の中心軸線に一致させる態様で、ケーシング54の開口する上側から前記ヘリカルギヤ66を挿入する。このときヘリカルギヤ66は前記一対の第2軸受壁部58,59を外側に広げるように撓ませつつ、その両端部の軸部66aが第2軸受面65に挿入され、それによって一対の第2軸受壁部58,59に両軸部66aが支持される。
続いて、ケーシング54に対し、前記ウォームギヤ67の軸線を前記第1軸受面62の中心軸線に一致させる態様で、ケーシング54の開口する上側から前記ウォームギヤ67を挿入する。このとき、ウォームギヤ67は、前記一対の第1軸受壁部56,57を外側に広げるように撓ませつつ、その両端部の軸部67aが第1軸受面62に挿入されて一対の第1軸受壁部56,57に両軸部67aが支持される。同時にウォームギヤ67は前記ヘリカルギヤ66と噛合する。
続いて、前記ヘリカルギヤ66及びウォームギヤ67が支持された前記ケーシング54に対し、その開口する上側から前記ギヤカバー71を装着する。このとき、ギヤカバー71は、前記ガイド壁部78が第1先端側壁部56b,57b(ガイド片61)に案内されることで、ケーシング54への装着を案内される。また、前記係止壁部82の上端が前記結合爪64に係止されてギヤカバー71がケーシング54に固定される。前記第1保持面77は、第1先端側壁部56b,57bの内側で前記軸部67aの上側の半分を保持するとともに、前記第2保持面81は、前記第2先端側壁部58b,59bの内側で前記軸部66aの上側の半分を保持する。このように、ケーシング54に対して開口する上側からヘリカルギヤ66、ウォームギヤ67及びギヤカバー71を順次組み付ける。
次に、リインフォースブラケット46への組み付け態様を説明する。まず、駆動モータ47に組み付けられ一体となった減速装置90に伝達シャフト48を組み付ける。これは、図示はしないが、減速装置90の矩形状の出力穴に断面四角形の伝達シャフト48(図8参照)を嵌挿させることでおこなう。そして、伝達シャフト48の両端に組み立てられた左右の方向変換ギヤ機構50を組み付ける。これは、ウォームギヤ(入力ギヤ)67の四角形の嵌合穴67cに伝達シャフト48の先端部を夫々嵌合させることでおこなう。

次に、図5に示すように、ダンパー42を減速装置90に組み付ける。このときダンパー42は、円盤状突起41を上面にし、底縁部42cが左右方向に平行となるよう位置決めし、左右方向からスライドさせることによって、掛止め部45に組み付ける。次に、減速装置90(駆動モータ47)をダンパー42とともにリインフォースブラケット46に組み付ける。このとき、前記減速装置等と一体になったダンパー42をリインフォースブラケット46の包囲部46cに位置合わせし、リインフォースブラケット46の下方より嵌入させる。このとき、ダンパー42の円盤状突起41をリインフォースブラケット46の位置決め穴40に合致させ、ダンパー42を前後方向の両サイドフランジ部46aで挟んだ仮止め状態とする。一方、左右の方向変換ギヤ機構50をリインフォースブラケット46に組み付ける。このとき、方向変換ギヤ機構50の係止爪70を、リインフォースブラケット46の両端部に設けられたスリット部49に夫々位置決めし、そして係止爪70をスリット部49に挿入させることで方向変換ギヤ機構50をリインフォースブラケット46に係止させる。このとき、係止爪70の左右方向幅より、スリット部49の左右方向長さが大きく形成され、左右の方向変換ギヤ機構50の間のピッチが所定範囲で調整可能になっている。次に、前記仮止め状態となっていたダンパー42を、サイドフランジ部46aに突設された包囲帯43を内側に屈曲させることで、リインフォースブラケット46に固定する。このように、駆動モータ47、伝達シャフト48及び方向変換ギヤ機構50は、リインフォースブラケット46に組み付けられることで、1つのユニットとして取り扱われ、これらによって、駆動伝達装置が構成される。
次に、図4に示すように、上記ユニットとなった方向変換ギヤ機構50をアッパレール12に組み付ける。リインフォースブラケット46の固定部46bの貫通孔44と、左右の方向変換ギヤ機構50の貫通穴79と、アッパレール12の上面に固定されたブラケット51の取付穴51aとを一致させる状態とする。そして、上記状態とするのに併せてスクリュシャフト36のセレーション係合部36bにヘリカルギヤ(出力ギヤ)66の係合穴66cを係合させる。このとき、セレーション係合部36bの回転位相(例えばセレーションの頂部)と、係合穴66cの回転位相(例えば係合穴の谷部)とが相違している場合があるが、調節穴84側からドライバ等の先端部を十字溝66dに係合させ、図9に示すように、ヘリカルギヤ66を軸線回りに回転させることで、上記回転位相のずれを簡単に修正して係合させることができる。
一般に、左右のスクリュシャフト36のセレーション係合部36bの回転位相は、アッパレール12へのスクリュシャフト36の組み付け時に、ほぼ一致させてセッティングされる。そのため、左右のヘリカルギヤ66の回転位相を一致させておくことにより、一方の(例えば左側の)スクリュシャフト36に係合させると、他方の(右側の)スクリュシャフト36も係合穴66cとセレーション係合部36bの回転位相も一致しているので、容易かつ迅速に係合させることができる。組み付け時に何らかの原因によって係合穴66cとセレーション係合部36bの回転位相にずれが生じている場合があるが、その場合に、セレーションの頂部の数が多いときには、調節のためにヘリカルギヤ66をずらす位相角度が小さいので、ヘリカルギヤ66とウォームギヤ67との間のバックラッシの範囲で調節することができる。また、調整のためにずらす位相角度が大きい場合でも、一方(例えば左側の)ヘリカルギヤ66を回転させることで、伝達シャフト48が回転して他方(右側)のヘリカルギヤを回転させても、右側においても同様に十字溝66dにドライバ等の先端部を係合させて調節できるので、簡単に位相のずれを調節して係合させることができる。
次に、上記の貫通孔44と、貫通穴79と、取付穴51aとを一致させた状態で、各穴44、79、51aにボルト部材52を挿入し、図略のナットによりボルト部材52を締結することで、上記ユニット(駆動モータ47、伝達シャフト48及び方向変換ギヤ機構50)をアッパレール12に組み付ける。
次に、上記のように構成された駆動伝達装置の作動について図面に基づいて以下に説明する。まず、駆動モータ47を駆動させ、駆動モータ47の回転が減速装置90によって減速される。そして、その回転は、減速装置90の出力ギヤを貫通し、左右方向に回転軸線を有する伝達シャフト48に伝達される。伝達シャフト48が回転すると、伝達シャフト48の両端部に連結されている方向変換ギヤ機構50のウォームギヤ67が回転する。ウォームギヤ67が回転すると、噛合しているヘリカルギヤ66が前後方向に伸びる回転軸線に変更されて回転する。そして、ヘリカルギヤ66に連結しているスクリュシャフト36が回転すると、スクリュシャフト36のねじ部とナット部材31との間での相対回転が、前後方向における相対位置の変化に変換される。ナット部材31はロアレール11に固定されているので、ナット部材31に対してスクリュシャフト36(アッパレール12)が相対的に前後方向に移動する。これにより、シート1がフロア5に対して、前後方向の位置調節がなされる。また、スクリュシャフト36のねじ部とナット部材31の螺合は、シート1からアッパレール12に加わる前後方向の負荷に対してアッパレール12のロアレール11に対する摺動動作を規制し、シート1を所定位置に保持する。
上記のように構成された駆動伝達装置によれば、ヘリカルギヤ66には、外部に露出した十字溝66dが設けられているので、ヘリカルギヤ66の係合穴66cをスクリュシャフト36の係合部36bに組み付ける際に、係合穴66cと係合部36bとの回転位相がずれているために組み付けることができないときにも、十字溝66dでヘリカルギヤ66の回転位相を調節することで、容易かつ迅速に組み付けることができる。
また、伝達シャフト48の頂部の数である4の2倍の数である8の歯数でウォームギヤ67が形成されているので、図10に示すように、伝達シャフト48の1つの頂部aをウォームギヤ67の1つの歯先Iに対応させれば、伝達シャフト48の他の頂部b,c,dにはそれぞれウォームギヤ67の歯先III,V,VII,のいずれかが必ず対応する。そのため、左右のウォームギヤ67同士の歯先の回転位置が常に一致し、ウォームギヤ67を所望の回転位相で容易に伝達シャフト48に組み付けることができる。また、ウォームギヤ67に噛合されるヘリカルギヤ66は、ウォームギヤ67と同じ歯数であり、ヘリカルギヤ66はウォームギヤ67に対して1対1に対応した回転をするので、ヘリカルギヤ66についても伝達シャフト48の例えば1つの頂部に、ヘリカルギヤ66の例えば1つの歯先を対応させることを容易に行うことができる。そして、セレーション係合部36bの頂部の数8はヘリカルギヤ66の歯数8と同じに形成されているので、図11に示すように、ヘリカルギヤ66の1つの歯先(I)とセレーション係合部36bの1つの頂角Aとを対応させると、他の歯先(II)〜(VIII)にそれぞれセレーション係合部36bの頂部B〜Hのいずれかが必ず対応する。そのため、左右の方向変換ギヤ機構50のヘリカルギヤ66同士の歯先の回転位置(係合穴66c)を相互に一致させることが容易にできるとともに、スクリュシャフト36のセレーション係合部36bの例えば1つの頂部にヘリカルギヤ66の1つの歯先(係合穴66c)を容易に一致させることができる。このように本実施例によると、アッパレール12及びロアレール11にセットされた左右のスクリュシャフト36のセレーション係合部36bの回転位相(例えば頂部の回転位置)を予め一致させておけば、左右のヘリカルギヤ66の回転位相(例えば歯先の回転位置)を相互に一致させ、かつヘリカルギヤ66の係合穴66cの回転位相(例えば谷部の回転位置)を、スクリュシャフト36のセレーション係合部36bの回転位相(例えば頂部の回転位置)に一致させることが容易にできるので、さらに迅速に組み付け作業を行うことができる。この場合、ウォームギヤ67の歯数は、伝達シャフト(駆動軸)48の頂部の数の整数倍であり、ウォームギヤ67の歯数は、伝達シャフト(駆動軸)48の頂部の数の同数か大きい数となる。これによって、伝達シャフト(駆動軸)48の1つの頂部にウォームギヤ67の1つの歯先を対応させると、他の頂部にはそれぞれいずれかの歯先が対応する。同様に、セレーション係合部36bの頂部の数は、ヘリカルギヤ66の歯数と同数か大きいことが必要となる。
また、左右の方向変換ギヤ機構50は、それぞれのウォームギヤ67及びヘリカルギヤ66の回転位相が一致させられた状態で、剛性の高いリインフォースブラケット46により一体化されている。これによって、スクリュシャフト36との係合位置が組み付けの際にぐらついたりずれたりすることがないので、左右のレール11,12にセットされたスクリュウシャフト36にさらに容易に組み付けることができる。また、伝達シャフト48、方向変換ギヤ機構50、及び駆動モータ47が1つのユニットとしてまとまっているので、保管、搬送等の取り扱いが簡便となり、スクリュシャフト36への組み付け作業を迅速に行うことができる。
また、本実施例のように、シートスライド装置2に適用した場合、スクリュシャフト36の軸方向に十字溝66dを露出させることで、スクリュシャフト36の軸方向からの調節ができ、この軸方向からの調節にはシート本体や周辺機器が邪魔にならないため、調節作業を容易に行うことができる。
また、ユニットとなったギヤハウジング53の係止部(係止爪70)と、リインフォースブラケット46の被係止部(スリット部49)とは、左右方向に相対移動可能に係止されている。そのため、車両のフロア5に平行配置された左右のアッパレール12の間のピッチにばらつきが生じていても、係止部(係止爪70)と被係止部(スリット部49)とを左右方向に相対移動させることで、ばらつきを吸収してユニットとなった駆動伝達装置を組み付けることができる。これによって、組み付けの作業効率を著しく向上させることができる。
なお、リインフォースブラケット46により駆動伝達装置をユニットとしたが、これに限定されず、例えば、駆動モータ47、伝達シャフト48及び方向変換ギヤ機構50を一体に保持する連結ブラケットであればよい。
また、方向変換ギヤ機構50を、入力ギヤとしてのウォームギヤ67と、出力ギヤとしてのヘリカルギヤ66とを噛合させるものとしたが、これに限定されず、例えばヘリカルギヤ同士を噛合させたものでもよく、ウォームギヤとウォームホイールとの組み合わせでもよい。
また、回転位相調節部としての十字溝66dを、出力ギヤとしてのヘリカルギヤ66に設けるものとしたが、これに限定されず、例えば、入力ギヤとしてのウォームギヤの端部に設けてもよい。ウォームギヤをドライバ等で回転させることによって、ウォームギヤに噛合している出力ギヤを回転させて、回転位相のずれを調節することができる。また、回転位相調節部は十字溝66dに限定されず、回転させるために係合できるものであればよく、例えばマイナス溝、六角頭等でもよい。
また、出力ギヤ(ヘリカルギヤ66)とスクリュシャフト36との係合をセレーション係合によるものとしたが、これに限定されず、例えば、スプライン係合等、既知の回転位相規制係合方法を使用することができる。
また、駆動軸としての伝達シャフト48を断面四角形のものとしたが、これに限定されず、入力ギヤとしてのウォームギヤ67に相対回転を規制されて嵌合できるものであればよく、例えば、断面六角形でもよい。
また、ウォームギヤ67とヘリカルギヤ66の歯数を、伝達シャフト48の断面角数の4の2倍である8としたが、これに限定されず、例えば、同3倍である12でもよい。また、セレーション係合部の頂角数も、ヘリカルギヤ66の歯数と同じ8でなく、ヘリカルギヤ66の歯数の2倍の16でもよい。
また、回転位相調節部(十字溝66d)は、常に外部に露出している必要はなく、例えばギヤハウジングの調節穴に蓋を設け、調節が必要な場合に蓋を開けることにより露出するものでもよい。
また、本願の駆動伝達装置を車両用シートスライド装置に使用するものとしたが、これに限定されず、例えばシートリフタ装置等に使用することができる。
斯様に、上記した実施の形態で述べた具体的構成は、本発明の一例を示したものにすぎず、本発明はそのような具体的構成に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の態様を採り得るものである。
車両用パワーシートの駆動伝達装置をスライド機構のレールに組み付けるのに利用することができる。
本発明の実施形態を示す駆動伝達装置を装着した車両用シートの斜視図である。 同駆動伝達装置を車両用シート装置に実施した側面からの概要図である。 同駆動伝達装置を車両用シート装置に組み付けた斜視図である。 同駆動伝達装置を車両用シート装置に組み付ける前の状態を示す斜視図である。 同ユニット化される前の駆動伝達装置を示す斜視図である。 方向変換ギヤ機構の分解斜視図である。 方向変換ギヤ機構の断面図である。 駆動軸の断面形状を示す図である。 回転位相のずれた出力ギヤをセレーションの回転位相に合致させる様子を示す図である。 駆動軸と入力ギヤの嵌合状態を示す図である。 出力ギヤとスクリュシャフトの係合状態を示す図である。
2…シートスライド装置、5…フロア、11…ロアレール、12…アッパレール、31…ナット部材、36…従動軸(スクリュシャフト)、36b…係合部(セレーション係合部)、46…リインフォースブラケット、47…駆動アクチュエータ(駆動モータ)、48…駆動軸(伝達シャフト)、49…被係止部、50…方向変換ギヤ機構、53…ギヤハウジング、66…出力ギヤ(ヘリカルギヤ)、66c…係合穴、66d…回転位相調節部(十字溝)、67…入力ギヤ(ウォームギヤ)、67c…駆動軸側嵌合穴(嵌合穴)、70…係止部(係止爪)。

Claims (8)

  1. 駆動軸の回転を、該駆動軸の軸線に沿う方向とは異なる方向に延びる軸線を有する従動軸に、伝達する方向変換ギヤ機構を有する駆動伝達装置であって、
    前記方向変換ギヤ機構は、
    前記従動軸の軸端部に設けられた係合部に相対回転を規制されて係合する係合穴が設けられた出力ギヤと、
    前記駆動軸に相対回転規制されて組み付けられ、前記出力ギヤに噛合する入力ギヤと、
    噛合した前記出力ギヤ及び前記入力ギヤを回転自在に支承するギヤハウジングとを備え、
    前記出力ギヤ及び前記入力ギヤの少なくとも一方には、前記出力ギヤが前記従動軸に組み付けられる際に、前記従動軸の前記係合部の回転位相に対して出力ギヤの回転位相を合わせるための回転位相調節部が外部に露出して設けられていることを特徴とする駆動伝達装置。
  2. 請求項1において、前記駆動軸は、断面がn個の頂部を持つ多角形状に形成され、
    前記入力ギヤには、前記駆動軸に嵌合する駆動軸側嵌合穴が形成され、
    前記入力ギヤと出力ギヤとは、前記nの整数倍の同じ歯数で形成され、
    前記従動軸の係合部の断面が、前記出力ギヤの歯数の整数倍の頂部を持つ多角形状で形成されていることを特徴とする駆動伝達装置。
  3. 請求項1又は2において、前記駆動軸、前記方向変換ギヤ機構、及び前記駆動軸を駆動させる駆動アクチュエータが一つのユニットとして構成されていることを特徴とする駆動伝達装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項において、平行配置された一対の前記従動軸間に前記駆動軸を直交配置するとともに、各従動軸に対して夫々前記方向変換ギヤ機構を配したことを特徴とする駆動伝達装置。
  5. 請求項4において、前記駆動軸の軸方向に延在し、前記駆動軸、前記方向変換ギヤ機構の各々、及び前記駆動軸を駆動させる駆動アクチュエータを一つのユニットとして保持するリインフォースブラケットを有していることを特徴とする駆動伝達装置。
  6. 請求項において、前記方向変換ギヤ機構のギヤハウジングの上部には、係止部が形成され、前記リインフォースブラケットの両端部には、前記係止部に係止される被係止部が形成され、
    前記係止部と前記被係止部とは、上下方向及び前後方向の相対移動が規制され、かつ前記駆動軸の軸方向に所定範囲で相対移動可能に係止されるものであることを特徴とする駆動伝達装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項において、前記回転位相調節部は、前記従動軸の軸方向から調節可能に外部に露出していることを特徴とする駆動伝達装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の駆動伝達装置を具備し、
    前記従動軸を、車両フロアに固定される左右一対のロアレール、及びそれらロアレールに摺動自在に支持されるとともに車両用シートを支持する左右一対のアッパレールのうちの一方に夫々回転自在に支持されたスクリュシャフトとして適用し、
    前記駆動軸の回転を前記方向変換ギヤ機構を介して前記スクリュシャフトを従動回転させることにより、前記ロアレール及び前記アッパレールのうちの他方に固定されるとともに該スクリュシャフトに螺合されたナット部材を、該スクリュシャフトの軸方向に相対移動させて前記アッパレールを前記ロアレールに対して摺動可能としたことを特徴とする車両用シートスライド装置。
JP2009078562A 2009-03-27 2009-03-27 駆動伝達装置及び車両用シートスライド装置 Expired - Fee Related JP5446373B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009078562A JP5446373B2 (ja) 2009-03-27 2009-03-27 駆動伝達装置及び車両用シートスライド装置
AT10157773T ATE510725T1 (de) 2009-03-27 2010-03-25 Antriebskraft-übertragungsvorrichtung und fahrzeugsitzverschiebungsvorrichtung
EP10157773A EP2233347B1 (en) 2009-03-27 2010-03-25 Driving force transmitting device and vehicle seat slide device
CN201010141865.1A CN101846154B (zh) 2009-03-27 2010-03-25 驱动力传递装置和车辆座椅滑动装置
PL10157773T PL2233347T3 (pl) 2009-03-27 2010-03-25 Urządzenie przekazujące siłę napędową oraz urządzenie przesuwne fotela pojazdu
US12/732,621 US8256822B2 (en) 2009-03-27 2010-03-26 Driving force transmitting device and vehicle seat slide device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009078562A JP5446373B2 (ja) 2009-03-27 2009-03-27 駆動伝達装置及び車両用シートスライド装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010228597A JP2010228597A (ja) 2010-10-14
JP5446373B2 true JP5446373B2 (ja) 2014-03-19

Family

ID=42236544

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009078562A Expired - Fee Related JP5446373B2 (ja) 2009-03-27 2009-03-27 駆動伝達装置及び車両用シートスライド装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US8256822B2 (ja)
EP (1) EP2233347B1 (ja)
JP (1) JP5446373B2 (ja)
CN (1) CN101846154B (ja)
AT (1) ATE510725T1 (ja)
PL (1) PL2233347T3 (ja)

Families Citing this family (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7455343B2 (en) * 2005-09-12 2008-11-25 Ts Tech Co., Ltd. Passenger's weight measurement device for vehicle seat and attachment structure for load sensor
JP5381311B2 (ja) * 2009-05-15 2014-01-08 アイシン精機株式会社 車両用シート装置のスクリュ構造
CN102510817A (zh) * 2009-09-04 2012-06-20 爱信精机株式会社 车辆用座椅滑动装置
DE102010001847A1 (de) * 2010-02-11 2011-08-11 Brose Fahrzeugteile GmbH & Co. Kommanditgesellschaft, Coburg, 96450 Spindelgetriebe mit Verstärkung
JP5662056B2 (ja) * 2010-05-24 2015-01-28 シロキ工業株式会社 パワースライド装置
JP5690093B2 (ja) * 2010-07-29 2015-03-25 ジョンソン コントロールズ テクノロジー カンパニーJohnson Controls Technology Company 乗り物用シート構造
FR2973747B1 (fr) * 2011-04-05 2013-05-03 Faurecia Sieges Automobile Entretoise et profile pour glissiere de siege de vehicule automobile
DE102012017525B4 (de) * 2011-09-10 2022-04-28 Volkswagen Aktiengesellschaft Verfahren zur umformenden Herstellung eines Zahnrads mit Außenverzahnung, sowie nach diesem Verfahren herstellbares Zahnrad mit Außenverzahnung
FR2981017B1 (fr) * 2011-10-11 2014-04-25 Faurecia Sieges Automobile Glissiere pour siege de vehicule automobile
JP6108783B2 (ja) * 2012-01-24 2017-04-05 シロキ工業株式会社 パワーシートスライド装置
JP5919916B2 (ja) * 2012-03-16 2016-05-18 富士ゼロックス株式会社 駆動伝達構造、現像剤搬送装置及び画像形成装置
JP2013204668A (ja) * 2012-03-28 2013-10-07 Shiroki Corp ギヤボックス
DE102012207129A1 (de) 2012-04-27 2013-10-31 Robert Bosch Gmbh Getriebespindel sowie Spindelgetriebe, sowie Verfahren zum Herstellen einer Getriebespindel
EP2730456B1 (de) * 2012-11-07 2017-04-26 IMS Gear SE & Co. KGaA Antrieb einer Sitzverstelleinrichtung für Kraftfahrzeuge
DE102013202327B3 (de) * 2013-02-13 2014-06-05 Brose Fahrzeugteile Gmbh & Co. Kg, Coburg Verstellsystem für einen Fahrzeugsitz
JP6140545B2 (ja) * 2013-06-20 2017-05-31 トヨタ紡織株式会社 乗物用シートのパワースライド装置
DE102013217634A1 (de) * 2013-09-04 2015-03-05 Brose Fahrzeugteile Gmbh & Co. Kg, Coburg Getriebegehäuse
JP6253937B2 (ja) * 2013-09-30 2017-12-27 トヨタ紡織株式会社 乗物用シート
JP6297453B2 (ja) * 2014-08-28 2018-03-20 トヨタ紡織株式会社 乗物用シート
JP6529753B2 (ja) * 2014-08-30 2019-06-12 株式会社デルタツーリング パワーシートスライド装置及び乗物用シート
FR3028812B1 (fr) * 2014-11-26 2016-12-23 Faurecia Sieges D'automobile Systeme comprenant une glissiere de siege de vehicule automobile et un support destine a y etre fixe
US9840167B2 (en) * 2015-06-30 2017-12-12 AISIN Technical Center of America, Inc. Power seat with complete walk-in system
JP6761167B2 (ja) * 2016-07-29 2020-09-23 株式会社今仙電機製作所 シートスライド装置
JP6756948B2 (ja) * 2016-09-26 2020-09-16 デルタ工業株式会社 パワーシートスライド装置
JP7275997B2 (ja) * 2019-08-26 2023-05-18 トヨタ紡織株式会社 ギアボックス
CN114945762B (zh) * 2020-01-09 2024-08-13 石通瑞吉控制装置公司 用于传动系统组件的致动器模块
JP7457233B2 (ja) * 2020-02-05 2024-03-28 株式会社今仙電機製作所 パワーシートのギヤボックス
US11731535B2 (en) 2020-11-09 2023-08-22 Ford Global Technologies, Llc Vehicular system capable of adjusting a passenger compartment from a child care arrangement to a second arrangement
US11904732B2 (en) 2020-11-09 2024-02-20 Ford Global Technologies, Llc Vehicular system capable of adjusting a passenger compartment from a first arrangement to a child care arrangement
US11772519B2 (en) 2020-11-09 2023-10-03 Ford Global Technologies, Llc Vehicular system capable of adjusting a passenger compartment from a first arrangement to a child seat arrangement
US12077068B2 (en) 2020-11-09 2024-09-03 Ford Global Technologies, Llc Authorization-based adjustment of passenger compartment arrangement
US11772517B2 (en) 2020-11-09 2023-10-03 Ford Global Technologies, Llc Vehicular system capable of adjusting a passenger compartment from a child seat arrangement to a second arrangement
US11772520B2 (en) 2020-11-09 2023-10-03 Ford Global Technologies, Llc Remote notification and adjustment of a passenger compartment arrangement
FR3125987A1 (fr) * 2021-08-04 2023-02-10 Faurecia Sièges d'Automobile Système de réglage motorisé de siège de véhicule

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3653818B2 (ja) * 1995-09-22 2005-06-02 アイシン精機株式会社 駆動装置
JP4230979B2 (ja) * 2003-11-28 2009-02-25 アスモ株式会社 シート駆動用モータおよびパワーシート装置
JP4661316B2 (ja) * 2005-04-08 2011-03-30 アイシン精機株式会社 車両用パワーシートスライド装置
JP5055918B2 (ja) * 2006-09-28 2012-10-24 アイシン精機株式会社 パワーシートスライド装置
WO2008087947A1 (ja) 2007-01-19 2008-07-24 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha 伝達装置及び車両用パワーシートスライド装置
EP1972488B1 (en) 2007-03-23 2010-12-22 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Vehicle seat slide device
JP5194515B2 (ja) 2007-03-29 2013-05-08 アイシン精機株式会社 車両用パワーシート装置の駆動装置
FR2928880B1 (fr) * 2008-03-20 2011-02-11 Faurecia Sieges Automobile Soubassement de siege de vehicule et siege de vehicule comprenant un tel soubassement
JP5195159B2 (ja) 2008-08-26 2013-05-08 アイシン精機株式会社 車両用シートのスライド装置

Also Published As

Publication number Publication date
ATE510725T1 (de) 2011-06-15
JP2010228597A (ja) 2010-10-14
PL2233347T3 (pl) 2011-10-31
CN101846154A (zh) 2010-09-29
US8256822B2 (en) 2012-09-04
EP2233347A1 (en) 2010-09-29
EP2233347B1 (en) 2011-05-25
US20100242650A1 (en) 2010-09-30
CN101846154B (zh) 2014-04-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5446373B2 (ja) 駆動伝達装置及び車両用シートスライド装置
JP4968265B2 (ja) 伝達装置及び車両用パワーシートスライド装置
EP1972488B1 (en) Vehicle seat slide device
EP2650561B1 (en) Output member and multi-shaft drive device
JP2011033096A (ja) パワーシートの減速装置
JP5934694B2 (ja) 多軸駆動装置
JP2010276032A (ja) パワーシートの減速装置
JP4831302B2 (ja) 車両用パワーシートスライド装置
JP2011106227A (ja) 車両用ドア開閉装置
JP2008265735A (ja) 車両用シートスライド装置
JP2019089498A (ja) シートスライド装置
JP4579096B2 (ja) パワーシートのギヤボックス
JP5551398B2 (ja) 車両用シートのスライド構造
JP4645875B2 (ja) パワースライド機構
JP5551401B2 (ja) 車両用シートのスライド構造
JP2003065419A (ja) スライド機構及びシート用のパワースライド装置
JP2006342909A (ja) 回転体連結構造及び電動ドアミラー装置
JP4737491B2 (ja) シート用のパワースライド装置
JP2011094686A (ja) 動力伝達機構
JP6138732B2 (ja) 2軸減速装置
JP6761167B2 (ja) シートスライド装置
US20070142117A1 (en) Shaft to socket connection having an interference fit
JP2010261514A (ja) 歯車減速機
JP2019089499A (ja) シートスライド装置
JP2019089500A (ja) シートスライド装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120214

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130717

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130723

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130909

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131203

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131216

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5446373

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees