JP5445375B2 - 画像形成装置、画像形成条件調整方法、プログラム及び記録媒体 - Google Patents

画像形成装置、画像形成条件調整方法、プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、電子写真方式で画像を形成する画像形成装置及び画像形成条件調整方法に関し、より詳しくは、カラー画像のように、複数の構成色(フルカラーの場合には、普通、KMCYの各色を用いる)ごとに形成されるトナー像を重ね合わせ転写紙に画像出力を行う際に、各構成色のトナー画像間に生ずるずれを補正するための機能を備えた画像形成装置及び画像形成条件調整方法に関する。
電子写真方式でカラー画像の出力が可能な複写機、プリンタなどの画像形成装置において、近年、感光体と現像装置をK(ブラック)、M(マゼンタ)、C(シアン)、Y(イエロー)のカラー構成色ごとに備え、各感光体上に2次元走査露光によって生成した潜像をトナーで現像することで各色のトナー画像を形成し、各色のトナー画像を順次転写して転写紙上にカラー画像を記録するタンデム方式の画像形成装置が主流となってきている。
このような画像形成装置において、各感光体(K、M、C、Y)上に現像ユニットにより形成されるトナー画像を転写装置により転写紙上に転写する方式として、直接転写と間接転写の2方式が知られている。直接転写方式は、転写ベルトで搬送する転写紙上に各感光体からトナー画像を直接転写するものである。他方、間接転写方式は、中間転写体としての転写ベルトに各感光体からトナー画像を転写し、重ね合わせた転写ベルト上の画像を2次転写装置により転写紙上に一括転写するものである。
この外に、直接及び間接転写方式を併用する、所謂ハイブリッド構成の転写方式を採用する画像形成装置も存在する。ハイブリッド構成の転写方式では、普通、K色を単独で直接転写方式で出力可能にし、カラー出力は、K色以外のカラー構成色を中間転写体に形成し、転写紙上でK色と重ね合わす方法をとっている。このようなハイブリッド構成の転写方式によると、例えば、K単色で直接転写方式の出力が可能になり、モノクロ出力を効率化できる利点からも、その有用性が認められている。
ところで、タンデム方式でカラー画像を形成する上述した公知の画像形成装置において、複数色間の色ずれは不可避であり、生じる色ずれの補正が従来から行われている。なお、ハイブリッド構成の転写方式においては、フルカラー画像の場合に両転写方式間で比較的大きな色ずれが生じることが想定され、この点を考慮しなければならないので、補正の必要性はより重い。
色ずれの補正は、各色の画像を形成する際に色ずれを無くすために画像形成条件を調整する方法によるもので、次の手順で行われる。先ず、形成する各色の画像間に生じるずれ量を実際に求めるために、像担持体に調整用(「補正用」ともいう)パターンを書き込み、トナー画像を形成する。なお、ハイブリッド構成の転写方式における直接転写では、感光体から直接転写を受ける転写紙の搬送はベルトで行われるが、このベルト上に感光体等からのトナー画像を転写、坦持し得る、つまり間接転写系の中間転写ベルトと同等の機能を持ち、転写される色ずれ補正時に全部の色の補正用パターンの合成を可能とする(後記図1〜4の説明、参照)。
次に、1つの像担持体上で合成される各色の補正用パターンを画像読取手段で読み取ることで色ずれ量を検知し、次いで、色ずれの検知量をもとに色ずれを無くす補正を行う。この補正は、デジタル化された電子写真方式の画像形成装置においては、主・副の2次元走査によってラスタ形式の画像を形成するので、この走査方向に合わせて補正用パターンの画像読み取りを行い、得られる画像データをもとに色ずれを主・副の各走査方向のずれ量として検知し、求めた検知結果に応じて画像位置を調整する方法による。具体的には走査方式で感光体へラスタ形式の画像を書込むときに、主・副の各走査方向の色ずれの検知結果を各走査方向における書込開始のタイミングの調整に反映させる形をとる。
また、上述の方法で色ずれ補正をする際、補正用パターンを形成する像担持体にキズや異物等の欠陥があると、画像読取手段により読み取った補正用パターン画像にノイズとして混入することになり、その影響により色ずれ補正を誤らせる。
こうした像担持体の欠陥に起因するノイズの影響をなくし、色ずれ補正を確実に行うための手段を講じた従来技術として、例えば、特許文献1を示すことができる。特許文献1では、色ずれ補正において補正パターンを形成した中間転写ベルト上に付着する紙粉などの異物があった場合でも、中間転写ベルトを読み取った画像データ中にある色ずれ補正パターンとキズ、異物等を見分け、つまり、色ずれ補正パターンを見分けるために予め定められた閾値から外れるデータを異常データと判定し、判定された異常データを除いて色ずれデータを正常化し、正常化したデータに基づいて色ずれ補正を行っている。
しかしながら、特許文献1に記載された画像形成装置は、補正パターンを形成した中間転写体上の画像を読み取ったデータに対するデータ処理でノイズを除去するので、中間転写体に形成する補正パターンの違い、或いは転写体の欠陥の多様性により補正パターンデータからノイズとしての異常データを精度よく判別することが難しく、キズや異物を補正パターンと誤認識したり、正常な補正データを除去してしまったりする恐れがあり、色ずれ補正における補正精度が低下してしまう問題がある。
本発明は、上述の従来技術の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、直接転写方式と間接転写方式のハイブリッド構成を採用する画像形成装置において、中間転写体、直接転写体等の像担持体の欠陥に起因するノイズの影響をなくし、色ずれの補正精度の安定化を図ることにある。
本発明は、ラスタ走査形式の露光法を用いて電子写真方式によりトナー画像を形成する第1及び第2画像形成ユニット、前記画像形成ユニットによって各々形成されるトナー画像をそれぞれの像担持体である第1及び第2像担持体に転写する第1及び第2転写手段、前記第1及び第2像担持体が担持するトナー画像を一方から他方に転写し画像を重ね合わす第3転写手段、前記各画像形成ユニット及び前記各転写手段の動作を変更することにより画像出力を制御する制御手段を有する画像形成装置であって、前記第1及び第2画像形成ユニットの画像形成条件の調整時に、各画像形成ユニットによって形成され、前記第1及び第2像担持体によって担持される色ずれ補正用パターン画像をラスタ方向に連なるデータとして読み取るための第1及び第2転写画像読取手段と、前記第1及び第2転写画像読取手段によって読み取られた画像データをもとにそれぞれの像担持体である第1及び第2像担持体の欠陥に起因するノイズの有無を検知するノイズ検知手段を備えるとともに、前記制御手段は、前記色ずれ補正用パターン画像の出力を行わせ、前記ノイズ検知手段による前記色ずれ補正用パターン画像の検知結果が、第1及び第2像担持体のどちらか一方のみにノイズがあるという結果であった場合に、ノイズのない他方の像担持体に両方の色ずれ補正用パターン画像を重ね合わせて担持させる転写を前記第3転写手段の動作によって行わせる制御機能と、像担持体上で重ね合わされた前記両方の色ずれ補正用パターン画像を前記転写画像読取手段によって読み取り、得られる画像データをもとに色ずれを補正する画像出力の制御条件を調整する機能を備えたことを特徴とする。
本発明は、ラスタ走査形式の露光法を用いて電子写真方式によりトナー画像を形成する第1及び第2画像形成ユニット、前記画像形成ユニットによって各々形成されるトナー画像をそれぞれの像担持体である第1及び第2像担持体に転写する第1及び第2転写手段、前記第1及び第2像担持体が担持するトナー画像を一方から他方に転写し画像を重ね合わす第3転写手段、前記各画像形成ユニット及び前記各転写手段の動作を変更することにより画像出力を制御する制御手段を有する画像形成装置における前記第1及び第2画像形成ユニットの画像形成条件を調整する画像形成条件調整方法であって、前記各画像形成ユニットによって各々色ずれ補正用パターン画像を形成する色ずれ補正用パターン画像形成工程と、前記色ずれ補正用パターン画像形成工程で形成された各色ずれ補正用パターン画像をそれぞれの像担持体である第1及び第2像担持体に転写する色ずれ補正用パターン画像転写工程と、前記色ずれ補正用パターン画像転写工程で転写されて第1及び第2像担持体が担持する色ずれ補正用パターン画像をラスタ方向に連なるデータとしてそれぞれ読み取る第1画像読取工程と、前記第1画像読取工程で読み取られた画像データをもとにそれぞれの像担持体である第1及び第2像担持体の欠陥に起因するノイズの有無を検知するノイズ検知工程と、前記ノイズ検知工程による前記色ずれ補正用パターン画像の検知結果が、第1及び第2像担持体のどちらか一方のみにノイズがあるという結果であった場合に、前記第3転写手段を動作させて、ノイズのない他方の像担持体に両方の色ずれ補正用パターン画像を重ね合わせて担持させる重ね合わせ転写工程と、前記重ね合わせ転写工程により像担持体上で重ね合わされた前記両方の色ずれ補正用パターン画像をラスタ方向に連なるデータとして読み取る第2画像読取工程と、前記第2画像読取工程で読み取られた画像データをもとに色ずれを補正する画像出力の制御条件を調整する工程を有することを特徴とする。
本発明によれば、直接転写方式と間接転写方式のハイブリッド構成を採用する画像形成装置において、中間転写体や直接転写体のキズや異物等の欠陥によるノイズの影響を受けることがないので、補正用パターンの誤検知を回避でき、色ずれの補正精度を安定に保つことができる。
本発明の実施形態に係わる直接転写・間接転写のハイブリッド構成の1例を概略的に示す図である。 直接転写系だけを用いる場合に、使用しない間接転写系を離間させる手段の1例を示す図である。 図2と同様の目的を持つ手段の他の例を示す図である。 色ずれ補正時に形成される補正用パターンのトナー画像に対して行う転写動作を説明する図である。 直接転写系の直接転写ベルト上に形成されるK色の補正用パターンのトナー画像の例を示す図である。 間接転写系の中間転写ベルト上に形成されるC,M,Y色の補正用パターンのトナー画像の例を示す図である。 中間転写ベルト上に合成されるK色とC,M,Y色の補正用パターンのトナー画像の例を示す図である。 直接転写ベルト上に合成されるK色とC,M,Y色の補正用パターンのトナー画像の例を示す図である。 転写ベルト上に合成される補正用パターンのトナー画像を読み取るための画像読取手段を設けた転写部の構成を示す図である。 色ずれ補正の動作に係る処理系の構成の1例を示す機能ブロック図である。 転写面上の画像(補正用パターンとベルトキズ)と画像読取手段(センサ)の関係及びセンサによるパターン検知信号を説明する図である。 転写体のノイズの影響が回避可能な色ずれ補正の手順を示す制御フローの1例を示す図である。 直接転写ベルトの交換検知センサの1例を示す図である。
本発明に係る画像形成装置の実施形態を添付する図面に基づき説明する。
本発明は、電子写真方式で転写紙(以下「用紙」とも言う)に画像を形成し出力が可能な複写機、プリンタなどの画像形成装置に係り、感光体への潜像の書き込みは、画像データをもとに発光が制御されるLD(Laser Diode)ビームによる主・副の2次元走査により行い、ラスタ形式のトナー画像を形成する。また、フルカラーの画像出力を可能とし、このために所謂タンデム型でカラー構成色のKMCYの色ごとにトナー画像を形成する。色ごとに形成されるトナー画像は、直接転写方式と間接転写方式のハイブリッド構成を採用して、単色、複数色及びフルカラーの画像出力に対応する。
本発明の目的は、各種の画像出力を行う際の画像転写に用いる転写体の欠陥に起因して生じるノイズの影響をなくすことにあり、そのために行う後述する画像(色ずれ補正用パターン)の操作は、上記ハイブリッド構成を前提とする。
[直接転写・間接転写のハイブリッド構成と基本動作]
そこで、先ず前提とする直接転写方式と間接転写方式のハイブリッド構成とその基本動作について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係わる直接転写・間接転写のハイブリッド構成の1例を概略的に示す図である。なお、図1は、カラー構成色のKMCYの色ごとに感光体に形成されたトナー画像を1枚の用紙に単色、複数色及びフルカラーの各画像として出力することを可能にする画像の転写の過程に係る手段を中心に示すもので、他の画像形成に必要な部分は省略されている。
図1において、感光体上に形成されたトナー画像を直接転写する系は、単色(この例ではK色)の画像出力に用いられる部分で、ベルト搬送ローラ7に巻きかけられた直接転写ベルト9と、K色のトナー像が形成される感光体1と、感光体1上のトナー像の転写に用いる転写ローラ2と後述する中間転写ベルト6との間でトナー画像の転写を行うための2次転写バイアス付与手段16を有する。
また、感光体上に形成されたトナー画像を間接転写する系は、複数色(この例ではM、C、Yの各色)の画像出力に用いられる部分で、M、C、Yの各色のトナー像がそれぞれ形成される感光体3,4,5と、ベルト搬送ローラ群に巻きかけられた中間転写ベルト6であり、感光体3,4,5上のトナー像が転写される転写ローラ2と、上述の2次転写バイアス付与手段16に対向し、中間転写ベルト6との間でトナー画像の転写を行うための2次転写ローラ8を有する。
なお、各感光体1,3,4,5は、基本的にはどの色であっても構わない。ただ、直接転写系には、単色の画像出力に多く用いる色を設定することで、その利点をより有効化することができる。
図1のハイブリッド構成によってフルカラー画像を出力するときの動作を説明する。
K色のトナー画像は、K色用の画像データで発光が制御されるLDビームにより回転(副走査)するドラム状の感光体1の感光面を一定周期で主走査して潜像を書き込み、トナーで現像し形成され、形成された感光体1上のトナー像は、直接転写方式で転写ローラ2の地点で直接転写ベルト9によって搬送される用紙(不図示)に転写される。
他方、Y,M,Cの各トナー画像は、Y,M,C色用の各画像データで発光がそれぞれ制御されるLDビームにより回転(副走査)するドラム状の各色に対応する感光体3,4,5の感光面にK色のトナー画像と同様に形成され、形成された感光体3,4,5上の各トナー像は、中間転写体としての中間転写ベルト6に転写され、このとき中間転写ベルト6で1枚の再生画像として重ね合わされる。この後、中間転写ベルト6上のY,M,C色の合成画像は、2次転写バイアス付与手段16を設けた地点で直接転写ベルト9によって搬送されるK色のトナー画像が既に載った用紙(不図示)に転写され、1枚のフルカラーの再生画像として重ね合わされる。
図1のハイブリッド構成によってフルカラー以外のカラー画像を出力するときの動作は、K,M、C、Yの各色の中から任意の複数の組み合わせでカラー画像を合成する。この場合、使用しない色のトナー画像の形成に係る部分を作動させないが、この点を除けば、基本的にフルカラー画像を出力するときの動作と変わらない。
図1のハイブリッド構成によって単色の画像出力を行うときの動作は、このトナー画像の形成に間接転写する系を用いるM、C、Yの各色の中から任意の単色が選ばれる場合、使用しない色のトナー画像の形成に係る部分を作動させない点を除けば、基本的にフルカラー画像を出力するときの動作と変わらない。
ただ、トナー画像を直接転写する系を単色の画像出力に用いる、つまり、この例では、Kによる単色の画像出力を行う場合、M、C、Yの各色に用いる間接転写系は不要となる。したがって、この不要な間接転写系が単色の画像出力を行う直接転写系の妨げにならないようにすることが望ましい。
このため、間接転写系を用いるときに用紙に転写可能な位置まで中間転写ベルト6に接近させることにより作動状態におく2次転写バイアス付与手段16もしくは2次転写ローラ8を、単色の画像出力を行う直接転写系だけを用いる場合には、離間させる必要がある。
図2及び図3は、単色の画像出力を行う直接転写系だけを用いる場合に直接転写系に対して使用しない間接転写系を離間させる手段の異なる例を示す図である。
図2に示す例は、直接転写系のベルト搬送ローラ7の設置を変更するもので、同図中の矢印30に示すように2次転写バイアス付与手段16もしくは2次転写ローラ8と中間転写ベルト6とが接近する位置(図中に破線で示す)と離間する位置(図中に実線で示す)に設置を変更できるようにし、直接転写系だけを用いる場合に間接転写系に対して直接転写系を離間させる。
また、図3に示す例は、間接転写系の2次転写ローラ8の設置を変更するもので、同図中の矢印40に示すように2次転写ローラ8と中間転写ベルト6とが接近する位置(図中に破線で示す)と離間する位置(図中に実線で示す)に設置を変更できるようにし、直接転写系だけを用いる場合に直接転写系に対して間接転写系を離間させる。
なお、図2及び図3の構成は、機体レイアウト上の都合等により、どちらか一方もしくは両方の構成を選択できるようにする。
[補正用パターン画像の画像形成・合成]
ここで、図1を参照して上記で説明したハイブリッド構成のトナー像の転写部が、後記で詳述する色ずれ補正に係る動作を行う時に補正用パターンとして形成されるトナー画像に対して行う動作について説明する。この動作は、選択される1つの像担持体上で各色の補正用パターンを合成する際に行うもので、用紙へ通常行う転写とは異なる動作が含まれる。
1つは、直接転写系で形成する単色のトナー画像を通常行う用紙への転写としないで、直接転写ベルト9への転写とすることである。このため、直接転写ベルト9は、用紙への通常の画像出力時に用紙を搬送する機能を持つだけではなく、間接転写系の中間転写ベルト6と同等の機能、即ちベルト面上にトナー画像の転写を受けることができる機能を持つ。
もう1つは、各色の補正用パターンの合成画像を担持するために選択された像担持体が間接転写系の中間転写ベルト6である場合に、用紙への通常の合成画像出力とは異なる動作で転写を行う(後述する図4(C)の動作)ことになる。
図4は、色ずれ補正時に形成される補正用パターンのトナー画像に対して行う転写動作を説明する図である。
図4(A)は、図1のハイブリッド構成のトナー像の転写部における直接転写系と間接転写系の接合部を切り取った形で示す図である。同図の間接転写系の中間転写ベルト6上には、C,M,Y色それぞれのトナー像を形成する感光体3,4,5から各色の補正用パターン画像17の転写を受けてその画像が担持され、直接転写系の直接転写ベルト9上には、K単色のトナー像を形成する感光体1からK色の補正用パターン画像18の転写を受けてその画像が担持されて、直接転写系と間接転写系の接合点で両方の補正用パターン画像17,18が合成される。
図4(B)は、直接転写系の直接転写ベルト9が全部の色の補正用パターン画像を合成する像担持体として選択された場合の転写動作を説明する図である。直接転写系と間接転写系の接合部で転写が可能な状態に接近した状態の一方の転写ベルトから他方の転写ベルトへの転写の操作を2次転写ローラ8と2次転写バイアス付与手段16とが行う。この場合、図4(B)に示すように、補正用パターン画像におけるトナーの帯電極性がプラスであれば、2次転写バイアス付与手段16にてマイナスの電荷を発生させる。こうすると、補正用パターン画像17及び補正用パターン画像18は、電荷の引力により、直接転写ベルト9上へ合成パターン画像として転写される。なお、この転写の操作は、用紙への通常の合成画像出力と同じである。
図4(C)は、間接転写系の中間転写ベルト6が全部の色の補正用パターン画像を合成する像担持体として選択された場合の転写動作を説明する図である。この場合、図4(C)に示すように、補正用パターン画像におけるトナーの帯電極性がプラスであれば、2次転写バイアス付与手段16にてプラスの電荷を発生させ、この点が図4(B)の動作と異なる。こうすると、補正用パターン画像17,18は、電荷の反発力により、中間転写ベルト6上へ合成パターン画像として転写される。この転写の操作は、用紙への通常の合成画像出力と異なる。
なお、図4(B),(C)では、トナーの帯電極性がプラスを例としたが、逆にマイナスである場合は、それぞれ逆の電荷を発生させることで、同様の効果を得ることができる。
上記のように、2次転写バイアス付与手段16により帯電させる極性を変化させることにより、選択される直接転写系の直接転写ベルト9と間接転写系の中間転写ベルト6のうちから選択される1つの像担持体上にて合成補正用パターン画像を得ることができる。
[補正用パターン画像の実例]
ここで、直接転写系の直接転写ベルト9及び間接転写系の中間転写ベルト6上にそれぞれ1次転写によって形成、担持される補正用パターン、並びに2次転写によって全部の色の補正用パターン画像が合成され、担持される補正用パターンの各画像の実例を示す。
補正用パターンは、タンデム方式のように各色のトナー画像をそれぞれの画像形成部によって作成する方法による場合に、実際に各色の画像形成部によって所定のパターンを作成させ、作成されるパターン画像間に生じるずれ量を求めるためのものである。
色ずれの補正は、補正動作として通常の用紙への画像出力とは別に、上記[補正用パターン画像の画像形成・合成]に記載したように、補正用パターンの画像出力を行い、出力した転写ベルト上のパターン画像を画像読取手段で検知し、検知されるずれ量は、画像形成部で色ずれを無くす補正に用いる。
本画像形成装置は、主・副の2次元走査によってラスタ形式の画像を形成するので、この走査方向に合わせてパターンの形状やパターンの配置等を所定のパターンとして定め、これを各色の画像形成部で補正用パターンのトナー画像の形成に用いる。
図5は、直接転写系の直接転写ベルト9上に形成されるK色の補正用パターンのトナー画像の例を示す図である。
同図に示すように、直接転写ベルト9のベルト搬送方向(副走査方向)19dに並ぶK色で3パターン列を形成する。3パターン列は、ベルト幅の前部、中央、後部に同一のパターン列として配置され、それぞれ後述するように、全色の補正用パターンがこのベルトで担持される場合、画像読取手段15でパターン列の画像が読み取られる。各パターン列は、主走査方向に平行なラインパターン群13と主走査方向に斜めのラインパターン群14よりなる。
図6は、間接転写系の中間転写ベルト6上に形成されるC,M,Y色の補正用パターンのトナー画像の例を示す図である。
同図に示すように、中間転写ベルト6のベルト搬送方向(副走査方向)19iに並ぶC,M,Y色で3パターン列を形成する。3パターン列は、図5の直接転写ベルト9に形成したパターン列と同様に、ベルト幅の前部、中央、後部に同一のパターン列として配置され、それぞれ後述するように、全色の補正用パターンがこのベルトで担持される場合、画像読取手段12でパターン列の画像が読み取られる。各パターン列は、主走査方向に平行なラインパターン群10と主走査方向に斜めのラインパターン群11よりなる。C,M,Y色は、それぞれの画像形成部が有する機器特性や画像形成条件に応じて画像出力にばらつきを生む。
図5及び図6を参照して説明したように、補正用パターンは、1次転写によってK色が直接転写ベルト9に、また、C,M,Y色が中間転写ベルト6上にそれぞれ形成、担持された後、中間転写ベルト6と直接転写ベルト9のうち選択されるどちらかの転写ベルト上にて2次転写によって全部の色の補正用パターン画像が合成され、担持される。なお、合成画像を担持する転写ベルトの選択は、転写体の欠陥に起因して生じるノイズの影響をなくすために行われ、この点については後記で詳述する。
図7は、中間転写ベルト6上に合成されるK色とC,M,Y色の補正用パターンのトナー画像の例を示す図である。同図に示すように、中間転写ベルト6のベルト搬送方向(副走査方向)19iに並ぶC,M,Y色にK色を加えた全色よりなる3パターン列を形成する。3パターン列は、図5の直接転写ベルト9に形成したパターン列と同様に、ベルト幅の前部、中央、後部に同一のパターン列として配置され、この全色の補正用パターンの画像が画像読取手段12で読み取られる。
また、図8は、直接転写ベルト9上に合成されるK色とC,M,Y色の補正用パターンのトナー画像の例を示す図である。同図に示すように、直接転写ベルト9のベルト搬送方向(副走査方向)19dに並ぶK色にC,M,Y色を加えた全色よりなる3パターン列を形成する。3パターン列は、図5の直接転写ベルト9に形成したパターン列と同様に、ベルト幅の前部、中央、後部に同一のパターン列として配置され、この全色の補正用パターンの画像が画像読取手段15で読み取られる。
いずれの転写ベルト上に合成された場合でも、各パターン列は、主走査方向に平行なラインパターン群10,13と主走査方向に斜めのラインパターン群11,14よりなる。K,C,M,Y色の各パターンは、それぞれの画像形成部が有する機器特性や画像形成条件に応じてパターン画像出力にばらつきを生み、ずれとして現れる。
パターン画像出力のばらつきは、出力した補正パターンを画像読取手段12,15で読み取ることにより各色間でラスタ形式の画像として本来あるべき位置関係に対するずれ量として把握できる。
図9は、転写ベルト上に合成される補正用パターンのトナー画像を読み取るための画像読取手段を設けた転写部の構成を示す図で、上記図7及び8を横から見た図(図1に相当)である。同図に示すように、中間転写ベルト6上に合成されるK,C,M,Y色の各補正パターンを例えば、CCD(Charge Coupled Devices)ラインセンサよりなる画像読取手段12で読み取り、同様に直接転写ベルト9上に合成される補正パターンを画像読取手段15で読み取る。
いずれの画像読取手段12,15でも読み取ったパターン検知信号をもとに補正パターン画像間に生じるずれ量が求められ、求められたずれ量を、走査方式で感光体へラスタ形式の画像を書込むときに各走査方向における書込開始のタイミングの調整に反映させ、ずれを補正する。なお、転写ベルト等の像担持体に実際に補正用パターンを形成し、ずれ量を実測し、色ずれを補正する上述の手法そのものは、例えば特許文献1に示されるように公知であり、詳細はこれらの従来技術を参照することとする。
[補正用パターン検知におけるノイズへの対応]
上述の方法で色ずれ補正をする際、補正用パターンが形成され、画像読取手段によってパターン画像が読み取られる像担持体(この実施形態では中間転写ベルト6又は直接転写ベルト9)にキズや異物等の欠陥があると、画像読取手段により読み取った補正用パターン画像にノイズとして混入することになり、その影響により色ずれ補正を誤らせる。
こうした像担持体の欠陥に起因するノイズの影響をなくし、色ずれ補正を確実に行うための手段として、補正パターンを形成した中間転写体上の画像を読み取ったデータに対するデータ処理でノイズを除去する従来法があるが、補正パターンデータからノイズとしての異常データを精度よく判別する処理は誤りが避け難く、補正精度の低下という問題が起きる。
そこで、この実施形態では、像担持体上の補正パターン画像を読み取ったデータをもとにノイズ検知を行い、色ずれ補正をする際、ノイズが検知されない像担持体を選択して色ずれ量を求めるための上述の補正用パターンの形成、ずれ量の検知を行い、ノイズの影響を受けることなく色ずれ補正を行い、補正精度の安定化を図る。
[色ずれ補正の制御部]
ここで、上述の色ずれ補正を実行する制御部について述べる。
像担持体の欠陥に起因するノイズの影響を考慮して選択した中間転写ベルト6又は直接転写ベルト9のいずれかの像担持体上に図7又は8に示した色ずれの補正用パターン列を形成し、形成したパターン列を画像読取手段(以下「センサ」という)12又は15で検知し、検知結果に従いずれを補正するように画像形成条件を調整する機能は、画像形成装置全体を制御する制御システムに組み込まれる。
画像形成装置は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)よりなるコンピュータを有し、このコンピュータを上記システムの制御部として機能させる。システムの制御部として機能させるために、前記RAM及びROMには、各種の制御用プログラム及び制御用データが格納されるが、その一部に、色ずれ補正に係る動作・処理に必要なデータを格納し、色ずれ補正を実行するための機能が実現される。色ずれ補正を実行するための機能は、後述する図10の色ずれ補正の処理系及び図12の色ずれ補正の手順を示す制御フローとして実施する。
[色ずれ補正の処理系の構成]
色ずれ補正の動作に係る処理(制御)系の構成の1例を図10に示す機能ブロックを参照して説明する。なお、この処理系は、画像形成装置全体を制御するシステムの制御部として機能するコンピュータをソフトウェア(プログラム)によって動作させることによって実施することができる。ただ、この方法に限らず、この処理系専用のASIC(Application Specific Integrated Circuit)によって実施する方法を採用してもよい。
図10に示すように、この色ずれ補正の動作に係る処理系は、この系全体を制御する印刷制御部101と、印刷制御部101の制御下で動作する色合わせ制御部107と、印刷制御部101及び色合わせ制御部107の制御下で動作する直接転写制御部103並びに間接転写制御部107と、直接転写制御部103により制御されるK色の画像形成部111と、間接転写制御部105により制御されるC,M,Y色の各画像形成部113,114,115の機能ブロックを構成要素とする。
図10の印刷制御部101は、プリント出力を要求するユーザーの指示に従いフルカラー印刷やモノクロ印刷を実行するためにシステム全体を制御し、その一部に色ずれ補正の動作に係る処理(制御)系を含む。
色合わせ制御部107は、間接転写方式によって重ね合わせられるC,M,Yの各色の色ずれを検知して、色ずれの補正量を演算する。なお、補正方法によるが、K色を基準に他の色のずれを検知し、色ずれを補正する場合には、この実施例のように、色ずれの補正は、間接転写方式によって重ね合わせられるC,M,Yの各色に対して行う。
間接転写制御部105は、C,M,Y色の各画像形成部113,114,115や中間転写ベルト6、2次転写ローラ8を制御し、用紙に転写するための画像や色ずれの補正(色合わせ制御)のための補正用パターン画像を形成する。
直接転写制御部103は、K色の画像形成部111や転写ローラ2を制御して、用紙や直接転写ベルト9にK色の画像を転写する。
なお、各色の画像形成部の詳細は、図示を省略しているが、感光体やLDを制御してトナー画像を感光面上に形成し、形成されたトナー画像は、その後中間転写ベルト6又は用紙もしくは直接転写ベルト9上への転写を受ける。色ずれ補正動作においては、中間転写ベルト6又は直接転写ベルト9のいずれかの像担持体上に2次転写を受けて全色の補正用パターン画像が形成され、このパターン画像がセンサにより検知される。
[補正用パターン画像の検知信号に生じるノイズ]
上記のように、色ずれ補正を行う過程で、中間転写ベルト6又は直接転写ベルト9のいずれかの像担持体上に形成された全色の補正用パターン画像をセンサ12又は15で読み取るが、そのとき得られるパターン検知信号から像担持体の欠陥に起因するノイズがあるか否か、ノイズの有無を検知する。
図11は、転写面上に補正用パターン画像とベルトキズがある場合の様子と画像読取手段(センサ)12,15の関係及びセンサ12,15によるパターン検知信号を説明する図である。同図では、転写面における合成した各色の補正用パターン画像とベルトキズをセンサ12,15が1ライン(図中に破線で示す)上で検知した場合のパターン検知信号を示している。
この図に示すように、パターン検知信号には、K,C,M,Y色の各パターンの検知信号に加え、ベルトキズによる信号が含まれている。
ベルトキズの検知信号をこのまま、補正用パターンの検知信号とする誤った扱いをすると、色ずれの誤検出の原因となる。
そこで、この実施形態では、色ずれ量の検出に当たり、ベルトキズによるノイズの影響を避けるために、中間転写ベルト6又は直接転写ベルト9のいずれかの像担持体のうちノイズの生じない転写ベルトを選択して、選択した転写ベルトで各色の補正用パターン画像の合成を行う。
このため、センサで読み取った補正用パターン画像データに含まれるノイズを検知する手段を用いる。このノイズ検知手段は、補正用パターン画像データ(パターン検知信号)に含まれるベルトキズ等のノイズを認識し、ノイズが認識される場合には、中間転写ベルト6、直接転写ベルト9を特定してノイズの有無をノイズ検知結果として得る。得られたノイズ検知結果は、不揮発メモリに記憶され、ノイズの影響を避けるために選択する転写ベルトを判定するために利用される。
また、後述する色ずれ補正の制御では、中間転写ベルト6又は直接転写ベルト9のどちらにもノイズがある場合には、パターン検知信号からノイズ信号を除去する処理をする。この場合にも、ノイズの検知結果が用いられる。なお、ベルトキズ等のノイズの認識に基づくノイズ検知等の手法の詳細は、引用文献1に記載されるように公知であり、この公知技術を適用することに実施することができる。よって、ここでは、実施例の詳細な説明は省略する。
[色ずれ補正の制御]
次に、上記で図10により説明した色ずれ補正の処理(制御)系が行う色ずれ補正の制御例を図12の制御フローを参照して説明する。
この制御フローは、通常の用紙への出力とは別に、制御システム自身の判断(例えば、所定時間の経過)もしくはユーザーによる色ずれ補正の指示に従って起動する、という起動方法をとり得る。
この制御フローの起動後、先ず、直接転写ベルト9上にK色の補正用パターンの画像(図5)と、中間転写ベルト6上にC,M,Y色の各補正用パターンの画像(図6)をそれぞれ形成する(ステップS101)。
次に、これまでに直接転写ベルト9及び中間転写ベルト6のベルトキズ等の欠陥に起因するノイズを検知したときに不揮発性メモリに各転写ベルトと対応付けて記憶しておいたノイズ(キズ)の有無を示す過去のデータを取得する(ステップS102)。
また、ステップS102で取得したデータについて、直接転写ベルト9のみにノイズが有るか否かという観点でそのデータ内容を調べる(ステップS103)。ここで、直接転写ベルト9のみにノイズがあるという結果が得られた場合(ステップS103-YES)、ステップS101で各転写ベルトに形成した補正用パターンの画像(図5及び6)を、2次転写バイアス付与手段16にて、中間転写ベルト6側へと転写し、中間転写ベルト6上にK,C,M,Y色の合成パターン画像(図7)を作る(ステップS104)。
次に、中間転写ベルト6上に設けたセンサ12によって、ステップS104で作成したK,C,M,Y色の合成パターン画像(図7)を読み取る(ステップS105)。
このように、色ずれ補正に用いる合成パターン画像を作成する転写ベルトを選択することで、直接転写ベルト9上のキズ等によるノイズを検知することが無くなり、後述のステップS111の処理、即ちキズ等と判断されたノイズデータの除去処理(例えば、特許文献1では、データの除去によりデータ点数が減るために、色ずれ補正の精度が低下する)を行う必要がなく、色合わせの精度を維持することができる。また、仮に、直接転写ベルト9上に傷が新たに発生していたとしても、後段のノイズ検知を行うステップS108以降の制御フローにて、転写体上のキズ等による色ずれ補正精度への影響を最小限に抑えることができる。
他方、ステップS103で直接転写ベルト9のみにノイズがあるという結果が得られない場合(ステップS103-NO)、中間転写ベルト6のみにキズ等によるノイズが有る場合、もしくは、直接転写ベルト9と中間転写ベルト6の両方にキズ等によるノイズが有る場合、となるので、この場合は、ステップS101で各転写ベルトに形成した補正用パターンの画像(図5及び6)を、2次転写バイアス付与手段16にて、直接転写ベルト9側へと転写し、直接転写ベルト9上にK,C,M,Y色の合成パターン画像(図8)を作る(ステップS106)。
次に、直接転写ベルト9上に設けたセンサ15によって、ステップS106で作成したK,C,M,Y色の合成パターン画像(図8)を読み取る(ステップS107)。
このように、色ずれ補正に用いる合成パターン画像を作成する転写ベルトを選択することで、中間転写ベルト6のみにキズ等が有る場合には、中間転写ベルト6上のキズ等によるノイズを検知することが無くなり、キズ等と判断されたデータを除去する必要がないので、色合わせの精度を維持することができる。
ただ、直接転写ベルト9と中間転写ベルト6の両方にキズ等が有る場合には、後段のノイズ検知を行うステップS108以降の処理を行うことになる。この場合には、補正精度は若干低下するが、キズ等と判断されたデータを除去する補正方法による処理を行うことで、転写体上のキズ等による補正精度への影響を最小限とすることができる。
ステップS105及びステップS107でそれぞれ合成パターン画像をセンサで読み取った後、読み取られた合成パターン画像を対象にノイズ検知手段(上記[補正用パターン画像の検知信号に生じるノイズ]、参照)によって、その画像データに所定のノイズが存在するか否か、ノイズの有無の検知を行う(ステップS108)。
この後、ステップS108の検知結果により、処理フローを分岐するので、色ずれ補正に用いる合成パターン画像にノイズが存在するか否かを検知したノイズ検知結果を確認する(ステップS109)。
ここで、ノイズが無い場合には(ステップS109-YES)、ステップS112へ移行する。
ステップS112では、ステップS105又はステップS107で読み取られたK,C,M,Y色の合成パターン画像(図7又は図8)データを用いて、K,C,M,Y色間の色ずれ量の演算を行い、その量を算出する(ステップS112)。
次いで、ステップS112で算出されたK,C,M,Y色間の色ずれ量に基づいて、各色の画像形成部の画像形成条件に各色間のずれを無くす補正値を反映させる処理を行い(ステップS113)、この制御フローを終了する。
他方、ステップS109でノイズが有る、という検知結果である場合には(ステップS109-NO)、ステップS110へ移行する。
ステップS110では、ステップS108のノイズ検知結果に従って、不揮発性メモリにその結果を記憶させる。記憶させるノイズ検知結果は、ノイズが検知された直接転写ベルト9或いは中間転写ベルト6それぞれに対応付けて、ノイズ有りのデータを記録する。このようにすることで、後に再度色ずれ補正が実行された時に、先に述べたステップS102で取得されるノイズの有無のデータに反映され、ステップS103で適正なノイズ有無のチェックができる。
次に、ステップS105又はステップS107で読み取られ、現在処理の対象となっているK,C,M,Y色の合成パターン画像データには、ステップS108で検知されたように、ノイズが含まれているので、このまま補正用のデータとして用いると誤った結果を導くので、認識されたノイズが存在する場所に当たるデータを除去する(上記[補正用パターン画像の検知信号に生じるノイズ]、参照)ことにより補償をする(ステップS111)。
このようにすることで、後段のステップS112及びステップS113で行う、直接転写ベルト9と中間転写ベルト6の両方にノイズが既に有る場合、もしくは、色ずれ補正制御を実行した際に新たに生まれたノイズなどがパターン検知データに誤検知されたデータが混入した場合に、誤検知による色ずれ補正制御の精度低下を最小限にしつつ、色合わせ制御を実行することができる。
ステップS105又はステップS107で読み取られたK,C,M,Y色の合成パターン画像データに含まれるノイズをステップS111で除去した後、この合成パターン画像データを用いて、K,C,M,Y色間の色ずれ量の演算を行い、その量を算出する(ステップS112)。
次いで、ステップS112で算出されたK,C,M,Y色間の色ずれ量に基づいて、各色の画像形成部の画像形成条件に各色間のずれを無くす補正値を反映させる処理を行い(ステップS113)、この制御フローを終了する。
「補正機能の保守」
上述の色ずれ補正では、過去の色ずれ補正において不揮発メモリに保存したデータを次の色ずれ補正の実行時に用いるようにしている、即ち、前回までの補正時に、K,C,M,Y色の合成パターン画像を作成し、その画像を読み取ることにより得られる画像データをもとにノイズを検知し、その検知結果が不揮発メモリに保存され、次の色ずれ補正の実行時に保存した前回までのノイズ検知結果を用いる。
こうした方法によると、直接転写ベルト9と中間転写ベルト6の両方にノイズが検知されると、これ以降に補正時にノイズの生じない転写ベルトを選択して、補正用のデータを安定して求めることを可能にする本実施形態の色ずれ補正機能が働かずに、従来技術と同じ補正動作を行うことになってしまう。
この問題を解決するための手法として、次に示す2つの手法が有効である。
1.転写ベルトの交換
2.不揮発メモリのデータ更新
以下、上記1.及び2.の2つの手法について説明する。
〈転写ベルトの交換〉
直接転写ベルト9と中間転写ベルト6の両方にノイズが検知された場合には、ノイズの生じない転写ベルトを選択して、色ずれ補正精度の安定化を図る本実施形態の色ずれ補正機能が働かないので、こうした状況になったときに、ユーザーに転写ベルトを新品に交換することを勧めるメッセージをユーザーインターフェースとして機能する操作パネル等を通じて知らせる。
このようなメッセージに応えて転写ベルトが新品に交換されると、本実施形態の色ずれ補正機能が回復する。
ただ、転写ベルトの新品への交換時に、交換された転写ベルトに対応するノイズの有無を示すデータとしてこれまで不揮発メモリに保存されたデータをノイズ無しのデータによって更新する必要がある。
また、不揮発メモリに保存されたデータに対する上記の操作を制御システム自身で行えるようにするためには、転写体の交換を検知するセンサが必要になる。
図13は、転写ベルトの交換検知センサの1例を示す図である。
ここでは、直接転写ベルト9を対象とする直接転写体検知センサ20の例を示す。この検知センサ20は、直接転写ベルト9に接続され、画像形成装置本体の制御システムに検知信号を送るようにするもので、例えば、非接触型のIDチップやメカ的な突起形状を本体に設置されたセンサにて検知する方法などを採用することができる。
転写ベルト上の画像データに生じるノイズを検知するノイズ検知手段は、直接転写体検知センサ20からの直接転写ベルト9の交換の検知信号を受けたときに、不揮発性メモリに直接転写ベルト9に対応付けてこれまで記憶されていたノイズの有無データをクリアし、ノイズ無しのデータに更新する。
また、中間転写ベルト6に対しても同様の手法によって転写ベルト交換時に対応可能とする。
このようにすることで、転写ベルトの交換により本実施形態の色ずれ補正機能を回復するときにも、正常な動作を保証することができる。
〈ノイズデータの有効期限管理〉
処理の対象となるノイズは、色ずれ補正処理(制御)時に、K,C,M,Y色の合成パターン画像を担持する転写体上のキズ等の欠陥に起因し、センサによって読み取られた合成パターン画像データにノイズとして現れる。このノイズとして現われる転写体上の欠陥には、転写体そのものに生じた復元できない変形等のキズのほか、一時的に付着した紙粉、糊、ほこり、等の異物による場合もある。
一時的に付着した異物の場合、プリント出力が行われるたびに転写体の像担持面上のトナー等を取り除くクリーニング装置の操作を受け、この操作が繰り返されると、ノイズとして検知された欠陥であっても、時間が経過するとノイズに現れなくなる一時的に付着するものもあることが想定される。
上述の実施例では、このような条件を考慮していないので、一度ノイズとして検知されると、不揮発メモリにノイズの存在が記憶され、その後ノイズの原因がなくなっても、この転写体は色ずれ補正に用いるデータを求めるための転写体として選択されることがなく、本実施形態の色ずれ補正機能の有効利用を妨げ、パフォーマンスを低下させる結果となる。
そこで、この問題を解決する手段として、不揮発メモリにノイズ有りのデータを記憶させた後、所定時間が経過した時点で、不揮発メモリに記憶させた不揮発メモリのデータをクリアするとともに、当該転写体のノイズ検知を実行し、得られる検知結果により不揮発メモリのデータを更新する処理を行う。
実施例としては、転写体としての転写ベルトから検知されるノイズの有効期限を管理する機能を用意する。この管理機能は、有効期限を管理するための動作を、色ずれ補正の実行時ごともしくは所定の期間経過後の色ずれ補正の実行時に次の処理(制御)を行う。
即ち、色ずれ補正の処理過程でノイズ検知手段によって転写ベルトのノイズが検知され、当該転写ベルトに対応付けて不揮発メモリにノイズ有りのデータを記憶させるときに、そのときの時刻データを保管する。その後、有効期限を管理するための動作を再び行うときに、先に保管した時刻データをチェックし、記憶した時点からの経過時間がノイズの有効期限として決めた所定の時間を過ぎているか否かを確認する。
この確認の結果、有効期限を過ぎている場合には、不揮発メモリに記憶させた不揮発メモリのデータをクリアするとともに、当該転写ベルトのノイズ検知を実行する。また、ノイズ検知を実行することにより得られる結果により、クリアする不揮発メモリのデータを更新する。なお、このときには、先に行ったと同様に、有効期限を管理するために、その時点の時刻データを保管し、処理を終える。
このような管理機能を用意することによって、本実施形態の色ずれ補正機能の有効利用を図ることが可能になり、高パフォーマンスを保つことができる。
1,3〜5・・・感光体、2・・・転写ローラ、6・・・中間転写ベルト、8・・・2次転写ローラ、9・・・直接転写ベルト、12,15・・・画像読取手段(センサ)、10,11,13,14・・・ラインパターン群、16・・・2次転写バイアス付与手段、20・・・直接転写体検知センサ、101・・・印刷制御部、103・・・直接転写制御部、105・・・間接転写制御部、107・・・色合わせ制御部。
特開2009−47719号公報

Claims (10)

  1. ラスタ走査形式の露光法を用いて電子写真方式によりトナー画像を形成する第1及び第2画像形成ユニット、前記画像形成ユニットによって各々形成されるトナー画像をそれぞれの像担持体である第1及び第2像担持体に転写する第1及び第2転写手段、前記第1及び第2像担持体が担持するトナー画像を一方から他方に転写し画像を重ね合わす第3転写手段、前記各画像形成ユニット及び前記各転写手段の動作を変更することにより画像出力を制御する制御手段を有する画像形成装置であって、
    前記第1及び第2画像形成ユニットの画像形成条件の調整時に、各画像形成ユニットによって形成され、前記第1及び第2像担持体によって担持される色ずれ補正用パターン画像をラスタ方向に連なるデータとして読み取るための第1及び第2転写画像読取手段と、
    前記第1及び第2転写画像読取手段によって読み取られた画像データをもとにそれぞれの像担持体である第1及び第2像担持体の欠陥に起因するノイズの有無を検知するノイズ検知手段を備えるとともに、
    前記制御手段は、前記色ずれ補正用パターン画像の出力を行わせ、前記ノイズ検知手段による前記色ずれ補正用パターン画像の検知結果が、第1及び第2像担持体のどちらか一方のみにノイズがあるという結果であった場合に、ノイズのない他方の像担持体に両方の色ずれ補正用パターン画像を重ね合わせて担持させる転写を前記第3転写手段の動作によって行わせる制御機能と、像担持体上で重ね合わされた前記両方の色ずれ補正用パターン画像を前記転写画像読取手段によって読み取り、得られる画像データをもとに色ずれを補正する画像出力の制御条件を調整する機能を備えた
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載された画像形成装置において、
    前記第1及び第2画像形成ユニットは、ラスタ形式の露光法として2次元走査法を用い、かつ前記色ずれ補正用パターン画像として該2次元走査法の走査方向の色ずれ補正に対応するパターン画像を形成し、
    前記制御手段は、画像出力の制御条件として前記2次元走査法の走査方向の色ずれを補正するための調整を行う
    ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は2に記載された画像形成装置において、
    前記第1及び第2画像形成ユニットの一方が単色で画像を形成するユニットであり、他方が前記単色以外のカラー構成色で画像を形成するユニットである
    ことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載された画像形成装置において、
    前記ノイズ検知手段によって検知された第1及び第2像担持体それぞれのノイズの有無を示すデータを不揮発メモリに保存するノイズデータ保存手段を有し、
    前記制御手段は、前記ノイズデータ保存手段に保存されたノイズの有無を示すデータに基づいて色ずれ補正用パターン画像を重ね合わせて担持させる制御を行う
    ことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項4に記載された画像形成装置において、
    前記第1又は第2像担持体が新品に交換されたときに、前記ノイズデータ保存手段は、これまで不揮発メモリに保存されたノイズの有無を示すデータをノイズ無しのデータによって更新する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項4又は5に記載された画像形成装置において、
    前記ノイズの有無を示すデータを前回取得してから所定時間の経過後に、前記ノイズ検知手段は再びノイズの検知を行い、
    前記ノイズデータ保存手段は、これまで不揮発メモリに保存されたノイズの有無を示すデータを前記ノイズ検知手段によって検知される最新のデータによって更新する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  7. コンピュータを請求項1乃至3のいずれかに記載された画像形成装置が有する前記ノイズ検知手段、前記制御手段の各手段として機能させるためのプログラム。
  8. コンピュータを請求項4乃至6のいずれかに記載された画像形成装置が有する前記ノイズ検知手段、前記制御手段、前記ノイズデータ保存手段の各手段として機能させるためのプログラム。
  9. 請求項7又は8に記載されたプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
  10. ラスタ走査形式の露光法を用いて電子写真方式によりトナー画像を形成する第1及び第2画像形成ユニット、前記画像形成ユニットによって各々形成されるトナー画像をそれぞれの像担持体である第1及び第2像担持体に転写する第1及び第2転写手段、前記第1及び第2像担持体が担持するトナー画像を一方から他方に転写し画像を重ね合わす第3転写手段、前記各画像形成ユニット及び前記各転写手段の動作を変更することにより画像出力を制御する制御手段を有する画像形成装置における前記第1及び第2画像形成ユニットの画像形成条件を調整する画像形成条件調整方法であって、
    前記各画像形成ユニットによって各々色ずれ補正用パターン画像を形成する色ずれ補正用パターン画像形成工程と、
    前記色ずれ補正用パターン画像形成工程で形成された各色ずれ補正用パターン画像をそれぞれの像担持体である第1及び第2像担持体に転写する色ずれ補正用パターン画像転写工程と、
    前記色ずれ補正用パターン画像転写工程で転写されて第1及び第2像担持体が担持する色ずれ補正用パターン画像をラスタ方向に連なるデータとしてそれぞれ読み取る第1画像読取工程と、
    前記第1画像読取工程で読み取られた画像データをもとにそれぞれの像担持体である第1及び第2像担持体の欠陥に起因するノイズの有無を検知するノイズ検知工程と、
    前記ノイズ検知工程による前記色ずれ補正用パターン画像の検知結果が、第1及び第2像担持体のどちらか一方のみにノイズがあるという結果であった場合に、前記第3転写手段を動作させて、ノイズのない他方の像担持体に両方の色ずれ補正用パターン画像を重ね合わせて担持させる重ね合わせ転写工程と、
    前記重ね合わせ転写工程により像担持体上で重ね合わされた前記両方の色ずれ補正用パターン画像をラスタ方向に連なるデータとして読み取る第2画像読取工程と、
    前記第2画像読取工程で読み取られた画像データをもとに色ずれを補正する画像出力の制御条件を調整する工程を有する
    ことを特徴とする画像形成条件調整方法。
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