JP5444346B2 - ワークフロー処理プログラム、情報処理装置、及び、ワークフロー処理方法 - Google Patents
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Description
また、近年の携帯電話やパソコンといった情報処理装置には、データ化されたドキュメントである文書情報を送受信するための機能が備えられており、文書情報を送受信する機能はワークフローにおいて多々利用されている。
文書情報の送受信する機能には、インターネットを用いてドキュメントを送受信する機能だけではなく、サーバを介さずにP2P(Peer−to−Peer)を用いてファイルを送受信する機能等、様々な方法がある。
このように、様々なワークフローにおいて様々な方法で文書情報は通信される。
例えば、会議への参加の是非を問うドキュメントファイルを受信した場合、受信したドキュメントを読んで理解し、理解した内容を、すでに作成されているスケジュールと比べ、参加の是非を返信する必要があった。
また、例えば、経費を請求する電子メールを受けた時、担当者が電子メールから経費の内容を理解して処理をする必要があった。
この情報処理装置は、電子メールの内容を解析することによって、自動でスケジュールを作成することができる。
また、スケジュールが重複した場合に、重複しているスケジュールのうちどちらかを選択することによって、スケジュールを修正することができる。
「6月20日土曜日の演奏会は18時半からなので、18時15分に京都駅に集合しましょう。」という内容の文書情報を送信すると、スケジュール表に、
・スケジュール例1「日:6月20日、時:18時15分、場所:京都駅、備考:18時30分から演奏会」
というスケジュールが自動的に記入される。
スケジュール例1が記入された後、
「演奏会の開演は18時からだから、6月20日は、18時15分前に集合。」という内容の文書情報を受信すると、
・スケジュール例2「日:6月20日、時:17時45分、備考:18時から開演」というスケジュールが作成される。
スケジュール例2が作成されると、スケジュール例1とスケジュール例2はスケジュールの内容が重複するため、スケジュール例1とスケジュール例2のうち、スケジュール例2が確定される。
しかし、スケジュール例2では、場所が含まれておらず、正しくワークフローを処理することができない。
同様に、従来では、文書を処理して、約束事、予定、連絡事項等を特定することが困難であった。
また、本発明は、文書情報から約束事、予定、連絡事項等を的確に特定できる情報処理装置及び情報処理方法を提供することを他の目的とする。
文書情報を送受信する通信機能と、約束事を記憶する約束事記憶機能と、を備える情報処理装置に、
複数のカテゴリに分類された複数のキーワードを記憶するキーワード記憶機能と、
前記通信機能により送信又は受信された文書情報を構成する文字列と前記キーワード記憶機能が記憶する前記複数のキーワードとを比較することにより、当該送受信された文書情報から前記キーワードを抽出して出力するキーワード抽出機能と、
前記キーワード抽出機能が出力した前記キーワードとそのカテゴリとに基づいて、前記約束事記憶機能に新規に約束事を記憶させる新規約束事情報、あるいは、前記約束事記憶機能が記憶する前記約束事を修正させる修正約束事情報、を作成して出力する約束事情報作成機能と、
作成された新規約束事情報に基づいて前記約束事記憶機能に新規に約束事を記憶させ、作成された当該修正約束事情報に基づいて前記約束事記憶機能が記憶している前記約束事を修正する約束事更新機能と、
を実現させるプログラムであって、
前記キーワード抽出機能は、
前記文書情報を構成する文字列を句読点で区分し、区分した各文字列を、先頭から、前記キーワード記憶機能により記憶されているキーワードと順次比較して絞り込むことによりキーワードを抽出し、キーワードが複数抽出された場合には、文脈からどれか1個に特定し、1つのキーワードの抽出が終了したら、抽出したキーワードに後続する文字列について抽出処理を実行することにより、区分した各文字列の先頭から順にキーワードを抽出し、
複数のカテゴリに属すキーワードを抽出すると、文内の位置と他のキーワードとの関係で、カテゴリを絞り込み、
前記キーワードは、任意のワードと特定のワードの組み合わせを含み、前記キーワード抽出機能は、前記文書情報から、前記任意のワードに相当する部分を、抽出し、
前記キーワードは、第1の任意のワードと第2の任意のワードと特定のワードの組み合わせを含み、前記キーワード抽出機能は、一方を元の約束事のキーワード、他方を新しい約束事のキーワードと分類し、
前記キーワードのカテゴリは、スケジュール用カテゴリ、申請用カテゴリ、ToDoリスト用カテゴリを含み、前記約束事更新機能は、新規約束事情報或いは修正約束事情報に、スケジュール用カテゴリに属すキーワードが存在する場合には、作成する約束事をスケジュールに分類して前記約束事記憶機能に入力し、申請用カテゴリに属すキーワードが存在する場合には、作成する約束事を申請書に分類して前記約束事記憶機能に入力し、ToDoリスト用カテゴリに属すキーワードが存在する場合には、作成する約束事をToDoリストに分類して前記約束事記憶機能に入力し、
前記キーワードは、互いに排他的な関係にある複数のキーワードを含み、前記約束事更新機能は、排他的な関係にあるキーワードが両方検出された際には、予め定められた一方のキーワードに対応する種類であると判別し、
前記約束事更新機能は、未確定の約束毎に、仮フラグを設定し、確定した約束事から仮フラグを除去する、
ことを特徴とする。
文書情報を送受信する通信手段と、
約束事を記憶する約束事記憶手段と、
複数のカテゴリに分類された複数のキーワードを記憶するキーワード記憶手段と、
前記通信手段により送信又は受信された文書情報を構成する文字列と前記キーワード記憶手段が記憶する前記複数のキーワードとを比較することにより、当該送受信された文書情報から前記キーワードを抽出して出力するキーワード抽出手段と、
前記キーワード抽出手段が出力した前記キーワードとそのカテゴリとに基づいて、前記約束事記憶手段に新規に約束事を記憶させる新規約束事情報、あるいは、前記約束事記憶手段が記憶する前記約束事を修正させる修正約束事情報、を作成して出力する約束事情報作成手段と、
作成された新規約束事情報に基づいて前記約束事記憶手段に新規に約束事を記憶させ、作成された修正約束事情報に基づいて前記約束事記憶手段が記憶している前記約束事を修正する約束事更新手段と、
を備え、
前記キーワード抽出手段は、
前記文書情報を構成する文字列を句読点で区分し、区分した各文字列を、先頭から、前記キーワード記憶手段に記憶されているキーワードと順次比較して絞り込むことによりキーワードを抽出し、キーワードが複数抽出された場合には、文脈からどれか1個に特定し、1つのキーワードの抽出が終了したら、抽出したキーワードに後続する文字列について抽出処理を実行することにより、区分した各文字列の先頭から順にキーワードを抽出し、
複数のカテゴリに属すキーワードを抽出すると、文内の位置と他のキーワードとの関係で、カテゴリを絞り込み、
前記キーワードは、任意のワードと特定のワードの組み合わせを含み、前記キーワード抽出手段は、前記文書情報から、前記任意のワードに相当する部分を抽出し、
前記キーワードは、第1の任意のワードと第2の任意のワードと特定のワードの組み合わせを含み、前記キーワード抽出手段は、一方を元の約束事のキーワード、他方を新しい約束事のキーワードと分類し、
前記キーワードのカテゴリは、スケジュール用カテゴリ、申請用カテゴリ、ToDoリスト用カテゴリを含み、前記約束事更新手段は、新規約束事情報或いは修正約束事情報に、スケジュール用カテゴリに属すキーワードが存在する場合には、作成する約束事をスケジュールに分類して前記約束事記憶手段に入力し、申請用カテゴリに属すキーワードが存在する場合には、作成する約束事を申請書に分類して前記約束事記憶手段に入力し、ToDoリスト用カテゴリに属すキーワードが存在する場合には、作成する約束事をToDoリストに分類して前記約束事記憶手段に入力し、
前記キーワードは、互いに排他的な関係にある複数のキーワードを含み、前記約束事更新手段は、排他的な関係にあるキーワードが両方検出された際には、予め定められた一方のキーワードに対応する種類であると判別し、
前記約束事更新手段は、未確定の約束毎に、仮フラグを設定し、確定した約束事から仮フラグを除去する、
ことを特徴とする。
文書情報を送受信する工程と、
複数のカテゴリに分類された複数のキーワードを記憶する工程と、
送信又は受信された文書情報を構成する文字列と前記記憶されているキーワードとを比較することにより、当該送受信された文書情報からキーワードを抽出する工程と、
抽出したキーワードとそのカテゴリとに基づいて、新規の約束事情報あるいは、約束事を修正させる修正約束事情報を作成して出力する工程と、
作成された新規約束事情報に基づいて新規に約束事を記憶させ、作成された修正約束事情報に基づいて既に記憶している約束事を修正する工程と、
を備える情報処理方法であって、
前記キーワードを抽出する工程では、
前記文書情報を構成する文字列を句読点で区分し、区分した各文字列を、先頭から、予め記憶されているキーワードと順次比較して絞り込むことによりキーワードを抽出し、キーワードが複数抽出された場合には、文脈からどれか1個に特定し、1つのキーワードの抽出が終了したら、抽出したキーワードに後続する文字列について抽出処理を実行することにより、区分した各文字列の先頭から順にキーワードを抽出し、
複数のカテゴリに属すキーワードを抽出すると、文内の位置と他のキーワードとの関係で、カテゴリを絞り込み、
前記キーワードは、任意のワードと特定のワードの組み合わせを含み、前記文書情報から、前記任意のワードに相当する部分を抽出し、
前記キーワードは、第1の任意のワードと第2の任意のワードと特定のワードの組み合わせを含み、第1の任意のワードと第2の任意のワードの一方を元の約束事のキーワード、他方を新しい約束事のキーワードと分類し、
前記キーワードのカテゴリは、スケジュール用カテゴリ、申請用カテゴリ、ToDoリスト用カテゴリを含み、新規約束事情報或いは修正約束事情報に、スケジュール用カテゴリに属すキーワードが存在する場合には、作成する約束事をスケジュールに分類し、申請用カテゴリに属すキーワードが存在する場合には、作成する約束事を申請書に分類し、ToDoリスト用カテゴリに属すキーワードが存在する場合には、作成する約束事をToDoリストに分類し、
前記キーワードは、互いに排他的な関係にある複数のキーワードを含み、排他的な関係にあるキーワードが両方検出された際には、予め定められた一方のキーワードに対応する種類であると判別し、
前記約束事を修正する工程では、未確定の約束毎に、仮フラグを設定し、確定した約束事から仮フラグを除去する、
ことを特徴とする。
この通信部20の動作により、文書情報は送受信される。
記憶部30は、制御部10が実行するプログラムの他に、スケジュールやToDoリストや過去に行った各種申請等の様々な約束事を記憶している。
表示部40は、制御部10により入力された情報を表示する。
入力部50に情報が入力されると、制御部10は、入力された情報に対応して通信部20と記憶部30と表示部40を制御する。
次に、情報処理装置1が論理的に実行する各種機能を説明する。
情報通信機能100は一つに限らず、複数あってもよい。
通信情報記憶部120は、情報通信機能100が送受信部110から送受信した文書情報を記憶する。
通信情報表示部130は、送受信部110から送信あるいは受信された文書情報や、通信情報記憶部120に記憶された文書情報を表示する。
詳しく説明すると、ワークフロー機能200は、情報通信機能100が文書情報を送受信したことを捕捉し、送受信を捕捉した文書情報からキーワードを抽出し、抽出したキーワードに基づいた約束事を約束事管理機能300に記憶させる。
キーワード記憶部220は、情報通信機能100の送信あるいは受信した文書情報からキーワード抽出部240が抽出するキーワードを記憶する。
キーワード登録部230は、キーワード記憶部220にキーワードを登録する。キーワード登録部230にキーワードが入力されると、キーワード登録部230は入力されたキーワードをキーワード記憶部220に登録する。キーワード登録部230に入力されたキーワードはカテゴリ毎に分類され、そのキーワードはそのカテゴリのキーワードとしてキーワード記憶部220に登録される。
キーワード抽出部240は、フック部210から情報通信機能100が文書情報を通信した旨を受信すると、通信された文書情報を読み取ってワークエリアに一時的に記憶し、キーワード記憶部220に記憶されたキーワードを参照して、文書情報からキーワードを抽出して約束事作成部250に出力する。
約束事作成部250は、キーワード抽出部240から出力されたキーワードを受け付け、受け付けたキーワードから約束事情報を作成する。
約束事更新部260は、約束事作成部250が作成した約束事情報と過去に作成された約束事とを比較し、比較結果に基づいて、約束事管理機能300に、約束事を登録する旨を送信する。
作成約束事表示部270は、約束事作成部250が作成した約束事を表示する。
約束事管理機能300は一つに限らず、複数あってもよい。
約束事管理機能300が複数ある場合、例えば、約束事の種類に応じて使用する約束事管理機能300を切り替えてもよい。
約束事記憶部320は、入力された約束事情報に基づいて、約束事を新規に記憶、あるいは、記憶している約束事を更新する。
約束事表示部330は、新規に約束事登録部310に入力された約束事情報や、すでに約束事記憶部320に登録されている約束事情報を表示する。
これによって、情報処理装置1は、情報通信機能100の行う文書情報の送受信処理と、約束事管理機能300が行う約束事の登録処理と、の間のワークフローである、送受信された文書情報から約束事を作成する処理を実行することができる。
また、約束事更新部260は、約束事を修正するための約束事情報と、すでに登録されている約束事情報とを比較し、類似していれば、約束事を修正する約束事情報に基づいて、すでに登録されている約束事を修正する。
これによって、情報処理装置1は、より精度良くワークフローを処理することができる。
例えば、キーワードは返信用,修正用,日付用,時間用,場所用等に分類される。
キーワードがカテゴリ毎に分類されるので、約束事の5W1H(Who:誰が,What:何を,When:いつ,Where:どこで,Why:どうして,How:どのように)が明確になる。
これによって情報処理装置1は、修正対象の約束事を精度良くかつ高速に検出することができる。
例えば、約束事を分類するためのカテゴリには、スケジュール用,申請用,ToDoリスト用等のカテゴリがある。
キーワード抽出部240が、フック部210のフックした文書情報から約束事を分類するキーワードを抽出すると、約束事作成部250がその文書情報から作成される約束事情報は、約束事更新部260によって、その抽出したキーワードの種類毎に分類されて約束事管理機能300に入力される。
これにより、情報処理装置1は、様々な種類の約束事を分類して記憶することができる。
例えば、1つの文書情報から、経費申請用のキーワードとToDoリスト用のキーワードの2種類のキーワードを抽出したとする。この場合、約束事は経費申請として登録され、ToDoリストには登録されない。
これによって、より精度良く、約束事を分類することができる。
キーワード抽出部240は、文書情報から引用文を示すキーワードを抽出すると、抽出した引用文を示すキーワードに基づいて、抽出した他のキーワードが元の約束事のキーワードなのか新しい約束事のキーワードなのかを分類する。
理解を容易にするために具体的に説明すると、例えば、「10時の予定を14時に変更」という電子メールを受信すると、「*を*に」というキーワードから、「10時」は元の約束事のキーワードとして、「14時」は新しい約束事のキーワードとして分類する。
また、例えば、「>>明日は10時の予定」という内容があれば、「>>」の次に書いてある「明日は10時の予定」は引用文から抽出したキーワードであるので、元の約束事のキーワードとして分類する。
例えば、「引用文」や「original message」といった単語を抽出すると、このキーワード以降から抽出したキーワードは元の約束事のキーワードであるとして分類される。
約束事作成部250は、元の約束事のキーワードに分類されたキーワードを修正対象の約束事に含まれるキーワードとして格納した修正約束事情報を作成し、約束事更新部260は、元の約束事のキーワードとして分類されたキーワードと、約束事管理機能300に登録されている約束事を比較し、比較結果に基づいて修正対象を特定して更新する。
これによって、修正対象の約束事をより精度よく高速に検出することができる。
約束事更新部260は、約束事管理機能300に約束事を新規に登録する場合、この約束事を未確定の約束事として約束事管理機能300に登録する。また、約束事更新部260は、未確定の約束事を確定させる内容の修正約束事情報に基づいて、対象の未確定の約束事を確定した約束事に更新する旨を約束事管理機能300に入力する。
例えば、新規の会議の予定に関するキーワードが抽出されると、約束事更新部260は、未確定の会議の予定として約束事管理機能300に登録する。
その後、この会議の予定が確定したことを示すキーワードが抽出されると、約束事更新部260は、この会議の予定が確定した旨を約束事記憶部300に入力する。
これによって、情報処理装置1は、未確定の約束事と確定した約束事とを分類することができる。
次に、図3のフローチャートを参照して約束事作成処理を詳細に説明する。
約束事更新部260は、新規約束事情報に@仮フラグをたてると、@仮フラグのたっている新規約束事情報を約束事登録部310に入力する(ステップS110)。
約束事登録部310は入力された新規約束事情報を約束事記憶部320に登録する。
約束事作成部250は、修正約束事情報を作成すると、作成した修正約束事情報が、修正する対象の約束事の整理番号やリンクを含むか否かを調べることによって修正対象が明確であるかを調べる(ステップS202)
作成した修正約束事情報の修正対象が明確でない場合(ステップS202が“NO”)、約束事更新部260は、約束事記憶部320に記憶されている約束事情報と修正約束事情報とを比較する(ステップS203)。
内容の類似する約束事がない場合(ステップS204が“NO”)、約束事更新部260は、反映されていない修正約束事情報として、修正約束事情報に@未反映フラグをたて(ステップS205)、約束事登録部310に、@未反映フラグのたった修正約束事情報を入力する(ステップS206)。
約束事を確定させる修正約束事情報であれば(ステップS208が“YES”)、約束事更新部260は対象の約束事から@仮フラグ消去するように修正約束事情報を修正し(ステップS209)、修正した修正約束事情報を約束事登録部310に入力する(ステップS206)。
次に、理解を容易にするために、情報通信機能100が通信する文書情報の具体例を挙げて、約束事作成処理を説明する。
ワークフロー機能200は、携帯電話の通信機能をフックし、通信された電子メールを読み取り、読み取った電子メールから約束事情報を作成し、作成した約束事情報に基づいて、スケジューラにスケジュールを登録する。
キーワード辞書Xには、返信用,修正用,確定用,予定用,用件用,日時用,場所用,人名用,引用文用,経費申請用,ToDoリスト用,スケジュール用等のカテゴリ毎にキーワードが収録されている。また、人名用のカテゴリに、"C:\mail\address.txt"というファイルが指定されている。ワークフロー機能200は、それぞれのカテゴリに登録された単語の他、指定されたファイルに収録されている人名やメールアドレスを含めたキーワードを参照して約束事作成処理を行う。
また、引用文キーワードを抽出した行から抽出したキーワードは、引用文から抽出したキーワードであることがわかるように約束事情報に格納される。
キーワード抽出部240は、メールAを読み取ると、読み取ったメールAから、キーワード辞書Xに格納されている各カテゴリのキーワードを抽出して約束事作成部250に出力する(図3のステップS103)。
約束事作成部250は、入力されたキーワードに、返信,修正あるいは確定を示すキーワードがないので(図3のステップS104が“NO”)、抽出した各カテゴリのキーワードから新規約束事情報Aを作成する(図3のステップS105)
新規約束事情報Aは、例えば、図7のようになる。メールAは、スケジュール用キーワードの「*会議」にあたる「品質会議」があるので新規約束事情報Aの用件のカテゴリに品質会議が格納される。同様に、日時,人名,場所にキーワードが格納される。
また、「会議」はスケジュール用キーワードでもあるので、新規約束事情報Aはスケジュールフラグがたてられる。
新規約束事情報Aに類似するスケジュールは約束事管理機能300に登録されていないので(図3のステップS107が“NO”)、ワークフロー機能200は、新規約束事情報Aに@仮フラグをたて(図3のステップS109)、新規約束事情報Aを約束事管理機能300の約束事登録部310に入力する(図3のステップS110)。約束事管理機能300は新規約束事情報Aを受け付け、図8に示すスケジュールAを作成する。
スケジュールAは、新規約束事情報Aに格納された情報が登録され、6月22日月曜日の14:30から品質会議が開かれることを示す。
次に、メールAを送信後に、例えば、メールBとメールCとメールDとを受信したとする。
メールBの内容は、メールAの返信として、N社長がY宛に、N社長も会議に参加で、時間を来週土曜日に変更することを依頼する内容である。
また、引用文から抽出したキーワードとして、新規約束事情報Aと同一の内容のキーワードも抽出される。
約束事更新部260は、修正約束事情報Bで修正する対象がスケジュールAであることを修正約束事情報Bに更に格納し(図4ステップS207)、スケジュールAを修正する修正約束事情報Bをスケジューラに入力する(図4のステップS206)。
スケジューラは、修正約束事情報Bに基づいてスケジュールAを修正し、スケジュールBに更新する。
修正約束事情報Cは、返信用カテゴリに「Re:品質会議」が格納され、「6月27日土曜日14:00〜」が修正日時として格納され、引用文から抽出したキーワードから作成した「6月27日土曜日」が引用文の日時として格納され、Yが引用文の人物として格納される。
スケジューラは修正約束事情報Cに基づいて、スケジュールBをスケジュールCに更新する。
メールDには確定用キーワード「大丈夫」が含まれているので(図3のステップS104)、約束事作成部250は、キーワード抽出部240より入力されたキーワードから修正約束事情報Dを作成する(図4のステップS201)。
修正約束事情報Dは図16に示す内容で、日時として「27日」、人物として「L課長」と「Y」、スケジュールを確定するキーワードとして「大丈夫」が格納されている。
約束事更新部260は、スケジュールCの「L課長」と「6月27日土曜日」と送信先の「Y」いうキーワードから、修正約束事情報DとスケジュールCが類似していると判断する(図4のステップS204が“YES”)。
スケジュールCが修正約束事情報Dに類似していると判断した約束事更新部260は、スケジュールCが対象であると明確にして(図4のステップS207)修正約束事情報Dをスケジューラに入力する(図4のステップS206)。修正約束事情報Dには確定キーワードが含まれているので(図4ステップS208が“YES”)、約束事更新部260は、スケジュールCから@仮フラグを消去し(図4のステップS209)スケジュールDに更新する。
次に、例えば、旅費等の申請に関するファイルがP2Pでやりとりされた例について説明する。
表計算ソフト用ファイルE1には、経費申請用キーワードの旅費申請と、場所用キーワード内の"chimei.txt"に含まれる各地名と、それぞれの経費が含まれている。
ワークフロー機能200は、抽出したキーワードに修正等のキーワードがなく経費申請のキーワードがあるので(図3のステップS104が“NO”)、経費申請に関する新規約束事情報E2を作成し(図3のステップS105)、過去の約束事と比較し(図3のステップS106)、類似する約束事がないので(図3のステップS107が“NO”)、@仮フラグをたてて(図3のステップS108)、経費申請関連の約束事管理機能300に入力する(図3のステップS109)。
経費申請関連の約束事管理機能300は、入力された新規約束事情報E2から、新規に約束事E3(図19)を記憶する。
抽出されるキーワードには「完了」が含まれるため(図3のステップS103が“YES”)、ワークフロー機能200は約束事情報更新処理(図3のステップS200)を行う。
ワークフロー機能200は、経費申請用キーワードをToDoリスト用キーワードより優先し、経費申請を修正する修正約束事情報F2を作成する(図4のステップS201)。
ドキュメントファイルF1には、「No」が含まれるため修正先が明確で(図4のステップS202が“YES”)、確定用キーワードである「完了」が含まれているため(図4ステップS208が“YES”)、@仮フラグを消去する旨を修正約束事情報F2に追加し(図4のステップS209)、修正約束事情報F2を経費管理用の約束事管理機能300に入力する(図4のステップS206)。
修正約束事情報F2を入力された約束事管理機能300は、約束事E3から@仮フラグを消去し、約束事F3(図21)に更新する。
例えば、約束事がスケジュールである場合、スケジュールと各人名用キーワードに@仮フラグをたて、スケジュールの確定を確かめられた人名用キーワードのみ@仮フラグを消去し、全ての人名用キーワードから@仮フラグが消去されると、スケジュールから@仮フラグを消去すればよい。
理解を容易にするために具体例を挙げて説明すると、
例えば、情報処理装置が、「Kさん」と「Lさん」と「Mさん」が参加する予定の「会議」についてのメールを送信する。このメールから「Kさん@仮」と「Lさん@仮」と「Mさん@仮」とを含む「会議@仮」というスケジュールが作成される。
スケジュール作成後、Kさんからスケジュールを確定するメールが返信されると、「Kさん@仮」は「Kさん」に更新される。
同様に、LさんMさんからスケジュールを確定するメールが返信されると、「Lさん@仮」は「Lさん」に、「Mさん@仮」は「Mさん」に更新される。
各人物用キーワードから@仮が消去されたスケジュール「会議@仮」は「会議」に更新され、スケジュールは確定される。
以上の様に、キーワードにフラグをたてることによって、より明確に約束事が完了・確定しているか否かをユーザは認識することができる。
しかし、修正する対象が明確であるかは、修正先を明確に特定できる情報であればよく、情報通信機能100に備えられた機能を利用してもよい。
例えば、多くのメーラは、受信したメールに対してメールを返信すると、どのメールに対しての返信であるかを返信したメールにリンクする機能がある。こういった機能を利用して、修正する対象を調べても良い。
しかし、類似しているかどうかの判断方法はこれに限らず様々な方法がある。
例えば、一致するキーワードの個数をもってスケジュールが類似しているかを調べても良いし、キーワードやカテゴリ毎に重み付けをして一致するキーワードの重みの合計でスケジュールが類似しているかを調べても良いし、キーワードをすでに登録されているスケジュールから縦型探索や横型探索をして類似しているか否か判断してもいいし、ヒューリスティクスな探索をしても良いし、他の探索方法・比較方法であってももちろんよいし、もちろんこれらの組み合わせであってもよい。
キーワードの抽出は、単にキーワードと同じ文字コードを抽出するだけではなく、もちろん文章の構造や特定の記述方法をキーワードとして設定してもよい。
例えば、スケジュールとToDoリストを分類せずに約束事管理機能300に登録してもよい。
また、作成する約束事の種類を限定してもよい。
例えば、スケジュールのみを作成して、約束事管理機能300に登録しても良いし、スケジュールとToDoの2つを作成して約束事管理機能300に登録しても良い。
なお、情報通信機能100とワークフロー機能200が同じプログラムであれば、上記実施形態で説明したようにシステムフックをする必要はなく、ローカルフックであることが好ましい。
一般に、システムフックよりローカルフックを用いる方がシステムは安定する。
また、インターネット上のサーバ装置が有するディスク装置等にプログラムを格納しておき、例えば、搬送波に重畳させて、情報処理装置にダウンロード等するものとしてもよい。
また、ワークフロー機能200がインストールされたパソコンにおいて、LAN回線を使用してファイルを移動する例を説明した。
しかし、情報処理装置は携帯電話やパソコンに限られず、スマートフォン、PHS(Personal Handy System)や電子メールの中継サーバなどの、通信機能を持ち文書情報を通信する機能をもつ装置であればよい。
ただし、情報処理装置がスケジュール機能を持たない場合は、ワークフロー機能200だけではなく、約束事管理機能300をインストールする必要がある。
例えば、PDF(Portable Document Format)ファイルであってもよいし、もちろん紙に印刷されたドキュメントをスキャンした画像ファイルであってもよい。
つまり、ワークフロー機能200は、通信されるファイルの種類に制限はない。
例えば、シフト管理サーバにワークフロー機能200をインストールする。
シフト管理サーバには、電子メールの通信機能とシフト情報を管理するシフト管理機能を備える。また、ワークフロー機能200のキーワード記憶部220には、キーワードとして、シフトの時間割に対応した「日時」と、従業員のメールアドレスや電話番号などの「従業員の識別情報」と、を記憶させる。
シフト管理サーバに、従業員が、シフトの希望日時を記載した電子メールを送信すると、シフト管理サーバは、受信した電子メールから希望日時と送信者を抽出し、抽出した希望日時と送信者からシフト情報を作成する。シフト管理サーバは作成したシフト情報とすでに登録されているシフト情報を比較し、重複していなければシフトを登録し、重複していれば、重複している旨を送信者に返信する。
これによって、ユーザは、専用のサーバにアクセスしなくとも、電子メールをサーバに送信するだけで、自動的にシフトを決定することができる。
例えば、図22(a)、(b)に例示するような広告メール・広告ページを処理し、広告文に記載された日時、場所、内容をワークフローに取りこむようにしてもよい。
また、以上の例では、ワークフローを中心に説明したが、例えば、図23に示すようにスケジュールやカレンダー(予定表)にスケジュールを登録するようにしてもよい。図23には、図22(a)、(b)から取りこまれた広告の内容も登録されている。図23に示すカレンダー(スケジュール)の6月22日の内容が図22(a)の広告に対応し、6月10日〜13日の内容が図22(b)の広告に対応する。
ユーザが、表示を見て、確定ボタンをクリックすると、表示した内容をスケジュール等に登録する。ユーザが編集ボタンをクリックすると、制御部10は、約束事情報を編集する画面を表示し、編集を可能とする。その後、編集後の内容をスケジュール等に登録する。
また、キャンセルボタンがクリックされたときは、制御部10は、登録・更新を行わない。
この発明は、任意の文書から任意の情報項目を抽出して、任意のアプリケーションソフトウエアに提供するシステムに広く適用可能である。
以下、このような場合のシステムの動作について説明する。
情報処理装置1の制御部10は、通信部20が文書を取得する(例えば、文書を送信又は受信する、読み込む、)と、図25に示す文書解析処理を開始し、今回通信された文書を読み取り、記憶部30に展開する(ステップS301)。なお、記憶部30に文書を展開済の場合には、再度展開する必要はない。
次に、制御部10は、辞書を参照して約束事、予定、スケジュール等が記載されている可能性のある文(以下、対象文)を抽出する(ステップS304)。即ち、制御部10は、キーワードが含まれている文を抽出し、キーワードを含まない文を除去する。
具体的には、制御部10は、各文の先頭の文字から順番に、キーワード記憶部220に記憶されているキーワードのいずれかに該当するか否かを判別する。文字列がキーワードに一致すると判別すると、文字列(キーワード)とその位置(文と文のなかの位置)を特定する。
この判別のため、制御部10は、例えば、抽出したキーワードに、約束事を修正するあるいは完了・確定するキーワードが含まれているか否かを判別する。約束事を修正・完了・確定するキーワードが含まれている場合、更新であると判別する。一方、約束事を修正・完了・確定するキーワードが含まれていない場合は、新規の約束事であると判別する。
続いて、制御部10は、抽出したキーワードの内容で、約束事をスケジュール等に登録する(ステップS311)。或いは、アプリケーションプログラムに提供する。
一意に確定すると判別した場合(ステップS402;Yes)、制御部10は、既存の約束情報を削除するか否かを判別する(ステップS403)。例えば、既存の約束について、「キャンセル」、「延期」、「中止」などのキーワードが検出された場合には、削除と判別する。
続いて、必要に応じて、既存の約束情報を削除する(ステップS405)。
その後、処理はステップS310に進み、ステップS404で生成した約束事情報を登録する。
また、ステップS402で、更新対象の約束事が一意に確定できない(ステップS402;No)と判別したときには、更新可能性のある約束事情報を複数個作成し(ステップ406)、ユーザに選択させる。その後、適宜登録処理等を行った後、処理を終了する。
こうして抽出された情報は、任意のアプリケーションソフトに提供可能である。アプリケーションソフトも、記憶部30に格納された情報を利用して、種々の処理が可能である。
100 情報通信機能
200 ワークフロー機能
210 フック部
220 キーワード記憶部
230 キーワード登録部
240 キーワード抽出部
250 約束事作成部
260 約束事更新部
300 約束事管理機能
Claims (8)
- 文書情報を送受信する通信機能と、約束事を記憶する約束事記憶機能と、を備える情報処理装置に、
複数のカテゴリに分類された複数のキーワードを記憶するキーワード記憶機能と、
前記通信機能により送信又は受信された文書情報を構成する文字列と前記キーワード記憶機能が記憶する前記複数のキーワードとを比較することにより、当該送受信された文書情報から前記キーワードを抽出して出力するキーワード抽出機能と、
前記キーワード抽出機能が出力した前記キーワードとそのカテゴリとに基づいて、前記約束事記憶機能に新規に約束事を記憶させる新規約束事情報、あるいは、前記約束事記憶機能が記憶する前記約束事を修正させる修正約束事情報、を作成して出力する約束事情報作成機能と、
作成された新規約束事情報に基づいて前記約束事記憶機能に新規に約束事を記憶させ、作成された当該修正約束事情報に基づいて前記約束事記憶機能が記憶している前記約束事を修正する約束事更新機能と、
を実現させるプログラムであって、
前記キーワード抽出機能は、
前記文書情報を構成する文字列を句読点で区分し、区分した各文字列を、先頭から、前記キーワード記憶機能により記憶されているキーワードと順次比較して絞り込むことによりキーワードを抽出し、キーワードが複数抽出された場合には、文脈からどれか1個に特定し、1つのキーワードの抽出が終了したら、抽出したキーワードに後続する文字列について抽出処理を実行することにより、区分した各文字列の先頭から順にキーワードを抽出し、
複数のカテゴリに属すキーワードを抽出すると、文内の位置と他のキーワードとの関係で、カテゴリを絞り込み、
前記キーワードは、任意のワードと特定のワードの組み合わせを含み、前記キーワード抽出機能は、前記文書情報から、前記任意のワードに相当する部分を、抽出し、
前記キーワードは、第1の任意のワードと第2の任意のワードと特定のワードの組み合わせを含み、前記キーワード抽出機能は、一方を元の約束事のキーワード、他方を新しい約束事のキーワードと分類し、
前記キーワードのカテゴリは、スケジュール用カテゴリ、申請用カテゴリ、ToDoリスト用カテゴリを含み、前記約束事更新機能は、新規約束事情報或いは修正約束事情報に、スケジュール用カテゴリに属すキーワードが存在する場合には、作成する約束事をスケジュールに分類して前記約束事記憶機能に入力し、申請用カテゴリに属すキーワードが存在する場合には、作成する約束事を申請書に分類して前記約束事記憶機能に入力し、ToDoリスト用カテゴリに属すキーワードが存在する場合には、作成する約束事をToDoリストに分類して前記約束事記憶機能に入力し、
前記キーワードは、互いに排他的な関係にある複数のキーワードを含み、前記約束事更新機能は、排他的な関係にあるキーワードが両方検出された際には、予め定められた一方のキーワードに対応する種類であると判別し、
前記約束事更新機能は、未確定の約束毎に、仮フラグを設定し、確定した約束事から仮フラグを除去する、
ことを特徴とするプログラム。 - 前記キーワード抽出機能は、
前記キーワード記憶機能により記憶されているキーワードを参照して、キーワードが含まれている対象文を特定し、キーワードを含まない文を削除し、
特定した各対象文について、前記キーワード記憶機能により記憶されているキーワードの何れかに該当するかを判別して、該当するキーワードを抽出し、
抽出したキーワードのカテゴリ及び対象文内の位置及び前後のキーワードから、対象文に含まれる約束情報を抽出し、約束情報が正しく含まれている約束文に含まれるキーワードを再抽出する、
請求項1に記載のプログラム。 - 前記キーワード抽出機能は、
文書情報を、句点で区分して文に分割し、
区分して得られた各文を読点で区切り、
前記キーワード記憶機能により記憶されているキーワードを参照して、キーワードの含まれている対象文を特定し、キーワードを含まない文を除去し、
特定した各対象文について、先頭の文字から順番に比較して、前記キーワード記憶機能により記憶されているキーワードの何れかに該当するか否かを判別して、該当するキーワードを抽出し、
抽出したキーワードについて、複数のカテゴリに属すものを抽出し、文内の位置、同一文内の他のキーワードとの関係で、カテゴリ事に予め定められたルールに従って、カテゴリを特定できるかを判別して、カテゴリを絞り込み、
抽出したキーワードのカテゴリと対象文内の位置及び前記キーワードとから、対象文に含まれる約束情報を抽出し、約束情報が正しく含まれている約束文に含まれるキーワードを再抽出する、
請求項1に記載のプログラム。 - 前記約束事情報作成機能は、
前記キーワード抽出機能が抽出したキーワード中に約束事を修正、完了又は確定するためのカテゴリに属すキーワードが存在するか否を判別し、存在しないと判別した場合には、抽出したキーワードに基づいて特定した件名と日時と内容とを含む新規約束事情報を生成し、
約束事を修正、完了又は確定するためのカテゴリに属すキーワードが存在すると判別した場合には、修正約束事情報を作成し、
前記約束事更新機能は、
新規約束事情報と前記約束事記憶機能により記憶している約束事とを比較し、当該新規約束事情報と前記約束事記憶機能が記憶する約束事とで類似するものがあれば、その約束事を新規約束事情報に基づいて更新し、当該新規約束事情報と前記約束事記憶機能が記憶する約束事とで類似するものがなければ、新規約束事情報を約束事として記憶し、
修正約束事情報と前記約束事記憶機能により記憶している約束事とを比較し、当該修正約束事情報と前記約束事記憶機能が記憶する約束事とで類似するものがあれば、その約束事を修正約束事情報に基づいて更新し、当該修正約束事情報と前記約束事記憶機能が記憶する約束事とで類似するものがなければ、修正約束事情報を約束事として記憶する、
請求項1、2又は3に記載のプログラム。 - 前記キーワードのカテゴリは、用件を示す用件カテゴリ、日時を示す日時カテゴリ、場所を示す場所カテゴリ、人物を示す人名カテゴリ、を含み、
前記約束事情報作成機能は、抽出した用件カテゴリに属すキーワードに基づいて用件を特定し、日時カテゴリに属すキーワードに基づいて日時を特定し、場所カテゴリに属すキーワードに基づいて場所を特定し、人名カテゴリに属すキーワードに基づいて人名を特定する、
請求項1乃至4の何れか1項に記載のプログラム。 - 前記通信機能は、日時と内容を特定するキーワードを含む広告文書を送信又は受信し、
前記約束事情報作成機能は、前記キーワード抽出機能により抽出されたキーワードに基づいて、広告内容を含む前記新規約束事情報又は修正約束事情報を生成する、請求項1乃至5の何れか1項に記載のプログラム。 - 文書情報を送受信する通信手段と、
約束事を記憶する約束事記憶手段と、
複数のカテゴリに分類された複数のキーワードを記憶するキーワード記憶手段と、
前記通信手段により送信又は受信された文書情報を構成する文字列と前記キーワード記憶手段が記憶する前記複数のキーワードとを比較することにより、当該送受信された文書情報から前記キーワードを抽出して出力するキーワード抽出手段と、
前記キーワード抽出手段が出力した前記キーワードとそのカテゴリとに基づいて、前記約束事記憶手段に新規に約束事を記憶させる新規約束事情報、あるいは、前記約束事記憶手段が記憶する前記約束事を修正させる修正約束事情報、を作成して出力する約束事情報作成手段と、
作成された新規約束事情報に基づいて前記約束事記憶手段に新規に約束事を記憶させ、作成された修正約束事情報に基づいて前記約束事記憶手段が記憶している前記約束事を修正する約束事更新手段と、
を備え、
前記キーワード抽出手段は、
前記文書情報を構成する文字列を句読点で区分し、区分した各文字列を、先頭から、前記キーワード記憶手段に記憶されているキーワードと順次比較して絞り込むことによりキーワードを抽出し、キーワードが複数抽出された場合には、文脈からどれか1個に特定し、1つのキーワードの抽出が終了したら、抽出したキーワードに後続する文字列について抽出処理を実行することにより、区分した各文字列の先頭から順にキーワードを抽出し、
複数のカテゴリに属すキーワードを抽出すると、文内の位置と他のキーワードとの関係で、カテゴリを絞り込み、
前記キーワードは、任意のワードと特定のワードの組み合わせを含み、前記キーワード抽出手段は、前記文書情報から、前記任意のワードに相当する部分を抽出し、
前記キーワードは、第1の任意のワードと第2の任意のワードと特定のワードの組み合わせを含み、前記キーワード抽出手段は、一方を元の約束事のキーワード、他方を新しい約束事のキーワードと分類し、
前記キーワードのカテゴリは、スケジュール用カテゴリ、申請用カテゴリ、ToDoリスト用カテゴリを含み、前記約束事更新手段は、新規約束事情報或いは修正約束事情報に、スケジュール用カテゴリに属すキーワードが存在する場合には、作成する約束事をスケジュールに分類して前記約束事記憶手段に入力し、申請用カテゴリに属すキーワードが存在する場合には、作成する約束事を申請書に分類して前記約束事記憶手段に入力し、ToDoリスト用カテゴリに属すキーワードが存在する場合には、作成する約束事をToDoリストに分類して前記約束事記憶手段に入力し、
前記キーワードは、互いに排他的な関係にある複数のキーワードを含み、前記約束事更新手段は、排他的な関係にあるキーワードが両方検出された際には、予め定められた一方のキーワードに対応する種類であると判別し、
前記約束事更新手段は、未確定の約束毎に、仮フラグを設定し、確定した約束事から仮フラグを除去する、
情報処理装置。 - 文書情報を送受信する工程と、
複数のカテゴリに分類された複数のキーワードを記憶する工程と、
送信又は受信された文書情報を構成する文字列と前記記憶されているキーワードとを比較することにより、当該送受信された文書情報からキーワードを抽出する工程と、
抽出したキーワードとそのカテゴリとに基づいて、新規の約束事情報あるいは、約束事を修正させる修正約束事情報を作成して出力する工程と、
作成された新規約束事情報に基づいて新規に約束事を記憶させ、作成された修正約束事情報に基づいて既に記憶している約束事を修正する工程と、
を備える情報処理方法であって、
前記キーワードを抽出する工程では、
前記文書情報を構成する文字列を句読点で区分し、区分した各文字列を、先頭から、予め記憶されているキーワードと順次比較して絞り込むことによりキーワードを抽出し、キーワードが複数抽出された場合には、文脈からどれか1個に特定し、1つのキーワードの抽出が終了したら、抽出したキーワードに後続する文字列について抽出処理を実行することにより、区分した各文字列の先頭から順にキーワードを抽出し、
複数のカテゴリに属すキーワードを抽出すると、文内の位置と他のキーワードとの関係で、カテゴリを絞り込み、
前記キーワードは、任意のワードと特定のワードの組み合わせを含み、前記文書情報から、前記任意のワードに相当する部分を抽出し、
前記キーワードは、第1の任意のワードと第2の任意のワードと特定のワードの組み合わせを含み、第1の任意のワードと第2の任意のワードの一方を元の約束事のキーワード、他方を新しい約束事のキーワードと分類し、
前記キーワードのカテゴリは、スケジュール用カテゴリ、申請用カテゴリ、ToDoリスト用カテゴリを含み、新規約束事情報或いは修正約束事情報に、スケジュール用カテゴリに属すキーワードが存在する場合には、作成する約束事をスケジュールに分類し、申請用カテゴリに属すキーワードが存在する場合には、作成する約束事を申請書に分類し、ToDoリスト用カテゴリに属すキーワードが存在する場合には、作成する約束事をToDoリストに分類し、
前記キーワードは、互いに排他的な関係にある複数のキーワードを含み、排他的な関係にあるキーワードが両方検出された際には、予め定められた一方のキーワードに対応する種類であると判別し、
前記約束事を修正する工程では、未確定の約束毎に、仮フラグを設定し、確定した約束事から仮フラグを除去する、
情報処理方法。
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