JP5444067B2 - ガラスルーバー窓 - Google Patents
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Description
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のルーバー窓(100)において、複数並列されたルーバーウイング(20)が閉鎖された姿勢において、室内側に面する複数のルーバーガラス(22a、22a、…)又はルーバーパネルが室内側面で面一とされることを特徴とする。
また、ルーバーウイングの開閉は、閉鎖の姿勢よりも室外側の動作のみで行われるので、室内側にルーバーウイングが動作するための空間を設ける必要がない上、ルーバーウイングの室内側に何らかの部材等があっても問題とならない。これにより、室内視でホルダや連動バーを枠体に隠蔽しやすくなり、特に室内視で外観に優れるガラスルーバー窓とすることもできる。ホルダを隠蔽することにより室内外の熱移動が抑えられ、断熱性に優れるガラスルーバー窓とすることもできる。
ここで、このような滑り出し式の開閉では、滑らかな開閉が可能であり、操作性に問題が生じにくい。
枠体10の枠内で、見付け方向に複数並列して設けられるルーバーウイング20、20、…を備えている。また、ガラスルーバー窓100には、連動バー30、アーム35(図7参照)、枠体10に具備される樹脂カバー41、42、43、44、及び操作部70が備えられ、操作部70を操作することで連動バー30やアーム35を動作させ、ルーバーウイング20、20、…を開閉可能としている。
枠体10は、上下のそれぞれに水平に配置される長尺部材である横枠11、12、及び当該横枠11、12の端部を渡して設けられる長尺部材である縦枠13、14を備え、これらが枠状に形成されている。
図4は、ルーバーウイング20の構成を示す概略図である。図4の紙面奥手前方向にルーバーガラス22a、22bが延在している。図3、図4に示すように、ルーバーウイング20は、ホルダ21とルーバーパネルとしてのルーバーガラス22a、22bとを有して、枠体10の見付け方向に複数並列して配置されている。以下、ルーバーウイング20の構成について説明する。
また、図2に示されるように、ルーバーガラス22、22、…のうち、室内側ルーバーガラス22a、22a、…は、ガラスルーバー窓100の閉鎖の姿勢で、見付け方向と略平行となるように、略垂直となるとともに、当該室内側ルーバーガラス22a、22a、…によって形成される室内側ガラス面が面一とされている。一方、ルーバーガラス22、22、…のうち室外側ルーバーガラス22b、22b、…は、ガラスルーバー窓100の閉鎖の姿勢で、見付け方向に対してやや傾斜されて設けられており、ガラスルーバー窓200の閉鎖の姿勢で隣接する室外側ルーバーガラス22b、22b、…と互いに重なりを有して備えられている。
連動バー30、30は、図3に表れるように、縦枠13の片13a、片13c、片13dによって形成された凹部、及び縦枠14の片14a、片14c、片14dによって形成された凹部のそれぞれに、縦枠13、14の長手方向に沿ってスライド可能に配置されている。連動バー30は、縦枠13、14の長手方向に沿って延びる板状部30aと、当該板状部30aの見付け方向内側面に設けられる回動軸30bとを有している。連動バー30、30は、室内視において、隠蔽されて縦枠13、14側に取り付けられている。連動バー30に備えられる回動軸30bの数は、ルーバーウイング20、20、…の数と一致している(図7参照)。上述のように、ホルダ21の孔21bが当該回動軸30bへと回動可能に取り付けられており、後述する操作部70を操作して、板状部30aを縦枠13、14の長手方向に沿って上下にスライドさせることで、ホルダ21を動作させてルーバーウイング20、20が開閉される。連動バー30とルーバーウイング20との関係については後で詳述する。
アーム35、35は、図3に表れるように、縦枠13の片13a、片13b、片13cによって形成される凹部、及び縦枠14の片14a、片14b、片14cによって形成される凹部のそれぞれに設けられたアーム固定軸35b、35bに一端が回動可能に固定される。また、他端では、ホルダ21、21の孔21b、21bにアーム軸35a、35aが挿入されて、ホルダ21、21に回動可能に固定されている。すなわち、アーム35、35は、一端が縦枠13、14側に回転動可能に固定され、もう一端がルーバーウイング20側に回動可能に固定されている。アーム35、35の縦枠13、14側端部は、見込み方向、及び見付け方向の動きが拘束され、アーム固定軸35b、35bに軸止された状態にある。一方、アーム35、35のルーバーウイング20側端部は、アーム固定軸35a、35a側を軸として、旋回可能とされるとともに、ホルダ21、21を軸止している。
樹脂カバー41〜44は、枠体10の見付け方向内側縁に沿って設けられ、枠体10を通しての室内外の熱移動を抑え、ガラスルーバー窓100の断熱性向上に寄与する樹脂からなるカバー部材である。樹脂カバー41〜44は、図2、図3に表される断面において、見込み方向に延びる片41a〜44aを備えている。片41a〜44aの見込み方向室内側には、見付け方向外側に向かって爪部41b〜44bが設けられており、枠体10側に設けられた上記爪部に掛止されている。また、片41a〜44aの見込み方向室外側には、コ字状に形成されて見付け方向内側に開口する片41c〜44cが設けられており、当該片41c〜44cのコ字状開口を塞ぐように係合部材が嵌め込まれている。片41c〜44cのコ字状内側には任意に網戸用網の端部が挿入され、係合部材によって保持され得る。すなわち、ルーバーウイング20の室内側に、必要に応じて網戸が形成され、虫等の室内への侵入を防ぐことが可能である。また、片41c〜44cの見付け方向外側端部は、枠体10の上記爪部に掛止されている。さらに、片41c〜44cの見込み方向室外側端部からは、見込み方向室外側に向かって片、及びシール部材60が延びている。シール部材60は、樹脂カバー41〜44の室外側縁に沿って設けられており、ガラスルーバー窓100閉鎖の姿勢で、室内側ルーバーガラス22aの室内側面に当接されて、室内外の気密、断熱が確保されている。
操作部70は、図1及び図3に示されるように、樹脂カバー44の片44aに嵌め込まれて固定されており、操作レバー70aを引き出して手動によりレバー操作することで、連動バー30を上下に動作させることができ、ガラスルーバー窓100を開閉することが可能となる。ガラスルーバー窓100の各ルーバーウイング20、20、…は、後述するように、滑り出し式に滑らかに開閉するため、比較的軽くレバー操作を行うことができる。尚、操作部70から連動バー30への動力伝達機構については、図面において省略してあるが、公知の伝達機構を適宜選択して用いることができる。また、操作部70の位置については、樹脂カバー44に限定されず、樹脂カバー42、又は樹脂カバー43に設けられていてもよい。
以下、図7、図8を参照しつつ、ガラスルーバー窓100の開閉動作について説明する。図7は、ルーバーウイング20、20の動作、連動バー30の動作、及びアーム35、35の動作の各関係を概略的に示す図である。図7(a)は、ガラスルーバー窓100閉鎖の姿勢を示しており、図7(b)〜図7(e)に向かって徐々に開放されている。図が煩雑となるのを防ぐため、図7(a)にのみ符号を付し、図7(b)〜図7(e)については、符号を省略している。図8は、ガラスルーバー窓100の開閉動作における、ルーバーウイング20の動作軌跡を示す図である。
パッキン150は、室内側ルーバーガラス22aの上端に嵌め込まれ得るように、略コ字状に形成された被覆部150aと、隣接する室内側ルーバーガラス22aと接するように設けられたフィン150bとを有している。また、被覆部150aとフィン150bとの接合部を含んだ図10にEで示した面は、極力凹凸が抑えられ、略平面上に形成されている。
パッキン150においても、被覆部150a及びフィン150bの材質については特に限定されないが、透明な樹脂からなることが好ましい。また、被覆部150aには、ルーバーガラスから容易に外れない程度の強度を持たせるために硬質な材料を用い、且つ、フィン150bには柔軟性を持たせるために軟質な材料を用いることが好ましい。従って、被覆部150aとして硬質アクリル樹脂、フィン150bとして軟質アクリル樹脂を用いることが特に好ましい。
11 上横枠
12 下横枠
13、14 縦枠
20 ルーバーウイング
21 ホルダ
22 ルーバーガラス(ルーバーパネル)
30 連動バー
41、42、43、44 樹脂カバー
50 パッキン
60 シール部材
70 操作部
100 ガラスルーバー窓
Claims (7)
- 建物開口部に沿って備えられる枠体と、
該枠体の見付け方向に複数並列して設けられるとともに、回動軸を備えるホルダ及び該ホルダに保持される少なくとも室内側及び室外側の2枚のルーバーガラス又はルーバーパネルを備えるルーバーウイングと、を備え、
前記ルーバーウイングの閉鎖の姿勢において、
前記室内側ルーバーガラス又はルーバーパネルは、見付け方向に対して平行に配置され、
前記室外側ルーバーガラス又はルーバーパネルは、見付け方向に対して傾斜を設けて配置されることを特徴とする、ルーバー窓。 - 前記回動軸が前記ホルダの上端に設けられている、請求項1に記載のルーバー窓。
- 複数並列された前記ルーバーウイングが閉鎖された姿勢において、室内側に面する複数の前記ルーバーガラス又はルーバーパネルが室内側面で面一とされる、請求項1又は2に記載のルーバー窓。
- 前記ルーバーウイングの閉鎖の姿勢において、複数の前記室内側ルーバーガラス又はルーバーパネルが室内側面で面一とされ、且つ、複数の前記室外側ルーバーガラス又はルーバーパネルが、見込み方向に互いに重なりを有している、請求項1に記載のルーバー窓。
- 前記ルーバーウイングの閉鎖の姿勢において、前記ホルダが、室内正面視で前記枠体により隠蔽されている、請求項1〜4のいずれかに記載のルーバー窓。
- 複数並列された前記ルーバーガラス又は前記ルーバーパネルの端部にパッキンが備えられ、前記ルーバーウイングの閉鎖の姿勢で該パッキンが隣接するルーバーガラス又はルーバーパネルに接している、請求項1〜5のいずれかに記載のルーバー窓。
- 前記枠体には、前記ルーバーウイングの閉鎖の姿勢で室内側に面する前記ルーバーガラス又は前記ルーバーパネルよりも見込み方向室内側に、シール部材が配置され、該シール部材は、前記ルーバーウイングの閉鎖の姿勢で前記室内側に面するルーバーガラス又はルーバーパネルに接している、請求項1〜6のいずれかに記載のルーバー窓。
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