JP6006042B2 - 換気装置と開口部装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ビルや住宅等に設置される換気装置と開口部装置に係わり、より詳しくは、段窓として構成される換気装置における開閉操作機構の構成に関する。
近年、温暖化対策や省エネおよび節電対策として換気装置が求められており、住宅用では、上下2段の開き窓を有する段窓が用いられてきている(特許文献1参照)。特に換気効率を高めた換気装置として、上窓と下窓の開き方向を逆方向としたいわゆる上下逆勝手開き窓が賞用されてきている。このような換気装置の開閉操作手段として、オペレータハンドルと称される回動式ハンドルの操作によって窓を開閉するものや、ラッチハンドルを用いたものがある。
このような換気装置のうち、オペレータハンドルを用いた従来の段窓式換気装置は、各下枠に上窓開閉用のオペレータハンドル、下窓開閉用のオペレータハンドルをそれぞれ取付けて構成される。また、ラッチハンドルを用いた従来の段窓式換気装置は、上下の各障子の自由端にラッチハンドルを取付けて構成される。
特開2002−194952号公報
ラッチハンドルを用いた外開き式換気装置の場合、換気のためには、上下の各障子に設けられたラッチハンドルを手で把持して開閉する必要があり、換気のためには上下の障子を開く必要があるので、操作が面倒になるという問題点があった。
本発明は、上記問題点に鑑み、操作性を向上させることが可能になる段窓式の換気装置と開口部装置を提供することを目的とする。
請求項1の換気装置は、矩形に構成される枠体を中間枠により上下に仕切り、前記中間枠により仕切られて構成された上枠部、下枠部にそれぞれ外開き式に上障子、下障子を装着してなる換気装置において、
下障子および上障子の操作部と、
前記操作部の操作力を前記上障子の開閉力に変換する第1の連結機構と、前記操作部の操作力を前記第1の連結機構と連動して前記上障子の開閉方向と異なる方向に開閉する前記下障子の開閉力に変換する第2の連結機構とを備えたことを特徴とする。
請求項2の換気装置は、請求項1に記載の換気装置において、
前記第1の連結機構の一端と第2の連結機構の一端とを、前記上障子及び下障子の框に沿って移動可能にするとともに、前記框に沿って移動する前記第1の連結機構と前記第2の連結機構の部分を相互に連結し、
前記第1の連結機構と前記第2の連結機構とが連動して前記上障子及び前記下障子を開閉することを特徴とする。
請求項3の換気装置は、請求項1または2に記載の換気装置において、
前記第1の連結機構と第2の連結機構が、それぞれ、互いに回動可能に連結される第1のアームと第2のアームとにより構成され、
前記第1の連結機構の前記第1のアームが前記操作部に取付けられる屈曲部を有するアームとして構成され、前記第2の連結機構の第1のアームが前記屈曲部に回動可能に連結され、
前記第1の連結機構および第2の連結機構の各第2のアームの先端が、それぞれ、前記上障子と下障子のいずれか一方の框と他方の框に沿って移動可能に装着され、
前記操作部に、第1のアームの前記屈曲部を見込方向にガイドするガイド部を備えることを特徴とする。
請求項4の換気装置は、請求項1から3までのいずれか1項に記載の換気装置において、
前記操作部として前記中間枠に沿ってスライドするハンドルを備えた
ことを特徴とする。
請求項5の開口部装置は、矩形に構成される枠体を左右に仕切る縦枠を介して互いに隣り合って設けられる少なくとも一対の窓部を備えた開口部装置であって、
前記一対の窓部のうち一方の窓部は、中間枠により上下に仕切られた上枠部、下枠部にそれぞれ外開き式に上障子、下障子を装着してなり、
下障子および上障子の操作部と、
前記操作部の操作力を前記上障子の開閉力に変換する第1の連結機構と、前記操作部の操作力を前記第1の連結機構と連動して前記上障子の開閉方向と異なる方向に開閉する前記下障子の開閉力に変換する第2の連結機構とを備えたことを特徴とする。
請求項1〜3の発明によれば、上障子、下障子を開閉する操作部を設けたので、上障子を開閉する際のみならず、下障子を開閉する際にも腰をかがめて操作部を操作する必要がなく、操作性が向上する。また、1つの操作部の操作によって上下の障子が開閉されるので、上障子、下障子についてそれぞれ操作部を設ける場合に比較して、操作が簡単となる。また、上障子と前記下障子とを互いに逆方向に開閉する上下逆勝手開閉構造としているので、効率の良い換気が行なえる。また、操作部が極端に下位置になることがない上、網戸はロール網戸や内開き式網戸にする必要がなく、固定網戸とすることが可能となるので、内観による意匠性が向上する。
請求項4の発明によれば、スライド式ハンドルを中間枠に沿ってスライドさせることにより障子を開閉するようにしたので、簡単な構造で操作部が実現できる。
請求項5の発明によれば上障子、下障子を開閉する操作部を設けたので、上障子を開閉する際のみならず、下障子を開閉する際にも腰をかがめて操作部を操作する必要がなく、操作性が向上する。また、上障子と前記下障子とを互いに逆方向に開閉する上下逆勝手開閉構造としているので、効率の良い換気が行なえる。また、1つの操作部の操作によって上下の障子が開閉されるので、上障子、下障子についてそれぞれ操作部を設ける場合に比較して、操作が簡単となる。また、操作部が極端に下位置になることがない上、網戸はロール網戸や内開き式網戸にする必要がなく、固定網戸とすることが可能となるので、内観による意匠性が向上する。
(A)は本発明の一実施の形態の換気装置を室内側から見た正面図、(B)は上下逆勝手開閉式窓の作用説明図である。 図1のE−E拡大断面図である。 図1のF−F拡大断面図である。 図2の要部拡大図である。 本実施の形態の網戸の取付け枠を室内側から見た正面図である。 本実施の形態の操作部および連結機構を障子が閉じた状態で示す横断面図である。 本実施の形態の操作部および連結機構を障子が開いた状態で示す横断面図である。 本実施の形態における連結機構を示す分解平面図である。 (A)は本実施の形態における連結部の一部を示す平面図、(B)はその正面図である。 (A)、(B)、(C)はそれぞれ本発明の換気装置の他の実施の形態を示す正面図である。
図1(A)は本発明の一実施の形態の換気装置を室内側から見た正面図である。図1(A)において、1はビルに設置されるフィックス窓、2はこのフィックス窓1に横並びに設置される換気装置である。3,4はそれぞれフィックス窓1および換気装置2に共通の上枠および下枠、5,6,7は縦枠であり、一端側の縦枠5はフィックス窓1の一方の縦枠として用いられ、他端側の縦枠7は換気装置2の一方の縦枠として用いられ、両者間の縦枠6はフィックス窓1と換気装置2に共通の縦枠として用いられる。上枠3、下枠4および縦枠5〜7はアルミニウム合金製または樹脂製押出形材でなる。8はフィックス窓1の障子であり、この障子8はガラスで構成され、上枠3、下枠4および縦枠5,6で構成される枠内に嵌め殺し状に固定して設けられる。
なお、本実施の形態では、フィックス窓1と換気装置2とは、共通の上枠3および下枠4、縦枠5,7で連窓が構成されているが、本発明はこれに限られず、それぞれ上枠および下枠、縦枠とにより枠組みされたものを方立により連結して連窓とするものであってもよい。
換気装置2の枠は上枠3、下枠4および縦枠6,7で構成される縦長の矩形の枠を無目と称される中間枠10により仕切り、中間枠10ないしその上部を上枠部11として構成し、中間枠10ないしその下部を下枠部12として構成する。13は上枠部11に外開き式に取付けられた上障子、14は下枠部12に外開き式に取付けた下障子である。15は上障子13と下障子14を開閉するために共通に設けられた操作部であり、本実施の形態においては、この操作部をスライド式ハンドルにより構成した例を示す。
なお、中間枠10は、フロアから約90〜150cm程度に配置されており、操作部15が操作しやすい高さに配置されるため、換気装置2の上障子13、下障子14を容易に開くことができる。本実施の形態では、上障子13と下障子14の形状を同一としているが、中間枠10が上述した高さに配置されることにより操作性を向上させるため、上障子13と下障子14の縦方向の長さが異なるものとなってもよい。
図2は図1のE−E拡大断面図、図3は図1のF−F拡大断面図、図4は図2の要部拡大図である。図4において、10aは中間枠10を縦枠6,7にタッピングねじ(図示せず)により結合するためのタッピングホールである。図2、図3に示されるように、上障子13はアルミニウム合金製あるいは樹脂製の押出形材13aを主体とし、この主体13aは中空状に形成され、内部にタッピングホール13bを有し、上框13c、下框13dをタッピングねじ(図示せず)により固定して構成される。主体13aの片側には断面形状が半円弧状の枢着部13eを有する。17はこの枢着部13eを回動可能に外嵌する障子取付け部17aを有するアタッチメントである。このアタッチメント17は縦枠7における縦枠6との対向面に形成されたアタッチメント取付け部7aに基部を嵌合して取付けられる。
下障子14も上障子13と同様の構造の主体14aと上框14c、下框14d、枢着部14e(図7参照)を有して構成され、縦枠6の縦枠7との対向面に形成されたアタッチメント取付け部6aに取付けられるアタッチメント18に枢着部14eを回動可能に嵌合して取付けられる。すなわち、上障子13と下障子14は上下逆勝手に開閉可能に取付けられた段窓として構成される。
なお、本実施の形態では、障子13,14の幅寸法を短くするため、金属製や樹脂製の押出形材としているが、フィックス窓1に隣り合う換気装置2の上障子13と下障子14としてガラスや透光性のパネルを備えるものとしてもよい。
20,21はそれぞれ上障子13、下障子14の室内側に固定して取付けられる網戸である。図3、図4に示すように、網戸20は押出形材でなる取付け枠19に形成されている左右の取付け溝19a,19aに左右の端部を押込部材22によって固定し、この取付け枠19を、縦枠6,7、上枠3および中間枠10の室内側に形成した網戸収容スペース23に、例えば、けんどん式に嵌め込むことによって取付けられる。下障子14の室内側に設ける網戸21も同様の構造で中間枠10と左右の縦枠6,7と下枠4との間に取付けられる。
図5は前記網戸20,21の取付け枠19を室内側から見た正面図である。図3、図5に示すように、この実施の形態においては、取付け枠19の網戸20,21に対面する部分に、横方向に長い通気孔19bを取付け枠19の上下にわたって複数配設している。そして、取付け枠19の室内側には、この通気孔19bが室内側から見えないように隠すための目隠し板部19cを形成している。このように通気孔19bを目隠し板部19cによって隠した構造により、意匠性を高めることができる。
15は上障子13および下障子14を開閉するために共用される操作部である。24は操作部15の操作力を下障子14に伝達する第1の連結機構、25は操作部15の操作力を上障子13に伝達する第2の連結機構である。
図6は本実施の形態の障子13,14を開閉させるための操作部15および連結機構24,25を障子13,14が閉じた状態で示す平面図、図7は開いた状態で示す平面図である。図4、図6に示すように、操作部15はスライド式ハンドル27により構成される。このハンドル27は、連結機構24に連結する連結部27aを有する。この連結部27aは、中間枠10の室内側縦板部10bに設けた取付け溝10cに摺動可能に嵌め込まれる。連結部27aの上面には取付け溝10cの上縁に係合させる抜け止め用の係合部27bを溶接する。また、ハンドル27の下部にも、取付け溝10cの下縁に係合させる抜け止め用の係合片27cをねじ等の固定具27dにより固定する。
図4において、10dは中間枠10の室外側縦板部10eに設けられた開口部であり、この開口部10dは、連結機構24,25の構成部材を通すものである。30はこの開口部10dにねじ等の固定具31に取付けられたブラケット、30aはブラケットに室内外方向に長く形成した長孔、32は長孔30aに摺動可能に取付けられた連結機構24,25の第1のアーム34,38(後述)の枢支軸である。
図8に示すように、第1の連結機構24は、第1のアーム34と、このアーム34にピン35により回動可能に連結した第2のアーム36とからなる。第1のアーム34は、その基部近傍にくの字形の折曲部34aを有し、この折曲部34aと基端部に、それぞれピン孔34b,34cを有する。第2の連結機構25は第1のアーム38と、この第1のアーム38にピン39により回動可能に連結された第2のアーム40とからなる。第1のアーム38の基端部にはピン孔38aを有する。第1の連結機構24の第1のアーム34のピン孔34bからピン35の連結用ピン孔との間の長さは、第2の連結機構25の第1のアーム38のピン孔38aからピン39の連結用ピン孔までの長さに等しい。また、第2のアーム36,40の長さも等しい。
図4、図6、図7に示すように、第1の連結機構24の第1のアーム34は、その基端部に設けたピン孔34dに挿着するピン42により、ハンドル27の連結部27aに回動可能に連結する。また、第1の連結機構24の第1のアーム34の折曲部34aのピン孔34bと、第2の連結機構25の第1のアーム38の基端部のピン孔38aに枢支軸32を挿着してアーム34,38どうしを連結する。
図9(A)の平面図および図9(B)の正面図に示すように、第1の連結機構24の第2のアーム36の先端と、第2の連結機構25の第2のアーム40の先端には、これらの連結機構24,25を連動させるために軸44,45を設け、これらの軸44,45間を連結板46,46により連結する。また、連動中にアーム36,40の平面視における傾斜角を同一とするため、各アーム36,40の先端には相互に噛合する歯車47,48を設ける。また、アーム36,40にそれぞれ設ける軸44,45にはそれぞれ回動可能にローラ50,51を取付ける。
一方、図2、図4、図6〜図8に示すように、下障子14の上框14cには第1の連結機構24のローラ50を転動可能に収容するガイド溝52を設ける。また、上障子13の下框13dには第2の連結機構25のローラ51を転動可能に収容するガイド溝53を設ける。
図2において、56、57は中間枠10の室外側の面の上下に取付けられたゴム製のシール材であり、これらのシール材56,57はそれぞれ上障子13、下障子14が閉じている状態において、上障子13の下部の室内側の面と、下障子14の上部の室内側の面をそれぞれ当接させるものである。上枠3、下枠4にも上障子13の上部の室内側の面、下障子14の下部の室内側の面をそれぞれ当接させるシール材58,59を設ける。
図3、図6、図7において、61、62は縦枠6,7に設けられたゴム製のシール材であり、上障子13が閉じている状態において、上障子13の両端の室内側の面を当接させるものである。下障子14に対しても同様のシール材61,62が取付けられる。
図2において、63は上枠3の室外側に取付けられて上障子13の上框13cに当接するゴム製の水切り材、64は上障子13の下框13dの室外側に取付けられて下障子14の上框14cに当接するゴム製の水切り材、65は下障子14の下框14dの室外側に取付けられて下枠4に当接するゴム製の水切り材である。
図3、図6において、68は上障子13の自由端側に取付けられたゴム製の水切り材であり、縦枠6のアタッチメント取付け部6aの室外側の面に当接させるものである。下障子14の自由端にも同様の水切り材が設けられる。
なお、上障子13および下障子14と縦枠6,7との間には、障子13,14を閉じた状態において、これらの障子13,14を縦枠7,6にそれぞれ固定するロック機構が設けられるが、図示を省略している。
この構成において、図2〜図4、図6に示すように、障子13、14が閉じた状態から開く場合には、ハンドル27を図7の矢印X方向、すなわち紙面上、右側から左側の方向に動かす。これにより、第1の連結機構24の第1のアーム34が、枢支軸32を中心として矢印R1に示すように回動する。このように第1のアーム34が回動する時、ハンドル27の連結部27aと第1のアーム34,38とを連結する枢支軸32は、ブラケット30の長孔30aに沿って移動する。この第1のアーム34の回動により第2のアーム36は第1のアーム34に対して折曲状態から伸長状態への姿勢を変えながら、第2のアーム36の先端に設けたローラ50が下障子14の上框14cに設けたガイド溝52に沿って摺動しながら下障子14を押し開く。
一方、第1の連結機構24の第2のアーム36に、第2の連結機構25の第2のアーム40が連結板46により連結されているので、第2のアーム36の動きに伴い、第2のアーム36に引きずられて、第2の連結機構25の第2のアーム40の先端のローラ51が、上障子13の下框13dに設けたガイド溝53に沿って移動する。このとき、第2の連結機構25の第2のアーム40は、第1のアーム38に対して折曲状態から伸長状態へと変化し、上障子13も下障子14と同時に開かれる。
また、第1の連結機構24の第2のアーム36の先端に設けた歯車47が、第2の連結機構25の第2のアーム40の先端に設けた歯車48に噛合しているので、図7に示すように、第2のアーム36,40は上枠3や下枠4に対して室内外方向に垂直となる線Tに対して傾斜角が同角となり、第1のアーム34,38の傾斜角は同角となり、上障子13と下障子14の開き角は同じになる。障子13,14を閉じる際には、図7において、ハンドル27を矢印Xと反対方向にスライドさせると、前記と逆の動作により、障子13,14が同時に閉じる。
このように上下逆勝手に上障子13、下障子14を開いた状態においては、図1(B)(室外側から見た図)に矢印S1で示すように、紙面上、右側から吹く風は上障子13により阻まれて上方の開口部66から室内に入り、室内に入った空気は下方の開口部67から矢印S2で示すように室外に出る。反対に、矢印S3で示すように、紙面上、左側から吹く風は下障子14により阻まれて下方の開口部67から室内に入り、室内に入った空気は上方の開口部66から矢印S4で示すように室外に出る。このような空気の流れにより、空気の流れ方向の如何にかかわらず、換気効率が向上する。
本実施の形態の換気装置2は、上窓、下窓を仕切る中間枠10に、上障子13、下障子14を開閉する操作部15を設けたので、障子13,14を開閉する際に腰をかがめて操作部を操作する必要がなく、操作性が向上する。また、網戸20,21はロール網戸や内開き式網戸にする必要がなく、図示のように固定網戸とすることが可能となるので、内観による意匠性が向上する。
また、1つの操作部15の操作によって上下の障子13,14が開閉されるので、上障子13、下障子14についてそれぞれ操作部を設ける場合に比較して、操作が簡単となる。
また、本実施の形態においては、上障子13と下障子14とを互いに逆方向に開閉する上下逆勝手開閉構造としたので、風向の如何にかかわらず、効率の良い換気が行なえる。
また、本実施の形態においては、スライド式ハンドル27を中間枠10に沿ってスライドさせることにより障子13,14を開閉するようにしたので、簡単な構造で操作部が実現できる。
また、本実施の形態においては、ビル等に設置された下枠位置の低いフィックス窓1に横並びに換気装置2を設けたので、操作部15を操作に好適な位置に設置することが可能となり、フロア面に置かれる荷物等に邪魔されるおそれがなく、操作性の向上の面で顕著な効果が得られ、意匠性の面でも顕著な効果を奏することができる。
図10(A)〜(C)は本発明の換気装置の他の実施の形態を示す正面図である。図10(A)は換気装置2が単独に設置される例であり、図10(B)はフィックス窓1の両側に換気装置2を設けた例であり、図10(C)はフィックス窓1,1の間に換気装置2を設けた例である。
本発明を実施する場合、操作部15の操作により障子13,14を開閉させる機構としては、スライド式ハンドル27ではなく、回動式ハンドルを用いた操作、連結機構も採用可能である。
また本発明は、上下逆勝手に開閉される窓のみではなく、同方向に開く窓として構成することも可能である。特に、図10(B)のように、フィックス窓1の両側に換気装置2が配置された場合、一方の換気装置2の上障子13と他方の上障子13とを互いに異なる方向に開くようにしたり、一方の換気装置2の上障子13と他方の下障子14とを互いに異なる方向に開いたりして換気をするようにしてもよい。
また、上記の実施の形態では、換気装置2をビルに設置される換気装置として説明したが、これに限られるものではなく、家庭用の換気装置に適用してもよい。その他、本発明を実施する場合、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の変更、付加が可能である。
1:フィックス窓、2:換気装置、3:上枠、4:下枠、5,6,7:縦枠、8:障子(ガラス)、10:中間枠、11:上枠部、12:下枠部、13:上障子、13c:上框、13d:下框、14:下障子、14c:上框、14d:下框、15:操作部、17,18:アタッチメント、19:網戸取付け枠、20,21:網戸、22:押込部材、24:第1の連結機構、25:第2の連結機構、27:ハンドル、30:ブラケット、30a:長孔、32:枢支軸、34:第1のアーム、36:第2のアーム、38:第1のアーム、40:第2のアーム、44,45:軸、46:連結板、47,48:歯車、50,51:ローラ、52,53:ガイド溝

Claims (5)

  1. 矩形に構成される枠体を中間枠により上下に仕切り、前記中間枠により仕切られて構成された上枠部、下枠部にそれぞれ外開き式に上障子、下障子を装着してなる換気装置において、
    下障子および上障子の操作部と、
    前記操作部の操作力を前記上障子の開閉力に変換する第1の連結機構と、前記操作部の操作力を前記第1の連結機構と連動して前記上障子の開閉方向と異なる方向に開閉する前記下障子の開閉力に変換する第2の連結機構とを備えたことを特徴とする換気装置。
  2. 請求項1に記載の換気装置において、
    前記第1の連結機構の一端と第2の連結機構の一端とを、前記上障子及び下障子の框に沿って移動可能にするとともに、前記框に沿って移動する前記第1の連結機構と前記第2の連結機構の部分を相互に連結し、
    前記第1の連結機構と前記第2の連結機構とが連動して前記上障子及び前記下障子を開閉することを特徴とする換気装置。
  3. 請求項1または2に記載の換気装置において、
    前記第1の連結機構と第2の連結機構が、それぞれ、互いに回動可能に連結される第1のアームと第2のアームとにより構成され、
    前記第1の連結機構の前記第1のアームが前記操作部に取付けられる屈曲部を有するアームとして構成され、前記第2の連結機構の第1のアームが前記屈曲部に回動可能に連結され、
    前記第1の連結機構および第2の連結機構の各第2のアームの先端が、それぞれ、前記上障子と下障子のいずれか一方の框と他方の框に沿って移動可能に装着され、
    前記操作部に、第1のアームの前記屈曲部を見込方向にガイドするガイド部を備えることを特徴とする換気装置。
  4. 請求項1から3までのいずれか1項に記載の換気装置において、
    前記操作部として前記中間枠に沿ってスライドするハンドルを備えた
    ことを特徴とする換気装置。
  5. 矩形に構成される枠体を左右に仕切る縦枠を介して互いに隣り合って設けられる少なくとも一対の窓部を備えた開口部装置であって、
    前記一対の窓部のうち一方の窓部は、中間枠により上下に仕切られた上枠部、下枠部にそれぞれ外開き式に上障子、下障子を装着してなり、
    下障子および上障子の操作部と、
    前記操作部の操作力を前記上障子の開閉力に変換する第1の連結機構と、前記操作部の操作力を前記第1の連結機構と連動して前記上障子の開閉方向と異なる方向に開閉する前記下障子の開閉力に変換する第2の連結機構とを備えたことを特徴とする開口部装置。
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