JP5443900B2 - 配送用包装容器およびその封緘方法並びに配送用包装容器の製造方法 - Google Patents
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Description
同文献に記載の技術は、2枚の略方形のシート部材を封筒状に重ね合せ、1辺に製品を挿入する開口部を略菱形状に形成し、他の辺を封止状態とした包装容器(収容体)である。そして、前記開口部を形成する上辺に設けられた所定形状のフラップ部により開口領域を閉塞するようになっている。同文献に記載の技術によれば、略菱形状の開口とこれを閉塞可能な所定形状のフラップ部を設けたことにより、製品として薄物から厚みがあるものまで包装可能としている。
一方、図8に例示する包装容器110によれば、上下左右に大型の4つのフラップ部110c,d,e,fを複数の折り曲げ部113を介して構成しているので、包装可能な製品の数や厚みに対する対応範囲が封筒型に比べて大きいという利点がある。しかし、同図(b)〜(c)に包装工程を示したように、この包装容器110は、人手にて紙製の本体ブランクを組み立てる複数の工程を要するため、このような包装作業に手間が掛かるという問題がある。
また、前記封緘フィルムが、前記本体ブランクの周囲に張り出す耳部が不透明なので、内部の製品を容易に視認させないようにすることができる。
また、前記封緘フィルムが複数層からなり、隣接する層間に気泡を封入した緩衝部を有すれば、内部の製品を衝撃から保護する上で好ましい。
そして、本発明のうち第二の発明は、上述した第一の発明に係る包装容器を用いた配送用包装容器の封緘方法であって、前記折り曲げ部にて折り返された前記本体ブランク間に製品を両側から狭持するように収納し、その後に、折り返された辺以外の3辺の各縁部にて対向する封緘フィルムの耳部相互を3辺同時に溶着して封緘し、その後に更に熱収縮をさせて耳部を整えることを特徴とする。
まず、本発明に係る配送用包装容器、およびその製造方法の一実施形態について、図1および図2を適宜参照しつつ説明する。
この配送用包装容器1は、本などの冊子小包(例えば「ゆうメール(登録商標)」)の配送用に好適な包装容器であって、図1に示すように、可撓性シートからなる本体ブランク2と、この本体ブランク2と一体に貼着された封緘フィルム8とを有して構成されている。
本実施形態の例では、封緘フィルム8として、約150℃で溶着する二軸延伸収縮ポリエチレンフィルムを用いている。なお、この封緘フィルム8は、防水性のフィルムでもあり、図1に示すように、本体ブランク2の内面側の全面を覆って貼着される。これにより、配送時においては雨に強く、また、仮に不測の事態により短時間水没したとしても、包装状態における内部への浸水が防止される。
図3に示すように、この封緘装置20は、搬入方向の上流側から順に、第一コンベア21、転向装置34および第二コンベア22を有している。
第一コンベア21は、複数の搬送ローラ25を有し、これら搬送ローラ25の上方には、これに沿って搬送される包装容器1をその上方から押さえて搬送姿勢を安定させるための押圧ガイド23が離隔して配置されている。また、各搬送ローラ25には、包装容器1に当接する側に傾斜面を有する円錐台状のセンタリングカップ25aがローラの端部に付設されている。そして、隣接する搬送ローラ25相互のセンタリングカップ25aは、包装容器1の姿勢が振り分け位置に位置するような傾斜面を相互に形成し(同図に示す符号25b)、これにより、包装容器1が搬送されるにつれて、所望の振り分け位置に次第にセンタリングされるようになっている。
上述した封緘装置20に対し、まず準備段階として、図5(a)に示すように、上流工程において、作業者による包装容器1内への製品Sの収容作業が行われる(収容作業工程)。
続く転向装置34に到達したことをセンサ35が検出したら(ステップS8)、昇降可能に配置された方向転換部36の作動によって、包装容器1の搬送方向を90度転じる(ステップS9)。
その後、さらに下流に搬送された包装容器1は、不図示のセンサによって所定の位置への到達が検出されると(ステップS11)、プッシャ37が直交方向に作動して反対側のスタッカ38に包装容器1を押し出して一連の包装工程を終える(ステップS12)。
上述した包装容器1の製造方法は、コートボール紙(可撓性シート)を打ち抜いて本体ブランク2を形成し(本体ブランク形成工程)、熱溶着性のフィルムである二軸延伸収縮ポリエチレンフィルムを本体ブランク2の周囲に張り出す面積に打ち抜いて封緘フィルム8を形成し(封緘フィルム形成工程)、次いで、本体ブランク2の一方の面に糊付けをし(本体ブランク糊付け工程)、この本体ブランク糊付け工程を経た本体ブランク2の糊付け面に当該本体ブランク2の周囲に張り出すように封緘フィルム8を張設しつつ貼り付ける(封緘フィルム貼着工程)により、上述した包装容器1を製造することができる。
そして、この包装容器1によれば、溶着(熱シール)位置を封緘フィルム8の耳部9の幅の範囲で適宜変えることによって、製品Sの数や厚みに対応が可能である。そのため、包装可能な製品Sの数や厚みに対する対応範囲が封筒型に比べて大きいという利点がある。したがって、製品Sの厚みへの対応範囲が広く、製品Sの包装が容易でかつ包装コストも安価であるから、製品Sの配送用として好適である。
また、封緘フィルム8が本体ブランク2の周囲に張り出す耳部9が不透明なので、内部の製品Sを容易に視認させないようにする上で好適である。
なお、本発明に係る配送用包装容器およびその封緘方法並びに配送用包装容器の製造方法は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、例えば「ゆうメール」用の包装容器として好適な例について説明したが、これに限定されず、本発明の趣旨を逸脱しなければ種々の製品の配送用として種々の態様を採用することができる。
同図に示す例では、上記実施形態に対し、耳部9に白色の印刷を施しておらず、封緘フィルム8全体が透明である。また、本体ブランク2には、打ち抜き加工された矩形状の窓部10が形成されるとともに、中央の折り曲げ部3に沿って、包装された製品を取り出すためのミシン目5が形成されている点が異なっており、また、本体ブランク2に、円形の貫通穴4が形成されておらず、また、折り曲げ部3の上下の切り欠き部7も形成されていない点が異なっている。
また、上記実施形態の例では、熱シール後に更に熱収縮をさせて耳部9を整える例で説明したが、これに限らず、例えば、熱収縮工程に替えて、熱シール後に耳部9の周囲の無駄部分を切り落とすようにしてもよい。
2 本体ブランク
3 折り曲げ部
4 貫通穴
5 ミシン目
6 糊付け部
7 切り欠き部
8 封緘フィルム
9(9a,9b,9c,9d) 耳部
10 窓部
20 封緘装置
21 第一コンベア
22 第二コンベア
23 押圧ガイド
25 搬送ローラ
27 センサ
28 搬送レール
29 シーラ
30 ドライヤ
31 ドライヤ
32 ストッパ
33 搬送ローラ
34 転向装置
35 センサ
36 方向転換部
37 プッシャ
38 スタッカ
40 筐体
S 製品
Claims (6)
- 製品の配送に用いられる包装容器であって、前記製品の形状に沿って当該製品を両側から狭持するように収納可能な可撓性シートであるコートボール紙からなる本体ブランクと、該本体ブランクと一体に貼着されるとともに本体ブランクの周囲に張り出す耳部をもつ熱溶着性の封緘フィルムとを備え、
前記本体ブランクは、略長方形状に形成されるとともに、長辺の中央部から二つ折りになる折り目をもつ折り曲げ部を有し、
前記封緘フィルムは、防水性の二軸延伸収縮ポリエチレンフィルムであり、前記本体ブランクの内面側の全面を覆って貼着されるとともに、前記本体ブランクの周囲に張り出す耳部が不透明であることを特徴とする配送用包装容器。 - 前記本体ブランクは、前記折り曲げ部上に円形の貫通穴が形成されており、
前記封緘フィルムは、前記本体ブランクの円形の貫通穴に対向する部分が透明であることを特徴とする請求項1に記載の配送用包装容器。 - 前記封緘フィルムは、複数層からなり、隣接する層間に気泡を封入した緩衝部を有することを特徴とする請求項1または2に記載の配送用包装容器。
- 前記本体ブランクには、包装された製品を取り出すためのミシン目が前記折り曲げ部に沿って形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の配送用包装容器。
- 請求項1〜4のいずれか一項に記載の配送用包装容器を用いて、前記折り曲げ部にて折り返された前記本体ブランク間に製品を両側から狭持するように収納し、その後に、折り返された辺以外の3辺の各縁部にて対向する封緘フィルムの耳部相互を3辺同時に溶着して封緘し、その後に更に熱収縮をさせて耳部を整えることを特徴とする配送用包装容器の封緘方法。
- 請求項1〜4のいずれか一項に記載の配送用包装容器を製造する方法であって、コートボール紙を打ち抜いて前記本体ブランクを形成する本体ブランク形成工程と、二軸延伸収縮ポリエチレンフィルムを前記本体ブランクの周囲に張り出す面積に打ち抜いて前記封緘フィルムを形成する封緘フィルム形成工程と、前記本体ブランクの一方の面に糊付けをする本体ブランク糊付け工程と、該本体ブランク糊付け工程を経た前記本体ブランクの糊付け面に当該本体ブランクの周囲に張り出すように前記封緘フィルムを張設しつつ貼り付ける封緘フィルム貼着工程とを含むことを特徴とする配送用包装容器の製造方法。
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