JP5443350B2 - 液体製品用の新規な包装 - Google Patents

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Description

本発明は、食品向けの液体製品の包装および保存の分野に関し、また特には酵母含有液体製品を包装するための包装に関する。
水性懸濁液の酵母は、その保存条件、特にその環境(温度、pH、CO/O含量等)、そして特に汚染に曝された場合に影響を受ける製品である。従って、これは包装するのが特に難しい製品であり、それ故にその微生物学的品質、その性能(特に発酵能に関する)、および維持されるべきその官能特性、を同時に可能にする衛生的保存条件を要求する。
更に、不適当な条件での懸濁液の酵母の保存およびその保存条件の変動は、その代謝に関して因果関係を有している。従って、発酵および/または呼吸代謝の増大は:
−炭酸塩の生成によるpHの低下を伴うCOの過剰生産、
−トレハロース含量の低下による反転糖の消費の増大(これはその保存寿命の短縮をもたらす)、
−エタノールの過剰生産、を引き起こす。
微生物学的品質および性能、特に発酵能の喪失およびその官能特性の低下がその結果起こる可能性がある。
その活性および反応性は使用においては良好な性能を確かにするが、それらはこのような製品の保存においては特有の欠点を構成する。従ってその正しい保存のためには、水性懸濁液の酵母を4℃程度の低温に保ち、また特には酵母によって生成される気体、特にはCOの除去のために、特定の脱気手段を与えることが実際には望ましい。従って、通気孔を形成する開口部が、具体的な脱ガス手段として、本出願人の欧州特許第792930号明細書中および国際公開第04/048253号および国際公開第02/02428号中に記載されている。ガス交換(周囲大気からの酸素)を制限することもまた、特に汚染物質の増加を制限するために、望ましい。
従って、これらの保存の要求は、消費者による購買行動がしばしば低温流通体系の中断を招き、また包装は頻繁に手に触れられ、振動され、そしてひっくり返される、消費市場の制約とは両立しない。更に、液体の水準の上部になくてはならない通気孔の存在が、特に一般市民による取り扱いを困難にする。
このことが、このような製品が、今までベーカリー取引にのみ市販されていた理由である。
本出願人は既に、本出願人の先の特許出願の1つである国際公開第04/048253号中に、水性懸濁液の新鮮な酵母は、−2〜12℃の温度の冷却器中に保存された1〜100リットルの体積を有する包装中に保存することができることを開示している。この包装は重要な技術的進歩を構成しているけれども、本出願人はこの解決策は、特に、酵母が特別に活性な代謝を有しており、および/または保存温度が5℃超である場合、および/または包装品が振動される場合には、なお完全な満足を与えるものではないことを指摘している。実際には、このことはまたしばしば更なる通気孔が与えられることを必要とさせる。この種の包装には6〜8週間の期間を超える長期の保存は必要とされないが、何故ならば後者はベーカリー取引を指向しており、またクリーム酵母は迅速な消費向けであるからである。従って、この包装は、比較的に長期間(通常は8週間)の保存および低温流通体系の中断および包装の頻繁な振動をしばしば含む保存条件を含む、一般市民による使用を意図されていない。
国際公開第02/02428号明細書中には、脱ガス通気孔を与えられた包装が開示されており、その体積は0.1〜100リットルの範囲を含んでいる。本出願の主題である前記の包装は、先の文献のものと同じ欠点を有している。この場合も、従ってこのような包装は、一般市民のための市場の制約に応えるために利用することのできる適切な解決策を構成しない。
もちろん、食品、例えば果物、飲料およびチーズ包装用の包装の解決策は文献中に記載されてきたが、しかしながらこれらの製品の保存は、液体形態である製品をその環境から隔離する一方で、COを脱気し、および/または酸素の供給を制限する包装を要求はしない。他方では、特定の製品の保存の間に生成される水は、しばしば好ましからざる生成品を構成し、従ってこの種の包装の外側に開放することが望まれる。従って、この種の包装は、酵母含有液体製品の包装に利用することのできる技術的な解決策を提供する可能性はない。
ガスを含む飲み物のための包装の解決策もまた文献中に記載されているが、しかしながらこれらの製品の保存は、この場合には、溶解しているガスを封じ込めるために、それらを洩れのないようにすることが必要となる。従って、このような包装は、酵母含有液体製品の包装に利用することのできる技術的な解決策を提供する可能性はない。
従って、上述した難しさは、懸濁液の酵母の使用の障害を構成する。更に、現在は固体の形態である、圧搾酵母もしくは乾燥酵母と称される酵母だけが、これらの問題が違ったように表れてはいるが、一般市民用の市場に提供されている。けれども、好適な条件に貯蔵された場合には、懸濁液の酵母は、特にその良好な性能とともに、前もって分割されたその簡易化された使用を通して、その議論の余地のない利点を示し、これをベーカリー取引によって更に非常に貴重な製品にしている。同様に、酵母を懸濁液中に含んでいようといまいとも、液体のパン種製品は、同じ理由で、一般市民用の市場には販売されてはいない。更に、それでもなお、液体パン種型酵母を含む液体製品は、使い易さを可能とし、そして発酵させたパンの特徴、すなわち消費者によって高度に追求される感覚刺激性の貢献(パンの身の酸っぱい、または酢のような香りによって特徴付けられる風味)、パンの特有の肌理および保存期間の延長、を得ることを可能にする。一般市民用のパン焼機の市場が力強い成長をしているので、消費者の要求に対して適切なこの種の製品への要求がますます緊急のものになってきている。
欧州特許第792930号明細書 国際公開第04/048253号 国際公開第02/02428号
従って、特に低減された体積を有し、酵母含有液体製品の品質を保護し、また維持するのに適切な包装への要求がある。
本発明の主題は、少なくとも1種の透過性物質を含む、酵母含有液体製品の包装であり、少なくとも1種の透過性物質の、交換表面Sは、S/M比が1.2以上となるものであり(Sはcmで表されており、液体製品の質量Mはgで表されている)、そのOの透過係数(CP)は200〜9000cm/m・24時間・バールの範囲であり、および/またはそのCOの透過係数(CP)は800〜45000cm/m・24時間・バールの範囲である。
また、本発明の主題は、そのような包装の酵母含有液体製品を包装するための使用である。
この包装は、消費者による製品の購買行動がしばしば低温流通体系の中断または実際の熱衝撃さえをも含んでいる一般市民用の市場の脈絡の中で、酵母含有液体製品の保存により特別に必要である。
本発明は更に、以下の工程を含む酵母含有液体製品の保存方法および使用に関する:
−本発明による包装中に酵母含有液体製品を包装する工程、
−前記の酵母含有液体製品の包装をその使用まで、15℃以下、好ましくは10℃以下の保存温度で保存する工程、次いで、
−場合によっては、4時間以下であることのできる期間、35℃以下であることのできる温度変動に曝す工程、次いで、
−酵母含有液体製品を使用する工程。
驚くべきことに、このような包装は、酵母含有液体製品を、まさに商業的に受け入れられる膨らみに、言い換えれば感知できない、すなわち15℃以下であることができる保存温度であっても、フレキシブル包装の場合には体積増加は初期体積の50%以下に留まり、包装の知覚できるいかなる変形さえもないような、膨らみに保つことを可能にする。包装内部の圧力変動は、例えば50ミリバール、好ましくは100ミリバールの増加以下であることができ、硬質包装(コーヒー向けのミルクもしくはクリーム用の蓋付きトレイ型の)場合と同様である。
このような保存条件では、8週間後に:
−生体量の損失が酵母の乾燥量で20%未満、好ましくは17%以下、特に液体パン種では更に好ましくは5%未満である、生物学的品質の維持、および/または
−20%未満、好ましくは10%未満、特にクリーム酵母では更に好ましくは5%以下である、全質量の損失、および/または
−クリーム酵母では、汚染物質の増加を商業的に受け入れられる限度に制限すること、特に乳酸菌、大腸菌、および/もしくは特にパン屋のクリーム酵母では、非ベーキング酵母(non-baking yeasts)の成長を制限すること、および/または、
−性能の維持、特には発酵能に関しては、標準のパン生地での初期値に関して50%未満、好ましくは30%未満、そしてより好ましくは20%未満の発酵能の損失、を更に可能とする。
特に有益であるのは、この包装が低温流通体系の中断を経験した場合にも、これらの利点が変わらない方法である。模擬的で意図的な35℃で4時間の過度の熱衝撃は、微生物学的品質に関しても、または性能に関しても、製品の顕著な劣化をもたらさない。
このような包装は最終的に、一般消費者に、スーパーマーケットの場合におけるように、長い可能性のある流通連鎖に適している消費期限を備えた有利な性質を有する製品を提供することを可能にする。本発明による包装は、有利には特に低温流通体系の中断の可能性がある一般市民用の製品の保存条件の場合には、平均して、酵母含有液体製品に、6週間以下、更には8週間の保存条件を提供することを可能にする。
本発明によれば、酵母含有液体製品とは、酵母を含む液体懸濁液、通常は水性懸濁液を意味している。これは、通常は新鮮な酵母または再懸濁された乾燥酵母である。本発明の好ましい実施態様によれば、酵母は新鮮な酵母である。有利には、前記の酵母はその包装時に、グラム当たりに酵母の10コロニー形成単位(CFU)以上、好ましくはグラム当たりに酵母の10コロニー形成単位(CFU)以上、そして有利にはグラム当たりに酵母の10コロニー形成単位(CFU)以上を含んでいる。
酵母含有液体製品は、好ましくは乾物重量で0.03%以上、好ましくは0.1%以上、そしてより好ましくは乾物重量で5%以上の生酵母細胞の含有量を有している。
本発明による包装は、その発酵能のために用いられる酵母の包装用に特に適している。それらは特にサッカロミセス族に属する酵母(酵母、分類学の研究、Kurtzman CPおよびFell C.W.、第4版、エルゼビア、1998年からの分類)である。従って、本発明は主にパン屋用の酵母に関するが、しかしながら液体形態での保存の問題が発生する、ワイン醸造学的、酒造家の、および/または醸造者の酵母にも関することができる。
ワイン醸造学的、酒造家の、および/または醸造者の酵母は、好ましくはサッカロミセス遺伝子、好ましくはS. bayanusおよびS. cerevisiae、好ましくはuvarum、calbergensisおよびcerevisiae種、Kluyveromyces遺伝子、好ましくはK. thermotolerans、Brettanomyces遺伝子、好ましくはB. bruxellensis、Torulaspora遺伝子、好ましくはT. delbrueckii、の単独または混合物から選ばれる。
醸造者の酵母は、好ましくはサッカロマイセス・セレヴィシエ(Saccharomyces cerevisiae)、Saccharomyces chevalieriiおよびSaccharomyces boulardiiから選ばれる。
この酵母含有製品は液体であり、すなわちこれは、約10℃の温度において、標準の粘度計、例えばJ. P, Selecta ST2001ビスコメータ(L1=針;粘度が600センチポアズ以下では速度=10rpm、600センチポアズ超では速度=1.5rpm)を用いて500mLの試料で、20000センチポアズ未満、好ましくは1000センチポアズ以下の粘度を有している。パン屋の酵母は、通常は液体製品ではない。
この酵母含有液体製品は、好ましくは1.01〜1.25の範囲である、そして好ましくは1.05〜1.15の範囲である密度を有している。
液体酵母製品とは、特には本発明ではクリーム酵母、好ましくはパン屋の酵母および液体パン種を意味している。
クリーム酵母、好ましくはパン屋の酵母とは、生酵母細胞、好ましくはパン屋の酵母の液体懸濁液、通常は水性懸濁液を意味しており、前記の懸濁液は、12質量%以上、そして通常は12〜50質量%の範囲である乾物重量含有量を有している(クリーム酵母の拡大された定義)。好ましくは、液体クリーム酵母はクリーム酵母の厳密な意味での定義に適合する、すなわちこれは12〜25質量%、そしてより好ましくは15〜22質量%の乾物重量含有量を有している。しかしながら、本発明はまたクリーム酵母、好ましくはパン屋の酵母にもまた有用であり、これらはより高い乾物重量含有量、すなわち25質量%以上を有しており、例えば特に高密度として知られているパン屋のクリーム酵母であり、1種またはそれ以上の浸透物質、例えばポリヒドロキシ化合物および食品用の塩を含んでいる。このような高密度のパン屋の酵母は、特には25〜48質量%の範囲、または更には25〜46質量%の乾物重量含有量を有することができ、知られており、また例えば国際公開第91/12315号および国際公開第03/048342号中に記載されている。
本発明の液体パン種とは、生酵母細胞、好ましくはパン屋の酵母、生乳酸菌細胞および粉の液状懸濁液、通常は水性懸濁液を意味している。好ましくは、液体パン種は、12〜20質量%、そしてより好ましくは15〜17質量%の範囲にある乾物重量含有量を有している。
本発明による包装に適している、製パン用の、使える状態の安定な液体パン種は、特には本出願人の先の特許である欧州特許第0953288号明細書および国際公開第2004/080187号に記載されているものである。
有利には、この液体パン種は、少なくとも1種の麦芽が入っていない穀物粉および水を含む培地を用いることによって、少なくとも1種のヘテロ発酵の乳酸菌製剤および少なくとも1種の酵母製剤による種つけで、好ましくはアミラーゼを供給する少なくとも1種の麦芽の穀物粉もしくはいずれかの同等のアミラーゼ源の更なる使用によって、および/またはホモ発酵の乳酸菌製剤による少なくとも1つの種つけで得られる。従って、その包装の間に、液体酵母は好ましくは、グラム当たりに乳酸菌の10コロニー形成単位(CFU)以上、およびグラム当たりに酵母の10コロニー形成単位(CFU)以上、そしてより好ましくはグラム当たりに乳酸菌の10コロニー形成単位(CFU)以上、グラム当たりに酵母の10コロニー形成単位(CFU)以上を含み、4〜4.3の範囲にある安定な最終的なpHを有し、また13〜20%の範囲の乾物重量含有量、そして好ましくは15〜30g/kgの乳酸および6〜10g/kgの酢酸を含んでいる。その生成は、欧州特許第0953288号明細書中により詳細に記載されている。本出願人は、この特許の中に、液体パン種は好ましくは0〜4℃の範囲で保存されなければならず、それによってその品質および性能を6〜8週間の保管期間の間に維持することができることを述べた。本発明による包装は、より高温での液体パン種の保存を可能とし、その温度は15℃以下であることができ、好ましくは5〜15℃の範囲であり、6〜8週間の保管期間の間、その生物学的および感覚刺激性の品質並びにその性能を良好に維持する。
本発明による、特に有利な製パン用の他の使える状態の液体パン種は、少なくとも1種の穀物粉および水を含む、粉を主成分とする培地を含み、この培地は少なくともホモ発酵の、乳酸を生体内変化することができる乳酸菌で種つけされており、また少なくとも1種の酵母の製剤、好ましくはパン屋の酵母によって種つけされている。製パン用のこの使える状態の液体パン種はまた、好ましくはアミラーゼを供給する少なくとも1種の大麦の穀物粉またはいずれかの同等のアミラーゼ源を含んでいる。従って、この液体酵母は、グラム当たりに乳酸菌の10コロニー形成単位(CFU)(その60%はホモ発酵であり、また乳酸を生体内変化することができる)、グラム当たりに酵母の10コロニー形成単位(CFU)以上を含み、最終的に安定な3.8〜4.5の範囲であるpHおよび27〜35%の範囲の乾物重量含有量を有し、また7g以上の酢酸、好ましくは15〜30g/kgの乳酸および7〜10g/kgの酢酸を含んでいる。その生成は、国際公開第2004/080187号中に詳細に記載されている。
好ましくは、パン種の生成に用いる酵母はSaccharomyces chevalierii酵母であり、またホモ発酵菌はLactobacillus plantarumおよび/またはカセイ(casei)種の酵母であり、ヘテロ発酵株はLactobacillus brevis種の酵母である。
特に有利な実施態様によれば、液体酵母製品、好ましくは新鮮な、特に液体クリーム酵母および液体パン種は、1種またはそれ以上の食品安定剤の添加によって安定化されている。これらの安定剤は、懸濁液の酵母細胞の沈降を遅らせるか、または妨げる。懸濁液中でのその(それらの)存在のために、新鮮な酵母の液体製品、好ましくはクリーム酵母もしくは液体パン種は、それが振動なしに保存されている場合にはその均一性をより長く保つ。クリーム酵母の安定化のために用いることのできる異なる食品安定剤からは、ゴム、例えばキサンタンゴム、ならびに熱的および/もしくは化学的に改質されたデンプン、例えば改質デンプンE1422の定義を受けてアセチル化アジピン酸架橋デンプンを挙げることができる。このような安定化されたクリーム酵母は、例えば欧州出願公開第0792930号明細書中に記載されている。
好ましくは、液体製品中に含まれる酵母株は、標準のパン生地で、2時間で70〜190mLの範囲にある、好ましくは2時間で80〜160mLの範囲にある、そして更により好ましくは2時間で140mL以下の発酵能を有している。この発酵能は、米国特許第5741695号明細書の第5欄中に記載されている、バロウズ(Burrows)およびハリソン(Harrison)発酵メータを用いた短い製パン系で実施される試験によって測定され、これは以下のように要約することができる。
試験A(標準のパン生地中の新鮮な圧搾酵母)
乾物重量で160mgに相当する質量の圧搾酵母を、この測定のために選択した温度で培養した20gの粉に加え(この酵母はリットル当たりに27gのNaClおよびリットル当たりに4gの(NHSOを含む15mLの水と混合されている);これをへらを用いて40秒間混合してパン生地を得て、これを30℃に調整した水浴中に置き;混合の開始から30分間後、このパン生地を収容した容器を密封した;生成した気体の総量を60分間後、次いで120分間後、または数時間後に測定し;この量を20℃、760mmHgでのmLで示した。
120分間にCOの150mL以上のガス放出を与えることができる全ての酵母について、粉だけが寄与する発酵可能な糖の量が制限因子であり、従って、この試験を以下のように変更した:106mgの酵母乾物重量に相当する質量の酵母を、160mgの代わりに加え、そして生成したガスの量の読みを、一律に1.5倍した。
試験A(甘いパン生地中の新鮮な圧搾酵母)
試験Aと同じ試験であるが、しかしながら4gのスクロースを粉に加え;生成したガスの総量を60分間後、および120分間後、または数時間後に測定した。
好ましくは、この液体製品中に含まれる酵母株は、標準のパン生地中で非常に強い発酵能を有する株、すなわち20℃において2時間で190mL超である発酵能の酵母、を含んでいない。
有利には、用いられるこの酵母株は弱い有機酸の存在に、特に以下の適応過程によって適応するといわれている株である。この酵母株を標準法によって、実験室中で、米国特許第4318991号明細書の教示に従って弱い有機酸の存在に適応させて、麦芽汁のリットル当たりに0.1g〜10gの短鎖脂肪族カルボン酸、例えば2、3もしくは4の炭素原子を有する脂肪族カルボン酸、および/またはそれらの塩を添加して、増やした。
用いた酵母株は、特に欧州特許第00878996号明細書に記載されているような、クリーム酵母もしくは液体パン種を生成するための、低温感受性株と呼ばれるものであることができる。
酵母もしくはパン種配合はまた、製パンの向上および/または懸濁液の均一性の維持のための添加剤または補助剤を含んでいてもよい。これらの添加剤は、酸化剤、例えばアスコルビン酸、還元剤、例えばL−システイン、1種またはそれ以上の酵母活性を有する酵母製剤、例えばアミラーゼ、キシラナーゼ、リパーゼおよび/またはホスホリピダーゼ(phospholipidase)、オキシダーゼ、例えばグルコースオキシダーゼの製剤であることができる。これらの添加剤はまた、1種またはそれ以上の浸透物質、例えば食品ポリヒドロキシ化合物および食品塩であることができる。
酵母含有液体製品の量は、包装の特徴がなお適合するのであれば、変えることができる。1つの実施態様によれば、後者は複数回投与である。好ましくは、この包装中に収容される酵母含有液体製品の量は、1つの製パン製品を作るための製品の使用量の1用量、すなわち100g以下の量、そしてより好ましくは20〜80gの範囲に相当する。この液体製品の体積は0.5リットル以下であることができる。有利には、酵母含有製品の体積は0.1リットル以下、好ましくは0.08リットル以下である。有利には、この包装の体積は0.1リットル以下である。
従って、本発明は、少なくとも1種の透過性物質を含む、酵母含有液体製品用、好ましくは新鮮な酵母含有液体製品用の包装であって、その交換表面Sが、S/M比が1.2以上、好ましくは1.3以上(Sはcmで表されており、液体製品の質量Mはgで表されている)となるものであり、そのOの透過係数(CP)が200〜9000cm/m・24時間・バールの範囲であり、および/またはそのCOの透過係数(CP)が800〜45000cm/m・24時間・バールの範囲である、包装である。
有利には、Oの透過係数は800〜2000cm/m・24時間・バールの範囲である。
また、有利には、COの透過係数(CP)は2400〜8000cm/m・24時間・バールの範囲である。
また、透過係数はガス透過係数とも称されている。これはISO標準14105−5:2003に準拠して測定される。
透過性物質は、通常は液体の水、そして好ましくは水蒸気に不透過性である。また、物質を組み合わせることも可能であり、一方はO/CO透過性をもたらし、そして他方は液体の水および/または水蒸気に不透過の性質をもたらす。
本発明によれば、S/M比は、cmで表された物質の交換表面Sの、gで表された酵母含有液体製品の質量Mに対する比を示している。従って、表面積の測定は、包装の溶着部を除外して行なわれる。用語「交換表面」は、この表面領域が、直接または間接的に1つまたはそれ以上のより高い透過性を有する更なる層を通して、液体製品に面していることを示している。この交換表面は、(直接または間接的に)液体製品と接触していることができるが、しかしながら必ずしもそうではない。好ましくは、フレキシブル包装または硬質包装のいずれでも、包装中に「ヘッドスペース」があってもよい。透過性物質によって構成される包装では、交換表面は、充填率が最大限であろうとなかろうと、溶着部を除いた包装の全内部表面によって構成される。
透過係数を有する物質は、内側、サンドイッチの内部、または外側であることができる。
有利には、S/M比は、Oおよび/またはCO透過係数が小さければ、増大する値である。従って、有利には、S/M比は1.3以上、好ましくは1.4以上、有利には3以上、好ましくは4〜12の範囲であり、更により好ましくは4.5〜10の範囲である。
このことは、液体製品の品質に適切なガス流量および有効な表面積を得ることを可能にする。
高い透過係数は、小さい有効な表面積、従って小さいS/M比を有すること可能にする。このことは蓋付のトレイ型の硬質包装に好ましく適用することができ、その蓋は透過性の膜を含むであろう。
反対に、透過係数がむしろ小さければ、交換表面積はより大きくそしてS/M比はより大きい。このことは小袋型のフレキシブル包装に好ましく適用され、この場合は包装を形成するフィルムの実質的に全体が透過膜を含んでいる。
1つの実施態様によれば、(S/M)×(OのCP)の積は、4000〜20000の範囲、好ましくは5000〜10000の範囲にある。他の実施態様によれば、(S/M)×(COのCP)の積は、15000〜80000、好ましくは20000〜40000の範囲にある。
更に、包装される酵母株の種類または液体パン種の配合とそのそれぞれの活性、ならびに保存温度によっては、透過性および/またはS/M比は変わる可能性がある。
本発明によれば、OおよびCOの透過係数(CP)は、それぞれ24時間当たりの、バール当たりのcm/m(cm/m・24時間・バール)で表された酸素および二酸化炭素の透過係数として定義され、またISO標準15105−2:2003付属書Bに準拠して、インジェクション弁および試料ループを備えたガスクロマトグラフィー熱伝導検出器によって測定される。測定の前に、この物質は23℃で、0%RHの気体湿度水準で、48時間調整される。透過係数の測定は23℃の温度で、0%RHの気体湿度で実施される。この物質の外側表面が試験ガスに曝され、そして測定は50cmの試料3つについて行なわれる。試験ガスは50%酸素および50%二酸化炭素の混合物で構成されている。クロマトグラフィー検出は、ポラパック(Porapak)(登録商標)Q検出器で、140℃の検出器温度、200mAのフィラメント電流で、既知の酸素および二酸化炭素含有量を有するガス測定基準でのクロマトグラフ較正の後に、測定される。
の小さい透過係数(すなわち、5000cm/m・24時間・バール未満)の測定の更なる詳細については、測定はISO標準15105−2:2003付属書AおよびASTM D3985−05に準拠して、Systec8000装置を用いて行われる。測定の前に、この物質は23℃で、0%RHの気体湿度水準で、48時間調整される。透過係数の測定は23℃の温度で、0%RHの気体湿度で実施される。この物質の外側表面が試験ガスに曝され、そして測定は0.5dmの試料3つについて、21%の酸素で行なわれる。安定化時間は24時間である。
装置の検知閾値に到達したならば、検出条件に戻るために、試験ガスのO含有量および/または測定表面を低減させることが可能である。従って、適用された含有量の減少および/または適用された表面積の低減によって得られた結果を重み付けすることだけが必要である。
CO透過係数だけの測定では、ISO標準15105−2:2003付属書Bに準拠して、インジェクション弁および試料ループを備えたガス相クロマトグラフィーで炎イオン検出を適用することもまた可能である。
本発明による包装の全てまたは一部を構成する透過性物質は通常はガス拡散性能を有する物質である。通常は、空隙率および/またはマイクロ空隙率の性質を求める物質は含まれない、すなわち多孔質または微小孔性と称される物質は、それらが開放気孔(開口)を含むので含まれない。好ましい実施態様によれば、透過性物質は微小孔性、特に孔径0.05〜5μm、特に0.1〜2μmで、細孔密度が30%以上の微小孔性物質ではない。
本出願人は、下記の包装が、酵母含有液体製品、好ましくは新鮮な酵母含有液体製品、そして特には液体クリーム酵母、好ましくはパン屋の酵母に特に好ましいことを、特に予期せぬ形で見出した。
−少なくとも1種の物質を含む包装であって、その表面積が、S/M比が3以上となるものであり、またOの透過係数が800〜4000cm/m・24時間・バールの範囲にある包装。COの透過係数は好ましくは3000〜15000cm/m・24時間・バールの範囲にある。特に有利には、このような包装は、15〜24質量%の範囲にある標準乾物重量含有量を有する液体酵母を包装するのに特に適している。
−好ましい実施態様によれば、上記のように少なくとも1種の物質を含む包装であって、その表面積が、S/M比が4〜10の範囲にあるものであり、そしてそのOの透過係数が800〜2000cm/m・24時間・バール、好ましくは1000〜2000cm/m・24時間・バールの範囲にあるような包装。特に有利には、このような包装は、15〜24質量%の範囲にある標準乾物重量含有量を有する液体酵母を包装するのに特に適しており、そして消費者にとって不快と感じられる可能性があるいずれかの香り、例えばアルコールおよびある種の芳香族系の特徴、特には硫黄およびフェノールの香りを制限するという利点を提供し、安定性およびより容易な再懸濁の点で改善された保存を可能にする。汚染物質の増加は、この包装によって更に低減される。
上記のこれらの包装は、梱包、好ましくは100g、特には新鮮な酵母を含む20〜80g範囲の液体製品の梱包の形態での用途に適切である。
−少なくとも1種の物質を含む包装であって、その表面積がS/M比が6以上となるものであり、またOの透過係数が400〜4000cm/m・24時間・バール、好ましくは400〜1000cm/m・24時間・バールの範囲にあるような包装、
−少なくとも1種の物質を含む包装であって、その表面積がS/M比が1.2以上、好ましくは1.3以上となるもの、またそのOの透過係数が1000〜8000cm/m・24時間・バールの範囲、好ましくは3000〜7000cm/m・24時間・バールの範囲、より好ましくは4000〜6500cm/m・24時間・バールの範囲であるような包装。COの透過係数は、好ましくは4000〜24000cm/m・24時間・バールの範囲である。特に有利には、このような包装は、より高い乾物重量含有量、すなわち25質量%を有する液体酵母、特には、1種またはそれ以上の浸透物質、例えばポリヒドロキシ食品化合物および食品用の塩を含む、パン屋の高密度と称されるクリーム酵母(乾物重量含有量が25〜46質量%の範囲である)の包装に特に適している。
直ぐ上に述べた包装は、梱包、好ましくは100g以上、特には200〜1200の範囲の新鮮な酵母、より好ましくは約500gを含む液体製品を含む梱包の形態での実施に適している。
本発明の主題であるこの包装は、特に低温流通体系の2〜8時間の水準の長い中断に対して改善された保存を有している。
第1の実施態様によれば、本発明による包装は完全に可撓性および/または変形可能である。このことは本発明の否定しようのない利点を構成するが、何故ならば、変形の危険性および包装の破裂さえも伴うCO拡散の問題が、この形態では最大のものであるからである。実際に、可撓性および/または変形可能な包装は、耐性を欠き、取り扱いの間にその形状を変え、その結果より大きな表面積を曝して酵母含有液体製品と接触するようになり、その結果、包装の拡散特性および製品の保存条件を急に変える可能性がある。平らな形状を有する梱包はまた、周囲環境、そして従って酸素を含む空気との大きな交換表面を提供し、そして貧弱な保存の危険性を最大化する。本発明による包装は、その透過係数およびそのS/M比のために、その結果、酵母含有液体製品、好ましくは新鮮な酵母含有液体製品の良好な保存を可能にする。
本発明による包装は、好ましくは梱包の形態である。
包装が梱包の形態である場合には、この包装は好ましくは、上部、下部および少なくとも1つの側部を有する、四角の、円形の、または卵形の幾何学形状を有することができる。
本発明による包装は好ましくは、好ましい形態で、側部に少なくとも1つの蛇腹、および/または下部に蛇腹、および/または上部に蛇腹を含むことができる。
梱包を構成する物質は、この蛇腹を構成するものと同じでも、または異なっていてもよい。
好ましくは、この蛇腹の存在は、蛇腹なしの体積に対して、梱包体積の10〜50%の範囲の増加を可能にする。
本発明による例として、酵母含有液体製品の含有量が約500g、その寸法(溶着部を除外して)が約15cm×23cmの梱包を想定することができる。従って、本発明は、12〜18cm×18〜25cmの寸法(溶着部を除外して)を有するこれらの梱包に関する。
また、例として、約40gの酵母含有液体製品の含有量、その寸法が約7.5cm×12.5cmの梱包を想定することができる。従って、本発明は、6〜9cm×11〜14cmの寸法(溶着部を除外して)を有するこれらの梱包に関する。
第2の実施態様によれば、本発明による包装は、酵母含有液体製品、好ましくは新鮮な酵母含有液体製品に曝されて接触する表面積の一部が硬質である。この物質によって定義される交換表面は、上部に固定されて可撓性の蓋、好ましくは開ける蓋を形成することができる。この実施態様は、例えば蓋付のポットを形成するための、クリーム酵母の単位用量または複数回投与包装の提示に相当する。この実施態様は、例えば内径が5〜15cm、また高さが2〜5cmの円筒形を有するポットに相当する。
好ましい実施態様によれば、この包装は、その交換表面の全部の上に透過性物質を含んでいる。異なる実施態様によれば、好ましくは可撓性および/または変形可能な包装は、異なる種類の、そして場合によっては異なる透過係数を有している、2種またはそれ以上の物質で構成されており、すなわちこの交換表面は、異なる表面積を有する2種またはそれ以上の部分を含んでいる。従って、この異なる部分の透過係数の平均表面として、平均透過係数を定義することができる。2つの係数CP1およびCP2を有する2つの表面S1およびS2を例として、平均係数は(CP1S1+CP2S2)/(S1+S2)として定義される。
特に有利には、この物質は合成ポリマー、好ましくはポリオレフィンおよびPETおよび有機フィルムの分類から選ばれる。
合成ポリマー中では、最も好ましい物質はポリオレフィン、特にはポリプロピレン、好ましくは延伸したポリエチレン、好ましくは被覆されていない、リニアまたはそれ以外の、低密度PE(LDPE)、リニアまたはそれ以外の、高密度PE(HDPE)、ならびに特定の等級のPETポリエステルから選ばれるポリマー(および/または小さな厚みで)、であることができる。
有機フィルムとは、本発明によれば特に生分解性ポリマーを意味している。例としては、セルロースフィルム、デンプンを主成分とするフィルム、タンパク質を主成分とするフィルム(これらには場合によっては可塑剤が加えられている)、および合成ポリマーを挙げることができる。これらの生分解性物質は好ましくは、この包装に水および/または水蒸気への不透過性を与える物資と組み合わせて複合体で用いられる。
透過係数は用いられるポリマー(またはポリマー混合物もしくは必要であればポリマーの幾つかの層)の性質、およびポリマーフィルムの厚さに応じて調整することができ、拡散はフィルムの厚さ、方法パラメータ(例えばコロナ処理か否か)の関数である。標準厚さは5〜100μm、通常は約10〜50μmの範囲である。
有利には、透過性物質はフィルムの形態および/または複合体の形態である。
本発明による包装は、その外側表面および/または内側フィルムの表面上に印刷を含んでいてもよく、透過係数は、印刷を備えた包装の最終的な形態で定められる(表面積の全体を考慮に入れ、そして平均係数を定める)。
好ましい実施態様によれば、この物質は他の物質と複合化されており、この他の物質はそのOおよびCOの透過率が前記の物質の透過率よりも大きく、またその機能はこの複合体に追加の品質をもたらすものであり、それは例えば包装の挙動、特にその剛性、その機械操作への適性、その触覚、その開口性を向上させるものであって、また印刷、特にはワニス塗り(vernis)により適切な媒体を提供するものである。
この物質はいずれかの層上、すなわち酵母含有液体製品と接触する内側表面、中間層または外側層上に配置することができる。
この物質は、当業者に知られている、積層、複合化、共押出、アクリル樹脂被覆の標準の技術によって、他の物質と組み合わせることができる。
好ましい例の支持体として、紙、例えばクラフト紙、他のポリオレフィン、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、または多孔質/微小孔性物質を挙げることができる。
本発明による特に有用な物質は、OPP/クラフト紙/PEの多層複合体で構成され、このOPP物質は最も小さい透過係数を有する物質である。
有利な実施態様によれば、この包装は、使用の後に再封止し、そしてこの製品を後で使うことを可能にする手段を提供される。特に再封止できる包装を提供することができる。この場合には、蓋は感圧接着剤を含んでおり、これは最初の使用で、溶着ビードにそって引裂くことによって取り外される。この種類の包装は、例えば国際公開第97/19867号およびこの出願を引用するSoplaril名義の特許出願から知られている。この包装はまた、ジッパー帯を備えていてもよい。
好ましくは、本発明による包装はいかなる通気孔も含まない。
また、本発明の主題は先に定義した包装の、酵母含有液体製品、好ましくは新鮮な酵母含有液体製品の保存のための使用である。このような包装は、より好ましくは15℃未満の温度、好ましくは4℃〜15℃の範囲である温度で用いられ、そして4週間以上、好ましくは6週間以上、そして更により好ましくは8週間以上の良好な保存を可能にする。
これらの保存条件では、このような包装は更に、最大の期間で8時間、そして好ましくは4時間の間、35℃に達する、そして更により好ましくは最大の期間で2時間の間、20℃に達する可能性がある、潜在的な温度変動を伴って用いることができる。
また、本発明の主題は、以下の工程を含む、酵母含有液体製品、好ましくは新鮮な酵母含有液体製品、そして好ましくはパン屋の酵母含有液体製品の保存および使用方法である。
−本発明による包装中に酵母含有液体製品を、好ましくはその製造後5日以内に、包装する工程、次いで、
−前記の酵母含有液体製品の包装をその使用まで、15℃以下、好ましくは10℃以下の貯蔵温度で保存する工程、次いで、
−場合によっては、4時間以下であってよい期間、35℃に達してもよい、好ましくは最大の期間で2時間の間、20℃に達する、温度変動に曝す工程、次いで、
−酵母含有液体製品を使用する工程。
前記の方法の1つの実施態様によれば、前記の方法は以下の工程を含んでいる。
−酵母含有液体製品を、好ましくは新鮮な酵母含有液体製品を、好ましくはその製造後5日以内に、包装する工程、次いで、
−酵母含有液体製品の前記の包装をその輸送の間に、0〜15℃の範囲、好ましくは約4℃である温度で保存する工程、次いで、
−0〜15℃の範囲、好ましくは8〜10℃の範囲にある温度で、2週間以上、好ましくは4〜8週間、そして更により好ましくは4〜6週間、酵母含有製品の包装の後に、保存する工程、次いで、
−場合によっては、4時間以下であってよい期間、35℃に達してもよい、好ましくは最大の期間で2時間の間、20℃に達する、温度変動に曝す工程、次いで、
−前記の酵母含有液体製品を、好ましくは前記の酵母含有製品の包装の遅くとも8週間後までに使用する工程。
好ましくは、4時間以下の間、35℃に達してもよい、好ましくは最大の期間で2時間の間、20℃に達する、温度変動に曝した後に、酵母含有液体製品、好ましくは新鮮な酵母含有液体製品の包装を、使用するまで、0〜15℃の範囲、好ましくは6〜10℃の範囲にある温度で再度保存する。
パン屋の酵母を含むこの液体製品は、製パン製品を製造するために用いられる。これは、短い、または長い製パンシステムの中で、製パン製品の粉の中に直接に存在していてもよい。従って、これはピザ、フランスパン、ペストリーなどの製造に用いられる。
ワイン醸造学的酵母、パン屋の酵母および/または酒造家の酵母を含む液体製品は、発酵および/または繁殖媒体の種つけのために用いることができる。
また、本発明は特定の組み合わせが製造されることを可能にする。実際に、消費者は、レシピの作成の簡略化のために、事前に分割された形態での製品の入手可能性を評価する。従って、本発明は、本発明による包装と、1種またはそれ以上の他の料理材料、特には製パン改良剤、特定の量の粉および他の事前に分割された材料との組み合わせを提供する。
以下の実施例は、本発明を説明するために提供されたものであり、そして本発明の範囲を限定するものであるとは全く考えるべきではない。
試験1:クリーム酵母の異なる包装を8〜10℃で8週間にわたり監視する
1.物質
異なる種類の包装での保存を、8〜10℃の固定した温度で、8週間にわたり監視した。
全ての試験したクリーム酵母の包装は、以下の特徴を有している。
−寸法が(8.5cm−0.8cm(溶着寸法に相当する))×(13cm−0.8cm(溶着寸法に相当する))×2面、すなわち溶着部を除いて片面187.9cmである梱包の形態での可撓性、
−S/M比=4.7、
−19%DMで安定化され、梱包当たり40g投与され、その製造の4日後に包装し、そして8〜10℃で4週間保存した、パン屋のクリーム酵母。
多層複合体中の内層とは、クリーム酵母に曝されて接触している層を意味している。
以下の包装を試験した。
−包装1:バーミセリ様の乾燥酵母の包装用に用いられているものに匹敵する、漏れ止めのアルミニウム箔を含む3層複合体
−包装2:12ミリバールのΔPで0.1Nリットル/時間/cm超の空気流量を有するポリマー物質によって構成された梱包
−包装3(比較例):2層複合体の材料で構成された梱包であり、25μmの厚さの内側ポリプロピレン(PPキャスト)層に結合された、クラフト紙45g/mで作られた外側層によって構成され、Oの透過係数が380cm/m・24時間・バールである。
−包装4(比較例):ポリエチレンPE材料によって構成された梱包であり、厚さ40μm、Oの透過係数が3500cm/m・24時間・バール、COの透過係数が25400cm/m・24時間・バールである。
−包装5(比較例):ポリエチレンPE20g/cmの内層で被覆されたクラフト紙60g/cmの外側層によって構成された2層複合体で完全に構成された梱包であり、Oの透過係数が8400cm/m・24時間・バール、COの透過係数が45000cm/m・24時間・バールである。
−包装6(本発明による):厚さが20μmのリニアポリエチレンLDPEの内層に結合した20μmの厚さを有する共押出の延伸ポリプロピレンOPPの外側層によって構成された2層複合体によって完全に構成された梱包であり、Oの透過係数が1570cm/m・24時間・バール、COの透過係数が7600cm/m・24時間・バールである。
−包装7(本発明による):ポリエチレンPE6g/cmの内層で被覆されたクラフト紙22g/mの中間層に結合された20μmの厚さを有する延伸ポリプロピレンOPPの外側層で構成された多層複合体によって完全に構成された梱包であり、Oの透過係数が1600cm/m・24時間・バール、COの透過係数が5400cm/m・24時間・バールである。
−包装8(本発明による):ポリエチレンPE15g/mの内層で被覆されたクラフト紙45g/mの中間層に結合された20μmの厚さを有する延伸ポリプロピレンOPPの外側層によって構成された多層複合体によって完全に構成された梱包であり、Oの透過係数が1630cm/m・24時間・バールである。
−包装9(本発明による):20μmのポリエチレンLDPEの内層で被覆されたクラフト紙40g/mの中間層に結合された20μmの厚さを有する延伸ポリプロピレンOPPの外側層で構成された多層複合体で完全に構成された梱包であり、Oの透過係数が1350cm/m・24時間・バールである。
クリーム酵母の品質を、8〜10℃での8週間の保存の後に、クリームの外観、その微生物学(microbiologie)およびその質量を観察することによって測定した。
性能は、標準のおよび砂糖を使用したパン生地での発酵能の測定(フランス型のパンおよびブリオッシュでの製パン応用)、乾物重量含有量水準の変化、エタノールおよびトレハロースの量の測定に相当する。
使用についての他のパラメータは、膨らみの評価、香り、沈降およびその包装から中身のクリームを出すための能力に相当する。
2.結果
Figure 0005443350
包装1については、4℃および20℃の保存温度において梱包の破裂もまた観察されたことに注目しなければならない。酵母によって生成されたガス(COおよびエタノール)の蓄積による内部圧力が、2週間未満での梱包溶着部の破壊をもたらした。
包装2については、保存の2週間の後に、初期の質量の80%の減量が起こった。この生物量の減少は性能の測定が不可能となるようなものであった。
包装3については、非常に小さい膨らみが観察された。
本発明による包装は、製パン用パン生地で試験した発酵能について容認可能な性能を示した。本発明による包装での6週間後の発酵能の低下は、標準のパン生地で50%以下であり、また甘いパン生地では使用するのに容認可能な範囲に留まった。更に、どのような製パン系が用いられても、本発明による包装中に保存された液体製品は非常に満足な製パン製品を与えた。
3.結論
包装1および2は、一般市民のための市場の条件、特に8〜10℃では保存できない。本発明による包装は、8〜10℃(すなわち低温流通体系の中断なしでの一般市民のための市場の条件による)での保存段階の間に品質を維持することを可能にする唯一の包装である。低温流通体系の中断なしでの8週間の保存の後に、このような包装は、消費者が、極めて容認可能な方法でクリーム酵母の品質を提供されることを可能にする。
包装6および9は、特に最も優れた結果を与える包装であり、これらは沈降を制限し、また使用の間に中身のクリームを容易に出すことを可能にする。更に、これらの包装では、消費者によってアルコールの香りは知覚されない。包装6、8および9は、更に機械によってよりよく操作することができる(溶着部の強度)。
試験2:S/M比および貯蔵条件の変化
上記の試験1の条件において、S/M比を3つの包装;3、4および9について変えた。保存条件もまた変更した。
結果を下記の表中に示したが、非常に小さい膨らみまたは中位の膨らみもまた、このような膨らみが避けられるのであれば好ましいのではあるが、容認可能である。
Figure 0005443350
(*):熱処理を適用した:4℃で2週間+10℃で1週間、または4℃で1週間+10℃で2週間
(**):熱処理を適用した:4℃で1週間+20℃で2週間、または4℃で1週間+10℃で1週間+20℃で1週間
試験3:8週間の一般市民のための市場のシミュレーションのための8〜10℃でのクリーム酵母の異なる包装の監視
本発明による実施例4および9の間の比較を実施した。S/M比はなお4.7であった。
パン屋のクリーム酵母の包装後の保存条件は下記の通りである。
4週目に4時間の35℃の温度の熱衝撃を適用して、8〜10℃で8週間。従って、分析は、クリーム酵母の包装の8週間後に実施した。
下記のパラメータを評価した。
−乾物重量の減少(包装の間の初期の値についてのパーセンテージとして)
−アルコール含有量(g/Lでのエタノール含有量)
−トレハロース含有量(トレハロースの乾物重量としての含有量)
−発酵能(フランス型のパンおよびブリオッシュへの製パンでの応用)
−使用における他のパラメータ(膨らみ、香り、沈降およびその包装から中身のクリームを出す能力の評価)
包装4は、梱包の膨れを示さなかったが、しかしながらアルコールの香りが認められ(液体製品中に、包装9のものより少ないエタノール含有量が認められ、差異は約32%であった)、生物量の減少は包装9より大きく、トレハロースの減少は大きく(トレハロースの減少は包装9中よりも包装4中が大きく、差異は約15%)、また汚染は多かった(非製パン型の酵母および/または菌の汚染物質)。発酵性能の安定性は、包装4に比べて包装9の方がやや高かった。
これらの結果は、これらの2つの包装が一般市民による使用に適切であることを示しており、しかしながら包装9が包装4よりもよりよい結果を与えた。

Claims (26)

  1. 少なくとも1種の透過性物質を含む酵母含有液体製品用の包装であって、その交換表面Sが、S/M比が1.2以上となるものであり(Sはcmで表されており、液体製品の質量Mはgで表されている)、そのOの透過係数(CP)は800〜2000cm/m・24時間・バールの範囲である、包装。
  2. 前記の包装におけるCOの透過係数(CP)は800〜45000cm/m・24時間・バールの範囲である、請求項1記載の包装。
  3. 前記の包装におけるCOの透過係数(CP)は2400〜8000cm/m・24時間・バールの範囲である、請求項1または2記載の包装。
  4. 前記のS/M比が1.3以上である、請求項1〜3のいずれか1項記載の包装。
  5. (S/M)×(OのCP)の積が4000〜20000の範囲にある、請求項1〜4のいずれか1項記載の包装。
  6. (S/M)×(COのCP)の積が15000〜80000の範囲にある、請求項1〜5のいずれか1項記載の包装。
  7. 前記のS/M比が3以上であり、また前記のOの透過係数が800〜4000cm/m・24時間・バールの範囲であり、また前記の包装におけるCOの透過係数が3000〜15000cm/m・24時間・バールの範囲である、請求項1〜6のいずれか1項記載の包装。
  8. 可撓性および/または変形可能であることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項記載の包装。
  9. 四角の、円形の、または卵形の幾何学形状を有する梱包の形態で提供され、上部、下部および少なくとも1つの側部を有し、それぞれの部分が独立してまたは一緒に蛇腹を含むことを特徴とする、請求項8記載の包装。
  10. 0.5リットル以下の体積を有することを特徴とする、請求項8または9記載の包装。
  11. 0.1リットル以下の体積を有することを特徴とする、請求項10記載の包装。
  12. 硬質包装であり、また上部に固定された可撓性の蓋を含むことを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項記載の包装。
  13. 5〜15cmの内径および2〜5cmの高さを有する円筒形の形状を有することを特徴とする、請求項12記載の包装。
  14. 前記の包装が前記の透過性物質をその交換表面全体の上に含む、請求項1〜13のいずれか1項記載の包装。
  15. 前記の透過性物質がフィルムの形態および/または複合化された形態である、請求項1〜14のいずれか1項記載の包装。
  16. 前記の透過性物質が5〜100μmの範囲の厚さを有している、請求項1〜15のいずれか1項記載の包装。
  17. 前記の透過性物質が合成ポリマーおよび有機フィルムから選ばれる、請求項1〜16のいずれか1項記載の包装。
  18. 前記の透過性物質が微小孔性でなく、通気孔を含まず、また液体の水および/または水蒸気が不透過である、請求項1〜17のいずれか1項記載の包装。
  19. 酵母含有液体製品を収容するための、請求項1〜18のいずれか1項記載の包装の使用。
  20. 前記の酵母含有液体製品が生酵母細胞の乾物重量で0.03質量%以上の含有量を有する、請求項19記載の包装の使用。
  21. 前記の酵母含有製品がクリーム酵母および液体パン種から選ばれる、請求項19または20記載の包装の使用。
  22. 酵母含有液体製品の保存および使用方法であって、以下の工程:
    −請求項1〜18のいずれか1項記載の包装中に酵母含有液体製品を包装する工程、
    −前記の酵母含有液体製品の包装をその使用まで、15℃以下の貯蔵温度で保存する工程、次いで、
    −場合によっては、4時間以下であることのできる期間、35℃以下であることのできる温度変動に曝す工程、次いで、
    −酵母含有液体製品を使用する工程、
    を含む保存および使用方法。
  23. 前記の酵母含有液体製品が請求項20〜21のいずれか1項に記載した特徴を有する、請求項22記載の保存および使用方法。
  24. 以下の工程:
    −酵母含有液体製品を、請求項1〜18のいずれか1項記載の包装中に包装する工程、次いで、
    −酵母含有液体製品の前記の包装をその輸送の間に、0〜15℃の範囲である温度で保存する工程、次いで、
    −0〜15℃の範囲にある温度で、前記の酵母含有製品の包装の後に、2週間以上保存する工程、次いで、
    −場合によっては、4時間以下であってよい期間、35℃以下であることのできる温度変動に曝す工程、次いで、
    −前記の酵母含有液体製品を使用する工程、
    を含む請求項22または23記載の保存および使用方法。
  25. 以下の工程:
    −4時間以下であってよい期間、35℃以下であってよい温度変動に曝す工程、次いで、
    −その使用まで、0〜15℃の範囲である温度で保存する工程、
    を含む請求項22〜24のいずれか1項記載の保存および使用方法。
  26. 前記の酵母含有製品が製パン製品を製造するのに用いられる、請求項22〜25のいずれか1項記載の保存および使用方法。
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