JP4922529B2 - 液体イースト用包装手段 - Google Patents

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Description

【0001】
本発明は、液体イーストを収容する包装に関連している。
【0002】
液体イーストは、イーストの乾燥分含量が通常5〜25%(w/w)であるパン類製造のイースト細胞の懸濁液である。クリームイーストは液体イーストの特別の形態である。それは、イースト製造プロセスにおける発酵工程の後に直接、あるいは任意に1又は複数の洗浄工程が続いた後、得られる製品である。クリームイーストは通常、乾燥分含量が17〜23%(w/w)である。あるいは、液体イーストは、圧縮したイースト又は乾燥イーストを再懸濁することによって得ることができる。液体イーストは日本国特許出願 特開平2−124054号公報に記載されているように水中油型エマルジョンの形態でもあり得る。液体イーストはまた、EP-A-0515406号公報に開示されているように高濃度調製物を包含する。液体イースト製品は現在、2種の形態で入手できる。第1のものは安定化していない、イースト細胞の沈降を防ぐために攪拌を必要とするものである。第2のものは、キサンタンガムといった安定剤の存在によって均一になっている安定化したものである(EP-A-0461725号公報)。液体イーストはさらに、ドウ及び/又はブレッドの改良性を有する1又は2以上の加工助剤を含んでもよい。
【0003】
大規模な工業的製パン所では、たいてい、安定化していないクリームイーストを1週間当たり 5, 000〜25,000リットルの量で使用する。その製品はロードタンカーによって供給され、製パン所の備え付けのクリームイーストタンクへ移される。クリームイーストは、用量ポイントに沿って製パン所を通るリングを使ってそれらのタンクからポンプでミキサーへくみ上げられる。中規模の製パン所ではたいてい、通常1週間に一度、300〜1,000リットルの容器で供給される安定化したクリームイーストを使用する。使用後、その容器をイースト製造業者へ戻して、そこで洗浄され詰め替えられる。
【0004】
最も小さい製パン所では現在クリームイーストは使用されていない。それらが小さい規模である結果、クリームイースト製品の要求が1週当たりわずかに数リットルから数百リットルであり、しかしながら、適当な包装手段が入手できないため、それらの製パン所は余儀なくブロックイーストを使用し続けている。ブロックイーストに対してクリームイーストを使用する利点は、イースト投与量のよりよい正確さ、自動投与の可能性、製パン所におけるより高い衛生、より少ないイーストの使用量、及びドウのよりよい安定性、及び改良されたパン品質など、種々ある。従って、ブロックイーストの代わりにクリームイーストを使用し始める製パン業者において緊急の要求がある。ヨーロッパにおいてこの市場区分の規模は、パン製造販売業者の総イースト消費の30〜40%である。
【0005】
ミルク、フルーツジュース、炭酸又はガスを発生しない非炭酸清涼飲料といった液状食物のための公知の包装手段は、単一の容器からなる。この容器は通常、任意にプラスチック又はアルミナコーティングが施された厚紙、ガラス、ポリカーボネート、PET、HDPE(高密度ポリエチレン)、ブリキ板及びその他の適当な食物グレード材料といった材料から作られる。例えば、ワイン、クリーム、卵製品などの保管や供給のために食品工業において使用されている他の包装手段は、箱詰めされたバッグ、箱詰めされた(ジェリ)カンなどの支持構造の容器からなる。これらのすべての包装手段には、その容器又はバッグを完全に閉じる付属品又はキャップが備えられていて、よって液体及びガスの両方に不浸透性である。結果として、これらの包装手段は液体イーストの保管に不適当である。なぜなら、ガス状CO2(イースト細胞の代謝の結果として作られる)の蓄積が内部の圧力を増加させて、ついにふくれ上がり該包装手段が破壊するからである。これは、イースト製品を無駄にするだけでなく、使用者にとって危険な状況をもたらすかもしれない。
【0006】
本発明は、液体イーストを収容する容器を含む包装手段であって、該容器が過圧を放出する手段を備えていて、及び該容器が0.1以上100リットル未満の容積を有することを特徴とする包装手段を提供する。好ましくは該容器の容積は0.1リットル〜80リットルである。
【0007】
過圧を放出する手段は通気キャップを含んでもよい。ここで通気キャップは、ガスの浸透を可能にするが、液体の浸透を許さないキャップとして定義される。この通気キャップは、液体イーストを収容する容器上でねじで締められるか、又はカチッと閉められるものであってよく、内部からのガスの放出を可能にして、同時に該通気キャップは液体イーストが漏出するのを防ぐ。適当な通気キャップはキャップの内側に固定されたふるいを含んでもよい。これらのキャップはさらに、キャップの上壁に位置する1又は2以上の穴を含んでいてもよい。穴がキャップに存在するとき、ガスはその穴を通って容器から逃げ、穴がないときは、ガスはキャップのねじに沿って逃げることができる。該ふるいはガスに対して浸透性で液体には不浸透性である空気を通す微孔性膜材料から製造され得る。あるいはまた、そのキャップは、キャップの内部に、ある閾値、例えば10mbar以上を放出する過圧放出機構を含むことができる。
【0008】
過圧を放出する手段は、容器自体に、好ましくは該容器の先端部分に作られた1又は2以上の切り込みを含んでもよい。その切り込みの大きさは通常、容器の大きさに依存する。加えて、切り込みは、好ましくは容器の内側で微孔性材料から作られた通気膜で覆われていてもよい。
別の実施態様では、全容器又は容器の少なくとも一部が微孔性材料から作られていて、よって過圧を放出する手段を容器に提供するものである。
本発明の包装手段に使用される適当な微孔性材料は、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)又は例えばDSM Solutech(オランダ)のソルポア(Solupor、商品名)といった超高分子量のUHMW−PE(ultra high molecular weight polyethylene)を包含する。該微孔性材料は孔サイズが0.05〜5.0ミクロン、好ましくは0.1〜2.0ミクロンを有し得る。
【0009】
容器はいずれかの食品グレードの材料から製造することができる。例えば容器は、ポリエチレン又はアルミナコーティングのようなプラスチックコーティングを任意に備えた厚紙から作られる。これらの厚紙容器には、1又は2以上の通気キャップあるいは1又は2以上の切り込みが提供され得る。液体イーストを収容する厚紙容器は好ましくは0.1〜5リットルの容量で、より好ましくは0.25〜4リットルであり、最も好ましくは0.5〜3リットルである。厚紙容器が1又は2以上の切り込みを供えているとき、それらの切り込みは好ましくはパックの先端シールに位置している。切り込みは小さな直線の切れ目であり得、先端シールの中央に作られ、先端にある水平な翼の折り目に近い。切れ目の長さは、1〜80mm、好ましくは5〜50mm、より好ましくは10〜20mmであり、最大値はパックの寸法に依存する。切り込みと水平な翼の折り目の端との間の距離は、好ましくは5mmよりも小さく0.5mmよりも大きく、より好ましくは2mmよりも小さく0.5mmよりも大きく、最も好ましくは約1mmである。1つの切り込みはシールの中に作られることもできる。2つの切り込みが存在する場合、それらは先端にある翼の同じ水平面に又は両側に存在することができる。パックが充填機で液体製パン用イーストが満たされた後、パックの上部のシールが、ポリエチレン材料を溶融し反対の層を互いにプレスすることによって通常の態様で作られる。この方法では、切り込みは閉じられた位置にある。パックを上下にひっくり返すことは、パックからの液体製品の漏れを導かない。ある過圧のときだけ、切り込みが開きCO2の放出が起こる。
【0010】
容器はまた、PET及びHDPEといった適当な食品グレード材料から作られるビン又は(ジェリ)カンであり得る。これらの容器は、その容器上にねじで締まる又はカチッと締まる通気キャップが好ましくは備えられている。
別の実施態様では、包装手段はさらに、例えば容器を保持する箱といった支持構造を含む。この場合は、容器はポリエチレン、ナイロン、EVOH、MPET又はそれらの組み合わせといった材料から製造され得る。あるいは、容器は上記のような微孔性材料から製造され得る。その箱は厚紙から製造できる。それは、水の凝結が起きたときにボール紙が弱くなるのを防ぐためにコーティングすることもできる。これらの包装手段は1リットルから100リットル未満までの容量、好ましくは5〜50リットルの容量、より好ましくは10〜30リットルの容量を有することができる。
【0011】
本発明により提供される包装手段は、液体製パンイーストを収容する。好ましくは該液体製パンイーストは乾燥分含量が5〜25%(w/w)、好ましくは17〜23%(クリームイースト)である。望ましくは、該液体イーストは更に、キサンタンといったガムを含む。液体イースト製品はまた、例えば酵素、アスコルビン酸、乳化剤などの1又は2以上のドウ及び/又はパンの改良性を有する加工助剤を含んでもよい。
【0012】
本発明によって提供される包装手段は、熟練した製パン業者が、液体イースト、特にクリームイーストを大規模な製パン業者のように都合よく使用することを可能にする。該包装手段は製パン業者によって次のように使用することができる。包装手段を開いた後、該液体イーストを包装手段から、簡単なタップ、ディスペンサーシステム、又は小さなパイプと膜ポンプを使ってスケール又は測定用ビーカーに移すか、又はイーストの容量がドウの製造に要求されるイーストの量に調和しているときは直接(ドウ)ミキサーへ注ぐ。包装手段はまた、圧力容器に置かれ外気圧が使用されて容器は空になる。明らかに、製パン業者の要求に依存して、イースト用量の自動化が可能であり、例えば該包装手段をロードセルに置いて、ポンプ、自動配水バルブ及びコンピュータを使うことによって、イースト用量のオートメーションが可能である。
【0013】
実施例1
種々の包装手段を構築し、そのすべてはボール紙の箱とLLDPE(線状低密度ポリエチレン:Linear Low Density Polyethylene)で作られたライナーを含み、20リットルの容量で、ねじ山を備えねじキャップを搭載した放出口を含む。下記のキャップが使用された。
1.閉ざされた、非通気キャップ。
2.キャップなし、すなわち開放された包装手段。
3.内側にPTFE膜が固定された通気キャップ。
4.キャップの上壁に位置する直径1.0mmの孔1つがあって、キャップの内側にPTFE膜が固定された通気キャップ。
5.キャップの上壁に位置する直径1.0mmの孔5つがあって、キャップの内側にPTFE膜が固定された通気キャップ。
6.内側にUHMW-PE膜が固定された通気キャップ。
7.キャップの上壁に位置する直径1.0mmの孔1つがあって、キャップの内側にUHMW-PE膜が固定された通気キャップ。
8.キャップの上壁に位置する直径1.0mmの孔5つがあって、キャップの内側にUHMW-PE膜が固定された通気キャップ。
【0014】
すべての包装手段は、約15リットルの市場で入手できる安定化したクリームイースト(オランダ、デルフトのDSMで製造された“コニングスクリーム”(Koningscream))で満たされた。これらの包装手段における過圧の効果を試験するために、20℃のインキュベーション温度を3週間使用した。すべての箱を3日毎に振って、流体からバッグの上部空き高(ヘッドスペース)へのガス放出を刺激した。結果は次のようであった。
【0015】
【表1】
過圧を放出するために多様な手段を備えた包装手段における安定化クリームイーストの20℃での保管
Figure 0004922529
*良好は、箱がそのまま完全に維持され、膨張が起きないか、又はわずかに起きたことを意味する。
【0016】
これらのデータから、閉ざされたキャップの使用が包装手段の急速な拡張及びゆがみをもたらすことが結論付けられた。PTFEまたはUHMW-PE膜の何れかを有する通気キャップ、及びキャップ自体に孔を有するか有しない通気キャップのすべてが、キャップのない開放した包装手段に匹敵する良好な性能を有する。通気キャップを有する満たされた箱を振ったとき、液体からのCO2放出は一時的にライナーの膨張をもたらすが、数時間のうちにライナーはその元の形を取り戻す。
【0017】
クリームイーストの保管試験中に起こるCO2産生を測定するために、インキュベーション前後のそれらの化学組成を測定した。そのCO2産生は次の反応式:1グルコース→2CO2+2エタノール
を使用し、CO21モル当たり22.4リットルのモル体積を用いて計算された。
グルコースの転化は、次の方程式(g/イースト乾燥分 kg)を使用して、保管期間中に起こるイースト乾燥分の減少とトレハロース及びグリコーゲンの減少から計算した。
Δグルコース=Δ[イースト乾燥分*(トレハロース%+グリコーゲン%)]*360/342*10
計算の結果は下記のようである(表2)。
【0018】
【表2】
20℃での3週間保管後の推定CO2産生
Figure 0004922529
【0019】
これらのデータから、保管の間、かなりの量のCO2が作られ、それはクリームイースト1kgあたりCO2約5.0リットルであることが結論付けられる。包装手段が約15リットルのクリームイーストで満たされるとき、20リットルのバッグの内部で産生するCO2の総量は約75リットルとなるはずである。そのCO2の一部はクリームイースト溶液に溶解され、CO2の一部はバッグのヘッドスペースへ放出されてそこで通気されるか、又はバッグ内で過圧をもたらす。水におけるCO2の標準のCO2飽和値(20℃において2.3g CO2/kg水、これは1.1リットル CO2/ kg水に等しい)を使用すると、閉ざされたキャップを持つ包装手段の場合、ライナーのヘッドスペース5リットルにおいてガス状CO2量は60リットルほどとなり、理論上の最大過圧が60/5=12バールとなって、試験中に見られたバックの膨張及び箱のゆがみがたやすく説明される。
【0020】
実施例2
多様な包装手段が使用され、すべて、内部にポリエチレンコーティングが備えられ、及びねじ山を備えねじキャップを搭載した放出口が備えられた1リットルの単一の厚紙箱からなる(図1参照)。通気手段として、実施例1と同様のキャップが使用された。すべての包装手段は、およそ1リットルの市場で入手できる安定化クリームイースト(オランダ、デルフトのDSMで製造された“コニングスクリーム”(Koningscream))で満たされた。これらの箱は3週間、20℃の温度で保管され、それらはクリームイースト流体からのガスの放出を促進するために定期的に振られた。その結果を表3に示す。
【0021】
【表3】
過圧を開放する多様な手段を備えた包装手段における安定化クリームイーストの20℃での保管
Figure 0004922529
*良好は、箱がそのまま完全に維持され、膨張が起きないか、又はわずかに起きたことを意味する。
【0022】
これらのデータから、単一の厚紙容器からなり閉ざされたキャップを備えた包装手段は、液体イーストを保管するのに使用できないことが結論付けられた。通気手段を有する包装手段は、たいへん良く適していて、キャップのない箱のように良好に機能する。通気キャップのある液体イーストを含む箱を振ったとき、幾らかの膨張は起きるが、短時間のうちに箱は元の形を取り戻した。
【0023】
実施例3
多様な包装手段が構築され、すべて、キャップの上壁に位置する直径1.0mmの孔を1つ有し、内部にPTFE膜を有する通気キャップを備えている。
1.0.5リットルのアルミナの袋
2.1.5リットルのPETボトル
3.2リットルのHDPEボトル
4.20リットルの箱詰め缶
5.20リットルのジェリ缶
【0024】
すべての包装手段は、適当な容量の市場で入手できる安定化クリームイースト(オランダ、デルフトのDSMで製造された“コニングスクリーム”(Koningscream))で満たされた。これらの包装手段内の過圧をもたらすイーストによるガス発生の効果を試験するために、包装手段を3週間20℃の温度で保管した。クリームイースト流体からのガスの放出を促進するために、包装手段を定期的に振った。結果を表4に示す。
表4から、通気キャップを備えた包装手段は液体イーストを保管するのに非常に良く適していることが結論付けられる。液体イーストを含む通気キャップを有する箱を振ったとき、幾らかの膨張又は過圧が発生するが、短時間の内に箱はその元の形を取り戻し、又は過圧の開放が起こる。
【0025】
【表4】
通気キャップを備えた包装手段における安定化クリームイーストの20℃での保管
Figure 0004922529
*良好は、箱がそのまま完全に維持され、膨張/過圧が起きないか、又はわずかに起きたことを意味する。
【0026】
実施例4
実施例2で記載したのと同様の1リットルの厚紙箱を2つ使用した。1つの箱には、過圧放出手段として1つの切り込みが備えられた。図2はその厚紙箱のたたまれた構造を開いた図を示す。それはパネル1〜4と第5のパネル(5)から作られる。その厚紙箱を組み立てるにあたって、その第5のパネルをパネル1にシールする。さらに、寸法は、a=19.4cm、b=4.0cm、c=1.8cm、d=7.0cmであって、その厚紙の容積が約1リットルとなる。この点に関して、パネル1は先端の翼のシールに切り込みが備えられている。該切り込みの長さは15mmであって、該切り込みと水平な翼の折り目の端との間の距離は約1mmであった。
両方の箱は、充填機において、約1リットルの市場で入手できる安定化クリームイースト(オランダ、デルフトのDSMで製造された“コニングスクリーム”(Koningscream))で満たされ、その後、ポリエチレンが溶融され向かい側の層がプレスされて閉じられた。これらの包装手段における過圧の効果を試験するために、多様なインキュベーション温度:4℃、10℃及び25℃が使用された。最大のインキュベーション時間は1週間であった。
【0027】
【表5】
過圧を放出するための多様な手段を備えた包装手段における安定化クリームイーストの20℃での保管
Figure 0004922529
【0028】
これらのデータから、切り込みのない包装手段の使用は、たとえ低い温度で保持されてもたやすく膨張しゆがむことが結論付けられる。上部シールに切り込みを有する通気パックは、良好な性能を有する。通気パックを振ったとき、液体からのCO2放出はパックの膨張をもたらすが、数時間のうちに、パックはその元の形を取り戻す。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、容積が約1リットルで、通気ねじキャップ(ventilating screw cap, VC)を装備したねじ山を備えた放出口が施されている厚紙の箱を示す。さらに寸法は、a=19.4cm、b=4.0cm、c=1.8cm、d=7.0cmである。
【図2】 図2は、通気手段として切り込みを備えた厚紙箱の折りたたまれた構造を開いた図である。それはパネル1〜4及び第5のパネル(5)から作られる。厚紙箱を組み立てるに当たり、該第5のパネルがパネル1にシールされる。さらに、寸法は図1に示すとおりである。切り込みの長さは15mmであって、該切り込みと水平な翼の折り目の端との間の距離は約1mmである。

Claims (14)

  1. 先端にある水平なフィンの折り目に沿って配置された先端シールを有する包装手段であって、前記包装手段はパン類製造液体イーストを収容する容器を含み、該容器が過圧を放出する手段を備えていて、0.1リットルから100リットル未満の容積を有し、前記過圧を放出する手段は、前記先端にある水平なフィンの折り目から0.5-5mmはなれた一又は二以上の切れ目からなり、前記切れ目は常時は前記先端シールにより閉鎖されていることを特徴とする包装手段。
  2. 容器の少なくとも一部が微孔性材料から作られている請求項記載の包装手段。
  3. 微孔性材料がPTFEである請求項記載の包装手段。
  4. 微孔性材料がUHMW−PEである請求項記載の包装手段。
  5. 微孔性材料が0.05〜5.0ミクロンの孔サイズを有する請求項2〜4のいずれか1項記載の包装手段。
  6. 単一の容器が厚紙から製造されている請求項1〜のいずれか1項記載の包装手段。
  7. 厚紙容器の内部がポリエチレンといったプラスチック材料でコーティングされている請求項記載の包装手段。
  8. 包装手段がさらに該容器を支える支持構造を含む請求項1〜のいずれか1項記載の包装手段。
  9. 支持構造が厚紙で作られた箱である請求項記載の包装手段。
  10. 厚紙箱がコーティングを含んでいる請求項記載の包装手段。
  11. 該パン類製造液体イーストが4〜25%(w/w)の乾燥分含量を有する請求項1〜10のいずれか1項記載の包装手段。
  12. 該パン類製造液体イーストがさらにガムを含む請求項1〜11のいずれか1項記載の包装手段。
  13. 該パン類製造液体イーストがさらに1又は2以上の、ドウ及び/又はパン類を改良する性質の加工助剤を含む請求項1〜12のいずれか1項記載の包装手段。
  14. 請求項1〜13の何れか1項記載の包装手段の使用であって、パン類製造液体イーストの輸送及び保管のための使用、及びドウ及びパン類製品の製造に該パン類製造液体イーストを適用するための使用。
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