JP5438531B2 - Nb3Sn超電導線材の製造方法、及びNb3Sn超電導線材 - Google Patents

Nb3Sn超電導線材の製造方法、及びNb3Sn超電導線材 Download PDF

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Description

本発明は、NbSn超電導線材の製造方法、及びNbSn超電導線材に関する。特に、本発明は、高磁界マグネット等に応用できる臨界電流値の高いNbSn超電導線材の製造方法、及びNbSn超電導線材に関する。
NbSn超電導線材の製造方法としては、従来よりブロンズ法が広く用いられている。ブロンズ法は、Cu−Sn合金製のマトリクス中に多数のNbフィラメントを配置した構造の線材に伸線加工を施した後、熱処理を施すことによりCu−Sn合金中のSnをNbフィラメントに拡散させ、Nbフィラメントの少なくとも一部にNbSnを生成させる方法である。しかし、Cu−Sn合金におけるSnの固溶限は16重量%程度が上限であるので、当該上限以上にNbSnを生成させることはできず、臨界電流値(Ic)等の向上にも限界が生じていた。
そこで、従来、Ti、Zr、Hf、V、及びTaの群から選ばれた1種又は2種以上の金属とSnの合金又は金属間化合物と、Nb又はNb合金とを積層して複合体を形成する工程と、この複合体を線材に加工後、熱処理する工程とを備え、Ti、Zr、Hf、V、及びTaの群から選ばれた1種又は2種以上の金属とSnの合金又は金属間化合物は、Sn含有量が20〜75原子%の範囲にあるNbSn超伝導線材の製造方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のNbSn超伝導線材の製造方法によれば、従来のブロンズ法等より厚く、かつ、高磁界特性に優れたNbSn相を有する超伝導線材を作製することができる。
特許第3945600号
しかし、特許文献1に記載のNbSn超伝導線材の製造方法は、NbSn超電導線材を構成する構成材料のうちSnの比率をNbSnの生成に要する比率として主としてNbの量に対して規定しているものの、Cuの量に対しては無関係に決定されている。すなわち、Cuを含む構成材料同士の構成比率を明確に規定していないので、Snの量の過不足が発生する場合があり、この場合、製造されるNbSn超電導線材の臨界電流密度(Jc)が低下したり、超電導線材内に未反応のSnが残存することにより、NbSn超電導線材の強度の低下を招く場合がある。
したがって、本発明の目的は、Snの過不足による特性の低下を抑制することのできるNbSn超電導線材の製造方法、及びNbSn超電導線材を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、Nb、Sn、及びCuを含む金属材料を準備する材料準備工程と、Nb、Sn、及びCuを含み、Nbのモル数とCuのモル数との合計に対するNbのモル比率をx(ただし、0.25≦x≦0.8)、Cuのモル比率を1−xと規定した場合に、Snのモル比率がax+b(1−x)(ただし、0.3≦a≦0.4、0.02≦b≦0.1)で表される線材を形成する線材形成工程と、線材に熱処理を施し、SnとNbとからNbSnを生成させる熱処理工程とを備えるNbSn超電導線材の製造方法が提供される。
また、上記NbSn超電導線材の製造方法は、熱処理工程が、NbSnの生成と共に、SnとCuとからCu−Sn合金を生成させることができる。
また、本発明は、上記目的を達成するため、Nbと、Snと、Cuとを含むNbSn超電導線材であって、Nbのモル数とCuのモル数との合計に対するNbのモル比率をx(ただし、0.25≦x≦0.8)、Cuのモル比率を1−xに規定した場合に、Snのモル比率がax+b(1−x)(ただし、0.3≦a≦0.4、0.02≦b≦0.1)で表されるNbSn超電導線材が提供される。
本発明に係るNbSn超電導線材の製造方法、及びNbSn超電導線材によれば、Snの過不足による特性の低下を抑制することのできるNbSn超電導線材の製造方法、及びNbSn超電導線材を提供できる。
本発明の実施の形態に係るNbSn超電導線材を製造する場合において、Sn比率を規定する方法を示す図である。 本発明の実施の形態に係るNbSn超電導線材を製造する場合におけるSn比率の最適範囲を示す図である。 実施例1に係るNbSn超電導線材の断面図である。 実施例1に係るNbSn超電導線材におけるSn比率の範囲を示す図である。 実施例1の変形例に係るNbSn超電導線材の断面図である。 実施例2に係るNbSn超電導線材の断面図である。 実施例3に係るNbSn超電導線材の断面図である。
[実施の形態の要約]
線材内部にブロンズを除くSnの供給部を備えるNbSn超電導線材の製造方法において、Nb、Sn、及びCuを含む金属材料を準備する材料準備工程と、前記Nb、前記Sn、及び前記Cuを含み、前記Nbのモル数と前記Cuのモル数との合計に対する前記Nbのモル比率をx(ただし、0.25≦x≦0.8)、前記Cuのモル比率を1−xと規定した場合に、前記Snのモル比率がax+b(1−x)(ただし、0.3≦a≦0.4、0.02≦b≦0.1)で表される線材を形成する線材形成工程と、前記線材に熱処理を施し、前記Snと前記NbとからNbSnを生成させる熱処理工程とを備えるNbSn超電導線材の製造方法が提供される。
[実施の形態]
(NbSn超電導線材の製造方法の概要)
本発明の実施の形態に係るNbSn超電導線材の製造方法の概要は以下のとおりである。まず、NbSn超電導線材を主として構成する構成元素Nbを含む金属材料、Snを含む金属材料、及びCuを含む金属材料をそれぞれ準備する(材料準備工程)。NbはSnと反応してNbSnを生成する材料であり、Cuは、Nb(例えば、フィラメント状のNb)とSnとを埋め込むマトリクス材として用いる。Cuは、後述する熱処理により生成したNbSn(例えば、フィラメント状のNbSn)同士が互いに接触することを防止すべく、NbSnを空間的に分離する機能を有する。なお、後述する内部拡散法を採用する場合、Cuは、SnがNbフィラメントまで拡散する拡散経路としての機能を有する。
次に、Nbのモル数とCuのモル数との合計に対するNbのモル比率をx(ただし、0.25≦x≦0.8)、Cuのモル比率を1−xと規定した場合に、Snのモル比率が「ax+b(1−x)」(ただし、0.3≦a≦0.4、0.02≦b≦0.1)で表され、Nb、Sn、及びCuを含む線材を形成する(線材形成工程)。この線材は、NbとSnとCuとが複合化された構成を有する。続いて、形成した線材に熱処理を施すことにより、SnとNbとからNbSnを生成させると共に、SnとCuとからCu−Sn合金を生成させる(熱処理工程)。熱処理工程においては、NbSnの生成と同時に、Cu−Sn合金を生成させることが好ましい。
なお、本実施の形態においてはマトリクス材としてCuを用いているので、後述するNbチューブ法、及びジェリーロール法においては、Cuを用いない場合に比べて熱処理工程における熱処理温度を低下させることができる。すなわち、Cuを用いずにNbとSnとを直接反応させる場合、NbSnの生成には900℃程度の高い熱処理温度を要する。一方、本実施の形態に係るNbSn超電導線材の製造方法のようにCuとNb及びSnとを複合化することにより、熱処理工程における熱処理温度を650〜750℃に低減することができる。
以上のような工程を経ることにより、Nbと、Snと、Cuとを含むNbSn超電導線材であって、Nbのモル数とCuのモル数との合計に対するNbのモル比率をx(ただし、0.25≦x≦0.8)、Cuのモル比率を1−xに規定した場合に、Snのモル比率が「ax+b(1−x)」(ただし、0.3≦a≦0.4、0.02≦b≦0.1)で表されるNbSn超電導線材が製造される。
なお、本発明の実施の形態に係るNbSn超電導線材の製造方法としては、内部拡散法、Nbチューブ法、又はジェリーロール法等を採用することができる。
(内部拡散法の概要)
内部拡散法は、まず、複数本のNbフィラメントをCuからなるマトリクス内部に配置する。更に、Cuマトリクスの中心部付近にSnの供給源としてのSn層又はSn合金層を配置する。これにより、サブエレメント線が作製される。続いて、複数本のサブエレメント線を束ねて多芯線材を作製する。そして、作製した多芯線材に熱処理を施すことによりCuマトリクスを介してNbフィラメントにSn層又はSn合金層のSnを拡散させる。これにより、Nbフィラメントの部分でNbSnが生成され、NbSn超電導線材が作製される。
(Nbチューブ法の概要)
Nbチューブ法は、まず、NbからなるNb管の内部にSnとCuとを収容する。SnとCuとを収容したNb管を複数本、準備する。そして、SnとCuとを収容した複数本のNb管をCuマトリクス中に配置した線材を準備する。次に、当該線材に熱処理を施すことにより、Nb管内部のSnがNbと反応し、Nb管の内周部付近、若しくはNb管全体にNbSnが生成する。これにより、NbSn超電導線材が作製される。
(ジェリーロール法の概要)
ジェリーロール法は、まず、Nb若しくはNb合金からなるNbシートと、Sn若しくはSn合金からなるSnシートと、所定の金属材料からなる巻芯とを準備する。そして、巻芯の周りにNbシートとSnシートとを多数回巻きつける。更に、Nbシート及びSnシートを巻き付けた巻芯の外周に、Nb若しくはNb合金、又はTa等からなる拡散バリア層とCuからなる安定化層とを設けた線材を作製する。そして、当該線材に伸線加工及び熱処理を施すことにより、NbシートとSnシートとからNbSnを生成させる。これにより、NbSn超電導線材が作製される。
(Sn比率の規定方法)
ここで、本発明の実施の形態に係るNbSn超電導線材の製造方法においては、NbにSnを過不足なく供給することにより製造されるNbSn超電導線材の臨界電流密度(Jc)の最適化を図るべく、Sn比率を以下のとおり規定する。
図1は、本発明の実施の形態に係るNbSn超電導線材を製造する場合において、Sn比率を規定する方法の一例を示す。
線材形成工程において作製した線材は、NbとSnとCuとが複合化された構成を有する。ここで、この線材に熱処理を施すと、SnとNbとの反応によりNbSnが生成すると同時に、SnとCuとが合金化してCu−Sn合金が生成する。ここで、Cu−Sn合金中のSnの比率は、0原子数%を超え、Cuに対するSnの固溶上限の9原子数%までである。なお、熱処理を施した後における当該線材の組成分析から算出されるSnの比率としては、典型的には、2原子数%以上6原子数%以下である場合が多い。
したがって、線材を作製する際に要するSnの量は、NbとSnとから生成されるNbSnにおけるSnの量と、CuとSnとから生成されるCu−Sn合金におけるSnの量との合計量であるので、NbSnの生成とCu−Sn合金の生成とを考慮して、Sn比率を設定することが望ましい。
ここで、複合化するNbのモル数とCuのモル数との合計のモル数に対するNbのモル数の比率をxで表すと、Cuのモル数の比率は1−xである。NbSnの生成に要するSnのモル数はNbのモル数に比例するので、比例係数として「a」を用いると、NbSnの生成に要するSnのモル数は「a・x」で表される。また、Cu−Sn合金の生成に要するSnのモル数についても、同様に比例係数として「b」を用いると、「b・(1−x)」で表される。したがって、本実施の形態に係るNbSn超電導線材の製造に要するSnのモル数「y」は、「y=a・x+b・(1−x)」で表される。
この関係を図1に示す。Nbのモル数の比率xに対するSnのモル数の比率はaxで示した直線で表され、Cuのモル数の比率(1−x)に対するSnのモル数の比率はb(1−x)で示した直線で表される。そして、Nbのモル数の比率xに対するSnのモル数の比率と、Cuのモル数の比率(1−x)に対するSnのモル数の比率とを合計したSnの量は、「y=ax+b(1−x)」の直線で表される。
ここで、Nbのモル数に対するSnのモル数の割合である比例係数aの値は0.25以上0.5以下が好ましく、0.3以上0.4以下がSnとNbとの化学量論比の1/3に近くでありより好ましい。また、Cu−Sn合金のSn濃度は上述のように0原子数%を超え9原子数%以下が可能であり、これはCuのモル数に対するSnのモル数の割合である比例係数bの値としては、およそ0を超え0.1以下に相当する。
なお、b=0又はbが0に近い場合、すなわち、Cu中にSnが含まれないことを前提とした組成の場合、線材に熱処理を施した場合にSnがCu中に取り込まれると、NbSnを生成するSnが不足することにより、NbSnが十分に生成しない場合がある。また、bの値が大きく、例えば、b=0.1以上の場合にはSnが過剰になり、部分的にCuSn等の硬い化合物相が生成してフィラメント形状を悪化させる場合がある。したがって、比例係数bの値は、0.02以上0.1以下が好ましい。
ここで、ブロンズ法におけるブロンズとNbとの体積比率は約2:1である。本実施の形態においては、ブロンズ法を用いる場合よりもNbSnを多く生成することによりNbSn超電導線材の超電導特性を向上することに意義がある。よって、本実施の形態に係るNbの体積比率はブロンズ法以上であることが好ましい。したがって、本実施の形態に係るNbSn超電導線材の製造方法においては、Snのモル比率としてx=0.25以上であることが好ましい。また、Nbが多くCuが少ない場合、SnがNbに拡散した後に空隙が残り、超電導線材を使用する際に線材の機械的な強度が減少して特性の劣化を引き起こす可能性が考えられるため、xの値の上限としてはx=0.8以下であることが望ましい。以上の理由により、xの範囲として0.25以上0.8以下が好ましい。以上に説明したa、b、及びxの好ましい範囲を図2に示す。
図2は、本発明の実施の形態に係るNbSn超電導線材を製造する場合におけるSn比率の最適範囲を示す。
なお、a、b、及びxは各元素のモル数の比率を体積の比率に換算することもでき、上記の関係を体積比として定義しても等価である。すなわち、NbとCuとの体積の割合をモル比率の場合と同様にそれぞれX、1−Xとすると、NbSn超電導線材の製造に要するSnの体積割合Yは、「Y=A・X+B・(1−X)」で表され、NbとCuとの体積割合からSnの体積割合を算出することができる。
ここで、A=a・(M/ρ)/(M/ρ)、B=b・(M/ρ)/(M/ρ)であり、a、bは上述した比例係数、Mは各材料の原子量、ρは各材料の密度であり、添え字1、2、3はそれぞれNb、Cu、及びSnを表し、M=92.906、M=63.546、M=118.71、ρ=8.57g/cm、ρ=8.96g/cm、ρ=7.31g/cmである(なお、原子量、密度の値は、理科年表、国立天文台編、丸善、平成21年度版参照)。
比例係数a及びbの範囲に対し、上式を用いてA及びBの範囲を算出すると、Aは0.37以上0.75以下の範囲が好ましく、0.45以上0.6以下がより好ましい範囲である。また、Bは、0以上0.23以下が好ましく、0.04以上0.23以下がより好ましい範囲である。また、Nbの体積割合Xはモル数の比率xを用いて次の式で表される。
X=1/{1+(1−x)/x・(M/ρ)/(M/ρ)}
この式を用い、xの範囲からyの範囲として、0.35以上0.85以下が好ましい範囲であることを導くことができる。なお、Nb、Cu、及びSnの構成比率を定義する領域は、安定化の機能を有するCuへのSnの拡散を防止するために設ける拡散バリア層を含めたバリアより内側の領域、又は拡散バリア層を含まないバリアより内側の領域である。
(モル比率の計算方法)
ここで、モル比率の計算方法について補足する。複合化するNbのモル数とCuのモル数とをそれぞれm、mとする。NbからNbSnを生成するために要するSnのモル数は、Nbのモル数に比例すると規定すると、比例係数aを用いてa・mで表される。化学量論比においてNb:Sn=3:1になる場合、すなわち、NbSnになる場合は、a=1/3である。また、CuからCu−Sn合金を生成するために要するSnのモル数も同様に、比例係数bを用いてb・mで表される。この両者を合わせると、必要なSnのモル数mは次式で表される。
=a・m+b・m ・・・(式1.1)
このうちNbのモル数の割合をxで表すと、Cuのモル数の割合は1−xであり、それぞれ次式で表される。
x=m/(m+m) ・・・(式1.2)
1−x=m/(m+m) ・・・(式1.3)
(式1.2)、及び(式1.3)より次式が導き出せる。
=x・(m+m) ・・・(式1.4)
=(1−x)・(m+m) ・・・(式1.5)
そして、(式1.1)に(式1.4)及び(式1.5)を代入すると以下の式が得られる。
=a・x・(m+m)+b・(1−x)・(m+m
=(a・x+b・(1−x))・(m+m) ・・・(式1.6)
よって、Nbのモル数とCuのモル数との和に対するSnのモル数の割合yは、次式で表すことができる。
y=m/(m+m)=a・x+b・(1−x) ・・・(式1.7)
上記(式1.2)、(式1.3)、及び(式1.6)より、Nb、Cu、及びSn各元素のモル数の割合、x、1−x、y=a・x+b・(1−x)を求めることができる。
(体積比率の計算方法)
また、体積比率の計算方法について補足する。モル比率は体積比率に換算することができる。まず、材料のモル数をm、原子量をM、密度をρ、及び体積をVとすると、体積Vは、V=m・M/ρで表される。そして、Nb、Cu、Snの各材料に対して、それぞれ添え字1、2、3で表すと、各材料の体積は次式で表される。
=m・M/ρ ・・・(式2.1)
=m・M/ρ ・・・(式2.2)
=m・M/ρ ・・・(式2.3)
(式1.1)に、(式2.1)、(式2.2)、及び(式2.3)を代入すると以下の式が得られる。
/(M/ρ)=a・V/(M/ρ)+b・V/(M/ρ)・・・(式2.4)
Nbの体積とCuの体積との合計体積に対するNbの体積の割合をXとすると、Cuの体積の割合は1−Xであり、それぞれ次式で表される。
X=V/(V+V) ・・・(式2.5)
1−X=V/(V+V) ・・・(式2.6)
よって、以下の式を導き出すことができる。
=X・(V+V) ・・・(式2.7)
=(1−X)・(V+V) ・・・(式2.8)
(式2.4)に、(式2.7)及び(式2.8)を代入して整理すると以下の各式が得られる。
={a・X・(M/ρ)/(M/ρ)+b・(1−X)・(M/ρ)/(M/ρ)}・(V+V
=(A・X+B・(1−X))・(V+V) …(式2.9)
よって、Nbの体積とCuの体積との和に対するSnの体積割合Yは以下の式で表される。
Y=V/(V+V)=A・X+B・(1−X) ・・・(式2.10)
(式2.5)、(式2.6)、及び(式2.10)より、Nb、Cu、及びSnそれぞれの体積の割合、X、1−X、及びY=AX+B(1−X)が求められる。
ここで、A=a・(M/ρ)/(M/ρ)、B=b・(M/ρ)/(M/ρ)であり、a、bは上記説明における比例係数である。記号M、ρはそれぞれ材料の原子量及び密度であり、添え字1、2、3はそれぞれNb、Cu、及びSnを表す。また、M=92.906、M=63.546、M=118.71、ρ=8.57g/cm、ρ=8.96g/cm、ρ=7.31g/cmである(理科年表、国立天文台編、丸善、平成21年度版参照)。
そして、Xとxとの関係は、(式2.5)に(式2.1)及び(式2.2)を代入して得られる以下の式で表される。
X=m・(M/ρ)/(m・(M/ρ)+m・(M/ρ))
=1/(1+m/m・(M/ρ)/(M/ρ)) ・・・(式3.1)
(式2.1)より以下の式が得られる。
x=1/(1+m/m
/m=(1−x)/x ・・・(式3.2)
そして、(式3.1)に(式3.2)を代入して以下の関係式が得られる。
X=1/(1+(1−x)/x・(M/ρ)/(M/ρ)) ・・・(式3.3)
(実施の形態の効果)
本実施の形態に係るNbSn超電導線材の製造方法は、Nbの原子数とCuの原子数との原子数比率xをx=Nb/(Nb+Cu)と規定する場合に、NbとCuとに対するSn原子数の比率yをy=a・x+b・(1−x)に規定すると共に、a及びbの数値範囲を所定の範囲に限定したので、Sn濃度の不足に起因する超電導線材の特性の劣化を抑制することができる。
内部拡散法を用いて本発明の実施例1に係るNbSn超電導線材を製造した。
図3は、実施例1に係るNbSn超電導線材の断面の概要を示す。
実施例1においては、まず、外径がφ20mmで、内径がそれぞれφ19mm、φ18mm、φ15.6mm、φ12.6mm、及びφ10.6mmのCu製パイプ10中に、外径がCu製パイプ10の内径よりわずかに小さいNb製の丸棒を挿入して組み込んだ後、伸線加工により対辺間寸法が1mmの六角断面のフィラメント素線1としてのCu被Nbフィラメント素線(以下、Nb/Cuと表記する場合がある)を作製した。このCu被Nbフィラメント素線において、中心材12としてのNbの断面積とCuの断面積との断面積の割合は、NbとCuとの原子数比率としてx=0.858、0.736、0.504、0.301、及び0.204に相当する。
また、Snに2重量%のTiを添加したSn合金の丸棒(ただし、Sn−2重量%Ti)を上記と同様に六角対辺間寸法が1mmになるように伸線することにより六角素線20を作製した。次に、表1に示す本数のNb/Cu、及びSn合金の六角素線20を外径φ38mm、内径φ31.5mmのCuパイプ24中に組み込み、多芯ビレット2を作製した。
Figure 0005438531
また、Cuパイプ24と六角素線20との間に、厚さが0.1mmのTa製シートを7周巻き、Snが外周のCuパイプに拡散するのを防止する拡散障壁層22を形成した。組み込むNb/CuとSnとを表1に示す本数にすることによりSnの比率yを表中に示す値にした。上述したxの値と併せ、合計14種類の実施例1に係る試料であるNbSn超電導線材としての多芯ビレット2を作製した。
図4に、実施例1に係るNbSn超電導線材におけるSn比率の範囲を示す。
具体的に、図4は、実施例1において作製した試料のNb比率xとSn比率yとをプロットしたグラフを示す。14種類の試料のうち、(c)、(d)、(g)、(h)、(k)、(l)に係る試料は実施の形態において規定した組成範囲内に存在し、(b)、(f)、(j)に係る試料は当該組成範囲より上側、すなわち、Sn比率yが大きくなっている。また、(e)、(i)、(m)に係る試料は当該組成範囲よりSn比率が小さくなっている。更に、(a)に係る試料はxの値が実施の形態において規定した組成範囲より小さく、(n)に係る試料は当該組成範囲よりxが大きい。
作製した多芯ビレットを伸線加工により線径φ1mmに伸線した後、一部の多芯ビレットに650℃〜750℃、100〜200時間の条件の熱処理を施すことにより、NbSnを生成した。熱処理後の試料を温度4.2Kの液体ヘリウム中で12Tの磁場を加え、臨界電流値を測定した。その結果の一覧も表1に示す。
xの増加に伴うJcの向上は、組み込むNbフィラメントの増加により、生成するNbSnが増加することに起因する。これは自明であると推察されるため、ここではNbの比率が同一、すなわち、同一のxの値同士の試料について比較する。
まず、x=0.3の(b)〜(e)の試料では、試料(c)及び(d)のJcはそれぞれ1380A/mm、1360A/mmであった。しかしながら、(b)及び(e)のJcはこれより低く約1000A/mm程度であり、本実施の形態において規定した組成範囲内で高いJcが得られた。
また、x=0.5の試料(f)〜(i)においては、本実施の形態において規定した組成範囲内にある試料(g)及び(h)でそれぞれ2200A/mm前後のJcであったのに対し、試料(f)及び(i)ではそれぞれ1500A/mm、1710A/mmであった。そして、x=0.74の試料(j)〜(m)においても同様に、本実施の形態において規定した組成範囲内にある試料で3000A/mmの高いJcが得られた。
一方、xの値が本実施の形態において規定する組成範囲より小さいX=0.2の試料(a)においてJcは、960A/mmの低い値になった。また、xの値が当該組成範囲外の大きなx=0.85の試料(n)においても、本実施の形態において規定した組成範囲内の試料(k)及び(l)と比較してJcが低く、また、断面内に空隙部分(ボイド)が観察された。
以上のように、Snのモル数の比率を本実施の形態において規定した組成範囲内にすることにより、高いJcのNbSn超電導線材を作製できる。
図5は、実施例1の変形例に係るNbSn超電導線材の断面の概要を示す。
実施例1の変形例に係るNbSn超電導線材は以下のようにして製造した。まず、実施例1に係るNbSn超電導線材に伸線加工を施した。そして、伸線加工を施した実施例1に係るNbSn超電導線材を所定の本数、束ね、Cuパイプ30中に挿入することにより、極細多芯線材3を作製した。なお、そして、伸線加工を施した実施例1に係るNbSn超電導線材とCuパイプ30との間には、Nbの拡散を抑制する拡散バリア層32を設けた。実施例1の変形例においても、本実施の形態において規定した組成範囲を適用した。
チューブ法を用いて実施例2に係るNbSn超電導線材を製造した。
図6は、実施例2に係るNbSn超電導線材の断面の概要を示す。
実施例2においては、まず、外径10mmのSn棒40を外径15mm、内径10mmのCu製パイプ42に挿入し、これを外径20mm、内径15mmのNbパイプ44に挿入した。更に、これを外径24mm、内径20mmのCuパイプ46に組み込んだ。そして、全体に伸線加工を施して、六角対辺間の寸法が1.0mmの六角素線4に伸線した。これを外径38mm、内径31.5mmのCuパイプ50に745本、挿入した。Cuパイプ50内面には厚さが0.7mmのNbからなる拡散バリア層52を形成した。これにより、多芯ビレット5を作製した。
Nbバリアを含まないバリアより内側の部材は、体積比としてはNb:43.8%、Cu:31.3%、Sn:24.9%、モル比としてはNb:40.5%、Cu:44.2%、Sn:15.3%であり、比例係数はa=0.333、b=0.042、xの値はx=0.48である。そして、作製した一部の多芯ビレット5に650℃〜750℃、100〜200時間の条件で熱処理を施すことにより、NbSnを生成した。熱処理後の試料を温度4.2Kの液体ヘリウム中で12Tの磁場を加え、臨界電流値を測定した。その結果、non−Cu Jcは約3000A/mmと非常に高い特性を示した。
ジェリーロール法を用いて実施例3に係るNbSn超電導線材を製造した。
図7は、実施例3に係るNbSn超電導線材の断面の概要を示す。
実施例3においては、まず、直径8mmのCu製の丸棒を芯材60として用い、厚さ160μmのCuシート62と、厚さ90μmのSn−2.0重量%Tiの組成のSn合金シート64とを重ね、これを24周巻き重ねてジェリーロール層を形成した。これを内径16mm、外径20mmの安定化材としてのCuパイプ66に挿入して、ビレット6を作製した。これに伸線加工を施して対辺間寸法が1.0mmの六角断面形状の線材を形成し、これを所定の長さに切断した。切断して得られた線材を745本束ね、その周りにSnが外周部に拡散することを防止する拡散バリア層72として、厚さ0.1mmのTa製のシートを3周巻きつけ、内径31.5mm、外径38mmの安定化材のCuパイプ70中に組み込んだ。これに伸線加工を施して、直径1mmの多芯線材7を作製した。
Nbバリアを含まないバリアより内側の部材は、体積比としてはNb:48.0%、Cu:25.0%、Sn:27.0%、モル比としてはNb:46.0%、Cu:36.7%、Sn:17.3%であり、比例係数はa=0.333、b=0.050、xの値はx=0.56である。
作製した一部の多芯線材7に650℃〜750℃、100〜200時間の条件で熱処理を施すことにより、NbSnを生成した。熱処理後の試料を温度4.2Kの液体ヘリウム中で12Tの磁場を加え、臨界電流値を測定した。その結果、約3000A/mmの高いnon−Cu Jcが得られ、本実施の形態において規定した構成比率により、原材料の比率が適正化されることが示された。
以上、本発明の実施の形態及び実施例を説明したが、上記に記載した実施の形態及び実施例は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態及び実施例の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
1 フィラメント素線
2 多芯ビレット
3 極細多芯線材
4 六角素線
5 多芯ビレット
6 ビレット
7 多芯線材
10 Cu製パイプ
12 中心材
20 六角素線
22 拡散障壁層
24 Cuパイプ
30 Cuパイプ
32 拡散バリア層
40 Sn棒
42 Cu製パイプ
44 Nbパイプ
46 Cuパイプ
50 Cuパイプ
52 拡散バリア層
60 芯材
62 Cuシート
64 Sn合金シート
66 Cuパイプ
70 Cuパイプ
72 拡散バリア層

Claims (3)

  1. Nb、Sn、及びCuを含む金属材料を準備する材料準備工程と、
    前記Nb、前記Sn、及び前記Cuを含み、前記Nbのモル数と前記Cuのモル数との合計に対する前記Nbのモル比率をx(ただし、0.25≦x≦0.8)、前記Cuのモル比率を1−xと規定した場合に、前記Snのモル比率が
    ax+b(1−x)
    (ただし、0.3≦a≦0.4、0.02≦b≦0.1)
    で表される線材を形成する線材形成工程と、
    前記線材に熱処理を施し、前記Snと前記NbとからNbSnを生成させる熱処理工程と
    を備えるNbSn超電導線材の製造方法。
  2. 前記熱処理工程が、前記NbSnの生成と共に、前記Snと前記CuとからCu−Sn合金を生成させる請求項1に記載のNbSn超電導線材の製造方法。
  3. Nbと、Snと、Cuとを含むNbSn超電導線材であって、
    前記Nbのモル数と前記Cuのモル数との合計に対する前記Nbのモル比率をx(ただし、0.25≦x≦0.8)、前記Cuのモル比率を1−xに規定した場合に、前記Snのモル比率が
    ax+b(1−x)
    (ただし、0.3≦a≦0.4、0.02≦b≦0.1)
    で表されるNbSn超電導線材。
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