JP5436982B2 - スクロール圧縮機 - Google Patents

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本発明は、密閉容器内に渦巻き状のラップが形成された固定スクロールと渦巻き状のラップが形成された揺動スクロールと電動要素とを備え、該両ラップを互いに噛み合わせて形成される複数の圧縮空間を、外側から内側に向かって次第に縮小させることにより圧縮した冷媒を、密閉容器内の吐出圧力空間に吐出するスクロール圧縮機に関するものである。
従来一般的なスクロール圧縮機としては密閉容器内に設けられた圧縮要素と、このスクロール圧縮要素を駆動する電動要素とを備えている。そして、鏡板の表面に渦巻き状のラップが立設された固定スクロールと、この固定スクロールに対して電動要素の回転軸により旋回運動され、鏡板の表面に渦巻き状のラップが立設された揺動スクロールとを備えている。そして、両ラップを互いに噛み合わせて形成される複数の圧縮空間を、外側から内側に向かって次第に縮小させることにより圧縮した高温高圧の冷媒ガスを吐出孔から、密閉容器内の吐出圧力空間(マフラー室)に吐出している。
このようなスクロール圧縮機は、圧縮空間にて圧縮され高温高圧となった冷媒ガスが高温になり過ぎないように、冷却を行うための液インジェクション通路が設けられている。液インジェクション通路は、鏡板の上端側からラップの内部を経て、該ラップの下端面へ貫通しそこに開口している。そして、揺動スクロールに、液インジェクション通路に連通又は連通遮断し、連通時に液インジェクション通路を2つの圧縮室に開口して、通路に導く液冷媒を各圧縮室にインジェクションするインボリュート形状の連通路を形成している。そして、固定スクロール側鏡板の上側に凝縮器出口側の冷媒液管などに連結されるインジェクション配管を接続して、インジェクション配管から高低圧側圧縮室のうち同一位相の高圧側圧縮室にインジェクションして、圧縮ガスの冷却を行っていた(例えば、特許文献1参照)。
一方、ロータリ圧縮機の騒音レベルを低減させる研究が行われており、騒音源はロータリ圧縮機の圧力脈動成分のうち、音圧レベルが高く耳ざわりな周波数の騒音低減が図られている。これらの周波数成分が何らかの方法で低減できれば、他の高周波騒音は残るものの、ある程度気にならないようにすることができる。そこで、シリンダの上側及び下側端部を密閉する上部及び下部軸受けに形成されたシリンダ接触面の何れかの面に、シリンダ内の圧縮室に連通する複数個の空間(サイドブランチ)を設け、騒音への影響が特に大きい圧力脈動成分をこの空間にて減衰させて騒音レベルを低減させていた(例えば、特許文献2参照)。
特開平4−22781号公報 特開平10−37884号公報
しかしながら、スクロール圧縮機もロータリ圧縮機同様に騒音減が図られているが、騒音低減は高温高圧の冷媒ガスをマフラー室に吐出させることによる脈動のみの騒音低減であった。このため、圧縮された高温高圧のガス冷媒を吐出孔から吐出させる際耳ざわりな周波数の騒音が発生している問題があった。
そこで、本発明は係る従来の技術的課題を解決するために成されたものであり、耳ざわりな周波数の騒音レベルの低減を図ることができるスクロール圧縮機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のスクロール圧縮機は、密閉容器内にスクロール圧縮要素と、該スクロール圧縮要素を駆動する電動要素とを設けると共に、スクロール圧縮要素を、鏡板の表面に渦巻き状のラップが立設された固定スクロールと、該固定スクロールに対して電動要素の回転軸により旋回運動され、鏡板の表面に渦巻き状のラップが立設された揺動スクロールとから構成し、両ラップを互いに噛み合わせて形成される複数の圧縮空間を、外側から内側に向かって次第に縮小させることにより冷媒を圧縮するものであって、固定スクロールの鏡板の表面に開口し、液冷媒を導入するリキッドインジェクション回路と、固定スクロールの鏡板の表面に形成された有底孔を備え、該有底孔は、スクロール圧縮要素が冷媒を圧縮する工程において、リキッドインジェクション回路の開口が圧縮室に連通した後、当該圧縮室に連通する位置に形成されており、該有底孔の深さ寸法、騒音ピーク周波数の波長に対応した値とされ、且つ、当該有底孔の直径は、揺動スクロールのラップの厚さ寸法の50%以上80%以下の寸法とされていることを特徴とする。
また、請求項2の発明のスクロール圧縮機は、上記において、有底孔の深さ寸法を、騒音ピーク周波数の波長の略1/4の値としたことを特徴とする。
また、請求項3の発明のスクロール圧縮機は、請求項1において、それぞれ深さ寸法の異なる複数の有底孔を形成したことを特徴とする。
本発明は、密閉容器内にスクロール圧縮要素と、該スクロール圧縮要素を駆動する電動要素とを設けると共に、スクロール圧縮要素を、鏡板の表面に渦巻き状のラップが立設された固定スクロールと、該固定スクロールに対して電動要素の回転軸により旋回運動され、鏡板の表面に渦巻き状のラップが立設された揺動スクロールとから構成し、両ラップを互いに噛み合わせて形成される複数の圧縮空間を、外側から内側に向かって次第に縮小させることにより冷媒を圧縮するスクロール圧縮機において、固定スクロールの鏡板の表面に形成された有底孔を備え、該有底孔の深さ寸法を、騒音ピーク周波数の波長に対応した値としたので、例えば、請求項2の如く、有底孔の深さ寸法を、騒音ピーク周波数の波長の略1/4の値とすれば、吐出孔近傍で発生した有底孔内に入出する騒音を低減させることができる。この場合、騒音が有底孔内に入出する際、有底孔の深さ寸法を同一騒音波長の山と谷が相互に打ち消し合う寸法となる騒音ピーク周波数の波長の略1/4としているので、発生した騒音を有底孔内にて相殺して確実に低減させることができる。これにより、スクロール圧縮機の耳ざわりな騒音レベルの低減を安価に図ることができる。特に、固定スクロールのラップの加工を行わず、当該固定スクロールの鏡板にラップ側から騒音ピーク周波数の波長の略1/4の寸法の有底孔を開けるだけで済むので、殆ど手間もかからず好適な加工性を得ることができる。従って、固定スクロールの強度を維持しつつ、音圧の高い騒音レベルを大幅に低減させることができるようになるものである。
また、有底孔の直径は、揺動スクロールのラップの厚さ寸法の50%以上80%以下の寸法であるので、有底孔の開口を揺動スクロールのラップで閉塞することができる。これにより、例えば、揺動スクロールのラップ両面側の圧縮室内が有底孔を介して連通してしまうのを防止することができるので、圧縮過程の圧縮空間に形成された高圧室の冷媒ガスが中間圧室に流入してしまうなどの不都合を防止することが可能となる。従って、スクロール圧縮機の性能を確実に維持しつつ、騒音レベルを低減させることができるようになる。
特に、固定スクロールの鏡板の表面に開口し、液冷媒を導入するリキッドインジェクション回路を備え、有底孔は、スクロール圧縮要素が冷媒を圧縮する工程において、リキッドインジェクション回路の開口が圧縮室に連通した後、当該圧縮室に連通する位置に形成されているので、圧縮室内で高温になった冷媒ガスを冷却し、且つ、騒音を低減させることができる。従って、リキッドインジェクション効果を発揮しつつ、耳ざわりな騒音レベルを好適に低減させることができるようになるものである。
また、請求項3の発明は、請求項1において、それぞれ深さ寸法の異なる複数の有底孔を形成したので、例えば、スクロール圧縮機の運転時に周波数の異なる耳ざわりな騒音が発生している場合には、それら周波数の異なる耳ざわりな騒音に複数の有底孔をそれぞれ対応させることができる。これにより、周波数の異なる複数の耳ざわりな騒音を極めて効果的に低減させることが可能となる。従って、更に大幅に騒音レベルを低減させることができるようになるものである。
本発明の一実施例を示すスクロール圧縮機の縦断面図である 同図1のスクロール圧縮機の要部拡大図である。 本発明の参考例のスクロール圧縮機を構成する固定スクロールの下面図である。 同図3のスクロール圧縮機を構成する固定スクロールの縦断側面図である。 同図3のスクロール圧縮機を構成する固定スクロールに形成した有底孔の位置を示す図である。 スクロール圧縮機の運転時に公転する揺動スクロールと、固定スクロールに形成した有底孔及びインジェクション孔との位置関係を示す図である。 スクロール圧縮機の運転時に公転する揺動スクロールと、固定スクロールに形成した有底孔及びインジェクション孔との位置関係を示す図である。 スクロール圧縮機の運転時に公転する揺動スクロールと、固定スクロールに形成した有底孔及びインジェクション孔との位置関係を示す図である。 本発明の一実施例のスクロール圧縮機を構成する固定スクロールの下面図である(実施例1)。
本発明は、スクロール圧縮機の運転時に発生する耳ざわりな周波数の騒音レベルを安価で効果的に低減させることを主な特徴とする。耳ざわりな騒音レベルを安価で効果的に低減させるという目的を固定スクロールの鏡板の表面に有底孔を形成し、この有底孔の深さ寸法を、騒音ピーク周波数の波長に対応した値としただけの簡単な構造で実現した
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。図1は本発明の一実施例を示すスクロール圧縮機Cの縦断面図、図2は同図1のスクロール圧縮機Cの要部拡大図をそれぞれ示している。
図1において、スクロール圧縮機Cは内部低圧型のもので、鋼板からなる縦型円筒状の密閉容器1を備えている。この密閉容器1は、縦長円筒状を呈する容器本体1Aと、この容器本体1Aの両端(上下両端)にそれぞれ溶接固定された略椀状を呈するエンドキャップ1B(図中上方)及びボトムキャップ1C(図中下方)とから構成されている。以降、密閉容器1のエンドキャップ1B側を上、ボトムキャップ1C側を下で説明を行う。
この密閉容器1内には、下側に駆動手段としての電動要素3、上側に電動要素3の回転軸5にて駆動されるスクロール圧縮要素2がそれぞれ収納されている。該密閉容器1内のスクロール圧縮要素2と電動要素3の間には、上部支持フレーム4(メインフレーム)が収納されており、この上部支持フレーム4には中央に軸受部6とボス収容部22とが形成されている。この軸受部6は、回転軸5の先端(上端)側を軸支するためのものであり、当該上部支持フレーム4の一方の面(下側の面)の中央から下方に突出して形成されている。また、ボス収容部22は後述する揺動スクロール15のボス24を収容するためのものであり、上部支持フレーム4の他方の面(上側の面)の中央を下方に凹陥することにより形成されている。
また、電動要素3下部の密閉容器1内には、下部支持フレーム7(ベアリングプレート)が収納されており、この下部支持フレーム7の中央には軸受け8が形成されている。この軸受け8は、回転軸5の末端(下端)側を軸支するためのものであり、当該下部支持フレーム7の一方の面(下側の面)の中央から下方に突出して形成されている。そして、下部支持フレーム7の下側の空間、即ち、密閉容器1内の底部は、スクロール圧縮要素2などを潤滑する潤滑油が貯留される油溜め62とされている。
前記回転軸5の先端(上端)には、偏心軸23が形成されている。この偏心軸23は、中心が回転軸5の軸心と偏心して設けられると共に、図示しないスライドブッシュ及び旋回軸受けを介して、揺動スクロール15のボス24に、当該揺動スクロール15を旋回駆動可能に挿入されている。
前記スクロール圧縮要素2は、固定スクロール14と揺動スクロール15とで構成されている。該固定スクロール14は、円形状の鏡板16と、この鏡板16の一方の面(下側の表面)に立設されたインボリュート状、又は、これに近似した曲線からなる渦巻き状のラップ17と、このラップ17の周囲を取り囲むように立設された周壁18と、この周壁18の周囲(周壁18の他方の面側(上側))に突出して設けられ、外周縁が密閉容器1の容器本体1Aの内面に焼き嵌めされたフランジ19とから一体に構成されている。そして、固定スクロール14は、フランジ19が容器本体1Aの内面に焼き嵌め固定されると共に、鏡板16の中央部(固定スクロール14の中心)には、スクロール圧縮要素2にて圧縮された冷媒ガスを密閉容器1内上側に形成された吐出圧力空間11(マフラー室)に連通する吐出孔13が形成されている。係る固定スクロール14は、ラップ17の突出方向を下方としている。
前記電動要素3は、密閉容器1に固定された固定子50と、この固定子50の内側に配置され、固定子50内で回転する回転子52とから構成されており、この回転子52の中心に回転軸5が嵌合されている。固定子50は、複数枚の電磁鋼板を積層した積層体から成り、この積層体の歯部に巻装された固定子巻線51を有している。また、回転子52も固定子50と同様に電磁鋼板の積層体で形成されている。
また、回転軸5の内部には当該回転軸5の軸方向に沿って図示しない油路が形成されており、この油路は、回転軸5の下端に位置する吸込口61を備え、当該吸込口61が油溜め62に貯留された潤滑油に浸漬されて、潤滑油中に開口している。また、油路には各軸受けに対応する位置に潤滑を給油する給油口が形成されて、係る構成により、回転軸5が回転すると、油溜め62に貯留された潤滑油が回転軸5の吸込口61から油路に入り、上方に汲み上げられる。そして、汲み上げられた潤滑油は各給油口等を介して各軸受けやスクロール圧縮要素2の摺動部に供給されることとなる。
前記密閉容器1には、当該密閉容器1内の下側の空間12内に冷媒を導入するための冷媒導入管45と、スクロール圧縮要素2にて圧縮され、前記吐出孔13から後述する吐出マフラー室28を介して密閉容器1内の上側の吐出圧力空間11に吐出された冷媒を外部に吐出するための冷媒吐出管46とが設けられている。尚、本実施例では、冷媒導入管45は密閉容器1の容器本体1Aの側面に溶接固定され、冷媒吐出管46はエンドキャップ1Bの側面に溶接固定されている。
一方、本実施例の構成では、固定スクロール14の鏡板16の上面30(ラップ17の反対側の面)が密閉容器1内の上側に形成された吐出圧力空間11に臨むように構成されている。固定スクロール14の鏡板16の上面30には、吐出孔13に連なる吐出弁(図示せず)と、この吐出弁に隣接して複数のリリース弁とが設けられている(吐出弁及びリリース弁は共に図示しない)。当該リリース弁は、冷媒の過圧縮を防止するために設けられたものであり、図示しないリリースポートを介して圧縮過程の圧縮空間25に連通されている。
該密閉容器1内上側の吐出圧力空間11内には固定スクロール14にネジ止めされたカバー27が設けられている。このカバー27の下面中央には、固定スクロール14側から吐出圧力空間11方向に凹陥形成され、当該吐出圧力空間11と共にマフラー室を形成する吐出マフラー室28が形成されている。この吐出マフラー室28が前記吐出孔13に連通すると共に、図示しないがカバー27と固定スクロール14間に設けられた隙間を介して吐出マフラー室28と密閉容器1内上側の吐出圧力空間11内とが連通している。
具体的には、圧縮過程の冷媒圧力が吐出孔13に至る以前に吐出圧力に達すると、リリース弁が開放されて、圧縮空間25内の冷媒がリリースポートを介して外部に吐出されることとなる。
前記揺動スクロール15は、上述した如き容器本体1Aの内面に焼き嵌め固定された固定スクロール14に対して旋回するスクロールであり、円板状の鏡板20と、この鏡板20の一方の面(上側の表面)に立設されたインボリュート状、又は、これに近似した曲線からなる渦巻き状のラップ21と、鏡板20の他方の面(下側の面)の中央に突出形成された前述したボス24とで構成されている。そして、揺動スクロール15はラップ21の突出方向を上方として、このラップ21が固定スクロール14のラップ17に180度回し、向かい合って噛み合うように配置され、内部のラップ17、21間に前記圧縮空間25が形成される。
即ち、揺動スクロール15のラップ21は、固定スクロール14のラップ17と対向し、両ラップ21、17の先端面が相手の底面(鏡板16面、及び、鏡板20面)に接するように噛み合い、且つ、揺動スクロール15は回転軸5の軸心から偏心して設けられた偏心軸23に嵌合されている。このため、圧縮空間25は、2つの渦巻き状のラップ21、17が互いに偏心して、その偏心方向の線上で接して閉じこめられた複数の空間を作り、この空間の各々が圧縮室(低圧室や中間圧室、及び、高圧室などの複数の圧縮室)
となる。
前記固定スクロール14は、その周壁18の周囲に設けられたフランジ19が複数のボルト(図示せず)を介して上部支持フレーム4に固定されている。また、揺動スクロール15はオルダムリング48、及び、オルダムキーよりなるオルダム機構49によって上部支持フレーム4に支承されている。これにより、揺動スクロール15は、固定スクロール14に対して、自転せずに旋回運動を行うように構成されている。
この揺動スクロール15は、固定スクロール14に対して偏心して公転するため、2つの渦巻き状のラップ17、21の偏心方向と接触位置は回転しながら移動し、前記圧縮室は外側から内側の圧縮空間25に向かって移りながら次第に縮小していく。最初に外側の圧縮空間25から入り込んで低圧室に閉じこめられた低圧の冷媒ガスは、断熱圧縮されながら次第に内側に移動して中間圧(中間圧室)を経て、最後に中央部(高圧室)に到達するときには、高温高圧の冷媒ガスとなる。この冷媒ガスは、当該固定スクロール14の中心に形成された吐出孔13、及び、吐出マフラー室28を介して吐出圧力空間11に送り出される。
また、前記カバー27内(カバー27の板圧内部)には図示しない受液器内の液冷媒を、冷媒回路を介してスクロール圧縮要素2の中間圧部に戻し、蒸発させることによって圧縮ガスの冷却を行うためのリキッドインジェクション通路44(本発明のリキッドインジェクション回路に相当)が形成されている(図1、図2に図示)。このリキッドインジェクション通路44は、カバー27内で分岐して後述するインジェクション孔41、42に接続される。また、リキッドインジェクション通路44には、内部が中空のチューブにて構成された配管40が接続されており、この配管40の一端はカバー27のリキッドインジェクション通路44内に圧入され、他端はスリーブ39を介してエンドキャップ1Bに溶接固定されている。
また、固定スクロール14の鏡板16には、前記リキッドインジェクション通路44に連通するインジェクション孔41、42が上下方向に貫通形成されている。両インジェクション孔41、42の下側(揺動スクロール15側)は、ラップ17、21側に開口すると共に、スクロール圧縮要素2の中間圧部分(固定スクロール14の中心に形成された吐出孔13と同一の圧縮室になる直前、若しくは、その近傍の中間圧の位置)に連通している。係る、エンドキャップ1Bとカバー27間に渡って配管40が取り付けられると共に、配管40に接続された接続管47に図示しない受液器からのリキッドインジェクション用の配管が接続されて、リキッドインジェクション通路44が形成されている。
該一方のインジェクション孔41は、図3に示すように固定スクロール14の中心を基準にして、他方のインジェクション孔42と180度ずれた位置に形成されている。そして、一方のインジェクション孔41は、固定スクロール14に立設されたラップ17の外側(揺動スクロール15のラップ21の内側に形成される高圧縮室側)に形成され、他方のインジェクション孔42は、固定スクロール14に立設されたラップ17の内側(揺動スクロール15のラップ21の外側に形成される高圧縮室側)に形成されている。
ところで、このようなスクロール圧縮機Cにおいては、従来例で示したように運転時には、特に冷媒ガスの吐出孔13近傍で2200Hz付近に耳ざわりな周波数の騒音が発生していた。そこで、次に安価で手間も殆どかからずに耳ざわりな騒音レベルの低減方法の説明を行う。係る、固定スクロール14の鏡板16の表面には、図4に示すように上方(吐出圧力空間11方向)に円柱形に掘り込まれ、固定スクロール14の鏡板16の表面側に開口した有底孔32が形成されている。この有底孔32は、固定スクロール14に立設されたラップ17の外側(揺動スクロール15のラップ21の内側に形成される圧縮室側)に形成された有底孔32Aと、固定スクロール14に立設されたラップ17の内側(揺動スクロール15のラップ21の外側に形成される圧縮室側)に形成された有底孔32Bとから構成されている。
そして、一方の有底孔32Aは、固定スクロール14の中心を基準にして、他方の有底孔32Bと180度ずれた位置に形成されている(図3)。該両有底孔32A、32Bは、揺動スクロール15のラップ21厚さの約50%〜80%の寸法(直径寸法)にて形成されている。また、両有底孔32A、32Bは、スクロール圧縮要素2が冷媒を圧縮する工程において、スクロール圧縮要素2の中間圧部分(固定スクロール14の中心に形成された吐出孔13と同一の圧縮室になる以前)に連通している。この場合の有底孔32は、固定スクロール14の中心に形成された吐出孔13と同一の圧縮室(高圧室)に連通しない位置に形成されている。
該有底孔32(有底孔32A、32B)は、図5に示すように吐出孔13から高圧ガスの吐出が開始される以前の揺動スクロール15に立設されたラップ21にて閉塞される位置に形成されている。即ち、有底孔32の周囲端は、固定スクロール14のラップ17壁面から当該固定スクロール14に圧接される揺動スクロール15のラップ21厚さの10%離間した位置に形成されている。
詳しくは、有底孔32の周囲端は、スクロール圧縮要素2が冷媒を圧縮する工程(固定スクロール14と揺動スクロール15の両ラップ17、21が相互に接触して高圧室が形成される状態)において、揺動スクロール15のラップ21厚さの10%〜25%固定スクロール14のラップ17壁面から離間した位置に形成されている。これにより、閉塞する揺動スクロール15のラップ21厚さのセンターに有底孔32の開口中心を位置させることができるので、有底孔32の開口を揺動スクロール15のラップ21で確実に閉塞することができる。また、前記、両インジェクション孔41、42は、吐出孔13から高圧ガスの吐出が開始される以前に揺動スクロール15に立設されたラップ21にて閉塞される位置(中間圧縮室の高圧縮室近傍(圧縮室))に形成されている。
該有底孔32(有底孔32A、32B)は、スクロール圧縮要素2が冷媒を圧縮する工程において、リキッドインジェクション通路44の開口(両インジェクション孔41、42)が中間圧縮室に連通した後、当該中間圧縮室に有底孔32が連通するように構成されている。該両有底孔32A、32Bは、両インジェクション孔41、42より揺動スクロール15のラップ21の中心側(ラップ21の渦巻き中心側)に位置して形成されている。そして、この有底孔32(有底孔32A、32B)の深さ寸法を騒音ピーク周波数の波長に対応した値としている。該有底孔32の深さ寸法は、耳ざわりとなる特定な騒音波長の1/4波長の深さ寸法に構成されている。
この場合、耳ざわりとなる特定周波数の波長が貫通孔32内に入り、当該貫通孔32の底面に反射して出るとき、次に貫通孔32内に入る同一波長の周波数で相殺して音を打ち消すことができる貫通孔32の深さ寸法としている。詳しくは、例えば波長はプラス波長とマイナス波長で1波長(1サイクル周波数)を構成しており、1波長は、プラス1/2波長と、マイナス1/2波長で構成されている。
この場合、1周波数において、プラス波長が有底孔32内に入り、その波長が当該有底孔32の底面に反射して有底孔32内から出るとき、マイナス波長が有底孔32内に入れば、プラス波長とマイナス波長(波長の山と谷)とが衝突して0波長になるので、1周波数は相殺されて0波長となる。つまり、有底孔32の底面に反射して折り返えされたプラス1/2波長全体が有底孔32内に入り、底面に反射して出るときにマイナス1/2波長に衝突させれば、プラス波長とマイナス波長は、相殺されて0波長になる。このことから、有底孔32の深さは、プラス1/2波長が有底孔32内に入って底面に反射して出るまでの深さとすればよいことになる。この結果、有底孔32の深さは、プラス1/2波長全体の1/2波長の深さとなる。即ち、有底孔32の深さを、騒音波長の1/4の値(深さ)にすれば、騒音波長が有底孔32内で打ち消されることとなり、騒音レベルを低減させることができる。
次に、図6〜図8を参照して、騒音の低減と圧縮ガスの冷却説明を行う。尚、受液器内の液冷媒が冷媒回路を介してスクロール圧縮要素2の中間圧部に戻り蒸発して圧縮ガスの冷却が行われ、揺動スクロール15は最終圧縮行程近傍に位置しているものとする。また、図6〜図8では吐出孔13は図示していない。即ち、図6では、両有底孔32A、32Bが高圧室(圧縮空間25)に開口して、両インジェクション孔41、42は、揺動スクロール15のラップ21にて完全に閉塞されている(1)。このときは、冷媒ガスの吐出により吐出孔13近傍にて発生した騒音が両有底孔32A、32B内に入出して騒音を低減させている状態である。
そして、更に揺動スクロール15が公転していくと、図7に示すように揺動スクロール15のラップ21にて閉塞されていた両インジェクション孔41、42は、中間圧縮部(圧縮空間25)へ開口する直前に位置し、揺動スクロール15のラップ21にて両有底孔32A、32Bの閉塞が完了する直前に位置する(2)。このときは、高圧室(圧縮空間25)から吐出孔13への高温高圧の冷媒ガスの吐出が終了、若しくは、終了直前状態である。
更に揺動スクロール15が公転していくと、図8に示すように両有底孔32A、32Bは、揺動スクロール15のラップ21にて完全に閉塞され、両インジェクション孔41、42から揺動スクロール15のラップ21が離間し、当該両インジェクション孔41、42は、中間圧室(圧縮空間25)に開口する(3)。このときは、受液器内の液冷媒が冷媒回路を介してスクロール圧縮要素2の中間圧部に戻り蒸発して圧縮ガスの冷却が行われる状態である。そして、更に揺動スクロール15が公転していくと戻って前記(1)、(2)、(3)を繰り返す。これによって、圧縮ガスの冷却が行われると共に、スクロール圧縮機Cの騒音低減が好適に行われる。
しかし、騒音は一定の周波数だけではなく、様々な周波数が混在するので一つの有底孔32で全体の騒音を解消することができなかった。そこで、更に騒音レベルの低減を図ることができるスクロール圧縮機Cを説明する。即ち、有底孔32(有底孔32A、32B)を、吐出孔13から高圧ガスの吐出が開始された後揺動スクロール15に立設されたラップ21にて閉塞される位置に複数設ける(前記有底孔32A、32Bに隣接して複数設ける)。尚、複数の有底孔32は図示していない。
即ち、同一圧縮空間25(圧縮室)の固定スクロール14の鏡板16の表面側に、それぞれ深さ寸法の異なる複数の有底孔32を形成する。そして、それら複数の有底孔32を異なる耳ざわりな騒音の周波数に対応させた深さに形成する。これにより、耳ざわりな騒音レベルの低減を更に減少させることができる。
このように、スクロール圧縮機Cは、固定スクロール14の鏡板16の表面に形成された有底孔32を備えているので、この有底孔32の深さ寸法を、騒音ピーク周波数の波長に対応した値とし、該有底孔32の深さ寸法を、騒音ピーク周波数の波長の略1/4の値とすれば、吐出孔13近傍で発生した有底孔32内に入出する騒音を低減させることができる。この場合、騒音が有底孔32内に入出する際、有底孔32の深さ寸法を同一騒音波長の山と谷が相互に打ち消し合う寸法となる騒音ピーク周波数の波長の略1/4としているので、発生した騒音を有底孔32内にて相殺して確実に低減させることができる。
これにより、スクロール圧縮機Cの騒音レベルの低減を図ることができる。特に、固定スクロール14のラップ17の加工を行わず、当該固定スクロール14の鏡板16にラップ17側から騒音ピーク周波数の波長の略1/4の寸法の有底孔32を開けるだけで済むので、殆ど手間もかからず好適な加工性を得ることができる。従って、固定スクロール14の強度を維持しつつ、騒音レベルを大幅に低減させることができる。
また、同一圧縮空間25(圧縮室)に、それぞれ深さ寸法の異なる複数の有底孔32を形成したので、スクロール圧縮機Cの運転時に耳ざわりな騒音が複数発生している場合は、それら複数の耳ざわりな騒音に有底孔32を対応させることができる。これにより、複数の耳ざわりな騒音を更に低減させることができる。
また、有底孔32の直径は、揺動スクロール15のラップ21の厚さ寸法の、50%以上80%以下の寸法としたので、有底孔32の開口を揺動スクロール15のラップ21で閉塞することができる。これにより、揺動スクロール15のラップ21両面側の圧縮室内が有底孔32を介して連通してしまうのを防止することができるので、圧縮過程の圧縮空間に形成された高圧室の冷媒ガスが中間圧室に流入してしまうなどの不都合を防止することが可能となる。従って、スクロール圧縮機の性能を確実に維持しつつ、騒音レベルを低減させることができる。
また、固定スクロール14の鏡板16の表面に開口し、液冷媒を導入するリキッドインジェクション通路44を備え、有底孔32は、スクロール圧縮要素2が冷媒を圧縮する工程において、リキッドインジェクション通路44の開口(両インジェクション孔41、42)が圧縮室に連通した後、当該圧縮室に連通する位置に形成されているので、圧縮室内で高温になった冷媒ガスを冷却すると共に、スクロール圧縮機Cの運転時に発生した騒音を低減させることができる。これにより、リキッドインジェクション効果を最大限に発揮しつつ、耳ざわりな騒音レベルを効果的に低減させることができる。
また、有底孔32(有底孔32A、32B)は、スクロール圧縮要素2が冷媒を圧縮する工程において、固定スクロール14の中心に形成された吐出孔13と共に同一の圧縮室に連通する位置に形成されているので、圧縮室内で最も圧縮され、吐出孔13から冷媒が吐出される際発生する脈動など大きな騒音を有底孔32内に導くことができる。これにより、最大に圧縮された高圧冷媒が圧縮室内から吐出される際、最も大きく発生する耳ざわりな騒音を好適に低減させることができる。従って、更に大幅に騒音レベルを効果的に低減させることができる。
次に、図9には本発明のスクロール圧縮機C(固定スクロール14)を示している。該スクロール圧縮機Cの固定スクロール14は、前述の参考例と略同じ構成を有している。以下、異なる部分について説明する。尚、前述の参考例の形態と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、説明を省略する。
該有底孔32は、リキッドインジェクション通路44の開口(両インジェクション孔41、42)が圧縮室に連通する以前に、当該圧縮室に連通する位置に形成されている。具体的には、両インジェクション孔41、42は、前記実施例1と同様の中間圧縮室の高圧縮室近傍(圧縮室)に形成され、有底孔32(有底孔32A、32B)は、中間圧縮室の低圧縮室近傍(圧縮室)に形成されている。詳しくは、両有底孔32A、32Bは、両インジェクション孔41、42より揺動スクロール15のラップ21の外周側(ラップ21の渦巻きの中心から離間する方向)に位置している。
そして、スクロール圧縮要素2が冷媒を圧縮する工程において、中間圧縮室の低圧縮室近傍で、当該中間圧縮室と有底孔32(有底孔32A、32B)とが連通し、その後中間圧縮室の高圧縮室近傍で、当該中間圧縮室とリキッドインジェクション通路44の開口(両インジェクション孔41、42)が連通する。これにより、リキッドインジェクション時に発生する耳障りな騒音を有底孔32(有底孔32A、32B)にて低減させることができる。従って、リキッドインジェクション効果を発揮しつつ、耳ざわりな騒音レベルを好適に低減させることができる。尚、実施例2の構成に実施例1の有底孔32を備えても差し支えない。これにより、リキッドインジェクション時の耳障りな騒音を低減させられる他、冷媒を圧縮する工程において、最大に圧縮された高圧冷媒が圧縮室内から吐出される際、最も大きく発生する耳ざわりな騒音を好適に低減させることができる。従って、スクロール圧縮要素2運転時の全体的な騒音を効果的に低減させることができる。
このように、有底孔32は、スクロール圧縮要素2が冷媒を圧縮する工程において、リキッドインジェクション通路44の開口(両インジェクション孔41、42)が圧縮室に連通する以前に、当該圧縮室に連通する位置に形成されているので、圧縮室内で高温になった冷媒ガスを冷却し、且つ、騒音を低減させることができる。これにより、リキッドインジェクション効果に加えて耳ざわりな騒音レベルを低減させることができる。
尚、実施例では、耳ざわりな騒音を低減させるため、複数の異なる深さの有底孔32を設けたが、騒音低減はこれに限られず、同一周波数に対応した同一深さの有底孔32を複数設けても差し支えない。この場合、同一周波数の騒音を更に効果的に低減させることができる。
また、実施形態ではスクロール圧縮機Cの形状や寸法などを記載したが、スクロール圧縮機Cの要旨を逸脱しない範囲内で形状や寸法を変更しても良いのは言うまでもない。勿論本発明は、上記各実施例のみに限定されるものではなく、この発明の趣旨を逸脱しない範囲で他の様々な変更を行っても本発明は有効である。
C スクロール圧縮機
1 密閉容器
2 スクロール圧縮要素
3 電動要素
11 吐出圧力空間
13 吐出孔
14 固定スクロール
15 揺動スクロール
16、20 鏡板
17、21 ラップ
25 圧縮空間
27 カバー
28 吐出マフラー室
32 有底孔
32A 有底孔
32B、有底孔
41 インジェクション孔
42 インジェクション孔
44 リキッドインジェクション通路

Claims (3)

  1. 密閉容器内にスクロール圧縮要素と、該スクロール圧縮要素を駆動する電動要素とを設けると共に、前記スクロール圧縮要素を、鏡板の表面に渦巻き状のラップが立設された固定スクロールと、該固定スクロールに対して前記電動要素の回転軸により旋回運動され、鏡板の表面に渦巻き状のラップが立設された揺動スクロールとから構成し、前記両ラップを互いに噛み合わせて形成される複数の圧縮空間を、外側から内側に向かって次第に縮小させることにより冷媒を圧縮するスクロール圧縮機において、
    前記固定スクロールの鏡板の表面に開口し、液冷媒を導入するリキッドインジェクション回路と、
    前記固定スクロールの鏡板の表面に形成された有底孔を備え、
    該有底孔は、前記スクロール圧縮要素が冷媒を圧縮する工程において、前記リキッドインジェクション回路の開口が前記圧縮室に連通した後、当該圧縮室に連通する位置に形成されており、
    該有底孔の深さ寸法、騒音ピーク周波数の波長に対応した値とされ、且つ、当該有底孔の直径は、前記揺動スクロールのラップの厚さ寸法の50%以上80%以下の寸法とされていることを特徴とするスクロール圧縮機。
  2. 前記有底孔の深さ寸法を、騒音ピーク周波数の波長の略1/4の値としたことを特徴とする請求項1に記載のスクロール圧縮機。
  3. それぞれ深さ寸法の異なる複数の前記有底孔を形成したことを特徴とする請求項1に記載のスクロール圧縮機。
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