JP2011149376A - スクロール圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】リリーフ穴の開口面積を十分確保でき、過圧縮ガスの抜けを良くして過圧縮損失を低減できるスクロール圧縮機を提供する。
【解決手段】スクロール圧縮機1は、鏡板24a、26aの一方の面に螺旋状のラップ24b、26bがそれぞれ設けられた固定スクロール24および可動スクロール26を備えている。固定スクロール24のラップ24bと可動スクロール26のラップ26bとが互いに組み合されることにより、圧縮室40が形成される。固定スクロール24の鏡板24aには、圧縮室40と連通可能な少なくとも1個のリリーフ穴61が鏡板24aを貫通して形成されている。リリーフ穴61は、固定スクロール24のラップ24bから離間した位置に形成されている。リリーフ穴61は、閉領域62に配置されている。閉領域62は、平面視における可動スクロール24のラップ24bの軌跡の重なり部分である。
【選択図】図3

Description

本発明は、固定スクロールにリリーフ穴を有するスクロール圧縮機に関する。
従来より、スクロール圧縮機において、スクロール圧縮室内部の過圧縮ガスを逃がして過圧縮損失を低減するために、固定スクロールの鏡板にリリーフ穴を設ける等の対策が講じられている。リリーフ穴は、開口面積が大きい方が過圧縮ガスの抜けが良くなるが、渦巻き状のラップとの関係上、リリーフ穴の配置には空間的な制約があるので、リリーフ穴の種々の配置や形状が提案されている。
例えば、特許文献1(特許第2551164号公報)記載のスクロール圧縮機では、リリーフ穴を可動スクロールの形状に沿って長穴を形成したり、または固定スクロールのラップに沿って小さい穴を並べる例が示されている。
近年では、環境によく、省エネルギー化を達成した圧縮機を実現するため、圧縮機の小型化が進んでいる。
また、スクロール部品として、鉄チクソ材料のような高強度材料を用いれば、薄いラップを有するスクロールを造ることができ、圧縮機を小型化できることも着目されている。
ところが、過圧縮ガスを高圧空間へ逃がすためのリリーフ穴は、隣り合う圧縮室を連通させないために、ラップの歯厚より小さくする必要があり、リリーフ穴の直径を大きくすることは難しい。しかも、ラップの歯厚が小さいスクロールでは、リリーフ穴の直径も小さくする必要が生じ、リリーフガスが抜けるガス通路がますます狭くなるという問題がある。
これを解決するために、特許文献1記載のように、ラップの歯厚より径方向長さが小さい長穴を渦巻に沿って形成する方法が知られているが、この方法では、開口面積を十分確保できず、しかも、長穴は加工が複雑であり、高度な熟練を要するという問題がある。
また、ラップの歯厚より小さい径のリリーフ穴を固定スクロールのラップに沿って複数個並べる方法もあるが、この場合には、できる限り開口面積を広くするため及び、回転角に対する開口範囲を広くするために、リリーフ穴はラップ近傍に配置することが多い。
しかし、小口径のリリーフ穴をラップ近傍に配置すると、ラップ表面で油膜を形成している潤滑油がリリーフ穴に流れ込み、リリーフ通路をさらに狭くして過圧縮ガスの抜けが悪くなるという問題が発生する。とくに、高効率を実現するため圧縮室に強制給油している圧縮機では、問題が起こりやすくなる。
本発明の課題は、リリーフ穴の開口面積を十分確保でき、過圧縮ガスの抜けを良くして過圧縮損失を低減できるスクロール圧縮機を提供することにある。
第1発明のスクロール圧縮機は、それぞれの鏡板の一方の面に螺旋状のラップが設けられた固定スクロールおよび可動スクロールを備えている。固定スクロールのラップと可動スクロールのラップとが互いに組み合されることにより、隣接する固定スクロールのラップと可動スクロールのラップとの間に圧縮室が形成されている。固定スクロールの鏡板には、圧縮室と連通可能な少なくとも1個のリリーフ穴が鏡板を貫通して形成されている。リリーフ穴は、固定スクロールのラップから離間した位置に形成されている。かつ、リリーフ穴は、閉領域に少なくとも一部が配置されている。閉領域は、平面視における可動スクロールのラップの軌跡の重なり部分である。
ここでは、固定スクロールの鏡板に圧縮室と連通可能なリリーフ穴が鏡板を貫通して形成され、それぞれのリリーフ穴は、固定スクロールのラップから離間した位置に形成され、かつ、平面視における可動スクロールのラップの軌跡の重なり部分である閉領域に配置されているため、リリーフ穴の開口面積を十分確保でき、過圧縮ガスの抜けを良くして過圧縮損失を低減できる。
第2発明のスクロール圧縮機は、第1発明のスクロール圧縮機であって、少なくともリリーフ穴の中心が、閉領域の内側に配置されている。
ここでは、少なくともリリーフ穴の中心が閉領域の内側に配置されているので、リリーフ穴を通して隣接する圧縮室間でのガス漏れが少ない。
第3発明のスクロール圧縮機は、第1発明または第2発明のスクロール圧縮機であって、リリーフ穴は、閉領域における最も長い対角線に沿って、2個以上配置されている。
ここでは、リリーフ穴が閉領域における最も長い対角線に沿って2個以上配置されているので、リリーフ穴の開口面積を十分確保でき、過圧縮ガスの抜けを良くして過圧縮損失を低減できる。
第4発明のスクロール圧縮機は、第1発明から第3発明のいずれかのスクロール圧縮機であって、可動スクロールのラップの先端は、面取りされている。リリーフ穴の直径は、可動スクロールのラップの面取りされた先端の歯厚より大きく、かつ、可動スクロールのラップの中央部の歯厚より小さい。
ここでは、リリーフ穴の直径が、可動スクロールのラップの面取りされた先端の歯厚より大きく、かつ、可動スクロールのラップの中央部の歯厚より小さいので、リリーフ穴の開口面積を十分確保でき、しかも、冷媒ガスに含まれる潤滑油によるオイルシールで可動スクロールのラップの先端とリリーフ穴との隙間をふさぐことができ、ガス漏れを防ぐことが可能である。
第5発明のスクロール圧縮機は、第1発明から第4発明のいずれかのスクロール圧縮機であって、リリーフ穴は、閉領域に2個以上形成されている。固定スクロールの鏡板の背面側には、閉領域に形成された2個以上のリリーフ穴に連通する共通の座ぐり穴が形成されている。
ここでは、固定スクロールの鏡板の背面側には、閉領域に形成された2個以上のリリーフ穴に連通する共通の座ぐり穴が形成されているので、2個以上のリリーフ穴を閉領域に配置しても、リリーフ穴よりも大口径の座ぐり穴を通ってガスが抜けるので、過圧縮ガスの抜けが良くなる。
第6発明のスクロール圧縮機は、第1発明のスクロール圧縮機であって、リリーフ穴は、閉領域の全部の範囲に開口する穴である。
ここでは、リリーフ穴が閉領域の全部の範囲に開口する穴であるので、大口径のリリーフ穴を得ることができ、より広い開口面積のリリーフ穴を確保でき、過圧縮ガスの抜けもさらに良好になり、過圧縮損失の低減効果が向上する。
第7発明のスクロール圧縮機は、第1発明から第6発明のいずれかのスクロール圧縮機であって、閉領域は、可動スクロールのラップが公転運動を1周するときにリリーフ穴に対して往復して通過する際の最大重なり位置となる領域である。
ここでは、閉領域が可動スクロールのラップが公転運動を1周するときにリリーフ穴に対して往復して通過する際の最大重なり位置となる領域であるので、隣接する圧縮室がリリーフ穴によって通じる不具合を確実に防止できるとともに、閉領域内部で、リリーフ穴の開口面積を最大限確保できる。
第8発明のスクロール圧縮機は、第1発明から第7発明のいずれかのスクロール圧縮機であって、閉領域は、各辺が湾曲している菱形の領域である。
ここでは、閉領域が各辺が湾曲している菱形の領域であるので、大きい口径のリリーフ穴を菱形の領域に開口することが可能であり、リリーフ穴を通して隣接する圧縮室間でのガス漏れも確実に低減することができる。
第1発明によれば、リリーフ穴の開口面積を十分確保でき、過圧縮ガスの抜けを良くして過圧縮損失を低減できる。
第2発明によれば、リリーフ穴を通して隣接する圧縮室間でのガス漏れが少ない。
第3発明によれば、リリーフ穴の開口面積を十分確保でき、過圧縮ガスの抜けを良くして過圧縮損失を低減できる。
第4発明によれば、リリーフ穴の開口面積を十分確保でき、しかも、冷媒ガスに含まれる潤滑油によるオイルシールで可動スクロールのラップの先端とリリーフ穴との隙間をふさぐことができ、ガス漏れを防ぐことが可能である。
第5発明によれば、2個以上のリリーフ穴を閉領域に配置しても、リリーフ穴よりも大口径の座ぐり穴を通ってガスが抜けるので、過圧縮ガスの抜けが良くなる。
第6発明によれば、大口径のリリーフ穴を得ることができ、より広い開口面積のリリーフ穴を確保でき、過圧縮ガスの抜けもさらに良好になり、過圧縮損失の低減効果が向上する。
第7発明によれば、隣接する圧縮室がリリーフ穴によって通じる不具合を確実に防止できるとともに、閉領域内部で、リリーフ穴の開口面積を最大限確保できる。
第8発明によれば、大きい口径のリリーフ穴を菱形の領域に開口することが可能であり、リリーフ穴を通して隣接する圧縮室間でのガス漏れも確実に低減することができる。
本発明の実施形態に係わるスクロール圧縮機の縦断面図。 図1の固定スクロールを下方から見上げた状態の図。 図1の固定スクロールに形成されたリリーフ穴の配置を模式的に示す図。 図1の固定スクロール上部の蓋体を取り除いた状態を示す図。 図4のV−V線断面図。 図1の固定スクロールのリリーフ穴近傍の拡大断面図。 図1のリリーフ穴と可動スクロールのラップとの寸法関係を概略的に示す説明図。
つぎに本発明のスクロール圧縮機の実施形態を図面を参照しながら説明する。
〔実施形態〕
つぎに本発明のスクロール圧縮機の実施形態を図面を参照しながら説明する。
図1に示されるスクロール圧縮機1は、高低圧ドーム型のスクロール圧縮機であり、蒸発器や、凝縮器、膨張機構などと共に冷媒回路を構成し、その冷媒回路中のガス冷媒を圧縮する役割を担うものであって、主に、縦長円筒状の密閉ドーム型のケーシング10、スクロール圧縮機構15、オルダムリング39、駆動モータ16、下部主軸受60、吸入管19、および吐出管20から構成されている。以下、このスクロール圧縮機1の構成部品についてそれぞれ詳述していく。
〔スクロール圧縮機1の構成部品の詳細〕
(1)ケーシング
ケーシング10は、略円筒状の胴部ケーシング部11と、胴部ケーシング部11の上端部に気密状に溶接される椀状の上壁部12と、胴部ケーシング部11の下端部に気密状に溶接される椀状の底壁部13とを有する。そして、このケーシング10には、主に、ガス冷媒を圧縮するスクロール圧縮機構15と、スクロール圧縮機構15の下方に配置される駆動モータ16とが収容されている。このスクロール圧縮機構15と駆動モータ16とは、ケーシング10内を上下方向に延びるように配置される駆動軸17によって連結されている。そして、この結果、スクロール圧縮機構15と駆動モータ16との間には、間隙空間18が生じる。
(2)スクロール圧縮機構
スクロール圧縮機構15は、図1に示されるように、主に、ハウジング23と、ハウジング23の上方に密着して配置される固定スクロール24と、固定スクロール24に噛合する可動スクロール26とから構成されている。
以下、このスクロール圧縮機構15の構成部品についてそれぞれ詳述していく。
a)固定スクロール
固定スクロール24は、図1〜5に示されるように、主に、平板状の鏡板24aと、鏡板24aの下面に形成された渦巻き状(インボリュート状)のラップ24bとから構成されている。
鏡板24aには、後述する圧縮室40に連通する吐出口41が鏡板24aの略中心に貫通して形成されている。吐出口41は、鏡板24aの中央部分において上下方向に延びるように形成されている。吐出口41の開口面の形状は、開口面積を大きくして吐出圧損を低減するため、非円形の形状である。また、鏡板24aの上面には、吐出口41に連通する座ぐり空間141が形成されている。 さらに、鏡板24aの上面には、吐出口41および座ぐり空間141に連通する拡大凹部42(図1参照)が形成されている。拡大凹部42は、鏡板24aの上面に凹設された水平方向に広がる凹部により構成されている。そして、固定スクロール24の上面には、この拡大凹部42を塞ぐように蓋体44がボルト44aにより締結固定されている。そして、拡大凹部42に蓋体44が覆い被せられることによりスクロール圧縮機構15の運転音を消音させる膨張室からなるマフラー空間45が形成されている。固定スクロール24と蓋体44とは、図示しないパッキンを介して密着させることによりシールされている。
また、図2〜4および図6に示されるように、固定スクロール24の鏡板24aには、2本ずつ4組の丸穴形状のリリーフ穴61が貫通して形成されている。具体的には、リリーフ穴61は、吸入から吐出までの圧縮工程1回につき、圧縮室40が、4箇所のリリーフ穴61を通過するように配置されている。
リリーフ穴61は、図2に示されるように、固定スクロール24のラップ24bから離間した位置に形成されている。
また、リリーフ穴61は、図3に示されるように、平面視における可動スクロール26のラップ26bの軌跡の重なり部分である閉領域、すなわち、本実施形態では各辺が湾曲している菱形の領域62の内部に2個配置されている。これにより、リリーフ通路70の開口面積を十分確保でき、過圧縮ガスの抜けを良くしている。
この菱形の領域62は、図3に示されるように、可動スクロール26のラップ26b(往復するラップ26bを往方向のものを26b1、復方向のものを26b2とする)が公転運動を1周するときにリリーフ穴61に対して往復して通過する際の最大重なり位置となる領域である。これにより、隣接する圧縮室40がリリーフ穴61によって通じる不具合を確実に防止でき、しかも、菱形の領域62内部で、リリーフ穴61の開口面積を最大限確保できる。
なお、リリーフ穴61の位置は、少なくともリリーフ穴61の中心が、菱形の領域62の内側に配置されていればよい。
しかも、リリーフ穴61は、菱形の領域62における対角線63の長い方に沿って、2個以上配置されることにより、リリーフ通路70の開口面積を十分確保できる。なお、対角線63は、菱形の領域62の湾曲度合いに合わせて、若干湾曲してもよい。
また、図7に示されるように、それぞれのリリーフ穴61の直径D1は、可動スクロール26のラップ26bの面取りされた先端64の歯厚T1より大きく、かつ、可動スクロール26のラップ26bの中央部の歯厚T0より小さくなるように設定されている。この場合、ラップ26bがリリーフ穴61に重なる位置にあるときでも一瞬連通するが、冷媒ガスに含まれる潤滑油によって塞がっており、いわばオイルシールでカバーできる。たとえば、可動スクロール26のラップ26bの先端の歯厚T1が1.5〜1.7mm、中央の歯厚T0が2.1〜2.3mm程度とすれば、リリーフ穴61の直径D1は、1.9〜2.1mm程度に設定すればよい。
さらに、図4、および図6〜7に示されるように、鏡板24a背面側(上面付近)には、2本ずつのリリーフ穴61に連通する共通の座ぐり穴65がそれぞれ形成されている。また、図6に示されるように、リリーフ穴61および座ぐり穴65により、固定スクロール24の鏡板24aを貫通するリリーフ通路70が形成されている。
さらに、図1、図4〜6に示されるように、固定スクロール24の鏡板24a上面における拡大凹部の42内面には、それぞれの座ぐり穴65を閉じる逆止弁であるリリーフ弁66、およびそのリリーフ弁66の開度を所定の開度以下に制限するリリーフ弁押さえ67が設けられている。
リリーフ穴61を形成する場合、リリーフ穴61が形成された後に固定スクロール24の鏡板24aのうちラップ24bが形成されている面の仕上げ加工(いわゆる歯底仕上加工)を行えば、リリーフ穴61形成時に生じたバリを取ることが可能である。
また、鏡板24aを貫通するリリーフ通路70を形成する場合、まず、リリーフ穴61を鏡板24aのうちラップ24bの形成面側から鏡板24aの途中まで加工し、次に背面側からの大口径の座ぐり穴65を形成することにより貫通させれば、リリーフ穴61形成時に鏡板24aの背面側に生じるバリを除去できるとともに、加工誤差を吸収できる。
b)可動スクロール
可動スクロール26は、図1に示されるように、主に、鏡板26aと、鏡板26aの上面に形成された渦巻き状(インボリュート状)のラップ26bと、鏡板26aの下面に形成された軸受部26cと、鏡板26aの両端部に形成される溝部26dとから構成されている。
可動スクロール26は、アウタードライブの可動スクロールである。すなわち、可動スクロール26は、駆動軸17の外側に嵌合する軸受部26cを有している。
可動スクロール26は、溝部26dにオルダムリング39が嵌め込まれることによりハウジング23に支持される。また、軸受部26cには駆動軸17の上端が嵌入される。可動スクロール26は、このようにスクロール圧縮機構15に組み込まれることによって駆動軸17の回転により自転することなくハウジング23内を公転する。そして、可動スクロール26のラップ26bは固定スクロール24のラップ24bに噛合させられており、両ラップ24b,26bの接触部の間には圧縮室40が形成されている。そして、この圧縮室40では、可動スクロール26の公転に伴い、両ラップ24b,26b間の容積が中心に向かって収縮する。本実施形態に係るスクロール圧縮機1では、このようにしてガス冷媒を圧縮するようになっている。
c)ハウジング
ハウジング23は、その外周面において周方向の全体に亘って胴部ケーシング部11に圧入固定されている。つまり、胴部ケーシング部11とハウジング23とは全周に亘って気密状に密着されている。このため、ケーシング10の内部は、ハウジング23下方の高圧空間28とハウジング23上方の低圧空間29とに区画されていることになる。また、このハウジング23には、上端面が固定スクロール24の下端面と密着するように、固定スクロール24がボルト等により固定されている。また、このハウジング23には、上面中央に凹設されたハウジング凹部31と、下面中央から下方に延設された軸受部32とが形成されている。そして、この軸受部32には、上下方向に貫通する軸受孔33が形成されており、この軸受孔33に駆動軸17が軸受34を介して回転自在に嵌入されている。
d)その他
また、このスクロール圧縮機構15には、固定スクロール24とハウジング23とに亘り、連絡通路46が形成されている。この連絡通路46は、固定スクロール24に形成されたスクロール側通路47とハウジング23に切欠形成されたハウジング側通路48とが連通するように形成されている。そして、連絡通路46の上端は拡大凹部42に開口し、連絡通路46の下端、即ちハウジング側通路48の下端はハウジング23の下端面に開口している。つまり、このハウジング側通路48の下端開口により、連絡通路46の冷媒を間隙空間18に流出させる吐出口49が構成されていることになる。
(3)オルダムリング
オルダムリング39は、上述したように、可動スクロール26の自転運動を防止するための部材であって、ハウジング23に形成されるオルダム溝(図示せず)に嵌め込まれている。なお、このオルダム溝は、長円形状の溝であって、ハウジング23において互いに対向する位置に配設されている。
(4)駆動モータ
駆動モータ16は、本実施形態においてブラシレスDCモータであって、主に、ケーシング10の内壁面に固定された環状のステータ51と、ステータ51の内側に僅かな隙間(エアギャップ通路)をもって回転自在に収容されたロータ52とから構成されている。そして、この駆動モータ16は、ステータ51の上側に形成されているコイルエンド53の上端がハウジング23の軸受部32の下端とほぼ同じ高さ位置になるように配置されている。
ステータ51には、ティース部に銅線が巻回されており、上方および下方にコイルエンド53が形成されている。また、ステータ51の外周面には、ステータ51の上端面から下端面に亘り且つ周方向に所定間隔をおいて複数個所に切欠形成されているコアカット部が設けられている。そして、このコアカット部により、胴部ケーシング部11とステータ51との間に上下方向に延びるモータ冷却通路55が形成されている。
ロータ52は、上下方向に延びるように胴部ケーシング部11の軸心に配置された駆動軸17を介してスクロール圧縮機構15の可動スクロール26に駆動連結されている。また、連絡通路46の吐出口49を流出した冷媒をモータ冷却通路55に案内する案内板58が、間隙空間18に配設されている。
(5)下部主軸受
下部主軸受60は、駆動モータ16の下方の下部空間に配設されている。この下部主軸受60は、胴部ケーシング部11に固定されるとともに駆動軸17の下端側軸受を構成し、駆動軸17を支持している。
(6)吸入管
吸入管19は、冷媒回路の冷媒をスクロール圧縮機構15に導くためのものであって、ケーシング10の上壁部12に気密状に嵌入されている。吸入管19は、低圧空間29を上下方向に貫通すると共に、内端部が固定スクロール24に嵌入されている。
(7)吐出管
吐出管20は、ケーシング10内の冷媒をケーシング10外に吐出させるためのものであって、ケーシング10の胴部ケーシング部11に気密状に嵌入されている。そして、この吐出管20は、胴体内面から中心に下方に向かって突き出した位置で開口されており、高圧空間28である間隙空間18に連通している。
〔スクロール圧縮機1の運転動作〕
つぎに、スクロール圧縮機1の運転動作について図1を参照しながら簡単に説明する。まず、駆動モータ16が駆動されると、駆動軸17が回転し、可動スクロール26が自転することなく公転運転を行う。すると、低圧のガス冷媒が、吸入管19を通って圧縮室40の周縁側から圧縮室40に吸引され、圧縮室40の容積変化に伴って圧縮され、高圧のガス冷媒となる。そして、この高圧のガス冷媒は、圧縮室40の中央部から吐出口41および座ぐり空間141を通ってマフラー空間45へ吐出される。また、圧縮室40内部に過圧縮ガスが生じる場合(圧縮室40の内圧がリリーフ弁66の閉弁圧以上の場合)には、過圧縮ガスは、リリーフ通路70を通じてマフラー空間45へ吐出される。その後、連絡通路46(すなわち、スクロール側通路47、ハウジング側通路48)、吐出口49を通って間隙空間18へ流出し、案内板58と胴部ケーシング部11の内面との間を下側に向かって流れる。そして、このガス冷媒は、案内板58と胴部ケーシング部11の内面との間を下側に向かって流れる際に、一部が分流して案内板58と駆動モータ16との間を円周方向に流れ、ガス冷媒に混入している潤滑油が分離される。一方、分流したガス冷媒の他部は、モータ冷却通路55を下側に向かって流れ、モータ下部空間にまで流れた後、反転してステータ51とロータ52との間のエアギャップ通路、または連絡通路46に対向する側(図1における左側)のモータ冷却通路55を上方に向かって流れる。その後、案内板58を通過したガス冷媒と、エアギャップ通路又はモータ冷却通路55を流れてきたガス冷媒とは、間隙空間18で合流して吐出管20から、ケーシング10外に吐出される。そして、ケーシング10外に吐出されたガス冷媒は、冷媒回路を循環した後、再度吸入管19を通ってスクロール圧縮機構15に吸入されて圧縮される。
[強制給油とリリーフ配置について]
ここで、環境によい省エネ圧縮機を実現するための向上すべき圧縮機効率として、定格点とAPFとがある。
定格点は比較的高差圧・高速のポイントであり、また、年間運転効率の高い点であるAPFで寄与率の高い点は低圧縮比、低速である。
定格点を向上するためには漏れ損失を低減することが重要であるため、圧縮室40への潤滑油注入量を多くする必要がある。
APF性能を向上するためには、低圧縮なので過圧縮損失を低減することが重要であるため、吐出口41からのガスの吐出より前にリリーフ通路70を設け、過圧縮ガスを高圧空間へ排出する必要がある。
ここで、リリーフ穴61の位置は固定されているので、決まった圧縮比でリリーフ弁66が開口するが、過圧縮が発生する圧縮比は運転条件により異なる。
したがって通常、最もAPF寄与率の高い運転条件に合わせてリリーフ穴61を配置することが考えられる。
そこで、固定スクロール24のラップ24b近傍にリリーフ穴61を構成すると広い範囲にわたって開口でき、他の運転条件もカバーできる。
また、固定スクロール24のラップ24b1と固定スクロール24の1周内周側のラップ24b2との間にリリーフ穴61を配置すると、開口範囲は狭く、可動スクロール26のラップ26bの内周側の圧縮室と外周側の圧縮室の間(いわゆるA室とB室の間)でガスの受け渡しが発生するおそれがあるが、AB室兼用穴にできるので穴数を減らすことができる。
本実施形態では、これらの点を考慮して、隣接する圧縮室間でガスの受け渡しが生じることがないように、リリーフ穴61を、固定スクロール24のラップ24bから離間した位置であり、かつ、可動スクロール26のラップ26bの軌跡の重なり部分である各辺が湾曲している菱形の領域62に配置している。これにより、リリーフ穴61の穴数を減らし、かつ、大口径のリリーフ穴61を設けることが可能になっている。
<実施形態の特徴>
(1)
実施形態のスクロール圧縮機1では、固定スクロール24の鏡板24aには、圧縮室40と連通可能な2個ずつ4組のリリーフ穴61が鏡板24aを貫通して形成されている。それぞれのリリーフ穴61は、固定スクロール24のラップ24bから離間した位置に形成され、かつ、平面視における可動スクロール26のラップ26bの軌跡の重なり部分である各辺が湾曲している菱形の領域62に配置されている。このため、リリーフ穴61の開口面積を十分確保でき、過圧縮ガスの抜けを良くして過圧縮損失を低減できる。
(2)
また、このようにリリーフ穴61の開口面積を十分確保できるので、圧縮室40への油注入量が多い場合でもリリーフ通路70が油で塞がることがなくなり、過圧縮損失を効果的に低減できる。
(3)
すなわち、本実施形態のスクロール圧縮機1は、歯厚の薄いスクロールを有する小型のスクロール圧縮機に適しており、菱形の領域62の内部にリリーフ穴61を配置することにより、十分なリリーフ流量を確保でき、低速性能が向上する。
しかも、スクロール圧縮機1の高速運転時においても、リリーフ穴61を通して隣接する圧縮室40間での漏れが少ないという利点がある。したがって、高速性能を維持しつつ、低速性能を改善できる。
(4)
さらに、本実施形態のスクロール圧縮機1では、菱形の領域62に複数の丸穴形状のリリーフ穴61を形成する簡易な構造であるので、生産性が良い。
(5)
さらに、本実施形態のスクロール圧縮機1では、また、リリーフ穴61の位置は、少なくともリリーフ穴61の中心が、菱形の領域62の内側に配置されているので、リリーフ穴61を通して隣接する圧縮室40間でのガス漏れが少ない。
(6)
さらに、本実施形態のスクロール圧縮機1では、また、リリーフ穴61は、菱形の領域62における最も長い対角線63に沿って、2個以上配置されているので、リリーフ穴61の開口面積を十分確保でき、過圧縮ガスの抜けを良くして過圧縮損失を低減できる。
(7)
さらに、本実施形態のスクロール圧縮機1では、さらに、可動スクロール26のラップ26aの先端64は、面取りされており、リリーフ穴61の直径D1は、可動スクロール26のラップ26aの面取りされた先端64の歯厚T1より大きく、かつ、可動スクロール26のラップ26aの中央部の歯厚T0より小さいので、リリーフ穴61の開口面積を十分確保でき、かつ、冷媒ガスに含まれる潤滑油によるオイルシールで可動スクロール26のラップ26aの先端とリリーフ穴61との隙間をふさぐことができ、ガス漏れを防ぐことが可能である。
(8)
さらに、本実施形態のスクロール圧縮機1では、リリーフ穴61は、閉領域である菱形の領域62に2個以上形成されている。固定スクロール24の鏡板24aの背面側には、菱形の領域62に形成された2個以上のリリーフ穴61に連通する共通の座ぐり穴65が形成されている。このため、2個以上のリリーフ穴61を菱形の領域62に配置しても、リリーフ穴61よりも大口径の座ぐり穴65を通ってガスが抜けるので、過圧縮ガスの抜けが良くなる。
しかも、リリーフ弁66は共通の座ぐり穴65ごとに設ければよいので、リリーフ弁66の数を減らすことが可能である。
(9)
さらに、本実施形態のスクロール圧縮機1では、菱形の領域62は、可動スクロール26のラップ26aが公転運動を1周するときにリリーフ穴61に対して往復して通過する際の最大重なり位置となる領域である。これにより、隣接する圧縮室40がリリーフ穴61によって通じる不具合を確実に防止できるとともに、菱形の領域62内部で、リリーフ穴の開口面積を最大限確保できる。
(10)
実施形態のスクロール圧縮機1では、リリーフ穴61を設けるための領域として、平面視における可動スクロール26のラップ26bの軌跡の重なり部分である閉領域のうち、各辺が湾曲している菱形の領域62としている。これにより、従来のような固定スクロールのラップ近傍に複数のリリーフ穴を形成する場合よりも大きい口径のリリーフ穴61を菱形の領域62に開口することが可能であり、リリーフ穴61を通して隣接する圧縮室40間でのガス漏れも確実に低減することができる。
また、菱形の領域62の位置、形状および配置から、リリーフ穴61の配置を容易に決定することも可能となる。
<実施形態の変形例>
(A)
実施形態のスクロール圧縮機1では、菱形の領域62に複数の丸穴形状のリリーフ穴61を形成する例が示されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の形状のリリーフ穴61を形成することも可能である。本発明の変形例として、例えば、リリーフ穴61は、菱形の領域62の全部の範囲に開口する菱形の穴であってもよい。この場合、菱形の大口径のリリーフ穴を得ることができ、より広い開口面積のリリーフ穴を確保できる。その結果、過圧縮ガスの抜けもさらに
良好になり、過圧縮損失の低減効果が向上する。
(B)
また、固定スクロール24および可動スクロール26は、鉄チクソ材料等の高強度材料を用いて製造してもよい。この場合、スクロール部品の小型化を達成でき、それぞれのラップの厚みを薄くすることができるが、この場合も、上記の実施形態のように、菱形の領域62のような可動スクロール26のラップ26bの軌跡の重なり部分の閉領域にリリーフ穴61を形成すれば上述の効果を奏することが可能である。
(C)
さらに、固定スクロール24および可動スクロール26を異材質で製造してもよい。この場合も、小型化を達成でき、ラップの厚みを薄くすることが可能であり、上述の効果を奏することが可能である。
(D)
さらに、実施形態のスクロール圧縮機1では、複数の丸穴形状のリリーフ穴61の直径については、とくに限定していないが、例えば、固定スクロール24および/または可動スクロール26のラップの歯厚に合わせてリリーフ穴61の直径を変えて設定してもよい。
例えば、固定スクロール24のラップ24bの歯厚が入口側(外周側)が出口側(中心側)よりも小さい場合には、それに対応するように、リリーフ穴61の直径も、入口側(外周側)を小さく、出口側(中心側)を大きくなるように設定すればよい。
(E)
さらに、リリーフ穴61は、固定スクロール24のラップ24bを挟んで隣接する圧縮室40の一方の開口角度を吸入側に設定したり、または開口角度範囲を広くするために、、固定スクロール24の隣接するラップ24bの間の中央より外周側または内周側に偏って配置してもよい。
本発明は、リリーフ穴を有するスクロール圧縮機に種々適用することが可能である。
1 スクロール圧縮機
24 固定スクロール
24a 鏡板
24b ラップ
26 可動スクロール
26a 鏡板
26b ラップ
40 圧縮室
61 リリーフ穴
62 菱形の領域(閉領域)
63 対角線
65 座ぐり穴
66 リリーフ弁
70 リリーフ通路
特許第2551164号公報

Claims (8)

  1. それぞれの鏡板(24a、26a)の一方の面に螺旋状のラップ(24b、26b)が設けられた固定スクロール(24)および可動スクロール(26)を備えており、
    前記固定スクロール(24)のラップ(24b)と前記可動スクロール(26)のラップ(26b)とが互いに組み合されることにより、隣接する前記固定スクロール(24)のラップ(24b)と前記可動スクロール(26)のラップ(26b)との間に圧縮室(40)が形成され、
    前記固定スクロール(24)の鏡板(24a)には、前記圧縮室(40)と連通可能な少なくとも1個のリリーフ穴(61)が前記鏡板(24a)を貫通して形成され、
    前記リリーフ穴(61)は、前記固定スクロール(24)のラップから離間した位置に形成され、かつ、平面視における前記可動スクロール(26)のラップの軌跡の重なり部分である閉領域(62)に少なくとも一部が配置されている、
    スクロール圧縮機(1)。
  2. 少なくとも前記リリーフ穴(61)の中心が、前記閉領域(62)の内側に配置される、
    請求項1に記載のスクロール圧縮機(1)。
  3. 前記リリーフ穴(61)は、前記閉領域(62)における最も長い対角線に沿って、2個以上配置される、請求項1または2に記載のスクロール圧縮機(1)。
  4. 前記可動スクロール(26)のラップの先端は、面取りされており、
    前記リリーフ穴(61)の直径は、前記可動スクロール(26)のラップ(26b)の面取りされた先端の歯厚より大きく、かつ、前記可動スクロール(26)のラップの中央部の歯厚より小さい、
    請求項1から3のいずれかに記載のスクロール圧縮機(1)。
  5. 前記リリーフ穴(61)は、前記閉領域(62)に2個以上形成され、
    前記固定スクロール(24)の鏡板(24a)の背面側には、前記閉領域(62)に形成された2個以上の前記リリーフ穴(61)に連通する共通の座ぐり穴(65)が形成されている、
    請求項1から4のいずれかに記載のスクロール圧縮機(1)。
  6. 前記リリーフ穴(61)は、前記閉領域(62)の全部の範囲に開口する穴である、
    請求項1に記載のスクロール圧縮機(1)。
  7. 前記閉領域(62)は、前記可動スクロール(26)のラップ(26b)が公転運動を1周するときに前記リリーフ穴(61)に対して往復して通過する際の最大重なり位置となる領域である、
    請求項1から6のいずれかに記載のスクロール圧縮機(1)。
  8. 前記閉領域は、各辺が湾曲している菱形の領域(62)である、
    請求項1から7のいずれかに記載のスクロール圧縮機(1)。
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