JP5436810B2 - 毛髪化粧料組成物 - Google Patents
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Description
<1> (A)1−ヒドロキシ−2−ピリドン系化合物と、
(B)水膨潤性粘土鉱物と、
(C)末端トリメチル型アミノ変性シリコーンと、
(D)メチルポリシロキサンと、
(E)カチオン界面活性剤と
を含有し、かつ、前記(D)メチルポリシロキサンの25℃における動粘度が、20mm2/s〜500mm2/sであり、
かつ、前記(C)末端トリメチル型アミノ変性シリコーンと、前記(D)メチルポリシロキサンとの合計含有量に対する、前記(C)末端トリメチル型アミノ変性シリコーンの含有量が、質量比で、(C)/[(C)+(D)]=0.10〜0.50であることを特徴とする毛髪化粧料組成物である。
<2> (A)1−ヒドロキシ−2−ピリドン系化合物が、ピロクトンオラミンである前記<1>に記載の毛髪化粧料組成物である。
<3> (A)1−ヒドロキシ−2−ピリドン系化合物の含有量が、0.3質量%〜0.7質量%である前記<1>から<2>のいずれかに記載の毛髪化粧料組成物である。
<4> (B)水膨潤性粘土鉱物の膨潤力が、20mL/2g以上である前記<1>から<3>のいずれかに記載の毛髪化粧料組成物である。
<5> (B)水膨潤性粘土鉱物の含有量が、0.2質量%〜0.6質量%である前記<1>から<4>のいずれかに記載の毛髪化粧料組成物である。
<6> (C)末端トリメチル型アミノ変性シリコーンが、下記一般式(2)で表されるジメチルシロキサン・メチル(アミノプロピル)シロキサン共重合体である前記<1>から<5>のいずれかに記載の毛髪化粧料組成物である。
<7> (C)末端トリメチル型アミノ変性シリコーンの25℃における動粘度が、75,000mm2/s〜50,000,000mm2/sである前記<1>から<6>のいずれかに記載の毛髪化粧料組成物である。
<8> (C)末端トリメチル型アミノ変性シリコーンの含有量が、0.1質量%〜0.5質量%である前記<1>から<7>のいずれかに記載の毛髪化粧料組成物である。
<9> (D)メチルポリシロキサンの25℃における動粘度が、20mm2/s〜100mm2/sである前記<1>から<8>のいずれかに記載の毛髪化粧料組成物である。
<10> (D)メチルポリシロキサンの含有量が、1.0質量%〜3.6質量%である前記<1>から<9>のいずれかに記載の毛髪化粧料組成物である。
<11> (E)カチオン界面活性剤の含有量が、1.0質量%〜3.0質量%である前記<1>から<10>のいずれかに記載の毛髪化粧料組成物である。
<12> (C)末端トリメチル型アミノ変性シリコーンと、(D)メチルポリシロキサンとの合計含有量に対する、(C)末端トリメチル型アミノ変性シリコーンの含有量が、質量比で、(C)/[(C)+(D)]=0.12〜0.20である前記<1>から<11>のいずれかに記載の毛髪化粧料組成物である。
<13> さらに脂肪族アルコールを含有する前記<1>から<12>のいずれかに記載の毛髪化粧料組成物である。
本発明の毛髪化粧料組成物は、(A)1−ヒドロキシ−2−ピリドン系化合物と、(B)水膨潤性粘土鉱物と、(C)末端トリメチル型アミノ変性シリコーンと、(D)メチルポリシロキサンと、(E)カチオン界面活性剤とを含有してなり、更に必要に応じて、脂肪族アルコールなど、適宜その他の成分を含有してなる。
前記(A)成分は、主に、前記毛髪化粧料のフケ予防・痒み抑制効果を発現させる目的で配合される。
前記(A)成分は、下記一般式(1)で表される1−ヒドロキシ−2−ピリドン系化合物である。
R2は、1〜17個の炭素原子を有するアルキル基、2〜17個の炭素原子を有するアルケニル基、5〜8個の炭素原子を有するシクロアルキル基、7〜9個の炭素原子を有するビシクロアルキル基、アルキルが1〜4個の炭素原子を有するシクロアルキル−アルキル基(但し、シクロアルキル残基が1〜4個の炭素原子を有するアルキル基によって置換されていてもよい)アリール基、アルキルが1〜4個の炭素原子を有するアラルキル基、アルケニルが2〜4個の炭素原子を有するアリールアルケニル基、アルキルがそれぞれ1〜4個の炭素原子を有するアリールオキシアルキル又はアリールメルカプトアルキル、ベンズヒドリル基、アルキルが1〜4個の炭素原子を有するフェニルスルホニルアルキル基、フリル又はアルケニルが2〜4個の炭素原子を有するフリルアルケニル基を表す。但し、上述のアリール残基は1〜4個の炭素原子を有するアルキル基、1〜4個の炭素原子を有するアルコキシ基、ニトロ基、シアノ基又はハロゲノ基によってそれぞれ置換されていてもよい。
X+は、有機塩基、アルカリ金属イオン、アンモニウムイオン、アルカリ土類金属イオン、又は、2〜4価の陽イオンを表す。
1−ヒドロキシ−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−6−メチル−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4,6−ジメチル−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−ヘプチル−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(1−エチルペンチル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(2,4,4−トリメチルペンチル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−ウンデシル−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−プロペニル−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−オクテニル−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(2,2−ジブチル−ビニル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(シクロヘキセニリデン−メチル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−シクロヘキシル−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(メチル−シクロヘキシル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(2−ビシクロ〔2,2,1〕ヘプチル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−〔2−(ジメチルシクロヘキシル)−プロピル〕−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(4−メチル−フェニル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4―メチル−6−(3−メチル−フェニル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(4−第3ブチル−フェニル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(3−メチル−4−クロル−フェニル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(3,5−ジクロル−フェニル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(3−ブロム−4−クロル−フェニル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(4−メトキシスチリル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−〔1−(4−ニトロフェノキシ)−ブチル〕−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(4−シアノフェノキシメチル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(フェニルスルホニルメチル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−〔1−(4−クロルフェニルスルホニル)−ブチル〕−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−ベンジル−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(2,4−ジメチルベンジル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(第3ブチル−ベンジル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(2−クロル−ベンジル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(4−クロルベンジル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(2,5−ジクロル−ベンジル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(4−ブロム−ベンジル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(フェノキシメチル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(3−メチルフェノキシ−メチル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(4−第2ブチルフェノキシ−メチル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(2,4,5−トリクロルフェノキシ−メチル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(4−ブロムフェノキシ−メチル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(4−クロルフェニルメルカプト−メチル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(4−メチルフェニルメルカプト−メチル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(2−ナフチル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−ベンズヒドリル−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−フリル−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(フリルビニル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−スチリル−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(フェニルブタジエニル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−フェニル−6−メチル−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4,6−ジフェニル−2−ピリドンなどを挙げることができる。
前記有機アミンとの塩としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、エタノールアミンとの塩、ジエタノールアミンとの塩、N−エチルエタノールアミンとの塩、N−メチル−ジエタノールアミンとの塩、トリエタノールアミンとの塩、ジエチルアミノ−エタノールとの塩、2−アミノ−2−メチル−n−プロパノールとの塩、ジメチルアミノプロパノールとの塩、2−アミノ−2−メチル−プロパンジオールとの塩、トリ−イソプロパノールアミンとの塩、エチレンジアミンとの塩、ヘキサメチレンジアミンとの塩、モルホリンとの塩、ピペリジンとの塩、シクロヘキシルアミンとの塩、トリブチルアミンとの塩、ドデシルアミンとの塩、N,N−ジメチル−ドデシルアミンとの塩、ステアリルアミンとの塩、オレイルアミンとの塩、ベンジルアミンとの塩、ジベンジルアミンとの塩、N−エチルベンジルアミンとの塩、ジメチルステアリルアミンとの塩、N−メチル−モルホリンとの塩、N−メチルピペラジンとの塩、4−メチルシクロヘキシルアミンとの塩、N−ヒドロキシエチル−モルホリンとの塩などが挙げられる。
前記無機イオンとの塩としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩などのアルカリ金属塩;アンモニウム塩;マグネシウム塩、カルシウム塩などのアルカリ土類金属塩などが挙げられる。
前記2価〜4価の陽イオンとの塩としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、亜鉛塩、アルミニウム塩、ジルコニウム塩などが挙げられる。
前記(A)成分の含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、前記毛髪化粧料組成物中、0.1質量%〜1.0質量%が好ましく、0.3質量%〜0.7質量%がより好ましい。前記含有量が、0.1質量%未満であると、フケ予防・痒み抑制効果が得られないことがあり、1.0質量%を超えると、使用感、及び香りに支障をきたすことがある。一方、前記含有量が、より好ましい範囲内であると、使用感や香り、フケ・痒みの改善効果、コストの点で、有利である。
前記(B)成分は主に、頭皮への前記(A)成分の吸着を促進する目的で配合される。
前記(B)成分は、水膨潤性粘土鉱物である。
膨潤力が20mL/2g以上である(B)成分は、層間に水分子を水和して取り込む交換性のイオンを含有しており、膨潤性、吸着性、結合性、懸濁性、増粘性などの性質を有し、他の粘土鉱物とは異なった性質を示すものである。
前記(B)成分の膨潤力が20mL/2g未満であると、毛髪化粧料組成物中における(B)成分、及びシリコーン(後述する(C)成分、及び(D)成分)の分散安定性が悪くなることがある。
具体的には、20mL/2g以上の膨潤力を有する天然又は合成されたモンモリロナイト、バイデライト、ノントロナイト、サポナイト、ソーコナイト、ヘクトライト、スチブンサイトなどのスメクタイト族の粘土鉱物、バーミキュライト、膨潤性合成フッ素雲母(Na型、Li型合成マイカ)などが挙げられる。また、前記粘土鉱物のイオン交換反応を行った、膨潤性を向上させた高金属イオン置換粘土鉱物なども用いることができる。
前記膨潤力が20mL/2g以上である(B)成分の中でも、スメクタイト族、スメクタイト族のモンモリロナイトを主成分とするベントナイトが、シリコーン分散安定化の点で好ましい。
前記(B)成分中、水膨潤性を有する成分の含有量が90%未満(非膨潤性の夾雑物は、10%以上)であると、非膨潤性の夾雑物が毛髪化粧料組成物中で沈降したり、溶解して電解質を放出したりして、毛髪化粧料組成物の外観や前記(B)成分の分散性を損なうことがある。
前記(B)成分の含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、前記毛髪化粧料組成物中、0.1質量%〜2.0質量%が好ましく、0.2質量%〜0.6質量%がより好ましい。前記含有量が、0.1質量%未満であると、前記(A)成分の頭皮への吸着促進の効果が得られないことがあり、2.0質量%を超えると、前記(A)成分の頭皮への吸着促進の効果は変わらないが、毛髪化粧料組成物中での前記(B)成分の分散性が低下することがある。一方、前記含有量が、より好ましい範囲内であると、フケ・痒み改善効果を向上することができ、また、使用感向上、及び製剤の安定性の点で、有利である。
前記(C)成分は主に、前記(A)成分の頭皮への吸着促進効果を向上させる目的で配合される。
前記(C)成分は、末端トリメチル型アミノ変性シリコーンである。
前記一般式(3)で表されるジメチルシロキサン・メチル(アミノエチルアミノプロピル)シロキサン共重合体の具体的な例としては、東レ・ダウコーニング(株)製の「SF8452C」、「SS−3551」;信越化学工業(株)製の「KF−8004」、「KF−867S」;モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社製の「XF42−B1989」などが挙げられる。
前記動粘度は、以下のようにして測定することができる。
前記(C)成分を1g/100mL濃度のトルエン溶液とし、下記式(1)により比粘度ηsp(25℃)を求める。次に、比粘度ηspを下記式(2)に示す、Hugginsの関係式に代入し、固有粘度〔η〕を求める。Huggins定数は、中牟田、日化、77 588[1956]に記載のものを用いる。次に、〔η〕を下記式(3)に示す、A.Kolorlovの式に代入し、分子量〔M〕を求める。最後に、〔M〕を下記式(4)に示す、A.J.Barryの式に代入し、前記(C)成分の粘度ηを求める。
ηsp=(η/η0)−1 ・・・式(1)
但し、式(1)中、η0=「トルエンの粘度」、η=「溶液の粘度」を表す。
ηsp=〔η〕+K’〔η〕2 ・・・式(2)
但し、式(2)中、K’は「Hugginsの定数」を表す。
〔η〕=0.215×10−4〔M〕0.65 ・・・式(3)
但し、式(3)中、〔M〕は分子量を表す。
logη=1.00+0.0123〔M〕0.5 ・・・式(4)
上記η0、ηは、化粧品原料基準一般試験法粘度測定法第1法に準拠して測定したものである。
前記(C)成分の含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、前記毛髪化粧料組成物中、0.05質量%〜1.0質量%が好ましく、0.1質量%〜0.5質量%がより好ましい。前記含有量が、0.05質量%未満であると、乾燥後のなめらかさが悪くなることがあり、1.00質量%を超えると、すすぎ時や乾燥後にべたつきを生じることがある。一方、前記含有量が、より好ましい範囲内であると、使用感が良く、また前記(A)成分の頭皮への吸着促進効果を向上させ、製剤の安定性の点で、有利である。
前記(D)成分は主に、使用感を向上させ、動粘度の高い場合の前記(C)成分でのハンドリングを向上させる目的で配合される。
前記(D)成分は、25℃における動粘度が、20mm2/s〜500mm2/sのメチルポリシロキサンである。
前記動粘度は、上述と同様にして測定することができる。
前記(D)成分の含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、前記毛髪化粧料組成物中、0.1質量%〜5.0質量%が好ましく、1.0質量%〜3.6質量%がより好ましい。前記含有量が、0.1質量%未満であると、毛髪をやわらかく、かつ、しなやかにする効果が得られないことがあり、5.0質量%を超えると、毛髪にベタつきが生じ、また製剤の安定性に悪影響を及ぼすことがある。一方、前記含有量が、より好ましい範囲内であると、使用感が良いという点で、有利である。
前記(E)成分は主に、毛髪化粧料組成物の使用感を向上させる目的で配合される。
前記(E)成分は、カチオン界面活性剤である。
前記(E)成分の具体例としては、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウムなどが挙げられる。
前記(E)成分の含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、前記毛髪化粧料組成物中、0.1質量%〜5.0質量%が好ましく、1.0質量%〜3.0質量%がより好ましい。前記含有量が、0.1質量%未満であると、髪のなめらかさが劣ることがあり、5.0質量%を超えると、製剤の安定性に悪影響を及ぼすことがある。一方、前記含有量が、より好ましい範囲内であると、使用感が良くなるという点で、有利である。
前記毛髪化粧料組成物中、前記(C)末端トリメチル型アミノ変性シリコーンと、前記(D)メチルポリシロキサンとの合計含有量に対する、前記(C)末端トリメチル型アミノ変性シリコーンを一定の範囲内にすることで、フケ予防・痒み抑制成分が少量でも、高いフケ予防・痒み抑制効果を有し、前記効果の持続性に優れ、かつ、毛髪へのなめらかな使用感を有し、さらに、製剤の香りの嗜好性が良く、製剤の品質安定性に優れた毛髪化粧料組成物を得ることができる。
前記毛髪化粧料組成物中、前記(C)末端トリメチル型アミノ変性シリコーンと、前記(D)メチルポリシロキサンとの合計含有量に対する、前記(C)末端トリメチル型アミノ変性シリコーンの含有量が、質量比で、(C)/[(C)+(D)]=0.10〜0.50である。
前記(C)/[(C)+(D)]が、0.10未満であると、フケ予防・痒み改善効果が得られないことがあり、0.50を超えると、使用時のすすぎ感触のよさ、乾燥後の髪のなめらかさが悪くなることがある。一方、前記(C)/[(C)+(D)]が好ましい範囲内であると、フケ予防・痒み改善効果がより優れる点で好ましい。なお、前記(C)/[(C)+(D)]は、小数第3位を四捨五入した値である。
前記毛髪化粧料組成物は、前記(A)〜(E)成分以外にも、本発明の効果を損なわない範囲内で、その他の成分を含有することができる。前記その他の成分としては、特に制限はなく、毛髪化粧料組成物に通常用いられるものの中から、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、脂肪族アルコール、前記(C)成分、及び前記(D)成分以外のシリコーン、高分子化合物、前記(E)成分以外の界面活性剤、油脂・ロウ類、有機酸、及びその塩、多価アルコール、糖アルコール、生薬、各種タンパク加水分解物、ビタミン、殺菌剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、着色剤、pH緩衝剤、香料、溶剤(エタノールなど)、微粒子粉末などが挙げられる。
前記その他の成分は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
また、前記その他の成分の配合時期としては、特に制限はなく、毛髪化粧料組成物を調製する際の適当な段階で配合することができる。
前記毛髪化粧料組成物は、前記その他の成分として、脂肪族アルコールを含有することが好ましい。
前記脂肪族アルコールとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、脂肪族アルコ−ルのアルキル基は、直鎖のアルキル基が好ましく、炭素数12〜24のものがより好ましい。
前記脂肪族アルコールの具体例としては、セチルアルコール、ステアリルアルコール、セトステアリルアルコール、ベヘニルアルコールなどが挙げられる。中でも、ステアリルアルコール、セチルアルコール、セトステアリルアルコールが好ましい。
前記脂肪族アルコールは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記脂肪族アルコールの含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、前記毛髪化粧料組成物中、0.1質量%〜20質量%が好ましく、0.5質量%〜10質量%がより好ましい。前記含有量が、0.1質量%未満であると、毛髪をやわらかく、かつ、しなやかにする効果が得られないことがあり、20質量%を超えると、毛髪にベタつきが生じたり、製剤が固くなって毛髪に塗布しづらくなることがある。
前記(C)成分、及び前記(D)成分以外のシリコーンとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、25℃における動粘度が、1,000mm2/s以上のメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、脂肪酸変性シリコーン、アルコール変性シリコーン、脂肪族アルコール変性シリコーン、ポリオキシエチレン変性シリコ−ン、ポリオキシプロピレン変性シリコ−ン、ポリエーテル変性シリコーン、エポキシ変性シリコーン、フッ素変性シリコーン、環状シリコーン、アルキル変性シリコーンなどのシリコーン誘導体などが挙げられる。
前記(C)成分、及び前記(D)成分以外のシリコーンは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記高分子化合物としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体、メタクリロイルエチルベタイン・メタクリル酸エステル共重合体、塩化O−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]カチオン化グアーガム、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースなどが挙げられる。
前記高分子化合物は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記(E)成分以外の界面活性剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタインなどのベタイン、水素添加大豆リン脂質、塩酸アルキルジアミノエチルグリシン、ラウリルアミノプロピオン酸ナトリウムなどの両性界面活性剤、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ソルビトール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテルなどの非イオン性界面活性剤などが挙げられる。
前記(E)成分以外の界面活性剤は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記油脂・ロウ類としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、コメ胚芽油、コメヌカ油、ツバキ油、マーモンド油、水添ホホバ油などが挙げられる。
前記油脂・ロウ類は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記有機酸、及びその塩としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、オレイン酸、パントテン酸、没食子酸−3,5ジグルコシド、没食子酸−3,4ジグルコシド、没食子酸メチル−3,5ジグルコシド、エデト酸、ヒアルロン酸、アミノ酸、ピロリドンカルボン酸、グリコールなどが挙げられる。
前記有機酸、及びその塩は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記多価アルコールとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、及びこれらの共重合体、グルコース、ショ糖、プルランなどが挙げられる。
前記多価アルコールは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記糖アルコールとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ソルビトールなどが挙げられる。
前記糖アルコールは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
本発明の毛髪化粧料組成物の製法としては、特に制限はなく、各種剤型の常法に従って製造することができ、例えば、以下の(ア)〜(イ)の工程を含む製法などが挙げられる。
(ア)80℃の湯浴槽の中で、前記(E)成分、及び、前記その他の成分のうち、例えば、脂肪族アルコールを混合溶解した後、前記その他の成分のうち、例えば、糖アルコールを加え、次いで、前記(C)成分と、前記(D)成分とをあらかじめ混練したものを加えて攪拌した後、精製水を加えて転相乳化する工程
(イ)前記転相乳化したものを攪拌しながら50℃まで冷却し、あらかじめ精製水に膨潤させた前記(B)成分と、前記その他の成分のうち、例えば、高分子化合物とを加えて攪拌した後に、プロピレングリコールに溶解させた前記(A)成分と、香料とを添加し、次いで、pH3.3となるようにグリコール酸を加え、さらに攪拌しながら室温(20℃〜30℃)まで冷却する工程
なお、前記毛髪化粧料組成物を製造するにあたり、前記各成分は、単独で使用してもよいし、2種以上の成分を含む混合物を使用してもよい。また、前記各成分は、適宜希釈して使用してもよい。
前記毛髪化粧料組成物の剤型としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、シャンプー、リンス、コンディショナー、トリートメント、ヘアカラー、リーブオンタイプのトリートメント、ヘアワックスなどの剤型とすることができる。これらの中でも、性能発現の点から、コンディショナー、トリートメントが好ましい。
前記毛髪化粧料組成物の用途としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、前記毛髪化粧料組成物は、フケ予防・痒み抑制成分が少量でも、高いフケ予防・痒み抑制効果を有し、前記効果の持続性に優れ、かつ、毛髪へのなめらかな使用感を有し、さらに、製剤の香りの嗜好性が良く、製剤の品質安定性に優れることから、フケ・痒みなどの頭皮トラブルを有する人用のコンディショナーとして、特に好適である。
下記表1〜3に示す組成に従い、実施例1〜2、6〜19、参考例3〜5、及び、比較例1〜8の毛髪化粧料組成物を下記に示す製造法にて調製した。
80℃の湯浴槽の中で、(E)成分、及び、ステアリルアルコールを混合溶解した。その後、ソルビトールを加え、次いで、(C)成分と、(D)成分とをあらかじめ混練したものを加えて攪拌した。そして、精製水を加えて転相乳化した。
前記転相乳化したものを攪拌しながら50℃まで冷却し、あらかじめ精製水に膨潤させた(B)成分と、ヒドロキシプロピルメチルセルロースとを加えて攪拌した。その後、プロピレングリコールに溶解させた(A)成分と、香料とを添加し、次いで、pH3.3となるようにグリコール酸を加え、さらに攪拌しながら室温(25℃)まで冷却し、毛髪化粧料組成物を得た。
なお、前記毛髪化粧料組成物のpHは、透明のガラス瓶に毛髪化粧料組成物を充填し、pHメーター(HM−30G、東亜電波工業(株)製)で測定した。前記測定は、室温(25℃)下で行い、電極を毛髪化粧料組成物に浸漬してから2分後の値を読み値とした。
頭皮にフケ・痒みを感じている20代〜40代の女性パネラー計20名に、実施例1〜2、6〜19、参考例3〜5、及び、比較例1〜8の各毛髪化粧料組成物を、シャンプー剤で洗髪した後、通常の使用方法で1日1回、1回あたりの使用量約6gで、7日間連続で使用してもらい、使用時のすすぎ感触のよさ、乾燥後の髪のなめらかさ、香りのよさ、フケ・痒みの改善効果について官能評価を行った。なお、シャンプー剤は、「植物物語 ハーブブレンド さっぱりさらさらタイプ(ライオン(株))」を使用した。結果を表1〜3に示す。
「使用時のすすぎ感触がよい」とは、「前記毛髪化粧料組成物をすすぎ流す際の指通りがよい」ことをいう。「使用時のすすぎ感触のよさ」の評価は、下記評価基準に基づいて評価した。
−使用時のすすぎ感触のよさの評価基準−
◎:使用時のすすぎ感触がよいと回答した者が、20名中15名以上。
○:使用時のすすぎ感触がよいと回答した者が、20名中10名以上14名以下。
△:使用時のすすぎ感触がよいと回答した者が、20名中5名以上9名以下。
×:使用時のすすぎ感触がよいと回答した者が、20名中5名未満。
「乾燥後の髪がなめらかである」とは、「前記毛髪化粧料組成物の使用後に、ドライヤーにて髪を乾燥させた後の髪のくし通りがよく、手触りがなめらかである」ことをいう。「乾燥後の髪のなめらかさ」の評価は、下記評価基準に基づいて評価した。
−乾燥後の髪のなめらかさの評価基準−
◎:乾燥後の髪がなめらかであると回答した者が、20名中15名以上。
○:乾燥後の髪がなめらかであると回答した者が、20名中10名以上14名以下。
△:乾燥後の髪がなめらかであると回答した者が、20名中5名以上9名以下。
×:乾燥後の髪がなめらかであると回答した者が、20名中5名未満。
「香りのよさが良好である」とは、「前記毛髪化粧料組成物の使用中から使用後において、製剤由来の好ましくないにおい(基剤臭)が気にならない」ことをいう。「香りのよさ」の評価は、下記評価基準に基づいて評価した。
−香りのよさの評価基準−
◎:香りのよさが良好であると回答した者が、20名中15名以上。
○:香りのよさが良好であると回答した者が、20名中10名以上14名以下。
△:香りのよさが良好であると回答した者が、20名中5名以上9名以下。
×:香りのよさが良好であると回答した者が、20名中5名未満。
「フケ・痒みが改善された」とは、「試験後に、試験開始前と比べて、フケ・痒みが改善された」ことをいう。「フケ・痒みの改善効果」の評価は、下記評価基準に基づいて評価した。
−フケ・痒みの改善効果の評価基準−
◎:フケ・痒みが改善されたと回答した者が、20名中15名以上。
○:フケ・痒みが改善されたと回答した者が、20名中10名以上14名以下。
△:フケ・痒みが改善されたと回答した者が、20名中5名以上9名以下。
×:フケ・痒みが改善されたと回答した者が、20名中5名未満。
(注2):「アモジメチコン」の基油部分は40%であるため、括弧内に、末端置換型アミノ変性シリコーン((C)成分ではない)量を記載した。
下記表4に示す組成に従い、ヘアコンディショナー剤を常法にて調製した。
具体的には、80℃の湯浴槽の中で、カチオン界面活性剤、油剤、ヒドロキシエチルセルロースを混合溶解し、ソルビトールを加え、シリコーンは予めシリコーン同士で混練したものを加えて攪拌し、精製水を加え転相乳化した。攪拌しながら50℃まで冷却し、予め精製水に膨潤させた(B)成分とヒドロキシプロピルメチルセルロースを加えて攪拌した後に、プロピレングリコールに溶解させた(A)成分と香料を添加し、グリコール酸、及びグリコール酸アンモニウムをpH3.3になる量加え、さらに攪拌しながら室温(25℃)まで冷却した。
調製したヘアコンディショナー剤について、上記の実施例1と同様にして、使用時のすすぎ感触のよさ、乾燥後の髪のなめらかさ、香りのよさ、フケ・痒みの改善効果について官能評価を行った。結果を表4に併せて示す。
(注4):「高重合アミノオイルブレンド」は、(C)成分と(D)成分の混合物であるため、括弧内に、(C)成分量、(D)成分量をそれぞれ記載した。
下記表5に示す組成に従い、ヘアトリートメント剤を常法にて調製した。
具体的には、80℃の湯浴槽の中で、カチオン界面活性剤、油剤、ヒドロキシエチルセルロースを混合溶解し、ソルビトールを加え、シリコーンは予めシリコーン同士で混練したものを加えて攪拌し、精製水を加え転相乳化した。攪拌しながら50℃まで冷却し、予め精製水に膨潤させた(B)成分とヒドロキシプロピルメチルセルロースを加えて攪拌した後に、プロピレングリコールに溶解させた(A)成分と香料を添加し、グリコール酸、及びグリコール酸アンモニウムをpH3.3になる量加え、さらに攪拌しながら室温(25℃)まで冷却した。
調製したヘアトリートメント剤について、上記の実施例1と同様にして、使用時のすすぎ感触のよさ、乾燥後の髪のなめらかさ、香りのよさ、フケ・痒みの改善効果について官能評価を行った。結果を表5に併せて示す。
(注6):「高重合アミノオイルブレンド」は、(C)成分と(D)成分の混合物であるため、括弧内に、(C)成分量、(D)成分量をそれぞれ記載した。
成分を1g/100mL濃度のトルエン溶液とし、下記式(1)により比粘度ηsp(25℃)を求める。次に、比粘度ηspを下記式(2)に示す、Hugginsの関係式に代入し、固有粘度〔η〕を求める。Huggins定数は、中牟田、日化、77 588[1956]に記載のものを用いる。次に、〔η〕を下記式(3)に示す、A.Kolorlovの式に代入し、分子量〔M〕を求める。最後に、〔M〕を下記式(4)に示す、A.J.Barryの式に代入し、前記(C)成分の粘度ηを求める。
ηsp=(η/η0)−1 ・・・式(1)
但し、式(1)中、η0=「トルエンの粘度」、η=「溶液の粘度」を表す。
ηsp=〔η〕+K’〔η〕2 ・・・式(2)
但し、式(2)中、K’は「Hugginsの定数」を表す。
〔η〕=0.215×10−4〔M〕0.65 ・・・式(3)
但し、式(3)中、〔M〕は分子量を表す。
logη=1.00+0.0123〔M〕0.5 ・・・式(4)
上記η0、ηは、化粧品原料基準一般試験法粘度測定法第1法に準拠して測定したものである。
フケ・痒み改善効果が向上している理由として有効成分である(A)成分の表皮への吸着量が増加しているためと考えられた。そこで、下記の方法によって、比率((C)/[(C)+(D)])の異なる上記各組成物を塗布した際のピロクトンオラミン((A)成分)の表皮への吸着量を測定し、検証した。
前記処理をした部位に角質ストリッピング用のテープ(D−SQUAME(登録商標) Skin Sampling Discs 22mm/CuDerm製)をしっかり貼り、テープとともに角層を1枚剥がし、これをメタノールに浸漬し、超音波洗浄機(US−3/エスエヌディ製)にて10分間の超音波処理を行った。その後、テープをメタノールですすいで除去し、窒素気流下でメタノールを除去したものに、下記内部標準液、及び移動相を各1mL加え、総量2mLとし、0.45μmフィルタを通した溶液を下記条件の高速液体クロマトグラフィー(HPLC)にて測定を行い、下記の式(5)より(A)成分の量を測定した。結果を図2に示す。なお、本測定はN=3で行い、その平均値を結果とした。
サリチル酸n−ブチル0.1gをメタノールで溶解して1,000mLとし、内部標準液を調製した。
−標準溶液−
標準ピロクトンオラミン0.1gをメタノールで溶解して1,000mLとし、この溶液と前記内部標準液を、1:1に調製したものを標準溶液とした。
検出器 : 紫外吸光光度計 GL−7450(ジーエルサイエンス製)
測定波長 : UV 300nm
カラム : ODSカラム(内径4.6mm×長さ250mm)
カラムオーブン : GL−7430(ジーエルサイエンス製)
カラム温度 : 40℃
移動相 : メタノール/水/エチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム水和物水溶液*/リン酸 混液(40/8/1/1)
*・・・エチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム水和物0.25gを水で溶解して100mLとしたもの。
流量 : 0.7mL/min
注入量 : 10μL オートサンプラ(GL−7420(GLサイエンス製))による自動注入
ポンプ : GL−7410(GLサイエンス製)
データ処理 : EZChrom Elite(GLサイエンス製)
ピロクトンオラミンの吸着量(μg/cm2) = WS/QS×QT×2/S×1000・・・式(5)
WS : 標準溶液中のピロクトンオラミン濃度(mg/mL)
QS : 標準溶液のピロクトンオラミンと内部標準のピーク面積比
QT : サンプル溶液のピロクトンオラミンと内部標準のピーク面積比
S : テープ面積
Claims (2)
- (A)ピロクトンオラミンを0.3質量%〜0.7質量%と、
(B)水膨潤性粘土鉱物と、
(C)末端トリメチル型アミノ変性シリコーンと、
(D)メチルポリシロキサンと、
(E)カチオン界面活性剤と
を含有し、かつ、前記(D)メチルポリシロキサンの25℃における動粘度が、20mm2/s〜500mm2/sであり、
かつ、前記(C)末端トリメチル型アミノ変性シリコーンと、前記(D)メチルポリシロキサンとの合計含有量に対する、前記(C)末端トリメチル型アミノ変性シリコーンの含有量が、質量比で、(C)/[(C)+(D)]=0.10〜0.50であることを特徴とする毛髪化粧料組成物。 - (B)水膨潤性粘土鉱物の含有量が、0.2質量%〜0.6質量%であり、
(C)末端トリメチル型アミノ変性シリコーンの含有量が、0.05質量%〜1.0質量%であり、
(D)メチルポリシロキサンの含有量が、0.1質量%〜5.0質量%である請求項1に記載の毛髪化粧料組成物。
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