JP2009067733A - ヘアトリートメント組成物 - Google Patents

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JP2009067733A JP2007238775A JP2007238775A JP2009067733A JP 2009067733 A JP2009067733 A JP 2009067733A JP 2007238775 A JP2007238775 A JP 2007238775A JP 2007238775 A JP2007238775 A JP 2007238775A JP 2009067733 A JP2009067733 A JP 2009067733A
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Abstract

【課題】
すすぎと使用後の毛髪表面に残留油剤の使用感を高め、しなやかさと柔軟性の付与をさらに高め、外的ダメージによる毛髪の広がりを抑えたまとまり感があり、かつ粘膜への刺激性や継続的な使用の安全性をも考慮した、艶やかで潤い感とまとまり感のあるボリュームダウン効果を付与出来るヘアトリートメント組成物を提供する。
【解決手段】
下記一般式(1)で示される分岐ポリグリセロール変性シリコーンと、(A)融点が30℃以上かつ40℃未満のエステル油剤、又は/及び(B)融点が30℃未満のエステル油剤を含有することを特徴とするヘアトリートメント組成物。
【化1】
Figure 2009067733

【選択図】なし

Description

本発明は、日常の外的要因であるUVダメージ、パーマ、カラーリング、過度のブラッシングやヘアドライヤーの熱により損傷を受け、キューティクルの損傷から生じる枝毛によるハネや、パサつきや乾燥して広がりがちな髪に対して艶やかで潤い感とまとまり感のあるボリュームダウン効果を付与出来るヘアトリートメント組成物に関するものである。
過度のダメージを受けた毛髪に対してのインバスケア対策として、ヘアリンス、ヘアトリートメント、ヘアパック、ヘアマスク等が挙げられる。これらの毛髪化粧料には、主成分としてカチオン性界面活性剤が配合されており、さらにトリートメント効果を高めるため高級アルコール、流動パラフィン、エステル油、高重合ジメチルポリシロキサン、変性シリコーン等が配合され組成物として構成されている。これらの成分が、使用中の湯または水によるすすぎ後も毛髪の表面に物理的付着や電荷的吸着、または浸透することにより、前記記載のトリートメント効果が得られることが知られている。
従来から種々のエステルを含有する油剤を特定比率で組み合わされた混合物や特定量を含有した毛髪化粧料(例えば、特許文献1参照)が開示されており、これらは毛髪に優れたしっとりとした柔軟性とべとつきのない使用感を与えることが示されている。
また、脂肪酸ジグリセリンと飽和二塩基酸のジエステル油剤とシリコーン誘導体や、ダイマージリノール酸のエステル等のエステル油剤とアミノ変性シリコーンシリコーン又は/及びスルホン酸変性シリコーンを含有した毛髪化粧料(例えば、特許文献2、特許文献3参照)が開示されており、使用中のすすぎ時に毛髪の表面に残留しやすい水分保持能力の高いエステル油剤を使用しているにもかかわらず、しなやかでしっとりとした仕上がり感とべとつきのない仕上がり感を与えることが示されている。
また、アクリル酸/アルキルアクリレートコポリマー等から成る濃厚剤成分とポリエチレングリコール−変性グリセリド等から成る縮れ毛制御剤を含有するヘアコンディショニング組成物が(特許文献4参照)が開示されており、毛髪の感触及び外観を維持しつつ、改善された縮れ毛制御及び毛髪ボリュームダウン効果を与えることが示されている。
さらに、分岐ポリグリセロール変性シリコーンと融点が40℃以上の常温での性状がペースト状または固形状の賦形成分を含有し配合安定性に優れ、毛髪の保護/改質にも優れた毛髪化粧料の技術も開示されている(例えば、特許文献5参照)。
特開2004− 50929号 特開2002−222617号 特開2005−213163号 特表2003−535060号 特開2005− 97152号
しかしながら、べたつきが少ない単一もしくは組み合わせのエステルを含有する油剤だけではしっとり感や柔軟性を付与できても、乾燥後のまとまり感に満足のいくものではなく、また毛髪表面への吸着性の高い変性シリコーンによっては継続的な使用では同じく乾燥後の艶やかさやまとまり感に満足のいくものではなく、配合量によっては粘膜への刺激性や継続反復使用による安全性が懸念されることもある。また、アクリル酸やアルキル基を有するコポリマー類やポリエチレングリコール−変性グリセリド類は、毛髪表面への親和性からすすぎ後に残留し付着の重みによりボリュームダウン効果を実感できるが、自身が有する疎水性部位の基特有の感触から手触りのよい滑りに満足できるものではない。
さらに融点が40℃以上の常温での性状がペースト状または固形状の賦形成分、なかでもエステル油剤、パラフィンやワセリンは、使用中のすすぎ時に、洗い流しタイプのヘアトリートメントではカチオン性界面活性剤と高級アルコール及び水から主構成されるゲル会合体の優れたぬめり感を阻害し、乾燥後においても毛髪の表面に残留し、配合したシリコーン誘導体の指通りのよい滑りや手触りの良さの特徴に満足が得られず、充分な艶やかで潤い感とまとまり感が得られないのが現状である。
上記事情において、本発明は従来の組成物や毛髪化粧料が有する利点を低下させることなく、すすぎと使用後の毛髪表面に残留油剤の使用感を高め、しなやかさと柔軟性の付与をさらに高め、外的ダメージによる毛髪の広がりを抑えたまとまり感があり、かつ粘膜への刺激性や継続的な使用の安全性をも考慮した、艶やかで潤い感とまとまり感のあるボリュームダウン効果を付与出来るヘアトリートメント組成物が求められていた。即ち、本発明の目的とするところは、これら課題を満たし提供するところにある。
本発明者等は上記事情に鑑み、鋭意研究した結果、分岐ポリグリセロール変性シリコーンと融点が40℃以上のエステル油剤では得られなかった上記課題に対して、エステル油剤を、融点が30℃以上かつ40℃未満のエステル油剤、又は/及び融点が30℃未満のエステル油剤と限定することにより、艶やかで潤い感とまとまり感のあるボリュームダウン効果を付与出来ることを見出し、本発明を完成したものである。
即ち、本発明は以下に示す通り、下記一般式(1)で示される分岐ポリグリセロール変性シリコーンと、(A)融点が30℃以上かつ40℃未満のエステル油剤、又は/及び(B)融点が30℃未満のエステル油剤を含有することを特徴とするヘアトリートメント組成物である。
Figure 2009067733
[式中、Rはグリセロール基又はグリシドール基が3個以上結合し、かつ、そのうちの少なくとも1つが分岐グリセロール基である分岐ポリグリセロール鎖、nは0〜10,000の整数を表す]
前記(A)成分が、ダイマージリノール酸の混合物脂肪酸エステルであることが、毛髪の艶、抱水性の面で好ましい。
また前記(B)成分が、下記一般式(2)で示されるN−アシルグルタミン酸エステルであることが、原料臭や抱水性、べたつきの面で望ましい。
Figure 2009067733
[X及びYは同一でも異なってもよく、ステロールのエステル生成残基、炭素数が8〜38の直鎖又は分岐鎖の高級アルコールのエステル生成残基であり、RCOは炭素数が8〜22の直鎖又は分岐鎖の長鎖アシル基である]
また配合量では、前記分岐ポリグリセロール変性シリコーンが0.01〜5.0質量%、(A)成分が0.01〜10.0質量%、(B)成分が0.01〜10.0質量%の範囲でで配合されることが好ましい。
さらに、(A)成分と(B)成分とを両方含有することが望ましい。
本発明のヘアトリートメント組成物は、ダメージヘア特有のボリュームアップによる広がりを抑え、艶やかで潤い感とまとまり感のボリュームダウン効果を付与でき、さらに配合安定性に優れている。
以下、本発明の構成について詳述する。
本発明のヘアトリートメント組成物に含有される分岐ポリグリセロール変性シリコーンは、下記一般式(1)で示されるジメチルポリシロキサンの両末端にオキシフェニレン基を含有する連結基を介して分岐ポリグリセロール鎖が少なくとも1つ以上結合した公知の化合物であり、特開2004−339244号公報等に記載の方法で製造できる。市販品としては、「ソフケアGS−G」(花王社製)等がある。
Figure 2009067733
〔式中、Rはグリセロール基又はグリシドール基が3個以上結合し、かつ、そのうちの少なくとも1つが分岐グリセロール基である分岐ポリグリセロール鎖、nは1〜10,000の整数を表す〕
この中で、フェニレン基に結合した、酸素原子とトリメチレン基の結合位置は特に限定されず、オルト位、メタ位、パラ位のいずれでも良い。また、グリセロール基、グリシドール基は、例えば、下記構造式(3)、(4)、(5)、(6)で表される。
Figure 2009067733
Figure 2009067733
Figure 2009067733
Figure 2009067733
本発明のヘアトリートメント組成物に含有される分岐ポリグリセロール変性シリコーンの30℃における粘度は、10,000〜500,000mPa・sであることが好まし
く、しなやかな仕上がり感を付与できるという点から、20,000〜100,000mPa・sであることが特に好ましい。
毛髪表面への高い親和性により吸着性を持つ分岐ポリグリセロール変性シリコーンは0.001〜5.0質量%含有させることが好ましく、洗い上がりの毛髪の柔軟性から0.1〜1.0質量%含有させることがさらに好ましい。
本発明のヘアトリートメント組成物に用いられる(A)成分、融点が30℃以上かつ40℃未満のエステル油剤は、ヘキサ(ヒドロキシステアリン酸/イソステアリン酸)ジペンタエリスチリル、オレフィン酸フィトステリルや(エチルへキサン酸/ステアリン酸/アジピン酸)グリセリル、またはダイマージリノール酸の混合物脂肪酸エステル等が挙げられるが、毛髪表面への付着による艶、抱水性に優れるダイマージリノール酸の混合物脂肪酸エステルが好ましい。
本発明でのダイマージリノール酸は2分子の不飽和脂肪酸の重合によって得られる2塩基酸のエステル類であり、混合物脂肪酸のエステル基部分を構成する混合物は、オレイルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ラウリルアルコール、リノレイルアルコール等の高級アルコールや、コレステロール類似物のフィトステロールから構成された不飽和アルコールから誘導されたものがある。この様なダイマージリノール酸の混合物脂肪酸エステルは、ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)「Plandool−L」(日本精化社製)、ダイマージリノール酸ダイマージリノレイルビス(ベヘニル/イソステアリル/フィトステリル)「Plandool−G」(日本精化社製)が良好な結果を例示できる原料として、艶やかで潤い感とまとまり感のあるボリュームダウン効果を付与できる。
本発明のヘアトリートメント組成物に含有される(A)成分は、毛髪表面への付着による艶、抱水性に優れるダイマージリノール酸の混合物脂肪酸エステルが好ましく、0.001〜10.0質量%含有させることが好ましく、乾燥後の滑りよい手触りから0.01〜5.0質量%含有させることがさらに好ましい。
本発明のヘアトリートメント組成物に用いられる(B)成分、融点が30℃未満のエステル油剤は、通常常温(25℃)で液状の性状であって、セバシン酸ジエチル、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリルやトリポリヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスチリル、N−アシルアミノ酸エステル等が挙げられるが、賦香したヘアトリートメント組成物に含有しても低原料臭であり、かつ毛髪表面の付着による抱水性に優れ、べたつきの少ないエステル油剤として、下記一般式(2)で示されるN−アシルアミノ酸エステルが好ましい。
Figure 2009067733
[X及びYは同一でも異なってもよく、ステロールのエステル生成残基、炭素数が8〜38の直鎖又は分岐鎖の高級アルコールのエステル生成残基であり、RCOは炭素数が8〜22の直鎖又は分岐鎖の長鎖アシル基である]
本発明でのN−アシルアミノ酸エステルは、N−アシルアミノ酸エステルとアルコール
類とのエステルであり、N−アシルアミノ酸部分としては特に限定されないが、N−アシルアスパラギン酸又はN−アシルグルタミン酸であるN−アシル酸性アミノ酸であることが望ましく、さらに望ましくは、N−アシルグルタミン酸のものが用いられる。又、これらのアミノ酸構造は光学活性体又はラセミ体のいずれであってもよい。エステル生成残基としては、特に限定されないが、ステロール、炭素数8〜30の液状高級アルキル若しくはアルケニルアルコール、炭素数12〜38の固形状高級アルキルアルコール等が望ましく用いられる。N−アシル酸性アミノ酸エステルの場合、モノエステル体であってもジエステル体であっても構わないが、2つのエステル生成残基のうち少なくとも一方がステロール残基であるジエステル体であることが特に望ましい。ステロールとしては、動物由来のものであっても植物由来のものであってもよく、例えばコレステロール、フィトステロール又はこれらの水添物等を挙げることができる。又、炭素数8〜30の液状高級アルキル若しくはアルケニルアルコールは炭素数8〜30の天然又は合成脂肪族アルコールでかつ常温で液状を呈するものであり、例えば2−オクチルドデシルアルコール等の分枝アルコール、オレイルアルコール等の不飽和アルコール等が挙げられる。炭素数12〜38の固形状高級アルキルアルコールは炭素数12〜38の飽和一価アルコールでかつ常温で固形状を呈するもので、例えばセチルアルコール,ベヘニルアルコール等が挙げられるアシル基としては炭素数8〜22の飽和又は不飽和脂肪酸より誘導されるアシル基であることが望ましく、例えばラウリン酸,パルミチン酸,ステアリン酸,オレイン酸等の単一組成の脂肪酸によるアシル基の他に、ヤシ油脂肪酸、牛脂脂肪酸、硬化牛脂脂肪酸等の天然より得られる混合脂肪酸あるいは合成により得られる脂肪酸(分枝脂肪酸を含む)のアシル基であってもよい。これらのN−アシルアミノ酸エステルは、1種又は2種以上を組み合わせて用いられ、好ましくはエステル残基としてステロール残基を有するものを含むことが望ましく、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル・2−オクチルドデシル)(商品名:エルデュウPS−203[味の素社製])、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル・ベヘニル・2−オクチルドデシル)(商品名:エルデュウPS−304[味の素社製])、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル・オクチルドデシル)(商品名:エルデュウCL−202[味の素社製])、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル・ベヘニル・オクチルドデシル)(商品名:エルデュウCL−301[味の素社製])が良好な結果を例示できる原料として、艶やかで潤い感とまとまり感のあるボリュームダウン効果を付与できる。
本発明のヘアトリートメント組成物に含有される(B)成分は、毛髪表面の付着による抱水性に優れ、べたつきの少ないエステル油剤のN−アシルアミノ酸エステルが好ましく、0.001〜10.0質量%含有させることが好ましく、乾燥後の滑りよい手触りから0.01〜5.0質量%含有させることがさらに好ましい。
本発明のヘアトリートメント組成物では、前記(A)成分、及び、前記(B)成分の両方を配合した方が、毛髪への艶やかで潤い感とまとまり感のボリュームダウン効果を付与するという点において好ましく、(A)成分と(B)成分との総量が2.0〜5.0質量%であることがさらに望ましい。
本願発明のヘアトリートメント組成物には、本願発明の効果を損なわない範囲で、更にその他の成分を含有することができる。かかる成分としては、アニオン性界面活性剤,両性界面活性剤,ノニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、植物抽出物、ビタミン類、アルコール類、上記以外の油分、パール化剤、保湿成分、香料、色素、紫外線吸収剤、酸化防止剤、殺菌剤、抗炎症剤、防腐剤等が挙げられる。
以下に、本発明に関して実施例をもって詳細に説明するが、本発明はこれにより限定さ
れるものではない。
実施例に先立ち、各実施例及び比較例で採用した試験法、評価法を説明する。
<配合安定性評価方法>
ヘアトリートメント組成物を45℃で3ヶ月間保存し、目視で外観の変化(成分の分離、濁り等)を観察し、下記基準で評価した。
○:成分の分離、濁りが見られない。
×:成分の分離、濁りが見られる。
<感触評価に関する官能試験評価>
使用後の髪の仕上がり感試験法(ハーフヘッド法) パネル(20人)がPOE(3)ラウリルエーテル硫酸ナトリウムの20%水溶液にて洗髪後、頭髪を左右半々に分け、一方に比較品として、比較例処方のヘアトリートメント組成物を、他方に実施例ヘアトリートメント組成物をそれぞれ塗布し、同時にリンスした後、毛髪を乾燥させ、左右の毛髪の艶感、潤い感、まとまり感及びボリュームダウン効果の仕上がり具合を官能評価した。
また、上記と同様の操作を1日1回行い、30日間連続使用を行った後の毛髪の仕上がり具合について、上記項目に従って官能評価を行った。
(1)艶感
20名の専門パネラーにより毛髪の艶感を評価した。尚、評価基準は以下の通りである。
◎:極めて良好 毛髪の艶感がよいと答えた被験者の数が17人以上
○:良好 毛髪の艶感がよいと答えた被験者の数が12人以上、17人未満
△:やや悪い 毛髪の艶感がよいと答えた被験者の数が8人以上、12人未満
×:悪い 毛髪の艶感がよいと答えた被験者の数が8人未満
(2)潤い感
20名の専門パネラーにより毛髪の潤い感を評価した。尚、評価基準は以下の通りである。
◎:極めて良好 毛髪の潤い感がよいと答えた被験者の数が17人以上
○:良好 毛髪の潤い感がよいと答えた被験者の数が12人以上、17人未満
△:やや悪い 毛髪の潤い感がよいと答えた被験者の数が8人以上、12人未満
×:悪い 毛髪の潤い感がよいと答えた被験者の数が8人未満
(3)まとまり感
20名の専門パネラーにより毛髪の潤い感を評価した。尚、評価基準は以下の通りである。
◎:極めて良好 毛髪のまとまり感がよいと答えた被験者の数が17人以上
○:良好 毛髪のまとまり感がよいと答えた被験者の数が12人以上、17人未満△:やや悪い 毛髪のまとまり感がよいと答えた被験者の数が8人以上、12人未満
×:悪い 毛髪のまとまり感がよいと答えた被験者の数が8人未満
(4)ボリュームダウン効果
20名の専門パネラーにより毛髪のボリュームダウン効果(VD効果)を評価した。尚、評価基準は以下の通りである。
◎:極めて良好 毛髪のVD効果があると答えた被験者の数が17人以上
○:良好 毛髪のVD効果があると答えた被験者の数が12人以上、17人未満
△:やや悪い 毛髪のVD効果があると答えた被験者の数が8人以上、12人未満
×:悪い 毛髪のVD効果があると答えた被験者の数が8人未満
実施例1〜14,比較例1〜8
Figure 2009067733
表1より明らかなように、実施例1〜14のヘアトリートメントは、艶感、潤い感、まとまり感、ボリュームダウン効果に関し、1回使用後・30日間連続使用後それぞれの仕上がり感において、いずれも優れた性能を示していた。
一方、本発明の構成を欠く比較例1〜8では、艶感、潤い感、まとまり感、ボリュームダウン効果に関し、1回使用後・30日間連続使用後それぞれの仕上がり感において、いずれかの性能が劣っており、本発明の目的を達成できなかった。
実施例15 へアリンス
(処方成分) (質量%)
ベヘニルアルコール 1.0
セタノール 2.0
ジグリセリン 1.5
ポリキシエチレンセチルエーテル 1.0
ステアリルトリモニウムクロリド 1.5
ヒドロキシプロピルトリモニウムハニー 0.1
(商品名:ハニーコート50[Arch Personal
Care Products L.P.社製])
ツバキ種子抽出物 0.1
(商品名:ツバキエキス[丸善製薬社製])
ビス(ポリグリセリル−3オキシフェニルプロピル)ジメチコン 0.1
(商品名:ソフケアGS−G[花王社製])
ダイマージリノール酸 1.0
(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)
(商品名:Plandool−L[日本精化社製])
N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル・2−オクチルドデシル)
(商品名:エルデュウPS−203[味の素社製]) 1.0
フェノキシエタノール 1.0
メチルクロロイソチアゾリノン・メチルイソチアゾリノン液 0.05
(Kathon−CG[ROHM AND HAAS社製]) 適 量
イオン交換水 残 余
上記ヘアリンスは、乾燥後の艶やかで潤い感とまとまり感のあるボリュームダウン効果の付与に優れるだけでなく、すすぎ時のリッチ感にも良好であった。又、配合安定性についても良好であった。
実施例16 へアコンディショナー
(処方成分) (質量%)
ステアリルアルコール 1.0
セタノール 4.0
ベヘニン酸ジメチルアミノプロピルアミド 2.2
(商品名:カチナールBMPA[東邦化学工業社製])
乳酸 適 量
塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム 1.0
1,3−ブチレングリコール 2.5
パラフィン 1.0
ヒドロキシプロピルトリモニウムハニー 0.1
(商品名:ハニーコート50[Arch Personal
Care Products L.P.社製])
オリーブ葉エキス 0.1
(商品名:オリーブ葉抽出液BG[丸善製薬社製])
ローズ水 0.1
(商品名:バラ葉抽出液[香栄興業社製])
ビス(ポリグリセリル−3オキシフェニルプロピル)ジメチコン 0.1
(商品名:ソフケアGS−G[花王社製])
ダイマージリノール酸 1.0
(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)
(商品名:Plandool−L[日本精化社製])
N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル・2−オクチルドデシル)
(商品名:エルデュウPS−203[味の素社製]) 1.0
高重合ジメチコノールエマルジョン 2.0
(商品名:BY22―029[東レ・ダウコーニング社製])
メチルパラベン 0.1
フェノキシエタノール 0.2
香料 適 量
イオン交換水 残 余
上記ヘアコンディショナーは、乾燥後の艶やかで潤い感とまとまり感のあるボリュームダウン効果の付与に優れるだけでなく、すすぎ時のリッチ感にも良好であった。又、配合安定性についても良好であった。
実施例17 へアマスク
(処方成分) (質量%)
ステアリルアルコール 9.0
塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム 3.0
濃グリセリン 3.0
ビス(ポリグリセリル−3オキシフェニルプロピル)ジメチコン 0.1
クエン酸 適 量
クエン酸ナトリウム 適 量
セバシン酸ジエチル 0.1
グレープフルーツエキス 0.1
(商品名:グレープフルーツ抽出液[エスペリス社製])
ビス(ポリグリセリル−3オキシフェニルプロピル)ジメコン 0.1
(商品名:ソフケアGS−G[花王社製])
ダイマージリノール酸 1.0
(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)
(商品名:Plandool−L[日本精化社製])
N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル・2−オクチルドデシル)
(商品名:エルデュウPS−203[味の素社製]) 1.0
高重合ジメチルポリシロキサンエマルジョン 2.0
(商品名:BY22―029[東レ・ダウコーニング社製])
メチルパラベン 0.1
フェノキシエタノール 0.2
香料 適 量
イオン交換水 残 余
上記ヘアマスクは、乾燥後の艶やかで潤い感とまとまり感のあるボリュームダウン効果の付与に優れるだけでなく、すすぎ時のリッチ感にも良好であった。又、配合安定性についても良好であった。
実施例18 へアトリートメント(洗い流さないタイプ)
(処方成分) (質量%)
95合成無変性アルコール 10.0
濃グリセリン 1.0
流動イソパラフィン 7.0
メチルポリシロキサン 1.0
(商品名:L−45[東レ・ダウコーニング社製])

ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.5
ポリオキシエチレンオレイルエーテル 0.5
トリエタノールアミン 適 量
カルボキシビニルポリマー 0.3
ヒドロキシプロピルトリモニウムハニー 0.1
(商品名:ハニーコート50[Arch Personal
Care Products L.P.社製])
ビス(ポリグリセリル−3オキシフェニルプロピル)ジメチコン 0.05
(商品名:ソフケアGS−G[花王社製])
ダイマージリノール酸 1.0
(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)
(商品名:Plandool−L[日本精化社製])
N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル・2−オクチルドデシル)
(商品名:エルデュウPS−203[味の素社製]) 1.0
セバシン酸ジエチル 0.1
香料 適 量
イオン交換水 残 余
上記へアトリートメント(洗い流さないタイプ)は、艶やかで潤い感とまとまり感のあるボリュームダウン効果の付与に優れ、かつ整髪性にも優れている。又、配合安定性についても良好であった。

尚、実施例15−18の処方にて用いた香料は下記のものである。
Figure 2009067733
本発明により、処方配合安定性に優れ、毛髪に対しダメージによる広がりを防止し、使用感として艶やかで潤い感とまとまり感のあるボリュームダウン効果を付与することが出来る為、従来になく使用感や仕上がり感が期待できるヘアトリートメント組成物を提供できる。

Claims (7)

  1. 下記一般式(1)で示される分岐ポリグリセロール変性シリコーンと、(A)融点が30℃以上かつ40℃未満のエステル油剤、又は/及び(B)融点が30℃未満のエステル油剤を含有することを特徴とするヘアトリートメント組成物。
    Figure 2009067733
    [式中、Rはグリセロール基又はグリシドール基が3個以上結合し、かつ、そのうちの少なくとも1つが分岐グリセロール基である分岐ポリグリセロール鎖、nは0〜10,000の整数を表す]
  2. 前記(A)成分が、ダイマージリノール酸の混合物脂肪酸エステルであることを特徴とする請求項1記載のヘアトリートメント組成物。
  3. 前記(B)成分が、下記一般式(2)で示されるN−アシルグルタミン酸エステルであることを特徴とする請求項1に記載の毛髪化粧料。
    Figure 2009067733
    [X及びYは同一でも異なってもよく、ステロールのエステル生成残基、炭素数が8〜38の直鎖又は分岐鎖の高級アルコールのエステル生成残基であり、RCOは炭素数が8〜22の直鎖又は分岐鎖の長鎖アシル基である]
  4. 前記分岐ポリグリセロール変性シリコーンが0.001〜5.0質量%で配合されることを特徴とする請求項1〜3いずれかに記載のヘアトリートメント組成物。
  5. 前記(A)成分が、0.001〜10.0質量%で配合されることを特徴とする請求項1,2,4いずれかに記載のヘアトリートメント組成物。
  6. 前記(B)成分が、0.001〜10.0質量%で配合されることを特徴とする請求項1,3,4いずれかに記載のヘアトリートメント組成物。
  7. (A)成分と(B)成分とを両方含有する請求項1〜6いずれかに記載のヘアトリートメント組成物。
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