JP5431384B2 - 固定子積層鉄心の製造方法及びそれを用いて製造した固定子積層鉄心 - Google Patents

固定子積層鉄心の製造方法及びそれを用いて製造した固定子積層鉄心 Download PDF

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Description

本発明は、帯状材料から材料歩留りよく(スクラップの発生量を少なくして)製造する固定子積層鉄心の製造方法及びそれを用いて製造した固定子積層鉄心に関する。
内転型(インナーロータータイプ)の回転機(ハイブリッド自動車等に搭載される電動機、発電機等)に使用する固定子積層鉄心では、固定子積層鉄心をハウジングにボルトを用いて固定するため、固定子積層鉄心のヨークの周方向に沿って、ヨークの外周よりも半径方向外側へ突出させて設けた複数の突出部(以下、耳又は耳金と称する)に、ボルトを挿入するボルト挿通孔を設けている(例えば、特許文献1参照)。
そして、ヨークの外周に複数の耳金を有する固定子積層鉄心を、帯状材料から材料歩留りよく製造する(スクラップの発生量を少なくする)ために、積層されて耳金を構成する耳金片部が環状ヨーク片部の周方向に沿って複数配置された固定子鉄心片を帯状材料から複数列に板取り(複数列に打抜き)することが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2007−159300号公報 特許第2840268号公報
ここで、固定子鉄心片を帯状材料から歩留りよく形成しようとする場合、固定子鉄心片の板取り時に、耳金片部を帯状材料のどの部分に配置するかが重要となる。
例えば、図10(A)に示すように、耳金片部100が環状ヨーク片部101の周方向に等間隔で3つ配置された形状の固定子鉄心片102を、帯状材料103から1列配置にて打抜き金型を用いて形成する場合、隣り合う固定子鉄心片102の一方の固定子鉄心片102の耳金片部100の先側が、他方の固定子鉄心片102の耳金片部100と環状ヨーク片部101との接続部に対向するように、耳金片部100を配置した板取りを行うと、材料歩留りが高くなることが知られている。また、図10(B)に示すように、固定子鉄心片102を、帯状材料104から2列配置にて打抜き金型を用いて形成する場合、帯状材料104の幅方向一方側に位置する固定子鉄心片102の耳金片部100が、帯状材料104の幅方向他方側に位置し長手方向に隣り合う(線対称に配置された)固定子鉄心片102の隙間に挿入されるように配置した板取りを行うと材料歩留りが高くなることが知られている。
しかしながら、図11に示すように、固定子鉄心片102の材料歩留りを更に向上させようとして、帯状材料104の長手方向に隣り合う固定子鉄心片102の隙間Δを縮め過ぎると、帯状材料104の長手方向に隣り合う固定子鉄心片102の耳金片部100同士に干渉が生じるため(隣り合う固定子鉄心片102の耳金片部100同士が重なるため)、隙間Δの最小値に制約が生じ(固定子鉄心片102間の隙間が詰められず)、一定レベル以上に材料歩留りを向上させることができない(発生するスクラップ量を減少させることができない)とう問題がある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、帯状材料から材料歩留りよく製造することが可能な固定子積層鉄心の製造方法及びそれを用いて製造した固定子積層鉄心を提供することを目的とする。
前記目的に沿う第1の発明に係る固定子積層鉄心の製造方法は、山形状で貫通孔が設けられた耳金片部が、環状ヨーク片部の周方向に等間隔に、半径方向外側に突出して設けられた固定子鉄心片を帯状材料から1列又は複数列に板取りし、前記固定子鉄心片を複数枚積層して前記耳金片部の積層により形成される前記貫通孔からなるボルト挿通孔を備えた耳金が、前記環状ヨーク片部の積層により形成された環状ヨークの周方向に配置された固定子積層鉄心の製造方法において、
隣接して板取りする前記固定子鉄心片A、Bの一方の前記固定子鉄心片Aの少なくとも1つの前記耳金片部Cの片側部及び該片側部と連接する前記環状ヨーク片部Dの前記耳金片部C側の外周部のいずれか一方又は双方に凹部を形成し、他方の前記固定子鉄心片Bを、該固定子鉄心片Bの1つの前記耳金片部Eを、前記固定子鉄心片Aに形成した前記凹部に隙間を設けて嵌入させて形成し、前記帯状材料から前記固定子鉄心片を形成する際の材料歩留りを向上させる。
前記目的に沿う第2の発明に係る固定子積層鉄心の製造方法は、山形状で貫通孔が設けられた耳金片部が、環状ヨーク片部の周方向に等間隔に、半径方向外側に突出して設けられた固定子鉄心片を帯状材料から1列又は複数列に板取りし、前記固定子鉄心片を複数枚積層して前記耳金片部の積層により形成される前記貫通孔からなるボルト挿通孔を備えた耳金が、前記環状ヨーク片部の積層により形成された環状ヨークの周方向に配置された固定子積層鉄心の製造方法において、
隣接して板取りする前記固定子鉄心片A、Bの一方の前記固定子鉄心片Aの少なくとも1つの前記耳金片部Cの片側部及び該片側部と連接する前記環状ヨーク片部Dの前記耳金片部C側の外周部のいずれか一方又は双方に凹部を形成し、他方の前記固定子鉄心片Bを、該固定子鉄心片Bの1つの前記耳金片部Eを、前記固定子鉄心片Aに形成した前記凹部に隙間を設けて嵌入すると共に、前記耳金片部Eの先側を除去して前記隙間の幅を減少させることにより、前記帯状材料から前記固定子鉄心片を形成する際の材料歩留りを更に向上させる。
第1、第2の発明に係る固定子積層鉄心の製造方法において、前記凹部は、円弧状であることが好ましい。
第1、第2の発明に係る固定子積層鉄心の製造方法において、前記隙間の幅を、前記帯状材料の厚みの2倍以上20倍以下にすることが好ましい。
ここで、隙間の幅が帯状材料の厚みの2倍未満では、帯状材料の位置決め精度や、打抜きによる板取りに限っては帯状材料の送りがうまくいかなくなる。一方、隙間の幅が帯状材料の厚みの20倍を超えると、必要以上に隙間を有して固定子鉄心片Bを形成することになって目的とする材料歩留りの向上を達成できない。
第1、第2の発明に係る固定子積層鉄心の製造方法において、前記耳金片部Cに形成された前記貫通孔と前記凹部との間に形成される領域幅は、前記ボルト挿通孔に挿入するボルトの座面半径と該貫通孔の半径との差以上となっていることが好ましい。
前記目的に沿う第3の発明に係る固定子積層鉄心は、第1の発明に係る固定子積層鉄心の製造方法により製造した固定子積層鉄心であって、
前記耳金及び前記環状ヨークのいずれか一方又は双方に積層方向に沿って部分的に切欠き部が形成されている。
前記目的に沿う第4の発明に係る固定子積層鉄心は、第2の発明に係る固定子積層鉄心の製造方法により製造した固定子積層鉄心であって、
前記耳金及び前記環状ヨークのいずれか一方又は双方に積層方向に沿って部分的に切欠き部が形成され、更に、前記切欠き部が形成された前記耳金とは異なる前記耳金の先側に積層方向に沿って部分的に切欠き平坦部が形成されている。
第1の発明に係る固定子積層鉄心の製造方法及び第3の発明に係る固定子積層鉄心においては、帯状材料から固定子鉄心片を形成する際の材料歩留りが向上すると共に、従来の帯状材料より幅狭の材料を使用することができるため、帯状材料の使用量を削減でき、材料コストを低減することができる。また、固定子鉄心片A、Bを隣接して板取りする際に、一方の固定子鉄心片Aに形成した凹部に他方の固定子鉄心片Bの1つの耳金片部Eを嵌入するので、固定子鉄心片A、Bの隙間の幅が減少して、帯状材料の使用量を削減でき、材料コストを低減することができる。加えて、固定子鉄心片A、Bを打抜き金型を用いて形成する際、打抜き金型のサイズを小さくでき、打抜き金型のコストを低減することができる。そして、打抜き金型のサイズを小さくできることからプレス機のサイズも小さくでき、プレス機のコストを低減できる。その結果、固定子積層鉄心の製造コストを低減することができる。
そして、固定子積層鉄心が、耳金片部Cの位置をそれぞれ合わせて固定子鉄心片を1枚毎或いは複数枚毎転積して構成される複数の固定子積層ブロックから形成される場合、転積により固定子積層ブロック毎に切欠き部が現れる場所が異なるため、転積箇所の確認を目視で容易に行うことができる。
第2の発明に係る固定子積層鉄心の製造方法及び第4の発明に係る固定子積層鉄心においては、帯状材料から固定子鉄心片を形成する際の材料歩留りが更に向上すると共に、従来の帯状材料より幅狭の材料を使用することができるため、帯状材料の使用量を更に削減でき、材料コストをより低減することができる。また、固定子鉄心片A、Bを隣接して板取りする際に、一方の固定子鉄心片Aに形成した凹部に他方の固定子鉄心片Bの1つの耳金片部Eの先側を除去して嵌入するので、固定子鉄心片A、Bの隙間の幅が更に減少して、帯状材料の使用量を削減でき、材料コストを低減することができる。加えて、固定子鉄心片A、Bを打抜き金型を用いて形成する際、打抜き金型のサイズを更に小さくでき、打抜き金型のコストをより低減することができる。そして、打抜き金型のサイズを更に小さくできることから金型のコストを低減できるだけでなく、金型サイズアップに伴い既存プレス機での対応ができず新規にプレス機を導入しなければならなくなるといった可能性も低減する。その結果、固定子積層鉄心の製造コストを更に低減することができる。
なお、固定子積層鉄心を複数の固定子積層ブロックを耳金の位置を合わせて転積して形成する場合、固定子積層ブロック毎に切欠き部及び切欠き平坦部が現れる場所がそれぞれ異なるため、転積箇所の確認を目視で容易に行うことができる。
第1、第2の発明に係る固定子積層鉄心の製造方法において、凹部が、円弧状である場合、凹部と耳金片部Eの干渉を生じ難くすることができ、隙間の幅を小さくできる。
第1、第2の発明に係る固定子積層鉄心の製造方法において、隙間の幅が、帯状材料の厚みの2倍以上20倍以下にする場合、材料歩留りを向上させながら、固定子積層鉄心片を精度よく形成できる。
第1、第2の発明に係る固定子積層鉄心の製造方法において、耳金片部に形成された貫通孔と凹部との間に形成される領域幅が、ボルト挿通孔に挿入するボルトの座面半径と貫通孔の半径との差以上となっている場合、耳金片部の変形を防止して、耳金片部からなる耳金の強度低下を防止できる。
本発明の第1の実施の形態に係る固定子積層鉄心の製造方法における固定子積層鉄心片の板取り方法の説明図である。 同固定子積層鉄心の製造方法により形成した固定子鉄心片の平面図である。 同固定子積層鉄心の製造方法で製造した固定子積層鉄心の斜視図である。 本発明の第2の実施の形態に係る固定子積層鉄心の製造方法における固定子積層鉄心片の板取り方法を示す部分拡大図である。 同固定子積層鉄心の製造方法で製造した固定子積層鉄心の斜視図である。 本発明の第3の実施の形態に係る固定子積層鉄心の製造方法における固定子積層鉄心片の板取り方法を示す部分拡大図である。 同固定子積層鉄心の製造方法で製造した固定子積層鉄心の斜視図である。 本発明の第4の実施の形態に係る固定子積層鉄心の製造方法における固定子積層鉄心片の板取り方法の説明図である。 同固定子積層鉄心の製造方法で製造した固定子積層鉄心の斜視図である。 (A)、(B)は従来例に係る固定子積層鉄心片の板取り方法の説明図である。 従来例に係る固定子積層鉄心片の板取り方法における問題点の説明図である。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
図1〜図3に示すように、本発明の第1の実施の形態に係る固定子積層鉄心の製造方法は、 山形状で中央部に貫通孔10が設けられた耳金片部11が、環状ヨーク片部12の周方向に等間隔に、半径方向外側に突出して設けられた固定子鉄心片13を帯状材料14(例えば、厚みが0.2〜0.5mmの電磁鋼板)から2列(複数列の一例)に打抜き(板取りの一例)、固定子鉄心片13を複数枚積層して耳金片部11の積層により形成される貫通孔10からなるボルト挿通孔15を備えた耳金16、16a、16bが、環状ヨーク片部12の積層により形成された環状ヨーク17の周方向に配置された固定子積層鉄心18を製造する方法である。なお、符号19は、上下の固定子鉄心片13同士を連結するかしめ部、符号20は、固定子積層鉄心18のスロットである。以下、詳細に説明する。
第1の実施の形態に係る固定子積層鉄心の製造方法における帯状材料14からの固定子鉄心片13の形成は、図1に示すように、帯状材料14の長手方向に隣接して打抜き形成する固定子鉄心片13の一方の固定子鉄心片13(以下、固定子鉄心片Aという)の少なくとも1つの耳金片部11(以下、耳金片部Cという)の片側部に凹部21を形成し、他方の固定子鉄心片13(以下、固定子鉄心片Bという)を、固定子鉄心片Bの1つの耳金片部11(以下、耳金片部Eという)を、固定子鉄心片Aに形成した凹部21に隙間を設けて嵌入させて形成する。これにより、固定子鉄心片Aと固定子鉄心片Bの板取り間隔を狭くすることができる。
ここで、耳金片部Cに形成された貫通孔10と耳金片部Cの片側部に形成される凹部21との間に形成される領域幅Wは、ボルト挿通孔15に挿入するボルトの座面半径と貫通孔10の半径との差(差以上としてもよい)とする。これによって、領域幅Wが過度に増大することを抑制しながら、例えばボルト締めした際の座屈による耳金片部Cの変形を防止することができる。また、固定子鉄心片Aに形成される凹部21は、円弧状としている。これによって、固定子鉄心片Aに形成した凹部21に、固定子鉄心片Bの耳金片部Eを嵌入させる際に、凹部21と耳金片部Eの干渉を生じ難くすることができ、隙間の幅δを小さくできる。そして、固定子鉄心片Aに形成した凹部21と固定子鉄心片Bの耳金片部Eとの隙間の幅δは、帯状材料14の厚みの2倍以上20倍以下とする。これによって、帯状材料14の位置決め精度や、帯状材料14の送りがうまくいかなくなることを回避すると共に、必要以上に広く隙間を設けることを防止して、固定子鉄心片Bを打抜き形成できる。その結果、帯状材料14から固定子鉄心片13を材料歩留りよく打抜くことができ、帯状材料14の使用量を削減でき、材料コストの低減を図ることが可能になる。
また、隣接した固定子鉄心片13を打抜く際に、一方の固定子鉄心片Aに形成した凹部21に他方の固定子鉄心片Bの耳金片部Eを嵌入するので、固定子鉄心片A、Bの隙間の幅δが減少して、固定子鉄心片13の打抜き金型のサイズを小さくでき、打抜き金型のコストを低減することができるだけでなく、金型サイズアップに伴い既存プレス機での対応ができず新規にプレス機を導入しなければならなくなるといった可能性も低減する。その結果、固定子積層鉄心の製造コストを更に低減することができる。
続いて、本発明の第1の実施の形態に係る固定子積層鉄心の製造方法で製造した固定子積層鉄心18について説明する。
固定子積層鉄心18は、帯状材料14から材料歩留りよく打抜き形成した固定子鉄心片13の積層により形成されるため、材料コストが低減し、固定子積層鉄心18の製造コストが低減する。
そして、図3に示すように、固定子積層鉄心18を、耳金片部Cの位置をそれぞれ合わせて固定子鉄心片13を複数枚毎転積して構成される複数(図3では3つ)の固定子積層ブロック22から形成する場合、転積により固定子積層ブロック22毎に、積層された凹部21からなる切欠き部23が現れる場所が異なる。このため、固定子積層鉄心18では、転積箇所の確認を目視で容易に行うことができる。
更に、耳金片部Cに形成された貫通孔10と凹部21との間の領域幅Wが、ボルト挿通孔15に挿入するボルトの座面半径と貫通孔10の半径との差なので、凹部21が形成されていても耳金片部Cの変形が防止できる。このため、固定子積層ブロック22において、耳金片部Cの積層からなる耳金部24の強度が、凹部21が形成されていない耳金片部11の積層からなる耳金部25の強度と比較して低下することを防止できる。その結果、複数の固定子積層ブロック22からなる固定子積層鉄心18において、耳金16、16a、16bの強度低下を防止できる。
本発明の第2の実施の形態に係る固定子積層鉄心の製造方法は、第1の実施の形態に係る固定子積層鉄心の製造方法と比較して、図4に示すように、帯状材料からの固定子鉄心片の形成において、帯状材料の長手方向に隣接して打抜き形成する固定子鉄心片の一方の固定子鉄心片Aの耳金片部Cの片側部及び片側部と連接する環状ヨーク片部Dの耳金片部C側の外周部の双方に跨って1つの凹部26を形成し、他方の固定子鉄心片Bを、固定子鉄心片Bの耳金片部Eを、固定子鉄心片Aに形成した凹部26に幅δの隙間を設けて嵌入させて形成することが特徴となっている。このため、同一の構成部材には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
また、第2の実施の形態に係る固定子積層鉄心の製造方法の作用についての説明では、第1の実施の形態に係る固定子積層鉄心の製造方法の作用と重複するものについては説明を省略し、第2の実施の形態に係る固定子積層鉄心の製造方法における特有の作用についてのみ説明する。
第2の実施の形態に係る固定子積層鉄心の製造方法では、凹部26を、耳金片部Cの片側部及び片側部と連接する環状ヨーク片部Dの耳金片部C側の外周部の双方に跨って、即ち、山形状の耳金片部Cの片側の裾野側から環状ヨーク片部Dの耳金片部C側に跨って形成するので、固定子鉄心片Bの耳金片部Eを、固定子鉄心片Aに形成した凹部26に隙間を設けて嵌入させて形成すると、第1の実施の形態に係る固定子積層鉄心の製造方法と比較して、固定子鉄心片A、Bの耳金片部C、E同士の距離が離れることになって、凹部26の深さを浅くしても、第1の実施の形態における幅δの隙間より狭い幅δの隙間を設けて固定子鉄心片Bの耳金片部Eを嵌入することができる。
その結果、帯状材料から固定子鉄心片を材料歩留りよく打抜くことができ、帯状材料の使用量を削減することができ、材料コストの低減を図ることが可能になる。
更に、第1の実施の形態に係る固定子積層鉄心の製造方法と比較して、凹部26の深さを浅くできるので、耳金片部Cに形成された貫通孔10と耳金片部Cの片側部に形成される凹部26との間に形成される領域幅Wを、第1の実施の形態における領域幅Wより幅広とすることができる。これによって、耳金片部Cの変形を更に防止することができる。
続いて、本発明の第2の実施の形態に係る固定子積層鉄心の製造方法で製造した固定子積層鉄心27について、図5に基づいて説明する。なお、第1の実施の形態に係る固定子積層鉄心の製造方法で製造した固定子積層鉄心18と共通の構成部材については同一の符号を付し説明を省略する。
固定子積層鉄心27は、帯状材料から更に材料歩留りよく打抜き形成した固定子鉄心片の積層により形成されるため、材料コストが低減し、固定子積層鉄心27の製造コストが低減する。
図5に示すように、固定子積層鉄心27を、耳金片部Cの位置をそれぞれ合わせて固定子鉄心片を複数枚毎転積して構成される複数(図5では3つ)の固定子積層ブロック28から形成する場合、固定子積層鉄心27におけるボルト挿通孔15と固定子積層ブロック28における凹部26の積層からなる切欠き部29との間の距離が、第1の実施の形態の固定子積層鉄心18におけるボルト挿通孔15と固定子積層ブロック22における凹部21の積層からなる切欠き部23との間の距離と比較して長いため、固定子積層鉄心27では、凹部26を有する耳金片部Cの積層からなる耳金部30の強度が、凹部26が形成されていない耳金片部11の積層からなる耳金部31の強度と比較して低下することを更に防止できる。その結果、複数の固定子積層ブロック28からなる固定子積層鉄心27において、耳金32、32a、32bの強度低下を防止できる。
本発明の第3の実施の形態に係る固定子積層鉄心の製造方法は、第1の実施の形態に係る固定子積層鉄心の製造方法と比較して、図6に示すように、帯状材料からの固定子鉄心片の形成において、帯状材料の長手方向に隣接して打抜き形成する固定子鉄心片の一方の固定子鉄心片Aの耳金片部Cの片側部及び片側部と連接する環状ヨーク片部Dの耳金片部C側の外周部の双方に跨って1つの凹部33を形成し、他方の固定子鉄心片Bを、固定子鉄心片Bの耳金片部Eを、固定子鉄心片Aに形成した凹部33に幅δの隙間を設けて嵌入すると共に、耳金片部Eの先側を除去し平坦としていることが特徴となっている。このため、同一の構成部材には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
また、第3の実施の形態に係る固定子積層鉄心の製造方法の作用についての説明では、第1の実施の形態に係る固定子積層鉄心の製造方法の作用と重複するものについては説明を省略し、第3の実施の形態に係る固定子積層鉄心の製造方法における特有の作用についてのみ説明する。
第3の実施の形態に係る固定子積層鉄心の製造方法では、凹部33を、耳金片部Cの片側部及び片側部と連接する環状ヨーク片部Dの耳金片部C側の外周部の双方に跨って、即ち、山形状の耳金片部Cの片側の裾野側から環状ヨーク片部Dの耳金片部C側に跨って形成するので、固定子鉄心片Bの耳金片部Eを、固定子鉄心片Aに形成した凹部33に隙間を設けて嵌入させて形成すると、第1の実施の形態に係る固定子積層鉄心の製造方法と比較して、固定子鉄心片A、Bの耳金片部C、E同士の距離が離れることになる。更に、固定子鉄心片Bの耳金片部Eの先側を除去し平坦にしているので、凹部33の深さをより浅くしても、第1の実施の形態における隙間(幅δ)よりも狭い隙間(幅δ)を設けて固定子鉄心片Bの耳金片部Eを嵌入することができる。ここで、固定子鉄心片Bの耳金片部Eの先端と耳金片部Eに形成された貫通孔10との間に形成される領域幅Uは、ボルト挿通孔15に挿入するボルトの座面半径と貫通孔10の半径との差とする。これによって、耳金片部Eの変形を防止することができる。
なお、耳金片部Eの先側を除去する場合、先側が除去された後の耳金片部Eには、ボルト挿通孔15に挿入するボルトの座面が確実に当接できる面積が確保されていればよいので、耳金片部Eの先側を平坦に除去しても、曲率の大きい弧状としてもよいが、曲率の大きい弧状とすることが好ましい。
これによって、固定子鉄心片Aと固定子鉄心片Bの耳金片部Eとの隙間をより狭くすることができる。その結果、帯状材料から固定子鉄心片をより材料歩留りよく打抜くことができ、帯状材料の使用量をより削減することができ、材料コストの低減をより図ることが可能になる。更に、帯状材料から固定子鉄心片を材料歩留りよく打抜くことができ、帯状材料の使用量を削減することができ、材料コストの低減を図ることが可能になる。
また、第1の実施の形態の凹部21の深さより、凹部33の深さをより浅くできるので、耳金片部Cに形成された貫通孔10と耳金片部Cの片側部に形成される凹部33との間に形成される領域幅Wを、第1の実施の形態における領域幅Wより幅広とすることができる。これによって、耳金片部Cの変形をより防止することができる。
続いて、本発明の第3の実施の形態に係る固定子積層鉄心の製造方法で製造した固定子積層鉄心34について、図7に基づいて説明する。なお、第1の実施の形態に係る固定子積層鉄心の製造方法で製造した固定子積層鉄心18と共通の構成部材については同一の符号を付し説明を省略する。
固定子積層鉄心34は、帯状材料からより材料歩留りよく打抜き形成した固定子鉄心片の積層により形成されるため、材料コストがより低減し、固定子積層鉄心34の製造コストがより低減する。
図7に示すように、固定子積層鉄心34を、耳金片部Cの位置をそれぞれ合わせて固定子鉄心片13を複数枚毎転積して構成される複数(図7では3つ)の固定子積層ブロック35から形成する場合、固定子積層鉄心34におけるボルト挿通孔15と固定子積層ブロック35における凹部33の積層からなる切欠き部36との間の距離が、第1の実施の形態の固定子積層鉄心18におけるボルト挿通孔15と固定子積層ブロック22における凹部21の積層からなる切欠き部23との間の距離と比較して長くなる。また、固定子鉄心片Bの耳金片部Eの先端と耳金片部Eに形成された貫通孔10との間に形成される領域幅Uは、ボルト挿通孔15に挿入するボルトの座面半径と貫通孔10の半径との差としている。このため、耳金片部Cの積層からなる耳金部37の強度、耳金片部Eの積層からなる耳金部38(先側が除去された耳金片部Eの積層により、先側に積層方向に沿って切欠き平坦部が形成されている)のそれぞれの強度を、耳金片部C及び耳金片部Eを除いた耳金片部の積層からなる耳金部39の強度と比較して低下することを防止できる。その結果、複数の固定子積層ブロック35からなる固定子積層鉄心34において、耳金40、40a、40bの強度低下を防止できる。
図8、図9に示すように、本発明の第4の実施の形態に係る固定子積層鉄心の製造方法は、山形状で中央部に貫通孔41が設けられた耳金片部42が、環状ヨーク片部43の周方向に等間隔に、半径方向外側に突出して設けられた固定子鉄心片44(隣り合う固定子鉄心片44を固定子鉄心片A、Bとする)を帯状材料45(例えば、厚みが0.2〜0.5mmの電磁鋼板)から1列に打抜き(板取りの一例)、固定子鉄心片44を複数枚積層して耳金片部42の積層により形成される貫通孔41からなるボルト挿通孔46を備えた耳金47が、環状ヨーク片部43の積層により形成された環状ヨーク48の周方向に配置された固定子積層鉄心49を製造する方法である。なお、符号50は、上下の固定子鉄心片44同士を連結するかしめ部、符号51は、固定子積層鉄心49のスロットである。以下、詳細に説明する。
第4の実施の形態に係る固定子積層鉄心の製造方法における帯状材料45からの固定子鉄心片A、Bの形成は、図8に示すように、帯状材料45の長手方向に隣接して打抜き形成する固定子鉄心片A、Bの一方の固定子鉄心片Aの耳金片部C(少なくとも1つの耳金片部42の一例)の片側部と連接する環状ヨーク片部Dの耳金片部C側の外周部に凹部52を形成し、他方の固定子鉄心片Bを、固定子鉄心片Bの耳金片部E(固定子鉄心片Bの1つの耳金片部42の一例)を、固定子鉄心片Aに形成した凹部52に幅δの隙間を設けて嵌入させて形成する。これにより、固定子鉄心片Aと固定子鉄心片Bの耳金片部Eとの隙間を狭くすることができる。
ここで、固定子鉄心片Aに形成される凹部52は、円弧状としている。これによって、固定子鉄心片Aに形成した凹部52に、固定子鉄心片Bの耳金片部Eを嵌入させる際に、凹部52と耳金片部Eの干渉を生じ難くすることができ、隙間の幅δを小さくできる。そして、固定子鉄心片Aに形成した凹部52と固定子鉄心片Bの耳金片部Eとの隙間の幅δは、帯状材料14の厚みの2倍以上20倍以下とする。これによって、帯状材料45の位置決め精度や、帯状材料45の送りがうまくいかなくなることを回避すると共に、必要以上に広く隙間を設けることを防止して、固定子鉄心片Bを打抜き形成できる。
その結果、帯状材料45から固定子鉄心片44を材料歩留りよく打抜くことができ、帯状材料45の使用量を削減することができ、材料コストの低減を図ることが可能になる。
また、隣接した固定子鉄心片A、Bを打抜く際に、一方の固定子鉄心片Aに形成した凹部52に他方の固定子鉄心片Bの耳金片部Eを嵌入するので、固定子鉄心片A、Bの隙間の幅δが減少して、固定子鉄心片A、Bの打抜き金型のサイズを小さくでき、打抜き金型のコストを低減できるだけでなく、金型サイズアップに伴い既存プレス機での対応ができず新規にプレス機を導入しなければならなくなるといった可能性も低減する。
続いて、本発明の第4の実施の形態に係る固定子積層鉄心の製造方法で製造した固定子積層鉄心49について説明する。
固定子積層鉄心49は、帯状材料45から材料歩留りよく打抜き形成した固定子鉄心片44の積層により形成されるため、材料コストが低減し、固定子積層鉄心49の製造コストが低減する。
そして、図9に示すように、固定子積層鉄心49を、耳金片部Cの位置をそれぞれ合わせて固定子鉄心片44を複数枚毎転積して構成される複数(図9では3つ)の固定子積層ブロック53から形成する場合、固定子積層鉄心49において、固定子積層ブロック53毎に凹部52の積層からなる切欠き部55が現れる場所が異なる。このため、固定子積層鉄心49では、転積箇所の確認を目視で容易に行うことができる。
なお、凹部52は、図8に示すように、固定子鉄心片Aの耳金片部Cの片側部と連接する環状ヨーク片部Dの耳金片部C側の外周部に形成するので、耳金片部Cに形成された貫通孔41と耳金片部Cの外周との間の領域幅は、凹部52に近接しない耳金片部に形成された貫通孔41とこの耳金片部の外周との間の領域幅と同一になる。このため、耳金片部Cの積層からなる耳金部の強度と、凹部52に近接しない耳金片部の積層からなる耳金部の強度は同一となって、固定子積層鉄心49では、全ての耳金47の強度はほぼ同一になる(環状ヨーク48のヨーク幅が狭くなった分、耳金47の強度は微減する)。
そして、第1〜第4の実施の形態においては、帯状材料から固定子鉄心片を打抜く際の材料歩留りが、例えば、従来と比較して2〜20%向上し、帯状材料の使用量を、例えば、従来と比較して使用量が5〜25%低減することができる。これにより、材料コストを、例えば、従来と比較して5〜25%低減することが可能になる。
以上、本発明を、実施の形態を参照して説明してきたが、本発明は何ら上記した実施の形態に記載した構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載されている事項の範囲内で考えられるその他の実施の形態や変形例も含むものである。
更に、本実施の形態とその他の実施の形態や変形例にそれぞれ含まれる構成要素を組合わせたものも、本発明に含まれる。
例えば、第1、第4の実施の形態に係る固定子積層鉄心の製造方法において、隣接して板取りする一方の固定子鉄心片に形成した凹部に嵌入する他方の固定子鉄心片の耳金片部の先側を除去して平坦とし、隙間の幅を更に減少させてもよい。ここで、他方の固定子鉄心片の耳金片部の先側を除去する場合、先側が除去された後の耳金片部には、ボルト挿通孔に挿入するボルトの座面が確実に当接できる面積が確保されていればよいので、耳金片部の先側を平坦に除去しても、曲率の大きい弧状としてもよいが、曲率の大きい弧状とすることが好ましい。
また、固定子鉄心片を帯状材料から打抜き金型を用いて板取りする場合を例に本発明の固定子積層鉄心の製造方法について説明したが、本発明は、固定子鉄心片をWE加工又はレーザカットにより帯状材料から板取りする場合についても適用できる。
更に、転積は、複数枚毎としたが、1枚毎に行なってもよい。
10:貫通孔、11:耳金片部、12:環状ヨーク片部、13:固定子鉄心片、14:帯状材料、15:ボルト挿通孔、16、16a、16b:耳金、17:環状ヨーク、18:固定子積層鉄心、19:かしめ部、20:スロット、21:凹部、22:固定子積層ブロック、23:切欠き部、24、25:耳金部、26:凹部、27:固定子積層鉄心、28:固定子積層ブロック、29:切欠き部、30、31:耳金部、32、32a、32b:耳金、33:凹部、34:固定子積層鉄心、35:固定子積層ブロック、36:切欠き部、37、38、39:耳金部、40、40a、40b:耳金、41:貫通孔、42:耳金片部、43:環状ヨーク片部、44:固定子鉄心片、45:帯状材料、46:ボルト挿通孔、47:耳金、48:環状ヨーク、49:固定子積層鉄心、50:かしめ部、51:スロット、52:凹部、53:固定子積層ブロック、55:切欠き部

Claims (7)

  1. 山形状で貫通孔が設けられた耳金片部が、環状ヨーク片部の周方向に等間隔に、半径方向外側に突出して設けられた固定子鉄心片を帯状材料から1列又は複数列に板取りし、前記固定子鉄心片を複数枚積層して前記耳金片部の積層により形成される前記貫通孔からなるボルト挿通孔を備えた耳金が、前記環状ヨーク片部の積層により形成された環状ヨークの周方向に配置された固定子積層鉄心の製造方法において、
    隣接して板取りする前記固定子鉄心片A、Bの一方の前記固定子鉄心片Aの少なくとも1つの前記耳金片部Cの片側部及び該片側部と連接する前記環状ヨーク片部Dの前記耳金片部C側の外周部のいずれか一方又は双方に凹部を形成し、他方の前記固定子鉄心片Bを、該固定子鉄心片Bの1つの前記耳金片部Eを、前記固定子鉄心片Aに形成した前記凹部に隙間を設けて嵌入させて形成し、前記帯状材料から前記固定子鉄心片を形成する際の材料歩留りを向上させることを特徴とする固定子積層鉄心の製造方法。
  2. 山形状で貫通孔が設けられた耳金片部が、環状ヨーク片部の周方向に等間隔に、半径方向外側に突出して設けられた固定子鉄心片を帯状材料から1列又は複数列に板取りし、前記固定子鉄心片を複数枚積層して前記耳金片部の積層により形成される前記貫通孔からなるボルト挿通孔を備えた耳金が、前記環状ヨーク片部の積層により形成された環状ヨークの周方向に配置された固定子積層鉄心の製造方法において、
    隣接して板取りする前記固定子鉄心片A、Bの一方の前記固定子鉄心片Aの少なくとも1つの前記耳金片部Cの片側部及び該片側部と連接する前記環状ヨーク片部Dの前記耳金片部C側の外周部のいずれか一方又は双方に凹部を形成し、他方の前記固定子鉄心片Bを、該固定子鉄心片Bの1つの前記耳金片部Eを、前記固定子鉄心片Aに形成した前記凹部に隙間を設けて嵌入すると共に、前記耳金片部Eの先側を除去して前記隙間の幅を減少させることにより、前記帯状材料から前記固定子鉄心片を形成する際の材料歩留りを向上させることを特徴とする固定子積層鉄心の製造方法。
  3. 請求項1又は2記載の固定子積層鉄心の製造方法において、前記凹部は、円弧状であることを特徴とする固定子積層鉄心の製造方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の固定子積層鉄心の製造方法において、前記隙間の幅を、前記帯状材料の厚みの2倍以上20倍以下にすることを特徴とする固定子積層鉄心の製造方法。
  5. 請求項1〜4のいずれか1記載の固定子積層鉄心の製造方法において、前記耳金片部Cに形成された前記貫通孔と前記凹部との間に形成される領域幅は、前記ボルト挿通孔に挿入するボルトの座面半径と該貫通孔の半径との差以上となっていることを特徴とする固定子積層鉄心の製造方法。
  6. 請求項1記載の固定子積層鉄心の製造方法により製造した固定子積層鉄心であって、
    前記耳金及び前記環状ヨークのいずれか一方又は双方に積層方向に沿って部分的に切欠き部が形成されていることを特徴とする固定子積層鉄心。
  7. 請求項2記載の固定子積層鉄心の製造方法により製造した固定子積層鉄心であって、
    前記耳金及び前記環状ヨークのいずれか一方又は双方に積層方向に沿って部分的に切欠き部が形成され、更に、前記切欠き部が形成された前記耳金とは異なる前記耳金の先側に積層方向に沿って部分的に切欠き平坦部が形成されていることを特徴とする固定子積層鉄心。
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