JP5431039B2 - 油圧緩衝器 - Google Patents

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Description

本発明は二輪車のリアクッション等に用いて好適な油圧緩衝器に関する。
油圧緩衝器として、特許文献1に記載の如く、ダンパチューブと、ダンパチューブ内をピストンを介して摺動するピストンロッドと、ダンパチューブとピストンロッドの外周沿いに配置されて上下に分割されたスプリングと、ダンパチューブの外周沿いに配置され、上側スプリングの下端と下側スプリングの上端との間に介装されるスプリングジョイントを有してなるものがある。1本のスプリングを素線径の異なる上下2本のスプリングに分割することにより、油圧緩衝器の共振点を調整する等ができる。
特許文献1に記載の油圧緩衝器では、スプリングジョイントにより、上下のスプリングを軸方向で安定的に接続するとともに、上下のスプリングを径方向でガイドしてそれらの胴曲りの防止を図るものである。
実開平1-98939
特許文献1に記載の油圧緩衝器には以下の問題点がある。
(1)スプリングジョイントにより上下のスプリングを径方向でガイドしてそれらの胴曲りを防止するため、スプリングジョイントをダンパチューブの外周に嵌挿したガイドパイプに摺接させている。このため、スプリングジョイントの内周にベアリングを設けたり、ガイドパイプの表面粗さを調整する必要があり、複雑になる。
(2)スプリングジョイントによる上下のスプリングの径方向ガイド部は、上下のスプリングの端部寄りの短尺範囲をガイドするだけであり、上下のスプリングの胴曲りを十分には防止できない。
本発明の課題は、上下のスプリングをスプリングジョイントにより安定的に接続しながら、上下のスプリングの胴曲りを簡易な構造により十分に防止することにある。
請求項1の発明は、ダンパチューブと、ダンパチューブ内をピストンを介して摺動するピストンロッドと、ダンパチューブとピストンロッドの外周沿いに配置されて上下に分割されたスプリングと、ダンパチューブの外周沿いに配置され、上側スプリングの下端と下側スプリングの上端との間に介装されるスプリングジョイントとを有してなる油圧緩衝器において、ダンパチューブの外周にスプリングガイドを嵌挿し、スプリングガイドは、上側スプリングの内周をガイドする上ガイド部と、下側スプリングの内周をガイドする下ガイド部と、上ガイド部と下ガイド部の間で、スプリングジョイントの内周と間隙を介する径小部とを有し、スプリングジョイントは、直列配置される上側スプリングと下側スプリングを軸方向で接続しながら、スプリングガイドの径小部の周囲をかじることなく上下動可能にされてなるようにしたものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明において更に、前記スプリングジョイントが、上側スプリングの下端と下側スプリングの上端を受ける平板部と、上側スプリングと下側スプリングの少なくとも一方の外周を囲む環状板部とを備えるようにしたものである。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において更に、前記スプリングガイドが、薄肉筒状体からなり、薄肉筒状体の上部外周の周方向複数位置にリブ状の上ガイド部を膨出形成するとともに、薄肉筒状体の下部外周の周方向複数位置にリブ状の下ガイド部を膨出形成し、薄肉筒状体の中間部外周を径小部とするようにしたものである。
請求項4の発明は、請求項3の発明において更に、前記スプリングガイドが、薄肉筒状体の周方向複数位置に透孔部を設けるようにしたものである。
請求項5の発明は、請求項3又は4の発明において更に、前記スプリングガイドが、ダンパチューブの外周に設けられる上側スプリング又は下側スプリングの一方のためのばね受と、上側スプリング又は下側スプリングの一方とに挟まれるフランジ部を、薄肉筒状体の一端に備えるようにしたものである。
請求項6の発明は、油圧緩衝器用の上側スプリングの内周と下側スプリングの内周をガイドするスプリングガイドであって、薄肉筒状体からなり、薄肉筒状体の上部外周の周方向複数位置に上側スプリングの内周をガイドするリブ状の上ガイド部を膨出形成するとともに、薄肉筒状体の下部外周の周方向複数位置に下側スプリングの内周をガイドするリブ状の下ガイド部を膨出形成し、薄肉筒状体における上ガイド部と下ガイド部の間の外周を径小部とし、上側スプリングの下端と下側スプリングの上端との間に介装され、直列配置される上側スプリングと下側スプリングを軸方向で接続するスプリングジョイントが、上記径小部の周囲をかじることなく上下動可能にされるようにしたものである。
(請求項1、6
(a)スプリングガイドにスプリングジョイントが併用される。これにより、上下のスプリングをスプリングジョイントにより軸方向で安定的に接続しながら、上側スプリングはスプリングガイドの上ガイド部により、下側スプリングはスプリングガイドの下ガイド部によりそれぞれ、それらの内径を径方向でガイドされ、それらの胴曲りを十分に防止できる。
(b)スプリングガイドはスプリングジョイントの内周との間に間隙を介する径小部を備えた。従って、スプリングジョイントの内径をスプリングガイドの径小部に触れない位置まで小さくすぼめて上側スプリングの下端と下側スプリングの上端に対する受面を確保し、上下のスプリングを軸方向で安定的に接続しながら、このスプリングジョイントはスプリングガイドの径小部の周囲をかじることなくスムースに上下動できる。
(請求項2)
(c)スプリングジョイントが、上側スプリングの下端と下側スプリングの上端を受ける平板部と、上側スプリングと下側スプリングの少なくとも一方の外周を囲む環状板部とを備えるものにした。スプリングジョイントの平板部により、上側スプリングの下端と下側スプリングの上端に対する受面を形成できる。スプリングジョイントの環状板部により、上側スプリング又は下側スプリングの外径を径方向で位置決めできる。
(請求項3、6)
(d)スプリングガイドが、薄肉筒状体からなり、薄肉筒状体の上部外周の周方向複数位置にリブ状の上ガイド部を膨出形成するとともに、薄肉筒状体の下部外周の周方向複数位置にリブ状の下ガイド部を膨出形成し、薄肉筒状体の中間部外周を径小部とする。スプリングガイドを軽量化しながら、上ガイド部と下ガイド部と径小部を形成できる。
(請求項4)
(e)スプリングガイドが、薄肉筒状体の周方向複数位置に透孔部を設ける。透孔部の存在により、スプリングガイドを軽量化するとともに、ダンパチューブを外気に直にさらして空冷し、油圧緩衝器の作動油の過熱を防止し、油圧緩衝器の作動を安定にする。
(請求項5)
(f)スプリングガイドは、ダンパチューブの外周に嵌挿され、上側スプリング又は下側スプリングによりそのフランジ部をダンパチューブの外周のばね受に対し挟圧固定化される。
図1は油圧緩衝器を示す全体半断面図である。 図2は図1の下部断面図である。 図3は図2のIII方向視を示す側面図である。 図4はスプリングジョイントとスプリングガイドの併用状態を示す断面図である。 図5はスプリングジョイントを示す断面図である。 図6はスプリングガイドを示し、(A)は平面図、(B)は(A)のB−B線に沿う断面図である。
油圧緩衝器10は、例えば自動二輪車の後部車軸側と車体側との間に介装される後輪懸架装置を構成し、図1〜図3に示す如く、車体側に取付けられるダンパチューブ11と、ダンパチューブ11内をピストン24を介して摺動するピストンロッド12と、ダンパチューブ11とピストンロッド12の外周沿いに配置されて上下に分割されたスプリング13、14と、ダンパチューブ11の外周沿いに配置され、上側スプリング13の下端と下側スプリング14の上端との間に介装されるスプリンジョイント15とを有する。本実施例では、上側スプリング13と下側スプリング14はそれらの内径を同じにし、上側スプリング13の素線径よりも下側スプリング14の素線径を小径にしている。
ダンパチューブ11の下端部には車軸側取付部材16が固定される。ピストンロッド12の上端部には車体側取付部材17が固定される。
ダンパチューブ11の下端側の外周部にはばね荷重調整装置18に支持されるばね受19が装備され、ピストンロッド12には車体側取付部材17に支持されるばね受20が装備され、上側スプリングの上端がばね受20に支持され、下側スプリング14の下端がばね受19に支持される。
ばね荷重調整装置18は、ダンパチューブ11の外周まわりに配置したアジャスタ18Aの上にばね受19を載置し、このアジャスタ18Aの係合子18Bをダンパチューブ11の外周に固定してあるカム18Cのカム面に載せて移動させることにより、ばね受19を上下動し、上側スプリング13及び下側スプリング14の設定長さ(ばね荷重)を調整する。車両が路面から受ける衝撃力を上側スプリング13及び下側スプリング14のばね力により吸収する。
油圧緩衝器10は、ダンパチューブ11をインナチューブ21とアウタチューブ22からなる二重管とし、インナチューブ21とアウタチューブ22の開口端に固定したロッドガイド23にピストンロッド12を貫通支持し、ピストンロッド12のインナチューブ21への挿入端にピストン24を固定して備える。油圧緩衝器10は、インナチューブ21の内部にピストン24により区画されるピストンロッド側油室25Aとピストン側油室25Bを形成し、インナチューブ21とアウタチューブ22の間の環状隙間を油溜室26とし、それらの油室25A、25Bと油溜室26に作動油を封入している。
油圧緩衝器10は、ピストン24にピストンバルブ装置30を備え、このピストンバルブ装置30によりピストンロッド側油室25Aとピストン側油室25Bを連通可能にし、かつ伸側減衰力発生装置を構成する。また、油圧緩衝器10は、インナチューブ21の底部側にボトムバルブ装置40を備え、このボトムバルブ装置40によりピストン側油室25Bと油溜室26を連通可能にし、各圧側減衰力発生装置を構成する。油圧緩衝器10は、ピストンバルブ装置30が構成する伸側減衰力発生装置とボトムバルブ装置40が構成する圧側減衰力発生装置により、上側スプリング13及び下側スプリング14による衝撃力の吸収に伴うダンパチューブ11とピストンロッド12の伸縮振動を制振する。
ピストンバルブ装置30は、図2に示す如く、ピストン24に、油室25Aと油室25Bを連絡する伸側油路31Aと圧側油路31B(不図示)を穿設し、伸側油路31Aに伸側ディスクバルブ32を設け、圧側油路31Bに圧側チェックバルブ33を備える。伸長時に、油室25Aの油圧により伸側ディスクバルブ32を撓み変形させて押し開くことにて伸側減衰力を発生し、圧縮時に、油室25Bの油圧により圧側チェックバルブ33を開弁する。
ボトムバルブ装置40は、図2に示す如く、インナチューブ21の底部に設けたボトムピース41に、油室25Aと油溜室26を連絡する伸側油路41A(不図示)と圧側油路41Bを穿設し、伸側油路41Aに伸側チェックバルブ42を設け、圧側油路41Bに圧側ディスクバルブ43を備える。伸長時に、油室25Bの負圧により伸側チェックバルブ42を開弁し、圧縮時に、油室25Bの油圧により圧側ディスクバルブ43を撓み変形させて押し開くことにて圧側減衰力を発生する。
尚、油圧緩衝器10は、最大圧縮時の衝撃力を緩衝するとともに、最大圧縮ストロークを規制する圧側緩衝ゴム51を備えるとともに、最大伸長時の衝撃力を緩衝するとともに、最大伸長ストロークを規制する伸側緩衝スプリング52を備える。
しかるに、油圧緩衝器10は、上下のスプリング13、14をスプリングジョイント15により軸方向で安定的に接続しながら、上下のスプリング13、14の胴曲りを簡易な構造により十分に防止するため、以下の構成を具備する。
即ち、油圧緩衝器10は、図2〜図4に示す如く、ダンパチューブ11(アウタチューブ22)の外周にスプリングガイド60を嵌挿する。スプリングガイド60は、上側スプリング13の内周を微小隙間(この隙間は0でも可)を介してガイドする上ガイド部61と、下側スプリング14の内周を微小隙間(この隙間は0でも可)を介してガイドする下ガイド部62と、上ガイド部61と下ガイド部62の間で、スプリングジョイント15の内周と間隙g(図4)を介する径小部63とを有する。
このとき、スプリントジョイント15は、図4、図5に示す如く、上側スプリング13の下端と下側スプリング14の上端を受ける平板部15Aと、下側スプリング14の外周を微小隙間(この隙間は0でも可)を介して囲む環状板部15Bとを備える。平板部15Aの上面が上側スプリング13の下端の受面となり、平板部15Aの下面が下側スプリング14の上端の受面となり、平板部15Aの外縁から下側に向けて環状板部15Bが立ち下がり形成される。
また、スプリングガイド60は、図6に示す如く、薄肉筒状体60Aからなり、薄肉筒状体60Aの上部外周の周方向複数位置(例えば4位置)にリブ状の上ガイド部61を膨出形成するとともに、薄肉筒状体60Aの下部外周の周方向複数位置(例えば4位置)にリブ状の下ガイド部62を膨出形成し、薄肉筒状体60Aの軸方向で上ガイド部61と下ガイド部62に挟まれる中間部外周を径小部63とする。スプリングガイド60の周方向に沿う上ガイド部61と下ガイド部62のリブ表面は、上側スプリング13と下側スプリング14の内周に沿う一定長の円弧状をなす。
更に、スプリングガイド60は、図6に示す如く、薄肉筒状体60Aの周方向複数位置(例えば4位置)に透孔部64を設け、このスプリングガイド60が嵌挿されたダンパチューブ11の外周を透孔部64から外部にさらす。透孔部64は、薄肉筒状体60Aの周方向では相隣る上ガイド部61と上ガイド部61の間、及び相隣る下ガイド部62と下ガイド部62の間に設けられ(本実施例では薄肉筒状体60Aに設けられる上ガイド部61と下ガイド部62が、薄肉筒状体60Aの周方向で同一位置に配置される)、薄肉筒状体60Aの軸方向では相隣る上ガイド部61と上ガイド部61の間から相隣る下ガイド部62と下ガイド部62の間に渡る上下に長い長孔状をなす。
更に、スプリングガイド60は、図6に示す如く、薄肉筒状体60Aの一端外周から外方に展延するフランジ部65を備える。スプリングガイド60は、ダンパチューブ11(アウタチューブ22)のばね受19が設けられている外周の上部に嵌挿され、フランジ部65を、下側スプリング14のためのばね受19と、下側スプリング14の下端との間に挟まれ、下側スプリング14のばね力により挟圧固定化される。
本実施例によれば以下の作用効果を奏する。
(a)スプリングジョイント15にスプリングガイド60を併用した。これにより、上下のスプリング13、14をスプリングジョイント15により軸方向で安定的に接続しながら、上側スプリング13はスプリングガイド60の上ガイド部61により、下側スプリング14はスプリングガイド60の下ガイド部62によりそれぞれ、それらの内径を径方向でガイドされ、それらの胴曲りを十分に防止できる。
(b)スプリングガイド60はスプリングジョイント15の内周との間に間隙を介する径小部63を備えた。従って、スプリングジョイント15の内径をスプリングガイド60の径小部63に触れない位置まで小さくすぼめて上側スプリング13の下端と下側スプリング14の両端に対する受面を確保し、上下のスプリング13、14を軸方向で安定的に接続しながら、このスプリングジョイント15はスプリングガイド60の径小部63の周囲をかじることなくスムースに上下動できる。
(c)スプリングジョイント15が、上側スプリング13の下端と下側スプリング14の上端を受ける平板部15Aと、上側スプリング13と下側スプリング14の少なくとも一方の外周を囲む環状板部15Bとを備えるものにした。スプリングジョイント15の平板部15Aにより、上側スプリング13の下端と下側スプリング14の上端に対する受面を形成できる。スプリングジョイント15の環状板部15Bにより、下側スプリング14の外径を径方向で位置決めできる。
(d)スプリングガイド60が、薄肉筒状体60Aからなり、薄肉筒状体60Aの上部外周の周方向複数位置にリブ状の上ガイド部61を膨出形成するとともに、薄肉筒状体60Aの下部外周の周方向複数位置にリブ状の下ガイド部62を膨出形成し、薄肉筒状体60Aの中間部外周を径小部63とする。スプリングガイド60を軽量化しながら、上ガイド部61と下ガイド部62と径小部63を形成できる。
(e)スプリングガイド60が、薄肉筒状体60Aの周方向複数位置に透孔部64を設ける。透孔部64の存在により、スプリングガイド60を軽量化するとともに、ダンパチューブ11を外気に直にさらして空冷し、油圧緩衝器10の作動油の過熱を防止し、油圧緩衝器10の作動を安定にする。
(f)スプリングガイド60は、ダンパチューブ11の外周に嵌挿され、下側スプリング14によりそのフランジ部65をダンパチューブ11の外周のばね受19に対し挟圧固定化される。
以上、本発明の実施例を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
本発明は、ダンパチューブの外周にスプリングガイドを嵌挿し、スプリングガイドは、上側スプリングの内周をガイドする上ガイド部と、下側スプリングの内周をガイドする下ガイド部と、上ガイド部と下ガイド部の間で、スプリングジョイントの内周と間隙を介する径小部とを有してなるようにしたから、上下のスプリングをスプリングジョイントにより安定的に接続しながら、上下のスプリングの胴曲りを簡易な構造により十分に防止することができる。
10 油圧緩衝器
11 ダンパチューブ
12 ピストンロッド
13 上側スプリング
14 下側スプリング
15 スプリングジョイント
15A 平板部
15B 環状板部
24 ピストン
60 スプリングガイド
60A 薄肉筒状体
61 上ガイド部
62 下ガイド部
63 径小部
64 透孔部
65 フランジ部

Claims (6)

  1. ダンパチューブと、
    ダンパチューブ内をピストンを介して摺動するピストンロッドと、
    ダンパチューブとピストンロッドの外周沿いに配置されて上下に分割されたスプリングと、
    ダンパチューブの外周沿いに配置され、上側スプリングの下端と下側スプリングの上端との間に介装されるスプリングジョイントとを有してなる油圧緩衝器において、
    ダンパチューブの外周にスプリングガイドを嵌挿し、
    スプリングガイドは、上側スプリングの内周をガイドする上ガイド部と、下側スプリングの内周をガイドする下ガイド部と、上ガイド部と下ガイド部の間で、スプリングジョイントの内周と間隙を介する径小部とを有し
    スプリングジョイントは、直列配置される上側スプリングと下側スプリングを軸方向で接続しながら、スプリングガイドの径小部の周囲をかじることなく上下動可能にされてなることを特徴とする油圧緩衝器。
  2. 前記スプリングジョイントが、上側スプリングの下端と下側スプリングの上端を受ける平板部と、上側スプリングと下側スプリングの少なくとも一方の外周を囲む環状板部とを備える請求項1に記載の油圧緩衝器。
  3. 前記スプリングガイドが、薄肉筒状体からなり、薄肉筒状体の上部外周の周方向複数位置にリブ状の上ガイド部を膨出形成するとともに、薄肉筒状体の下部外周の周方向複数位置にリブ状の下ガイド部を膨出形成し、薄肉筒状体の中間部外周を径小部とする請求項1又は2に記載の油圧緩衝器。
  4. 前記スプリングガイドが、薄肉筒状体の周方向複数位置に透孔部を設ける請求項3に記載の油圧緩衝器。
  5. 前記スプリングガイドが、ダンパチューブの外周に設けられる上側スプリング又は下側スプリングの一方のためのばね受と、上側スプリング又は下側スプリングの一方とに挟まれるフランジ部を、薄肉筒状体の一端に備える請求項3又は4に記載の油圧緩衝器。
  6. 油圧緩衝器用の上側スプリングの内周と下側スプリングの内周をガイドするスプリングガイドであって、薄肉筒状体からなり、薄肉筒状体の上部外周の周方向複数位置に上側スプリングの内周をガイドするリブ状の上ガイド部を膨出形成するとともに、薄肉筒状体の下部外周の周方向複数位置に下側スプリングの内周をガイドするリブ状の下ガイド部を膨出形成し、薄肉筒状体における上ガイド部と下ガイド部の間の外周を径小部とし、
    上側スプリングの下端と下側スプリングの上端との間に介装され、直列配置される上側スプリングと下側スプリングを軸方向で接続するスプリングジョイントが、上記径小部の周囲をかじることなく上下動可能にされるスプリングガイド。
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