JP5429620B2 - 開閉機構および画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、例えば画像形成装置(複写機、プリンタ、ファクシミリ、さらにはこれらの複合機等)に具備されるカバーの開閉機構に関する。また、該開閉機構を備えた画像形成装置に関する。
上記画像形成装置は、装置本体に対して各種開閉部材が開閉可能に設けられている。開閉部材としては、装置本体に挿入される給紙カセット、メンテナンス用のカバー、トナー等の交換用品を交換する時に開ける扉などが挙げられる。これらの開閉部材は、特に装置本体側へ閉じる時において、ばね等を有する閉止機構によって閉じる方向に引き込まれる作用を受けて操作力が軽減したり、閉じた位置での位置決めがなされるといった工夫がなされているものが知られている(特許文献1〜4)。
特開平6−222629号公報 特開2006−139052号公報 特開2001−240259号公報 特開2008−254841号公報
本発明は、上記開閉部材等を装置本体に対して閉止させたり開放させたりする操作時に、反転することによって引き込み力を発生させる固定レバーを有する構成において、固定レバーの反転動作を補助することにより操作力が軽減して開閉部材の操作性を向上させることができる開閉機構および該開閉機構を備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、装置本体と、該装置本体に開閉可能に設けられる開閉部材と、前記装置本体に支軸を介して正逆回転可能に支持され、前記開閉部材が前記装置本体に閉止された状態を固定する固定レバーと、前記開閉部材に設けられ、該開閉部材の前記装置本体への閉止時に前記固定レバーが正転して連結し、かつ、該開閉部材の前記装置本体からの開放時に前記固定レバーが逆転して外れる被連結部と、前記固定レバーを、前記被連結部に連結する固定方向と、この固定方向から反転した前記被連結部から外れる解放方向の2方向に付勢する弾性部材と、前記開閉部材の前記装置本体に対する閉止時のみ、もしくは閉止時にも開放時にも、該開閉部材の動作に伴う前記固定レバーの回転を補助する回転補助手段と、を具備し、前記回転補助手段は前記固定レバーに連結されたリンク部材を有し、前記開閉部材が装置本体に対する閉止時および開放時のいずれの時にも、該リンク部材に前記開閉部材が連結状態となったり非連結状態となったりすることを特徴とする開閉機構である。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明において、前記回転補助手段は、前記開閉部材に設けられ、前記リンク部材に連結する突起を有することを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明において、前記回転補助手段は、前記開閉部材に設けられ、前記リンク部材に弾性的に連結する弾性部材であることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明において、前記開閉部材は、前記装置本体に対し押し込んで閉止され、かつ、引き出して開放する引き出し部材であって、前記回転補助手段は、該引き出し部材に設けられ、該引き出し部材の引き出し方向に沿って延びるラックと、該ラックに噛み合って回転するピニオンとを有し、該ピニオンに前記リンク部材が連結されていることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1〜のいずれかに記載の開閉機構を備えた画像形成装置であって、前記装置本体内に、プロセスカートリッジを備えた画像形成部が内蔵されており、前記開閉部材は、該プロセスカートリッジ交換用の扉部材であることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の開閉機構を備えた画像形成装置であって、前記装置本体内に画像形成部が内蔵されており、前記引き出し部材は、該画像形成部に用紙を供給する給紙カセットであることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、固定レバーの反転時における開閉部材の操作力が軽減し、開閉部材の操作性を向上させることができる。
請求項の発明によれば、回転補助手段を簡素な構成とすることができる。
請求項の発明によれば、弾性部材の弾性によって固定レバーの回転補助がより効果的かつ円滑になされる。
請求項の発明によれば、本発明を引き出し部材に簡素な構造で適用することができる。
請求項の発明によれば、プロセスカートリッジ交換用の扉部材の操作性が向上し、プロセスカートリッジを円滑に交換することができる。
請求項の発明によれば、給紙カセットの開閉操作性が向上し、給紙カセットを円滑に交換することができる。
本発明の第1実施形態に係るプリンタの内部構造を模式的に示す側面図である。 第1実施形態に係る前カバーの開閉機構を示す側面図であって、前カバーが閉じる際の作用を示している。 本発明の第2実施形態に係る前カバーの開閉機構を示す側面図であって、前カバーが開く際の作用を示している。 第2実施形態に係る前カバーの開閉機構において前カバーが開く際の作用を示している。 本発明の第3実施形態に係る給紙カセットの開閉機構を示す斜視図である。 第3実施形態の給紙カセットの開閉機構を示す平面図であって、給紙カセットが閉じる際の作用を示している。 本発明の第4実施形態に係る給紙カセットの開閉機構を示す平面図であって、給紙カセットが開く際の作用を示している。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
(1)第1実施形態
(1−1)プリンタの基本構成
図1は一実施形態の画像形成装置であるプリンタ1の内部構成を模式的に示している。同図に示すように、プリンタ1は、装置本体2と、装置本体2内の前側(図1でF方向がプリンタ1における前方)を開放する前カバー3と、装置本体2の前方の上側を開放する上カバー4とを備えている。 なお、以下の説明で前後左右といった方向は、特に注釈がない限り装置本体2を前側から見た状態での方向を言う。
装置本体2は、フルカラーの画像形成部21、画像形成部21の前方に対向配置された転写部23、電源ユニット24および制御部25を内蔵している。また、装置本体2の下部には、多数の用紙Pを積層して収納する給紙カセット10が着脱可能に装着される。給紙カセット10は装置本体2から後方に引き出されて内部に用紙Pが収納される。
前カバー3は、下端部が左右方向に延びるヒンジ軸31を介して装置本体2に回転可能に支持されている。前カバー3は、装置本体2から前方に回転して開放され、後方に回転させられると装置本体2に連結し、直立した状態で閉止される。
上カバー4は、後端部が左右方向に延びるヒンジ軸41を介して、装置本体2に回転可能に支持されている。上カバー4は、装置本体2から上方に回転して開放され、下方に回転させられると閉じた状態となる。上カバー4は、閉じた状態の前カバー3の上端部に前側から重なるようにして閉じられる。したがって、上カバー4を開かなければ前カバー3を開くことはできず、前カバー3を閉じてから上カバー4を閉じるように使用される。
画像形成部21は、給紙カセット10の上方において下から上に積層された状態に配設されたプロセスカートリッジからなる4色の画像形成ユニット22Y,22M,22C,22Kを主体としている。画像形成ユニット22Y,22M,22C,22Kは、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー画像を形成するものであって、感光体ドラム221、帯電ローラ222、現像ローラ223、感光体ドラムクリーナ224、除電ローラ225等から構成される。感光体ドラム221には、画像形成ユニット22Y,22M,22C,22Kの後方に配設された露光装置226によって潜像が形成される。
転写部23は、上下一対のベルトローラ231に架け渡された搬送ベルト232と、搬送ベルト232の内側であって画像形成ユニット22Y,22M,22C,22Kの各感光体ドラム221に対応する位置にそれぞれ配設された転写ローラ233とを有している。
プリントされる用紙Pは、給紙カセット10から、画像形成部21と転写部23との間に形成される搬送路26を上昇し、装置本体2の上部に形成された排紙トレー27に排出される。用紙の搬送路26は、搬送ベルト232と各感光体ドラム221との間、搬送ベルト232の上流側の給紙ローラ対28A、ピックアップローラ対28B、搬送ベルト232の下流側の定着ローラ対28Cおよび排紙ローラ対28Dによって構成される。
プリンタ1には、パーソナルコンピュータ等からカラー画像情報が入力される。カラー画像情報が入力されると、1枚の用紙Pがピックアップローラ対28Bで給紙カセット10から給紙ローラ対28Aに送られ、帯電装置29で帯電された搬送ベルト232に静電吸着して上方に搬送される。一方、画像形成ユニット22Y,22M,22C,22Kの感光体ドラム221が帯電ローラ222によって帯電させられ、各感光体ドラム221の表面に各色の画像に対応する静電潜像が露光装置226によって形成される。この色画像はそれぞれの現像ローラ223によって感光体ドラム221の表面に現像され、この現像が搬送ドラム232で上昇搬送される用紙Pに対し転写されて現像される。
このような感光体ドラム221から用紙Pへの現像が各画像形成ユニット22Y,22M,22C,22Kにおいて所定タイミングで順に行われ、最も下流側のブラックの画像形成ユニット22Kを通過する時に、用紙Pにフルカラートナー像が形成される。
ブラックの画像形成ユニット22Kを通過してフルカラートナー像が転写された用紙Pは、定着ローラ対28Cを通過し、この定着ローラ対28Cによってフルカラートナー像が用紙Pに対し圧着と加熱の作用で定着される。そして、定着ローラ対28Cを通過した用紙Pは排紙ローラ対28Dによって排紙トレー27に排出される。
(1−2)前カバーの開閉機構
以上がプリンタ1の基本的な構成および動作であり、次に、図2を参照して上記前カバー3の装置本体2に対する開閉機構を説明する。
上記装置本体2の上端部には、図2に示すように固定レバー5が設けられている。この固定レバー5は、装置本体2の上端部において左右一対の状態に配設されている。左右の固定レバー5は、左右方向に延びる1本の支軸54に固定されており、この支軸54を介して一体的に連結された状態で、A−B方向に回転自在に装置本体2に支持されている。
固定レバー5は、中央部分が120°程度の角度で屈曲した板片であって、屈曲部から一方側に延びる第1片部51と、第1片部51からB方向側に屈曲して延びる第2片部52を有している。上記支軸54は、屈曲部に固定されている。図2(c)において固定レバー5は、第1片部51と装置本体2に架け渡された引っ張りばね53によって、A方向である固定方向に付勢されている。また、固定レバー5は固定方向に付勢された状態から外力によってB方向である解放方向に回転させられると、図2(b)に示す引っ張りばね53のテンションが最大になる中間点を経て反転し、引っ張りばね53によって図2(a)に示すように解放方向(B方向)に付勢される。
固定レバー5の第2片部52には、第2片部52に沿って延びる長孔52aが形成されている。そしてこの長孔52aに、上下方向に延びるリンク6の上端部が、ピン61を介して長孔52aに沿って移動可能に、かつ、相対回転可能に取り付けられている。このリンク6は、図示せぬガイド部材によって上下方向(自身の長手方向)に沿って移動可能に支持されている。リンク6の下端部には、横方向(図面手前方向)に突出する凸部62が形成されており、この凸部62の上面には、前下がりに傾斜する段部62aが形成されている。
下端部がヒンジ軸31を介して装置本体2に回転可能に支持された上記前カバー3は、装置本体2から前方に回転して開放され、後方に回転させられると装置本体2側に連結し、直立した状態で閉止される。
前カバー3の上端部であって、左右の固定レバー5に対応する位置には、横方向に突出するピン31が形成されている。また、前カバー3の上下方向の中間部より下部には、装置本体2側に突出する突起32が形成されている。この突起32の下面は、前下がりに傾斜している。第1実施形態では、前カバー3の突起32と上記リンク6とによって本発明の回転補助手段が構成されている。
以下、前カバー3の閉止動作を説明する。
前カバー3が開いた状態では、図2(a)に示すように、固定レバー5は引っ張りばね53によってB方向に付勢され、第1片部51が手前側に延び、第2片部52が後下がりに傾斜した解放状態となっている。この時、リンク6は固定レバー5で持ち上げられ、上方に位置付けられている。
次いで前カバー3が閉じられていくことにより、図2(b)〜(c)に示すように前カバー3の突起32がリンク6の凸部62の段部62aに乗り上げることによりリンク6が押し下げられ、固定レバー5がA方向に回転する。すると、引っ張りばね53が中間点を経て固定レバー5が反転してA方向に付勢され、引っ張りばね53の引っ張り力で固定レバー5がさらにA方向に回転する。
これにより第1片部51の内側に入り込んでいたピン31を介して前カバー3が閉じる方向に引き込まれ、図2(c)に示すように前カバー3は引っ張りばね53でA方向に付勢されている固定レバー5により装置本体2側に閉止された状態に保持される。一方、前カバー3を開けるには、前カバー3を手前側に回転させればよく、固定レバー5は上記と逆に回転動作し、元の解放状態となる。
上記第1実施形態によれば、前カバー3が閉じる動作に伴って突起32がリンク6を介して固定レバー5を固定方向に回転させる。これにより、引っ張りばね53が中間点に達して固定レバー5が反転するまでの前カバー3を閉じる力が補助される。したがって固定方向に固定レバー5が反転するまでの前カバー3を閉じる操作力が軽減し、操作性が向上する。また、このような補助動作を、リンク6に連結する突起32といった簡素な構成で実現することができる。
(2)第2実施形態
続いて、図3および図4により上記第1実施形態を基本構成とする第2実施形態に係る前カバー3の開閉機構を説明する。これら図に示すように、第2実施形態では、固定レバー5の第2片部52に長孔52aは形成されておらず、リンク6の上端部はピン61を介して固定レバー5に対し単に回転可能に取り付けられている。そしてリンク6の下端部に上下方向に延びる長孔63が形成されており、この長孔63に、上記凸部62に代えてピン64が移動可能に嵌め込まれている。一方、前カバー3の突起32の下方には、上方に湾曲する板ばね33が固定されている。第2実施形態では、前カバー3の突起32とリンク6に加え、板ばね33が本発明の回転補助手段を構成している。
第2実施形態によれば、図3(a)に示すように前カバー3が閉じた状態では引っ張りばね53で固定方向(A方向)に付勢されている固定レバー5により前カバー3は閉止状態が保持されている。この時、ピン64の上方に突起32が配され、ピン64の下方に板ばね33が配されるようになっている。次いで図3(b)に示すように前カバー3が開けられていくと、板ばね33がピン64を介してリンク6を持ち上げ、これにより固定レバー5が解放方向(B方向)に回転する。そして引っ張りばね53が中間点を過ぎて固定レバー5が反転することにより、前カバー3を開けることができる状態になる。
次に、前カバー3を閉じる際には、図4(a)〜(b)に示すように突起32がピン64に乗り上げることによりリンク6が押し下げられ、固定レバー5が固定方向(A方向)に回転して引っ張りばね53が中間点を経て固定レバー5が反転し、固定方向に付勢される。これにより、前カバー3は図3(a)に示す閉止状態に保持される。
この第2実施形態によると、前カバー3を閉じる時は第1実施形態と同様に前カバー3の突起32がリンク6を押し下げることにより固定レバー5の固定方向への回転が補助され、一方、前カバー3を開ける時には、板ばね33によって固定レバー5の反転が補助される。したがって前カバー3を開ける時と閉める時のいずれの操作において操作力が軽減する。
(3)第3実施形態
次いで、図5および図6により本発明を上記給紙カセット10に適用した第3実施形態を説明する。給紙カセット10は、図5に示すように、装置本体2に設けられた収納スペース201に挿入されてセットされ、また、収納スペース201から引き出されて用紙Pが補給される。
給紙カセット10の両側壁部にはガイドレール11が形成されており、これらガイドレール10を装置本体2側のガイド溝202に摺動させることにより、給紙カセット10は収納スペース201に挿入され、装置本体2内の所定位置にセットされる。給紙カセット10の下面の片側には、内側に歯が形成されたラック12が固定されている。また、給紙カセット10の下面の所定位置には、ピン13が設けられている。
一方、装置本体2内の収納スペース201の底面奥側には、ラック12に噛み合う歯が外周面に形成されたピニオン7が設けられている。このピニオン7は、図6に示すように鉛直方向に延びる軸71を介してC−D方向に回転可能に支持されている。ピニオン7の上面外周部には、二節式のリンク8の一端がピン81を介して回転可能に支持されている。このリンク8はラック12とは反対側の方向に延びており、他端が固定レバー9にピン82を介して回転可能に取り付けられている。
固定レバー9は長片部91と短片部92を有するL字状に屈曲したものであって、屈曲部に取り付けられたピニオン7の軸71と平行な支軸94を介して装置本体2にE−F方向に回転可能に支持されている。上記リンク8の他端は、長片部91に取り付けられている。また、この長片部91と装置本体2には、引っ張りばね93が架け渡されている。
図6(a)において固定レバー9は給紙カセット10の挿入を待つ待機状態であり、この時の固定レバー9は引っ張りばね93によってE方向である解放方向に付勢されている。この状態で、給紙カセット10のピン13は固定レバー9の内側に入り込むことが可能な位置に形成されている。図6(a)の状態からピニオン7がC方向に回転すると、固定レバー9がリンク8に押されてF方向である固定方向に回転し、図6(b)に示す引っ張りばね93のテンションが最大になる中間点を経て反転する。そして図6(c)に示すようにリンク8は屈曲し、固定レバー9は引っ張りばね93によって固定方向に付勢された状態に保持される。第3実施形態では、給紙カセット10側のラック12およびピン13と、装置本体2側のピニオン7およびリンク8により、本発明の回転補助手段が構成されている。
第3実施形態によると、給紙カセット10を収納スペース201に挿入していくと、図6(a)に示すように、ラック12がピニオン7に噛み合ってピニオン7がC方向に回転を始める。この時、ピン13は上記待機状態の固定レバー9の内側に入り込む位置まで進んでいる。ピニオン7が回転することにより、固定レバー9はリンク8に押されて固定方向(F方向)に回転し、図6(b)に示す引っ張りばね93のテンションが最大になる中間点を経て固定レバー9が反転する。
固定レバー9が反転する時、長片部91がピン13を介して給紙カセット10を収納スペース201内に引き込む。そして、図6(c)に示すようにリンク8は屈曲し、固定方向に付勢された固定レバー9によって給紙カセット10が収納スペース201に収納された状態が保持される。一方、給紙カセット10を手前側に引き出して収納スペース201からある程度出すと、固定レバー9は上記と逆に回転動作し、元の解放状態となる。
第3実施形態によれば、給紙カセット10を挿入する動作に伴ってラック12、ピニオン7およびリンク8を介して固定レバー9を固定方向に回転させている。これにより、引っ張りばね93が中間点に達して固定レバー9が反転するまでの給紙カセット10を挿入する力が補助される。したがって固定方向に固定レバー9が反転する際の給紙カセット10を挿入する操作力が軽減し、操作性が向上する。
(4)第4実施形態
次いで、図7により上記第3実施形態の変形例である第4実施形態を説明する。第4実施形態では、給紙カセット10を引き出す際にも固定レバー9の反転を補助する構成となっている。そのために、固定レバー9の短片部92の端部とピニオン7に、二節式の第2リンク85がピン88,89を介して架け渡されている。第2リンク85のピニオン7への取り付け箇所は、上記リンク8よりもC方向側となっており、第2リンク85はリンク8の下側に重なった状態で交差している。
図7(a)は、上記図6(c)に対応した給紙カセット10が挿入された状態を示している。この状態から給紙カセット10を引き出すと、後退するラック12によってピニオン7はD方向に回転し、固定レバー9は反転して解放方向(E方向)に回転する。そしてさらに給紙カセット10が引き出されると、図7(b)〜(c)に示すように引っ張りばね93が中間点を過ぎて固定レバー9がさらに反転することにより、給紙カセット10が引き出される。第4実施形態では、ラック12およびピン13、ピニオン7およびリンク8に加え、第2リンク85により、本発明の回転補助手段が構成されている。
第4実施形態によると、給紙カセット10を引き出す際には、第2リンク85によって固定レバー9が解放方向に回転して固定レバー9の反転が補助される。したがって給紙カセット10を挿入する時と引き出す時のいずれの操作において操作力が軽減する。
なお、本発明は上記実施形態に限定されず、開閉部材としては、上記の各画像形成ユニット22Y,22M,22C,22Kを構成するプロセスカートリッジ交換用の扉部材等が挙げられる。
また、本発明における開閉部材は、上記第1実施形態および第2実施形態のような装置本体に対して開閉されるカバーのような部材や、上記第3実施形態および第4実施形態のような装置本体に対して挿入されたり引き出されたりする引き出し部材のようなものなど、様々な態様で装置本体に開閉されるものを含む。
1…プリンタ(画像形成装置)
2…装置本体
3…前カバー(開閉部材)
5,9…固定レバー
6,8,85…リンク(回転補助手段)
7…ピニオン(回転補助手段)
10…給紙カセット(開閉部材、引き出し部材)
12…ラック(回転補助手段)
13…給紙カセットのピン(被連結部)
21…画像形成部
22Y,22M,22C,22K…画像形成ユニット(プロセスカートリッジ)
31…前カバーのピン(被連結部)
32…突起(回転補助手段)
33…板ばね(弾性部材、回転補助手段)
53,93…引っ張りばね(弾性部材)
54,94…支軸

Claims (6)

  1. 装置本体と、
    該装置本体に開閉可能に設けられる開閉部材と、
    前記装置本体に支軸を介して正逆回転可能に支持され、前記開閉部材が前記装置本体に閉止された状態を固定する固定レバーと、
    前記開閉部材に設けられ、該開閉部材の前記装置本体への閉止時に前記固定レバーが正転して連結し、かつ、該開閉部材の前記装置本体からの開放時に前記固定レバーが逆転して外れる被連結部と、
    前記固定レバーを、前記被連結部に連結する固定方向と、この固定方向から反転した前記被連結部から外れる解放方向の2方向に付勢する弾性部材と、
    前記開閉部材の前記装置本体に対する閉止時のみ、もしくは閉止時にも開放時にも、該開閉部材の動作に伴う前記固定レバーの回転を補助する回転補助手段と、
    を具備し、
    前記回転補助手段は前記固定レバーに連結されたリンク部材を有し、前記開閉部材が装置本体に対する閉止時および開放時のいずれの時にも、該リンク部材に前記開閉部材が連結状態となったり非連結状態となったりすることを特徴とする開閉機構。
  2. 前記回転補助手段は、前記開閉部材に設けられ、前記リンク部材に連結する突起を有することを特徴とする請求項に記載の開閉機構。
  3. 前記回転補助手段は、前記開閉部材に設けられ、前記リンク部材に弾性的に連結する弾性部材であることを特徴とする請求項に記載の開閉機構。
  4. 前記開閉部材は、前記装置本体に対し押し込んで閉止され、かつ、引き出して開放する引き出し部材であって、前記回転補助手段は、該引き出し部材に設けられ、該引き出し部材の引き出し方向に沿って延びるラックと、該ラックに噛み合って回転するピニオンとを有し、該ピニオンに前記リンク部材が連結されていることを特徴とする請求項に記載の開閉機構。
  5. 請求項1〜3のいずれかに記載の開閉機構を備えた画像形成装置であって、
    前記装置本体内に、プロセスカートリッジを備えた画像形成部が内蔵されており、
    前記開閉部材は、該プロセスカートリッジ交換用の扉部材であることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項4に記載の開閉機構を備えた画像形成装置であって、
    前記装置本体内に画像形成部が内蔵されており、
    前記引き出し部材は、該画像形成部に用紙を供給する給紙カセットであることを特徴とする画像形成装置。
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