JP6740750B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
特許文献1としての特開2015−141228号公報には、画像形成装置(1)の側面にカートリッジドア(20)と給送トレイドア(30)がヒンジ(21)を中心に回転可能に支持された構成が記載されている。特許文献1に記載の構成では、プロセスカートリッジ(11)を着脱する際には、カートリッジドア(20)を、ヒンジ(21)を中心として回動させ、転写材(S)を手差しで給送する場合には、給送トレイドア(30)を、ヒンジ(21)を中心に回動させる。
画像形成装置の本体の内部を開放する第1の開放位置と、前記画像形成装置の本体の内部を閉塞する第1の閉塞位置と、の間で移動可能な第1の開閉部材と、
前記第1の開閉部材に形成された開口を閉塞する第2の閉塞位置と、前記開口が開放される第2の開放位置と、の間で回転軸を中心として移動可能に構成され、前記画像形成装置の本体に対して着脱可能な第2の開閉部材と、
前記第2の開閉部材の支持部に支持される前記第1の開閉部材に設けられた被支持部であって、前記第1の開放位置において前記支持部に係合して、前記第1の開閉部材が前記第2の開閉部材と共に前記画像形成装置の本体に対して着脱可能にする前記被支持部と、
を備えたことを特徴とする。
前記支持部に形成され、前記第1の開閉部材が前記第1の閉塞位置に保持され且つ前記第2の開閉部材が前記画像形成装置の本体から離脱する方向に移動した場合に前記被支持部が離脱可能な離脱部、
を備えたことを特徴とする。
媒体が積載される積載部であって、前記画像形成装置の本体に収納される前記第2の閉塞位置と、媒体が積載される場合に前記第2の閉塞位置から回転した前記第2の開放位置と、の間で、前記回転軸を中心として移動可能な前記積載部により構成された前記第2の開閉部材、
を備えたことを特徴とする。
前記第1の開放位置において、画像形成装置の本体の内部に支持された交換部品を着脱可能な前記第1の開閉部材、
を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、第1の開閉部材と第2の開閉部材とのうち、第2の開閉部材のみを画像形成装置の本体から離脱させることができる。
請求項3に記載の発明によれば、第2の開閉部材を積載部により構成することができる。
請求項4に記載の発明によれば、第1の開閉部材が第1の開放位置に移動された場合および第1の開閉部材が第2の開閉部材と共に画像形成装置の本体から取り外された場合に、交換部品を交換することができる。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
なお、以下の図面を使用した説明において、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
図1において、本発明の画像形成装置の実施例1のプリンタUは、装置本体U1を有する。前記装置本体U1の上面には排紙部の一例としての排出トレイTRhが設けられている。
図1において、プリンタUには、制御部Cや、画像処理部GS、潜像形成装置の駆動回路の一例としての書込駆動回路DL、および電源装置の一例としての電源回路E等が内蔵されている。なお、実施例1では、制御部C等は、図示しない制御基板により構成されるマイクロコンピュータにより実現される。また、制御部Cは、情報処理装置の一例としてのパーソナルコンピュータPCと電気的に接続されている。
図1、図2において、プリンタUの排出トレイTRhの下方には、作像部の一例であって、可視像形成装置の一例としての作像装置UY,UM,UC,UKが配置されている。
図1において、黒色、すなわち、K色の作像装置UKは、像保持体の一例としての感光体Pkを有する。前記感光体Pkの周囲には、帯電器の一例としての帯電ローラCRk、現像装置Gk、像保持体用の清掃器の一例としての感光体クリーナCLk等が配置されている。各現像装置Gy〜Gkの下方には、潜像形成装置ROSが配置されている。
他の色の作像装置UY,UM,UCも、黒色の作像装置UKと同様に構成されている。
装置本体U1の前部には、現像剤の収容容器の一例としてのトナーカートリッジTy,Tm,Tc,Tkが着脱可能に支持されている、各トナーカートリッジTy〜Tkと各現像装置Gy〜Gkとの間は、現像剤の補給装置Hy,Hm,Hc,Hkで接続されている。
中間転写ベルトBは、駆動部材の一例としてのベルト駆動ロールRdと、二次転写対向部材の一例としてのバックアップロールT2aと、従動部材の一例としての複数の従動ローラRfと、一次転写装置の一例としての1次転写ローラT1y,T1m,T1c,T1kと、からなる中間転写支持系により回転可能に支持されている。
感光体Py〜Pkと1次転写ローラT1y〜T1kが対向する領域により、1次転写領域Q4y,Q4m,Q4c,Q4kが構成されている。
前記バックアップロールT2aおよび2次転写ロールT2bにより、実施例1の二次転写装置T2が構成されている。また、2次転写ロールT2bおよび中間転写ベルトBの対向する領域により、2次転写領域Q5が形成される。
前記1次転写ローラT1y〜T1k、中間転写ベルトBおよび二次転写装置T2等により、実施例1の転写装置T1+T2+Bが構成されている。
手差しトレイTR0の前端には、積載部の本体の一例としてのトレイ本体TR0aが、開閉可能に支持されている。トレイ本体TR0aの後方には、後方に延びる搬送部TR0bが接続されている。搬送部TR0bには、媒体の搬送部材の一例としての搬送ロールRaが複数配置されている。
給紙トレイTR1の後方には、送出部材の一例としての給紙ロールRpが配置されている。給紙ロールRpの後方には、搬送部材の一例として搬送ロールRaが配置されている。なお、実施例1の給紙ロールRpおよび搬送ロールRaは、手差しトレイTR0から記録シートSが搬送される場合には、記録シートSを下流側に搬送するロールとしての機能も有する。
二次転写装置T2の上方には、定着装置Fが配置されている。定着装置Fは、加熱定着部材の一例としての加熱ロールFhと、加圧定着部材の一例としての加圧ロールFpとを有する。前記加熱ロールFhと加圧ロールFpとが予め設定された圧力で接触する領域により、定着領域Q6が構成されている。
定着装置Fの前上方には、排出部材の一例としての排出ローラRhが配置されている。
実施例1のプリンタUでは、パーソナルコンピュータPCから印刷情報がプリンタUに送信されると、制御部Cは印刷情報を受信する。制御部Cは、画像処理部GSや書込駆動回路DL、電源回路Eの動作を制御する。
前記画像処理部GSには、制御部Cが受信した印刷情報が入力される。画像処理部GSは、印刷情報を、イエロー、マゼンタ、シアン、黒、すなわち、Y,M,C,Kの4色の画像に対応した潜像形成用の画像情報に変換する。画像処理部GSは、変換された画像情報を、予め設定された時期に書込駆動回路DLに出力する。
なお、原稿画像が単色画像、いわゆる、モノクロの場合は、黒色のみの画像情報が書込駆動回路DLに入力される。
電源回路Eは、画像形成動作が開始されると、予め設定された時期に、帯電ローラCRy〜CRk、現像装置Gy〜Gkの現像ローラ、1次転写ローラT1y〜T1k、2次転写ローラT2b等に電圧を印加する。
トナー像の形成に伴って、現像剤が消費されると、現像剤の補給装置Hy,Hm,Hc,Hkを通じて、トナーカートリッジTy〜Tkから現像装置Gy〜Gkに現像剤が補給される。
感光体クリーナCLy,CLm,CLc,CLkは、1次転写後の感光体Py,Pm,Pc,Pkの表面に付着している転写残トナーや放電生成物等の残留物、付着物を清掃する。清掃された前記感光体Py,Pm,Pc,Pkの表面は、帯電領域Q1y〜Q1kにおいて、再帯電される。
前記1次転写領域Q4y,Q4m,Q4c,Q4kで中間転写ベルトB上に転写された単色または多色のトナー像は、2次転写領域Q5に搬送される。
給紙ロールRpは、給紙トレイTR1から給紙を行う場合、給紙トレイTR1に積載された記録シートSを送り出す。送り出された記録シートSは、レジロールRrに送られる。
レジロールRrは、中間転写ベルトBのトナー像が2次転写領域Q5に到達する時期に合わせて、2次転写領域Q5に向けて記録シートSを送り出す。
2次転写領域Q5でトナー像が転写された後の中間転写ベルトBは、図示しないベルトクリーナにより転写残トナーや放電生成物等の残留物が除去されて清掃される。
トナー像が転写された記録シートSは、定着装置Fの定着領域Q6に搬送される。定着装置Fは、定着領域Q6を通過する未定着トナー像を、熱と圧力で記録シートSに定着させる。
両面印刷が行われる場合、一面目に画像が記録された記録シートSの後端が、反転路SH2との分岐位置を通過すると、排出ローラRhが逆回転する。よって、記録シートSが反転路SH2に送られる。そして、反転路SH2を搬送された記録シートSは、記録シートSの表裏が反転した状態でレジロールRrに再送される。
図3は実施例1のプリンタの斜視図である。
図4は図3のプリンタにおいて手差しトレイを手差し供給位置に移動させた場合の説明図である。
図5は図3のプリンタから手差しユニットを着脱する場合の説明図である。
図6は図3のプリンタから手差しユニットが取り外された場合の説明図である。
図7は実施例1の手差しユニットの斜視図であり、トレイ本体を手差し供給位置に移動させた場合の説明図である。
図3〜図7において、実施例1のプリンタUでは、積載部材の一例としての手差しトレイTR0はプリンタUに対して着脱可能な手差しユニットU2で構成されている。
図9は実施例1の手差しトレイのラッチ機構の説明図であり、手差しトレイが図3の位置にある場合の説明図である。
図10は実施例1の手差しトレイのラッチ機構の説明図であり、手差しトレイが図3の位置と図4の位置との間を移動する際の説明図である。
図11は実施例1の手差しトレイのラッチ機構の説明図であり、手差しトレイが図4の位置にある場合の説明図である。
図7において、シート検出部3の前方には、手差し連結部11が形成されている。手差し連結部11は、左端部に形成された左側の側壁部12を有する。左側の側壁部12は、上方に延びる板状に形成されている。
手差し連結部11の下部前方には、左右方向に延びる板状の下部パネル21が支持されている。下部パネル21は、手差し連結部11におけるベース部1の左右方向の幅よりも幅広に形成されている。
なお、図示しない右側の外壁部も、左側の外壁部51と同様に構成されている。
図12は図3のプリンタにおいてフロントカバーを作業位置に移動させた場合の説明図である。
図13は図3のプリンタから着脱ユニットを着脱する場合の説明図である。
図14は図3のプリンタから着脱ユニットが取り外された場合の説明図である。
図15は実施例1の着脱ユニットの斜視図であり、フロントカバーを作業位置に移動させた場合の説明図である。
図16は実施例1のラッチ機構の説明図であり、手差しトレイが図15の位置にある場合の説明図である。
図12〜図16において、実施例1のプリンタUでは、第1の着脱体の一例としての着脱ユニットU3がプリンタUに対して着脱可能に構成されている。実施例1の着脱ユニットU3は、手差しユニットU2と、手差しユニットU2に支持される第1の開閉部材の一例としてのフロントカバー101とを有する。
図18は図17からフロントカバーの図示を省略した場合の説明図である。
図19は図17の着脱ユニットにおいて手差しトレイを手差し供給位置に移動させた場合の説明図である。
図20は図19に対応する着脱ユニットを後方から見た場合の説明図である。
図17〜図20において、フロントカバー101は、装置本体U1の前面を被覆可能なカバー本体部102を有する。図19において、カバー本体部102は、前方から見た場合の形状が門状に形成されている。すなわち、カバー本体部102は、左右方向に延びる上部102aと、上部102aの左右方向両端から下方に延びる左右一対の側部102b,102cとを有する。上部102aおよび側部102b,102cとで囲まれた形状により、実施例1の開口の一例としての収容部103が形成されている。収容部103は、トレイ本体TR0aの大きさに対応して構成されている。
スイッチ押し部118の下方には、左右一対の操作凹部119,120が形成されている。操作凹部119,120は左右方向内側に凹んでおり、作業者がフロントカバー101を開放する際に指を掛けることが可能に構成されている。
カバー本体部102と、カバー上部121とで、実施例1のフロントカバー101が構成されている。
手差しユニットU2と、フロントカバー101とにより、実施例1の着脱ユニットU3が構成されている。
図14において、プリンタUの装置本体U1は、左側枠体201と右側枠体202とを有する。枠体201,202の上部には、排出トレイTRhが支持されている。枠体201,202の下部には、給紙トレイTR1が着脱可能に支持されている。左側枠体201と、右側枠体202と、排出トレイTRhと、給紙トレイTR1とにより形成された開口形状により、装置本体U1の内部が外部に開放される開口部204が構成されている。
図21は実施例1の手差しトレイとフロントカバーの作用説明図であり、図21Aは手差しトレイとフロントカバーを閉塞位置に移動させた場合の説明図、図21Bは手差しトレイを手差し供給位置に移動させた場合の説明図、図21Cはフロントカバーを作業位置に移動させた場合の説明図である。
前記構成を備えた実施例1のプリンタUでは、第1の閉塞位置の一例であり、第2の閉塞位置の一例としての図3に示す閉塞位置において、装置本体U1の内部を開放する開口部204が、フロントカバー101と手差しユニットU2で閉塞される。このとき、フロントカバー101は、ラッチ部116,116が引掛け部206,207に引っ掛かった状態で、装置本体U1の枠体201,202に支持されている。また、手差しユニットU2は、搬送部TR0bが、フロントカバー101の着脱口106に挿入された状態で装置本体U1内部の装着部211に装着されている。さらに、搬送部TR0bに支持されたトレイ本体TR0aが、フロントカバー101の収容部103に収容されている。また、図21Aに示すように、トレイ本体TR0aの支持スリット52は、フロントカバー101のボス111に嵌って装着されている。
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01)〜(H04)を下記に例示する。
(H01)前記実施例において、画像形成装置としてのプリンタUを例示したが、これに限定されず、FAXや複写機あるいはこれらすべてまたは複数の機能を備えた複合機とすることも可能である。また、カラーの画像形成装置に限定されず、モノクロの画像形成装置により構成することも可能である。
(H03)前記実施例において、開閉部材の一例としてのフロントカバー101としては、トナーカートリッジTy〜Tkなどの部品交換用の構成を例示したが、紙詰まりを除去するための搬送路開放用の開閉部材に適用することも可能である。
(H04)前記実施例において、支持部の一例としての支持スリット52が離脱部52aを有する構成を例示し、フロントカバー101のボス111が、手差しユニットU2の離脱部52から離脱可能な構成を例示したが、これに限定されない。例えば、離脱部52aが省略され、支持スリット52は両端が閉じた長孔の構成も可能であり、フロントカバー101のボス111が手差しユニットU2の支持スリット52から離脱不能な構成も可能である。
52…支持部、
52a…離脱部、
101…第1の開閉部材、
106…開口、
111…被支持部、
S…媒体、
TR0a…第2の開閉部材、積載部、
Ty,Tm,Tc,Tk…交換部品、
U…画像形成装置、
U1…画像形成装置の本体。
Claims (4)
- 画像形成装置の本体の内部を開放する第1の開放位置と、前記画像形成装置の本体の内部を閉塞する第1の閉塞位置と、の間で移動可能な第1の開閉部材と、
前記第1の開閉部材に形成された開口を閉塞する第2の閉塞位置と、前記開口が開放される第2の開放位置と、の間で回転軸を中心として移動可能に構成され、前記画像形成装置の本体に対して着脱可能な第2の開閉部材と、
前記第2の開閉部材の支持部に支持される前記第1の開閉部材に設けられた被支持部であって、前記第1の開放位置において前記支持部に係合して、前記第1の開閉部材が前記第2の開閉部材と共に前記画像形成装置の本体に対して着脱可能にする前記被支持部と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記支持部に形成され、前記第1の開閉部材が前記第1の閉塞位置に保持され且つ前記第2の開閉部材が前記画像形成装置の本体から離脱する方向に移動した場合に前記被支持部が離脱可能な離脱部、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 媒体が積載される積載部であって、前記画像形成装置の本体に収納される前記第2の閉塞位置と、媒体が積載される場合に前記第2の閉塞位置から回転した前記第2の開放位置と、の間で、前記回転軸を中心として移動可能な前記積載部により構成された前記第2の開閉部材、
を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。 - 前記第1の開放位置において、画像形成装置の本体の内部に支持された交換部品を着脱可能な前記第1の開閉部材、
を備えたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置。
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