JP2018004769A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】開閉部材の回転軸を画像形成装置の本体に設ける場合に比べて、画像形成装置の構成を簡素化すること。【解決手段】画像形成装置の本体(U1)に支持される基部(TR0b)と、前記基部(TR0b)に対して回転軸(14a,16a)を中心として移動可能に支持され且つ媒体(S)が積載可能な積載部(TR0a)と、前記積載部(TR0a)に設けられた支持部(52)と、を有する積載部材(TR0)と、前記支持部(52)に支持される被支持部(111)を有し、前記画像形成装置の本体(U1)の内部を開放する開放位置と、前記画像形成装置の本体(U1)の内部を閉塞する閉塞位置と、の間で、前記積載部(TR0a)の回転軸(14a)を中心として移動可能な開閉部材(101)と、を備えた画像形成装置(U)。【選択図】図17
Description
本発明は、画像形成装置に関する。
プリンタ、複写機等の画像形成装置において、現像剤の収容容器や像保持体等の交換部品を交換する際に、開閉部材を回転移動させて画像形成装置の内部を開放する構成として、以下の特許文献1〜3に記載の技術が従来公知である。
特許文献1としての特開2015−141228号公報には、画像形成装置(1)の側面にカートリッジドア(20)と給送トレイドア(30)がヒンジ(21)を中心に回転可能に支持された構成が記載されている。特許文献1に記載の構成では、プロセスカートリッジ(11)を着脱する際には、カートリッジドア(20)を、ヒンジ(21)を中心として回動させ、転写材(S)を手差しで給送する場合には、給送トレイドア(30)を、ヒンジ(21)を中心に回動させる。
特許文献1としての特開2015−141228号公報には、画像形成装置(1)の側面にカートリッジドア(20)と給送トレイドア(30)がヒンジ(21)を中心に回転可能に支持された構成が記載されている。特許文献1に記載の構成では、プロセスカートリッジ(11)を着脱する際には、カートリッジドア(20)を、ヒンジ(21)を中心として回動させ、転写材(S)を手差しで給送する場合には、給送トレイドア(30)を、ヒンジ(21)を中心に回動させる。
特許文献2としての特開2011−248135号公報には、カラー複合機(1)の筐体(2)の前面(21)に、廃トナー収容器(200)を着脱する際に開閉されるフロントカバー(22A)と、手差しトレイ(22B)とが設けられた構成が記載されている。特許文献2では、フロントカバー(22A)は、下方の回転軸(A1)を中心として回転可能に支持されている。また、手差しトレイ(22B)は、フロントカバー(22A)の回転軸(A1)よりも上方の回転軸(B1)を中心として回転可能に支持されている。
特許文献3としての特開2006−337477号公報には、本体ケーシング(2)の側壁に、フロントカバー(7)が下端のカバー軸を中心として回転可能に支持され、フロントカバー(7)の開口部(7a)を覆うようにMPトレイ(41)が回転軸(43a)を中心として回転可能に支持された構成が記載されている。
本発明は、開閉部材の回転軸を画像形成装置の本体に設ける場合に比べて、画像形成装置の構成を簡素化することを技術的課題とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項1に記載の発明の画像形成装置は、
画像形成装置の本体に支持される基部と、前記基部に対して回転軸を中心として移動可能に支持され且つ媒体が積載可能な積載部と、前記積載部に設けられた支持部と、を有する積載部材と、
前記支持部に支持される被支持部を有し、前記画像形成装置の本体の内部を開放する開放位置と、前記画像形成装置の本体の内部を閉塞する閉塞位置と、の間で、前記積載部の回転軸を中心として移動可能な開閉部材と、
を備えたことを特徴とする。
画像形成装置の本体に支持される基部と、前記基部に対して回転軸を中心として移動可能に支持され且つ媒体が積載可能な積載部と、前記積載部に設けられた支持部と、を有する積載部材と、
前記支持部に支持される被支持部を有し、前記画像形成装置の本体の内部を開放する開放位置と、前記画像形成装置の本体の内部を閉塞する閉塞位置と、の間で、前記積載部の回転軸を中心として移動可能な開閉部材と、
を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、
媒体が案内される案内部を有する前記基部を有し、前記画像形成装置の本体に着脱可能に装着された手差しユニットにより構成された前記積載部材、
を備えたことを特徴とする。
媒体が案内される案内部を有する前記基部を有し、前記画像形成装置の本体に着脱可能に装着された手差しユニットにより構成された前記積載部材、
を備えたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の画像形成装置において、
突起状の前記被支持部と、
前記被支持部を支持する溝状の前記支持部と、
を備えたことを特徴とする。
突起状の前記被支持部と、
前記被支持部を支持する溝状の前記支持部と、
を備えたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置において、
前記被支持部に対して、係合、離脱可能な前記支持部と、
前記開閉部材が前記閉塞位置にある場合に、前記支持部が前記被支持部に対して、係合、離脱して、前記画像形成装置の本体から着脱可能に装着された前記積載部材と、
を備えたことを特徴とする。
前記被支持部に対して、係合、離脱可能な前記支持部と、
前記開閉部材が前記閉塞位置にある場合に、前記支持部が前記被支持部に対して、係合、離脱して、前記画像形成装置の本体から着脱可能に装着された前記積載部材と、
を備えたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、開閉部材の回転軸を画像形成装置の本体に設ける場合に比べて、画像形成装置の構成を簡素化することができる。
請求項2に記載の発明によれば、積載部材を手差しユニットにより構成して装置本体に対して着脱可能にすることができる。
請求項3に記載の発明によれば、突起状の被支持部を、溝状の支持部に支持させることができる。
請求項4に記載の発明によれば、閉塞位置にある開閉部材の被支持部に対して、支持部を係合、離脱させて、積載部材を、画像形成装置の本体から着脱することができる。
請求項2に記載の発明によれば、積載部材を手差しユニットにより構成して装置本体に対して着脱可能にすることができる。
請求項3に記載の発明によれば、突起状の被支持部を、溝状の支持部に支持させることができる。
請求項4に記載の発明によれば、閉塞位置にある開閉部材の被支持部に対して、支持部を係合、離脱させて、積載部材を、画像形成装置の本体から着脱することができる。
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例である実施例を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
なお、以下の図面を使用した説明において、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
なお、以下の図面を使用した説明において、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
図1は本発明の実施例1のプリンタの説明図である。
図1において、本発明の画像形成装置の実施例1のプリンタUは、装置本体U1を有する。前記装置本体U1の上面には排紙部の一例としての排出トレイTRhが設けられている。
図1において、プリンタUには、制御部Cや、画像処理部GS、潜像形成装置の駆動回路の一例としての書込駆動回路DL、および電源装置の一例としての電源回路E等が内蔵されている。なお、実施例1では、制御部C等は、図示しない制御基板により構成されるマイクロコンピュータにより実現される。また、制御部Cは、情報処理装置の一例としてのパーソナルコンピュータPCと電気的に接続されている。
図1において、本発明の画像形成装置の実施例1のプリンタUは、装置本体U1を有する。前記装置本体U1の上面には排紙部の一例としての排出トレイTRhが設けられている。
図1において、プリンタUには、制御部Cや、画像処理部GS、潜像形成装置の駆動回路の一例としての書込駆動回路DL、および電源装置の一例としての電源回路E等が内蔵されている。なお、実施例1では、制御部C等は、図示しない制御基板により構成されるマイクロコンピュータにより実現される。また、制御部Cは、情報処理装置の一例としてのパーソナルコンピュータPCと電気的に接続されている。
図2は実施例1のプリンタの作像部の説明図である。
図1、図2において、プリンタUの排出トレイTRhの下方には、作像部の一例であって、可視像形成装置の一例としての作像装置UY,UM,UC,UKが配置されている。
図1において、黒色、すなわち、K色の作像装置UKは、像保持体の一例としての感光体Pkを有する。前記感光体Pkの周囲には、帯電器の一例としての帯電ローラCRk、現像装置Gk、像保持体用の清掃器の一例としての感光体クリーナCLk等が配置されている。各現像装置Gy〜Gkの下方には、潜像形成装置ROSが配置されている。
他の色の作像装置UY,UM,UCも、黒色の作像装置UKと同様に構成されている。
装置本体U1の前部には、現像剤の収容容器の一例としてのトナーカートリッジTy,Tm,Tc,Tkが着脱可能に支持されている、各トナーカートリッジTy〜Tkと各現像装置Gy〜Gkとの間は、現像剤の補給装置Hy,Hm,Hc,Hkで接続されている。
図1、図2において、プリンタUの排出トレイTRhの下方には、作像部の一例であって、可視像形成装置の一例としての作像装置UY,UM,UC,UKが配置されている。
図1において、黒色、すなわち、K色の作像装置UKは、像保持体の一例としての感光体Pkを有する。前記感光体Pkの周囲には、帯電器の一例としての帯電ローラCRk、現像装置Gk、像保持体用の清掃器の一例としての感光体クリーナCLk等が配置されている。各現像装置Gy〜Gkの下方には、潜像形成装置ROSが配置されている。
他の色の作像装置UY,UM,UCも、黒色の作像装置UKと同様に構成されている。
装置本体U1の前部には、現像剤の収容容器の一例としてのトナーカートリッジTy,Tm,Tc,Tkが着脱可能に支持されている、各トナーカートリッジTy〜Tkと各現像装置Gy〜Gkとの間は、現像剤の補給装置Hy,Hm,Hc,Hkで接続されている。
図1において、前記感光体Py〜Pkの上方には、中間転写ユニットの一例としてのベルトモジュールBMが配置されている。前記ベルトモジュールBMは、像保持体の一例であって中間転写体の一例としての中間転写ベルトBを有する。
中間転写ベルトBは、駆動部材の一例としてのベルト駆動ロールRdと、二次転写対向部材の一例としてのバックアップロールT2aと、従動部材の一例としての複数の従動ローラRfと、一次転写装置の一例としての1次転写ローラT1y,T1m,T1c,T1kと、からなる中間転写支持系により回転可能に支持されている。
感光体Py〜Pkと1次転写ローラT1y〜T1kが対向する領域により、1次転写領域Q4y,Q4m,Q4c,Q4kが構成されている。
中間転写ベルトBは、駆動部材の一例としてのベルト駆動ロールRdと、二次転写対向部材の一例としてのバックアップロールT2aと、従動部材の一例としての複数の従動ローラRfと、一次転写装置の一例としての1次転写ローラT1y,T1m,T1c,T1kと、からなる中間転写支持系により回転可能に支持されている。
感光体Py〜Pkと1次転写ローラT1y〜T1kが対向する領域により、1次転写領域Q4y,Q4m,Q4c,Q4kが構成されている。
前記バックアップロールT2aに接する中間転写ベルトBの表面に対向して、二次転写部材の一例としての2次転写ロールT2bが配置されている。
前記バックアップロールT2aおよび2次転写ロールT2bにより、実施例1の二次転写装置T2が構成されている。また、2次転写ロールT2bおよび中間転写ベルトBの対向する領域により、2次転写領域Q5が形成される。
前記1次転写ローラT1y〜T1k、中間転写ベルトBおよび二次転写装置T2等により、実施例1の転写装置T1+T2+Bが構成されている。
前記バックアップロールT2aおよび2次転写ロールT2bにより、実施例1の二次転写装置T2が構成されている。また、2次転写ロールT2bおよび中間転写ベルトBの対向する領域により、2次転写領域Q5が形成される。
前記1次転写ローラT1y〜T1k、中間転写ベルトBおよび二次転写装置T2等により、実施例1の転写装置T1+T2+Bが構成されている。
潜像形成装置ROSの前側下方には、媒体の積載部の一例としての手差しトレイTR0が配置されている。
手差しトレイTR0の前端には、積載部の本体の一例としてのトレイ本体TR0aが、開閉可能に支持されている。トレイ本体TR0aの後方には、後方に延びる搬送部TR0bが接続されている。搬送部TR0bには、媒体の搬送部材の一例としての搬送ロールRaが複数配置されている。
手差しトレイTR0の前端には、積載部の本体の一例としてのトレイ本体TR0aが、開閉可能に支持されている。トレイ本体TR0aの後方には、後方に延びる搬送部TR0bが接続されている。搬送部TR0bには、媒体の搬送部材の一例としての搬送ロールRaが複数配置されている。
手差しトレイTR0の下方には、媒体の積載部の一例としての給紙トレイTR1が配置されている。給紙トレイTR1は、装置本体U1に対して、前後方向に着脱可能に支持されている。給紙トレイTR1は、媒体の一例としての記録シートSを積載可能に構成されている。
給紙トレイTR1の後方には、送出部材の一例としての給紙ロールRpが配置されている。給紙ロールRpの後方には、搬送部材の一例として搬送ロールRaが配置されている。なお、実施例1の給紙ロールRpおよび搬送ロールRaは、手差しトレイTR0から記録シートSが搬送される場合には、記録シートSを下流側に搬送するロールとしての機能も有する。
給紙トレイTR1の後方には、送出部材の一例としての給紙ロールRpが配置されている。給紙ロールRpの後方には、搬送部材の一例として搬送ロールRaが配置されている。なお、実施例1の給紙ロールRpおよび搬送ロールRaは、手差しトレイTR0から記録シートSが搬送される場合には、記録シートSを下流側に搬送するロールとしての機能も有する。
搬送ロールRaの後上方には、給紙時期の調整部材の一例としてのレジロールRrが配置されている。給紙ロールRpからレジロールRrの間には、媒体の搬送路の一例としての給紙路SH1が形成されている。
二次転写装置T2の上方には、定着装置Fが配置されている。定着装置Fは、加熱定着部材の一例としての加熱ロールFhと、加圧定着部材の一例としての加圧ロールFpとを有する。前記加熱ロールFhと加圧ロールFpとが予め設定された圧力で接触する領域により、定着領域Q6が構成されている。
定着装置Fの前上方には、排出部材の一例としての排出ローラRhが配置されている。
二次転写装置T2の上方には、定着装置Fが配置されている。定着装置Fは、加熱定着部材の一例としての加熱ロールFhと、加圧定着部材の一例としての加圧ロールFpとを有する。前記加熱ロールFhと加圧ロールFpとが予め設定された圧力で接触する領域により、定着領域Q6が構成されている。
定着装置Fの前上方には、排出部材の一例としての排出ローラRhが配置されている。
前記排出ローラRhの後方には、搬送路の一例としての反転路SH2が延びている。反転路SH2は、排出ローラRhから後方に延びた後、定着装置Fや2次転写装置T2、レジロールRrの後方を下方に向けて延び、レジロールRrのシート搬送方向上流側に合流する。なお、反転路SH2には、図示しない媒体の搬送部材が配置されている。
(画像形成装置の機能)
実施例1のプリンタUでは、パーソナルコンピュータPCから印刷情報がプリンタUに送信されると、制御部Cは印刷情報を受信する。制御部Cは、画像処理部GSや書込駆動回路DL、電源回路Eの動作を制御する。
前記画像処理部GSには、制御部Cが受信した印刷情報が入力される。画像処理部GSは、印刷情報を、イエロー、マゼンタ、シアン、黒、すなわち、Y,M,C,Kの4色の画像に対応した潜像形成用の画像情報に変換する。画像処理部GSは、変換された画像情報を、予め設定された時期に書込駆動回路DLに出力する。
なお、原稿画像が単色画像、いわゆる、モノクロの場合は、黒色のみの画像情報が書込駆動回路DLに入力される。
実施例1のプリンタUでは、パーソナルコンピュータPCから印刷情報がプリンタUに送信されると、制御部Cは印刷情報を受信する。制御部Cは、画像処理部GSや書込駆動回路DL、電源回路Eの動作を制御する。
前記画像処理部GSには、制御部Cが受信した印刷情報が入力される。画像処理部GSは、印刷情報を、イエロー、マゼンタ、シアン、黒、すなわち、Y,M,C,Kの4色の画像に対応した潜像形成用の画像情報に変換する。画像処理部GSは、変換された画像情報を、予め設定された時期に書込駆動回路DLに出力する。
なお、原稿画像が単色画像、いわゆる、モノクロの場合は、黒色のみの画像情報が書込駆動回路DLに入力される。
前記書込駆動回路DLは、図示しない各色Y,M,C,Kの駆動回路を有し、入力された画像情報に応じた信号を予め設定された時期に、潜像形成装置ROSに出力する。
電源回路Eは、画像形成動作が開始されると、予め設定された時期に、帯電ローラCRy〜CRk、現像装置Gy〜Gkの現像ローラ、1次転写ローラT1y〜T1k、2次転写ローラT2b等に電圧を印加する。
電源回路Eは、画像形成動作が開始されると、予め設定された時期に、帯電ローラCRy〜CRk、現像装置Gy〜Gkの現像ローラ、1次転写ローラT1y〜T1k、2次転写ローラT2b等に電圧を印加する。
感光体Py〜Pkと帯電ローラCRy〜CRkとが対向する帯電領域Q1y,Q1m,Q1c,Q1kにおいて、帯電ローラCRy〜CRkは、感光体Py〜Pkの表面を帯電させる。感光体Py〜Pkの回転方向に対して帯電領域Q1y〜Q1kの下流側の潜像形成領域Q2y,Q2m,Q2c,Q2kにおいて、潜像形成装置ROSは、感光体Py〜Pkの表面に潜像を書き込む。感光体Py〜Pkと現像装置Gy〜Gkとが対向する現像領域Q3y,Q3m,Q3c,Q3kにおいて、感光体Py〜Pkの静電潜像は、可視像の一例としてのトナー像に現像される。よって、作像装置UY〜UKは、可視像の一例として、イエロー、マゼンタ、シアン、黒の各色のトナー像を形成する。
トナー像の形成に伴って、現像剤が消費されると、現像剤の補給装置Hy,Hm,Hc,Hkを通じて、トナーカートリッジTy〜Tkから現像装置Gy〜Gkに現像剤が補給される。
トナー像の形成に伴って、現像剤が消費されると、現像剤の補給装置Hy,Hm,Hc,Hkを通じて、トナーカートリッジTy〜Tkから現像装置Gy〜Gkに現像剤が補給される。
1次転写ローラT1y,T1m,T1c,T1kは、1次転写領域Q4y,Q4m,Q4c,Q4kにおいて、感光体Py〜Pkのトナー像を、中間転写ベルトBに転写する。
感光体クリーナCLy,CLm,CLc,CLkは、1次転写後の感光体Py,Pm,Pc,Pkの表面に付着している転写残トナーや放電生成物等の残留物、付着物を清掃する。清掃された前記感光体Py,Pm,Pc,Pkの表面は、帯電領域Q1y〜Q1kにおいて、再帯電される。
前記1次転写領域Q4y,Q4m,Q4c,Q4kで中間転写ベルトB上に転写された単色または多色のトナー像は、2次転写領域Q5に搬送される。
感光体クリーナCLy,CLm,CLc,CLkは、1次転写後の感光体Py,Pm,Pc,Pkの表面に付着している転写残トナーや放電生成物等の残留物、付着物を清掃する。清掃された前記感光体Py,Pm,Pc,Pkの表面は、帯電領域Q1y〜Q1kにおいて、再帯電される。
前記1次転写領域Q4y,Q4m,Q4c,Q4kで中間転写ベルトB上に転写された単色または多色のトナー像は、2次転写領域Q5に搬送される。
手差しトレイTR0の搬送ロールRaは、手差しトレイTR0から給紙を行う場合、トレイ本体TR0aに積載された記録シートSを送り出す。
給紙ロールRpは、給紙トレイTR1から給紙を行う場合、給紙トレイTR1に積載された記録シートSを送り出す。送り出された記録シートSは、レジロールRrに送られる。
レジロールRrは、中間転写ベルトBのトナー像が2次転写領域Q5に到達する時期に合わせて、2次転写領域Q5に向けて記録シートSを送り出す。
給紙ロールRpは、給紙トレイTR1から給紙を行う場合、給紙トレイTR1に積載された記録シートSを送り出す。送り出された記録シートSは、レジロールRrに送られる。
レジロールRrは、中間転写ベルトBのトナー像が2次転写領域Q5に到達する時期に合わせて、2次転写領域Q5に向けて記録シートSを送り出す。
2次転写領域Q5において、二次転写装置T2に印加された2次転写電圧で、中間転写ベルトBの表面のトナー像が、記録シートSに転写される。
2次転写領域Q5でトナー像が転写された後の中間転写ベルトBは、図示しないベルトクリーナにより転写残トナーや放電生成物等の残留物が除去されて清掃される。
トナー像が転写された記録シートSは、定着装置Fの定着領域Q6に搬送される。定着装置Fは、定着領域Q6を通過する未定着トナー像を、熱と圧力で記録シートSに定着させる。
2次転写領域Q5でトナー像が転写された後の中間転写ベルトBは、図示しないベルトクリーナにより転写残トナーや放電生成物等の残留物が除去されて清掃される。
トナー像が転写された記録シートSは、定着装置Fの定着領域Q6に搬送される。定着装置Fは、定着領域Q6を通過する未定着トナー像を、熱と圧力で記録シートSに定着させる。
画像が定着された記録シートSは、排出ローラRhから排出トレイTRhに排出される。
両面印刷が行われる場合、一面目に画像が記録された記録シートSの後端が、反転路SH2との分岐位置を通過すると、排出ローラRhが逆回転する。よって、記録シートSが反転路SH2に送られる。そして、反転路SH2を搬送された記録シートSは、記録シートSの表裏が反転した状態でレジロールRrに再送される。
両面印刷が行われる場合、一面目に画像が記録された記録シートSの後端が、反転路SH2との分岐位置を通過すると、排出ローラRhが逆回転する。よって、記録シートSが反転路SH2に送られる。そして、反転路SH2を搬送された記録シートSは、記録シートSの表裏が反転した状態でレジロールRrに再送される。
(手差しトレイ)
図3は実施例1のプリンタの斜視図である。
図4は図3のプリンタにおいて手差しトレイを手差し供給位置に移動させた場合の説明図である。
図5は図3のプリンタから手差しユニットを着脱する場合の説明図である。
図6は図3のプリンタから手差しユニットが取り外された場合の説明図である。
図7は実施例1の手差しユニットの斜視図であり、トレイ本体を手差し供給位置に移動させた場合の説明図である。
図3〜図7において、実施例1のプリンタUでは、積載部材の一例としての手差しトレイTR0はプリンタUに対して着脱可能な手差しユニットU2で構成されている。
図3は実施例1のプリンタの斜視図である。
図4は図3のプリンタにおいて手差しトレイを手差し供給位置に移動させた場合の説明図である。
図5は図3のプリンタから手差しユニットを着脱する場合の説明図である。
図6は図3のプリンタから手差しユニットが取り外された場合の説明図である。
図7は実施例1の手差しユニットの斜視図であり、トレイ本体を手差し供給位置に移動させた場合の説明図である。
図3〜図7において、実施例1のプリンタUでは、積載部材の一例としての手差しトレイTR0はプリンタUに対して着脱可能な手差しユニットU2で構成されている。
図7において、実施例1の第2の着脱体の一例としての手差しユニットU2は、基部の一例として、装置本体U1に支持される搬送部TR0bを有する。搬送部TR0bは、前後方向に延びるベース部1を有する。ベース部1の後部上方には、記録シートSが案内される案内部の一例であって、記録シートSが搬送される搬送面2が形成されている。搬送面2は、後方に延びる前部2aと、前部2aの後方に形成され且つ後方に進むに連れて下方に傾斜する傾斜部2bと、傾斜部2bの後方に形成され且つ後方に向かって延びる後部2cと、を有する。搬送面2には、突条部の一例として、前後方向に延びるリブ2dが左右方向、すなわち、シート幅方向に間隔を空けて複数形成されている。ここで、前記前部2aには、装置本体U1の送りロールTR0c1に対応して、従動側の分離ロールTR0c2が回転可能に支持されている。また、前部2aには、装置本体U1の上部の搬送ロールRa1に対応して、下部の搬送ロールRa2が回転可能に支持されている。さらに、後部2cには、装置本体U1の上部の搬送ロールRa1に対応して、下部の搬送ロールRa2が回転可能に支持されている。
搬送面2の前方には、媒体検出部の一例としてのシート検出部3が形成されている。シート検出部3には、記録シートSが通過可能なシート通過口4が形成されている。シート通過口4のシート幅方向中央部には、媒体接触部材の一例としての接触アーム6が回転可能に支持されている。接触アーム6は、上下方向に延びている。接触アーム6は、シート通過口4に進入した記録シートSに接触して回転する。なお、接触アーム6の上方には、接触アーム6の上端の通過を検出する図示しない電気的な検出部材が配置されており、接触アーム6が記録シートSに接触したか否かが検出される。
図8は図7の要部拡大図であり、ラッチカバーの図示を省略した説明図である。
図9は実施例1の手差しトレイのラッチ機構の説明図であり、手差しトレイが図3の位置にある場合の説明図である。
図10は実施例1の手差しトレイのラッチ機構の説明図であり、手差しトレイが図3の位置と図4の位置との間を移動する際の説明図である。
図11は実施例1の手差しトレイのラッチ機構の説明図であり、手差しトレイが図4の位置にある場合の説明図である。
図7において、シート検出部3の前方には、手差し連結部11が形成されている。手差し連結部11は、左端部に形成された左側の側壁部12を有する。左側の側壁部12は、上方に延びる板状に形成されている。
図9は実施例1の手差しトレイのラッチ機構の説明図であり、手差しトレイが図3の位置にある場合の説明図である。
図10は実施例1の手差しトレイのラッチ機構の説明図であり、手差しトレイが図3の位置と図4の位置との間を移動する際の説明図である。
図11は実施例1の手差しトレイのラッチ機構の説明図であり、手差しトレイが図4の位置にある場合の説明図である。
図7において、シート検出部3の前方には、手差し連結部11が形成されている。手差し連結部11は、左端部に形成された左側の側壁部12を有する。左側の側壁部12は、上方に延びる板状に形成されている。
図8〜図11において、左側の側壁部12の前部には、後方に向かって延び且つ後端が上方に向かう切欠き部13が形成されている。左側の側壁部12には、前記切欠き部13の上方に対応する位置に、カバー支持部14が形成されている。カバー支持部14には、左右方向に延びる回転軸14aが回転可能に支持される。また、カバー支持部14に対して後方上側には、トレイ支持部16が形成されている。トレイ支持部16には、左右方向に延びる回転軸16aが回転可能に支持される。よって、回転軸14aと回転軸16aの回転中心はずれている。トレイ支持部16の上方には、後方に突出する被位置決め部17が形成されている。被位置決め部17は、後方に進むに連れて上下方向の幅が小さくなる台形状の台座部17aと、前記台座部17aの後端に支持されて後方に突出する直方体状の突部17bと、を有する。前記符号13〜17により、実施例1の左側の側壁部12が構成される。
図7において、前記手差し連結部11は、右側に形成された右側の側壁部18を有する。右側の側壁部18は、左側の側壁部12と左右対称に構成されている点以外は、左側の側壁部12と同様に形成されている。よって、右側の側壁部18に関する詳細な説明は省略する。
手差し連結部11の下部前方には、左右方向に延びる板状の下部パネル21が支持されている。下部パネル21は、手差し連結部11におけるベース部1の左右方向の幅よりも幅広に形成されている。
手差し連結部11の下部前方には、左右方向に延びる板状の下部パネル21が支持されている。下部パネル21は、手差し連結部11におけるベース部1の左右方向の幅よりも幅広に形成されている。
図7〜図11において、各側壁部12,18には、第2の開閉部材の一例であり、積載部の一例としてのトレイ本体TR0aが支持されている。トレイ本体TR0aは、積載部本体の一例としてのトレイ部31を有する。図9〜図11において、トレイ部31は、左右の側壁部12,18におけるトレイ支持部16に、回転軸16aを介して回転可能に支持される。トレイ部31には、記録シートSが積載される積載面32が形成されている。積載面32には、シート幅方向に沿って延びる案内溝の一例としてのガイド溝32aが形成されている。積載面32には、シート幅方向に一対のシートガイド33,34が配置されている。シートガイド33,34は、ガイド溝32aに沿って移動可能に支持されている。トレイ部31の左右の側壁部には、左右方向外側に突出する停止用の軸部の一例としてのストッパ軸36,37がそれぞれ支持されている。
図7、図8において、実施例1のトレイ本体TR0aでは、延長積載部の一例としての延長トレイ部38を有する。延長トレイ部38は、トレイ部31に対して上方に配置されている。延長トレイ部38は、積載面32が延長される方向に出没可能に支持された延長積載面38aを有する。延長トレイ部38の左右両側部には、左右方向外側に突出する図示しない突部が支持されている。
実施例1のトレイ本体TR0aは、積載部の外装部材の一例としてのトレイカバー41を有する。トレイカバー41は、板状に形成されている。トレイカバー41は、左右の側壁部12,18におけるカバー支持部14に回転軸14aを介して回転可能に支持される。トレイカバー41の左右には、上下方向に延びる立壁状の収容壁42,43が支持されている。図8において、収容壁42,43の左右方向内面には、上側の案内溝42a,43aが形成されている。図9において、案内溝42a,43aの下方には、収容壁42,43を厚み方向に貫通する案内孔42b,43bが形成されている。案内孔42b,43bは、トレイ支持部16の回転軸16aから離間する方向に延びる長孔状に形成されている。
収容壁42,43の上部には、左右方向に延びる壁状の頂壁44が支持されている。図9において、頂壁44には、下方に凹んだ保持凹部44aが形成されている。保持凹部44aは左右一対形成されている。図7〜図9において、収容壁42,43と頂壁44とで囲まれた空間には、トレイ部31と、延長トレイ部38とが収容される。ここで、上側の案内溝42a,43aには、延長トレイ部38の図示しない前記突部が案内可能に支持される。また、下方の案内孔42b,43bには、トレイ部31のストッパ軸36,37が挿入される。ストッパ軸36,37は、収容壁42,43に対して左右方向外側に突出した状態で、案内孔42b,43bに案内可能に支持される。
左側の収容壁42の左側には、案内孔42bから回転軸14a側にずれた位置に対応して、係合部材の一例としてのラッチアーム46が配置されている。図9において、ラッチアーム46は、上下方向に延びる柱状に形成されている。ラッチアーム46の上端面には、軸規制部46aが形成されている。ラッチアーム46の左側の側面上部には、左方に張り出した板状の張出し部46bが支持されている。ラッチアーム46の下端46cは、左右方向に延びる回転軸を中心に収容壁42に回転可能に支持される。ラッチアーム46の上端と、トレイカバー41との間には、付勢部材の一例としての押しバネ47が配置されている。押しバネ47はラッチアーム46の上端をトレイカバー41から離れる方向に付勢する。図7において、ラッチアーム46と、押しバネ47とは、保護部材の一例としてのラッチカバー48に被覆されている。
図7において、トレイカバー41の左右両端には、左右一対の外壁部51が支持されている。左側の外壁部51において、回転軸14a側となる後側下方部には、支持部の一例としての支持スリット52が形成されている。支持スリット52は、カバー支持部14の回転軸14aを中心とする円弧状に形成されている。実施例1の支持スリット52は、外壁部51の内縁から外側に向かって延びる溝状に形成されている。すなわち、実施例1の支持スリット52は、内端に開口状の離脱部52aが形成されている。
なお、図示しない右側の外壁部も、左側の外壁部51と同様に構成されている。
なお、図示しない右側の外壁部も、左側の外壁部51と同様に構成されている。
よって、実施例1のトレイ本体TR0aでは、トレイ部31がトレイ支持部16に回転可能に支持されており、トレイカバー41がカバー支持部14に回転可能に支持されている。すなわち、トレイ本体TR0aは、搬送部TR0bに対して回転軸16a,14aを中心として移動可能に支持されている。
(フロントカバー)
図12は図3のプリンタにおいてフロントカバーを作業位置に移動させた場合の説明図である。
図13は図3のプリンタから着脱ユニットを着脱する場合の説明図である。
図14は図3のプリンタから着脱ユニットが取り外された場合の説明図である。
図15は実施例1の着脱ユニットの斜視図であり、フロントカバーを作業位置に移動させた場合の説明図である。
図16は実施例1のラッチ機構の説明図であり、手差しトレイが図15の位置にある場合の説明図である。
図12〜図16において、実施例1のプリンタUでは、第1の着脱体の一例としての着脱ユニットU3がプリンタUに対して着脱可能に構成されている。実施例1の着脱ユニットU3は、手差しユニットU2と、手差しユニットU2に支持される第1の開閉部材の一例としてのフロントカバー101とを有する。
図12は図3のプリンタにおいてフロントカバーを作業位置に移動させた場合の説明図である。
図13は図3のプリンタから着脱ユニットを着脱する場合の説明図である。
図14は図3のプリンタから着脱ユニットが取り外された場合の説明図である。
図15は実施例1の着脱ユニットの斜視図であり、フロントカバーを作業位置に移動させた場合の説明図である。
図16は実施例1のラッチ機構の説明図であり、手差しトレイが図15の位置にある場合の説明図である。
図12〜図16において、実施例1のプリンタUでは、第1の着脱体の一例としての着脱ユニットU3がプリンタUに対して着脱可能に構成されている。実施例1の着脱ユニットU3は、手差しユニットU2と、手差しユニットU2に支持される第1の開閉部材の一例としてのフロントカバー101とを有する。
図17は実施例1の着脱ユニットの斜視図であり、フロントカバーを閉塞位置に移動させた場合の斜視図である。
図18は図17からフロントカバーの図示を省略した場合の説明図である。
図19は図17の着脱ユニットにおいて手差しトレイを手差し供給位置に移動させた場合の説明図である。
図20は図19に対応する着脱ユニットを後方から見た場合の説明図である。
図17〜図20において、フロントカバー101は、装置本体U1の前面を被覆可能なカバー本体部102を有する。図19において、カバー本体部102は、前方から見た場合の形状が門状に形成されている。すなわち、カバー本体部102は、左右方向に延びる上部102aと、上部102aの左右方向両端から下方に延びる左右一対の側部102b,102cとを有する。上部102aおよび側部102b,102cとで囲まれた形状により、実施例1の開口の一例としての収容部103が形成されている。収容部103は、トレイ本体TR0aの大きさに対応して構成されている。
図18は図17からフロントカバーの図示を省略した場合の説明図である。
図19は図17の着脱ユニットにおいて手差しトレイを手差し供給位置に移動させた場合の説明図である。
図20は図19に対応する着脱ユニットを後方から見た場合の説明図である。
図17〜図20において、フロントカバー101は、装置本体U1の前面を被覆可能なカバー本体部102を有する。図19において、カバー本体部102は、前方から見た場合の形状が門状に形成されている。すなわち、カバー本体部102は、左右方向に延びる上部102aと、上部102aの左右方向両端から下方に延びる左右一対の側部102b,102cとを有する。上部102aおよび側部102b,102cとで囲まれた形状により、実施例1の開口の一例としての収容部103が形成されている。収容部103は、トレイ本体TR0aの大きさに対応して構成されている。
収容部103の上部には、収容部103の上部を閉塞する収容凹部104が形成されている。収容凹部104は、カバー本体部102の前面に対して凹んだ凹み状に形成されている。収容凹部104は、収容部103の上縁から後方に延びる側壁状の上部104aと、収容部103の左縁上部から後方に延びる側壁状の左部104bと、収容部103の右縁上部から後方に延びる側壁状の右部104cと、を有する。各部104a〜104cの後端には、板形状の内壁104dが一体形成されている。内壁104dの下部には、前後方向に貫通する着脱口106が形成されている。
図17において、収容凹部104の上部104aには、第2の開閉部材の保持部の一例としての保持アーム107が形成されている。実施例1では、内壁104dから上部104aにわたって、逆U字状に切り込みが形成されている。そして、切り込みで囲まれた部分により、弾性変形可能な前記保持アーム107が構成されている。すなわち、内端が片持ち支持された板バネ状の保持アーム107が形成されている。図9において、保持アーム107の先端部には、収容凹部104の内部に突出する突出部107aが形成されている。保持アーム107は、トレイ本体TR0aの保持凹部44aに対応して、左右一対形成されている。
図19において、内壁104dの左部には、着脱口106の左側に対応して、第2の係合部材の一例としての前方に突出する板状のラッチ解除部108が支持されている。ラッチ解除部108は、トレイ本体TR0aにおけるラッチアーム46の張出し部46bの位置に対応して配置されている。
図17において、着脱口106の左右方向外側には、被支持部の一例としてのボス111が支持されている。ボス111は、カバー本体部102に一体形成された基端部111aと、基端部111aから左右方向内側に向かって突出するボス本体部111bと、を有する。ボス本体部111bは、トレイ本体TR0aの支持スリット52に対応して形成されている。ボス本体部111bは、支持スリット52の溝幅に対応する径に形成されている。
図17において、カバー本体部102の内面上部には、引っ掛け部の一例としてのラッチ部116が左右一対設けられている。ラッチ部116は、前端部で上下方向に延びる回転軸を中心にカバー本体部102に対して回転可能に支持されている。実施例1のラッチ部116は、回転軸から後方に延びる柱状に形成されている。ラッチ部116の後端は、左右方向外側に突出した爪形状に形成されている。ラッチ部116の後端は、付勢部材の一例としてのねじりバネ117により、左右方向外側に向けて付勢される。なお、ねじりバネ117の弾性力は、保持アーム107がトレイ本体TR0aを保持する弾性力に比べて大きく設定されている。
左側のラッチ部116の左下方には、電気開閉部材の一例としてのスイッチ押し部118が支持されている。スイッチ押し部118は、カバー本体部102に対して内側に向かって延びる板状に形成されている。
スイッチ押し部118の下方には、左右一対の操作凹部119,120が形成されている。操作凹部119,120は左右方向内側に凹んでおり、作業者がフロントカバー101を開放する際に指を掛けることが可能に構成されている。
スイッチ押し部118の下方には、左右一対の操作凹部119,120が形成されている。操作凹部119,120は左右方向内側に凹んでおり、作業者がフロントカバー101を開放する際に指を掛けることが可能に構成されている。
図17〜図20において、カバー本体部102の上端には、後方に延びるカバー上部121が支持されている。カバー上部121の左後部には、装置本体U1の操作部UIの位置に対応して、長方形状に切り欠かれた切欠き部121aが形成されている。
カバー本体部102と、カバー上部121とで、実施例1のフロントカバー101が構成されている。
手差しユニットU2と、フロントカバー101とにより、実施例1の着脱ユニットU3が構成されている。
カバー本体部102と、カバー上部121とで、実施例1のフロントカバー101が構成されている。
手差しユニットU2と、フロントカバー101とにより、実施例1の着脱ユニットU3が構成されている。
(装置本体U1)
図14において、プリンタUの装置本体U1は、左側枠体201と右側枠体202とを有する。枠体201,202の上部には、排出トレイTRhが支持されている。枠体201,202の下部には、給紙トレイTR1が着脱可能に支持されている。左側枠体201と、右側枠体202と、排出トレイTRhと、給紙トレイTR1とにより形成された開口形状により、装置本体U1の内部が外部に開放される開口部204が構成されている。
図14において、プリンタUの装置本体U1は、左側枠体201と右側枠体202とを有する。枠体201,202の上部には、排出トレイTRhが支持されている。枠体201,202の下部には、給紙トレイTR1が着脱可能に支持されている。左側枠体201と、右側枠体202と、排出トレイTRhと、給紙トレイTR1とにより形成された開口形状により、装置本体U1の内部が外部に開放される開口部204が構成されている。
開口部204の上方に対応して、枠体201,202の内側側面には、左右方向外側に凹んだ引掛け部206,207が形成されている。引掛け部206,207は、フロントカバー101のラッチ部116,116が引掛け可能に形成されている。左側枠体201の前面には、フロントカバー101のスイッチ押し部118の位置に対応して、前後方向に貫通する貫通孔208が形成されている。前記貫通孔208の内部には、電気開閉器の一例として、図示しないインターロックスイッチが配置されている。インターロックスイッチは、前記貫通孔208にスイッチ押し部118が挿入された場合に押される位置に配置されている。
開口部204の上方内側に対応して、左側枠体201と右側枠体202との間には、交換部品の一例としてのトナーカートリッジTy〜Tkが着脱可能に支持されている。トナーカートリッジTy,Tm,Tc,Tkは、後方上側から前方下側に向かって階段状に順に支持されている。各トナーカートリッジTy〜Tkは、前方に引出可能に構成されている。トナーカートリッジTy〜Tkの下方には、送りロールTR0cのうち、駆動側の送りロールTR0c1が支持されている。
開口部204の下方に対応して、左側枠体201と、右側枠体202と、送りロールTR0c1と、給紙トレイTR1とで囲まれた空間により、手差しユニットU2の搬送部TR0bが装着される装着部211が構成される。図5において、装着部211は、フロントカバー101の着脱口106の後方に対応して形成されている。図14において、装着部211の前方上部には、左右一対の位置決め部212,213が形成されている。位置決め部212,213は、手差しユニットU2の被位置決め部17,17に対応して形成されている。実施例1の位置決め部212,213は、枠体201,202の内側側面に対して内側に突出し且つ被位置決め部17,17を案内可能な立ち壁状に形成されている。すなわち、図14において、実施例1の位置決め部212,213は、前側ほど上下の間隔が開き且つ台座部17aが収容可能な前部212a,213aと、前部212a,213aの後方に形成され且つ突部17bが収容可能な後部212b,213bと、を有する。装着部211の下部には、搬送部TR0bを後部に案内する左右一対の案内部214,215が形成されている。
(手差しトレイおよびフロントカバーの機能)
図21は実施例1の手差しトレイとフロントカバーの作用説明図であり、図21Aは手差しトレイとフロントカバーを閉塞位置に移動させた場合の説明図、図21Bは手差しトレイを手差し供給位置に移動させた場合の説明図、図21Cはフロントカバーを作業位置に移動させた場合の説明図である。
前記構成を備えた実施例1のプリンタUでは、第1の閉塞位置の一例であり、第2の閉塞位置の一例としての図3に示す閉塞位置において、装置本体U1の内部を開放する開口部204が、フロントカバー101と手差しユニットU2で閉塞される。このとき、フロントカバー101は、ラッチ部116,116が引掛け部206,207に引っ掛かった状態で、装置本体U1の枠体201,202に支持されている。また、手差しユニットU2は、搬送部TR0bが、フロントカバー101の着脱口106に挿入された状態で装置本体U1内部の装着部211に装着されている。さらに、搬送部TR0bに支持されたトレイ本体TR0aが、フロントカバー101の収容部103に収容されている。また、図21Aに示すように、トレイ本体TR0aの支持スリット52は、フロントカバー101のボス111に嵌って装着されている。
図21は実施例1の手差しトレイとフロントカバーの作用説明図であり、図21Aは手差しトレイとフロントカバーを閉塞位置に移動させた場合の説明図、図21Bは手差しトレイを手差し供給位置に移動させた場合の説明図、図21Cはフロントカバーを作業位置に移動させた場合の説明図である。
前記構成を備えた実施例1のプリンタUでは、第1の閉塞位置の一例であり、第2の閉塞位置の一例としての図3に示す閉塞位置において、装置本体U1の内部を開放する開口部204が、フロントカバー101と手差しユニットU2で閉塞される。このとき、フロントカバー101は、ラッチ部116,116が引掛け部206,207に引っ掛かった状態で、装置本体U1の枠体201,202に支持されている。また、手差しユニットU2は、搬送部TR0bが、フロントカバー101の着脱口106に挿入された状態で装置本体U1内部の装着部211に装着されている。さらに、搬送部TR0bに支持されたトレイ本体TR0aが、フロントカバー101の収容部103に収容されている。また、図21Aに示すように、トレイ本体TR0aの支持スリット52は、フロントカバー101のボス111に嵌って装着されている。
図9において、収容部103に収容されたトレイ本体TR0aでは、トレイ本体TR0a上部の保持凹部44a,44aに、保持アーム107,107の保持突起107a,107aが進入して引っ掛かっている。これにより、トレイ本体TR0aは、フロントカバー101に形成された収容部103を閉塞する第2の閉塞位置の一例としての手差し閉塞位置に保持される。このとき、フロントカバー101のラッチ解除部108が、ラッチアーム46の張出し部46bを押した状態で保持する。すなわち、手差し閉塞位置では、押しバネ47が弾性圧縮された状態で保持される。そして、ラッチアーム46は、軸規制部46aが案内孔42bから待避した図9に示す待避位置に保持される。
図3、図4において、記録シートSを手差しで供給する場合、作業者が手動で、トレイ本体TR0aを前方に開放する。このとき、フロントカバー101も保持アーム107,107を介して前方に開放されようとする。しかしながら、実施例1の保持アーム107,107の付勢力は、ラッチ部116,116の付勢力よりも小さく設定されている。よって、トレイ本体TR0aが前方に引かれた場合には、ラッチ部116,116が引掛け部206,207から外れる前に、保持アーム107,107が弾性変形して保持凹部44a,44aから外れる。すなわち、フロントカバー101が枠体201,202に保持された状態で、トレイ本体TR0aがフロントカバー101の収容部103から前方に離脱する。
図9〜図11において、トレイ本体TR0aが手差し供給位置に回転する場合、トレイカバー41は回転軸14aを中心に回転する。また、内側のトレイ部31は、回転軸14aよりも上方の回転軸16aを中心に回転する。すなわち、実施例1のトレイ本体TR0aでは、トレイ部31とトレイカバー41との回転中心がずれており、トレイ部31は、トレイカバー41の内側面に沿って移動しながら開放される。このとき、トレイ部31のストッパ軸36,37は、トレイカバー41の案内孔42b,43bに沿って回転軸16a側に移動する。
ここで、トレイ本体TR0aが収容部103から離脱する際に、ラッチアーム46はラッチ解除部108から離間する。よって、ラッチ解除部108に押されていた押しバネ47は弾性復元して、ラッチアーム46が図10、図11に示す規制位置に移動する。したがって、図9〜図11において、トレイ本体TR0aが開放される際に、左側のストッパ軸36が案内孔42bに沿って回転軸16a側に移動する場合に、図11に示すように、ストッパ軸36はラッチアーム46の軸規制部46aに接触する。よって、トレイ部31の回転が規制されると共に、トレイカバー41の回転が規制される。したがって、トレイ本体TR0aは、搬送部TR0bに対して予め設定された傾斜角度に保持される。すなわち、トレイ本体TR0aが、第2の開放位置の一例としての、図4、図11などに示す手差し供給位置に保持される。手差し供給位置に保持されたトレイ本体TR0aに記録シートSが積載されると、トレイ本体TR0aから装置本体U1に記録シートSが、いわゆる手差しで供給可能となる。
手差しで供給された記録シートSが搬送部TR0bなどに詰まった場合や、各部品の経年劣化や故障に応じて、手差しユニットU2の保守、点検を行う場合、作業者は手動で、手差しユニットU2を取り外すことが可能となる。実施例1では、手差し供給位置に保持されたトレイ本体TR0aを前方に引き出すことで、手差しユニットU2を取り外す作業が行われる。すなわち、トレイ本体TR0aを前方に引き出すと、装着部211に装着されていた搬送部TR0bが、案内部214,215に沿って引き出され、図5に示すように、着脱口106から外部に引き出される。したがって、搬送部TR0bの搬送部材TR0c,Ra,Raのニップが解除される。また、着脱口106を介して装着部211が外部に開放される。よって、装着部211などに詰まった記録シートSなどが外部から除去可能になっている。また、手差しユニットU2の各部品の保守点検が行い易くなっている。
なお、手差しユニットU2では、トレイカバー41が手差し供給位置に移動すると、支持スリット52の離脱部52aがボス111の位置に移動する。トレイ本体TR0aが前方に引き出されると、ボス111が、離脱部52aを通過して支持スリット52から離脱する。すなわち、トレイ本体TR0aが、フロントカバー101から離間する。このとき、フロントカバー101は、ラッチ部116,116が引掛け部206,207に引っ掛かった状態で、図6に示すように、枠体201,202に保持される。
図5、図4において、装置本体U1に手差しユニットU2を装着する場合には、搬送部TR0bを、フロントカバー101の着脱口106に挿入する。そして、トレイ本体TR0aを装置本体U1の内側に向けて押すと、案内部214,215に沿って搬送部TR0bが挿入される。そして、被位置決め部17,17が、位置決め部212,213に挿入されて位置決めされると、装着部211に搬送部TR0bが装着される。また、着脱口106が搬送部TR0bで閉塞される。さらに、離脱部52aを通過して、ボス111が、支持スリット52に進入して支持される。そして、トレイ本体TR0aを回転させて収納部103を閉塞すると、保持アーム107,107が保持凹部44a,44aに引っかかる。よって、トレイ本体TR0aが、図3に示す手差し閉塞位置に保持される。
図3、図12において、トナーカートリッジTy〜Tkを交換する場合や、装置本体U1の保守点検を行う場合には、作業者がフロントカバー101を前方に開放する。すなわち、作業者が、例えば、フロントカバー101の操作凹部119,120を把持して、ラッチ部116,116が引掛け部206,207に引っ掛かる力よりも強い力で、フロントカバー101を前方に引くと、ラッチ部116,116が引掛け部206,207から外れる。
ここで、フロントカバー101では、手差しユニットU2のトレイカバー41が保持アーム107,107で保持された状態で、収容部103にトレイ本体TR0aが収容されている。また、図21Aにおいて、フロントカバー101のボス111は、トレイカバー41の支持スリット52に嵌った状態で支持されている。すなわち、フロントカバー101は、トレイカバー41と一体的に移動可能な状態になっている。よって、フロントカバー101が前方に引かれた場合には、フロントカバー101は、トレイカバー41の回転軸14aを中心に回転して、トレイ本体TR0aと共に開放される。
よって、フロントカバー101が開放される場合にも、トレイ本体TR0aでは、ストッパ軸36,37が案内孔42b,43bに沿って移動する。ここで、フロントカバー101が開放される場合には、トレイ本体TR0aが収容部103に収納されている。よって、ラッチ解除部108がラッチアーム46を待避位置に保持している。したがって、図9〜図11、図16において、ストッパ軸36,37が案内孔42b,43bを移動する場合に、ストッパ軸36,37は、ラッチアーム46で移動が規制されない。よって、フロントカバー101が開放される場合には、図16に示すように、ストッパ軸36,37は、案内孔42b,43bの端部42b1,43b1に接触する。
このとき、図12、図16に示すように、トレイ部31とトレイカバー41とは、略水平方向に沿った状態で停止する。したがって、トレイ本体TR0aおよびフロントカバー101が、第1の開放位置の一例であり、開放位置の一例としての、図12、図16などに示す装置本体U1の前面内部を開放する作業位置に保持される。よって、作業者は、装置本体U1の上方や前方から、トナーカートリッジTy〜Tkを交換可能になっている。なお、フロントカバー101が開放される場合には、スイッチ押し部118が貫通孔208から抜ける。よって、インターロックスイッチが作動し、装置本体U1の動作が停止する。
図3、図12において、実施例1のプリンタUでは、装置本体U1の下方から、トナーカートリッジTy〜Tkを交換する場合や、装置本体U1の内部を外部に開放する場合には、作業者は手動で、フロントカバー101を有する着脱ユニットU3を取り外すことが可能である。実施例1では、作業位置に保持されたフロントカバー101を前方に引き出すことで、着脱ユニットU3を取り外す作業が行われる。すなわち、図13、図14において、フロントカバー101を前方に引き出すと、ボス111等を介して手差しユニットU2の部分が装置本体U1から前方に引き出される。すなわち、手差しユニットU2の部分は、手差しユニットU2単体の場合と同様にして、装置本体U1から取り外される。よって、装置本体U1内部の作業等が可能になっている。
図15〜図12、図3において、装置本体U1に着脱ユニットU3を装着する場合には、搬送部TR0bを装着部211に挿入して、フロントカバー101を装置本体U1に向けて押す。これにより、案内部214,215に沿って搬送部TR0bが移動して、被位置決め部17,17が、位置決め部212,213に挿入されて位置決めされる。すなわち、搬送部TR0bが装着部211に装着される。そして、フロントカバー101をトレイ本体TR0aと共に回転させて装置本体U1の前面を閉塞すると、ラッチ部116,116が引掛け部206,207に引っかかる。すなわち、フロントカバー101およびトレイ本体TR0aが図3に示す閉塞位置に保持される。
ここで、特許文献1〜3に記載の従来の構成では、トナーカートリッジが着脱される開口部を開閉する開閉部材の下端が、開口部下端に回転可能に支持される。すなわち、開閉部材は装置本体に離脱不能に支持されていた。そして、開閉部材が開放された場合には、開口部下端から外側に延びた状態で開放される。したがって、作業者は、開口部よりも上方や前方からは、開口部の内部に手を進入させ易いが、開口部よりも下方からは、開放された開閉部材が邪魔して手を進入させ難い。つまり、従来の構成では、プリンタの下方から装置本体の内部に手を伸ばして作業するのは困難であった。よって、従来の構成では、車椅子に乗った作業者や身長が低い作業者などにとっては、トナーカートリッジの交換や、プリンタ内部の保守、点検が困難な場合があった。
これに対して、実施例1のプリンタUでは、フロントカバー101を取り外すことが可能である。すなわち、図12〜図14において、作業位置に移動したフロントカバー101を前方に引き出すと、フロントカバー101を有する着脱ユニットU3が装置本体U1から取り外される。したがって、図14において、開口部204全体が開放され、開口部204よりも下方から、開口部204の内部に手を伸ばすことが可能になっている。
よって、開口部204よりも下方から手を伸ばして、トナーカートリッジTy〜Tkを前方に引き出して取り出したり、また、新しいトナーカートリッジTy〜Tkを挿入して装着することが可能である。したがって、実施例1では、作業者の状況に応じて、フロントカバー101を作業位置に開放して作業したり、さらに、着脱ユニットU3を取り外して作業することが可能である。したがって、車椅子に乗った作業者や、身長が低い作業者など、作業者の状況に関わらず、トナーカートリッジの交換作業や、装置本体U1内部の保守、点検が容易になっている。
特に、実施例1のフロントカバー101は、装置本体U1に対して着脱可能に構成された手差しユニットU2に支持させることで、フロントカバー101を取り外し可能としている。すなわち、実施例1では、フロントカバー101が着脱ユニットU3として、手差しユニットU2と一体的に着脱可能であり、フロントカバー101の着脱機構は、手差ユニットU2の着脱機構と共通化されている。したがって、実施例1では、フロントカバー101と手差ユニットU2の両方の着脱機構を設ける場合に比べて、プリンタUの構成が簡素化され易くなっている。
また、従来の構成では、装置本体の内部を開放する開閉部材が装置本体に直接支持されていた。すなわち、開閉部材と、装置本体との間には、開閉部材を回転させるための軸や軸の支持部などで構成された開閉機構が設けられていた。ここで、特に搬送時には、装置本体が障害物に接触したり落下したりする場合があり、装置本体が衝撃を受ける場合がある。そして、衝撃を受けた場合には、装置本体の開閉機構が歪んで、開閉部材が開閉し難くなる恐れがある。よって、従来は、開閉機構を強固にするために、開閉部材や装置本体の強度を確保するのが一般的であり、装置全体が高費用化し易かった。その上、カートリッジ交換用の開閉部材と、手差しトレイとがある場合には開閉機構の設置数が多くなる。よって、さらに高費用化し易くなる。また、開閉機構の設置数が多くなると、構成が複雑になり易い上に、軸同士の位置関係や複数の回転スペースを確保する必要などから、設計上の制約も多くなり易かった。
これに対して、実施例1の着脱ユニットU3では、装置本体U1の内部を開放するフロントカバー101が、手差しユニットU2のトレイ本体TR0aに支持されている。すなわち、フロントカバー101は、ボス111が、トレイカバー41の支持スリット52に支持され、且つ、トレイカバー41が保持アーム107,107で収容部103に保持されることで、トレイ本体TR0aに支持されている。そして、フロントカバー101は、手差しユニットU2のトレイ本体TR0aの回転軸14aを回転中心として開閉される。つまり、実施例1では、フロントカバー101の開閉機構が、手差しユニットU2の開閉機構と共通化されている。
よって、実施例1では、フロントカバー101が、手差しユニットU2の開閉機構を利用して開閉されている。ここで、手差しユニットU2の開閉機構は従来から強度が確保されている。したがって、実施例1では、フロントカバー101の開閉機構のために、強度を確保する必要がなくなっている。よって、実施例1では、装置全体が高費用化することが抑制されている。また、実施例1では、開閉機構の設置数が抑制されており、全体構成が簡素化されている。さらに、軸同士の位置関係や複数の回転スペースを確保する必要などが少なくなっており、設計上の制約も多くなり難い。
さらに、従来の構成では、開閉カバーと手差しユニットを有する場合に、手差しユニットと装置本体との間には、製造誤差や組立誤差が存在する。また、開閉カバーと装置本体との間にも、製造誤差や組立誤差が存在する。よって、手差しユニットのカバーと開閉カバーとの間の位置精度を確保するには、手差しユニットと装置本体との位置精度を確保すると共に、開閉カバーと装置本体の位置精度を確保する必要がある。つまり、従来の構成では、位置精度を確保する部分が複数生じ、誤差が累積し易かった。そして、誤差が累積すると、開閉カバーと手差しユニットのカバー外面とが面一とならず、段差が発生する場合があった。すなわち、外観上の位置ずれが発生する場合があった。これに対して、実施例1では、フロントカバー101が手差しユニットU2に位置決めされている。よって、実施例1では、従来に比べて累積誤差が少なく、フロントカバー101と手差しユニットU2との外観上の位置ずれが抑制されている。すなわち、実施例1では、従来に比べて、フロントカバー101と手差しユニットU2との外観整合性が向上している。
(変更例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01)〜(H04)を下記に例示する。
(H01)前記実施例において、画像形成装置としてのプリンタUを例示したが、これに限定されず、FAXや複写機あるいはこれらすべてまたは複数の機能を備えた複合機とすることも可能である。また、カラーの画像形成装置に限定されず、モノクロの画像形成装置により構成することも可能である。
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01)〜(H04)を下記に例示する。
(H01)前記実施例において、画像形成装置としてのプリンタUを例示したが、これに限定されず、FAXや複写機あるいはこれらすべてまたは複数の機能を備えた複合機とすることも可能である。また、カラーの画像形成装置に限定されず、モノクロの画像形成装置により構成することも可能である。
(H02)前記実施例において、第1の開閉部材の一例としてのフロントカバー101が、第2の開閉部材の一例としてのトレイ本体TR0aに回転可能に支持される構成を例示したが、これに限定されない。例えば、装置本体U1に記録シートSを供給する給紙トレイTR1に適用することが可能である。また、画像が記録された記録シートSを画像記録領域に再送するための搬送路としての反転ユニットに適用することも可能である。
(H03)前記実施例において、開閉部材の一例としてのフロントカバー101としては、トナーカートリッジTy〜Tkなどの部品交換用の構成を例示したが、紙詰まりを除去するための搬送路開放用の開閉部材に適用することも可能である。
(H04)前記実施例において、第2の開閉部材の一例としてのトレイ本体TR0aは、手差しユニットU2として、装置本体U1に対して着脱可能な構成を例示したが、これに限定されない。トレイ本体TR0aが着脱不能に構成され、装置本体U1に回転可能に支持された構成も可能である。
(H03)前記実施例において、開閉部材の一例としてのフロントカバー101としては、トナーカートリッジTy〜Tkなどの部品交換用の構成を例示したが、紙詰まりを除去するための搬送路開放用の開閉部材に適用することも可能である。
(H04)前記実施例において、第2の開閉部材の一例としてのトレイ本体TR0aは、手差しユニットU2として、装置本体U1に対して着脱可能な構成を例示したが、これに限定されない。トレイ本体TR0aが着脱不能に構成され、装置本体U1に回転可能に支持された構成も可能である。
2…案内部、
14a,16a…回転軸、
52…支持部、
101…開閉部材、
111…被支持部、
S…媒体、
TR0…積載部材、
TR0a…積載部、
TR0b…基部、
U…画像形成装置、
U1…画像形成装置の本体、
U2…手差しユニット。
14a,16a…回転軸、
52…支持部、
101…開閉部材、
111…被支持部、
S…媒体、
TR0…積載部材、
TR0a…積載部、
TR0b…基部、
U…画像形成装置、
U1…画像形成装置の本体、
U2…手差しユニット。
Claims (4)
- 画像形成装置の本体に支持される基部と、前記基部に対して回転軸を中心として移動可能に支持され且つ媒体が積載可能な積載部と、前記積載部に設けられた支持部と、を有する積載部材と、
前記支持部に支持される被支持部を有し、前記画像形成装置の本体の内部を開放する開放位置と、前記画像形成装置の本体の内部を閉塞する閉塞位置と、の間で、前記積載部の回転軸を中心として移動可能な開閉部材と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 媒体が案内される案内部を有する前記基部を有し、前記画像形成装置の本体に着脱可能に装着された手差しユニットにより構成された前記積載部材、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 突起状の前記被支持部と、
前記被支持部を支持する溝状の前記支持部と、
を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。 - 前記被支持部に対して、係合、離脱可能な前記支持部と、
前記開閉部材が前記閉塞位置にある場合に、前記支持部が前記被支持部に対して、係合、離脱して、前記画像形成装置の本体から着脱可能に装着された前記積載部材と、
を備えたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016128057A JP2018004769A (ja) | 2016-06-28 | 2016-06-28 | 画像形成装置 |
US15/344,694 US10241464B2 (en) | 2016-06-28 | 2016-11-07 | Image forming apparatus having two opening and closing portions |
CN201611138918.8A CN107544230B (zh) | 2016-06-28 | 2016-12-12 | 图像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016128057A JP2018004769A (ja) | 2016-06-28 | 2016-06-28 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018004769A true JP2018004769A (ja) | 2018-01-11 |
Family
ID=60944929
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016128057A Pending JP2018004769A (ja) | 2016-06-28 | 2016-06-28 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2018004769A (ja) |
-
2016
- 2016-06-28 JP JP2016128057A patent/JP2018004769A/ja active Pending
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