JP5428978B2 - 半導体光変調装置 - Google Patents

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Description

本発明は、金属ステム上に実装された温度制御モジュール上に半導体光変調素子を配置した半導体光変調装置に関し、特に周波数応答特性の劣化を防止できる半導体光変調装置に関する。
TO−CAN(Top Open Can)構造の半導体光変調装置において、半導体光変調素子の温度を制御する温度制御モジュールを金属ステム上に実装する場合がある。特に、温度変化に対して特性が大きく変動するEAM−LD(Electroabsorption Modulator Laser Diode)を半導体光変調素子として用いた場合、温度制御モジュールによりEAM−LDの温度を一定に保つ必要がある。
なお、レーザダイオードの後面光を受光するフォトダイオードをレーザダイオードとは別の板状体に搭載することで、レーザダイオードの温度を制御する温度制御モジュールの消費電力を低減させる技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−85366号公報
温度制御モジュールにより半導体光変調素子を温度制御するには、金属ステム上に実装された温度制御モジュール上に半導体光変調素子を配置する必要がある。従来は、金属ステムを貫通するリードピンと半導体光変調素子とを接続するために、温度制御モジュールの厚みに対応した分だけリードピンを伸ばすか、リードピンと半導体光変調素子とを接続するボンディングワイヤを伸ばしていた。この結果、リードピンと半導体光変調素子との間のインダクタンスが増大し、10Gbps以上の信号を伝送すると、損失が大きくなり、周波数応答特性が劣化するという問題があった。
また、半導体光変調素子の寄生容量や寄生抵抗及びボンディングワイヤのインダクタンスなどによって、高周波になるに従って半導体光変調素子では整合が取れなくなる。そして、リードピンが金属ステムを貫通する貫通部では、ガラス径とリード径の制約により線路インピーダンスが20Ω〜30Ω程度になり、一般的な整合抵抗50Ωとは整合が取れない。このため、リードピンから入力された電気信号の高周波成分は、半導体光変調素子で一部が反射してリードピン側に戻り、さらに貫通部で一部が反射して反射波として再び半導体光変調素子に戻ってくる。この際に、進行波の位相と反射波の位相が180度回っていると、利得を打ち消してしまい、周波数応答特性が劣化するという問題があった。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、金属ステム上に実装された温度制御モジュール上に半導体光変調素子を配置した場合においても、周波数応答特性の劣化を防止できる半導体光変調装置を得るものである。
本発明は、金属ステムと、前記金属ステムを貫通するリードピンと、前記金属ステム上に実装された第1の支持ブロックと、前記金属ステム上に実装された温度制御モジュールと、前記温度制御モジュール上に実装された第2の支持ブロックと、前記第1の支持ブロックの側面に実装された第1の誘電体基板と、前記第1の誘電体基板上に形成され、一端が前記リードピンに接続された第1の信号線路と、前記第2の支持ブロックの側面に実装された第2の誘電体基板と、前記第2の誘電体基板上に形成された第2の信号線路と、前記第2の誘電体基板上に実装された半導体光変調素子と、前記第1の信号線路の他端と前記第2の信号線路の一端とを接続する第1のボンディングワイヤと、前記第2の信号線路の他端と前記半導体光変調素子とを接続する第2のボンディングワイヤと、前記第1及び第2の信号線路の少なくとも一方と接地点との間に接続された容量とを備え、前記リードピンから入力された進行波の一部が前記半導体光変調素子で反射されて前記リードピン側に戻り、さらに前記リードピンが前記金属ステムを貫通する部分で反射されて反射波として前記半導体光変調素子に戻り、前記進行波の位相と前記反射波の位相とが180度ずれるような周波数において、前記半導体光変調素子でのインピーダンス整合を行うように、前記容量の値が設定されていることを特徴とする半導体光変調装置である。
本発明により、金属ステム上に実装された温度制御モジュール上に半導体光変調素子を配置した場合においても、周波数応答特性の劣化を防止できる。
実施の形態1に係る半導体光変調装置を示す斜視図である。 実施の形態1に係る第1及び第2の誘電体基板を示す上面図である。 実施の形態1に係る半導体光変調装置の周波数応答特性を示す図である。 比較例に係る半導体光変調装置の周波数応答特性を示す図である。 実施の形態1の変形例1に係る第1及び第2の誘電体基板を示す上面図である。 実施の形態1の変形例2に係る第1及び第2の誘電体基板を示す上面図である。 実施の形態2に係る半導体光変調装置を示す斜視図である。 実施の形態2の変形例に係るフレキシブル基板及び誘電体基板を示す上面図である。 実施の形態3に係る半導体光変調装置を示す斜視図である。 実施の形態4に係る半導体光変調装置を示す斜視図である。 実施の形態5に係る第2の誘電体基板を示す斜視図である。 実施の形態5に係る第2の誘電体基板を示す回路図である。 実施の形態6に係る半導体光変調装置を示す斜視図である。 実施の形態6に係る第1の誘電体基板及び金属ステムを示す上断面図である。 実施の形態6に係る第1の誘電体基板及び金属ステムを示す側断面図である。 比較例に係る第1の支持ブロック及び金属ステムを示す側断面図である。 実施の形態7に係る半導体光変調装置を示す斜視図である。
本発明の実施の形態に係る半導体光変調装置について図面を参照して説明する。同じ構成要素には同じ符号を付し、説明の繰り返しを省略する場合がある。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る半導体光変調装置を示す斜視図である。金属ステム1をリードピン2が貫通している。リードピン2はガラス材3を介して金属ステム1に固定されている。金属ステム1及びリードピン2は、例えば銅、鉄、アルミニウム又はステンレスなどの金属からなり、金メッキやニッケルメッキなどを表面に施してもよい。
金属ステム1上に支持ブロック4及び温度制御モジュール5が実装されている。温度制御モジュール5にはペルチェ素子5aが設けられ、ペルチェ素子5aは放熱面5bと冷却面5cとの間に挟まれている。温度制御モジュール5の冷却面5c上に支持ブロック6が実装されている。支持ブロック4の側面に誘電体基板7が実装されている。支持ブロック6の側面に誘電体基板8が実装されている。
支持ブロック4,6は、例えば銅、鉄、アルミニウム又はステンレスなどの金属からなる。ただし、支持ブロック4,6は、セラミックや樹脂などの絶縁体に金属が被覆された構造でもよい。誘電体基板7,8は、例えばアルミナなどのセラミックやエポキシなどの樹脂からなる。なお、支持ブロック4は、リードピン2の近傍に配置することが好ましい。支持ブロック6は、誘電体基板7の近傍に配置することが好ましい。
誘電体基板7上に信号線路9が形成されている。誘電体基板7上に、信号線路9との間隔を一定に保った状態で接地導体10が形成されている。信号線路9と接地導体10がコプレナ線路を構成している。接地導体10は、誘電体基板7に形成されたビア(不図示)を介して支持ブロック4に接続されている。
誘電体基板8上に信号線路11及び整合抵抗12が形成されている。誘電体基板8上に、信号線路11との間隔を一定に保った状態で接地導体13が形成されている。信号線路11と接地導体13がコプレナ線路を構成している。接地導体13は誘電体基板8の側面にも形成されている。
誘電体基板8上に半導体光変調素子14が実装されている。半導体光変調素子14は、例えばInGaAsP系量子井戸吸収層を用いた電界吸収型光変調器と分布帰還型レーザダイオードとをモノリシックに集積した変調器集積型レーザ(EAM−LD)や、半導体MZ(Mach-Zehnder)光変調器などである。
信号線路9の一端とリードピン2はボンディングワイヤ15により接続されている。信号線路9の他端と信号線路11の一端はボンディングワイヤ16により接続されている。接地導体10と接地導体13はボンディングワイヤ16´により接続されている。信号線路11の他端と半導体光変調素子14の信号端子はボンディングワイヤ17により接続されている。半導体光変調素子14と整合抵抗12の一端はボンディングワイヤ18により接続されている。整合抵抗12の他端と支持ブロック6はボンディングワイヤ19により接続されている。
図2は、実施の形態1に係る第1及び第2の誘電体基板7,8を示す上面図である。信号線路11の幅を拡げることで容量20が構成されている。この容量20は信号線路11と接地点との間に接続されている。なお、信号線路9の幅を拡げて容量20を構成してもよく、信号線路9,11の両方に容量20を設けてもよい。
この容量20の容量値Cは以下のように表せる。
C=ε0×εr×S/d
ここで、ε0は誘電率、εrは誘電体基板8の比誘電率、Sは容量20の面積、dは誘電体基板8の厚みである。誘電体基板8の表面はコプレナ線路になっているため、表裏間の容量に加えて表面内の容量も容量値Cに加わる。
これにより、安価に容量20を付加することができる。また、容量20の容量値を調整することで、任意の周波数における半導体光変調素子14でのインピーダンス整合を行うことができる。
次に、実施の形態1に係る半導体光変調装置の動作について説明する。半導体光変調素子14の寄生容量成分や寄生抵抗成分及びボンディングワイヤ17の寄生インダクタンス成分が存在するため、高周波になるに従って半導体光変調素子14でのインピーダンス整合が行えなくなる。
一方、気密性や信頼性の観点からリードピン2の径はφ0.3〜0.4、ガラス材3の径はφ0.7〜0.8程度、ガラス材3の比誘電率εrは5.5〜6.5程度である。従って、リードピン2が金属ステム1を貫通する部分(以下、貫通部分と呼ぶ)のインピーダンスは20〜30Ωとなる。一般的に整合抵抗は電圧振幅を効率的に確保するために50Ω程度に合わせるため、貫通部分でもインピーダンス整合が行えなくなる。
このため、リードピン2から入力された電気信号の高周波成分(進行波)の一部が半導体光変調素子14で反射されてリードピン2側に戻り、さらに貫通部分で反射されて反射波として半導体光変調素子14に戻ってくる。
進行波Y0は、振幅を規格化すると以下のように表せる。
Y0=sin(ωt)
ここで、ωは角振動数、tは時間である。
反射波Y1は以下のように表せる。
Y1=ρ1×ρ2×Sin(ωt−φ)
ここで、ρ1は半導体光変調素子14での反射率、ρ2は貫通部分での反射率、φは反射波の位相である。
進行波Y0と反射波Y1とを合成した合成波Y2は以下のように表せる。
Y2=Y0+Y1=sin(ωt)+ρ1×ρ2×sin(ωt−φ)=A×sin(ωt+θ)
ここで、合成波Y2の振幅A及び位相θは以下のように表せる。
A=[{1+ρ1×ρ2×cos(φ)}+{ρ1×ρ2×sin(φ)}1/2
tanθ=−{ρ1×ρ2×sin(φ)}/{1+ρ1×ρ2×cos(φ)}
反射波Y1の位相φは以下のように表せる。
φ=2L×(f/c´)×2π
ここで、Lは半導体光変調素子14から貫通部分までの実効的な電気長、fは周波数、c´は伝送路中の信号速度である。
上記の式から、合成波Y2の振幅Aは反射率ρ1,ρ2と、半導体光変調素子14から貫通部分までの実効的な電気長Lに大きく依存し、周波数依存性を持つことが分かる。合成波Y2の振幅Aが反射波Y1の影響で最も小さくなるのは、φが180度の場合である。
そこで、本実施の形態では容量20を設けている。そして、進行波の位相と反射波の位相とが180度ずれるような周波数(φ=180度)において、半導体光変調素子14でのインピーダンス整合を行うように、容量20の値を設定している。これにより、当該周波数において、半導体光変調素子14での反射率ρ1を低減することができる。
本実施の形態の効果について比較例と比較しながら説明する。図3は、実施の形態1に係る半導体光変調装置の周波数応答特性を示す図である。図4は、比較例に係る半導体光変調装置の周波数応答特性を示す図である。ここで、実施の形態1では、14GHz付近において半導体光変調素子14でのインピーダンス整合を行うように、容量20の値が設定されている。一方、比較例は、実施の形態1の構成から容量20を省略したものである。このシミュレーション結果から、実施の形態1では、比較例に比べて周波数応答特性の劣化を防止できることが分かる。
よって、実施の形態1により、金属ステム1上に実装された温度制御モジュール5上に半導体光変調素子14を配置した場合においても、多重反射による影響が低減され、周波数応答特性の劣化を防止できる。
図5は、実施の形態1の変形例1に係る第1及び第2の誘電体基板7,8を示す上面図である。この変形例1では、実施の形態1の容量20の代わりに、接地導体13上に形成された誘電体膜21により容量が構成されている。この容量の値は、実施の形態1の容量20と同様に設定されている。これにより、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
また、誘電体膜21はSiOなどからなり、その厚みは0.3μm程度である。SiOの比誘電率εrは4.0〜4.5程度なので、上記の容量Cの式を参照すると、30μm□程度の面積で0.1pF程度の容量を得ることができる。従って、小さなスペースで所望の容量を得ることができる。なお、誘電体膜21を信号線路9,11又は接地導体10上に形成してもよい。
図6は、実施の形態1の変形例2に係る第1及び第2の誘電体基板7,8を示す上面図である。この変形例2では、実施の形態1の容量20の代わりに、接地導体13上に汎用のチップコンデンサ22を形成している。チップコンデンサ22の上面と信号線路11とがボンディングワイヤ23により接続されている。このチップコンデンサ22の容量値は、実施の形態1の容量20と同様に設定されている。これにより、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
また、例えば素子のばらつきなどで寄生容量や寄生インダクタンスが変わり、実施の形態1の構成では付加すべき容量値が不足する場合は、変形例2のようにチップコンデンサ22を用いることで所望の容量を得ることができる。なお、チップコンデンサ22を信号線路9,11又は接地導体10上に形成してもよい。
実施の形態2.
図7は、実施の形態2に係る半導体光変調装置を示す斜視図である。実施の形態2では、実施の形態1の支持ブロック4及び誘電体基板7の代わりに、フレキシブル基板24(Flexible Printed Circuit)が設けられている。
フレキシブル基板24上に信号線路25が形成され、フレキシブル基板24の裏面に接地導体26が形成されている。フレキシブル基板24を折り曲げることで、信号線路25の一端とリードピン2とが接続され、接地導体26の一端と金属ステム1とが接続され、接地導体26の他端と支持ブロック6とが接続されている。信号線路25の他端と信号線路11の一端とはボンディングワイヤ27により接続されている。
これにより、実施の形態1の支持ブロック4を省略することができる。また、フレキシブル基板24の誘電体媒質は一般にポリイミドからなり、その比誘電率εrは3.0〜4.0である。伝送媒体中の速度C’は1/(εr)0.5に比例するため、セラミック製の誘電体基板7の代わりにフレキシブル基板24を用いることで、実効的な電気長を短縮することができる。この結果として、反射波の位相が進行波の位相と180度ずれるような周波数が、電気信号の周波数帯域よりも高くなるので、電気信号への多重反射の影響が低減される。
図8は、実施の形態2の変形例に係るフレキシブル基板24及び誘電体基板8を示す上面図である。信号線路25の幅を拡げることで容量28が構成されている。この容量28は信号線路25と接地点との間に接続されている。そして、進行波の位相と反射波の位相とが180度ずれるような周波数において、半導体光変調素子14でのインピーダンス整合を行うように、容量28の値が設定されている。
これにより、実施の形態1と同様に、金属ステム1上に実装された温度制御モジュール5上に半導体光変調素子14を配置した場合においても、多重反射による影響が低減され、周波数応答特性の劣化を防止できる。また、フレキシブル基板24の厚さは10μm〜30μm程度で非常に薄いため、比誘電率が低くても表裏面で容易に容量値を拡大できる。なお、信号線路11の幅を拡げて容量28を構成してもよく、信号線路11,25の両方に容量28を設けてもよい。
実施の形態3.
図9は、実施の形態3に係る半導体光変調装置を示す斜視図である。実施の形態3では、実施の形態1と異なり、金属ステム1に凹部29が設けられ、この金属ステム1の凹部29に温度制御モジュール5が実装されている。実施の形態1の誘電体基板7が無く、リードピン2と信号線路9の一端がボンディングワイヤ30により直接に接続されている。
これにより、リードピン2から半導体光変調素子14までの電気長を短縮することができる。この結果として、反射波の位相が進行波の位相と180度ずれるような周波数が、電気信号の周波数帯域よりも高くなるので、電気信号への多重反射の影響が低減される。また、実施の形態1の誘電体基板7を省略することができる。
実施の形態4.
図10は、実施の形態4に係る半導体光変調装置を示す斜視図である。実施の形態4では、実施の形態3と同様に金属ステム1の凹部29に温度制御モジュール5が実装されている。実施の形態3と異なり、フレキシブル基板24が設けられている。
フレキシブル基板24上に信号線路25が形成され、フレキシブル基板24の裏面に接地導体26が形成されている。フレキシブル基板24を折り曲げることで、信号線路25の一端とリードピン2とが接続され、接地導体26の一端と金属ステム1とが接続され、接地導体26の他端と支持ブロック6とが接続されている。信号線路25の他端と信号線路11の一端とはボンディングワイヤ27により接続されている。
これにより、実施の形態2及び3と同様に、リードピン2から半導体光変調素子14までの電気長を短縮することができる。この結果として、反射波の位相が進行波の位相と180度ずれるような周波数が、電気信号の周波数帯域よりも高くなるので、電気信号への多重反射の影響が低減される。
また、図8と同様に信号線路25の幅を拡げることで容量28を構成し、容量28の値を同様に設定してもよい。これにより、実施の形態1と同様に、金属ステム1上に実装された温度制御モジュール5上に半導体光変調素子14を配置した場合においても、多重反射による影響が低減され、周波数応答特性の劣化を防止できる。
実施の形態5.
図11は、実施の形態5に係る第2の誘電体基板8を示す斜視図である。図12は、実施の形態5に係る第2の誘電体基板8を示す回路図である。実施の形態5は、実施の形態1の容量20の代わりに容量31が設けられている。
容量31は、半導体光変調素子14に接続された2本のボンディングワイヤ17,18に並列に接続されている。容量31は、信号線路11の他端と整合抵抗12の一端との間に接続されている。
具体的には、誘電体基板8は多層基板であり、この多層基板の中間層32,33で容量31が形成されている。即ち、ボンディングワイヤ17,18がボンディングされた2つのパッドは、ビア34,35を介して中間層32,33に接続されている。この中間層32,33を近接させることで容量31が構成されている。
そして、進行波の位相と反射波の位相とが180度ずれるような周波数において、半導体光変調素子14でのインピーダンス整合を行うように、容量31の値が設定されている。
これにより、実施の形態1と同様に、金属ステム1上に実装された温度制御モジュール5上に半導体光変調素子14を配置した場合においても、多重反射による影響が低減され、周波数応答特性の劣化を防止できる。
実施の形態6.
図13は、実施の形態6に係る半導体光変調装置を示す斜視図である。実施の形態6では、実施の形態1の構成に加えて誘電体基板36が設けられている。
誘電体基板36は、リードピン2が貫通する貫通孔37を有する。誘電体基板36上に信号線路38が形成されている。誘電体基板36上に、信号線路38との間隔を一定に保った状態で接地導体39が形成されている。信号線路38と接地導体39がコプレナ線路を構成している。
信号線路38の一端とリードピン2はボンディングワイヤ40により接続されている。信号線路38の他端と信号線路9の一端はボンディングワイヤ41により接続されている。接地導体39の他端と接地導体10の一端はボンディングワイヤ42により接続されている。
図14は、実施の形態6に係る誘電体基板36及び金属ステム1を示す上断面図である。接地導体39は、誘電体基板36を貫通する複数のビア43により金属ステム1と接続されている。図15は、実施の形態6に係る誘電体基板36及び金属ステム1を示す側断面図である。複数のビア43は、リードピン2を囲うように配置されている。
本実施の形態の効果について比較例と比較しながら説明する。図16は、比較例に係る支持ブロック4及び金属ステム1を示す側断面図である。比較例に係る支持ブロック4及び金属ステム1の構成は、実施の形態1と同様である。
貫通部分では、ガラス材3の外周の金属ステム1がAC−GNDとなってリードピン2と同心円状に電界が結合している。比較例では、この円状のAC−GNDの一部のみにしか支持ブロック4が接しておらず、AC−GNDが不連続となる。貫通部分における信号の反射は、インピーダンス不整合だけでなく、このようなAC−GND不連続にも起因している。
一方、本実施の形態では、リードピン2を囲うように配置された複数のビア43により、金属ステム1と誘電体基板36上のコプレナ線路の接地導体39とが接続されている。従って、貫通部分のAC−GNDと誘電体基板36のAC−GNDとの連続性が改善され、貫通部分での信号の反射を低減できる。これにより、実施の形態1と同様に、金属ステム1上に実装された温度制御モジュール5上に半導体光変調素子14を配置した場合においても、多重反射による影響が低減され、周波数応答特性の劣化を防止できる。
実施の形態7.
図17は、実施の形態7に係る半導体光変調装置を示す斜視図である。実施の形態7は、実施の形態6の構成から支持ブロック4と誘電体基板7を省略している。これにより、実施の形態6と同様の効果を得ることができ、かつ製造コストを低減することもできる。
1 金属ステム
2 リードピン
4,6 支持ブロック
5 温度制御モジュール
7,8,36 誘電体基板
9,11,25,38 信号線路
10,13,26,39 接地導体
12 整合抵抗
14 半導体光変調素子
16,17,18,27,30,41 ボンディングワイヤ
20,28,31 容量
21 誘電体膜
22 チップコンデンサ
24 フレキシブル基板
29 凹部
32,33 中間層
43 ビア
37 貫通孔

Claims (4)

  1. 金属ステムと、
    前記金属ステムを貫通するリードピンと、
    前記金属ステム上に実装された第1の支持ブロックと、
    前記金属ステム上に実装された温度制御モジュールと、
    前記温度制御モジュール上に実装された第2の支持ブロックと、
    前記第1の支持ブロックの側面に実装された第1の誘電体基板と、
    前記第1の誘電体基板上に形成され、一端が前記リードピンに接続された第1の信号線路と、
    前記第2の支持ブロックの側面に実装された第2の誘電体基板と、
    前記第2の誘電体基板上に形成された第2の信号線路と、
    前記第2の誘電体基板上に実装された半導体光変調素子と、
    前記第1の信号線路の他端と前記第2の信号線路の一端とを接続する第1のボンディングワイヤと、
    前記第2の信号線路の他端と前記半導体光変調素子とを接続する第2のボンディングワイヤと、
    前記第1及び第2の信号線路の少なくとも一方と接地点との間に接続された容量とを備え、
    前記リードピンから入力された進行波の一部が前記半導体光変調素子で反射されて前記リードピン側に戻り、さらに前記リードピンが前記金属ステムを貫通する部分で反射されて反射波として前記半導体光変調素子に戻り、
    前記進行波の位相と前記反射波の位相とが180度ずれるような周波数において、前記半導体光変調素子でのインピーダンス整合を行うように、前記容量の値が設定されていることを特徴とする半導体光変調装置。
  2. 前記容量は、前記第1及び第2の信号線路の少なくとも一方の幅を拡げることで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体光変調装置。
  3. 前記第1の誘電体基板及び前記第2の誘電体基板上に形成された接地導体を更に備え、
    前記容量は、前記第1の信号線路、前記第2の信号線路、及び前記接地導体の何れかの上に形成された誘電体膜により構成されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体光変調装置。
  4. 前記第1の誘電体基板及び前記第2の誘電体基板上に形成された接地導体を更に備え、
    前記容量は、前記第1の信号線路、前記第2の信号線路、及び前記接地導体の何れかの上に形成されたチップコンデンサであることを特徴とする請求項1に記載の半導体光変調装置。
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