JP2013250441A - 光学デバイスおよび伝送線路 - Google Patents

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Abstract

【課題】特性の劣化を抑制すること。
【解決手段】グランド電位に接続される基準パターン44aおよび44bが表面に設けられた絶縁基板50と、前記絶縁基板上に搭載された光素子10と、前記絶縁基板上に形成され、その両側に前記基準パターンが配置された関係で信号線路42を備え、先端が前記光素子と電気的に接続されるコプレーナ線路40と、前記信号線路を跨いで、前記信号線路の両側の前記基準パターン同士を電気的に接続するボンディングワイヤ34と、を備え、前記コプレーナ線路の先端と前記絶縁基板の端部との間における前記基準パターンの幅L1は50μm以下である光学デバイス。
【選択図】図4

Description

本発明は、光学デバイスおよび伝送線路に関し、例えば、光変調器に入力する信号を伝送するコプレーナ線路を備える光学デバイスおよび伝送線路に関する。
高速光通信用の光モジュール等には、信号光を変調する光変調器が用いられる。光変調器は、電気入力信号に応じ出力する光信号を強度変調する。例えば、特許文献1には、EA(Electro-Absorption)光変調器を用いた光部品が記載されている。光変調器は入力された変調信号に基づいて、連続光を強度変調する。この変調信号は10〜40Gbpsあるいはそれ以上に達する。このため、変調信号の伝送には高周波伝送を考慮した設計を行う。
特開2005−252251号公報
光変調器に入力する信号を伝送する伝送線路としてコプレーナ線路を用いる場合、コプレーナ線路の基準パターンの幅が狭くなると伝送線路のインピーダンスが変化する。これにより、伝送特性が変化することがある。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、特性の劣化を抑制することを目的とする。
本発明は、グランド電位に接続される基準パターンが表面に設けられた絶縁基板と、前記絶縁基板上に搭載された光素子と、前記絶縁基板上に形成され、その両側に前記基準パターンが配置された関係で信号線路を備え、先端が前記光素子と電気的に接続されるコプレーナ線路と、前記信号線路を跨いで、前記信号線路の両側の前記基準パターン同士を電気的に接続するボンディングワイヤと、を備え、前記コプレーナ線路の先端と前記絶縁基板の端部との間における前記基準パターンの幅は50μm以下であることを特徴とする光学デバイスである。本発明によれば、特性の劣化を抑制することができる。
上記構成において、前記第1ボンディングワイヤは複数設けられてなる構成とすることができる。
上記構成において、前記絶縁基板の裏面の電位は、他の電位から電気的に分離されてなる構成とすることができる。
上記構成において、前記絶縁基板の端部は、前記絶縁基板の端部のうち、前記光素子の端部が位置する端部である構成とすることができる。
上記構成において、前記光素子は、半導体レーザまたは光変調器である構成とすることができる。
上記構成において、前記絶縁基板の表面には、前記基準パターンとは電気的に分離された独立パターンが設けられてなり、前記独立パターンには、電子部品が接続されてなる構成とすることができる。
本発明は、グランド電位に接続される基準パターンが表面に設けられた絶縁基板と、前記絶縁基板上に形成され、その両側に前記基準パターンが配置された関係で信号線路を備え、先端が前記光素子と電気的に接続されるコプレーナ線路と、前記信号線路を跨いで、前記信号線路の両側の前記基準パターン同士を電気的に接続するボンディングワイヤと、を備え、前記コプレーナ線路の先端と前記絶縁基板の端部との間における前記基準パターンの幅は50μm以下であることを特徴とする伝送線路である。
本発明によれば、特性の劣化を抑制することができる。
図1(a)は、比較例に係る光変調装置の平面図、図1(b)は、図1(a)のA−A断面模式図である。 図2は、比較例および実施例に係る光変調装置の回路図である。 図3(a)および図3(b)は、比較例の平面図および断面図である。 図4は、実施例1に係る光変調装置の平面図である。 図5(a)および図5(b)は、それぞれ比較例および実施例1における周波数に対するコプレーナ線路の反射特性を示す図であり、図5(c)は、実施例1および比較例における周波数に対するコプレーナ線路の伝送特性を示す図である。 図6は、実施例1の変形例を示す平面図である。 図7(a)は、キャップを外した光モジュールの上面図、図7(b)は、図7(a)のA−A断面図である。
まず、比較例に係る光変調装置について説明する。図1(a)は、比較例に係る光変調装置の平面図、図1(b)は、図1(a)のA−A断面模式図である。図1(a)および図1(b)に示すように、比較例の光変調装置101においては、例えば酸化アルミニウムまたはセラミック等からなる絶縁基板50の上に、例えばAuまたはCu等からなる金属層58が設けられている。金属層58は、信号線路42、金属層52、金属層54を含む。金属層52と金属層54とは電気的に分離されている。金属層52はグランド電位等の基準電位に設定されている。
信号線路42の両側には基準パターン44aおよび44bに対応する金属層52がスペース41を介し離間して形成されている。信号線路42、スペース41および基準パターン44aおよび44bである金属層52はコプレーナ線路40を形成する。すなわち、コプレーナ線路40は、信号線路42の両側に基準パターン44aおよび44bが配置された関係で信号線路42を備える。金属層52上に、チップ15が搭載されている。チップ15は、半導体レーザ12と光変調器10が集積化されたチップである。半導体レーザ12から出射される光は光変調器10により変調される。変調信号は、ブリッジ76に設けられたマイクロストリップ線路76aを経由して信号線路42に供給される。また、このブリッジ76の裏面全面にはグランド電位のグランド金属層が設けられている(図示せず)。金属層52には、このグランド金属層を介してグランド電位が供給されている。
光変調器10は、上面に入力信号が入力する電極11を有している。電極11は、ストライプ状の電極11aとストライプ状の電極11aに接続されたパッド電極11bとを有している。ボンディングワイヤ32(第2ボンディングワイヤ)の一端は、信号線路42の端部に接合し、他端は、光変調器10の上面のパッド電極11bに接合する。これにより、コプレーナ線路40の先端と光変調器10の電極11とが電気的に接続される。コプレーナ線路40は、光変調器10に入力する信号を伝送する。光変調器10は、例えばEA変調器であり、入力信号に応じ出力する光を変調する。
金属層54(基準パターン44aおよび44bとは電気的に分離された独立パターン)は、電子部品が搭載されかつ接続される領域である。比較例においては、金属層54上にはチップコンデンサ20が配置されている。チップコンデンサ20は、上面と下面にそれぞれ電極22および24が設けられ、電極22と24との間に誘電体層26が設けられている。チップコンデンサ20の下面の電極24は、金属層54上に、金属層54と電気的に接続するように配置されている。ボンディングワイヤ30の一端は、パッド電極11bに接合し、他端は、チップコンデンサ20の上面の電極22に接合する。これにより、電極11とチップコンデンサ20の電極22とが電気的に接続される。抵抗素子14の一端は、金属層54に電気的に接続し、他端は、金属層52に電気的に接続されている。ボンディングワイヤ30および32は、例えばAu等の金属からなる。
図2は、比較例および実施例に係る光変調装置の回路図である。図2に示すように、入力端子Tinは、分布定数線路L13およびインダクタL11を介しノードN1に電気的に接続されている。分布定数線路L13は、コプレーナ線路40に相当し、インダクタL11はボンディングワイヤ32に相当する。ノードN1は、電極11に相当する。ノードN1には、光変調器10のアノードが接続し、光変調器10のカソードは、金属層52を介し接地される。ノードN1は、インダクタL12、キャパシタC、ノードN2および抵抗Rを直列に介し接地される。インダクタL12は、ボンディングワイヤ30に相当する。キャパシタCは、チップコンデンサ20に相当する。ノードN2は、金属層54に相当する。抵抗Rは抵抗素子14に相当する。
インダクタL12、キャパシタCおよび抵抗Rは、インピーダンス整合回路38を形成する。インピーダンス整合回路38は、光変調器10の終端インピーダンスを、例えば50Ωに整合させる。この場合、例えば抵抗Rの抵抗値を終端インピーダンスと同じ50Ωとする。
図3(a)および図3(b)は、比較例の平面図および断面図である。図3(a)に示すように、光変調器10の光出射面45から出射された光46は、レンズ80を介し、光ファイバ48の端面に入射する。このように、レンズ80は、光変調器10の光出射面45と光ファイバ48とを光結合させる。図3(b)のように、TEC(Thermoelectric
Cooler)68上に、例えば鉄ニッケルコバルト合金(コバール)からなるキャリア70が配置されている。絶縁基板50は、キャリア70上に配置されている。キャリア70上にさらに絶縁性のサブキャリアが配置され、サブキャリア上に絶縁基板50が配置されてもよい。なお、レンズ80を保持するレンズホルダの図示を省略している。
このように、TEC68により、光変調器10および半導体レーザ12を冷却する場合、絶縁基板50の下面に電位を供給することが困難な場合がある。また、絶縁基板50の下面がグランドであると、絶縁基板50上に設けられたグランド電位以外の電位を持つ部位との間で、寄生容量を生じてしまう。比較例では金属層54は電子部品(チップコンデンサ)の搭載領域であるが、その下部との間で寄生容量が生じてしまうことを避けることが好ましい。よって、絶縁基板50の下面はフローティング状態とすることが検討される。絶縁基板50の下面がフローティング状態であるので、マイクロストリップ線路を用いることが難しく、伝送線路としてコプレーナ線路を用いることになる。なお、ここでフローティング状態とは、絶縁基板50の裏面の電位が他のいずれの電位からも電気的に分離された状態であることを指す。
光変調器10と光ファイバ48との光結合効率を高めるためには、レンズ80と光出射面45との距離L2を近づけることが好ましい。あるいは絶縁基板50の表面における反射による光学的な悪影響を避けるためには、光変調器10の光軸上に位置する絶縁基板50の平面部分は小さいことが好ましい。このことから、光変調器10は、絶縁基板50の端に近づけて設けることが好ましい。いっぽう、光変調器10が絶縁基板50の端に近いため、これに信号を供給するためのコプレーナ線路40の先端も絶縁基板50の端に近づける。しかし、コプレーナ線路40の先端を絶縁基板50の端に近づけると、コプレーナ線路40の先端と絶縁基板50の端との間の基準パターンの幅L1が小さくなってしまう。幅L1が小さいと、その部分のインダクタンスが大きくなる。この結果、幅L1の部分を通るリターンパスには、幅L1の部分におけるインダクタンス増大分だけ、幅L1の手前の部分(幅L1の基準パターン44bとは反対側の基準パターン44a)を通るリターンパスとの間でアンバランスが生じる。また、金属層52のグランド電位は、ブリッジ76の裏面におけるグランド電位から供給される。幅L1が大きい場合は幅L1の部分を通る経路も十分にグランド電位の経路として機能するため、金属層52全面でグランド電位が安定する。しかし、幅L1が小さい場合には、この部分がグランド電位の均一化の経路として十分に機能できない。このため、コプレーナ線路40の先端の両側における金属層52は、そのグランド電位が、ブリッジ76が接続された位置の近傍と比べて異なることがある。このような課題により、コプレーナ線路40の伝送特性が劣化する。この問題は、前述のように、絶縁基板50の下面が電気的にフローティングとなっている場合に顕著である。また、距離L1がゼロの場合もこの課題は顕著である。以下、図面を参照し本発明の実施例について説明する。
図4は、実施例1に係る光変調装置の平面図である。光変調装置100においては、ボンディングワイヤ34(第1ボンディングワイヤ)が、信号線路42を跨いで、信号線路42の両側に形成された基準パターン44aおよび44b同士を電気的に接続されている。箇所34aおよび34bにおいて、ボンディングワイヤ34が基準パターン44aおよび44bとそれぞれ接合されている。ボンディングワイヤ32と信号線路42とが接合された箇所32aと箇所34aとの信号線路42に沿った距離をL3a、箇所32bと箇所34aとの信号線路42に沿った距離をL3bとする。
信号線路42は、信号の入力端42aから斜めに光変調器10に近づく。出力端42b近くでは、信号線路42は、光変調器10にほぼ直角になる。すなわち、信号線路42は、絶縁基板50の端面50aにほぼ平行となる。このため、信号線路42の端面50a側の基準パターンの幅L1が狭くなる。信号線路42の出力端42b近くにおいて、信号線路42の絶縁基板50の端面50aにほぼ平行とするのは、信号線路42とボンディングワイヤ32とをほぼ平行とするためである。これにより、コプレーナ線路40とボンディングワイヤ32との間の信号の損失を抑制できる。その他の構成は図4と同じであり説明を省略する。
図4の実施例1と、ボンディングワイヤ34を設けないこと以外図4と同じ比較例と、においてコプレーナ線路40の反射特性および伝送特性を測定した。反射特性は、入力端42aから入力された信号のS11を測定し、伝送特性は、入力端42aから出力端42bへのS21を測定した。測定に用いたコプレーナ線路40は、信号線路42の幅を70μm、基準パターンの幅L1を30μm、信号線路42の長さを1mm、スペース41の幅を40μm、コプレーナ線路40の特性インピーダンスを50Ω、ボンディングワイヤ34の長さを0.2mm、ボンディングワイヤ34の径を25μm、距離L3aおよびL3bをそれぞれ0.3mmとした。
図5(a)および図5(b)は、それぞれ比較例および実施例1における周波数に対するコプレーナ線路の反射特性S11を示す図である。図5(a)に示すように、比較例においては、約37GHzにおいて、反射特性にディップが発生している。図5(b)に示すように、実施例1においては、ディップが抑制されている。図5(c)は、実施例1および比較例における周波数に対するコプレーナ線路の伝送特性S21を示す図である。比較例では、信号線路42の幅を150μm、スペース41の幅を70μm、実施例1では、信号線路42の幅を70μm、スペース41の幅を40μmとしている。図5(c)に示すように、比較例に対し、実施例1においては、35GHz以上においてS21が改善している。
基準パターンの少なくとも一部の幅L1(例えば、コプレーナ線路40の先端と絶縁基板50の端部との間における基準パターンの幅)が狭い場合、例えば幅L1が50μm以下の場合、コプレーナ線路40の特性が劣化する。そこで、実施例1にしたがい、ボンディングワイヤ34を設ける。ボンディングワイヤ34を設けたことにより、信号線路42の両側の基準パターン44aと44bとでリターンパスのバランスを改善でき、またコプレーナ線路40の先端付近のグランド電位の均一化を図ることができる。また、幅L1が40μm以下、さらに30μm以下の場合、比較例の場合であればさらに特性の劣化が顕著であるが、実施例1の構成を採用することで、この劣化を改善できる。
ボンディングワイヤ32の一端の接合箇所32aと、ボンディングワイヤ34と基準パターン44aおよび44bとの接合箇所34aおよび34bとの距離L3aおよびL3bは、いずれも信号波長の1/8以下であることが好ましい。これにより、ボンディングワイヤ34を介した基準パターン44aと44bとの間のリターン電流の位相差を抑制し、コプレーナ線路40の特性劣化をより抑制できる。なお、信号がデジタル信号の場合、信号の周波数はビットレートの約1/2に相当する。
図6は、実施例1の変形例を示す平面図である。図6に示すように、複数のボンディングワイヤ34および36が設けられている。その他の構成は、図4と同じであり説明を省略する。ボンディングワイヤ34および36を複数設けることにより、ボンディングワイヤ34および36を介した基準パターン44aと44bとの間のリターン電流の位相差を抑制し、コプレーナ線路40の特性劣化をより抑制できる。なお、ボンディングワイヤ34およびボンディングワイヤ36と金属層52との接合箇所34aおよび34bと、36aおよび36bと、の位置は、コプレーナ線路40の先端に近い位置であることが望ましい。例えば、ボンディングワイヤ32とコプレーナ線路40との接合箇所32aと、各接合箇所34a、34b、36aおよび36bとの距離は、いずれも信号波長の1/8以下であることが好ましい。
図7(a)および図7(b)は、実施例1に係る光変調装置をパッケージに搭載した態様を説明する図である。図7(a)は、キャップを外した光モジュールの上面図、図7(b)は、図7(a)のA−A断面図である。なお、レセクタプル98については断面でなく側面を図示している。図7(a)および図7(b)に示すように、光モジュール106において、筐体84内に、光変調器10、半導体レーザ12、変調駆動IC74(駆動ドライバ)等が収納されている。ここでは、光変調器10と半導体レーザ12とは1チップに集積化されている。また、半導体レーザ12に接続される配線およびボンディングワイヤなどは省略している。
筐体84は、例えば金属等からなる。筐体84の底面にはTEC68が配置されている。TEC68上に、例えば鉄ニッケルコバルト合金(コバール)からなるキャリア70が配置されている。キャリア70上に例えば酸化アルミニウムまたはセラミックからなるサブキャリア71とレンズホルダ78とが配置されている。
サブキャリア71上に、光変調器10および半導体レーザ12が一体となったチップ、およびフォトディテクタ79が配置されている。レンズホルダ78にはレンズ80が保持されている。サブキャリア71の上面には例えばAuまたはCuからなる金属層67および信号線路63が形成されている。
さらに、筐体84の底面には銅タングステン(CuW)または銅モリブデン(CuMo)等の金属からなるヒートシンク66が配置されている。ヒートシンク66上には、変調駆動IC74、伝送線路73を有する基板72が配置されている。ヒートシンク66の上面とサブキャリア71の上面とはほぼ同じ高さである。
筐体84の前側壁にはレンズ82が保持されている。さらに、筐体84の前面にレセプタクル98が固定されている。筐体84の後側壁には、主に絶縁体からなるフィードスルー60が埋め込まれている。フィードスルー60内には、筐体84内の端子64と筐体84外の端子62とを電気的に接続する配線が設けられている。
端子64と基板72の伝送線路73とはボンディングワイヤ90により電気的に接続されている。伝送線路73と変調駆動IC74とは、ボンディングワイヤ92により電気的に接続されている。変調駆動IC74とブリッジ76内の信号線路とは、ボンディングワイヤ94により電気的に接続されている。ブリッジ76内の信号線路とサブキャリア71上の信号線路63とは、ボンディングワイヤ96により電気的に接続されている。信号線路63の両側には金属層67がスペース(図示せず)を介して設けられている。なお、サブキャリア71が図4の絶縁基板50に対応し、信号線路63が図4の信号線路42に対応し、金属層67が図4の金属層52に対応する。
高周波信号である入力信号は、端子62からフィードスルー60内の配線、端子64、ボンディングワイヤ90、伝送線路73およびボンディングワイヤ92を介し、変調駆動IC74に入力する。変調駆動IC74は入力信号を増幅し変調電気信号として出力する。出力された変調信号は、変調駆動IC74の出力端子を介し、ボンディングワイヤ94、ブリッジ76内の信号線路およびボンディングワイヤ96を介し信号線路63に入力する。信号線路63は光変調器10の電極とボンディングワイヤを介し電気的に接続されている。これにより、変調信号は、光変調器10の電極に入力する。光変調器10は、半導体レーザ12の出力光を強度変調し出射する。このように、変調駆動IC74の出力端子と光変調器の電極とはブリッジ76により電気的に接続しており、変調駆動IC74は光変調器を変調する。光変調器10とレセプタクル98中に挿入される光ファイバ(図示せず)とは、レンズ80および82により光結合されている。これにより、光変調器10から出射された光は光ファイバ内に導入される。フォトディテクタ79は、半導体レーザ12の裏面から出射された光の強度を検出する。図示していない制御回路が、フォトディテクタ79の出力に応じ、半導体レーザ12に印加する電流をフィードバック制御する。TEC68は、半導体レーザ12および光変調器10の温度を一定に保持する。
実施例1において、半導体レーザ12と光変調器10とが同じチップ15に集積化されているが、半導体レーザと光変調器10とは別チップでもよい。また、本発明は半導体レーザを直接変調する場合にも採用することができる。その場合、光変調器10は使用されない。半導体レーザを直接変調する場合であっても、光変調器10を採用する場合と同様の理由から、その半導体レーザの端部を絶縁基板50の端部に近づけることが要求される。コプレーナ線路40の先端は、直接変調が行われる半導体レーザの駆動電極と接続される。このように、光素子は光変調器10以外にも例えば半導体レーザでもよい。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明はかかる特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 光変調器
30、32、34 ボンディングワイヤ
34a、34b 箇所
40 コプレーナ線路
42 信号線路
44a、44b 基準パターン
52、54、58 金属層

Claims (7)

  1. グランド電位に接続される基準パターンが表面に設けられた絶縁基板と、
    前記絶縁基板上に搭載された光素子と、
    前記絶縁基板上に形成され、その両側に前記基準パターンが配置された関係で信号線路を備え、先端が前記光素子と電気的に接続されるコプレーナ線路と、
    前記信号線路を跨いで、前記信号線路の両側の前記基準パターン同士を電気的に接続するボンディングワイヤと、
    を備え、
    前記コプレーナ線路の先端と前記絶縁基板の端部との間における前記基準パターンの幅は50μm以下であることを特徴とする光学デバイス。
  2. 前記第1ボンディングワイヤは複数設けられてなることを特徴とする請求項1記載の光学デバイス。
  3. 前記絶縁基板の裏面の電位は、他の電位から電気的に分離されてなることを特徴とする請求項1記載の光学デバイス。
  4. 前記絶縁基板の端部は、前記絶縁基板の端部のうち、前記光素子の端部が位置する端部であることを特徴とする請求項1記載の光学デバイス。
  5. 前記光素子は、半導体レーザまたは光変調器であることを特徴とする請求項1記載の光学デバイス。
  6. 前記絶縁基板の表面には、前記基準パターンとは電気的に分離された独立パターンが設けられてなり、前記独立パターンには、電子部品が接続されてなることを特徴とする請求項3いずれか一項記載の光学デバイス。
  7. グランド電位に接続される基準パターンが表面に設けられた絶縁基板と、
    前記絶縁基板上に形成され、その両側に前記基準パターンが配置された関係で信号線路を備え、先端が前記光素子と電気的に接続されるコプレーナ線路と、
    前記信号線路を跨いで、前記信号線路の両側の前記基準パターン同士を電気的に接続するボンディングワイヤと、
    を備え、
    前記コプレーナ線路の先端と前記絶縁基板の端部との間における前記基準パターンの幅は50μm以下であることを特徴とする伝送線路。
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