JP5422059B2 - 塵芥積込装置及びそれを備えた塵芥収集車 - Google Patents

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Description

本発明は、塵芥積込装置及びそれを備えた塵芥収集車に関するものである。
従来より、公転運動と自転運動との回転数比が2:1である塵芥押込回転板を利用した塵芥積込装置が知られている。この種の塵芥積込装置では、塵芥押込回転板の公転運動と自転運動とを連動させる機構が2種類存在した。1つは、特許文献1のようなチェーン駆動機構であり、もう1つは、特許文献2及び特許文献3のようなギヤ駆動機構である。
特開昭48−100980号公報 特開昭54−157921号公報 特開昭55−2519号公報
上記特許文献1のようなチェーン駆動機構を採用すると、スプロケットに対するチェーンの巻掛け角を十分大きくとってトルクの伝達面積を大きく確保できる。これにより、モータからの大トルクを容易に回転板に伝達できる。しかし、チェーン駆動機構では、バックラッシュを小さくすることができず、塵芥投入箱の仕切板下端に対する回転板の略カージオイド軌跡がずれることがあった。そのため、仕切板下端と回転板との間の隙間が大きくなって塵芥の噛み込みが発生する要因になっていた。
一方、上記特許文献2及び特許文献3のようなギヤ駆動機構では、バックラッシュを小さくすることができるので、回転板の略カージオイド軌跡を安定させて塵芥の噛み込みを防ぐことができる。しかし、ギヤ同士は線接触であるため、モータからの大トルクを回転板に伝達させるにはギヤに相当な負荷がかかっていた。このため、ギヤの摩耗が激しく交換を定期的に行う必要があったが、ギヤが、特許文献2のようにスプロケットを外周に備えた密閉状のケース(回転支持部材)の中に収容されていたり、特許文献3のように対向側板の内側に設けられていたりするので、構造的に、その交換作業が煩雑であった。また、特許文献2のようにギヤがこのケース内に収容されていると、ケース(回転支持部材)の外径が大きくなり、その結果塵芥投入箱の対向側壁に設ける支持用貫通孔の外径も大きくなることから、ケース外周と支持用貫通孔との間の隙間に塵芥が噛み込みやすくなるという問題があった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、塵芥投入箱の仕切板下端に対する塵芥押込回転板の位置制御を正確に行いながら、塵芥積込装置のメンテナンス性及び組立性を向上させると共にコンパクト化も図るようにすることにある。
上記の目的を達成するために、この発明では、公転中心ギヤ及び自転中心ギヤの整備を容易にできるようにした。
具体的には、第1の発明では、塵芥投入箱の一対の対向側壁の支持用貫通孔にそれぞれ回転可能に挿入された円形の回転支持部材と、
上記回転支持部材の回転中心に配設されると共に上記対向側壁に対して相対回転不能な公転中心ギヤと、
上記回転支持部材の上記回転中心に対して偏心して配設される自転中心ギヤと、
上記一対の対向側壁間に回転可能に配設されると共に、その回転軸が上記回転支持部材を貫通して上記自転中心ギヤと連結される塵芥押込回転板と、
駆動源からの駆動力を上記回転支持部材に伝達するものであってスプロケット又はギヤからなる円盤状の伝達部材とを備え、
上記伝達部材は、上記対向側壁及び上記回転支持部材の外方であって上記塵芥押込回転板側と反対側に配置されて、上記回転支持部材に回転一体に連結され、
上記公転中心ギヤと上記自転中心ギヤとは、上記伝達部材における上記回転支持部材との対向面と反対側に配置されている。
上記の構成によると、塵芥押込回転板の公転運動及び自転運動の伝動部分をチェーンではなくギヤ駆動機構で構成しているので、チェーンのような伸びやたるみによる塵芥押込回転板の略カージオイド軌跡の位置ずれが発生しない。これにより、塵芥投入箱と塵芥収容箱との間に設けられた仕切板の下端に対する塵芥押込回転板の位置制御を正確に行い得る。そして、公転中心ギヤ及び自転中心ギヤを伝達部材における回転支持部材との対向面と反対側に配置しているので、回転支持部材の内部にこれらのギヤを設けるような場合に比べ、これらのギヤの整備が容易である。また、回転支持部材を支持するために対向側壁に設ける支持用貫通孔を小さくすることができるので、支持用貫通孔内周と回転支持部材外周との間に生じる隙間の容積が減って塵芥が噛み込み難くなると共に、対向側壁の強度低下が抑制される。
なお、第1の発明において、「上記公転中心ギヤと上記自転中心ギヤとは、伝達部材における上記回転支持部材との対向面と反対側に配置されている。」とは、次の内容を意味する。すなわち、公転中心ギヤ及び自転中心ギヤが伝達部材の構成部分で閉塞された空間になく、かつ、少なくとも公転中心ギヤ及び自転中心ギヤと回転支持部材との間が伝達部材の構成部分で仕切られているという意味である。つまり、伝達部材において回転支持部材との対向面と反対側に凹部を形成し、この凹部に公転中心ギヤ及び自転中心ギヤが嵌め込まれる状態はあり得る。
第2の発明では、塵芥投入箱の一対の対向側壁の支持用貫通孔にそれぞれ回転可能に挿入された円形の回転支持部材と、
上記回転支持部材の回転中心に配設されると共に上記対向側壁に対して相対回転不能な公転中心ギヤと、
上記回転支持部材の上記回転中心に対して偏心して配設される自転中心ギヤと、
上記一対の対向側壁間に回転可能に配設されると共に、その回転軸が上記回転支持部材を貫通して上記自転中心ギヤと連結される塵芥押込回転板と、
駆動源からの駆動力を上記回転支持部材に伝達するものであってスプロケット又はギヤからなる円環状の伝達部材とを備え、
上記伝達部材は、上記対向側壁の外方であって上記塵芥押込回転板側と反対側に配置されて、上記回転支持部材に回転一体に連結され、
上記公転中心ギヤと上記自転中心ギヤとは、上記支持用貫通孔及び上記回転支持部材の外方であって上記回転支持部材における上記塵芥押込回転板側と反対側に配置されている。
上記の構成によると、塵芥押込回転板の公転運動及び自転運動の伝動部分をチェーンではなくギヤ駆動機構で構成しているので、チェーンのような伸びやたるみによる塵芥押込回転板の略カージオイド軌跡の位置ずれが発生しない。これにより、塵芥投入箱と塵芥収容箱との間に設けられた仕切板の下端に対する塵芥押込回転板の位置制御を正確に行い得る。そして、公転中心ギヤ及び自転中心ギヤを、支持用貫通孔の外方かつ回転支持部材における塵芥押込回転板側と反対側に配置しているので、回転支持部材の内部にこれらのギヤを設けるような場合に比べ、これらのギヤの整備が容易である。また、回転支持部材を支持するために対向側壁に設ける支持用貫通孔を小さくすることができるので、支持用貫通孔内周と回転支持部材外周との間に生じる隙間の容積が減って塵芥が噛み込み難くなると共に、対向側壁の強度低下が抑制される。
なお、第2の発明において、「上記公転中心ギヤと上記自転中心ギヤとは、上記回転支持部材の外方であって上記回転支持部材における上記塵芥押込回転板側と反対側に配置されている。」とは、次の内容を意味する。すなわち、公転中心ギヤ及び自転中心ギヤが回転支持部材の構成部分で閉塞された空間になく、かつ、少なくとも公転中心ギヤ及び自転中心ギヤと塵芥押込回転板との間が回転支持部材の構成部分で仕切られているという意味である。つまり、回転支持部材において塵芥押込回転板との対向面と反対側に凹部を形成し、この凹部に公転中心ギヤ及び自転中心ギヤが嵌め込まれる状態はあり得る。
第3の発明では、第1又は第2の発明において、
上記公転中心ギヤと上記自転中心ギヤとの間には、それぞれが該公転中心ギヤ及び該自転中心ギヤと噛み合う一対のアイドルギヤが配設されている。
上記の構成によると、公転中心ギヤと自転中心ギヤとの間のトルク伝達を、2つのアイドルギヤによって行うことにより、1つのアイドルギヤのみであった従来のギヤ駆動機構と比較した場合のバックラッシュがより小さくなる。また、トルクの伝達面積を大きく確保できるので、従来と比較して公転中心ギヤ及び自転中心ギヤの摩耗が低く抑えられ、ギヤの交換頻度が少なくなる。これにより、メンテナンス性が向上する。また、従来と比較して公転中心ギヤ及び自転中心ギヤの幅を狭くしても十分にトルクを伝達することができるようになり、駆動機構がコンパクトになる。また、2つのアイドルギヤをスプロケットの外側に着脱自在に取り付けることにより、ギヤケースを用いたり塵芥投入箱の側壁の内側にギヤを設けたりした従来と比較してギヤの交換作業が簡単となる。その結果、メンテナンス性に優れる。
第4の発明では、第3の発明において、
上記一対のアイドルギヤと上記公転中心ギヤと上記自転中心ギヤとの噛み合い面がそれぞれ回転軸心方向に対して斜めになるように構成されている。
上記の構成によると、バックラッシュをより小さくできるので、振動や騒音の発生及び機械の寿命低下が軽減される。
第5の発明では、第4の発明において、
上記公転中心ギヤは、上記対向側壁に脱着可能に固定された固定ブラケットの上記対向側壁側に回転不能に固定され、
上記固定ブラケットと共に上記公転中心ギヤを取り外すと、上記一対のアイドルギヤの交換が可能となるように構成されている。
上記の構成によると、噛み合い面の傾斜を固定ブラケットを取り外すと公転中心ギヤも同時に取り外されるようにしておけば、公転中心ギヤとアイドルギヤとが互いに引っ掛かることなく一対のアイドルギヤが露出し、その交換が容易になる。
第6の発明では、第1乃至第5のいずれか1つの発明において、
上記塵芥押込回転板の回転軸は、該回転軸の軸心方向から見て上記自転中心ギヤの一部が該回転支持部材の上記支持用貫通孔に挿入される部分の外周よりも外側へはみ出すように上記回転支持部材に回転可能に挿入されている。
上記の構成によると、塵芥押込回転板の回転軸をその軸心方向から見て自転中心ギヤの少なくとも一部が回転支持部材の支持用貫通孔に挿入される部分の外周よりも外側へはみ出すように、回転支持部材の外周に近付けて配置しているので、できるだけ回転支持部材の外径を小さくすることができ、その結果支持用貫通孔の内径を小さくすることができる。
第7の発明では、塵芥収集車が第1乃至第6のいずれか1つの発明の塵芥積込装置を備える構成とする。
上記の構成によると、メンテナンス性及び組立性の高い商品性の優れた塵芥収集車が得られる。
以上説明したように、本発明によれば、公転中心ギヤと自転中心ギヤとをスプロケットにおける対向側壁と反対側に配置したギヤ駆動機構を採用したことにより、塵芥投入箱の仕切板下端に対する塵芥押込回転板の位置制御を正確に行いながら、塵芥積込装置のメンテナンス性及び組立性を向上させると共にコンパクト化も図ることができる。
本実施形態にかかる塵芥積込装置の減速機構及びその周辺を拡大して示す側面図である。 本実施形態にかかる塵芥積込装置を備えた塵芥収集車を示す側面図である。 塵芥積込装置及びその周辺を示す斜視図である。 塵芥積込装置の減速機構及びその周辺を示す側面図である。 図1のV−V線断面図である。 図1のVI−VI線断面図である。 本実施形態の塵芥積込装置を含む塵芥収集車の油圧回路図である。 塵芥押込回転板の軸心方向から見た長手方向中央の表面が仕切板の下端に近接した状態で、塵芥投入箱に塵芥が投入された様子を示す側面図である。 塵芥押込回転板が仕切板下端との間の隙間を最小限に保って回転する様子を示す側面図である。 塵芥押込回転板が仕切板下端との間の隙間を最小限に保ってさらに回転する様子を示す側面図である。 塵芥が回転する塵芥押込回転板の下方に位置する表面で圧縮されながら前方へ押し込まれる様子を示す側面図である。 仕切板下端との間の隙間を最小限に保って逆流を防ぎながら塵芥が仕切板の下方から塵芥収容箱内に押し込まれる様子を示す側面図である。 塵芥がほぼ塵芥収容箱内へ押し込まれ、次の塵芥が投入された様子を示す側面図である。 変形例1の塵芥積込装置を示す要部断面図である。 変形例2の塵芥積込装置を示す要部断面図である。 変形例3の塵芥積込装置を示す要部断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
−塵芥収集車の構造−
図2は本発明の実施形態にかかる塵芥積込装置20を備えた塵芥収集車1を示し、この塵芥収集車1の車台2上に塵芥収容箱3が搭載されている。車台2の前側には、運転台2aが設けられている。塵芥収容箱3の後方開口部4には、その上方で投入箱支持ピン5により軸支された塵芥投入箱6が設けられている。詳しくは図示しないが、この塵芥投入箱6は、塵芥収容箱3と塵芥投入箱6との間に設けられた油圧シリンダ(電動シリンダでもよい)である回動シリンダ9(図1に破線で示す)により、投入箱支持ピン5を中心に回動自在に構成されている。塵芥収容箱3は、車台2に設けた傾動シリンダ12(図7にのみ示す)を伸縮させることにより、車台2後側の傾動軸を中心に傾動可能(ダンプ可能)に構成されている。
図3に示すように、塵芥投入箱6の後部には投入口7が開口されている。また、塵芥投入箱6には、塵芥積込装置20が装備されている。塵芥積込装置20は、塵芥投入箱6内に投入口7を通じて投入された塵芥55を圧縮して塵芥収容箱3内に積み込むためのものである。
塵芥投入箱6における後方開口部4と対向する側には、仕切板21が上方から延びるように設けられている。図8等にも示すように、この仕切板21は、塵芥投入箱6内の塵芥投入空間部6dと塵芥収容箱3の内部とを仕切るものであり、例えは、塵芥収容箱3の後方開口部4の約上半分を覆う連接部21aと、この連接部21aに連続し、下方に向かって後方へ傾斜する下端部21bとを備えている。塵芥55は、この仕切板21の下端部21bの下端21cよりも下方から塵芥積込装置20によって圧縮されて後方開口部4側へ押し込まれるようになっている。
そして、図3〜図5に示すように、塵芥積込装置20は、塵芥投入箱6の一対の対向側壁6aにそれぞれ回転可能に設けられた、円形皿状の一対の回転支持部材22を備えている。この回転支持部材22を回転させる方法としては種々の構成が考えられるが、例えば本実施形態では、油圧モータよりなる駆動源としての駆動モータ14(電動モータでもよい)を塵芥投入箱6の左右一方の対向側壁6aの内側に取り付け、この駆動モータ14の出力軸14aに設けた駆動スプロケット31と、回転支持部材22の対向側壁6a外方(左右方向外側面)に設けた伝達部材としての回転支持部材側スプロケット32との間に減速機構24を設けている。これにより、駆動モータ14の駆動力が所定の減速割合で回転支持部材側スプロケット32を介して回転支持部材22に伝達され、回転支持部材22が回転されるようになっている。
具体的には、図5及び図6に示すように、左右の対向側壁6aには、公転中心軸30と同心に回転支持部材22の外径よりも若干大きい内径を有する円形の支持用貫通孔6bがそれぞれ形成され、これら支持用貫通孔6bに回転支持部材22が回転可能に挿入されている。円形皿状の回転支持部材22は、円板状の底板22aと、この底板22aの外周に立設された側板22bとを備えている。本実施形態では、底板22aと側板22bとは、製缶構造よりなる。底板22aには、中心軸孔22cが形成されている。側板22bには、外周が削られて段付となった段付部22fが形成されている。
回転支持部材側スプロケット32は、回転支持部材22よりも外径の大きい円盤状に形成されている。回転支持部材側スプロケット32は、回転支持部材22と同心状となるように、回転支持部材22と複数の連結ピン33で回転一体に連結されている。回転支持部材側スプロケット32は、回転支持部材22と対向する対向面32bとは反対側の面に凹部32cを有している。
回転支持部材側スプロケット32には、回転支持部材22の中心軸孔22cと同心に中心軸孔32aが形成されている。これら中心軸孔22c,32aに公転中心用ボス部22dが挿入され、この公転中心用ボス部22dに公転中心軸30が回転可能に挿入されている。
また、対向側壁6aにおける支持用貫通孔6bの周辺には、側面視で十字状の固定ブラケット23(図4に示す)が固定されている。固定ブラケット23の形状は特に限定されないが、十字状やT字状にして剛性を高めるのが望ましい。公転中心軸30の左右方向外側には、円板状の鍔部22eが一体に形成され、この鍔部22eには、複数のネジ穴が形成されている。この固定ブラケット23のボルト穴にボルト23aを挿通してネジ穴に締結することで、公転中心軸30が固定ブラケット23に固定されている。また、固定ブラケット23は、ボルト23bとナット23cにて対向側壁6aに対し着脱可能に固定されている。このことで、公転中心軸30は、対向側壁6aに対して相対回転不能になっている。また、回転支持部材22は、対向側壁6aに、固定ブラケット23及び公転中心軸30を介して支持されている。
一方、上記支持用貫通孔6bには、回転支持部材22の外周を外側から覆うガイド部材28が嵌め込まれている。回転支持部材22は、回転支持部材側スプロケット32と連結された状態で、その段付部22fの大径部分が対向側壁6aの左右方向外側になるようにしつつ、小径部分がガイド部材28に嵌め込まれる。これにより、回転支持部材22は、公転中心軸30を中心に回転可能にガイド部材28に直接支持されると共に、半径方向への移動が規制されている。
減速機構24は、例えば駆動スプロケット31よりも外径の大きい減速スプロケット24aを備え、駆動スプロケット31と減速スプロケット24aとの間が第1減速チェーン24bで連結されている。減速スプロケット24aの対向側壁6a側(左右内側)には、減速スプロケット24a及び回転支持部材側スプロケット32よりもよりも外径の小さい中間スプロケット24c(図4に破線で示す)が配設されている。この中間スプロケット24cは、連結軸24fによって減速スプロケット24aと連結されている。また、中間スプロケット24cと回転支持部材側スプロケット32との間が第2減速チェーン24dで連結されている。この第2減速チェーン24dは、張力調整機構24eによって張力が調整可能となっている。
一対の回転支持部材22間には、公転中心軸30と偏心した位置に一対の自転中心軸25が回転可能に支持されている。この自転中心軸25の一端部には、左右の対向側壁6a間に延びる塵芥押込回転板26が回転一体に取り付けられている。より具体的に説明すると、自転中心軸25の一端部には、雄スプライン歯25aが形成されている。一方、塵芥押込回転板26の回転中心には、雌スプライン歯を有する回転中心ボス部26bが設けられている。これにより、自転中心軸25と塵芥押込回転板26とはスプライン結合され、抜け止め用ボルト26cにより抜け止めされている。なお、図面上では自転中心軸25は、間隔をあけて一対配置されているが、1本の連続したもので構成してもよい。
塵芥押込回転板26は、概ね断面木の葉形状の矩形板の形態を有している。塵芥押込回転板26は、例えば、鋼板の製缶品によって構成されている。自転中心軸25は、回転支持部材22の外周近傍に配置された軸受部材22gに回転可能に支持されている。軸受部材22gは、筒状であり、回転支持部材側スプロケット32と回転支持部材22とを連通するように設けられている。
図1及び図5に示すように、自転中心軸25は、その他端部に設けた塵芥押込回転板用減速機構27により、回転支持部材22が1回転する間に同方向に1/2回転するように構成されている。具体的には、塵芥押込回転板用減速機構27は、ギヤ駆動機構よりなり、回転支持部材側スプロケット32の左右方向外側に設けられ、公転中心軸30に一体の公転中心ギヤ27aと、自転中心軸25の他端部に回転一体の自転中心ギヤ27bとを備えている。公転中心ギヤ27a及び自転中心ギヤ27bは、自転中心軸25の軸心方向から見て、回転支持部材側スプロケット32の凹部32c内に収まるよう配置されている。一方、公転中心ギヤ27a及び自転中心ギヤ27bは、自転中心軸25の軸心と直交する方向から見て、回転支持部材側スプロケット32の凹部32c内に一部分が収まるよう配置されている。また、公転中心ギヤ27aと自転中心ギヤ27bは、回転支持部材側スプロケット32の凹部32cに沿う同一平面上に配設されている。
本実施形態では、自転中心ギヤ27bは、自転中心軸25に溶接により固着されている。ただし、自転中心ギヤ27bを自転中心軸25に対して着脱可能に設けるのも好ましい。着脱可能な場合、自転中心ギヤ27bは、自転中心軸25から塵芥押込回転板26を取り外さなくても交換が可能になる。
自転中心ギヤ27bの歯数は、公転中心ギヤ27aの歯数の2倍となっている。その分、自転中心ギヤ27bの外径は、公転中心ギヤ27aの外径よりも大きくなっている。自転中心ギヤ27bの中心は、回転支持部材側スプロケット32の外径よりも内側に位置するように配設されている。一方、自転中心ギヤ27bの一部は、車幅方向から見たときに回転支持部材22における対向側壁6aの支持用貫通孔6bへの挿入部分(段付部22fの小径部分)の外径よりも外方に突出している。この突出量は、自転中心軸25と段付部22fの小径部分との距離よりも大きく設定されている。
ここで、公転中心ギヤ27aと自転中心ギヤ27bとの間には、それぞれが公転中心ギヤ27a及び自転中心ギヤ27bと噛み合う一対のアイドルギヤ27cが配設されている。一対のアイドルギヤ27cにより、公転中心ギヤ27aと自転中心ギヤ27bとが同じ方向(図1で時計回りの方向)に回転するようになっている。また、固定ブラケット23と共に公転中心ギヤ27aを取り外すと、一対のアイドルギヤ27cの交換が可能となるように構成されている。具体的には、アイドルギヤ27cは、回転支持部材側スプロケット32と回転支持部材22とを連結すると共に回転支持部材側スプロケット32の凹部32c側に突出状のギヤ取付軸34に、着脱自在に取り付けられている。
一対のアイドルギヤ27cと公転中心ギヤ27aと自転中心ギヤ27bとの噛み合い面27dは、それらの回転軸心方向と平行になっている。
なお、図1以外の図面においては各チェーン及び各スプロケットを簡略化して描いている。
一方、詳しくは図示しないが、塵芥収集車1は、車両エンジンに駆動される発電機を備え、この発電機で得られた電力又は蓄電装置に蓄えた電力が電動モータ46に供給されるように構成されている。図7に塵芥収集車1の油圧機器60の油圧回路61を示す。油圧機器60は、電動モータ46に駆動される油圧ポンプ47を備えている。作動油タンク62内の作動油は、油圧配管64を通して油圧ポンプ47で吸い上げられて供給側の油圧配管61aに流通されてコントロールバルブ63に供給されるように構成されている。各シリンダ9,12及び駆動モータ14は、油圧配管61bを介してコントロールバルブ63に接続されている。コントロールバルブ63は、図示しない複数の電磁弁を備え、電磁弁の開閉ポートを切り換えることにより、電動モータ46を駆動して回転させた油圧ポンプ47から吐出された作動油を所望のシリンダ9,12又は駆動モータ14に対して供給するように構成されている。このことで、コントロールバルブ63を介してシリンダ9,12の伸縮動作の切換及び駆動モータ14の回転が制御され、又は運転が停止されるようになっている。なお、本実施形態の塵芥収集車1では、塵芥の積み込み作業時に駆動させるアクチュエータは1つの駆動モータ14のみであり、一般的なプレス式塵芥収集車や回転板式塵芥収集車のように塵芥の積み込み作業時に複数のアクチュエータを必要とする、ということがない。
このように構成することで、図8〜図13に示すように、自転中心軸25の軸心から見た塵芥押込回転板26の先端縁軌跡が、それぞれ略カージオイド曲線29を描くようになっている。略カージオイド曲線29は、心臓型の軌跡であり、この軌跡を、塵芥投入空間部6dの底部を形成すると共に車両の左右側面から見て円弧状の壁面6cに沿うように配置することで、塵芥押込回転板26が塵芥投入空間部6dの底部に投入された塵芥55を圧縮しながら確実に仕切板21の下方へ押し込むように構成されている。
略カージオイド曲線29は1箇所凹んだ部分(凹部29a)を有するが、本実施形態では、この凹部29aが仕切板21の下端部21bの下端21cとほぼ一致する位置に配置されている。このため、例えば図8に示す待機状態においては、自転中心軸25の軸心方向から見た塵芥押込回転板26の長手方向中央が下端21cに近接し、図11に示す状態では、塵芥押込回転板26の先端縁が下端21cに近接し、塵芥押込回転板26の回転中にできるだけ下端21cとの間の隙間がなくなるようになっている。
−塵芥収集車による塵芥の収集方法−
まず、塵芥収集車1は、塵芥55の収集場所へ移動し、投入口7を開く。
次いで、図8に示すように、塵芥押込回転板26の軸心方向から見た長手方向中央の表面26aが仕切板21の下端21cに近接した状態で、塵芥55を塵芥投入空間部6dの底部、すなわち塵芥押込回転板26の下方へ投入する。このとき、回転軸の位置が一定の回転板式塵芥収集車と異なり、塵芥55の投入時には塵芥押込回転板26の自転中心軸25が塵芥収容箱3側へ移動し、塵芥押込回転板26が投入口7から遠い位置に配置されるので、回転板式塵芥収集車よりも容積の大きい塵芥55を投入できる。また、塵芥押込回転板26の軌跡を調整することで投入口7の底辺が低く設定されているので、塵芥55が投入しやすい。
次いで、駆動モータ14を回転させると、回転支持部材22が図8に示すように、時計回りに回転すると共に、塵芥押込回転板用減速機構27の作用により、その1/2のスピードで塵芥押込回転板26が時計回りに回転する。すると、図9及び図10に示すように、塵芥押込回転板26が投入口7側へ回転する。このとき、略カージオイド曲線29の凹部29aが仕切板21の下端21cと略一致しているため、下端21cと塵芥押込回転板26の表面26aとの間に塵芥55が噛み込み難くなっている。
さらに塵芥押込回転板26が回転すると、図11及び図12に示すように、塵芥押込回転板26の表面26aにより塵芥55が仕切板21の下端21cの下方を通って後方開口部4から塵芥収容箱3に確実に押し込まれる。このとき、塵芥投入空間部6dの底部を形成する壁面6cに対して近付くように塵芥押込回転板26が動くので、塵芥押込回転板26の回転運動のみでありながら、塵芥55を圧縮する機能が発揮される。
次いで、塵芥押込回転板26が図13の状態になった後、完全に1/2回転して、図8の状態に戻り、反対側の表面26a側で図8からの作業が繰り返される。
本実施形態は、塵芥55を押し込むための押込板及び塵芥55を掻き上げるための回転板を有する一般的な回転板式と比較すると、1つの塵芥押込回転板26で掻き上げ機能と押し込み機能とを発揮できるので、油圧シリンダなどのアクチュエータの数を減らすことができる。アクチュエータの数が減ることによって装置重量が軽くなり、装置重量が軽くなる分、積載容量を増やすことができる。
また、本実施形態は回転運動のみなのでシリンダを使用するプレス式や回転板式と比較してショックが少なく、低騒音になると共に、積込動作中にコントロールバルブ63の切換がないので、低騒音になり、効率がよい。しかも、ショックレス制御、切換制御等の複雑な制御が不要であるというメリットがある。
このように塵芥押込回転板26が連続的に回転して塵芥55の積込作業を行うので、日本で一般的なプレス式塵芥車や回転板式塵芥車のように各工程に切り換わるときの切換音が発生しない。
また、塵芥押込回転板26の公転運動及び自転運動の伝動部分をチェーンではなくギヤ駆動機構で構成しているので、チェーンのような伸びやたるみによる塵芥押込回転板26の略カージオイド軌跡の位置ずれが発生しない。これにより、塵芥投入箱6と塵芥収容箱3との間に設けられた仕切板21の下端21cに対する塵芥押込回転板26の位置制御を正確に行い得る。そして、公転中心ギヤ27a、自転中心ギヤ27b及びアイドルギヤ27cを回転支持部材側スプロケット32における回転支持部材22との対向面32bと反対側に配置しているので、回転支持部材22の内部や対向側壁6aの左右内側にこれらのギヤ27a,27b,27cを設けるような場合に比べ、これらのギヤ27a,27b,27cの点検が容易である。その結果、メンテナンス性に優れる。また、回転支持部材22を支持するために対向側壁6aに設ける支持用貫通孔6bを小さくすることができるので、支持用貫通孔6b(具体的には、ガイド部材28)内周と回転支持部材22外周との間に生じる隙間の容積が減って塵芥が噛み込み難くなる。また、支持用貫通孔6bを小さくすることで対向側壁6aの強度低下を抑制できる。
また、公転中心ギヤ27aと自転中心ギヤ27bとのトルク伝達を、2つのアイドルギヤ27cによって行うことにより、1つのアイドルギヤ27cのみであった従来のギヤ駆動機構と比較した場合のバックラッシュがより小さくなる。また、トルクの伝達面積を大きく確保できるので、従来と比較して公転中心ギヤ27a及び自転中心ギヤ27bの摩耗が低く抑えられ、ギヤの交換頻度が少なくなる。これにより、メンテナンス性が向上する。また、従来と比較して公転中心ギヤ27a及び自転中心ギヤ27bの幅を狭くしても十分にトルクを伝達することができるようになり、塵芥押込回転板用減速機構27を含む駆動機構全体がコンパクトになる。また、2つのアイドルギヤ27cを回転支持部材側スプロケット32の外側に着脱自在に取り付けることにより、ギヤケースを用いたり塵芥投入箱6の側壁の内側にギヤを設けていたりした従来と比較してギヤ27a,27b,27cの交換作業が簡単となる。
さらに自転中心軸25をその軸心方向から見て自転中心ギヤ27bの一部が段付部22fの外周よりも外側へはみ出すように、回転支持部材22の外周に近付けて配置しているので、できるだけ回転支持部材22の外径を小さくすることができる。このため、支持用貫通孔6bの内径を小さくすることができるので、支持用貫通孔6bと回転支持部材22との間に生じ得る隙間の容積が小さくなり、この隙間に塵芥55がより詰まりにくくなる。
したがって、公転中心ギヤ27aと自転中心ギヤ27bとを回転支持部材側スプロケット32における対向側壁6aと反対側に配置したギヤ駆動機構を採用したことにより、塵芥投入箱6の仕切板21の下端21cに対する塵芥押込回転板26の位置制御を正確に行いながら、塵芥積込装置20のメンテナンス性及び組立性を向上させると共にコンパクト化も図ることができる。そして、メンテナンス性及び組立性の高い商品性の優れた塵芥収集車1が得られる。
−変形例1−
図14は本発明の変形例1を示し、特に回転支持部材122と回転支持部材側スプロケット132の結合構造が異なる点で上記実施形態と異なる。なお、以下の各変形例では、図1〜図13と同じ部分については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
つまり、本変形例の回転支持部材122は、鍛造などの一体成型品よりなり、そのフランジ部122aが回転支持部材側スプロケット132にボルト122bにより締結されている。つまり、上記実施形態のように連結ピン33を有さない。
回転支持部材122の中心部には、公転中心用ボス部122dが形成され、この公転中心用ボス部122dに公転中心軸30が回転可能に挿入されている。
また、回転支持部材122の外周近傍には、軸受部122gが形成され、この軸受部122gに自転中心ギヤ27bの回転軸となる自転中心軸25が挿通されている。
なお、図示しないが、回転支持部材122には、アイドルギヤの回転軸が嵌め込まれる軸受部も形成されている。
また、回転支持部材側スプロケット132の左右方向外側にカバーケース133がボルト133aにより締結され、このカバーケース133の孔部133bに自転中心ギヤ27bの回転軸となる自転中心軸25の一端が回転可能に支持されている。より具体的には、自転中心軸25のカバーケース133側には、小径突出部125dが形成され、この小径突出部125dが、カバーケース133の孔部133bに挿入されている。
−変形例2−
図15は本発明の変形例2を示し、特に塵芥押込回転板用減速機構127の構成が異なる点で上記実施形態と異なる。
つまり、本変形例のように、一対のアイドルギヤ127cと公転中心ギヤ127aと自転中心ギヤ127bとの噛み合い面127dをそれぞれ回転軸心方向に対して斜めになるように構成してもよい。なお、アイドルギヤ127cは、スプリング127eで回転支持部材122から離れるように矢印の方向に常時付勢されている。一方、自転中心軸125の先端には、ネジ部125aが形成され、このネジ部125aにナット125b及びワッシャ125cを締め付けることで、一対のアイドルギヤ127cを押さえ付けながら自転中心ギヤ127bを自転中心軸125に固定できるようになっている。
このようにすることにより、ギヤ127a,127b,127cのバックラッシュをより小さくできる。さらに、図15に矢印で示す方向に固定ブラケット23を取り外すと公転中心ギヤ127aも同時に取り外されるように噛み合い面127dの傾斜を設定しておけば、固定ブラケット23の取り外しにより一対のアイドルギヤ127cが露出し、その交換が容易になる。
−変形例3−
図16は本発明の変形例3を示し、上記変形例1と比較して特に伝達部材と回転支持部材の形状が異なっている。
つまり、本変形例の伝達部材は、スプロケットではなく円環状のギヤ部材232となっている。円環状のギヤ部材232は、塵芥押込回転板26側と反対側の対向側壁6aの外方に配置されるようになっている。ギヤ部材232と回転支持部材222とは、ボルト122bによりに回転一体に連結されている。
また、公転中心ギヤ27aと自転中心ギヤ27bとは、支持用貫通孔6b及び回転支持部材222の外方であって、回転支持部材222における塵芥押込回転板26側と反対側に配置されている。また、ギヤ部材232には、取付ベース部222cとフランジ部222aが形成され、これらには、カバーケース133がボルト133aにより締結されている。
(その他の実施形態)
本発明は、上記実施形態について、以下のような構成としてもよい。
すなわち、上記実施形態では、塵芥積込装置20を車台2を有する塵芥収集車1の塵芥投入箱6に備えた例を示したが、この塵芥積込装置20は、ビルや工場などの床に固定設置するものであってもよい。具体的には、塵芥積込装置20を床に載置される塵芥投入箱に設ければよい。
上記実施形態では、電動モータを用いて油圧ポンプを駆動させる塵芥収集車1の例を示しているが、塵芥積込装置20は、電動モータではなく、エンジンの駆動力を動力取り出し装置(PTO)を介して油圧ポンプに伝達するものでもよい。回転支持部材22の駆動方法についても、本実施形態では、油圧の駆動モータ14の動力を減速させて駆動しているようにしているが、電動モータ46の動力を用いてもよい。これら駆動モータ14や電動モータ46の動力源も特に限定されない。
また、上記実施形態では、駆動モータ14を左右一方の対向側壁6aの内側に取り付けていたが、駆動モータ14は対向側壁6aの両方に設けてもよい。
上記実施形態では、伝達部材が円盤状の回転支持部材側スプロケット32で構成されていたが、円盤状のスプロケットに代えて円盤状のギヤで構成してもよい。また、上記変形例3では、伝達部材が円環状のギヤ部材232で構成されていたが、円環状のギヤに代えて円環状のスプロケットで構成してもよい。
なお、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物や用途の範囲を制限することを意図するものではない。
以上説明したように、本発明は、塵芥投入箱の投入口から投入された塵芥を圧縮して塵芥収容箱へ押し込む塵芥積込装置及びそれを備えた塵芥収集車について有用である。
6 塵芥投入箱
6a 対向側壁
6b 支持用貫通孔
22 回転支持部材
25 自転中心軸
26 塵芥押込回転板
27a 公転中心ギヤ
27b 自転中心ギヤ
27c アイドルギヤ
27d 噛み合い面
32 回転支持部材側スプロケット(伝達部材)
32a 中心軸孔
122 回転支持部材
127a 公転中心ギヤ
127b 自転中心ギヤ
127c アイドルギヤ
127d 噛み合い面
132 回転支持部材側スプロケット(伝達部材)
222 回転支持部材
232 ギヤ部材(伝達部材)

Claims (7)

  1. 塵芥投入箱の一対の対向側壁の支持用貫通孔にそれぞれ回転可能に挿入された円形の回転支持部材と、
    上記回転支持部材の回転中心に配設されると共に上記対向側壁に対して相対回転不能な公転中心ギヤと、
    上記回転支持部材の上記回転中心に対して偏心して配設される自転中心ギヤと、
    上記一対の対向側壁間に回転可能に配設されると共に、その回転軸が上記回転支持部材を貫通して上記自転中心ギヤと連結される塵芥押込回転板と、
    駆動源からの駆動力を上記回転支持部材に伝達するものであってスプロケット又はギヤからなる円盤状の伝達部材とを備え、
    上記伝達部材は、上記対向側壁及び上記回転支持部材の外方であって上記塵芥押込回転板側と反対側に配置されて、上記回転支持部材に回転一体に連結され、
    上記公転中心ギヤと上記自転中心ギヤとは、上記伝達部材における上記回転支持部材との対向面と反対側に配置されている
    ことを特徴とする塵芥積込装置。
  2. 塵芥投入箱の一対の対向側壁の支持用貫通孔にそれぞれ回転可能に挿入された円形の回転支持部材と、
    上記回転支持部材の回転中心に配設されると共に上記対向側壁に対して相対回転不能な公転中心ギヤと、
    上記回転支持部材の上記回転中心に対して偏心して配設される自転中心ギヤと、
    上記一対の対向側壁間に回転可能に配設されると共に、その回転軸が上記回転支持部材を貫通して上記自転中心ギヤと連結される塵芥押込回転板と、
    駆動源からの駆動力を上記回転支持部材に伝達するものであってスプロケット又はギヤからなる円環状の伝達部材とを備え、
    上記伝達部材は、上記対向側壁の外方であって上記塵芥押込回転板側と反対側に配置されて、上記回転支持部材に回転一体に連結され、
    上記公転中心ギヤと上記自転中心ギヤとは、上記支持用貫通孔及び上記回転支持部材の外方であって上記回転支持部材における上記塵芥押込回転板側と反対側に配置されている
    ことを特徴とする塵芥積込装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の塵芥積込装置において、
    上記公転中心ギヤと上記自転中心ギヤとの間には、それぞれが該公転中心ギヤ及び該自転中心ギヤと噛み合う一対のアイドルギヤが配設されている
    ことを特徴とする塵芥積込装置。
  4. 請求項3に記載の塵芥積込装置において、
    上記一対のアイドルギヤと上記公転中心ギヤと上記自転中心ギヤとの噛み合い面がそれぞれ回転軸心方向に対して斜めになるように構成されている
    ことを特徴とする塵芥積込装置。
  5. 請求項4に記載の塵芥積込装置において、
    上記公転中心ギヤは、上記対向側壁に脱着可能に固定された固定ブラケットの上記対向側壁側に回転不能に固定され、
    上記固定ブラケットと共に上記公転中心ギヤを取り外すと、上記一対のアイドルギヤの交換が可能となるように構成されている
    ことを特徴とする塵芥積込装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1つに記載の塵芥積込装置において、
    上記塵芥押込回転板の回転軸は、該回転軸の軸心方向から見て上記自転中心ギヤの一部が該回転支持部材の上記支持用貫通孔に挿入される部分の外周よりも外側へはみ出すように上記回転支持部材に回転可能に挿入されている
    ことを特徴とする塵芥積込装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1つに記載の塵芥積込装置を備えている
    ことを特徴とする塵芥収集車。
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