JP2001080706A - 塵芥収集車の回転板駆動装置 - Google Patents
塵芥収集車の回転板駆動装置Info
- Publication number
- JP2001080706A JP2001080706A JP25468799A JP25468799A JP2001080706A JP 2001080706 A JP2001080706 A JP 2001080706A JP 25468799 A JP25468799 A JP 25468799A JP 25468799 A JP25468799 A JP 25468799A JP 2001080706 A JP2001080706 A JP 2001080706A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drive shaft
- rotary plate
- dust
- holding member
- bearing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Refuse-Collection Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 中間軸および回転板駆動軸を支持する軸受の
芯ずれを確実に防止して、耐久性をより一層向上できる
塵芥収集車の回転板駆動装置を提供する。 【解決手段】 本発明の回転板駆動装置100は、塵芥
投入箱1に着脱自在に装着可能な完全に独立したユニッ
トとして形成したので、減速機構40の中間軸41およ
び回転板駆動軸30を支持する軸受24,25,26,
27を保持部材20に溶接する際に、芯ずれを防止する
ための専用治具を用いることができるばかりでなく、各
軸受の溶接に伴って生じる保持部材20の変形を矯正装
置を用いて矯正することもできる。これにより、各軸受
間の同軸度および位置精度を高めて回転板駆動軸30と
減速機構40の中間軸41との平行度を高めることがで
きるから、減速機構40の耐久性を向上させることがで
きる。
芯ずれを確実に防止して、耐久性をより一層向上できる
塵芥収集車の回転板駆動装置を提供する。 【解決手段】 本発明の回転板駆動装置100は、塵芥
投入箱1に着脱自在に装着可能な完全に独立したユニッ
トとして形成したので、減速機構40の中間軸41およ
び回転板駆動軸30を支持する軸受24,25,26,
27を保持部材20に溶接する際に、芯ずれを防止する
ための専用治具を用いることができるばかりでなく、各
軸受の溶接に伴って生じる保持部材20の変形を矯正装
置を用いて矯正することもできる。これにより、各軸受
間の同軸度および位置精度を高めて回転板駆動軸30と
減速機構40の中間軸41との平行度を高めることがで
きるから、減速機構40の耐久性を向上させることがで
きる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塵芥収集車に搭載
された塵芥投入箱内で投入された塵芥を塵芥収容箱内に
押動する回転板の駆動装置に関し、より詳しくは、塵芥
投入箱への組み立ておよび保守点検作業が容易、かつ耐
久性に優れるように改良された回転板駆動装置に関す
る。
された塵芥投入箱内で投入された塵芥を塵芥収容箱内に
押動する回転板の駆動装置に関し、より詳しくは、塵芥
投入箱への組み立ておよび保守点検作業が容易、かつ耐
久性に優れるように改良された回転板駆動装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、塵芥収集車に搭載した塵芥収容箱
の後方に設けた塵芥投入箱内では回転板が回転し、塵芥
投入箱内に投入された塵芥を塵芥収容箱側に押動するよ
うになっているが、このような回転板の駆動装置が例え
ば実開昭63−157010号公報に記載されている。
の後方に設けた塵芥投入箱内では回転板が回転し、塵芥
投入箱内に投入された塵芥を塵芥収容箱側に押動するよ
うになっているが、このような回転板の駆動装置が例え
ば実開昭63−157010号公報に記載されている。
【0003】この実開昭63−157010号公報に記
載された回転板駆動装置においては、塵芥投入箱を形成
する内外一対の側壁間にチェーンおよびスプロケットか
らなる減速機構が配置され、油圧モータの駆動出力を減
速して回転板を駆動する構造となっている。
載された回転板駆動装置においては、塵芥投入箱を形成
する内外一対の側壁間にチェーンおよびスプロケットか
らなる減速機構が配置され、油圧モータの駆動出力を減
速して回転板を駆動する構造となっている。
【0004】これに対して、塵芥収集車のなかには、塵
芥投入箱を形成する外側壁板の表面に軸受板を溶接する
とともに、この外側壁板と軸受板とにそれぞれ溶接した
軸受によって、回転板駆動軸および減速機構の回転軸を
支持する構造の回転板駆動装置を備えたものがある。
芥投入箱を形成する外側壁板の表面に軸受板を溶接する
とともに、この外側壁板と軸受板とにそれぞれ溶接した
軸受によって、回転板駆動軸および減速機構の回転軸を
支持する構造の回転板駆動装置を備えたものがある。
【0005】このような構造の従来の回転板駆動装置を
図3を参照して説明すると、塵芥投入箱1の側壁2は互
いに平行な内外一対の壁板3,4によって形成されると
ともに、外側の壁板4の表面には、正面視でコ字型の軸
受板5が溶接されている。そして外側の壁板3,4およ
び軸受板5には、減速機構の中間軸6および回転板駆動
軸7の両端部をそれぞれ回転自在に支持する軸受8,
9,10,11がそれぞれ溶接されている。さらに、外
側の壁板4の上部に溶接されたモータ取付板12には、
図示されない回転板を回転駆動するための油圧モータ1
3が取りつけられる。そして、この油圧モータ13の駆
動出力は、モータスプロケット14、チェーン15,中
間スプロケット16、2重チェーン17、駆動軸スプロ
ケット18から構成される減速機構19を介して回転板
駆動軸7に伝達され、回転板を回転駆動する。
図3を参照して説明すると、塵芥投入箱1の側壁2は互
いに平行な内外一対の壁板3,4によって形成されると
ともに、外側の壁板4の表面には、正面視でコ字型の軸
受板5が溶接されている。そして外側の壁板3,4およ
び軸受板5には、減速機構の中間軸6および回転板駆動
軸7の両端部をそれぞれ回転自在に支持する軸受8,
9,10,11がそれぞれ溶接されている。さらに、外
側の壁板4の上部に溶接されたモータ取付板12には、
図示されない回転板を回転駆動するための油圧モータ1
3が取りつけられる。そして、この油圧モータ13の駆
動出力は、モータスプロケット14、チェーン15,中
間スプロケット16、2重チェーン17、駆動軸スプロ
ケット18から構成される減速機構19を介して回転板
駆動軸7に伝達され、回転板を回転駆動する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図3に示した構造の回
転板駆動装置は、塵芥投入箱の外側に減速機構19が配
置されているため、減速機構19の組み立て及び保守点
検作業を容易に行うことができる。しかしながら、塵芥
投入箱1の側壁2を形成する壁板4に厚い軸受板5を溶
接するとともに、壁板3,4および軸受板5に軸受8,
9,10,11をそれぞれ溶接する構造であるため、壁
板4に溶接歪みが生じることが避けられない。これによ
り、中間軸6を支持する左右一対の軸受8,9間、およ
び回転板駆動軸7を支持する左右一対の軸受10,11
間に芯ずれが生じ、中間軸6と回転板駆動軸7との平行
度が狂うため、各スプロケット14,16,18に巻き
回したチェーン15,17に片当たりが生じ、チェーン
15,17の耐久性が低下する場合があった。
転板駆動装置は、塵芥投入箱の外側に減速機構19が配
置されているため、減速機構19の組み立て及び保守点
検作業を容易に行うことができる。しかしながら、塵芥
投入箱1の側壁2を形成する壁板4に厚い軸受板5を溶
接するとともに、壁板3,4および軸受板5に軸受8,
9,10,11をそれぞれ溶接する構造であるため、壁
板4に溶接歪みが生じることが避けられない。これによ
り、中間軸6を支持する左右一対の軸受8,9間、およ
び回転板駆動軸7を支持する左右一対の軸受10,11
間に芯ずれが生じ、中間軸6と回転板駆動軸7との平行
度が狂うため、各スプロケット14,16,18に巻き
回したチェーン15,17に片当たりが生じ、チェーン
15,17の耐久性が低下する場合があった。
【0007】また、軸受8,10が塵芥投入箱1の壁板
3,4に溶接され、かつ軸受9,11が塵芥投入箱1の
側壁2に溶接した軸受板5に溶接されているため、軸受
8,9間および軸受10,11間の芯ずれを矯正するこ
とはきわめて困難である。さらに、軸受の溶接によって
生じた壁板3,4および軸受板5の変形を矯正すること
は、ほとんど不可能である。
3,4に溶接され、かつ軸受9,11が塵芥投入箱1の
側壁2に溶接した軸受板5に溶接されているため、軸受
8,9間および軸受10,11間の芯ずれを矯正するこ
とはきわめて困難である。さらに、軸受の溶接によって
生じた壁板3,4および軸受板5の変形を矯正すること
は、ほとんど不可能である。
【0008】そこで、本発明の目的は、上述した従来技
術が有する問題点を解消し、減速機構の回転軸および回
転板駆動軸を支持する軸受の芯ずれを確実に防止して耐
久性を向上させることができ、かつ組み立ておよび保守
点検業をより一層容易に行うことができる塵芥収集車の
回転板駆動装置を提供することにある。
術が有する問題点を解消し、減速機構の回転軸および回
転板駆動軸を支持する軸受の芯ずれを確実に防止して耐
久性を向上させることができ、かつ組み立ておよび保守
点検業をより一層容易に行うことができる塵芥収集車の
回転板駆動装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決する本
発明は、塵芥収集車に搭載された塵芥投入箱内で投入さ
れた塵芥を塵芥収容箱側に押動する回転板の駆動装置で
あって前記回転板に係合して回転駆動する回転板駆動軸
と、この駆動軸を減速機構を介して回転駆動する駆動手
段と、前記回転板駆動軸および前記減速機構の回転軸の
両端部をそれぞれ回転自在に支持する軸受と、これらの
軸受がそれぞれ固設されるとともに前記回転板駆動軸と
前記減速機構および前記駆動手段を保持する、前記塵芥
投入箱の外壁表面に着脱自在に装着される保持部材とを
備える。
発明は、塵芥収集車に搭載された塵芥投入箱内で投入さ
れた塵芥を塵芥収容箱側に押動する回転板の駆動装置で
あって前記回転板に係合して回転駆動する回転板駆動軸
と、この駆動軸を減速機構を介して回転駆動する駆動手
段と、前記回転板駆動軸および前記減速機構の回転軸の
両端部をそれぞれ回転自在に支持する軸受と、これらの
軸受がそれぞれ固設されるとともに前記回転板駆動軸と
前記減速機構および前記駆動手段を保持する、前記塵芥
投入箱の外壁表面に着脱自在に装着される保持部材とを
備える。
【0010】すなわち、本発明の塵芥収集車の回転板駆
動装置は、塵芥投入箱から分離することができる。これ
により、組み立て作業および保守点検作業をきわめて容
易に行うことができる。また、塵芥投入箱の側壁を形成
する鋼鈑よりも厚い鋼鈑を用いて保持部材を形成できる
から、軸受を溶接により保持部材に取り付ける場合に、
溶接に伴う保持部材の変形そのものを低減できる。同時
に、軸受間の芯ずれを防止するための専用治具を用いつ
つ各軸受を保持部材に溶接できるばかりでなく、軸受の
溶接に伴って生じる保持部材の変形を矯正装置を用いて
矯正することもできる。これにより、各軸受間の同軸度
および位置精度を高めて回転板駆動軸と減速機構の回転
軸との平行度を高めることができるから、減速機構の耐
久性を向上させることができる。
動装置は、塵芥投入箱から分離することができる。これ
により、組み立て作業および保守点検作業をきわめて容
易に行うことができる。また、塵芥投入箱の側壁を形成
する鋼鈑よりも厚い鋼鈑を用いて保持部材を形成できる
から、軸受を溶接により保持部材に取り付ける場合に、
溶接に伴う保持部材の変形そのものを低減できる。同時
に、軸受間の芯ずれを防止するための専用治具を用いつ
つ各軸受を保持部材に溶接できるばかりでなく、軸受の
溶接に伴って生じる保持部材の変形を矯正装置を用いて
矯正することもできる。これにより、各軸受間の同軸度
および位置精度を高めて回転板駆動軸と減速機構の回転
軸との平行度を高めることができるから、減速機構の耐
久性を向上させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明による塵芥収集車の
回転板駆動装置の一実施形態を、図1および図2を参照
して詳細に説明する。ここで、図1は本発明に係る一実
施形態の回転板駆動装置を塵芥投入箱と共に示す全体斜
視図、図2は図1中に示した回転板駆動装置の分解斜視
図である。
回転板駆動装置の一実施形態を、図1および図2を参照
して詳細に説明する。ここで、図1は本発明に係る一実
施形態の回転板駆動装置を塵芥投入箱と共に示す全体斜
視図、図2は図1中に示した回転板駆動装置の分解斜視
図である。
【0012】図1および図2に示した本実施形態の回転
板駆動装置100は、塵芥収集車に搭載された塵芥投入
箱1内で回転して投入された塵芥を塵芥収容箱側に押動
する回転板の駆動装置であって、塵芥投入箱1の側壁2
に着脱自在に装着される、塵芥投入箱1から完全に分離
可能な一つのユニットとして構成されている。また、こ
の回転板駆動装置100は、塵芥投入箱1の側壁2の外
表面に着脱自在に装着される保持部材20を備えてい
る。そしてこの保持部材20には、図示されない回転板
に係脱自在に係合して回転駆動する駆動軸30と、この
駆動軸30を減速機構40を介して回転駆動する油圧モ
ータ(駆動手段)50とが取り付けられている。
板駆動装置100は、塵芥収集車に搭載された塵芥投入
箱1内で回転して投入された塵芥を塵芥収容箱側に押動
する回転板の駆動装置であって、塵芥投入箱1の側壁2
に着脱自在に装着される、塵芥投入箱1から完全に分離
可能な一つのユニットとして構成されている。また、こ
の回転板駆動装置100は、塵芥投入箱1の側壁2の外
表面に着脱自在に装着される保持部材20を備えてい
る。そしてこの保持部材20には、図示されない回転板
に係脱自在に係合して回転駆動する駆動軸30と、この
駆動軸30を減速機構40を介して回転駆動する油圧モ
ータ(駆動手段)50とが取り付けられている。
【0013】前記保持部材20は、塵芥投入箱1の側壁
2を形成する鋼鈑より厚い、例えば15ミリメートル厚
の鋼鈑から形成したもので、塵芥投入箱1の側壁2の外
表面に密着する帯板状の基板21と、この基板21の表
面に溶接された正面視でコ字型に折り曲げられた軸受板
22とから構成されている。そして、前記基板21の四
隅にはボルト孔23が貫設され、この回転板駆動装置1
00を図示されないボルトを用いて塵芥投入箱1の側壁
2の外表面に装着できるようになっている。また、基板
21および軸受板22の互いに平行に延びる部分21a
および22aには図示されない貫通孔が貫設され、回転
板駆動軸30および減速機構40の中間軸41をそれぞ
れ回転自在に支持する軸受24,25,26,27を受
容して溶接するようになっている。
2を形成する鋼鈑より厚い、例えば15ミリメートル厚
の鋼鈑から形成したもので、塵芥投入箱1の側壁2の外
表面に密着する帯板状の基板21と、この基板21の表
面に溶接された正面視でコ字型に折り曲げられた軸受板
22とから構成されている。そして、前記基板21の四
隅にはボルト孔23が貫設され、この回転板駆動装置1
00を図示されないボルトを用いて塵芥投入箱1の側壁
2の外表面に装着できるようになっている。また、基板
21および軸受板22の互いに平行に延びる部分21a
および22aには図示されない貫通孔が貫設され、回転
板駆動軸30および減速機構40の中間軸41をそれぞ
れ回転自在に支持する軸受24,25,26,27を受
容して溶接するようになっている。
【0014】前記回転板駆動軸30は、保持部材20に
設けた軸受26,27によって回転自在に支持されると
ともに、本実施形態の回転板駆動装置100を塵芥投入
箱1の側壁2に取り付けると、その先端の雄スプライン
31が塵芥投入箱1内に設けられた図示されない回転板
と回転方向に係合するようになっている。また、その基
端側に設けた雄スプライン32が次述する減速機構40
の駆動軸スプロケット46と回転方向に係合するように
なっている。
設けた軸受26,27によって回転自在に支持されると
ともに、本実施形態の回転板駆動装置100を塵芥投入
箱1の側壁2に取り付けると、その先端の雄スプライン
31が塵芥投入箱1内に設けられた図示されない回転板
と回転方向に係合するようになっている。また、その基
端側に設けた雄スプライン32が次述する減速機構40
の駆動軸スプロケット46と回転方向に係合するように
なっている。
【0015】前記減速機構40は、モータスプロケット
42、チェーン43,中間スプロケット44、2重チェ
ーン45、駆動軸スプロケット46とを有している。前
記モータスプロケット42は、保持部材20の上端部に
植設された上下一対のボルト28によって支持される軸
受ユニット47によって回転自在に支持されている。ま
た、保持部材20に設けた軸受24,25によって回転
自在に支持された中間軸41が、中間スプロケット44
を支持している。なお、この中間軸41は偏心軸として
形成され、各チェーン43,45の張り具合を調節でき
るようになっている。
42、チェーン43,中間スプロケット44、2重チェ
ーン45、駆動軸スプロケット46とを有している。前
記モータスプロケット42は、保持部材20の上端部に
植設された上下一対のボルト28によって支持される軸
受ユニット47によって回転自在に支持されている。ま
た、保持部材20に設けた軸受24,25によって回転
自在に支持された中間軸41が、中間スプロケット44
を支持している。なお、この中間軸41は偏心軸として
形成され、各チェーン43,45の張り具合を調節でき
るようになっている。
【0016】前記油圧モータ50は、保持部材20の上
端部の裏面側に着脱自在に螺着され、モータスプロケッ
ト42と回転方向に係合してこれを回転駆動するように
なっている。
端部の裏面側に着脱自在に螺着され、モータスプロケッ
ト42と回転方向に係合してこれを回転駆動するように
なっている。
【0017】上述のように構成された本実施形態の回転
板駆動装置100の製造は、保持部材20を塵芥投入箱
1から完全に分離した状態で行うことができる。これに
より、各軸受24,25,26,27を保持部材20に
溶接する際に、各軸受間の芯ずれを防止するための専用
治具を用いることにより、各軸受けの同軸度および位置
精度を大幅に高めることができる。また、各軸受の溶接
に伴って生じる保持部材20の変形を、矯正装置を用い
て矯正することもできる。さらに、保持部材20自体が
例えば15ミリメートル厚の鋼鈑から形成されているの
で、各軸受の溶接に伴う保持部材20の変形そのものを
低減できる。
板駆動装置100の製造は、保持部材20を塵芥投入箱
1から完全に分離した状態で行うことができる。これに
より、各軸受24,25,26,27を保持部材20に
溶接する際に、各軸受間の芯ずれを防止するための専用
治具を用いることにより、各軸受けの同軸度および位置
精度を大幅に高めることができる。また、各軸受の溶接
に伴って生じる保持部材20の変形を、矯正装置を用い
て矯正することもできる。さらに、保持部材20自体が
例えば15ミリメートル厚の鋼鈑から形成されているの
で、各軸受の溶接に伴う保持部材20の変形そのものを
低減できる。
【0018】これにより、軸受24,25によってその
両端部が回転自在に支持される減速機構40の中間軸4
1と、軸受26,27によってその両端部が回転自在に
支持される回転板駆動軸30との平行度および位置精度
を、所定の範囲内に正確に保つことができる。したがっ
て、各チェーン43,45を各スプロケット42、4
4、46間にそれぞれ巻き回してその両端同士をそれぞ
れ接続する作業を容易に行うことができる。さらに、各
チェーン43,45は各スプロケット42、44、46
と片当たりしないから、各チェーン43,45の耐久性
が向上し、減速機構40の耐久性を大幅に向上させるこ
とができる。
両端部が回転自在に支持される減速機構40の中間軸4
1と、軸受26,27によってその両端部が回転自在に
支持される回転板駆動軸30との平行度および位置精度
を、所定の範囲内に正確に保つことができる。したがっ
て、各チェーン43,45を各スプロケット42、4
4、46間にそれぞれ巻き回してその両端同士をそれぞ
れ接続する作業を容易に行うことができる。さらに、各
チェーン43,45は各スプロケット42、44、46
と片当たりしないから、各チェーン43,45の耐久性
が向上し、減速機構40の耐久性を大幅に向上させるこ
とができる。
【0019】上述のように製造された本実施形態の回転
板駆動装置100を塵芥投入箱1に装着する際には、塵
芥投入箱1の側壁2に貫設した各貫通孔2a,2b,2
c内にそれぞれ油圧モータ50、中間軸41の端部、回
転板駆動軸30をそれぞれ挿入した後、図示されない固
定ボルトを用いて保持部材20を塵芥投入箱1の側壁2
に螺着すれば良い。
板駆動装置100を塵芥投入箱1に装着する際には、塵
芥投入箱1の側壁2に貫設した各貫通孔2a,2b,2
c内にそれぞれ油圧モータ50、中間軸41の端部、回
転板駆動軸30をそれぞれ挿入した後、図示されない固
定ボルトを用いて保持部材20を塵芥投入箱1の側壁2
に螺着すれば良い。
【0020】すなわち、本実施形態の回転板駆動装置1
00は、塵芥投入箱1から完全に独立したユニットとし
て形成したので、その組み立ておよび保守点検作業を極
めて容易に行うことができる。また、塵芥投入箱1の側
壁2を形成する鋼鈑よりも厚い鋼鈑を用いて保持部材2
0を形成できるから、各軸受24,25,26,27の
溶接に伴う保持部材20の変形そのものを低減できる。
同時に、各軸受24,25,26,27間の芯ずれを防
止するための専用治具を用いつつ各軸受を保持部材20
に溶接できるばかりでなく、軸受の溶接に伴って生じる
保持部材の変形を矯正装置を用いて矯正することもでき
る。これにより、各軸受の同軸度および位置精度を高め
て回転板駆動軸30と減速機構40の中間軸41との平
行度を高めることができるから、各チェーン43,45
の各スプロケット42,44,46に対する片当たりを
無くして、減速機構40の耐久性を向上させることがで
きる。
00は、塵芥投入箱1から完全に独立したユニットとし
て形成したので、その組み立ておよび保守点検作業を極
めて容易に行うことができる。また、塵芥投入箱1の側
壁2を形成する鋼鈑よりも厚い鋼鈑を用いて保持部材2
0を形成できるから、各軸受24,25,26,27の
溶接に伴う保持部材20の変形そのものを低減できる。
同時に、各軸受24,25,26,27間の芯ずれを防
止するための専用治具を用いつつ各軸受を保持部材20
に溶接できるばかりでなく、軸受の溶接に伴って生じる
保持部材の変形を矯正装置を用いて矯正することもでき
る。これにより、各軸受の同軸度および位置精度を高め
て回転板駆動軸30と減速機構40の中間軸41との平
行度を高めることができるから、各チェーン43,45
の各スプロケット42,44,46に対する片当たりを
無くして、減速機構40の耐久性を向上させることがで
きる。
【0021】以上、本発明に係る塵芥収集車の回転板駆
動装置の一実施形態ついて詳しく説明したが、本発明は
上述した実施形態によって限定されるものではなく、種
々の変更が可能であることは言うまでもない。例えば、
上述した実施形態においては、モータスプロケット42
を回転自在に支持する軸受ユニット47を、保持部材2
0の上端部に植設した上下一対のボルト28によって支
持しているが、保持部材20の軸受板21をさらに上方
に延長して軸受ユニット47を螺着することもできる。
また、各軸受24,25,26,27を基板21および
軸受板22溶接するとしたが、各軸受24,25,2
6,27に一端側に鍔を設けるとともに、この鍔を基板
21および軸受板22にそれぞれボルトを用いて固定す
ることもできる。
動装置の一実施形態ついて詳しく説明したが、本発明は
上述した実施形態によって限定されるものではなく、種
々の変更が可能であることは言うまでもない。例えば、
上述した実施形態においては、モータスプロケット42
を回転自在に支持する軸受ユニット47を、保持部材2
0の上端部に植設した上下一対のボルト28によって支
持しているが、保持部材20の軸受板21をさらに上方
に延長して軸受ユニット47を螺着することもできる。
また、各軸受24,25,26,27を基板21および
軸受板22溶接するとしたが、各軸受24,25,2
6,27に一端側に鍔を設けるとともに、この鍔を基板
21および軸受板22にそれぞれボルトを用いて固定す
ることもできる。
【0022】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の塵芥収集車の回転板駆動装置は、塵芥投入箱から完全
に分離可能な一つのユニットとして形成されている。こ
れにより、その組み立て作業および保守点検作業をきわ
めて容易に行うことができる。また、塵芥投入箱の側壁
を形成する鋼鈑よりも厚い鋼鈑を用いて保持部材を形成
できるから、軸受の溶接に伴う保持部材の変形そのもの
を低減できる。同時に、軸受間の芯ずれを防止するため
の専用治具を用いつつ各軸受を保持部材に溶接できるば
かりでなく、軸受の溶接に伴って生じる保持部材の変形
を矯正装置を用いて矯正することもできる。これによ
り、各軸受の同軸度および位置精度を高めて回転板駆動
軸と減速機構の回転軸との平行度を高めることができる
から、減速機構の耐久性を向上させることができる。
の塵芥収集車の回転板駆動装置は、塵芥投入箱から完全
に分離可能な一つのユニットとして形成されている。こ
れにより、その組み立て作業および保守点検作業をきわ
めて容易に行うことができる。また、塵芥投入箱の側壁
を形成する鋼鈑よりも厚い鋼鈑を用いて保持部材を形成
できるから、軸受の溶接に伴う保持部材の変形そのもの
を低減できる。同時に、軸受間の芯ずれを防止するため
の専用治具を用いつつ各軸受を保持部材に溶接できるば
かりでなく、軸受の溶接に伴って生じる保持部材の変形
を矯正装置を用いて矯正することもできる。これによ
り、各軸受の同軸度および位置精度を高めて回転板駆動
軸と減速機構の回転軸との平行度を高めることができる
から、減速機構の耐久性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施形態の回転板駆動装置を塵
芥投入箱と共に示す全体斜視図。
芥投入箱と共に示す全体斜視図。
【図2】図2は図1中に示した回転板駆動装置の分解斜
視図。
視図。
【図3】従来の回転板駆動装置を示す分解斜視図。
1 塵芥投入箱 2 側壁 3,4 壁板 5 軸受板 6 中間軸 7 回転板駆動軸 8,9,10,11 軸受 12 モータ取付板 13 油圧モータ 14 モータスプロケット 15 チェーン 16 中間スプロケット 17 2重チェーン 18 駆動軸スプロケット 19 減速機構 20 保持部材 21 基板 22 軸受板 23 ボルト孔 24,25,26,27 軸受 28 ボルト 29 30 駆動軸 31 32 40 減速機構 41 中間軸 42 モータスプロケット 43 チェーン 44 中間スプロケット 45 2重チェーン 46 駆動軸スプロケット 47 軸受ユニット 100 本発明に係る一実施形態の塵芥収集車の回転板
駆動装置
駆動装置
Claims (1)
- 【請求項1】塵芥収集車に搭載された塵芥投入箱内で投
入された塵芥を塵芥収容箱側に押動する回転板の駆動装
置であって前記回転板に係合して回転駆動する回転板駆
動軸と、 この駆動軸を減速機構を介して回転駆動する駆動手段
と、 前記回転板駆動軸および前記減速機構の回転軸の両端部
をそれぞれ回転自在に支持する軸受と、 これらの軸受がそれぞれ固設されるとともに前記回転板
駆動軸と前記減速機構および前記駆動手段を保持する、
前記塵芥投入箱の外壁表面に着脱自在に装着される保持
部材と、を備えることを特徴とする塵芥収集車の回転板
駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25468799A JP2001080706A (ja) | 1999-09-08 | 1999-09-08 | 塵芥収集車の回転板駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25468799A JP2001080706A (ja) | 1999-09-08 | 1999-09-08 | 塵芥収集車の回転板駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001080706A true JP2001080706A (ja) | 2001-03-27 |
Family
ID=17268482
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25468799A Pending JP2001080706A (ja) | 1999-09-08 | 1999-09-08 | 塵芥収集車の回転板駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001080706A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103079973A (zh) * | 2010-09-27 | 2013-05-01 | 新明和工业株式会社 | 垃圾装载装置及装备有该垃圾装载装置的垃圾收集车 |
JP2018193219A (ja) * | 2017-05-19 | 2018-12-06 | 極東開発工業株式会社 | 塵芥収集車 |
-
1999
- 1999-09-08 JP JP25468799A patent/JP2001080706A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103079973A (zh) * | 2010-09-27 | 2013-05-01 | 新明和工业株式会社 | 垃圾装载装置及装备有该垃圾装载装置的垃圾收集车 |
JP2018193219A (ja) * | 2017-05-19 | 2018-12-06 | 極東開発工業株式会社 | 塵芥収集車 |
JP7041474B2 (ja) | 2017-05-19 | 2022-03-24 | 極東開発工業株式会社 | 塵芥収集車 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US11630032B2 (en) | Vehicle inspection wheel support vibrating device | |
JP2651345B2 (ja) | 感圧性接着剤層を設けた帳票の封緘装置と封緘方法 | |
JP2001080706A (ja) | 塵芥収集車の回転板駆動装置 | |
JPH0732996B2 (ja) | 工業用ロボットの手首装置 | |
JPH11114696A (ja) | 建物ユニットのフレームの反転式溶接補助装置 | |
US20050253478A1 (en) | Tube motor for use in motor-driven shutter or motor-driven blind | |
CN215554372U (zh) | 封箱机用纸箱翻转装置 | |
CN218362904U (zh) | 一种不锈钢料仓焊接设备 | |
JP3894750B2 (ja) | コンベア装置 | |
JP2715037B2 (ja) | ローラコンベヤ装置 | |
JPS6131051Y2 (ja) | ||
CN212420285U (zh) | 旋转焊接台 | |
CN220333964U (zh) | 一种brpv发电建材翻转机 | |
CN220636591U (zh) | 一种滚焊机的供料装置 | |
CN217493170U (zh) | 一种机电加工用自动焊接设备 | |
CN216189410U (zh) | 链片称重上料机 | |
JP2545953Y2 (ja) | 搬送用駆動チェーン | |
JPS5828714Y2 (ja) | 溶接用台車 | |
JP4314936B2 (ja) | 反転用案内装置および反転用案内装置を備えたローラコンベヤ設備 | |
JP2503361Y2 (ja) | 紙葉類搬送装置 | |
JPH087483Y2 (ja) | 数字表示器 | |
KR200241994Y1 (ko) | 편심용접기용 용접토치의 구동장치 | |
JP3253922B2 (ja) | 塵芥収集車の回転板駆動装置及び回転板駆動ユニット | |
JP2513824Y2 (ja) | 紡機のクリ―ル駆動装置 | |
JPH04203659A (ja) | デファレンシャルシム調整構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060901 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090310 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090724 |