JP2024013313A - 塵芥収集車 - Google Patents

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正輝 山内
Masateru Yamauchi
裕起 平田
Yuki Hirata
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Abstract

【課題】剛性が高い回転板を有する塵芥収集車を提供することを課題とする。【解決手段】塵芥投入空間の中で回転板が回転して塵芥をすくい上げる塵芥収集車において、前記回転板は、平行に配された一組の袖部70a、70bと、前記袖部の間を繋ぐすくい板部71を有し、前記袖部70a、70bは、ボス部72と、腕状部73を有し、当該腕状部73は、すくい面側袖板部77と、前記すくい面側袖板部77と対向する裏側袖板部78と、前記すくい面側袖板部77と裏側袖板部78の側面同士を繋ぐ側板部80a、80bを有し、前記ボス部72は前記腕状部73の端部に一体的に固定されており、前記腕状部73の底面には少なくとも2か所に角部83、85があり、前記ボス部に近い位置に形成された角部はその両側が緩傾斜となる第1角部83であり、前記ボス部軸から遠い位置に形成された第2角部85はその両側が前記第1角部83よりも急傾斜となっている。【選択図】図7

Description

本発明は、塵芥を収集して運搬する塵芥収集車に関するものである。
家庭から排出される一般ごみや、飲食店等から排出される生ゴミ等を収集する装置として、塵芥収集車200が知られている。
塵芥収集車200は、図17(a)の様に車両10に塵芥収集装置201を搭載したものである。
塵芥収集装置201は、塵芥を収容する塵芥収容箱202と、塵芥投入箱203によって構成されている。塵芥収容箱202は、図17(b)の様に車両10の後端側に塵芥排出口208が開口した箱であり、他方の塵芥投入箱203は、塵芥収容箱202の開口部分(塵芥排出口208)を覆う位置にある。即ち塵芥投入箱203は、図17(a)(b)の様に塵芥収容箱202を蓋するものであり、塵芥収容箱202と塵芥投入箱203とによって、略密閉された塵芥収納空間205が形成される。
塵芥投入箱203には、対向する側板を有し、当該側板の間に、塵芥投入空間206と、塵芥投入空間206に投入された塵芥を塵芥収容箱202内の塵芥収納空間205に押し入れる積込装置207が内蔵されている。
積込装置207の一つとして回転板式積込装置と称される構造のものがある。
回転板式積込装置207は、図18の様に揺動式の押し込み板210と、回転板213とが組み合わされた構造のものである。
即ち回転板式積込装置207では、塵芥投入空間206内に回転板213がある。当該回転板213は、水平軸215を中心として回転する。
また押し込み板210は、回転板213の上部であって、塵芥投入箱203の後端側に設けられている。押し込み板210は、水平軸218を中心として、車両10の前後方向に揺動する。
回転板式積込装置207では、図18(a)の様に回転板213を正方向に回転させることによって、図18(b)の様に塵芥投入空間206に投入された塵芥220を一定の高さにすくい上げる。そして図18(c)の様に押し込み板210を揺動させ、押し込み板210の先端で回転板213の表面を拭い、塵芥220を塵芥収容箱212内の塵芥収納空間205内に押し入れる。
特開2012-254850号公報
回転板は、塵芥等をすくい上げる部材であるため、相当の負荷がかかる。特に、最初に動力伝動を受けるボス部から回転板の本体部分に至る力の伝導部には過大な力が掛かる。
本発明は、剛性が高い回転板を有する塵芥収集車を提供することを課題とするものである。
上記した課題を解決するための態様は、塵芥収容箱と、当該塵芥収容箱に取り付けられた塵芥投入箱とを有し、塵芥投入箱は、側板と回転板を有し、側板によって囲まれた領域に塵芥が投入される塵芥投入空間があり、塵芥投入空間の中で回転板が回転して塵芥をすくい上げる塵芥収集車において、前記回転板は、平行に配された一組の袖部と、前記袖部の間を繋ぐすくい板部を有し、前記袖部は、ボス部と、腕状部を有し、当該腕状部は、すくい面側袖板部と、前記すくい面側袖板部と対向する裏側袖板部と、前記すくい面側袖板部と裏側袖板部の側面同士を繋ぐ側板部を有し、前記ボス部は前記腕状部の端部に一体的に固定されており、前記腕状部の底面には少なくとも2か所に角部があり、前記ボス部に近い位置に形成された角部はその両側が緩傾斜となる第1角部であり、前記ボス部軸から遠い位置に形成された第2角部はその両側が前記第1角部よりも急傾斜となっていることを特徴とする塵芥収集車である。
本態様の塵芥収集車で採用する回転板は、ボス部が腕状部の端部に一体的に固定されている。本態様の塵芥収集車で採用する回転板は腕状部の根本部分が太く、強度が高い。
上記した態様において、補強部材を有し、当該補強部材は、平面部の両端に側壁部があり、当該補強部材の平面部が前記すくい面側袖板部の一部、又は前記裏側袖板部の一部を構成し、前記側壁部の自由端側を繋ぐ板部材を有し、当該板部材が、前記裏側袖板部の一部を又は前記すくい面側袖板部の一部を構成していることが望ましい。
上記した態様において、前記側板部は、前記裏側袖板部から正回転方向の後方側に突出する突出部を有するものであることが望ましい。
本態様の塵芥収集車で採用する回転板は、側板部の断面係数が大きいので、強度が高い。
上記した態様において、前記すくい板部は、すくい側主板部及び裏側主板部と、前記すくい側主板部と裏側主板部を繋ぎ、幅方向の向きに配置された一又は複数の縦桟部材を有し、前記縦桟部材の少なくとも一つが、前記ボス部に接合されていることが望ましい。
本態様の塵芥収集車で採用する回転板は、すくい側主板部と裏側主板部を繋ぐ縦桟部材を有している。そのため回転板は、縦桟部材で補強されていて強度が高い。
また本態様の回転板は、前記縦桟部材の少なくとも一つが、ボス部に接合されている。そのため本態様の回転板は、すくい板部と袖部との接合強度が高い。
上記した態様において、すくい板部は前記ボス部を基端として回転するものであり、
前記すくい板部は、すくい側主板部及び裏側主板部と、前記すくい側主板部と裏側主板部縦桟部材を繋ぐ複数の縦桟部材を有し、基端側に配された縦桟部材は、先端側に配された縦桟部材よりも高さが高いことが望ましい。
回転板は、基端部に強いモーメントが掛かる。本態様の回転板は、強いモーメントが掛かる基端部に、高さが高く断面係数が大きい縦桟部材が配されているので、強度が高い。
本発明の塵芥収集車が採用する回転板は、剛性が高く、故障が少ない。
本発明の実施形態の塵芥収集車の側面図である。 図1のA-A断面であって、回転板に関連する部材を抜き出して図示した断面図である。 回転板に関連する部材を抜き出して図示した斜視図である。 図3の分解斜視図である。 (a)、(b)は、ブラケット(支持部材)の斜視図であり、角度を変えて観察したものである。 本発明の実施形態の塵芥収集車に内蔵されている回転板の斜視図である。 図6の回転板であって、袖部とすくい板部を分離した状態における分解斜図である。 図7からさらにすくい板部の溶接前のパーツに分離した分解斜視図である。 (a)は、第1袖部を上から観察した斜視図であり、(b)は、第1袖部を裏返しにして観察した斜視図である。 (a)は、第1袖部とすくい板部の接合部を上から観察した斜視図であり、(b)は、第1袖部とすくい板部を裏返しにして接合部を観察した斜視図である。 図6の回転板の袖部の溶接前のパーツを示す分解斜視図である。 (a)は、図6のA-A断面の端面図であり、(b)は、図6のB-B断面の端面図である。 本発明の他の実施形態の塵芥収集車の断面図である。 本発明のさらに他の実施形態の塵芥収集車の断面図である。 (a)乃至(e)は、他の実施形態で採用するブラケット(支持部材)の斜視図である。 (a)、(b)は、他の実施形態で採用するブラケット(支持部材)の斜視図である。 従来技術の塵芥収集車の側面図であり、(a)は、塵芥収容箱の塵芥排出口を塵芥投入箱で塞いだ状態を示し、(b)は、塵芥投入箱を揺動させて塵芥収容箱の塵芥排出口を開いた状態を示す。 従来技術の塵芥収集車の壁板と押し込み板及び回転板周辺の要部断面図であり、(a)は回転板が準備姿勢であり、且つ押し込み板の下端側が後端側に退避している状態を示し、(b)は回転板が回転して塵芥をすくい上げ、押し込み板の下端側が後端側に退避している状態を示し、(c)は、押し込み板の下端側が前方に移動して塵芥を塵芥収容箱側に押し込んだ状態を示す
以下本発明の実施形態について説明する。
本実施形態の塵芥収集車1の基本構成は、従来技術と何ら変わるものではない。即ち本実施形態の塵芥収集車1は、図1の様に、車両10に塵芥収集装置11が搭載されたものである。塵芥収集装置11は、従来技術と同様に、塵芥を収容する塵芥収容箱12と、塵芥投入箱13によって構成されている。
塵芥収容箱12は、車両10の後端側が開口した箱である。即ち塵芥収容箱12は、後端に大きな塵芥排出口15があり、当該塵芥排出口15を除く5面が頑丈な鋼板によって覆われた構造をしている。本実施形態では、塵芥収容箱12の中に塵芥収納空間16が形成されている。
塵芥投入箱13は、塵芥収容箱12の後端にヒンジ8によって取り付けられており、従来技術と同様に、シリンダ20を駆動することによって、塵芥排出口15を蓋した姿勢と、塵芥排出口15を開放する姿勢をとることができる。
本実施形態で採用する塵芥投入箱13は、回転板式積込装置(以下、単に積込装置と称する)を採用するものである。積込装置の機構は及び機能は、図18に示したものと同じであり、図2の様に内部に回転板3と、塵芥投入槽(塵芥投入空間2)を有している。
塵芥投入箱13には揺動式の押し込み板(図18参照)が内蔵されているが、作図の関係上、図2では押し込み板は省略されている。
以下、回転板3に関連する機器について説明する。
前記した様に、塵芥投入箱13には、対向する側板21a、21bがあり、当該側板21a、21bの間に、塵芥投入空間2と、塵芥投入空間2に投入された塵芥を塵芥収容箱12内の塵芥収納空間16に押し入れる積込装置が内蔵されている。
積込装置は、回転板式積込装置であり、回転板3を有している。
回転板3は、油圧モータ30を駆動源とし、動力伝動機構31を経由して油圧モータ30の回転力が、回転板3に伝導される。
本実施形態では、動力伝動機構31は、チェーンによる二段減速機構である。
動力伝動機構31は、油圧モータ30の回転軸に接続された駆動側スプロケット(回転体)33と、回転板3の駆動軸25に接続されている従動側スプロケット(回転体)35と、両者の間に設置された中間2連スプロケット(回転体)36を有している。
駆動側スプロケット33は、歯数の少ない小スプロケットである。従動側スプロケット35は、歯数が多い大スプロケットである。中間2連スプロケット36は、一つの共通軸43に大スプロケット40と、小スプロケット41が設けられたものである。説明の都合上、中間2連スプロケット36に設けられた大スプロケット40を中間大スプロケット40と称し、中間2連スプロケット36に設けられた小スプロケット41を中間小スプロケット41と称する。中間大スプロケット40と、中間小スプロケット41は、いずれも共通軸43に一体的に固定されており、同期回転する。
本実施形態では、図2、図3、図4の様に、駆動側スプロケット33と中間大スプロケット40の間に第1チェーン42が懸架され、中間小スプロケット41と従動側スプロケット35の間に第2チェーン45が懸架されている。
油圧モータ30の回転力は、駆動側スプロケット33から第1チェーン42を経由して中間大スプロケット40に伝導され、共通軸43が回転する。ここで駆動側スプロケット33は、小スプロケットであり、中間大スプロケット40は大スプロケットであるから、油圧モータ30の回転は減速され、共通軸43は、油圧モータ30の回転よりも減速された状態で回転する(一段減速状態)。
中間小スプロケット41は、共通軸43に固定されており、前記した一段原則状態で回転する。
中間小スプロケット41の回転力は、第2チェーン45を経由して従動側スプロケット35に伝導され、駆動軸25が回転して回転板3が回転する。ここで中間小スプロケット41は小スプロケットであり、従動側スプロケット35は大スプロケットであるから、油圧モータ30の回転はさらに減速され、回転板3は、油圧モータ30の回転よりも2段階に減速された状態で回転する。
次に、油圧モータ30及び動力伝動機構31の取付構造や位置関係について説明する。
本実施形態の塵芥収集車1では、油圧モータ30は、塵芥投入箱13の中に配置されている。即ち油圧モータ30は、図示しないブラケットにより、一方の側板21aの内面側に固定されている。
油圧モータ30の回転軸50は、側板21aに設けられた開口を通過して側板21aの外側に突出し、側板21aの外側において、駆動側スプロケット33が取り付けられている。
また回転板3は、塵芥投入箱13の中に配置されており、回転板3の駆動軸25は、側板21aに設けられた開口を通過して側板21aの外側に突出し、側板21aの外側において、従動側スプロケット35が取り付けられている。
中間2連スプロケット36は、側板21aの外側にあり、共通軸43の両端が、側板21aと、ブラケット(支持部材)51で支持されている。
ブラケット(支持部材)51は、図4、図5の様に、塵芥収容箱12の側板21aと対向する対向板(対向部材)52と、脚部53を有している。対向板(対向部材)52は、長方形の板であり、その幅は、中間大スプロケット40の直径よりも短い。対向板52の長さは中間大スプロケット40の直径よりも長い。
脚部53は4本の脚部材55a、55b、55c、55dを有し、各脚部材55は、対向板(対向部材)52に対して垂直に取り付けられている。
各脚部材55a、55b、55c、55dと対向板(対向部材)52の間には、リブ56a、56bが設けられている。リブ56a、56bは、直角三角形の補強部材であり、その一辺が対向板52に溶接され、他の一辺が脚部材55に溶接されている。そのため、脚部53と対向板(対向部材)52の結合が強固であり、変形しにくい。
また脚部53の自由端側にもリブ60a、60bが設けられている。
対向板(対向部材)52には、軸受け57が設けられている。
ブラケット(支持部材)51は、脚部53を塵芥投入箱13の側板21aの外面に固定することによって側板21aの外面に取り付けられている。
脚部53の自由端側に設けられたリブ60a、60bは、塵芥投入箱13の側板21aと脚部53の間を繋ぐものである。そのため脚部53は、側板21aに対して垂直姿勢を維持し、且つ取り付け強度が高い。
ブラケット(支持部材)51の対向板(対向部材)52は、脚部53を介して側板21aの外側に取り付けられており、対向板52は、側板21aから離れた位置にあって側板21aに対して平行である。
そして、中間2連スプロケット36は、対向板52と側板21aによって構成される空間に配されている。
即ち、側板21aには図2の様に軸受け61がはめ込まれており、側板21aの軸受け61と対向板52の軸受け57によって中間2連スプロケット36の共通軸43の両端が支持されている。
中間2連スプロケット36が取り付けられた状態においては、図4の様に、中間大スプロケット40が、脚部材55aと脚部材55bの間、及び脚部材55cと脚部材55dの間からはみ出す。駆動側スプロケット33と中間大スプロケット40の間に第1チェーン42が懸架されるが、中間大スプロケット40が、脚部材55aと脚部材55dの間と脚部材55bと脚部材55cの間からはみ出しており、当該はみ出し部分が第1チェーン42の懸架端となっているので、第1チェーン42はブラケット51と干渉しない。
中間小スプロケット41は、略対向板52の領域内にあるが、従動側スプロケット35が大径であるから、第2チェーン45はブラケット51と干渉しない。
本実施形態の塵芥収集車1では、中間2連スプロケット36の両端が、側板21aとブラケット(支持部材)51によって支持されているので、取り付け強度が高い。特に本実施形態の塵芥収集車1では、脚部材55a、55b、55c、55dと対向板(対向部材)52の間には、リブ56a、56bが設けられているので、強い力が掛かってもブラケット51が変形しにくい。また本実施形態の塵芥収集車1では、脚部材55a、55b、55c、55dと側板21aの間にリブ60a、60bが設けられているので、強い力が掛かっても脚部53が垂直姿勢を保つ。
リブ56、60を設ける位置は限定するものではないが、少なくとも可動部と接しない位置であることが必要である。即ち、本実施形態では、駆動側スプロケット33、中間大スプロケット40、第1チェーン42、中間小スプロケット41、従動側スプロケット35、第2チェーン45が動力伝動機構31の可動部であり、これらに触れない位置にリブ56、60が設けられる。
また空隙が大きい側にリブ56、60が設けられることが望ましい。
本実施形態では、ブラケット(支持部材)51に中間2連スプロケット36が設けられている。中間2連スプロケット36の取付け姿勢は、図2の様であり、側板21a側に中間大スプロケット40があり、対向板52側に中間小スプロケット41がある。
中間大スプロケット40の外径は、中間小スプロケット41の外径よりも大きいから、脚部材55a、55b、55c、55dと中間大スプロケット40との隙間は狭く、脚部材55a、55b、55c、55dと中間小スプロケット41の間の隙間は前者よりも広い。即ち、ブラケット(支持部材)51の内側に注目すると、脚部材55a、55b、55c、55dと側板21aとの間は空き空間が小さく、脚部材55a、55b、55c、55dと対向板52の間は空き領域が大きい。
そこで本実施形態では、隙間が広い脚部材55a、55b、55c、55dと対向板52の間にリブ56a、56bを設けた。
また動力伝動される一対の回転体に大小がある場合には、小さい回転体側にリブ56、60が設けられることが望ましい。また動力伝動される一対の回転体の対向側以外の方向にリブ56、60が設けられることが望ましい。
本実施形態では、動力伝動機構31は、チェーンによる二段減速機構であるが、その一段目は、駆動側スプロケット33と中間大スプロケット40が一対の回転体であり、駆動側スプロケット33と中間大スプロケット40の間で動力が伝動される。
ここで回転体の直径を比較すると、駆動側スプロケット33の方が中間大スプロケット40よりも小さい。
そこで本実施形態では、脚部材55a、55bと側板21aの間であって、直径が小さい回転体たる駆動側スプロケット33側に、リブ60aを設けた。
二段減速機構の一段目では、駆動側スプロケット33と中間大スプロケット40が対向するので、脚部材55c、55dと側板21aの間であって、対向側以外に方向にリブ60bが設けられている。
リブ60bの位置は、回転体の大小関係からも理由付けされる。
即ち、二段減速機構の二段目は、中間小スプロケット41と従動側スプロケット35が一対の回転体であり、中間小スプロケット41と従動側スプロケット35の間で動力が伝動される。
ここで回転体の直径を比較すると、中間小スプロケット41の方が従動側スプロケット35よりも小さい。
そこで本実施形態では、脚部材55c、55dと側板21aの間であって、直径が小さい回転体たる中間小スプロケット41側に、リブ60bを設けた。同様の理由により、脚部材55c、55dと対向板(対向部材)52の間に、リブ56bを設けた。
リブ60bの位置は、回転体の側板21aからの距離からも理由付けされる。
即ち、二段減速機構の二段目は、中間小スプロケット41と従動側スプロケット35が一対の回転体であるが、これら二段減速機構の一段目に比べて側板21aからの距離が離れている。そのため、脚部材55c、55dの基部と従動側スプロケット35は。高さが相違し、空間が広い。リブ60bは、その空間に設けられたものであるとも言える。
即ち、従動側スプロケット35は、中間大スプロケット40に比べて側板21aから離れた位置にあり、脚部材55c、55dの基部であって、従動側スプロケット35側の位置に比較的広い空間があるので、当該空間に、リブ60bが設けられている。
次に、回転板3について説明する。回転板3は複数のパーツが溶接されて構成されたものである。回転板3は、塵芥投入空間2内で回転して塵芥等をすくい上げるものである。
図3及び図6以下の図面では、上部側が塵芥をすくい上げるすくい面63となり、下面側が裏面65となる。
回転板3のパーツは、大きく、第1袖部70a、第2袖部70b及び、すくい板部71に分けられる。すくい板部71は、第1袖部70aと第2袖部70bの間を繋ぐものである。
また第1袖部70a、第2袖部70b及び、すくい板部71についても複数のパーツが接合されて作られている。
本実施形態では、第1袖部70a、第2袖部70b及び、すくい板部71に共通するパーツとして、図7乃至図12の様に、第1補強部材86と、爪板部材92がある。
即ち、第1補強部材86と爪板部材92は、回転板3の全幅に渡って配されており、第1袖部70aの一部、第2袖部70bの一部及び、すくい板部71の一部を構成している。
第1袖部70aは、図7、図8、図9、図10、図11、図12(a)の様であり、ボス部72と、腕状部73及び補強板66によって構成されている。また第1袖部70aの先端には共通パーツたる爪板部材92の一端がある。また第1袖部70aの中央部には、共通パーツたる第1補強部材86がある。
ボス部72は、短い円柱状であり、中央に孔75が設けられている。当該孔75は、駆動軸25が係合するものであり、スプライン76が形成されている。
腕状部73は、すくい面側袖板部(板部材)77と、裏側袖板部78と、側板部80a、80bを有している。
すくい面側袖板部77は、一枚の長方形の板を曲げ加工して作られた物であり、図9(a)、図10、図11、図12の様に、2つの折り曲げ箇所で軽く曲げられている。即ちすくい面側袖板部77には第1角部81と、第2角部82がある。第1角部81と、第2角部82の折り曲げ方向は、いずれも回転板3の正回転方向に対して前側に向かう方向である。なお、正回転方向とは、塵芥収納空間16に塵芥を押し入れる際における回転板3の回転方向である。
すくい面側袖板部77は、第1角部81と第2角部82によって第1平面130と、第2平面131と、第3平面132に区切られている。
ボス部72に近い位置に形成された第1角部81の角度(鈍角側角度)は緩く、第1平面130と第2平面131の間が緩傾斜となっている。
第2角部82の角度(鈍角側角度)は、比較的大きく、第2平面131と第3平面132の間は、第1角部81の両側に比べて急傾斜となっている。
裏側袖板部78は、3個のパーツが組み合わされたものであるが、全体として2つの折り曲げ箇所を有している。即ち裏側袖板部78には、図9(b)、図10(b)の様に、第1角部83と、第2角部85がある。第1角部83と、第2角部85の折り曲げ方向は、いずれも回転板3の回転方向に対して前側に向かう方向である。
裏側袖板部78は、第1角部83と第2角部85によって第1平面135と、第2平面136及び第3平面137に区切られている。
ボス部72に近い位置に形成された第1角部83の角度(鈍角側角度)は緩く、第1平面135と第2平面136の間が緩傾斜となる。
第2角部85の角度(鈍角側角度)は、比較的大きく、第2平面136と第3平面137の間は、第1角部83の両側に比べて急傾斜となっている。
前記した様に、裏側袖板部78は、3個のパーツが組み合わされたものである。即ち、裏側袖板部78は、図9(b)、図11、図12(a)の様に、第1補強部材86の一部と、第1裏板部材87と、第2裏板部材88によって構成されている。第1補強部材86は、スチフナと称される「コ」字状の部材であり、平面部90の両端に垂直方向に折り曲げられた側壁部(縦桟部材)91a、91bが設けられたものである。なお補強部材の断面形状は、「コ」字状のものに限定されるものではなく、四角形でもよく「L」字状でもよく単なる縦桟であってもよい。要するに、すくい面側袖板部77と裏側袖板部78を繋ぎ幅方向の向きに配置された部材であって主として圧縮荷重を受ける部材が、縦桟部材(側壁部)91a、91bである。
裏側袖板部78は、第1裏板部材87と、第1補強部材86の平面部90と、第2裏板部材88が繋がれたものである。
即ち、第1補強部材86の側壁部(縦桟部材)91a、91bの先端(自由端)がすくい面側袖板部77の裏面に溶接されている。そして第1裏板部材87がボス部72の周部と第1補強部材86の平面部90の間に設けられ、第2裏板部材88が第1補強部材86の平面部90と、すくい面側袖板部77の間に設けられている。
そして、すくい面側袖板部77と裏側袖板部78の左右の側面に、側板部80a、80bが接続されている。
補強板66は、ボス部72とすくい面側袖板部77の間に跨って溶接されている。
側板部80a、80bの形状は、すくい面側袖板部77と裏側袖板部78を組み合わせた状態における側面形状と同じ形に作られており、すくい面側袖板部77と裏側袖板部78を組み合わせた状態における側面は、側板部80a、80bによって封鎖されている。
側板部80a、80bは、すくい面側袖板部77と裏側袖板部78を組み合わせた状態における側面よりも大きく、図9(b)の様に、側板部80a、80bの縁95は、すくい面側袖板部77と裏側袖板部78からはみ出ている。即ち本実施形態では、側板部80a、80bは、裏側袖板部78から正回転方向の後方側に突出する突出部96を有するものである。
腕状部73は、すくい面側袖板部77と裏側袖板部78の一端が間隔を空けてボス部72の周部に溶接され、すくい面側袖板部77と裏側袖板部78の他端同士が爪板部材92を介して合わされた状態で溶接されたものであると言える。また腕状部73の両側部は、図9(b)の円内拡大図の様に、裏側袖板部78から側板部80a、80bの縁95が裏側袖板部78から回転方向の後方側に突出して突出部96を構成している。
ボス部72のすくい板部71側は、図9(b)の様に、側板部80bから突出する接合しろ97がある。
第1袖部70aの外形形状を側面側から概観すると、一端側にボス部72によって構成される柱状の領域100があり、当該柱状の領域100部分を底辺とし、腕状部73によって構成される概ね三角形の領域101がある。
当該三角形の領域101は、上面と下面と左右側面が封鎖されている。また当該三角形の領域101のすくい面63側には、第1角部81と、第2角部82がある。三角形の領域101の裏面65側にも、第1角部83と、第2角部85がある。
裏側袖板部78の傾斜と、すくい面側袖板部77の傾斜を比較すると、裏側袖板部78の第1角部83の角度(鈍角側角度)は、すくい面側袖板部77の第1角部81の角度(鈍角側角度)よりも大きく、裏側袖板部78の第1平面135と第2平面136の傾斜は、すくい面側袖板部77の第1平面130と第2平面131の傾斜よりも強い傾斜となっている。
裏側袖板部78の第2角部85の角度(鈍角側角度)は、すくい面側袖板部77の第2角部82の角度(鈍角側角度)よりも大きく、裏側袖板部78の第2平面136と第3平面137の傾斜は、すくい面側袖板部77の第2平面131と第3平面132の傾斜よりも強い傾斜となっている。
裏側袖板部78の第1平面135と、すくい面側袖板部77の第1平面130は、略平行である。これに対して、裏側袖板部78の第2平面136と、すくい面側袖板部77の第2平面131は、先端側に行くほど間隔が狭くなっている。
そのため第1袖部70aは、ボス部72に近い根本部分が太く、当該部分の強度が高い。
第2袖部70bは、前記した第1袖部70aとは勝手違いの形状であるが、第1袖部70aと同じものである。即ち第2袖部70bは、前記した第1袖部70aに対して対称形の部材である。ただし第2袖部70bのボス部72の孔75にはスプラインはない。
すくい板部71は、図8、図12(b)に示す様に、すくい側主板部102と、裏側主板部103と、掻き板部106を有している。
すくい側主板部102は、一枚の長方形の板を曲げ加工して作られた物であり、2つの折り曲げ箇所で軽く曲げられている。即ちすくい側主板部102には第1角部107と、第2角部108がある。第1角部107と、第2角部108の折り曲げ方向は、いずれも回転板3の回転方向に対して前側に向かう方向である。
第1角部107の折り曲げ角度は、第1袖部70a及び第2袖部70bのすくい面側袖板部77の折り曲げ角度と略等しい。即ち、すくい側主板部102の第1角部107の角度は、第1袖部70aの第1角部81の角度と略等しい。
また第2角部108の折り曲げ角度についても、第1袖部70a及び第2袖部70bのすくい面側袖板部77の折り曲げ角度と略等しい。即ち、すくい側主板部102の第2角部108の角度は、第1袖部70aの第2角部82の角度と略等しい。
裏側主板部103は、4個のバーツが組み合わされたものであるが、全体として2つの折り曲げ箇所を有している。即ち裏側主板部103には第1角部110と、第2角部111がある。第1角部110と、第2角部111の折り曲げ方向は、いずれも回転板3の回転方向に対して前側に向かう方向である。
裏側主板部103の第1角部110の折り曲げ角度は、第1袖部70a及び第2袖部70bの裏側袖板部78の折り曲げ角度と略等しい。即ち、裏側主板部103の第1角部110の角度は、第1袖部70aの第1角部83の角度と略等しい。
また第2角部111の折り曲げ角度についても、第1袖部70a及び第2袖部70bの裏側袖板部78の折り曲げ角度と略等しい。即ち、裏側主板部103の第2角部111の角度は、第1袖部70aの第2角部85の角度と略等しい。
前記した様に、裏側主板部103は、4個のパーツが組み合わされたものである。即ち、裏側主板部103は、図8、図12(b)の様に、第2補強部材112の一部と、第1補強部材86の一部と、第1裏板部材115と、第2裏板部材116によって構成されている。
第2補強部材112は、スチフナと称される「コ」字状の部材であり、平面部120の両端に垂直方向に折り曲げられた側壁部(縦桟部材)121a、121bが設けられたものである。第1補強部材86は、前記した様に共通パーツであり、平面部90の両端に垂直方向に折り曲げられた側壁部91a、91bが設けられたものである。なお補強部材の断面形状は、「コ」字状のものに限定されるものではなく、四角形でもよく「L」字状でもよく単なる縦桟であってもよい。
要するに、すくい側主板部102と裏側主板部103を繋ぎ幅方向の向きに配置された部材であって主として圧縮荷重を受ける部材が、縦桟部材(側壁部)121a、121bである。
裏側主板部103は、図8、図12(b)の様に、第2補強部材112の平面部120と、第1裏板部材115と、第1補強部材86の平面部90と、第2裏板部材116が繋がれたものである。
即ち第2補強部材112は側壁部121a、121bの先端がすくい側主板部102の裏面に溶接されている。第1補強部材86は、第2補強部材112との間に間隔をあけて設置され、側壁部91a、91bの先端がすくい側主板部102の裏面に溶接されている。
また第1裏板部材115が第2補強部材112の平面部120と、第1補強部材86の平面部90の間に取り付けられている。さらに第2裏板部材116が、第1補強部材86の平面部90と、すくい側主板部102の間に設けられている。
すくい板部71は、すくい側主板部102と裏側主板部103の一端が間隔を空けて配置され、すくい側主板部102と裏側主板部103の他端同士が爪板部材92を介して溶接されている。即ち、すくい板部71の先端に、爪板部材92が取り付けられて掻き板部106を構成している。掻き板部106は、爪板部材92の中央部である。
回転板3は、図10の様に、すくい板部71の両側に、第1袖部70aと第2袖部70bが溶接されたものである。具体的には、第1袖部70a及び第2袖部70bの側板部80bに、すくい板部71の側面が溶接されている。
また図10(b)の様に、ボス部72のすくい板部71側は、図9(b)の様に、側板部80bから突出して接合しろ97となっており、当該接合しろ97に第2補強部材112の側壁部(縦桟部材)121a、121bが溶接されて接合されている。
本実施形態では、すくい板部71の第2補強部材112が、直接的に第1袖部70aと第2袖部70bのボス部72に接合されているので、両者の接合強度が高い。
即ち、第2補強部材112は、すくい板部71のもっとも大きな補強体であり、すくい板部71の強度や剛性は、第2補強部材112に掛かっていると言える。また第1袖部70aと第2袖部70bのボス部72は、最も力の掛かる部材であると言える。
本実施形態では、すくい板部71の第2補強部材112が、直接的に第1袖部70aと第2袖部70bのボス部72に接合されているので、両者の接合強度が高く、ボス部72の回動力を効率よくすくい板部71に伝導することができる。
回転板3は、第1袖部70aのボス部72の孔75のスプライン76に、駆動軸25が係合する。駆動軸25は、従動側スプロケット35と回転板3を繋ぐものであり、第1袖部70aは、従動側スプロケット35から回転力を伝動されて、ボス部72を中心に回転する。塵芥等は、主にすくい板部71のすくい側主板部102の上に載ってすくい上げられるが、その際に最も荷重が掛かるのは、駆動軸25の取付け部材たる第1袖部70aである。
本実施形態で採用する回転板3では、第1袖部70aは、全体的に二か所で折れた形状となっており図9、図12(a)の様に全高Hが高い。
加えて本実施形態で採用する第1袖部70aでは、側板部80a、80bの縁95が、すくい面側袖板部77と裏側袖板部78からはみ出た突出部96を有するものである。そのため第1袖部70aの側面部は、特に高さが高い。
そのため第1袖部70aは、断面係数が大きく、矢印W方向の荷重に対する強度が高い。即ちすくい面側袖板部77は、2つの折り曲げ箇所で軽く曲げられた形状であり、第1角部81と、第2角部82を有している。裏側袖板部78においても全体として2つの折り曲げ箇所を有しており、第1角部83と、第2角部85がある。
従って第1角部83と、第2角部85の折り曲げ方向は、いずれも回転板3の回転方向に対して前側に向かう方向である。
前記した様に、塵芥等は、主にすくい板部71のすくい側主板部102の上に載ってすくい上げられるが、仮に回転板3が水平姿勢であるならば、最も下に位置するのは裏側袖板部78の第1角部83である。本実施形態の裏側袖板部78は、裏側袖板部78に第1角部83が設けられているので、第1袖部70aの根本部分の高さが高く、根本部分の断面係数が大きくて曲げに対する強度が高い。
そのため回転板3は頑丈であって壊れにくい。
また本実施形態の回転板3は、複数の「コ」字状が補強部材として内蔵されている。補強部材には、それぞれ側壁部91a、91b、121a、121bがあり、これらが縦桟部材として作用する。
本実施形態では、回転板3のすくい板部71に第2補強部材112で構成される二つの縦桟部材(側壁部121a、121b)と、第1補強部材86で構成される二つの縦桟部材(側壁部91a、91b)がある。
そしてボス部72に近いに配された縦桟部材(側壁部121a、121b)は、ボス部72から遠い側に配された縦桟部材(側壁部91a、91b)よりも大きく、高さが高い。
即ちすくい板部71には、すくい側主板部102と裏側主板部103を繋ぐ複数の縦桟部材(側壁部91a、91b、121a、121b)があり、基端側に配された縦桟部材(側壁部121a、121b)は、先端側に配された縦桟部材(側壁部91a、91b)よりも高さが高い。
そのため本実施形態によると、最も力の掛かる領域がより強く補強される。
なお本実施形態では、各縦桟部材(側壁部91a、91b、121a、121b)は、基端側に行くほど高さが高くなっており、側壁部121aは、側壁部121bよりも高さが高く、側壁部91aは、側壁部91bよりも高さが高い。
ただし同じスチフナに属する側壁部91a、91bは同じ高さであってもよい。同様に同じスチフナに属する121a、121bは同じ高さであってもよい。
本実施形態では、各縦桟部材(側壁部91a、91b、121a、121b)は、間隔を空けて並列的に配置されている。
以上説明した実施形態では、中間2連スプロケット36の両端を、側板21aとブラケット(支持部材)51によって支持したが、他のスプロケットについてもブラケットで支持してもよい。
例えば、駆動側スプロケット33の外側を覆うブラケットを設け、当該ブラケットで駆動側スプロケット33の回転軸を支持してもよい。
このブラケットについても、各脚部材と対向板(対向部材)の間には、リブが設けられていることが望ましい。また各脚部材と側板21aの間にもリブがあることが望ましい。
従動側スプロケット35についても同様であり、従動側スプロケット35の外側を覆うブラケットを設け、当該ブラケットで従動側スプロケット35の回転軸を支持してもよい。
このブラケットについても、各脚部材と対向板(対向部材)の間には、リブが設けられていることが望ましい。また各脚部材と側板21aの間にもリブがあることが望ましい。
また図13に示すように、複数のスプロケットを一つのブラケット150で支持してもよい。図13に示す実施形態では、中間2連スプロケット36と従動側スプロケット35がブラケット150で支持されている。
以上説明した実施形態では、図2、図13の様に油圧モータ30が、塵芥投入箱13に中にあり、動力伝動機構31は塵芥投入箱13の外にある。即ち、油圧モータ30は塵芥投入箱13の対向する側板21a、21bに囲まれた領域にあり、動力伝動機構31は、一方の側板21aに外付けされている。
本発明は、この構成に限定されるものではなく、図14の様に、油圧モータ30が、塵芥投入箱13に外にあり、動力伝動機構31が塵芥投入箱13の中に配されていてもよい。
次に、ブラケットの変形例について説明する。図15、図16は、ブラケットの変形例を示すものである。
図15(a)のブラケット151は、脚部152が壁面で構成されている。ブラケット151には、脚部152の自由端側のリブはない。
図15(b)のブラケット153は、リブ155が桟状の部材で構成されている。ブラケット153には、脚部53の自由端側のリブはない。
図15(c)のブラケット156は、リブ157が、脚部53と、対向板(対向部材)52の短辺側との間に設けられている。ブラケット156には、脚部53の自由端側のリブはない。
図15(d)のブラケット160は、各脚にリブ56とリブ157が設けられている。一方のリブ56は、脚部53と、対向板(対向部材)52の長辺側との間に設けられている。他方のリブ157は、脚部53と、対向板(対向部材)52の短辺側との間に設けられている。
図15(e)のブラケット161は、脚部53の自由端側にのみリブ60がある。
図16(a)のブラケット162は、リブ163が円弧状である。
図16(b)のブラケット165は、リブ166が「L」字状である。
以上説明した動力伝動機構31は、チェーンによる二段減速機構であるが、単段減速機構であってもよく、3段以上の減速機構であってもよい。
また動力伝動機構は、歯車列であってもよい。動力伝動機構が歯車列である場合は、歯車の軸をブラケットで支持することとなる。
以上説明した実施形態では、駆動源として油圧モータを使用したが、駆動源として電動モータを採用してもよい。
以上説明した実施形態で採用した回転板3は、第1補強部材86と第2補強部材112を有し、これらの平面部90、120を裏面65に配置して、回転板の裏面壁の一部とした。具体的には、第1補強部材86の平面部90で裏側袖板部78の一部とした。
しかしながら本発明はこの構成に限定されるものではなく、第1補強部材86と第2補強部材112を天地逆に配置して、これらの平面部90、120ですくい面63の一部を構成させてもよい。具体的には、第1補強部材86の平面部90ですくい面側袖板部77の一部としてもよい。
1 塵芥収集車
2 塵芥投入空間
3 回転板
12 塵芥収容箱
13 塵芥投入箱
21a 側板
21b 側板
63 すくい面
65 裏面
70a 第1袖部
70b 第2袖部
71 すくい板部
72 ボス部
73 腕状部
77 すくい面側袖板部(板部材)
78 裏側袖板部
80a 側板部
80b 側板部
83 第1角部
85 第2角部
90 平面部
91、121 側壁部(縦桟部材)
96 突出部

Claims (5)

  1. 塵芥収容箱と、当該塵芥収容箱に取り付けられた塵芥投入箱とを有し、塵芥投入箱は、側板と回転板を有し、側板によって囲まれた領域に塵芥が投入される塵芥投入空間があり、塵芥投入空間の中で回転板が回転して塵芥をすくい上げる塵芥収集車において、
    前記回転板は、平行に配された一組の袖部と、前記袖部の間を繋ぐすくい板部を有し、
    前記袖部は、ボス部と、腕状部を有し、当該腕状部は、すくい面側袖板部と、前記すくい面側袖板部と対向する裏側袖板部と、前記すくい面側袖板部と裏側袖板部の側面同士を繋ぐ側板部を有し、前記ボス部は前記腕状部の端部に一体的に固定されており、
    前記腕状部の底面には少なくとも2か所に角部があり、前記ボス部に近い位置に形成された角部はその両側が緩傾斜となる第1角部であり、前記ボス部軸から遠い位置に形成された第2角部はその両側が前記第1角部よりも急傾斜となっていることを特徴とする塵芥収集車。
  2. 補強部材を有し、当該補強部材は、平面部の両端に側壁部があり、当該補強部材の平面部が前記すくい面側袖板部の一部、又は前記裏側袖板部の一部を構成し、前記側壁部の自由端側を繋ぐ板部材を有し、当該板部材が、前記裏側袖板部の一部を又は前記すくい面側袖板部の一部を構成していることを特徴とする請求項1に記載の塵芥収集車。
  3. 前記側板部は、前記裏側袖板部から正回転方向の後方側に突出する突出部を有するものであることを特徴とする請求項1に記載の塵芥収集車。
  4. 前記すくい板部は、すくい側主板部及び裏側主板部と、前記すくい側主板部と裏側主板部を繋ぎ、幅方向の向きに配置された一又は複数の縦桟部材を有し、前記縦桟部材の少なくとも一つが、前記ボス部に接合されていることを特徴とする請求項1に記載の塵芥収集車。
  5. すくい板部は前記ボス部を基端として回転するものであり、
    前記すくい板部は、すくい側主板部及び裏側主板部と、前記すくい側主板部と裏側主板部を繋ぐ複数の縦桟部材を有し、基端側に配された縦桟部材は、先端側に配された縦桟部材よりも高さが高いことを特徴とする請求項1に記載の塵芥収集車。
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