JP2022181994A - 塵芥収集車 - Google Patents

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Abstract

【課題】塵芥収容箱に対して排出板シリンダを取り付けるに際し、溶接箇所を削減した塵芥収集車を提供する。【解決手段】塵芥収容箱内の塵芥を外部に排出するための排出装置を備え、前記排出装置は、前記塵芥収容箱の内部で移動することで塵芥を押し出す排出板と、前記排出板に連結された油圧シリンダであり、前記連結のための棒状部621を有する排出板シリンダ62と、前記排出板と前記排出板シリンダ62との間に介在するブラケット組立体63と、を備え、前記ブラケット組立体63は、前記排出板シリンダの前記棒状部621を支持するシリンダ支持体631と、前記シリンダ支持体631に組み合わされて前記排出板に対して固定されるブラケット基部632と、前記シリンダ支持体631と前記ブラケット基部632とにわたって設けられることで両者を固定する固定手段633と、を備えた塵芥収集車である。【選択図】図2

Description

本発明は、車両後方に開口する開口部から塵芥を外部に排出するための排出装置を備えた塵芥収集車に関する。
前記排出装置を備えた塵芥収集車が存在する(例えば特許文献1に記載)。図12に示すように、この塵芥収集車では、シャシフレームの上方で運転室の後方に塵芥収容箱が搭載されている。塵芥収容箱の後部には、積込機構を内装した塵芥投入箱が取り付けられている。塵芥収容箱の内部には排出板が設けられており、排出板は油圧シリンダである排出板シリンダによって駆動されて前後に移動する。
実用新案登録第2576084号公報
ここで、塵芥収容箱に対して排出板シリンダを取り付ける際、ブラケットを排出板に溶接し、このブラケットに排出板シリンダが取り付けられる。しかし、塵芥収容箱に対する排出板シリンダの車両前後方向での寸法誤差が存在するため、取り付け寸法を調整すべく、排出板とブラケットとの間にスペーサを挟み込んでいた。このため、排出板・スペーサ間とスペーサ・ブラケット間の2箇所で溶接を行う必要があり、手間がかかっていた。
そこで本発明は、塵芥収容箱に対して排出板シリンダを取り付けるに際し、溶接箇所を削減した塵芥収集車を提供することを目的とする。
本発明は、収集した塵芥を内部に収容する塵芥収容箱と、前記塵芥収容箱内の塵芥を、前記塵芥収容箱が有する開口部から外部に排出するための排出装置と、を備え、前記排出装置は、前記塵芥収容箱の内部で車両前方から車両後方に移動することで、前記開口部に向けて塵芥を押し出す排出板と、前記排出板に連結された油圧シリンダであり、前記排出板を車両前後方向に移動させる駆動力を生じるものであって、前記連結のための連結部を有する排出板シリンダと、前記排出板と前記排出板シリンダとの間に介在するブラケット組立体と、を備え、前記ブラケット組立体は、前記排出板シリンダの前記連結部を支持するシリンダ支持体と、前記シリンダ支持体とは別体であり、前記シリンダ支持体に組み合わされて前記排出板に対して固定されるブラケット基部と、前記シリンダ支持体と前記ブラケット基部とにわたって設けられることで両者を固定する固定手段と、を備えた塵芥収集車である。
本発明によれば、固定手段でブラケット基部に対してシリンダ支持体を固定したブラケット組立体により、塵芥収容箱における排出板シリンダの取り付け寸法を調整できる。
また、前記シリンダ支持体は、前記排出板シリンダの前記連結部を配置する支持部を有し、前記支持部の形成位置が異なる複数種類が用意されており、前記塵芥収容箱に対する前記排出板シリンダの寸法関係に応じて選択された一種の前記シリンダ支持体と前記ブラケット基部とが組み合わされて前記ブラケット組立体が構成されるものとできる。
この構成によれば、支持部の形成位置が異なる複数種類のシリンダ支持体から、取り付け寸法の調整に適した一種のシリンダ支持体を選択してブラケット組立体を構成できる。よって、塵芥収容箱における排出板シリンダの取り付け寸法の調整を簡単にできる。
また、前記連結部が、前記排出板シリンダにおいて突出した棒状の部分であり、前記支持部が、前記連結部を通す空間を有する貫通穴であってもよい。
この構成によれば、連結部が棒状の部分であって、これに対応した支持部が貫通穴であることから、排出板に連結するための構成が簡単である。
本発明によれば、ブラケット組立体により、塵芥収容箱における排出板シリンダの取り付け寸法を調整できる。よって、塵芥収容箱に対して排出板シリンダを取り付けるに際し、溶接箇所を削減できる。
本発明の一実施形態に係る塵芥収集車の塵芥収容箱の内部構造を示す図である。 (a)は本実施形態に係る排出板シリンダの基部とブラケット組立体とを示す底面図であり、(b)は前後方向で穴位置の異なるブラケット組立体(ボルトを省略)を一図に表した側面図である。 本実施形態に係るブラケット組立体のブラケット基部を示す側面図である。 (a)~(d)は、本実施形態に係るブラケット組立体のシリンダ支持体を示す側面図であって、それぞれ穴位置を前後方向で違えたものを示す。 (a)~(d)は、本実施形態に係るブラケット組立体(ボルトを省略)を示す側面図であって、それぞれシリンダ支持体の穴位置を前後方向で違えたものを示す。 本発明の他の実施形態に係るブラケット組立体のブラケット基部を示す側面図である。 (a)~(d)は、本発明の他の実施形態に係るブラケット組立体のシリンダ支持体を示す側面図であって、それぞれ穴位置を前後方向で違えたものを示す。 (a)~(d)は、本発明の他の実施形態に係るブラケット組立体(ボルトを省略)を示す側面図であって、それぞれシリンダ支持体の穴位置を前後方向で違えたものを示す。 本発明の更に他の実施形態に係るブラケット組立体のブラケット基部を示す側面図である。 (a)~(d)は、本発明の更に他の実施形態に係るブラケット組立体のシリンダ支持体を示す側面図であって、それぞれ穴位置を前後方向で違えたものを示す。 (a)~(d)は、本発明の更に他の実施形態に係るブラケット組立体(ボルトを省略)を示す側面図であって、それぞれシリンダ支持体の穴位置を前後方向で違えたものを示す。 従来の塵芥収集車の一例における塵芥収容箱等の内部構造を示す図である(本図は、本実施形態の説明のためにも使用する)。
以下、本発明に係る塵芥収集車の一実施形態について、図1~図11を参照しつつ説明する。なお塵芥収集車の基本構成は、図12に示す従来例通りであるため、説明は概略にとどめる。なお都合上、図12に示した構成で基本構成の説明を行う。また、以下の説明における前後の表現は、塵芥収集車1の運転室21の側を前側、塵芥収容箱3の側を後側としている。
塵芥収集車1は、ごみ等の塵芥を収集して処分施設まで運搬するものであって、運転室21を有する車台2と、車台2上において運転室21の後方に配置される塵芥収容箱3と、塵芥収容箱3の後部に連接される塵芥投入箱4と、塵芥の積込作業を行うために塵芥投入箱4内に配置される積込装置5と、塵芥収容箱内3の塵芥を外部に排出するための排出装置6と、積込装置5、排出装置6等を制御可能な制御部(図示しない)と、を備える。
塵芥収容箱3は、収集した塵芥を内部に収容する箱状の部位であり、後方に向けて開口する開口部31を有する。
塵芥投入箱4は、後端部において後方に向けて開口する投入開口部41を有し、該投入開口部41から作業者の手により塵芥が投入される。この塵芥投入箱4の内部において、底部44は、車幅方向から見て下方に凸となる円弧状の曲面形状を有する。また、塵芥投入箱4は、上下方向にスライドすることによって投入開口部41を開閉する蓋42も有する。この塵芥投入箱4は、上部に設けられ且つ車幅方向に延びる回動軸43を介して塵芥収容箱3に接続されてある。塵芥投入箱4は、該回動軸43周りに回動可能であり、この回動によって塵芥収容箱3の開口部31を開閉する。例えば、塵芥投入箱4は、図12の実線で示す位置では塵芥収容箱3の開口部31を閉鎖し、図12の二点鎖線で示す位置のように上方に回動した位置では、塵芥収容箱3の開口部31を開放して塵芥収容箱3に収容された塵芥を外部に排出できる状態となる。
積込装置5は、投入開口部41から投入された塵芥を塵芥収容箱3に押し込む押込板53を有し、塵芥投入箱4内に配置される。この積込装置5は制御部によって制御される。具体的に、積込装置5は、塵芥投入箱4の両側壁に沿い且つ傾斜方向に延びる一対のガイドレール51と、各ガイドレール51に沿ってスライド可能な(案内される)一対のスライダ52と、一対のスライダ52間に配置される上述の押込板53と、各スライダ52と押込板53とを接続するピン54と、を有する。このピン54は、車幅方向に延び、該ピン54周りに押込板53が回動自在となるように該押込板53を各スライダ52に接続している。この押込板53は、塵芥投入箱4内に投入された塵芥を圧縮すると共に、塵芥収容箱3に押し込む部材である。
また、積込装置5は、押込板53を駆動する一対のプッシュシリンダ(圧縮駆動手段)55及び一対のプレスシリンダ(押込駆動手段)56を有し、これら一対のプッシュシリンダ55及び一対のプレスシリンダ56のそれぞれは、シリンダとピストンとを有する。一対のプッシュシリンダ55のそれぞれは、塵芥投入箱4内の両側壁に沿って配置され、一対のプレスシリンダ56のそれぞれも、塵芥投入箱4内の両側壁に沿って配置されている。
各プッシュシリンダ55において、シリンダ側の端部が塵芥投入箱4の側壁に接続され、ピストン側の端部がスライダ52(車幅方向において対応する側のスライダ52)の上端部に接続されている。このプッシュシリンダ55が、伸長動作することで、該プッシュシリンダ55が接続されているスライダ52がガイドレール51に沿って斜め上方に移動し、収縮動作することで、該プッシュシリンダ55が接続されているスライダ52がガイドレール51に沿って斜め下方に移動する。
また、各プレスシリンダ56において、シリンダ側端部が押込板53に接続され、ピストン側端部が、プッシュシリンダ55のピストン側端部と共にスライダ52の上端部に接続されている。一対のプッシュシリンダ55が長さを維持した状態、即ち、シリンダに対してピストンが進退しない状態で、これら一対のプレスシリンダ56が、互いに同期した状態で伸長動作することで、押込板53がピン54周りに回動(図12における時計回りの方向に回動)し、互いに同期した状態で収縮動作することで、押込板53がピン54周りに回動(図12における反時計回りの方向に回動)する。
また、積込装置5は、塵芥を投入開口部41から塵芥投入箱4に投入する作業者等が該積込装置5を操作するための動作入力部としての操作部57を有する。この操作部57は、積込装置5のON・OFFボタンやスイッチ等の各種の入力を行うための入力部、積込装置5の緊急停止ボタン、リセットボタン等が配置されている。また、この操作部57には、積込装置5の制御についての設定や該設定の変更等のスイッチ、ボタン、ダイヤル等の各種の入力部も配置されている。
操作部57は、塵芥の投入開口部41への投入作業中に作業者等が操作できるよう、塵芥投入箱4の後端部、詳しくは、車幅方向における投入開口部41の両側に配置されている。
次に、排出装置6に関して説明を行う。図1に、塵芥収容箱3(二点鎖線表示)における排出装置6の配置を示す。排出装置6は、塵芥収容箱3内の塵芥を開放状態の開口部31から外部に排出するための装置である。本実施形態の排出装置6は、排出板61、排出板シリンダ62、ブラケット組立体63を備える。
排出板61は「ディスチャージプレート」とも呼ばれ、排出板本体611と支持枠体612とを有する。排出板本体611は、塵芥収容箱3の内部を車幅方向における縦断面で車幅方向及び上下方向に塞ぐように位置する板状部分である。排出板本体611は前後方向の縦断面視形状が略「く」の字状であって、上半部が上下方向に延び、下半部が下方に向かうにつれ後方にせり出すような形状とされている。支持枠体612は、排出板61の前方に固定されており、排出板本体611を補強している。また、支持枠体612は塵芥収容箱3の車幅方向内面に設けられたガイドレール(図示しない)によりガイドされつつ、塵芥収容箱3の内部を前後に移動する。これにより、排出板本体611は前記略「く」の字状の姿勢を保ちつつ前後移動する。支持枠体612は排出板シリンダ62の駆動力を受ける。排出板61は、塵芥収容箱3の内部で前方(図1及び図12(二点鎖線)に示す位置)から後方(図12(実線)に示す位置)に移動することで、排出板本体611の後面により開口部31に向けて塵芥を押し出すことができる。
排出板シリンダ62は、排出板61に対し駆動力が伝達可能なように連結された油圧シリンダである。排出板シリンダ62に用いる油圧シリンダは、単動式であっても複動式であってもよい。排出板シリンダ62は、塵芥収容箱3において車幅方向中央に設けられている。排出板シリンダ62は、制御部の制御に応じ、油圧によって前後方向に伸縮して、連結先の排出板61を前後方向に移動させる駆動力を生じる。図1に示すように、排出板シリンダ62は、シリンダ部分62Aが後方に、ピストンロッド部分62Bが前方に位置する。ピストンロッド部分62Bは、図12に伸長状態を示すように多段で伸縮する、いわゆる「テレスコピック式」とされていて、伸縮に伴い、排出板61を塵芥収容箱3の内部の前端から後端近くまで前後方向に移動させることが可能である。排出板シリンダ62は、塵芥収容箱3において前端部よりも後端部の方が下方に位置する、「後ろ下がり」状に配置される。
排出板シリンダ62の排出板61への連結は、シリンダ部分62Aは本実施形態ではブラケット組立体63を介して間接的にされている。シリンダ部分62Aには、図2に示すように、排出板61に連結するための棒状の部分である連結部621が、シリンダ部分62Aにおいて車幅方向両側に突出するように形成されている。一方、ピストンロッド部分62Bでは直接的に連結されている。ピストンロッド部分の連結のため、塵芥収容箱3は、図1に示すように、前端下部の一部が前方に突出していて、排出板シリンダ62(ピストンロッド部分62B)の前端部は前記突出した部分に対してピン連結され、所定範囲で回動可能に連結されている。
ブラケット組立体63は、図1に示すように、排出板61(具体的には、前方側に位置する支持枠体612)と排出板シリンダ62との間に介在する。このブラケット組立体63は、使用状態で図2(a)(b)に示す形態であって、シリンダ支持体631、ブラケット基部632、固定手段633を備える。
シリンダ支持体631は、単体では平板状とされており、厚み方向で見た場合に図4(a)~(d)の各図に示す形態とされている。シリンダ支持体631は、排出板シリンダ62の連結部621を配置する支持部を有する。本実施形態の支持部は、シリンダ支持体631において厚み方向に形成された貫通穴であって、連結部621を通す空間を有する支持穴6311である。本実施形態では、連結部621が棒状の部分であって、これに対応した支持部が貫通穴である支持穴6311とされたことから、排出板61に連結するための構成が簡単である。なお支持部は、連結部621を支持できれば、穴以外の形態であってもよい。例えば支持部は、連結部621を係合により支持するよう構成できる。本実施形態では、排出板シリンダ62が有する連結部621の車幅方向両端部にキャップ622が被せられており、使用状態では、図2(a)に示すように、このキャップ622が支持穴6311に挿入されている。キャップ622は不動であって、排出板シリンダ62の伸縮に伴う角度変化に応じた連結部621の回動はキャップ622で受け止められる。シリンダ支持体631は、図4(a)~(d)の各図に示すように、支持穴6311の形成位置が使用時の前後方向で異なる複数種類が用意される。
本実施形態のシリンダ支持体631は、後端面のうちで他の部分よりも後方に突出した膨出部6312を有する。膨出部6312における後端面は湾曲した面(より詳しくは円弧状の面)とされている。
ブラケット基部632は、底面形状が図2(a)に示され、側面形状が図2(b)及び図3(単体表示)に示されるように、平板状の基板部6321と、基板部6321から前方に突出し、車幅方向で平行に位置する2個の突出部6322とを備える。各突出部6322は、厚みがシリンダ支持体631と等しい平板状とされている。ブラケット基部632は、シリンダ支持体631とは着脱可能な別体とされている。ブラケット基部632は、突出部6322にてシリンダ支持体631に組み合わされて排出板61に対して固定される。1個のブラケット基部632に対し、2個のシリンダ支持体631が組み合わされる。
ブラケット基部632は、シリンダ支持体631が有する膨出部6312が嵌る形状の嵌入部6323を有する。膨出部6312と嵌入部6323の嵌り合いの状態は、前後方向(詳しくは後方)に突出した円弧状となる。このため、車両走行時の振動による上下方向の力に、ブラケット組立体63が有効に対抗できる。
固定手段633は、シリンダ支持体631とブラケット基部632とにわたって設けられることで、組み合わされた両者を固定することができる。この固定手段633は、基本的に溶接を除いた固定をなすものである。本実施形態ではボルトが用いられている。固定手段633であるボルトは、図2(a)に示すように、前方から差し込まれ、シリンダ支持体631を貫通してブラケット基部632にねじ込まれて固定される。これにより、シリンダ支持体631の後端面とブラケット基部632の前端面とが当接した状態でボルト止めされる。シリンダ支持体631の後端面とブラケット基部632の前端面とは凹凸が対応した形状とされている。このため、両者の当接状態は面同士が密着した状態となる。よって、両者はボルト止めによって強固に固定される。ボルトは上下2箇所に取り付けられる。用いられる2本のボルトのうち上方に設けられるものの方が、下方に設けられるものよりも長い。このため、シリンダ支持体631及びブラケット基部632にはボルト挿通穴6313,6324が使用状態の前後方向(厚み方向に直交する方向)に2本ずつ形成されている。
また、シリンダ支持体631とブラケット基部632とが組み合わされた際のボルト挿通穴6313,6324の境界は、図2(b)に示すように、上側の境界が後方に位置し、下側の境界が前方に位置する。このような位置関係であるから、例えば上側の境界と下側の境界の前後位置が同一である構成に比べ、排出板シリンダ62が後述のように塵芥収容箱3において「後ろ下がり」に配置されていることによる、排出板シリンダ62の駆動力の方向と、ボルト挿通穴6313,6324の上下境界の並び方向との交差角度を直角に近づけることができる。このため、排出板シリンダ62の斜め向きの駆動力により、ボルト挿通穴6313,6324の各境界で、ボルトに対して折れ曲がるような力が働きにくいため、シリンダ支持体631とブラケット基部632とが組み合わされた状態を安定的に保持できる。
更に、ボルト挿通穴6313,6324の境界が前後にずれていることにより、排出板シリンダ62の駆動力によって上側の境界が下方にずれようとしても、その下方位置ではシリンダ支持体631が前方に突出した突出部6322に下方から支持されていることにより、上側の境界にずれが起こらないようにできる。同様に、下側の境界の下方へのずれも起こらないようにできる。従って、ボルト挿通穴6313,6324の各境界で、ボルトに対してせん断力が生じにくく、ボルトが破断しにくい。
シリンダ支持体631におけるボルト挿通穴6313は、シリンダ支持体631の前端面から後端面に至って前後方向に延びる貫通穴である。このシリンダ支持体631におけるボルト挿通穴6313は、内周面が平滑でねじ山のない貫通穴である。ブラケット基部632のボルト挿通穴6324は、上方に形成された1本が突出部の前端面から後端面に至って前後方向に延びる貫通穴であり、下方に形成された1本が突出部の前端面から後方に延びる有底穴である。このブラケット基部632のボルト挿通穴6324は、内周面にねじ山が形成されたねじ穴であって、ここにボルトの軸部がねじ込まれる。
シリンダ支持体631は、支持穴6311の形成位置が前後方向で異なる複数種類が用意されている。そして、塵芥収容箱3に対する排出板シリンダ62の、前後方向の寸法関係に応じて選択された一種のシリンダ支持体631とブラケット基部632とが組み合わされてブラケット組立体63が構成される。このように構成されたブラケット組立体63は、選択されたシリンダ支持体631によって、図2(b)に実線と二点鎖線で示すように、支持穴6311の前後方向の位置を段階的に変更することができる。従って、塵芥収容箱3における排出板シリンダ62の取り付け寸法を調整できる。
この構成により、必要な溶接箇所は、ブラケット基部632と排出板61との間だけとなり、従来のようにスペーサを挟み込んで溶接する必要がなくなる。よって、塵芥収容箱3に対して排出板シリンダ62を取り付けるに際し、溶接箇所を削減できる。
シリンダ支持体631とブラケット基部632の組み合わせは、本実施形態である、図2(a)(b)、図3、図4(a)~(d)に示した形態に限られず、種々に変更できる。ブラケット基部632の他の形態例を、図6、図9に示す。また、シリンダ支持体631の他の形態例を、図7(a)~(d)、図10(a)~(d)に示す。なお、支持穴6311は、図7(a)~(d)に示すような、一部が径外部分と連通し、開いた空間を有する形態であってもよい。特に、図7(a)のように前記連通した部分が大きく、切欠のような形態となっていてもよい。これらの形状であっても、図10(a)~(d)に示すようにシリンダ支持体631とブラケット基部632を組み合わせることで、図2(b)に示した形態と同様の機能を発揮できる。また、前記各ブラケット基部632と各シリンダ支持体631とが組み合わされて構成されたブラケット組立体63の他の形態例を、図8(a)~(d)、図11(a)~(d)に示す。
ここで、排出板シリンダ62は、塵芥収容箱3において「後ろ下がり」に配置されている。このため、排出板シリンダ62の伸縮も「後ろ下がり」方向に沿ってされるので、排出板61を前方から後方に移動させる際の駆動力もまた同方向に働くことになる。従って、この駆動力はブラケット組立体63の後下部に多くかかることになる。本実施形態である図2(b)の形態と、他形態である図8(a)~(d)のブラケット組立体63では、シリンダ支持体631の後端面とブラケット基部632の前端面のうち、各後下部が湾曲した面(より詳しくは円弧状の面)とされている。このため、排出板シリンダ62の駆動力に起因する応力集中が発生しにくく、排出板シリンダ62の伸縮に伴い、繰り返し駆動力を受けてもブラケット組立体63が破損しにくい。
また、図7(b)~(d)に示すシリンダ支持体631では、支持穴6311の後方から前下方に回り込むような爪状部6314が形成されている。よって、図2(b)、及び、図8(a)~(d)(図8(a)を除く)のブラケット組立体63では、「後ろ下がり」方向に働く排出板シリンダ62の駆動力が、爪状部6314によりシリンダ支持体631で受けられた上でブラケット基部632に伝達される。よって、これらの形態のブラケット組立体63では、シリンダ支持体631とブラケット基部632の両方が、排出板シリンダ62から排出板61への駆動力伝達に関して機能する。従って、一部の部材に駆動力が集中してかかることによるブラケット組立体63の破損が起こりにくい。
一方、ブラケット基部632が図9に示す形態、シリンダ支持体631が図10(a)~(d)に示す形態であって、組み合わされたブラケット組立体63が図11(a)~(d)に示す形態のように、シリンダ支持体631の後端面とブラケット基部632の前端面が複数の平面の組み合わせであってもよい。この形態であっても、シリンダ支持体631の後端面の一部である後下面6315と、これと当接するブラケット基部632の面6325とが、法線が「後ろ下がり」方向とされた斜面であることから、「後ろ下がり」方向に働く排出板シリンダ62の駆動力を、この斜面にてシリンダ支持体631からブラケット基部632に有効に伝達できる。
以上、本発明に係る塵芥収集車の一実施形態について説明したが、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。各部の具体的構成についても前記実施形態に限られるものではない。
例えば、前記実施形態の積込装置5は、押込板53を有する「押込板式」であったが、塵芥投入箱4内に配置され、回転することで塵芥を移動させる回転板を有する「回転板式」であってもよい。
また、固定手段633に関し、前記実施形態では、シリンダ支持体631及びブラケット基部632とは別体のボルトとされていたが、例えば、少なくともシリンダ支持体631とブラケット基部632の一部として形成され、例えば凹凸嵌合によりシリンダ支持体631及びブラケット基部632が固定されるものであってもよい。また、シリンダ支持体631及びブラケット基部632とは別体の固定手段633であっても、ボルトに限らず、種々の構造の締結手段を用いることができる。また、固定手段633は、基本的に溶接を除いた固定をなすものであったが、状況によっては、固定手段633として溶接を選択することも不可能ではない。また、シリンダ支持体631とブラケット基部632の固定に関し、例えばボルト止めと溶接とを併用してもよい。
また、前記実施形態のうち図2(b)に示すものでは、シリンダ支持体631が凸部である膨出部6312を有し、ブラケット基部632が凹部である嵌入部6323を有していた。しかし、形状の関係はこれと逆に、シリンダ支持体631が凹部である嵌入部を有し、ブラケット基部632が凸部である膨出部を有していてもよい。
1…塵芥収集車、2…車台、3…塵芥収容箱、4…塵芥投入箱、5…積込装置、6…排出装置、21…運転室、31…開口部、41…投入開口部(投入部)、42…蓋、43…回動軸、44…底部、51…ガイドレール、52…スライダ、53…押込板、55…プッシュシリンダ(圧縮駆動手段)、56…プレスシリンダ(押込駆動手段)、57…操作部(動作入力部)、61…排出板、62…排出板シリンダ、63…ブラケット組立体、621…連結部、631…シリンダ支持体、632…ブラケット基部、633…固定手段、6311…支持穴(支持部)

Claims (3)

  1. 収集した塵芥を内部に収容する塵芥収容箱と、前記塵芥収容箱内の塵芥を、前記塵芥収容箱が有する開口部から外部に排出するための排出装置と、を備え、
    前記排出装置は、
    前記塵芥収容箱の内部で車両前方から車両後方に移動することで、前記開口部に向けて塵芥を押し出す排出板と、
    前記排出板に連結された油圧シリンダであり、前記排出板を車両前後方向に移動させる駆動力を生じるものであって、前記連結のための連結部を有する排出板シリンダと、
    前記排出板と前記排出板シリンダとの間に介在するブラケット組立体と、を備え、
    前記ブラケット組立体は、前記排出板シリンダの前記連結部を支持するシリンダ支持体と、
    前記シリンダ支持体とは別体であり、前記シリンダ支持体に組み合わされて前記排出板に対して固定されるブラケット基部と、
    前記シリンダ支持体と前記ブラケット基部とにわたって設けられることで両者を固定する固定手段と、を備えた塵芥収集車。
  2. 前記シリンダ支持体は、前記排出板シリンダの前記連結部を配置する支持部を有し、前記支持部の形成位置が異なる複数種類が用意されており、
    前記塵芥収容箱に対する前記排出板シリンダの寸法関係に応じて選択された一種の前記シリンダ支持体と前記ブラケット基部とが組み合わされて前記ブラケット組立体が構成される、請求項1に記載の塵芥収集車。
  3. 前記連結部が、前記排出板シリンダにおいて突出した棒状の部分であり、
    前記支持部が、前記連結部を通す空間を有する貫通穴である、請求項2に記載の塵芥収集車。
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