JP5421318B2 - インクジェットヘッド洗浄システムおよびインクジェットヘッドのメンテナンス方法 - Google Patents

インクジェットヘッド洗浄システムおよびインクジェットヘッドのメンテナンス方法 Download PDF

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Description

本発明は、インクジェットヘッド洗浄システムおよびインクジェットヘッドのメンテナンス方法に係り、特に、インクジェットヘッドのノズル面近傍に、洗浄液を保持する部材を設け、払拭部材によるノズル面の洗浄を容易にするインクジェットヘッド洗浄システムおよびインクジェットヘッドのメンテナンス方法に関する。
インクジェット記録装置で用いられるインクジェットヘッドのノズル面には、使用によりインクの残渣、紙粉など様々な異物が付着する。ノズル面に異物が付着していると、ノズルから吐出されるインク液滴が影響を受けて、インク液滴の吐出方向にばらつきが生じ、記録媒体上の所定の位置にインク液滴を着弾させることが困難となり、画像品質が劣化する原因となる。そこで、インクジェット記録装置では、異物を定期的にワイピングなどのメンテナンス方法で除去することが重要となっている。
たとえば、下記の特許文献1、2には、洗浄液を含浸させた洗浄材をノズルプレート全面に当接させることによりノズルプレートを洗浄させる方法が記載されている。また、特許文献3には、ノズル面に溶剤を噴射する噴射機構と、ノズル面を拭き取る機構を備え、ノズルに洗浄液を吹き付けてワイプするインクジェット塗布装置が記載されている。
特開2005−238611号公報 特開2005−111808号公報 特開2006−142621号公報
しかしながら、特許文献1、2に記載の装置では、洗浄材に直接洗浄液を付与しているため、洗浄液の調整を行なうことが困難であった。また、ノズル面は通常、インクの付着を防止するため、撥水性で形成されている。したがって、特許文献3の装置では、ノズル面に洗浄液を吹き付けても、ノズル面は撥水性であるため、洗浄液はノズル面から流れてしまい、ワイプする際には洗浄液が付与されていない状態でワイプするという問題があった。また、洗浄液が付与されていない状態でワイピングを行なうため、ノズル面の撥水膜が劣化するという問題があった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、ノズル面に寄与する洗浄液量を多くし、撥水膜の耐久性を向上させることができるインクジェットヘッド洗浄システムおよびインクジェットヘッドのメンテナンス方法を提供することを目的とする。
本発明は前記目的を達成するために、インクを吐出する複数のノズルを有するノズルプレートが、記録媒体の幅方向に複数配列されており、前記ノズルプレートは撥水性を有しており、前記ノズルプレートの配列方向に直交する方向の両側で、前記ノズルプレートの配列方向と略平行に、前記ノズルプレートよりも撥水性の低い洗浄液保持部材を設け、前記洗浄液保持部材は、洗浄液を保持する機構を有するインクジェットヘッドと、前記インクジェットヘッドの前記ノズルプレートおよび前記洗浄液保持部材に洗浄液を付与する洗浄液付与手段と、前記インクジェットヘッドの前記ノズルプレートおよび前記洗浄液保持部材を前記ノズルプレートの配列方向に払拭する払拭部材を有する払拭装置と、を備え、前記洗浄液保持部材は、前記ノズルプレートの配列方向に前記ノズルプレートと略同一の長さで、拭き取り方向における払拭開始側端部付近に前記ノズルプレートに隣接して設けられていることを特徴とするインクジェットヘッド洗浄システムを提供する。
本発明によれば、ノズルプレートの配列方向と略平行に、洗浄液を保持する洗浄液保持部材を備えているので、払拭部材でノズル面を拭き取る際に、洗浄液保持部材で保持されている洗浄液を、払拭部材を伝播させてノズルプレートを洗浄することができる。したがって、ノズルプレートの拭き取りを洗浄液が含浸されていない状態で拭き取ることを防止することができるので、ノズルプレートの撥水性(撥水膜)が劣化することを防止することができる。
そして、インクジェットヘッドに洗浄液を保持する洗浄液保持部材を備えているので、払拭装置と組み合わせることで、インクジェットヘッド洗浄システムとして好適に用いることができる。
本発明は、前記洗浄液を保持する機構は、前記保持部材に形成された溝部であることが好ましい。
本発明によれば、洗浄液を保持する機構として溝部を設けているので、毛細管現象により、溝部に洗浄液を保持することができる。
本発明は、前記溝部の伸びる方向は、前記ノズルプレートの配列方向と略平行に形成されていることが好ましい。
本発明によれば、溝部の伸びる方向をノズルプレートの配列方向と平行に設けているので、払拭部材をノズルプレートの配列方向と同じ方向で払拭することで、拭き取り時の抵抗を小さくすることができる。したがって、溝に払拭部材が引っかかったり、抵抗により振動を起こすことを防止することができる。また、拭き取り方向に対して、常に安定して連続的に洗浄液を塗布することができる。
本発明は、前記ノズルプレートの両側に設けられた一方の側の溝部は前記ノズルプレートに向う案内構造であり、他方の側の溝部は前記案内構造と異なる方向に向きを有することが好ましい。
本発明によれば、保持部材の一方の側の溝の方向を、洗浄液がノズル面に向う案内構造とし、他方の側の溝を異なる方向とすることで、ノズルプレートに効率的に洗浄液を送ることができる。
本発明は、前記ノズルプレートのノズル面および前記洗浄液保持部材は、前記ノズルプレートの配列方向と直交する方向で水平面に対して傾斜して設けられており、前記ノズル面の傾斜角度が大きい程、前記溝部の容積大きくなることが好ましい。
本発明によれば、ノズル面が水平面に対して傾けて設けられている場合、傾斜角度が大きい程、溝部の容積を大きくすることで、傾斜により垂れる量を考慮して、多くの洗浄液を保持することができるので、洗浄液の量を傾斜角度によらず一定にすることができる。
本発明は、前記払拭装置は、前記ノズルプレートを払拭する第1の洗浄部材と、前記洗浄液保持部材のみを払拭する第2の洗浄部材と、からなることが好ましい。
本発明によれば、洗浄液保持部材で洗浄液を保持することができるので、第1の洗浄部材でノズル面を拭き取っても、洗浄液保持部材に洗浄液が残る可能性がある。第2の洗浄部財で洗浄液保持部材のみを払拭することで、洗浄液保持部材に残る洗浄液を完全に拭き取ることができるので、記録媒体、搬送ドラムに洗浄液が垂れるなどの不具合が発生することを防止することができる。
本発明は前記目的を達成するために、記録媒体の幅方向に複数配列されたノズルプレートと、前記ノズルプレートの配列方向に直交する方向の両側で前記ノズルプレートの配列方向と略平行に設けられ前記ノズルプレートより撥水性が低い洗浄液保持部材とからなるノズル面を備え、前記洗浄液保持部材は、前記ノズルプレートの配列方向に前記ノズルプレートと略同一の長さで、拭き取り方向における払拭開始側端部付近に前記ノズルプレートに隣接して設けられているインクジェットヘッドを移動させるヘッド移動工程と、前記インクジェットヘッドのノズル面に洗浄液を付与する洗浄液付与工程と、前記インクジェットヘッドの前記洗浄液保持部材に、前記洗浄液付与工程により付与された洗浄液を保持する洗浄液保持工程と、前記洗浄液保持部材で保持された洗浄液を払拭部材で伝播させながら前記ノズルプレートを払拭する払拭工程と、を有し、前記洗浄液保持部材に前記洗浄液を保持する機構を備えることを特徴とするインクジェットヘッドのメンテナンス方法を提供する。
本発明によれば、インクジェットヘッドの洗浄液保持部材に洗浄液を保持させる洗浄液保持工程を有しているので、その後の払拭工程において、洗浄液保持部材で保持された洗浄液を払拭部材を伝播させてノズルプレートを払拭することができるので、洗浄液の無い状態で拭き取ることを防止することができるので、ノズルプレートの撥水性が劣化することを防止することができる。
本発明は、前記払拭工程の後に、前記洗浄液保持部材のみを払拭する保持部材払拭工程を備えることが好ましい。
本発明によれば、払拭工程の後に洗浄液保持部材のみを払拭する保持部材払拭工程を有しているので、洗浄液保持部材に残った洗浄液を拭き取ることができる。
本発明のインクジェットヘッド洗浄システムおよびインクジェットヘッドのメンテナンス方法によれば、インクジェットヘッドのノズルプレートの配列方向と略平行に、洗浄液を保持する保持部材を備えているので、ノズルプレートの洗浄時に、洗浄液を保持部材から払拭部材に伝播させることができるので、洗浄液の無い状態でノズル面を拭き取ることを防止することができるので、ノズル面の撥水膜が劣化することを防止することができる。
インクジェット記録装置の画像記録部の概略構成を示す側面図である。 インクジェット記録装置の画像記録部の正面図である。 インクジェットヘッドのノズル面の平面透視図である。 インクジェットヘッドの(a)側面図、および、(b)ノズル面の平面図である。 溝部の形状を示す断面図である。 インクジェットヘッドの他の例を示すノズル面の平面図である。 傾斜の異なるインクジェットヘッドの溝部を説明する断面図である。 洗浄液付与装置をメンテナンス位置から見た側面図である。 洗浄液付与ユニットの正面図である。 洗浄液付与ユニットの正面図である。 払拭装置をメンテナンス位置側から見た側面図である。 払拭ユニットの平面図である。 払拭ユニットの正面部分断面図である。 ウイング部払拭装置に用いられる押圧ローラの斜視図(a)、および、払拭ユニットの画像記録位置側から見た側面図(b)である。 インクジェット記録装置の他の例を示す画像記録部の正面図である。
以下、添付図面に従って、本発明の好ましい実施の形態について詳説する。
≪インクジェット記録装置の画像記録部の構成≫
図1は、インクジェット記録装置の画像記録部の概略構成を示す側面図である。
同図に示すように、本実施の形態のインクジェット記録装置の画像記録部10は、記録媒体(枚葉紙)12を画像記録ドラム14によってドラム搬送する。そして、その画像記録ドラム14による搬送過程でC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロ)、K(クロ)の各色のインクの液滴を画像記録ドラム14の周囲に配設されたインクジェットヘッド(液滴吐出ヘッド)16C、16M、16Y、16Kから吐出させて、記録媒体12の表面にカラー画像を画像記録する。
画像記録ドラム14は、その回転軸18の両端部を一対の軸受22に軸支されて回転自在に設けられている(図2参照)。一対の軸受22は、インクジェット記録装置の本体フレーム20に設けられており、この一対の軸受22に回転軸18の両端部が軸支されることにより、画像記録ドラム14は水平に取り付けられる(水平な設置面に対して回転軸18が平行に取り付けられる。)。
画像記録ドラム14の回転軸18には、図示しない回転伝達機構を介してモータが連結されている。画像記録ドラム14は、このモータに駆動されて回転する。
また、画像記録ドラム14の周面には、記録媒体12の先端部を把持するグリッパ24が設けられている(本例では、外周面上の2カ所に設置されている。)。記録媒体12は、このグリッパ24に先端部を把持されて、画像記録ドラム14の外周面上に保持される。
また、この画像記録ドラム14には、図示しない吸着保持機構(たとえば、静電吸着、真空吸着)が備えられている。先端部をグリッパ24に把持されて、画像記録ドラム14の外周面上に巻き掛けられた記録媒体12は、その裏面部を吸着保持機構によって吸着されて、画像記録ドラム14の外周面上に保持される。
なお、本実施の形態のインクジェット記録装置において、記録媒体12は、前段の工程から搬送ドラム26を介して、画像記録ドラム14に受け渡される。搬送ドラム26は、画像記録ドラム14に並列して配置されており、タイミングを合わせて、画像記録ドラム14に記録媒体12を受け渡す。
また、画像記録後の記録媒体12は、搬送ドラム28を介して、後段の工程に受け渡される。搬送ドラム28は、画像記録ドラム14に並列して配置されており、タイミングを合わせて、画像記録ドラム14から記録媒体12を受け取る。
4本のインクジェットヘッド16M、16K、16C、16Yは、記録媒体の幅に対応したラインヘッドで構成されており、画像記録ドラム14の回転軸18を中心とした同心円上に一定の間隔をもって放射状に配置されている。
なお、本例では、4本のインクジェットヘッド16M、16K、16C、16Yが、画像記録ドラム14を挟んで左右対称になるように配置されている。すなわち、画像記録ドラム14の中心を通る鉛直な線分に対してマゼンタのインクジェットヘッド16Mとイエロのインクジェットヘッド16Yとが左右対称に配置されるとともに、クロのインクジェットヘッド16Kとシアンのインクジェットヘッド16Cとが左右対称に配置されている。
このように配置された各インクジェットヘッド16M、16K、16C、16Yは、それぞれその下端部に形成されたノズル面30M、30K、30C、30Yが、画像記録ドラム14の外周面に対向して配置されるとともに、それぞれそのノズル面30M、30K、30C、30Yが、画像記録ドラム14の外周面から所定高さの位置に位置する(画像記録ドラム14の外周面とノズル面30M、30K、30C、30Yとの間に同じ量のギャップが形成される。)。また、そのノズル面30M、30K、30C、30Yに形成されたノズル列が、記録媒体12の搬送方向と直交して配置される。
そして、このように配置された各インクジェットヘッド16M、16K、16C、16Yからは、そのノズル面30M、30K、30C、30Yに形成されたノズルから画像記録ドラム14の外周面に向けて垂直にインクの液滴が吐出される。
図3は、インクジェットヘッドのノズル面の平面透視図である。
なお、各インクジェットヘッド16M、16K、16C、16Yの構成は共通しているので、ここではインクジェットヘッド16として、そのノズル面30(30M、30K、30C、30Y)の構成を説明する。
同図に示すように、ノズル面30は、略平行四辺形に形成され、その幅方向(記録媒体搬送方向)に複数のノズルNが形成されているノズルプレート30Aと、そのノズルプレート30Aを挟んで両側には、ノズルプレート30Aを含む独立のインクジェットヘッドモジュールを記録媒体の幅方向にならべて配置するためのプラスチック(LCP、エポキシ樹脂など)からなるウイング部30Bが対称に設けられている。また、ノズルプレート30Aは、記録媒体の幅に対応して複数配列されて設けられている。
ノズルプレート30Aは、ノズルNが形成される領域であり、その表面には所定の撥液処理が施されている(撥液膜が被覆されている)。ノズルプレート30Aは、略並行四辺形のSi基板でできており、ノズルNはウェットエッチングなどで開口することができる。
ここで、図3に示すように、本実施の形態のインクジェットヘッド16は、いわゆるマトリックスヘッドで構成され、ノズルNがノズルプレート30Aに二次元マトリクス状に配置される。より具体的には、記録媒体12の搬送方向に対して所定角度傾斜した方向に複数のノズルNが一定ピッチで配置されたノズルの列が形成されるとともに、そのノズルの列が記録媒体12の搬送方向と直交する方向(ヘッドの長手方向)に一定ピッチで多数配列される。このようなノズルの配置構成とすることにより、ヘッドの長手方向(記録媒体12の搬送方向と直交する方向)に投影される実質的なノズルNの間隔を狭めることができ、ノズルNの高密度化を図ることができる。
なお、マトリックスヘッドでは、このヘッドの長手方向に投影されるノズルの列が実質的なノズル列とされる。
また、本実施の形態のインクジェットヘッド16は、いわゆるピエゾ方式でノズルNからインクの液滴を吐出させる。すなわち、ノズル面30に形成された各ノズルNは、それぞれ圧力室Pに連通されており、この圧力室Pの壁面をピエゾ素子で振動させることにより、圧力室Pの容積を拡縮させて、ノズルNからインクの液滴を吐出させる。
なお、インクの吐出方式は、これに限らずサーマル方式や静電アクチュエーターで吐出させる構成とすることもできる。
本実施の形態のインクジェットヘッド16は、ノズルプレート30Aにのみ撥液処理が施される。ウイング部30Bには親水処理が施されており、ウイング部に液体が付着すると、液体は、ウイング部30Bで保持される。ノズルプレート30Aの水に対する接触角は、たとえば、100°以上とすることができ、ウイング部30Bの水に対する接触角は、たとえば、約60°とすることができる。また、ノズル面の配列方向の端部を形成するエンドキャップ29もウイング部30Bと同様に、親水性で形成され洗浄液が保持され易い構成とすることが好ましい。
図4は、インクジェットヘッド16のウイング部30Bの構成を示す側面図(a)および平面図(b)である。なお、図4においては、ノズルNは省略して記載している。本発明のインクジェットヘッドのノズル面30は、ノズルを有するノズルプレート30Aと、ウイング部30Bと、を有し、ウイング部30Bを親水膜としている。ウイング部30Bを親水膜とすることにより、洗浄液をノズル面30に付与した際に、洗浄液をウイング部30Bに付着させ、ウイング部30Bで保持することができる。したがって、その後の払拭ウエブによりノズルプレート30Aを払拭する際、ウイング部30Bで保持されている洗浄液が払拭ウエブを伝播して払拭ウエブが洗浄液で含浸された状態で、ノズルプレート30Aを払拭することができる。これにより、ノズルプレート30Aに被覆されている撥液膜の劣化を防止することができる。ノズルプレート30Aには、撥液膜が形成されているため、洗浄液をノズルプレート30Aに付与しても、ノズルプレート30Aの撥液性により、洗浄液が流れ落ちる懸念がある。ウイング部30Bを親水性とすることで、ウイング部30Bに保持された洗浄液を、払拭ウエブを通じてノズルプレートに伝播させることができるので、ウエットな状態でノズルプレート30Aを拭き取ることができる。
ウイング部30Bを親水性とすることで、洗浄液の保持を行なうことができるが、図4に示すように、溝部31を設けることが好ましい。溝部31を設けることで、溝部31に洗浄液を貯めることができるので、拭き取り時に払拭ウエブを伝播する洗浄液の量を増やすことができる。洗浄液を増やすことによりノズルプレート30Aでのインク濃度を下げることができるので、撥水膜の耐久性を向上させることができる。
溝部31は、図4においては、ノズルプレート30Aの配列方向と平行に形成されている。すなわち、払拭ウエブの拭き取り方向と平行に形成されている。拭き取り方向と平行に形成することで、拭き取り時の抵抗を減らすことができる。これにより、溝部31に払拭部材が引っかかったり、抵抗によりインクジェットヘッドが振動を起こすという危険性を防止することができる。また、拭き取り方向に対して、常に安定して、連続的に洗浄液を、ワイプを伝播して供給することができる。
図5は、ウイング部30Bの溝部31の形状を示す一例である。図11(a)は、四角形状の溝部31aである。図5(b)は、逆テーパ形状とした溝部31bである。溝部31bを逆テーパ形状とすることにより、洗浄液が溝部31bで保持された後、保持された洗浄液に払拭ウエブが接触するまで、洗浄液が溝部31bから抜けることを防止することができる。すなわち、洗浄液の保持性を向上させることができる。
図5(c)は、テーパ形状とした溝部31cである。テーパ形状とすることにより、洗浄液が溝部31cの内部に入りやすくすることができ、保持できる洗浄液の量を増やすことができる。また、払拭ウエブにより拭き取る際に、払拭ウエブに吸収され易くすることができる。図5(d)は、ウイング部30Bを貫通するように溝部31dが形成されている。溝部31dでウイング部30Bを貫通させることにより、溝部の端部でインクが固化し、詰まりが発生することを防止することができる。
図6は、ウイング部30Bに形成された溝部の方向の別の態様を示したものである。図6に示すウイング部30Bの溝部は、ノズルプレート30Aの両側に対して、一方の側の溝部31fが、ノズルプレート30Aに向う案内構造としている。これにより、洗浄液をノズルプレート30Aに効果的に送り込むことができ、インク濃度を下げ、撥水膜の耐久性を向上させることができる。また、一方の側の溝部31eを案内構造とし、他方の側の溝部31fを異なる方向とすることにより、ノズルプレート30Aに効率的に洗浄液を送ることができる。
液体吐出装置の一例として上述したように、本発明においては、ノズル面30が水平面に対して、傾斜して設けられている。また、図1に示すように、ノズル面の傾斜角度は、各色によって異なっている。傾斜角度が異なると、ウイング部30Bで保持される洗浄液の量が異なってくる。したがって、図7に示すように、ノズルの傾斜角度(取り付け角度)により溝部の深さ、大きさ、個数などを変更することで、保持される洗浄液の量を一定にすることが好ましい。たとえば、図7(a)は、図1におけるインクジェットヘッド16K、16Cのような傾斜が小さい場合の溝部31のパターンの例を示したものである。また、図7(b)は、図1におけるインクジェットヘッド16M、16Yのような傾斜が大きい場合の溝部31のパターンの例を示したものである。図7に示すように、インクジェットヘッド16の傾斜が大きい場合は、溝部31の溝深さを深くする、溝部31の開口部を大きくする、などにより、溝部31の容積を大きくすることで、洗浄液の保持量を多くする。傾斜が低い場合は、溝部の溝深さを浅くする、溝部31の開口部を小さくする、などにより、溝部31の容積を小さくすることで、洗浄液の保持量を減らす。傾斜が大きい方が、洗浄液が流れ易いので、溝部31の形状を変更し、ウイング部30Bでの洗浄液の保持量を調整することで、ノズルプレート30Aに付与する洗浄液の量を調節することができる。なお、図7においては、容積を変更することで、洗浄液の保持量の調整を行なっているが、溝の数を増やすことで、保持する洗浄液の量を変更することもできる。
また、図7においては、ウイング部30Bの水平面に対して高い位置に形成されている溝部から低い位置に形成されている溝部に向かって容積が小さくなっているが、このような構成とすることにより、ノズルプレート30Aに一定の量の洗浄液を供給することができる。また、ウイング部30Bのノズルプレート30A側から溝部の容積を大きくすることにより、ノズルプレート30Aの供給量を多くすることができる。溝部の形状、深さ、幅、個数などは、ノズル面へ供給する洗浄液の量などにより、適宜、設計することが可能である。
画像記録部10は、以上のように構成される。この画像記録部10において、記録媒体12は、前段の工程から搬送ドラム26を介して画像記録ドラム14に受け渡され、画像記録ドラム14の周面に吸着保持されて回転搬送される。そして、その搬送過程で各インクジェットヘッド16M、16K、16C、16Yの下を通過し、その通過時に各インクジェットヘッド16M、16K、16C、16Yから吐出されたインクの液滴が記録面に打滴されて、記録面にカラー画像が形成される。画像が記録された記録媒体12は、画像記録ドラム14から搬送ドラム28に受け渡され、後段の工程へと搬送される。
さて、以上のように構成される画像記録部10において、各インクジェットヘッド16M、16K、16C、16Yは、図2に示すように、ヘッド支持フレーム40に取り付けられて、画像記録ドラム14の周囲に配置される。
ヘッド支持フレーム40は、画像記録ドラム14の回転軸18と直交して設けられた一対のサイドプレート42L、42Rと、その一対のサイドプレート42L、42Rを上端部で連結する連結フレーム44とで構成されている。
一対のサイドプレート42L、42Rは、板状に形成されており、画像記録ドラム14を挟んで互いに対向するように配置されている。この一対のサイドプレート42L、42Rの内側には、各インクジェットヘッド16M、16K、16C、16Yを取り付けるための取付部46M、46K、46C、46Yが設けられている(図2では、便宜上、取付部46Kのみ図示)。
取付部46C、46M、46Y、46Kは、画像記録ドラム14の回転軸18を中心とした同心円上に一定の間隔をもって放射状に配置されている。各インクジェットヘッド16M、16K、16C、16Yは、その両端に形成された被取付部48M、48K、48C、48Y(図2では、便宜上、被取付部48Kのみ図示)を取付部46M、46K、46C、46Yに固定することにより、ヘッド支持フレーム40に取り付けられる。そして、このヘッド支持フレーム40に取り付けられることにより、各インクジェットヘッド16M、16K、16C、16Yが、画像記録ドラム14の回転軸18を中心とした同心円上に一定の間隔をもって放射状に配置される。
ヘッド支持フレーム40は、図示しないガイドレールにガイドされて、画像記録ドラム14の回転軸18と平行にスライド移動自在に設けられている。そして、図示しないリニア駆動機構(たとえば、送りネジ機構など)に駆動されて、図2に実線で示す「画像記録位置」と図2に破線で示す「メンテナンス位置」との間を移動する。
各インクジェットヘッド16M、16K、16C、16Yは、ヘッド支持フレーム40を画像記録位置に位置させると、画像記録ドラム14の周囲に配置され、画像記録可能な状態になる。
メンテナンス位置は、各インクジェットヘッド16M、16K、16C、16Yが画像記録ドラム14から退避する位置に設定される。このメンテナンス位置には、各インクジェットヘッド16M、16K、16C、16Yを保湿するための保湿ユニット50が設けられる。
保湿ユニット50には、各インクジェットヘッド16M、16K、16C、16Yのノズル面を覆うキャップ52M、52K、52C、52Y(図2では、便宜上、キャップ52Kのみ図示)が備えられている。装置を長時間停止する場合などは、このキャップ52M、52K、52C、52Yでノズル面が覆われる。これにより、乾燥による不吐出が防止される。
なお、このキャップ52M、52K、52C、52Yには、図示しない加圧・吸引機構が備えられており、ノズル内を加圧・吸引できるように構成されている。
また、このキャップ52M、52K、52C、52Yには、図示しない洗浄液供給機構が備えられており、内部に洗浄液を供給できるように構成されている。
キャップ52M、52K、52C、52Yの下方位置には廃液トレイ54が配置されている。キャップ52M、52K、52C、52Yに供給された洗浄液は、この廃液トレイ54に廃棄され、廃液回収配管56を介して廃液タンク58に回収される。
画像記録位置とメンテナンス位置との間には、各インクジェットヘッド16M、16K、16C、16Yのノズル面30M、30K、30C、30Yを清掃するためのノズル面清掃装置60が設けられている。各インクジェットヘッド16M、16K、16C、16Yは、メンテナンス位置から画像記録位置に移動する過程で、または、画像記録位置からメンテナンス位置に移動する過程で、このノズル面清掃装置60によってノズル面30M、30K、30C、30Yが清掃される。
以下、このノズル面清掃装置60の構成について説明する。
≪ノズル面清掃装置の構成≫
図2に示すように、ノズル面清掃装置60は、洗浄液付与装置(洗浄液噴射部)62とノズル面払拭装置64とを備えて構成されている。
洗浄液付与装置62は、メンテナンス位置から画像記録位置に向かって移動する各インクジェットヘッド16M、16K、16C、16Yのノズル面30M、30K、30C、30Yに洗浄液を付与する。
ノズル面払拭装置64は、洗浄液が付与された各インクジェットヘッド16M、16K、16C、16Yのノズル面30M、30K、30C、30Yに払拭ウエブを押圧当接させて、ノズル面30M、30K、30C、30Yを払拭する。
洗浄液付与装置62とノズル面払拭装置64は、ヘッド支持フレーム40の移動経路上に配置される。この際、洗浄液付与装置62がノズル面払拭装置64に対してメンテナンス位置側に配置される。これにより、各インクジェットヘッド16M、16K、16C、16Yをメンテナンス位置から画像記録位置に移動させた際、洗浄液の付与後に払拭ウエブでノズル面30M、30K、30C、30Yを払拭することができる。
≪洗浄液付与装置の構成≫
図8は、洗浄液付与装置をメンテナンス位置側から見た側面図である。
洗浄液付与装置62は、各インクジェットヘッド16M、16K、16C、16Yに対応して設けられた洗浄液付与ユニット70M、70K、70C、70Yと、その洗浄液付与ユニット70M、70K、70C、70Yが搭載されるベース72とで構成され、保湿ユニット50に備えられた廃液トレイ54の内側に設置される(図2参照)。
<ベースの構成>
ベース72は、水平に設置されており、図示しない昇降装置によって昇降自在に設けられている。このベース72の上面部分には、洗浄液付与ユニット取付部72M、72K、72C、72Yが形成されている。各洗浄液付与ユニット70M、70K、70C、70Yは、このベース72に形成された洗浄液付与ユニット取付部72M、72K、72C、72Yにボルト等で固定されて、所定位置に取り付けられる。そして、このベース72に取り付けられることにより、各洗浄液付与ユニット70M、70K、70C、70Yは、対応するインクジェットヘッド16M、16K、16C、16Yの移動経路上に配置される(画像記録位置からメンテナンス位置への移動経路上に配置される。)。
〈洗浄液付与ユニットの構成〉
次に、洗浄液付与ユニット70M、70K、70C、70Yの構成について説明する。
なお、各洗浄液付与ユニット70M、70K、70C、70Yの基本構成は共通しているので、ここでは洗浄液付与ユニット70として、その構成を説明する。
図9、図10は、それぞれ洗浄液付与ユニットの正面図と側面図である。
同図に示すように、洗浄液付与ユニット70は、ノズル面30に洗浄液を付与する洗浄液付与ヘッド74と、ノズル面30から落ちる洗浄液を回収する洗浄液回収皿76とを備えて構成される。
洗浄液回収皿76は、上部が開口した矩形の箱状に形成されている。洗浄液付与ヘッド74は、この洗浄液回収皿76の内部に垂直に立設される。
洗浄液付与ヘッド74は、上面が傾斜した四角いブロック状に形成されており、その上部に傾斜した洗浄液保持面74Aを有している。この洗浄液保持面74Aは、清掃対象とするヘッドのノズル面30と同じ傾斜角度で形成されており、ノズル面30の幅(メディア搬送方向の幅)よりも若干広い幅をもって形成されている。
洗浄液保持面74Aの上部近傍には、洗浄液噴出口78が形成されており、この洗浄液噴出口78から洗浄液が流れ出る。洗浄液噴出口78から流れ出た洗浄液は、傾斜した洗浄液保持面74Aを流れ落ちる。これにより、洗浄液保持面74Aの上に洗浄液の層(膜)が形成される。インクジェットヘッド16は、この洗浄液保持面74Aの上に形成される洗浄液の層にノズル面30を接触させることにより、ノズル面30に洗浄液が付与される。
洗浄液付与ヘッド74の内部には、洗浄液噴出口78に連通する供給流路80が形成されている。この供給流路80は、洗浄液回収皿76に形成された連通流路76Aに連通されており、連通流路76Aは、洗浄液回収皿76に形成された洗浄液供給口76Bに連通されている。洗浄液付与ヘッド74は、この洗浄液供給口76Bに洗浄液が供給されることにより、洗浄液噴出口78から洗浄液が流れ出る。
洗浄液は、洗浄液タンク(図示せず)から供給される。洗浄液供給口76Bには、この洗浄液タンクに接続された配管(図示せず)が接続される。この配管には洗浄液供給ポンプ(図示せず)およびバルブ(図示せず)が設けられ、このバルブを開けて、洗浄液供給ポンプを駆動することにより、洗浄液タンクから洗浄液付与ヘッド74に洗浄液が供給される。
洗浄液回収皿76は、上記のように上部が開口した矩形の箱状に形成されている。この洗浄液回収皿76の底部は、傾斜して形成されており、その傾斜方向の下端部に回収穴88が形成されている。この回収穴88は、洗浄液回収皿76の内部に形成された回収流路76Cを介して、洗浄液回収皿76の側面部に形成された洗浄液排出口76Dに連通されている。
洗浄液付与ヘッド74の洗浄液噴出口78から噴出させた洗浄液は、洗浄液保持面74Aから流れ落ちて洗浄液回収皿76に回収される。この洗浄液回収皿76で回収された洗浄液は、ノズル面払拭装置64へと導かれ、廃液のフラッシングに供される。この点については、のちに詳述する。
洗浄液付与ユニット70(70M、70K、70C、70Y)は、以上のように構成される。そして、この洗浄液付与ユニット70M、70K、70C、70Yが、ベース72に形成された洗浄液付与ユニット取付部72M、72K、72C、72Yに取り付けられることにより、洗浄液付与装置62が構成される。
なお、洗浄液付与装置62の動作は、図示しない制御装置によって制御される。制御装置は、昇降装置等の駆動を制御して、洗浄液付与装置62による洗浄液の付与動作を制御する。
また、洗浄液としては、たとえば、ジエチレンモノブチルエーテルを主成分とする洗浄液が用いられる。この種の洗浄液をノズル面30に付与することで、ノズル面30に付着したインク由来の固着物を溶解し除去しやすくすることができる。
<洗浄液付与装置の作用>
次に、以上のように構成された洗浄液付与装置62による洗浄液の付与動作について説明する。
洗浄液付与装置62は、インクジェットヘッド16(16M、16K、16C、16Y)がメンテナンス位置から画像記録位置に移動する過程でヘッドのノズル面30(30M、30K、30C、30Y)に洗浄液を付与する。具体的には、次のように洗浄液を付与する。
洗浄液付与装置62は、全体が昇降自在に設けられている。清掃時以外、洗浄液付与装置62は、所定の待機位置に位置している。清掃時、洗浄液付与装置62は、待機位置から所定量上昇して、所定の作動位置に移動する。
洗浄液付与装置62が、作動位置に移動すると、各洗浄液付与ユニット70M、70K、70C、70Yが、所定の洗浄液付与位置にセットされる。これにより、各洗浄液付与ユニット70M、70K、70C、70Yに備えられた洗浄液付与ヘッド74によって各ヘッドのノズル面30M、30K、30C、30Yに洗浄液を付与することが可能になる。
各洗浄液付与ユニット70M、70K、70C、70Yが、所定の洗浄液付与位置にセットされると、制御装置は、リニア駆動機構を駆動して、ヘッド支持フレーム40をメンテナンス位置から画像記録位置に向けて所定の移動速度で移動させる。
その一方で制御装置は、各インクジェットヘッド16M、16K、16C、16Yが、洗浄液付与ユニット70M、70K、70C、70Yの洗浄液付与ヘッド74に到達するタイミングに合わせて、洗浄液供給ポンプを駆動する。これにより、各洗浄液付与ユニット70M、70K、70C、70Yに備えられた洗浄液付与ヘッド74の洗浄液噴出口78から洗浄液が所定の流量で吐出される。洗浄液噴出口78から吐出された洗浄液は、洗浄液保持面74Aを流れ落ちる。これにより、洗浄液保持面74Aの上に洗浄液の層(膜)が形成される。
画像記録位置に向かうインクジェットヘッド16M、16K、16C、16Yのノズル面30M、30K、30C、30Yは、洗浄液付与ヘッド74の洗浄液保持面74Aの上に形成された洗浄液の層に接触することで、洗浄液が付与される。
従来のインクジェットヘッドにおいては、ドラム形状に沿って傾いて取り付けられており、洗浄液をノズル面にかけてもノズルに残ったミストは洗い流すことができるが、ノズルプレートは撥水膜が形成されているため、洗浄液がノズルプレートには、付与されていない状態であった。ノズルプレートに洗浄液が無い場合は、ノズル内からインクを引き出して洗浄しており、比較的濃い顔料濃度で拭き取りが行なわれていた。特に、黒インクを用いている場合、顔料としてカーボンが使用されているため、拭き取り時に撥水膜が劣化し、その後のインク吐出方向が曲がる懸念がある。本発明によれば、ウイング部の洗浄液を貯めることができ、洗浄液が含浸したウエブを用いているので、ノズル面でのインク濃度を下げることができ、ノズルプレートの撥水膜耐久性を向上させることができる。
≪ノズル面払拭装置の構成≫
図11は、ノズル面払拭装置をメンテナンス位置側から見た側面図である。
同図に示すように、ノズル面払拭装置64は、各インクジェットヘッド16M、16K、16C、16Yに対応して設けられた払拭ユニット100M、100K、100C、100Yと、その払拭ユニット100M、100K、100C、100Yがセットされる払拭装置本体フレーム102とで構成されている。
(払拭装置本体フレームの構成)
払拭装置本体フレーム102は、水平に設置されており、図示しない昇降装置によって昇降自在に設けられている。この払拭装置本体フレーム102は、上端部が開口した箱状に形成されており、その内部に各払拭ユニット100M、100K、100C、100Yを装着するための払拭ユニット装着部104M、104K、104C、104Yが形成されている。
払拭ユニット装着部104M、104K、104C、104Yは、払拭ユニット100M、100K、100C、100Yを収容可能な空間として形成されており、上部が開口して形成されている。各払拭ユニット100M、100K、100C、100Yは、各払拭ユニット装着部104M、104K、104C、104Yの上部開口部から鉛直下向きに差し込むことにより、各払拭ユニット装着部104M、104K、104C、104Yにセットされる。
なお、各払拭ユニット装着部104M、104K、104C、104Yには、図示しないロック機構が備えられ、装着された払拭ユニット100M、100K、100C、100Yをロックできるように構成される。ロック機構は、たとえば、払拭ユニット100M、100K、100C、100Yを払拭ユニット装着部104M、104K、104C、104Yに差し込むと、自動的に作動するように構成される。
<払拭ユニットの構成>
次に、払拭ユニット100M、100K、100C、100Yの構成について説明する。
なお、各払拭ユニット100M、100K、100C、100Yの基本構成は共通しているので、ここでは払拭ユニット100として、その構成を説明する。払拭ユニット装着部104M、104K、104C、104Yについても同様であり、払拭ユニット装着部104として説明する。
図12は払拭ユニットの平面図、図13は払拭ユニットの正面部分断面図である。
図12、13に示すように、払拭ユニット100は、傾斜して設置された押圧ローラ118に帯状に形成された払拭ウエブ110を巻き掛け、この押圧ローラ118に巻き掛けた払拭ウエブ110をインクジェットヘッドのノズル面に押圧当接させることにより、インクジェットヘッドのノズル面を払拭清掃する。
この払拭ユニット100は、ケース112と、帯状に形成された払拭ウエブ110を繰り出す繰出軸114と、払拭ウエブ110を巻き取る巻取軸116と、繰出軸114から繰り出された払拭ウエブ110が押圧ローラ118に巻き掛けられるようにガイドする前段ガイド120と、押圧ローラ118に巻き掛けられた払拭ウエブ110が巻取軸116に巻き取られるようにガイドする後段ガイド122と、払拭ウエブ110を搬送するグリッドローラ(駆動ローラ)124とを備えて構成される。
繰出軸114は、円柱状に形成され、その基端部をケース本体126に設けられた軸支持部に固定(片持ち支持)されて、ケース本体126の内部に水平に設置される。この繰出軸114には繰出コア138が着脱自在に装着される。なお、繰出軸114は、繰出コア138の長さよりも若干短く形成される。したがって、繰出コア138が装着されると、繰出軸114は、繰出コア138の内周部に退避する。
繰出コア138は、円筒状に形成される。帯状に形成された払拭ウエブ110は、この繰出コア138にロール状に巻回される。
繰出コア138は、その内周部に繰出軸114を挿入して、繰出軸114に嵌めることにより、繰出軸114に装着される。繰出軸114に装着された繰出コア138は、繰出軸114の周りを回転して、回転自在に支持される。
なお、払拭ウエブ110には、たとえば、PET、PE、NY、アクリル等の極微細繊維を用いた編みまたは織りからなるシートが用いられ、払拭対象とするヘッドのノズル面の幅に対応した幅を有する帯状に形成される。
巻取軸116は、繰出軸114の下方位置に水平に配設される。すなわち、巻取軸116と繰出軸114とは、上下に並列して配置される。
この巻取軸116には、繰出コア138から繰り出された払拭ウエブ110を巻き取る巻取コア142が装着される。
巻取コア142の構成は、繰出コア138の構成とほぼ同じである。すなわち、円筒状に形成される。繰出コア138に巻回された払拭ウエブ110の先端は、この巻取コア142に固定される。
巻取コア142は、その内周部に巻取軸116を嵌めることにより、巻取軸116に装着される。
巻取軸116の主軸は、その基端部がケース本体126の外側に突出して設けられており、その突出した基端部に巻取軸ギア158が取り付けられる。巻取軸116(主軸)は、この巻取軸ギア158が回転駆動されることにより回転する。
押圧ローラ118は、繰出軸114の上方に配置されており(本例では、押圧ローラ118と繰出軸114と巻取軸116とが同一直線上に配置されている。)、水平面に対して所定角度傾斜して配置されている。すなわち、この押圧ローラ118は、払拭ウエブ110をインクジェットヘッド16のノズル面30に押圧当接させるものであるため、払拭対象とするインクジェットヘッド16のノズル面30の傾きに合わせて傾けて配置されている(ノズル面と平行になるように配置されている)。
前段ガイド120は、第1前段ガイド160と、第2前段ガイド162とで構成され、繰出軸114から繰り出された払拭ウエブ110が、傾斜して設置された押圧ローラ118に巻き掛けられるようにガイドする。
一方、後段ガイド122は、第1後段ガイド164と、第2後段ガイド166とで構成され、傾斜して設置された押圧ローラ118に巻き掛けられた払拭ウエブ110が、水平に設置された巻取軸116に巻き取れるようにガイドする。
この前段ガイド120と後段ガイド122は、押圧ローラ118を挟んで対称に配置されている。すなわち、第1前段ガイド160と第1後段ガイド164とが押圧ローラ118を挟んで対称に配置されるとともに、第2前段ガイド162と第2後段ガイド166とが押圧ローラ118を挟んで対称に配置されている。
第1前段ガイド160は、所定の幅を有する板状に形成されており、昇降ステージ170の上に垂直に立設されている。この第1前段ガイド160は、上縁部160Aが、払拭ウエブ110の巻き掛け部として形成されており、その表面が円弧状に形成されている。また、この上縁部160Aは、水平面に対して所定角度傾斜して形成されており、これにより、払拭ウエブ110の走行方向が変換される。
第1後段ガイド164は、第1前段ガイド160と同じ構成である。すなわち、所定の幅を有する板状に形成されており、昇降ステージ170の上に垂直に立設されている。そして、その上縁部164Aが、払拭ウエブ110の巻き掛け部として形成され、円弧状に形成されるとともに、水平面に対して所定角度傾斜して形成されている。
この第1前段ガイド160と第1後段ガイド164とが、押圧ローラ118を挟んで対称に配置されている。繰出軸114から繰り出された払拭ウエブ110は、第1前段ガイド160に巻き掛けられることにより、繰出軸114と直交する方向から押圧ローラ118と略直交する方向に方向転換される。また、後述する第2後段ガイド166に巻き掛けられた払拭ウエブ110は、第1後段ガイド164に巻き掛けられることにより、巻取軸116と直交する方向に方向転換される。
第2前段ガイド162は、両端部にフランジ162L、162Rを有するガイドローラとして構成されている。この第2前段ガイド162は、第1前段ガイド160と押圧ローラ118との間に配置され、第1前段ガイド160に巻き掛けられた払拭ウエブ110が、押圧ローラ118に巻き掛けられるようにガイドする。すなわち、第1前段ガイド160によって押圧ローラ118と略直交する方向に方向転換された払拭ウエブ110が、押圧ローラ118と直交する方向に走行するように、払拭ウエブ110の走行方向を微調整する。また、両端のフランジ162L、162Rによって、払拭ウエブ110の斜行を防止する。
この第2前段ガイド162は、一端をブラケット168Aに片持ち支持されて、所定角度傾斜して設けられている。ブラケット168Aは、図12および図15に示すように、先端が屈曲したプレート状に形成されており、その基端部がケース本体126の背面上端部に固定されている。そして、そのケース本体126の上端部から上方に向けて垂直に突出して設けられている。第2前段ガイド162は、このブラケット168Aの先端の屈曲部に片持ち支持されて回動自在に支持されている。
第2後段ガイド166は、第2前段ガイド162と同じ構成である。すなわち、両端部にフランジ166L、166Rを有するガイドローラとして構成され、一端をブラケット168Bに片持ち支持されて、所定角度傾斜して設けられている。ブラケット168Bは、先端が屈曲したプレート状に形成されており、その基端部がケース本体126の背面上端部に固定されている。第2後段ガイド166は、このブラケット168Bの先端の屈曲部に片持ち支持されて回動自在に支持されている。
この第2後段ガイド166は、押圧ローラ118と第1後段ガイド164との間に配置され、押圧ローラ118に巻き掛けられた払拭ウエブ110が、第1後段ガイド164に巻き掛けられるようにガイドする。
この第2前段ガイド162と第2後段ガイド166とが、押圧ローラ118を挟んで対称に配置されている。第1前段ガイド160によって押圧ローラ118と略直交する方向に方向転換された払拭ウエブ110は、第2前段ガイド162に巻き掛けられることにより、押圧ローラ118と直交する方向に走行するように、走行方向が微調整される。また、押圧ローラ118に巻き掛けられた払拭ウエブ110は、第1後段ガイド164に巻き掛けられるように、第2後段ガイド166によって走行方向が微調整される。そして、第1後段ガイド164に巻き掛けられることにより、巻取軸116と直交する方向に方向転換される。
このように、前段ガイド120と後段ガイド122は、段階的に払拭ウエブ110の走行方向を切り換えることにより、払拭ウエブ110が、無理なく押圧ローラ118に巻き掛けられるようにガイドする。
このため、第1前段ガイド160の傾斜角度に比べて第2前段ガイド162の傾斜角度は押圧ローラ118の傾斜角度に近い角度となっており、同様に第1後段ガイド164の傾斜角度に比べて第2後段ガイド166の傾斜角度は押圧ローラ118の傾斜角度に近い角度となっている。
本発明においては、洗浄液をウイング部30Bで保持させて払拭ウエブにより拭き取っているので、拭き取り後においても、ウイング部30Bに洗浄液が残る場合がある。ウイング部30Bに洗浄液が残ると記録媒体や画像記録ドラムに洗浄液が垂れるなどし、不具合が発生する可能性がある。したがって、ウイング部30Bの洗浄液を拭き取ることが好ましい。
ウイング部30Bを拭き取る方法としては、たとえば、図14(a)に示すような、ローラの中央部を小さくした段差218aを有する押圧ローラ218を用いることができる。段差218aを設けることで、ウイング部30Bのみに払拭ウエブを介して押圧ローラ218を当接させることができ、段差218aの形成された箇所には圧力がかからないので、ウイング部30Bのみを拭き取ることができる。図14(b)は、図14(a)の押圧ローラ218を払拭ユニット200に装着させた側面図である。段差218aを設けた押圧ローラ218を用いることで、押圧ローラ218のみを交換し、払拭ウエブについては、同じサイズの払拭ウエブを使用してウイング部30Bの拭き取りが可能である。
ウイング部30Bのみを拭き取るウイング部払拭装置264を設ける場合は、図15に示すように、ノズル面払拭装置64によりノズルプレート30Aおよびウイング部30Bの拭き取りを行った後、ウイング部払拭装置264を直列に設けることで、ウイング部30Bの洗浄液を拭き取ることができる。ウイング部30Bのみを拭き取ることで、余剰の洗浄液を拭き取る際のノズルプレート30Aの撥水膜の劣化を防止することができる。
10…画像記録部、12…記録媒体(枚葉紙)、14…画像記録ドラム、16…インクジェットヘッド、29…エンドキャップ、30…ノズル面、30A…ノズルプレート、30B…ウイング部、31…溝部、40…ヘッド支持フレーム、60…ノズル面清掃装置、62…洗浄液付与装置、64…ノズル面払拭装置、70…洗浄液付与ユニット、100、200…払拭ユニット、102…払拭装置本体フレーム、104…払拭ユニット装着部、110…払拭ウエブ、114…繰出軸、116…巻取軸、118、218…押圧ローラ、218a…段差、264…ウイング部払拭装置

Claims (8)

  1. インクを吐出する複数のノズルを有するノズルプレートが、記録媒体の幅方向に複数配列されており、
    前記ノズルプレートは撥水性を有しており、
    前記ノズルプレートの配列方向に直交する方向の両側で、前記ノズルプレートの配列方向と略平行に、前記ノズルプレートよりも撥水性の低い洗浄液保持部材を設け、
    前記洗浄液保持部材は、洗浄液を保持する機構を有するインクジェットヘッドと、
    前記インクジェットヘッドの前記ノズルプレートおよび前記洗浄液保持部材に洗浄液を付与する洗浄液付与手段と、
    前記インクジェットヘッドの前記ノズルプレートおよび前記洗浄液保持部材を前記ノズルプレートの配列方向に払拭する払拭部材を有する払拭装置と、を備え
    前記洗浄液保持部材は、前記ノズルプレートの配列方向に前記ノズルプレートと略同一の長さで、拭き取り方向における払拭開始側端部付近に前記ノズルプレートに隣接して設けられていることを特徴とするインクジェットヘッド洗浄システム。
  2. 前記洗浄液を保持する機構は、前記保持部材に形成された溝部であることを特徴とする
    請求項1に記載のインクジェットヘッド洗浄システム。
  3. 前記溝部の伸びる方向は、前記ノズルプレートの配列方向と略平行に形成されていることを特徴とする請求項2に記載のインクジェットヘッド洗浄システム。
  4. 前記ノズルプレートの両側に設けられた一方の側の溝部は前記ノズルプレートに向う案内構造であり、他方の側の溝部は前記案内構造と異なる方向に向きを有することを特徴とする請求項2に記載のインクジェットヘッド洗浄システム。
  5. 前記ノズルプレートのノズル面および前記洗浄液保持部材は、前記ノズルプレートの配列方向と直交する方向で水平面に対して傾斜して設けられており、
    前記ノズル面の傾斜角度が大きい程、前記溝部の容積が大きくなることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のインクジェットヘッド洗浄システム。
  6. 前記払拭装置は、前記ノズルプレートを払拭する第1の洗浄部材と、前記洗浄液保持部材のみを払拭する第2の洗浄部材と、からなることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のインクジェットヘッド洗浄システム。
  7. 記録媒体の幅方向に複数配列されたノズルプレートと、前記ノズルプレートの配列方向に直交する方向の両側で前記ノズルプレートの配列方向と略平行に設けられ前記ノズルプレートより撥水性が低い洗浄液保持部材とからなるノズル面を備え、前記洗浄液保持部材は、前記ノズルプレートの配列方向に前記ノズルプレートと略同一の長さで、拭き取り方向における払拭開始側端部付近に前記ノズルプレートに隣接して設けられているインクジェットヘッドを移動させるヘッド移動工程と、
    前記インクジェットヘッドのノズル面に洗浄液を付与する洗浄液付与工程と、
    前記インクジェットヘッドの前記洗浄液保持部材に、前記洗浄液付与工程により付与された洗浄液を保持する洗浄液保持工程と、
    前記洗浄液保持部材で保持された洗浄液を払拭部材で伝播させながら前記ノズルプレートを払拭する払拭工程と、を有し、
    前記洗浄液保持部材に前記洗浄液を保持する機構を備えることを特徴とするインクジェットヘッドのメンテナンス方法。
  8. 前記払拭工程の後に、前記洗浄液保持部材のみを払拭する保持部材払拭工程を備えることを特徴とする請求項7に記載のインクジェットヘッドのメンテナンス方法。
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