JP5418451B2 - 電動スライド装置 - Google Patents

電動スライド装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5418451B2
JP5418451B2 JP2010209725A JP2010209725A JP5418451B2 JP 5418451 B2 JP5418451 B2 JP 5418451B2 JP 2010209725 A JP2010209725 A JP 2010209725A JP 2010209725 A JP2010209725 A JP 2010209725A JP 5418451 B2 JP5418451 B2 JP 5418451B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
motor
lock
platform
worm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010209725A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012006570A (ja
Inventor
幸雄 稲熊
賢治 堀口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Auto Body Co Ltd
Original Assignee
Toyota Auto Body Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Auto Body Co Ltd filed Critical Toyota Auto Body Co Ltd
Priority to JP2010209725A priority Critical patent/JP5418451B2/ja
Priority to CN201180020034.1A priority patent/CN103080600B/zh
Priority to PCT/JP2011/055491 priority patent/WO2011148691A1/ja
Publication of JP2012006570A publication Critical patent/JP2012006570A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5418451B2 publication Critical patent/JP5418451B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60PVEHICLES ADAPTED FOR LOAD TRANSPORTATION OR TO TRANSPORT, TO CARRY, OR TO COMPRISE SPECIAL LOADS OR OBJECTS
    • B60P1/00Vehicles predominantly for transporting loads and modified to facilitate loading, consolidating the load, or unloading
    • B60P1/44Vehicles predominantly for transporting loads and modified to facilitate loading, consolidating the load, or unloading having a loading platform thereon raising the load to the level of the load-transporting element
    • B60P1/4414Vehicles predominantly for transporting loads and modified to facilitate loading, consolidating the load, or unloading having a loading platform thereon raising the load to the level of the load-transporting element and keeping the loading platform parallel to the ground when raising the load
    • B60P1/4442Vehicles predominantly for transporting loads and modified to facilitate loading, consolidating the load, or unloading having a loading platform thereon raising the load to the level of the load-transporting element and keeping the loading platform parallel to the ground when raising the load the raising device, when not in use, being stored inside the load-transporting compartment
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61GTRANSPORT, PERSONAL CONVEYANCES, OR ACCOMMODATION SPECIALLY ADAPTED FOR PATIENTS OR DISABLED PERSONS; OPERATING TABLES OR CHAIRS; CHAIRS FOR DENTISTRY; FUNERAL DEVICES
    • A61G3/00Ambulance aspects of vehicles; Vehicles with special provisions for transporting patients or disabled persons, or their personal conveyances, e.g. for facilitating access of, or for loading, wheelchairs
    • A61G3/02Loading or unloading personal conveyances; Facilitating access of patients or disabled persons to, or exit from, vehicles
    • A61G3/06Transfer using ramps, lifts or the like
    • A61G3/062Transfer using ramps, lifts or the like using lifts connected to the vehicle

Description

本発明は、入力歯車と出力歯車とを備える歯車機構と、その歯車機構の入力歯車を回転させるモータと、前記歯車機構の出力歯車の回転力で原位置と所定位置間をスライドできるように構成されたスライド部材とを備える電動スライド装置に関する。
これに関連する電動スライド装置が特許文献1に記載されている。この電動スライド装置120は、図9(A)に示すように、福祉車両Cの後部に設置された車椅子リフタ100において、プラットホーム102を格納位置(原位置)と使用位置(所定位置)間で水平スライドさせる装置である。電動スライド装置120は、図9(B)に示すように、モータ122と、減速器である歯車機構124と、ラック125と、ピニオンギヤ126とから構成されている。モータ122と歯車機構124とは、車椅子リフタ100のホルダー104に取付けられており、その歯車機構124の出力軸にピニオンギヤ126が固定されている。ピニオンギヤ126はラック125と噛合しており、そのラック125がプラットホーム102の幅方向端部においてスライド方向(前後方向)に延びるように取付けられている。
これにより、モータ122及び歯車機構124の駆動によりピニオンギヤ126が回転すると、ラック125とピニオンギヤ126の噛合作用により、プラットホーム102がホルダー104に対して前後方向にスライドするようになる。
ここで、歯車機構124は、ウォームとウォームホイール(図示省略)とからなり、前記ウォームがモータ122によって回転させられるように構成されている。
特開2005−145237号
一般的に、ウォームとウォームホイールとからなる歯車機構124では、ウォームのリード角が6°45′程度に設定されて、ウォームホイール側からウォームを回すことはできないため、モータ122が停止するとプラットホーム102は停止位置に保持される。即ち、プラットホーム102に対してスライド方向から外力を加えても、プラットホーム102を停止位置から動かすことはできない。
このため、例えば、プラットホーム102を使用位置まで後方にスライドさせた状態でモータ122が断線等により故障すると、プラットホーム102を押して格納位置まで戻すことはできなくなる。この場合、モータ122及び歯車機構124をホルダー104から外し、ピニオンギヤ126とラック125との噛合を解除しなければならない。このため、モータ122の故障時の対応が煩雑になるという問題がある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、モータの故障時にスライド部材を容易に原位置まで戻せるようにすることである。
上記した課題は、各請求項の発明によって解決される。
請求項1の発明は、入力歯車と出力歯車とを備える歯車機構と、その歯車機構の入力歯車を回転させるモータと、前記歯車機構の出力歯車の回転力で原位置と所定位置間をスライドできるように構成されたスライド部材とを備える電動スライド装置であって、
前記歯車機構は、前記モータの通電が解除された状態で、前記スライド部材に対してスライド方向の外力が加わったときに、前記外力を受けて前記出力歯車側から入力歯車を回せるように構成されており、
前記歯車機構は、ウォームとウォームホイールとを備えており、前記ウォームのリード角度が前記ウォームホイール側から前記ウォームを回せるような値に設定されており、
前記モータの通電が解除された状態で、前記スライド部材のスライドを禁止できるように構成されたロック機構を備えており、
前記ロック機構は、前記モータの通電が解除されたときに、ロック状態を手動で解除できるように構成されており、ロック解除状態で、前記スライド部材を手動で前記原位置までスライドできるように構成されており、
前記ロック機構は、前記歯車機構の出力歯車に掛けられる鉤部と、その鉤部を前記出力歯車と係合する位置に保持する弾性体と、前記弾性体の弾性力に抗して前記鉤部を前記出力歯車から外すソレノイドとを備えており、
前記ロック機構は、更に、該ロック機構のロック状態を解除するために、前記ソレノイドを作動させること無く前記弾性体の弾性力に抗して前記鉤部を前記出力歯車から外して、前記ロック機構のロック状態を解除するロック解除機構を備えていることを特徴とする。
本発明によると、歯車機構は、モータの通電が解除された状態で、スライド部材に対してスライド方向の外力が加わったときに、前記外力を受けて前記出力歯車側から入力歯車を回せるように構成されている。即ち、スライド部材に対して加えられた外力が歯車機構を介して前記モータに伝わることで、そのモータが回転するようになる。したがって、モータの通電が解除された状態で、スライド部材に対してスライド方向に力が加えられると、そのスライド部材は力の方向にスライドするようになる。
このため、例えば、モータの故障等でスライド部材が途中で停止した場合でも、前記スライド部材を押しながら原位置まで戻せるようになる。したがって、従来のように、モータと歯車機構等を外す必要がなくなり、モータ故障時の対応が容易になる。
また、ウォームのリード角度を変更するだけで、ウォームホイール側から前記ウォームを回せるようになるため、コストアップにならない。
また、モータの停止時に、スライド部材が外力で不用意に動くようなことがなくなる
また、ソレノイドを動作させてロック状態を解除し、あるいは弾性力に抗して前記鉤部に外力を加えてロック状態を解除することが可能になる。
また、ロック解除機構を備えることにより、ソレノイドを作動させること無く、ロック状態を解除することが可能になるため、ロック解除の操作性が向上する。
請求項の発明によると、前記ロック解除機構は、前記鉤部と前記ソレノイドとを連結する連結部材を作動させる作動部材を備えており、該作動部材の作動により、前記連結部材を前記弾性体の弾性力に抗してソレノイド内に引き込む方向に動作させて、前記鉤部を前記出力歯車から外して、前記ロック機構のロック状態を解除することを特徴とする。
これによれば、鉤部を出力歯車から外す構成として、作動部材の作動は、連結部材を弾性体の弾性力に抗してソレノイド内に引き込む方向に動作させる構成である。
そのため、機械的にロック状態を解除する構成のため、より一層、ロック機構の解除操作の信頼性を向上することができる。また、電動スライド装置を組み付ける際に、機械的にロック解除状態でスライド部材を組み付けることが可能となり、組み付け作業性の向上が図れる。
本発明によると、モータの故障時にスライド部材を押して原位置まで戻せるため、モータの故障時の対応が容易になる。
本発明の実施形態1に係る電動スライド装置を備える乗用車の車椅子リフタを表す全体斜視図である。 前記車椅子リフタが地上の乗降位置まで下降する前の動作を表す側面図である。 前記車椅子リフタのプラットホームが格納位置から地上の乗降位置まで下降する動作を表す側面図である。 本発明の実施形態1に係る電動スライド装置の模式全体図(A図)、A図のB-B矢視断面図(B図)である。 前記電動スライド装置の全体図(A図)、電動スライド装置の歯車機構を表す模式図(B図)である。 本発明の実施形態2に係る電動スライド装置の模式全体図(A図)、A図のB-B矢視断面図(B図)である。 前記電動スライド装置のロック解除装置の作動前の全体図(A図)、電動スライド装置のロック解除装置の作動後の全体図(B図) 図7(A図)のVIIIA−VIIIA線断面図(A図)、図7(B図)のVIIIB−VIIIB線断面図(B図) 従来の電動スライド装置を備える乗用車の車椅子リフタを表す側面図(A図)、電動スライド装置を表す側面図(B図)である。
[実施形態1]
以下、図1から図5に基づいて本発明の実施形態1に係る電動スライド装置について説明する。本実施形態に係る電動スライド装置30は、福祉車両Cの後部に設置された車椅子リフタ10において、プラットホーム20を格納位置(原位置)と使用位置(所定位置)間で水平スライドさせる装置である。
ここで、図中における前後左右及び上下は車椅子リフタ10を備える福祉車両Cの前後左右及び上下に対応している。
<福祉車両C及び車椅子リフタ10の概要ついて>
本実施形態に係る電動スライド装置30について説明する前に福祉車両C及び車椅子リフタ10の概要について説明する。
前記福祉車両Cは、図1等に示すように、ワンボックスタイプの車両で後側開口部Hを備えており、その後側開口部Hがバックドア(図示省略)によって開閉可能に構成されている。そして、前記福祉車両Cの後部に、乗員を車椅子Kで後側開口部Hから乗降させるための車椅子リフタ10が設けられている。
車椅子リフタ10は、車椅子Kを載せる水平なプラットホーム20と、そのプラットホーム20を昇降させる左右一対の昇降リンク機構40と、前記プラットホーム20を前後スライドさせる電動スライド装置30(図4等参照)とから構成されている。
<昇降リンク機構40ついて>
昇降リンク機構40は、図1から図3に示すように、車室フロアFLの後部両端(左右)に設けられた固定金具41と、左右の前記固定金具41にそれぞれ上下回動可能な状態で連結された四節リンク機構43と、その四節リンク機構43の先端側に同じく上下回動可能な状態で連結された起立状態の昇降アーム44と、前記四節リンク機構43を上下回動させて、昇降アーム44を昇降させる油圧シリンダ(図示省略)とから構成されている。
なお、図1はカバー430に覆われた状態の四節リンク機構43を表しており、図2、図3はカバー430を省略した状態の四節リンク機構43を表している。
四節リンク機構43は、四隅に相対回動可能な連結点(支点)を備えるリンク機構であり、図2、図3に示すように、固定金具41のリンク支持部411と、上部リンク433と、下部リンク434と、昇降アーム44のリンク支持部445とから構成されている。そして、前記油圧シリンダの動作により、四節リンク機構43が上下回動することで、昇降アーム44が起立姿勢のままで昇降するようになる。
<電動スライド装置30について>
左右の昇降アーム44の下端部には、図1〜図3に示すように、ホルダー48が設けられており、左右のホルダー48にプラットホーム20が前後スライド可能な状態で支持されている。そして、前記ホルダー48とプラットホーム20間に、そのプラットホーム20をホルダー48に対して前後スライドさせる電動スライド装置30(図4等参照)が設けられている。
電動スライド装置30は、ラック&ピニオンの噛合作用を利用してプラットホーム20をホルダー48に対して前後スライドさせる装置であり、図4(A)、図5(A)に示すように、モータ31と、減速器33と、ラック34と、ピニオンギヤ35と、ロック機構50とから構成されている。
<モータ31及び減速器33等について>
モータ31及び減速器33はピニオンギヤ35を回転させるための機器であり、図4(B)に示すように、昇降アーム44のホルダー48の内側面に固定されている。これにより、前記ピニオンギヤ35は、縦向き、かつプラットホーム20の側面に対して平行に配置される。なお、図4(B)ではモータ31は省略されている。
前記減速器33は、図5(B)に示すように、ウォーム33wとウォームホイール33hとからなる歯車機構(ウォーム・ギヤ)であり、ウォーム33wにモータ31の回転軸31sが連結されている。また、ウォームホイール33hの中心には同軸に出力シャフト33pが固定されており、その出力シャフト33pにピニオンギヤ35が同軸に固定されている。これにより、モータ31の回転によりウォーム33wが回転すると、そのウォーム33wとウォームホイール33hとの噛合作用により、そのウォームホイール33hとピニオンギヤ35とが減速された状態で一体回転するようになる。
また、前記歯車機構は、ウォームホイール33h側からウォーム33wを回転させることができるように、そのウォーム33wのリード角度が設定されている。ここで、本実施形態に係るモータ31及び減速器33は、例えば、ワイパー用に使用されるモータ及び減速器であり、ウォーム33wのリード角度は14°75′に設定されている。
即ち、前記ウォーム33wが本発明の歯車機構の入力歯車に相当し、ウォームホイール33h、ピニオンギヤ35が本発明の歯車機構の出力歯車に相当する。
<ラック34について>
ピニオンギヤ35には、図5(A)等に示すように、プラットホーム20に取付けられたラック34が噛合している。
ラック34は断面角形の棒状に形成されており、そのラック34の長さ寸法がプラットホーム20の長さ寸法(前後長)にほぼ等しく設定されている。そして、ラック34の上面側にピニオンギヤ35が噛合する歯部34zが形成されている。
プラットホーム20の側面には、図4(B)に示すように、棚状にラック支持部25が設けられており、そのラック支持部25の上面にプラットホーム20の前後方向に延びるラック溝25mが形成されている。そして、前記ラック溝25mに前記ラック34が歯部34zを上にした状態で嵌め込まれ、そのラック34がプラットホーム20のラック支持部25に固定されている。
上記構成により、ピニオンギヤ35が回転すると、そのピニオンギヤ35とラック34との噛合作用でプラットホーム20が昇降アーム44のホルダー48に対して前後にスライドするようになる。
即ち、プラットホーム20が本発明のスライド部材に相当する。
<ロック機構50について>
ロック機構50は、モータ31の通電が解除された状態でピニオンギヤ35の回転を禁止する機構であり、図5(A)に示すように、ピニオンギヤ35に掛けられる鉤部52と、その鉤部52をピニオンギヤ35から外すソレノイド57と、前記鉤部52とソレノイド57とを連結するリンク54、及び前記鉤部52をピニオンギヤ35との係合位置に保持するコイルバネ55とから構成されている。
鉤部52は、図5(A)に示すように、ピニオンギヤ35に沿って立てられた状態で配置されており、その鉤部52の中央部分が水平な回転中心軸52pによってホルダー48の内側面に連結されている。これにより、鉤部52は、回転中心軸52pを中心にして縦方向に回転可能になる。また、鉤部52の下端部には、くちばし状の鉤爪52kがピニオンギヤ35に対して前下方から係合可能なように形成されている。さらに、鉤部52の上端部にはリンク54の先端部が連結されている。
リンク54は棒状に形成されており、そのリンク54が鉤部52の位置から後方に延びるように配置されている。そして、リンク54の基端部(後端部)がホルダー48に取付けられたソレノイド57に連結されている。さらに、リンク54とソレノイド57間には、前記リンク54をソレノイド57から押出す方向(前方に押す方向)に付勢されたコイルバネ55が装着されている。
ソレノイド57は、通電によりリンク54をコイルバネ55のバネ力に抗して引き込む方向に動作する。これにより、鉤部52の上端部がリンク54によって後方に引っ張られ、その鉤部52は回転中心軸52pを中心に右回動するようになる。この結果、鉤部52の鉤爪52kがピニオンギヤ35から外れて、ロック状態が解除される。
また、ソレノイド57の通電が解除されると、コイルバネ55のバネ力でリンク54がソレノイド57から押出され(前方に移動し)、鉤部52が回転中心軸52pを中心に左回動する。これにより、鉤部52の鉤爪52kがピニオンギヤ35に掛けられて、ピニオンギヤ35の回転が禁止される(ロック状態)。
即ち、コイルバネ55が本発明の弾性体に相当する。
<車椅子リフタ10の動作について>
上記した車椅子リフタ10において乗員を降車させる場合には、バックドアを開いた状態で降車用の操作スイッチ(図示省略)を操作する。これにより、先ず、モータ31が短時間だけ格納方向(逆転方向)に回転する。モータ31が短時間だけ逆転方向に回転すると、減速器33のウォーム33wとウォームホイール33hの働きでピニオンギヤ35が、図5(A)において、若干右回転する。これにより、ピニオンギヤ35からロック機構50の鉤部52の鉤爪52kが外れ易くなる。
さらに、モータ31が通電されると、ロック機構50のソレノイド57が通電されて、鉤部52の上端部がリンク54によって後方に引っ張られ、その鉤部52が右回動して鉤爪52kがピニオンギヤ35から外される。
次に、モータ31が正転方向に回転し、減速器33のウォーム33wとウォームホイール33hの働きでピニオンギヤ35が、図5(A)において、左回転する。これにより、そのピニオンギヤ35と、プラットホーム20側のラック34との噛合作用により、プラットホーム20が、図3に示す格納位置(原位置)から後方にスライドするようになる。
そして、プラットホーム20が、図2に示す後退限位置(所定位置)までスライドした状態でモータ31が停止(通電解除)するとともに、ロック機構50のソレノイド57の通電が解除される。これにより、コイルバネ55のバネ力で鉤部52が左回動し、鉤爪52kがピニオンギヤ35に掛けられて、ピニオンギヤ35の回転が禁止される。
次に、左右の昇降リンク機構40の油圧シリンダが動作して、左右の四節リンク機構43が下方に回動し、昇降アーム44とプラットホーム20とが、図1に示すように、地上の乗降位置まで下降するようになる。
なお、乗降位置のプラットホーム20を車室内の格納位置まで移動させる場合には、乗車用の操作スイッチ(図示省略)を操作する。これにより、電動スライド装置30及び昇降リンク機構40が上記した手順と逆の手順で動作するようになる。
次に、例えば、プラットホーム20が後方にスライドする途中で、モータ31が断線等により故障した場合を考える。この場合には、ロック機構50のソレノイド57を通電し、あるいは手動で鉤部52をコイルバネ55のバネ力に抗して回動させることで、鉤爪52kをピニオンギヤ35から外すようにする(ロックを解除する)。次に、この状態で、プラットホーム20を格納位置の方向に押し込むようにする。前述のように、減速器33の歯車機構は、ウォームホイール33h側からウォーム33wを回転させることができるように、そのウォーム33wのリード角度が設定されている。このため、プラットホーム20を格納位置の方向に押し込むことで、その押し込み力がラック34、ピニオンギヤ35を介してウォームホイール33hからウォーム33wに伝わり、前記モータ31を回転させる。これにより、プラットホーム20は格納位置の方向にスライドするようになる。
したがって、モータ31が故障したときに、ホルダー48からモータ31と減速器33を外して、ラック34とピニオンギヤ35との噛合状態を解除させる必要がなくなる。
また、例えば、プラットホーム20が後方にスライドする途中で、そのプラットホーム20が壁等に当たった場合でも、減速器33のウォームホイール33hとウォーム33wとが破損し難くなる。
<本実施形態1に係る電動スライド装置30の長所について>
本実施形態1に係る電動スライド装置30によると、歯車機構(減速器33)は、モータ31の通電が解除された状態で、プラットホーム20(スライド部材)に対してスライド方向の外力が加わったときに、前記外力を受けてウォームホイール33h(出力歯車)側からウォーム33w(入力歯車)を回せるように構成されている。即ち、プラットホーム20に対して加えられた外力が歯車機構を介してモータ31に伝わることで、そのモータ31が回転するようになる。したがって、モータ31の通電が解除された状態で、プラットホーム20に対してスライド方向に力が加えられると、そのプラットホーム20は力の方向にスライドするようになる。
このため、例えば、モータ31の故障等でプラットホーム20が途中で停止した場合でも、プラットホーム20を押しながら格納位置(原位置)まで戻せるようになる。したがって、従来のように、モータと歯車機構等を外して、ラックとピニオンギヤとの噛合状態を解除させる必要がなくなり、モータ故障時の対応が容易になる。
また、ウォーム33wのリード角度を変更するだけで、ウォームホイール33h側からウォーム33wを回せるようになるため、ほとんどコストアップにならない。
また、モータ31の通電が解除された状態で、ピニオンギヤ35の回転を禁止できるように構成されたロック機構50を備えているため、モータ31の停止時に、プラットホーム20が外力で不用意に動くようなことがなくなる。
さらに、ロック機構50は、ピニオンギヤ35に掛けられる鉤部52と、その鉤部52をピニオンギヤ35と係合する位置に保持するコイルバネ55(弾性体)と、コイルバネ55のバネ力に抗して鉤部52をピニオンギヤ35から外すソレノイド57を備えている。このため、ソレノイド57を動作させてロック状態を解除し、あるいはコイルバネ55のバネ力に抗して鉤部52に外力を加えてロック状態を解除することが可能になる。
<変更例>
ここで、本発明は上記実施形態1に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本実施形態1では、ピニオンギヤ35に係合可能な鉤部52と、リンク54と、ソレノイド57等からなるロック機構50を例示したが、このロック機構50の代わりにモータ31に電磁ブレーキを設けるようにすることも可能である。
また、前記ロック機構50の代わりに、例えば、プラットホーム20が格納位置にあるときに、プラットホーム20と車室の床部とを連結するフック等を設けるようにすることも可能である。
また、本実施形態1では、車椅子リフタ10に本発明に係る電動スライド装置30を適用する例を示したが、例えば、車両用シートの前後スライドや、外部スライドに本発明に係る電動スライド装置を適用することも可能である。
[実施形態2]
次に、この発明の実施形態2に係る電動スライド装置230を図6から図8にしたがって説明する。上記実施形態1と同一構成部分には同一符号を付して説明を省略することがある。上記した実施形態1においては、プラットホーム20が後方にスライドする途中で、モータ31が断線等により故障した場合に、ロック機構50のソレノイド57を通電し、あるいは手動で鉤部52をコイルバネ55のバネ力に抗して回動させることで、鉤爪52kをピニオンギヤ35から外すようにする(ロックを解除する)構成について示した。
これに対し、実施形態2に係る電動スライド装置230の概略は、ロック機構250のロック状態を解除するために、コイルバネ255(弾性体)の弾性力に抗して鉤部252を、ピニオンギヤ35(出力歯車)から外して、ロック機構250のロック状態を解除するものである。そして、そのためのロック解除機構260を備えている。なお、福祉車両Cの各構成及び、車椅子リフタ10のうちプラットホーム20と、昇降リンク機構40の各構成については、上記実施形態1と実質的に同一構成であるため、同一符号を付して説明を省略することがある。以下に実施形態2の詳細について説明する。
<電動スライド装置230について>
図6(A)に図示されるように、このホルダー48とプラットホーム20間に、そのプラットホーム20をホルダー48に対して前後スライドさせる電動スライド装置230が設けられている。この電動スライド装置230は、ラック&ピニオンの噛合作用を利用してプラットホーム20をホルダー48に対して前後スライドさせる装置である。図6(A)、図7(A)に図示されるように、この電動スライド装置230は、概略、モータ31と、減速器33と、ラック234と、ピニオンギヤ35と、ロック機構250と、更に、ロック解除機構260を備えて構成されている。なお、モータ31と、減速器33と、ピニオンギヤ35の構成は、実施形態1と同一構成であるため説明を省略する。
<ラック234について>
図7(A)(B)に図示されるように、減速器33のウォームホイール33h(図5参照)と同軸に固定されているピニオンギヤ35には、プラットホーム20に取付けられたラック234が噛合している。このラック234は断面角形の棒状に形成されており、そのラック234の長さ寸法がプラットホーム20の長さ寸法(前後長)にほぼ等しく設定されている。そして、ラック234の下面側にピニオンギヤ35が噛合する歯部234zが形成されている。
図6(B)に図示されるように、プラットホーム20の側面には、このプラットホーム20の前後方向に延びるラック取付け部位225mが形成されている。ラック234は、このラック取付け部位225mにおいて歯部234zを下にした状態で固定されることで、プラットホーム20の側面に固定されている。上記構成により、ピニオンギヤ35が回転すると、そのピニオンギヤ35とラック234との噛合作用でプラットホーム20が昇降アーム44のホルダー48に対して前後にスライドするようになる。
<ロック機構250について>
ロック機構250は、実施形態1と同様、モータ31の通電が解除された状態でピニオンギヤ35の回転を禁止する機構である。図7(A)に図示されるように、ピニオンギヤ35に掛けられる鉤部252と、その鉤部252をピニオンギヤ35から外すソレノイド257と、鉤部252とソレノイド257とを連結するリンク254、及び鉤部252をピニオンギヤ35との係合位置に保持するコイルバネ255とから構成されている。鉤部252は、ピニオンギヤ35に沿って立てられた状態で配置されており、その鉤部252の中央部分が水平な回転中心軸252pによってホルダー48の内側面に連結されている。ここで、実施形態2におけるロック機構250の鉤部252は、ピニオンギヤ35に対して後方側に配設され、ソレノイド257が前方側に配設される構成となっている。また、鉤部252は、回転中心軸252pを中心にして縦方向に回転可能になっており、鉤部252の上端部には、くちばし状の鉤爪252kがピニオンギヤ35に対して後方且つ上方から係合可能なように形成されている。さらに、鉤部252の下端部にはリンク254の先端部が連結されている。上記した鉤部252、ソレノイド257の配置構成及び、鉤部252の鉤爪252k、リンク254の先端部が連結される位置はいずれも実施形態1とは逆の構成となっているが、作用は実質的に同一である。
次にリンク254について説明する。このリンク254は、実施形態1と異なり、後述するロック解除機構260に備えられるロッド262(作動部材)の作動によって動作可能な構成とされている。これにより、リンク254(連結部材)は、コイルバネ255(弾性体)の弾性力に抗してソレノイド257内に引き込む方向に動作して、鉤部252をピニオンギヤ35(出力歯車)から外して、ロック機構250のロック状態を解除する構成となっている。
図8(A)(B)に図示されるように、リンク254は、棒状部材が屈曲して形成されている。詳しくは、棒状部位の中間部位には、長手方向に直交して形成されており、ロッド262と当接するロッド当接部位254aが形成されている。このロッド当接部位254aは、後述する、ロック解除機構260に構成されるロッド262と当接する部位である。
リンク254は、鉤部252の下端部と連結する連結部位からリンク254の長手方向が、前方に延びるように配置されている。そして、リンク254の基端部(前端部)がホルダー48に取付けられたソレノイド257に連結されている。さらに、リンク254とソレノイド257間には、リンク254をソレノイド257から押出す方向(後方に押す方向)に付勢されたコイルバネ255が装着されている。
ソレノイド257は、通電によりリンク254をコイルバネ255のバネ力に抗して引き込む方向(前方に引き込む方向)に動作する。これにより、鉤部252の下端部がリンク254によって前方に引っ張られ、その鉤部252は回転中心軸252pを中心に右回動するようになる。この結果、鉤部252の鉤爪252kがピニオンギヤ35(出力歯車)から外れて、ロック状態が解除される。また、ソレノイド257の通電が解除されると、コイルバネ255のバネ力でリンク254がソレノイド257から押出され(後方に移動し)、鉤部252が回転中心軸252pを中心に左回動する。これにより、鉤部252の鉤爪252kがピニオンギヤ35に掛けられて、ピニオンギヤ35の回転が禁止される(ロック状態)。なお、実施形態2においては、コイルバネ255が本発明の弾性体に相当し、リンク254が本発明の連結部材に相当する。
<ロック解除機構260について>
ロック解除機構260は、ロック機構250のロック状態を解除するために、コイルバネ255(弾性体)の弾性力に抗して鉤部252をピニオンギヤ35(出力歯車)から外して、ロック機構250のロック状態を解除する機構である。
図7(A)(B)、図8(A)(B)に図示されるように、ロック解除機構260は、概略、ロッド262、モータブラケット264、ロッドアジャストブラケット266から構成されている。
このロッド262は、鉤部252とソレノイド257とを連結するリンク254(連結部材)を作動させる部材である。このロッド262(作動部材)の作動によって、リンク254(連結部材)をコイルバネ255(弾性体)の弾性力に抗してソレノイド257内に引き込む方向に動作させて、鉤部252をピニオンギヤ35(出力歯車)から外して、ロック機構250のロック状態を解除する構成となっている。このロッド262は、棒状部材からなり、鉤部252の下端部の位置から後方に延在して、ホルダー48の後端まで形成されている。このロッド262の前方側に位置するロッド前方端部262aは、モータブラケット264に支持されている。また、ロッド262の後方側に位置するロッド後方端部262bは、ロッドアジャストブラケット266によって支持されている。
モータブラケット264は、平板部材からなり、ホルダー48の内側面に固定される減速器33と、ピニオンギヤ35の間に構成される出力シャフト33pの周囲を囲むように形成されている。このモータブラケット264は、減速器33、ピニオンギヤ35とほぼ平行に配置されている。これにより、ホルダー48の内側面20の側面に対して平行に配置されている。また、モータブラケット264は、鉤部252の下端部の位置まで延在するロッド支持部264aが形成されている。このロッド支持部264aは、ロッド262のロッド前方端部262aの外周面を覆うように湾曲形成されている。
ロッドアジャストブラケット266は、ロッド262に直交する直交面266aを有したブラケットであり、ホルダー48に固定されている。この直交面266aには、ロッド後方端部262bがねじ嵌合可能に、ねじ溝加工が施されたねじ孔266bが貫通して形成されている。
以上により、ロッド262のロッド前方端部262aは、モータブラケット264のロッド支持部に嵌め込まれ、長手方向に摺動可能に支持されている。また、ロッド262のロッド後方端部262bは、ロッドアジャストブラケット266にねじ嵌合されている。また、ロッド後方端部262bの端末は、工具等が係合可能なスリットが切込み形成されている。なお、ロッド後方端部262bの端末が位置するホルダー48の後方側壁は、工具等が挿通可能な後部が貫通して形成されている。ロッド262が、ホルダー48の外方に配置される構成でもよいし、ロッド後方端部262bの端末が外方に配置する構成でもよい。また、図8(A)に示すように、電動スライド装置230の通常作動時においては、ロッド262のロッド前方端部262aと、リンク254のロッド当接部位254aは、離間した位置で保持されている。なお、実施形態2においては、ロッド262が本発明の作動部材に相当する。
<車椅子リフタ10の動作について>
ここで、実施形態2における電動スライド装置230は、ロック解除機構260を備えている構成以外は実施形態1の電動スライド装置30と実質的に同様である。そのため、車椅子リフタ10の実施形態2の正常時の動作については、実施形態1と実質的に同様であるため説明を省略する。
プラットホーム20が後方にスライドする途中で、モータ31が断線等により故障した場合において、ロック機構250のソレノイド257を通電し、あるいは手動で鉤部252をコイルバネ255(弾性体)のバネ力に抗して回動させることで、鉤爪252kをピニオンギヤ35から外すようにする(ロックを解除する)。この構成については、上記実施形態1のロック機構50と同様であるため説明を省略する。
図7(A)(B)、図8(A)(B)に図示されるように、実施形態2におけるロック機構250は、ロック解除機構260を備えている。ここで、プラットホーム20が後方にスライドする途中で、モータ31が断線等により故障した場合においてロック機構250のロック解除機構260を作動させてロック状態を解除する構成について説明する。
ロック解除機構260に構成されるロッド262(作動部材)は、電動スライド装置230が通常作動時においては、リンク254(連結部材)のロッド当接部位254aに対して離間した位置に保持されている。
次に、ロッド262(作動部材)のロッド後方端部262bの端末のスリット部にドライバー等の工具を係合させた状態で回転させる。ロッド262(作動部材)のロッド後方端部262bは、ロッドアジャストブラケット266のねじ孔266bとねじ嵌合されており、このねじ孔266bのねじ溝に沿ってロッド262(作動部材)が前方側に移動する。そして、ロッド前方端部262aが、リンク254(連結部材)のロッド当接部位254aに当接する。更に、ロッド262(作動部材)を前方方向に移動させると、ロッド262(作動部材)は、リンク254(連結部材)を押圧して作動させ、リンク254(連結部材)をコイルバネ255(弾性体)の弾性力に抗してソレノイド257内に引き込む方向(前方に引き込む方向)に動作させる。そうすると、鉤部252は回転中心軸252pを中心に右回動する。この結果、鉤部252の鉤爪252kがピニオンギヤ35から外れて、ロック機構250のロック状態を解除する。
次に、この状態で、プラットホーム20を格納位置の方向に押し込むようにする。前述のように、減速器33の歯車機構は、ウォームホイール33h側からウォーム33wを回転させることができるように、そのウォーム33wのリード角度が設定されている。このため、プラットホーム20を格納位置の方向に押し込むことで、その押し込み力がラック34、ピニオンギヤ35を介してウォームホイール33hからウォーム33wに伝わり、前記モータ31を回転させる。これにより、プラットホーム20は格納位置の方向にスライドするようになる。
したがって、モータ31が故障したときに、ホルダー48からモータ31と減速器33を外して、ラック34とピニオンギヤ35との噛合状態を解除させる必要がなくなる。
また、例えば、プラットホーム20が後方にスライドする途中で、そのプラットホーム20が壁等に当たった場合でも、減速器33のウォームホイール33hとウォーム33wとが破損し難くなる。
また、ロッド後方端部262bの端末が位置するホルダー48の後方側壁は、工具等が挿通可能な後部が貫通して形成されているため、ホルダー48を外すことなく、ロッド262(作動部材)の操作を行いロック機構250のロック状態を解除でき操作性の向上を図ることができる。
<本実施形態2に係る電動スライド装置230の長所について>
本実施形態2に係る電動スライド装置230によると、ロック解除機構260を備えているため、ソレノイド257を作動させること無く、ロック状態を解除することが可能になるため、ロック解除の操作性が向上する。
また、鉤部252をピニオンギヤ35(出力歯車)から外す構成として、ロッド262(作動部材)の作動は、リンク254(連結部材)をコイルバネ255(弾性体)の弾性力に抗してソレノイド257内に引き込む方向に動作させる構成である。すなわち、機械的にロック状態を解除する構成のため、より一層、ロック機構250の解除操作の信頼性を向上することができる。また、電動スライド装置230を組み付ける際に、機械的にロック解除状態でプラットホーム20(スライド部材)を組み付けることが可能となり、組み付け作業性の向上が図れる。
以上、本発明の実施形態1及び実施形態2について説明したが、本発明の電動スライド装置は、本実施の形態に限定されず、その他各種の形態で実施することができるものである。
実施形態1の変更例は、実施形態2においても適用ができる。すなわち、ピニオンギヤに係合可能な鉤部と、リンクと、ソレノイド等からなるロック機構を例示したが、このロック機構の代わりにモータに電磁ブレーキを設けるようにすることも可能である。また、ロック機構の代わりに、例えば、プラットホームが格納位置にあるときに、プラットホームと車室の床部とを連結するフック等を設けるようにすることも可能である。また、本実施形態1及び実施形態2では、車椅子リフタに本発明に係る電動スライド装置を適用する例を示したが、例えば、車両用シートの前後スライドや、外部スライドに本発明に係る電動スライド装置を適用することも可能である。
10 車椅子リフタ
20 プラットホーム(スライド部材)
25 ラック支持部
25m ラック溝
30 電動スライド装置
31 モータ
31s 回転軸
33 減速器(歯車機構)
33w ウォーム(入力歯車)
33h ウォームホイール(出力歯車)
33p 出力シャフト
34 ラック
34z 歯部
35 ピニオンギヤ(出力歯車)
40 昇降リンク機構
41 固定金具
43 四節リンク機構
44 昇降アーム
48 ホルダー
50 ロック機構
52 鉤部
52p 回転中心軸
52k 鉤爪
54 リンク
55 コイルバネ(弾性体)
57 ソレノイド
411 リンク支持部
430 カバー
433 上部リンク
434 下部リンク
445 リンク支持部
C 福祉車両
FL 車室フロア
H 後側開口部
K 車椅子
225m ラック取付け部位
230 電動スライド装置
234 ラック
234z 歯部
250 ロック機構
252 鉤部
252p 回転中心軸
252k 鉤爪
254 リンク(連結部材)
254a ロッド当接部位
255 コイルバネ(弾性体)
257 ソレノイド
260 ロック解除機構
262 ロッド
262a ロッド前方端部
262b ロッド後方端部
264 モータブラケット
264a ロッド支持部
266 ロッドアジャストブラケット
266a 直交面
266b ねじ孔

Claims (2)

  1. 入力歯車と出力歯車とを備える歯車機構と、その歯車機構の入力歯車を回転させるモータと、前記歯車機構の出力歯車の回転力で原位置と所定位置間をスライドできるように構成されたスライド部材とを備える電動スライド装置であって、
    前記歯車機構は、前記モータの通電が解除された状態で、前記スライド部材に対してスライド方向の外力が加わったときに、前記外力を受けて前記出力歯車側から入力歯車を回せるように構成されており、
    前記歯車機構は、ウォームとウォームホイールとを備えており、前記ウォームのリード角度が前記ウォームホイール側から前記ウォームを回せるような値に設定されており、
    前記モータの通電が解除された状態で、前記スライド部材のスライドを禁止できるように構成されたロック機構を備えており、
    前記ロック機構は、前記モータの通電が解除されたときに、ロック状態を手動で解除できるように構成されており、ロック解除状態で、前記スライド部材を手動で前記原位置までスライドできるように構成されており、
    前記ロック機構は、前記歯車機構の出力歯車に掛けられる鉤部と、その鉤部を前記出力歯車と係合する位置に保持する弾性体と、前記弾性体の弾性力に抗して前記鉤部を前記出力歯車から外すソレノイドとを備えており、
    前記ロック機構は、更に、該ロック機構のロック状態を解除するために、前記ソレノイドを作動させること無く前記弾性体の弾性力に抗して前記鉤部を前記出力歯車から外して、前記ロック機構のロック状態を解除するロック解除機構を備えていることを特徴とする電動スライド装置。
  2. 請求項1に記載された電動スライド装置であって、
    前記ロック解除機構は、前記鉤部と前記ソレノイドとを連結する連結部材を作動させる作動部材を備えており、該作動部材の作動により、前記連結部材を前記弾性体の弾性力に抗してソレノイド内に引き込む方向に動作させて、前記鉤部を前記出力歯車から外して、前記ロック機構のロック状態を解除することを特徴とする電動スライド装置。
JP2010209725A 2010-05-25 2010-09-17 電動スライド装置 Active JP5418451B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010209725A JP5418451B2 (ja) 2010-05-25 2010-09-17 電動スライド装置
CN201180020034.1A CN103080600B (zh) 2010-05-25 2011-03-09 福利车辆的轮椅升降机结构
PCT/JP2011/055491 WO2011148691A1 (ja) 2010-05-25 2011-03-09 電動スライド装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010119213 2010-05-25
JP2010119213 2010-05-25
JP2010209725A JP5418451B2 (ja) 2010-05-25 2010-09-17 電動スライド装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012006570A JP2012006570A (ja) 2012-01-12
JP5418451B2 true JP5418451B2 (ja) 2014-02-19

Family

ID=45003684

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010209725A Active JP5418451B2 (ja) 2010-05-25 2010-09-17 電動スライド装置

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP5418451B2 (ja)
CN (1) CN103080600B (ja)
WO (1) WO2011148691A1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6154714B2 (ja) * 2013-09-30 2017-06-28 和光工業株式会社 ラックアンドピニオンスライド機構における噛合解放装置
WO2016111057A1 (ja) * 2015-01-11 2016-07-14 プラトー株式会社 減速機および減速機付きモータ
CN107725682A (zh) * 2017-09-30 2018-02-23 常熟市平方轮椅有限公司 一种轮椅用蜗杆传动机构
CN109803197A (zh) * 2019-03-19 2019-05-24 吉安市立讯射频科技股份有限公司 一种稳定型蓝牙耳机
CN110522423A (zh) * 2019-05-29 2019-12-03 张洁 一种用于心血管内科临床用的脉搏检测智能装置
US11603287B2 (en) 2020-11-19 2023-03-14 Harmar Mobility, Llc Stairlift overspeed safety systems
US11505429B2 (en) * 2020-11-19 2022-11-22 Harmar Mobility, Llc Stairlift overspeed safety systems
KR20230125682A (ko) * 2022-02-21 2023-08-29 윤남호 효율성이 개선된 차량용 다관절레버 리프트 장치

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6394331U (ja) * 1986-12-09 1988-06-17
JP2001008408A (ja) * 1999-06-16 2001-01-12 Sankyo Seiki Mfg Co Ltd 動作補助装置
JP3939083B2 (ja) * 2000-09-06 2007-06-27 株式会社大井製作所 アクチュエータ
JP4408685B2 (ja) * 2003-11-14 2010-02-03 トヨタ車体株式会社 車両用昇降装置
CN2860931Y (zh) * 2005-10-10 2007-01-24 沈阳华晨金杯汽车有限公司 乘用车轮椅升降装置
CN2860941Y (zh) * 2005-12-27 2007-01-24 常州市敏孚机械配件厂 无障碍车轮椅升降系统
JP4982157B2 (ja) * 2006-11-14 2012-07-25 日本リフト株式会社 昇降装置
JP5142733B2 (ja) * 2008-01-23 2013-02-13 新明和工業株式会社 荷受台昇降装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN103080600B (zh) 2016-01-20
JP2012006570A (ja) 2012-01-12
CN103080600A (zh) 2013-05-01
WO2011148691A1 (ja) 2011-12-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5418451B2 (ja) 電動スライド装置
JP6255631B2 (ja) 自動車ドアの閉鎖装置
KR101529028B1 (ko) 2 쌍의 레일을 포함하는 자동차 시트용 길이 방향 조절 장치
JP4845911B2 (ja) ヒンジ機構およびその機構を有する乗物シート
JP4986209B2 (ja) シート装置
CN105228856B (zh) 车辆座椅
US20140144085A1 (en) Positioning element for motor vehicle doors and panels
US8960738B2 (en) Door handle device for vehicle
CN105667354B (zh) 一种座椅易进入自动解锁机构
CN107962986B (zh) 动力提升和调角器释放/折叠装置
JP2016188031A (ja) 車両用電動スライドステップ装置
JP2006122469A (ja) 車椅子固定装置、及び車椅子搭載用車両、並びに車椅子システム
EP2786893A2 (en) Electric release manual seat
CN112918335A (zh) 座椅总成
CN111465744A (zh) 车门的门把手总成
JP2006518016A (ja) 自動車両のためのエンジンフードロック
JP4566152B2 (ja) 車両用シート装置
CN112918333A (zh) 座椅总成
DE102009021655A1 (de) Kraftfahrzeug mit Haltegriff
JP7074359B2 (ja) 自動車ドア用ロック
WO2011036984A1 (ja) 電動スライド装置、及びその電動スライド装置を備える車椅子リフタ
BR102013018233B1 (pt) Dispositivo de engate para travar e destravar uma cabine inclinável para um veículo comercial e veículo comercial
JP2019073949A (ja) 自動車用ドアの開扉保持装置
CN103025575B (zh) 可枢转的头部保护装置
KR101428272B1 (ko) 버스용 플랩도어 이너 핸들

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130820

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131001

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131022

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131104

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5418451

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250