JP5414642B2 - 振動絶縁装置 - Google Patents

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Description

本発明は、振動減衰および振動絶縁の分野に関し、振動絶縁装置に関するものである。
精密機器を輸送または操作する場合、精密機器内部に構造振動の発生を伴うことがある。この構造振動は、精密機器の損傷や性能低下を引き起こすおそれがある。そこでこれを回避するため、多くの場合、精密機器に対する外乱を絶縁するために振動絶縁装置を設置し、精密機器内部における振動発生を抑制させている。
振動絶縁装置には、受動方式と能動方式とがあるが、受動方式の一例として、機械的に、粘性減衰ダンパと第1及び第2ばねとで構成される3パラメータ振動絶縁ストラットがある。また、振動絶縁ストラットは、複数本用意されて、振動絶縁機器を構成する。3パラメータ振動絶縁ストラットにおいては、第2ばねが、粘性減衰ダンパと直列配置され、第1ばねが、それら第2ばね及び粘性減衰ダンパと並列(平行)配置される。
振動絶縁装置は、3パラメータ振動絶縁ストラット以外に、振動絶縁性能は若干落ちるもののばねと粘性減衰ダンパとを並列配置しただけの2パラメータ振動絶縁ストラットや、3パラメータ構成にダンパ部の流体慣性質量を考慮した4パラメータ振動絶縁ストラットも知られているである。振動絶縁装置は、能動方式に関する複雑性増大、コスト増大およびリスク増大といった点を回避しようとする観点で、受動的な解決策をとることが望ましい。
また、一般的な振動絶縁機器では、振動絶縁ストラット複数本の一端側を、精密機器が搭載されるプラットフォーム側に接続し、他端側を、精密機器搭載デッキに接続し、複数の自由度に対して振動伝達を抑制する。
これら振動絶縁ストラットの特性については、振動伝達関数で評価することが一般的である。粘性減衰ダンパ及びばねで構成される2パラメータの場合、周波数の上昇にともなう減衰量は、−20dB/decade程度となる。一方、3パラメータの場合には、これよりも減衰効果の高い−40dB/decade程度となる。さらに4パラメータの場合には、−60dB/decade程度での減衰を実現することが可能となる。そして、より振動に敏感な精密機器には、より減衰効果の高いものが適用される。
振動絶縁ストラットの一例としては、特表2007−531852号公報に開示されたものがある。このストラットにおいては、粘性減衰ダンパが、シャフト軸、フランジ、第1ベローズ、第2ベローズ、端部材、ベース部材から構成される。このうち、共通軸に沿って延びるシャフト軸の両端部には、端部材とベース部材とが直接接合されている。荷重を受けるフランジの中央部には、軸方向の穴が形成されており、その穴にはシャフト軸が挿通されている。軸方向の穴とシャフト軸とは同軸に配置され、軸方向の穴がシャフト軸よりも大径であることから、フランジとシャフト軸との間に環状流路(オリフィス部分)が形成される。第1ベローズおよび第2ベローズは、軸と並行に配置されており、一方のべローズの一端は、端部材と、他方のベローズの一端は、ベースと結合され、これらベローズの他端同士は、フランジと接続されており、各ベローズに対応するように第1容積室、第2容積室が形成されている。これら容積室は、上記オリフィス部分によって連通されており、また、容積室には流体が封入されている。
このような構造において、フランジへ荷重がかかった場合、荷重方向へフランジが移動するため、一方の容積室は、その体積が減少するが、他方の容積室は、その体積が増加することなる。よって、2つの容積室及びオリフィス部分に封入された一定量の流体は、荷重の動きに応じて、3つの部位に分配されて、それにより、減衰機能がもたらされる。
特表2007−531852号公報
このような振動絶縁ストラットには関して、いくつかの問題がある。まず、フランジがシャフト軸に対して接触しないように一定の間隙を保って平行に駆動しない場合、減衰効果を生み出すオリフィス部分の間隙が狭いためにフランジとシャフト軸のとの接触および摩耗が生じる。例えば、宇宙機に搭載される精密観測機器などに対しては、非常に微小な振動でも観測精度に悪影響を及ぼすことが知られているが、このような微小振動が問題となる場合に、オリフィス部で接触が発生すると、摩擦による影響で、十分に振動絶縁効果が得られなくなるという問題があった。さらに、第1ベローズおよび第2ベローズは、振動絶縁ストラットを構成するばねとして機能するようにばね剛性(軸方向剛性)を備えつつ、加えて、荷重が加えられた際には、フランジとシャフト軸との接触および摩耗を防ぐため、フランジとシャフト軸間の間隙を適正に確保するように機能するための十分な曲げ剛性をも備えている必要があった。このため、これまでの第1ベローズおよび第2ベローズには、特殊なメーカに依頼し、特別な設計・製作を行わなければならないという問題点もあった。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、特殊設計のベローズに頼ることなく微小振動に対して安定した振動絶縁能力を持った振動絶縁装置を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するため、本発明の振動絶縁装置は、ダンパ部と、少なくとも一つの弾性部とを備えた振動絶縁装置であって、前記ダンパ部は、所定の中心軸方向に並びそれぞれ内部に流体が貯留された二つの容積室と、それら容積室を連通する環状のオリフィスとを含み、前記二つの容積室は、前記ダンパ部への振動の入力に伴い、一方の前記容積室内の流体が前記オリフィスを通って他方の前記容積室へと移動することで、一方の容積室の容積減少と他方の容積室の容積増大とが生じるように構成されており、前記弾性部は、前記中心軸方向に間隔をもって並んだ少なくとも一対の板ばねを含んでいる。
なお、本発明に関して記述されている振動絶縁は、振動の完全なる絶縁は勿論、振動を減衰するに留まるものも含むものである。
本発明の振動絶縁装置によれば、同一剛性の複数枚の板ばねを同軸上に距離を離して設置する構成としたので、曲げ剛性は十分に確保し、所望のばね剛性を実現することが可能となり、フランジ及びシャフト軸など、環状オリフィス構成部材の接触や摩擦を回避することが可能となるとう利点が得られ、曲げ剛性とばね剛性を独立に設計することが可能となるという利点も得られる。さらにそのような利点を得るにあたって、特殊なベローズを設計、製作する必要もない。
本発明の実施の形態1に係る振動絶縁ストラットの断面図である。 振動絶縁ストラットに含まれる板ばねを示す図である。 本発明の実施の形態2に係る振動絶縁ストラットの断面図である。 本発明の実施の形態3に係る振動絶縁ストラットの断面図である。 本発明の実施の形態4に係る振動絶縁ストラットの断面図である。 本発明の実施の形態5に係る振動絶縁ストラットに含まれる板ばねを示す図である。 本発明の実施の形態6に係る振動絶縁ストラットに含まれる板ばねを示す図である。 本発明の実施の形態7に係る振動絶縁ストラットの断面図である。
以下、本発明に係る振動絶縁装置を、受動的粘性減衰機構を含む振動絶縁ストラット(アイソレータ)に適用した場合の実施の形態について添付図面に基づいて説明する。なお、図中、同一符号は同一又は対応部分を示すものとする。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態に係る振動絶縁ストラットの断面図であり、図2は、振動絶縁ストラットに含まれる板ばねを示す図である。振動絶縁ストラット1は、いわゆる3パラメータタイプまたは4パラメータタイプ(3パラメータ構成にダンパ部の流体慣性質量を考慮した態様)であり、ダンパ部3と、少なくともダンパ部と平行な軸方向に可動する二つの弾性部5,7とを備えている。
ダンパ部3は、所定の中心軸100の方向に並びそれぞれ内部に流体が貯留された二つの容積室110,111と、それら容積室を連通する環状のオリフィス109とを含む。二つの容積室110,111は、ダンパ部3への振動の入力に伴い、何れか一方の容積室内の流体がオリフィス109を通って他方の容積室へと移動することで、一方の容積室の容積減少と他方の容積室の容積増大とが生じるように構成されている。
以下、ダンパ部3の構成をさらに詳細に説明する。ダンパ部3は、シャフト軸101と、第1環状ハウジング及び第2環状ハウジングとしての第1ベローズ106及び第2ベローズ107と、環状フランジ108とを有する。
シャフト軸101は、振動絶縁ストラット1の中心軸100を軸心とするように延びている。シャフト軸101の第1の端部102には、ベース104が接続されており、シャフト軸101の第2の端部103には、端部材105が接続されている。
第1及び第2ベローズ106,107は、中心軸100方向に並び、且つ、シャフト軸101の外側に同軸に配置されている。環状フランジ108は、第1及び第2ベローズ106,107の間(中心軸100の方向でみた間)にあって、且つ、シャフト軸101の外側に同軸に配置されている。第1ベローズ106の一端は、環状フランジ108の一方の端面に結合されており、第1ベローズ106の他端は、ベース104を介してシャフト軸101の一端と結合されている。第2ベローズ107の一端は、環状フランジ108における他方の端面に結合されており、第2ベローズ107の他端は、端部材105を介してシャフト軸101の他端と結合されている。
環状フランジ108は、その軸心中央に、貫通穴を有する。この貫通穴の直径は、シャフト軸101の外径よりは大きく、且つ、第1及び第2ベローズ106,107の直径よりは小さい。オリフィス109は、環状フランジ108の内周面である貫通穴壁面と、シャフト軸101の外周面との間にある環状の流路で構成されている。なお、図示の構造は、構成の視認性を優先して示してあり、特に、ベローズの大きさ・形状、オリフィスの大きさ等は必ずしも実際の状態や比率に従っていない部位を含んでいる。
前述の容積室110,111は、対応する第1及び第2ベローズ106,107の内面と、シャフト軸101の外周面と、環状フランジ108の対応する端面とによって構成されている。これら容積室110,111と、それらを連通するオリフィス109とに、流体が充填され、振動に伴い、流体がオリフィス109を行き来するこことで、ダンパとしての制動力を生じさせることができる。
ダンパ部3における振動伝達経路の入力端は、本実施の形態では、後述する第1ストラット端126及び環状フランジ108の一方であり、振動伝達経路の出力端は、第1ストラット端126及び環状フランジ108の他方である。第2弾性部7は、かかる振動伝達経路の入出力端として機能する環状フランジ108に、第1剛性部材116を介して接続されている。換言すると、第2弾性部7は、振動伝達経路においてみて、ダンパ部3と直列に配置されている。
第2弾性部7は、ダンパ部3と同軸に配置されており、第1被接続対象部である第1剛性部材116及び第2剛性部材117と、第2被接続対象部である第3剛性部材118及び第4剛性部材119との間に介在されている。第2弾性部7は、中心軸100方向に並んだ一対の板ばね114,115を含んでおり、それら板ばね114,115は、中心軸100方向に離隔している。板ばね114,115はそれぞれ、環状に構成され、中心軸100方向と直交する方向に延在している。また、板ばね114,115は、相互に同軸上に位置している。第1被接続対象部である第1剛性部材116及び第2剛性部材117と、第2被接続対象部である第3剛性部材118及び第4剛性部材119とは、剛体のみで相互に接続されることなく一対の板ばね114,115によって接続されている。
さらに、板ばねの固定態様及び形状について説明する。一対の板ばね114,115の間に、一対の剛性部材117,118が設けられている。剛性部材117,118のそれぞれの端部は、対応する板ばね114,115に接続されている。環状フランジ108における半径方向外寄りの部分には、円筒形状の第1剛性部材116を介して第1板ばね114を挟み込むようにして、円筒形状の第2剛性部材117が、最終的に接続されている。第1板ばね114は、図2に示される形態のばね材200によって構成されている。ばね材200は、ばねの一方側の端部として機能する環状外側部分201と、環状外側部分から内側へと延び、ばねの他方側の端部として機能する複数本の腕部分202とを含んでいる。環状外側部分201には、外径側ねじ用貫通孔203が設けられている。第2剛性部材117における第1板ばね114側の端部には、外径側ねじ用貫通孔203と同じ位相となる部位に、貫通穴が設けられており、さらに、第1剛性部材116における第1板ばね114の端部にも、同様に、外径側ねじ用貫通孔203と同位相にねじ穴が切られている。この構造により、第2剛性部材117側からねじが挿入され、外径側ねじ用貫通孔203を貫通したねじ先端が第1剛性部材116に螺合する。このようにして、第1板ばね114は、第1剛性部材116及び第2剛性部材117に挟まれるようにして両部材に固定される。
さらに、第2剛性部材117における第1板ばね114と接続する逆側の端部には、第2板ばね115が接続される。第2板ばね115も、第1板ばね114同様、前述のばね材200によって構成されている。第2板ばね115は、外径側ねじ用貫通孔203に挿入されたねじによって、第2剛性部材117に固定される。
ばね材200の腕部分202のそれぞれには、内径側ねじ用貫通孔204が形成されている。第1板ばね114は、内径側ねじ用貫通孔204に挿通されたねじによって第3剛性部材118に固定されている。さらに、第3剛性部材118における第1板ばね114と接続する逆側の端部は、第2板ばね115を挟んで、第4剛性部材119が接続される。第3剛性部材118の第2板ばね115側では、第2板ばね115の内径側ねじ用貫通孔204と同位相に貫通孔が設けられており、第4剛性部材119には、内径側ねじ用貫通孔204と同位相でねじ穴が設けられている。第3剛性部材118側からねじを挿入し、第2板ばね115の内径側ねじ用貫通孔204を貫通したねじ先端が第4剛性部材119に螺合する。このようにして、第2板ばね115は、第3剛性部材118及び第4剛性部材119に挟まれるようにして両部材に固定される。
第1板ばね114及び第2板ばね115の間では、第2剛性部材117が、第1板ばね114を介して、第3剛性部材118や第4剛性部材119に接続されることなく第1剛性部材116に接続され、第3剛性部材118は、第2板ばね115を介して、第1剛性部材116や第2剛性部材117に接続されることなく第4剛性部材119に接続される。つまり、第1剛性部材116及び第2剛性部材117と、第3剛性部材118及び第4剛性部材119とは、剛体のみで相互に接続されることなく一対の板ばね114,115によって接続されている。これにより、一対の板ばね114,115は、第1剛性部材116及び第2剛性部材117と、第3剛性部材118及び第4剛性部材119との間で、ばね性を生じさせることが可能なる。なお、2つの剛性部材で板ばねを挟みこむ場合、ねじ穴と貫通孔とを設置する部材は、上述の構成と逆であってもよい。
第1弾性部5もまた、ダンパ部3と同軸に配置されており、ダンパ部3及び第2弾性部7の外側にあって、それらダンパ部3及び第2弾性部7と並列に配置されている。また、第1弾性部5は、第1被接続対象部である第1カバー122及び第5剛性部材120と、第2被接続対象部である第2カバー123及び第6剛性部材121との間に介在されている。第1弾性部5も、一対の板ばね112,113を含んでおり、それら板ばね112,113も、中心軸100方向に間隔をもって並んでいる。板ばね112,113はそれぞれ、環状に構成され、中心軸100方向と直交する方向に延在している。また、板ばね112,113は、相互に同軸上に位置している。第1被接続対象部である第1カバー122及び第5剛性部材120と、第2被接続対象部である第2カバー123及び第6剛性部材121とは、剛体のみで相互に接続されることなく一対の板ばね112,113によって接続されている。
板ばね112,113の固定態様及び形状は、板ばね114,115におけるそれらと同様である。板ばね112,113も、ばね材200によって構成されており、環状外側部分201と、複数本の腕部分202とを含んでおり、同様に、外径側ねじ用貫通孔203及び内径側ねじ用貫通孔204を有している。よって、第1カバー122からねじが挿入され、ねじ先端が第5剛性部材120に螺合する。このようにして、第1板ばね112は、第1カバー122及び第5剛性部材120に挟まれるようにして両部材に固定される。
一対の板ばね114,115の間には、一対の剛性部材120,121が設けられている。剛性部材120,121のそれぞれの端部は、対応する板ばね112,113に接続されている。第5剛性部材120における第1板ばね112と接続する逆側の端部には、第2板ばね113が、外径側ねじ用貫通孔203に挿入されたねじによって、第5剛性部材120に固定される。
第1板ばね112は、内径側ねじ用貫通孔204に挿通されたねじによって第6剛性部材121に固定されている。さらに、第6剛性部材121における第1板ばね112と接続する逆側の端部は、第2板ばね113を挟んで、第2カバー123が接続される。第2カバー123側からねじを挿入し、そのねじ先端が第6剛性部材121に螺合する。このようにして、第2板ばね113は、第6剛性部材121及び第2カバー123に挟まれるようにして両部材に固定される。
第1弾性部5においても、板ばね112,113の間では、第5剛性部材120が、第1板ばね112を介して、第6剛性部材121及び第2カバー123に接続されることなく第1カバー122に接続され、第6剛性部材121は、第2板ばね113を介して、第1カバー122及び第5剛性部材120に接続されることなく第2カバー123に接続される。第1カバー122及び第5剛性部材120と、第2カバー123及び第6剛性部材121とは、剛体のみで相互に接続されることなく一対の板ばね112,113によって接続されている。これにより、一対の板ばね板ばね112,113は、第1カバー122及び第5剛性部材120と、第6剛性部材121及び第2カバー123との間で、ばね性を生じさせることが可能なる。
また、振動絶縁ストラット1は、一対のストラット端126,127を備えている。第1ストラット端126は、前述の第1カバー122と、第1ピボット部124とを含んでおり、第2ストラット端127は、前述の第1カバー123と、第2ピボット部125とを含んでいる。一対のピボット部124,125はそれぞれ、振動絶縁ストラット1における中心軸100方向の対応する端部に配置されている。これら第1ピボット部124及び第2ピボット部125はそれぞれ、(中心軸100と直交する)2軸の曲げを吸収する機能を有しており、一対のピボット部124,125の曲げ吸収方向は、図1中に展開した向きで記述した+字・×字で示されるように相互に45度ずれている。
以上のように構成された本実施の形態1に係る振動絶縁ストラットによれば、第1弾性部5を構成する板ばね112,113を、一対の剛性部材120,121を挟んで、中心軸100に直交する面に平行かつ距離を持って設置することで、曲げ剛性を、非常に高くすることが可能となる一方、振動絶縁ストラット1の軸方向には、所望のばね剛性を実現することが可能となる。同様に、第2弾性部7を構成する板ばね114,115を、一対の剛性部材117,118を挟んで、中心軸100に直交する面に平行かつ距離を持って設置することで、高い曲げ剛性を確保することができ、さらに、軸方向は、所望の剛性を確保することできる。このように、弾性部を構成する2枚の板ばねを、振動絶縁ストラットの軸方向に直交する面に平行かつ距離を持って設置することにより、振動絶縁ストラットの曲げ剛性を向上させることができるため、ダンピング効果を生むために設けられている非常に狭い間隙である環状オリフィスにおいて、接触および摩耗を回避することが可能となる。また、これにより、曲げ剛性に対して独立に、ばね剛性を設定することが可能となるため、曲げ剛性と軸剛性の両方を満足するような複雑でかつ特殊なベローズを設計することなく、振動絶縁ストラットを実現することができる。
また、一対のピボット部124,125の曲げ吸収方向(曲げ許容方向)を相互に45度ずらして設置することで、剛性を向上させることができるため、振動絶縁ストラットを複数本組み合わせてシステムを組んだ状態で確認されるピボットによる共振の周波数を、高周波側にシフトさせることも可能となる。
実施の形態2.
図3は、本実施の形態に係る振動絶縁ストラットの断面図である。いわゆる3パラメータ以上の振動絶縁ストラットとして、本発明は、ダンパ部と直列配置される第2弾性部の態様は、図1に示した上記実施の形態に限定されるものではない。よって、本実施の形態3は、そのような直列配置される弾性部に関する他の形態を示す。
本実施の形態に係る振動絶縁ストラットは、ダンパ部303と、第1弾性部5と、第2弾性部307と、一対のストラット端126,127とを備える。ダンパ部303は、シャフト軸101と、端部材105と、第1ベース304aと、環状フランジ108と、第1ベローズ106と、第2ベローズ107とを有している。
ダンパ部303における振動伝達経路の入力端及び出力端の一方である環状フランジ108は、第1の剛性体319a及び第2の剛性体319bを介して、第2カバー123に接続されている。
ダンパ部303における振動伝達経路の入力端及び出力端の他方としては、シャフト軸101における端部材105の逆側の端部近傍が機能する。かかる逆側の端部近傍に第2弾性部307が設けられており、すなわち、第2弾性部307は、振動伝達経路においてみて、ダンパ部303と直列に配置されている。
第2弾性部307は、ダンパ部303と同軸に配置されており、第1被接続対象部である第1剛性部材316及び第2剛性部材317と、第2被接続対象部であるシャフト軸101、第1ベース304a及び第2ベース304bとの間に介在されている。本実施の形態では、シャフト軸101が、ダンパ部303を構成すると同時に、第2被接続対象部をも構成している。
第2弾性部307は、一対の板ばね114,115を含んでおり、それら板ばね114,115は、中心軸100方向に離隔している。板ばね114,115はそれぞれ、環状に構成され、中心軸100方向と直交する方向に延在している。また、板ばね114,115は、相互に同軸上に位置している。
板ばね114,115は、第1ベース304a及び第2ベース304bを介して、シャフト軸101に接続されており、第2ベース304bは、シャフト軸101の端部に接続されている。また、第1剛性部材316における板ばね114との逆側の端部は、第1カバー122に接続されている。第1被接続対象部である第1剛性部材316及び第2剛性部材317と、第2被接続対象部であるシャフト軸101、第1ベース304a及び第2ベース304bとは、剛体のみで相互に接続されることなく一対の板ばね114,115によって接続されている。
このように構成された本実施の形態2の振動絶縁ストラットによっても、上記実施の形態1の場合と同様、曲げ剛性を向上させることができ、狭い間隙である環状オリフィスにおいて、接触および摩耗を回避することが可能となる。また、曲げ剛性に対して独立に、ばね剛性を設定することが可能となるため、曲げ剛性と軸剛性の両方を満足するような複雑でかつ特殊なベローズを設計することなく、振動絶縁ストラットを実現することができる。
実施の形態3.
図4は、本実施の形態に係る振動絶縁ストラットの断面図である。本発明におけるダンパ部は、環状オリフィスを通って流体が移動することで一方の容積室の容積減少と他方の容積室の容積増大とが生じるように構成されていればよく、上記実施の形態1の構成に限定されるものではない。
本実施の形態3では、ダンパ部403を構成する第1環状ハウジングは、筒状の第1ダイヤフラム406と筒状の第7剛性部材451とで構成されている。また、同様に、ダンパ部403を構成する第2環状ハウジングは、筒状の第2ダイヤフラム407と筒状の第8剛性部材452とで構成されている。第1ダイヤフラム406の一端は、ベース104に接続し、第1ダイヤフラム406の他端は、第7剛性部材451の一端に接続している。第7剛性部材451の他端は、環状フランジ108の一方の端面に接続している。第8剛性部材452の一端は、環状フランジ108の他方の端面に接続し、第8剛性部材452の他端は、第2ダイヤフラム407の一端に接続している。第2ダイヤフラム407の他端は、端部材105に接続している。
このように構成された本実施の形態3の振動絶縁ストラットによっても、上記実施の形態1の場合と同様、曲げ剛性を向上させることができ、狭い間隙である環状オリフィスにおいて、接触および摩耗を回避することが可能となる。また、曲げ剛性に対して独立に、ばね剛性を設定することが可能となるため、曲げ剛性と軸剛性の両方を満足するような複雑でかつ特殊なベローズを設計することなく、振動絶縁ストラットを実現することができる。
なお、本実施の形態の特徴は、図3に示す上記実施の形態2に適用することもでき、すなわち、図3の第1ベローズ106及び第2ベローズ107をそれぞれ、第1ダイヤフラム406と第7剛性部材451、及び、第2ダイヤフラム407と第8剛性部材452で置き換えて実施することも可能である。さらに、本実施の形態の特徴は、後述する図4、図5、図8及び図9の構成に適用することも可能である。
実施の形態4.
図5は、本実施の形態に係る振動絶縁ストラットの断面図である。本発明における一つの弾性部は、少なくとも一対の板ばねを含んでいればよく、換言するならば、一つの弾性部が三つ以上の板ばねを含んでいてもよい。
本実施の形態4では、二つの弾性部のうちの、ダンパ部3等と並列となる第1弾性部505が、三つの板ばね112,113,553を含んでいる。すなわち、上記実施の形態1において、第1板ばね112と第2板ばね113との間に、第3板ばね553が追加設置されている構成に相当する。また、それに起因し、第1板ばね112と第2板ばね113との間に設けられていた剛性部材はそれぞれ分割された態様とみることができ、すなわち、上記実施の形態1の第5剛性部材120に相当する位置に、第9剛性部材120a及び第10剛性部材120bが設けられ、第6剛性部材121に相当する位置に、第11剛性部材121a及び第12剛性部材121bが設けられる。第3板ばね553も、板ばね112,113と同様、ばね材200で構成されている。
第1カバー122と第9剛性部材120aの一端とは、第1板ばね112を介在して接続され、第9剛性部材120aの他端と第10剛性部材120bの一端とは、第3板ばね553を介在して接続され、第10剛性部材120bの他端には、第2板ばね113が接続される。また、第11剛性部材121aの一端には、第1板ばね112が接続され、第11剛性部材121aの他端と第12剛性部材121bの一端とは、第3板ばね553によって接続され、第12剛性部材121bの他端と第2カバー123とは、第2板ばね113によって接続される。
これにより、三つの板ばね112,113,553は、中心軸100方向に間隔をもって並んでおり、第1被接続対象部である第1カバー122、第9剛性部材120a及び第10剛性部材120bと、第2被接続対象部である第11剛性部材121a、第12剛性部材121b及び第2カバー123とは、剛体のみで相互に直接に接続されることなく三つの板ばね112,113,553によって接続されている。
このように構成された本実施の形態4の振動絶縁ストラットによっても、上記実施の形態1の場合と同様、曲げ剛性を向上させることができ、狭い間隙である環状オリフィスにおいて、接触および摩耗を回避することが可能となる。また、曲げ剛性に対して独立に、ばね剛性を設定することが可能となるため、曲げ剛性と軸剛性の両方を満足するような複雑でかつ特殊なベローズを設計することなく、振動絶縁ストラットを実現することができる。
本実施の形態では、三つ以上の板ばねで所望のばね剛性を実現することが可能となる。かかる形態では、三つ以上の板ばねは、並列結合となる。そのため、弾性部全体のばね剛性をk[N/m]とする場合、二つの板ばねで弾性部を構成すると、板ばね一つ当たりk/2[N/m]の剛性が要求されるのに対して、三つの板ばねで構成すると、板ばね一つ当たりの剛性はk/3[N/m]で済み、一つ当たりの板ばねのばね剛性を低下させることが可能となる。また、板ばね一つのばね剛性および許容荷重が既に決定されている場合、二つ用いる構成と比較して、三つの板ばねを用いた構成とすることで、弾性部全体としての許容荷重の絶対値を大きくすることが可能であり、より大きな荷重に対しても耐性を持つことができる。また、板ばねの構成数をさらに増加することで、振動絶縁ストラットの曲げ剛性をさらに向上させることができる。
なお、図5の例では、二つの弾性部のうちの、ダンパ部等と並列となる方の第1弾性部のみを三つ以上の板ばねで構成したが、本実施の形態では、これに限定されるものではなく、ダンパ部と直列となる方の第2弾性部のみを、三つ以上の板ばねで構成することもでき、さらには、第1弾性部及び第2弾性部の双方を、三つ以上の板ばねで構成することもできる。また、図5の例は、図1の構成をベースにその第1弾性部のみに適用されたものであるが、本発明はこれに限定されず、図3、図4、図8及び図9に開示の構成に適用することも可能である。
実施の形態5.
図6は、本実施の形態に係る振動絶縁ストラットにおける板ばねを構成するばね材を示す図である。実施の形態1〜4においては、板ばねを構成するばね材200として円形でかつ外径側から周方向に均等な角度で四つの弧状の腕部分を配置する形状を示したが、本発明に関するばね材の構成は、これに限定されず、例えば、図6のばね材600のように、外径側から周方向に均等な角度配置で三つの弧状の腕部分602が配置された板ばね(3点締結)としてもよい。
このような構成でも、板ばね(三つの腕部分)を振動絶縁ストラット軸方向に直交する面に平行かつ距離を持って設置するので、四つの腕部分の板ばねを用いる場合と同様に、振動絶縁ストラットの曲げ剛性を高く確保しつつ、所望の軸剛性を確保することが可能となる。また、板ばね上に周方向に配置される腕部分が三つの場合には、四つの場合と比較し、ねじ締結箇所が削減されるため、組み立て手順を簡素化できる利点もある。
実施の形態6.
図7は、本実施の形態に係る振動絶縁ストラットにおける板ばねを構成するばね材を示す図である。実施の形態1〜5においては、ばねの外側部材から内側に、腕部分を伸ばす形で配置しているが、本発明に関するばね材の構成は、これに限定されず、例えば、図7のばね材700のように、環状内側部分701と、環状内側部分701から外側へと延びる複数本の腕部分702とを含んでいてもよい。この構成により、外側から腕をのばす場合と同様の板ばね効果を確保することが可能となる。
実施の形態7.
図8は、本実施の形態に係る振動絶縁ストラットの断面図である。上記実施の形態1〜6では、本発明に係る振動絶縁ストラットを3パラメータタイプ(4パラメータタイプを含む)として構成したものを例示していたが、本発明は、これに限定されず、2パラメータタイプの振動絶縁ストラットとして実施することもできる。図8に例示されるように、2パラメータタイプの振動絶縁ストラットは、ダンパ部3と、弾性部5と、一対のストラット端126,127とを備える。ダンパ部3における環状フランジ108は、(前述の第2弾性部7に代えて)剛性部材819によって、ばね部材を介することなく、直接、ストラット端127の第2カバー123に接続されている。また、弾性部5は、ダンパ部と並列に配置されている。
このように構成された本実施の形態7の振動絶縁ストラットによっても、上記実施の形態1の場合と同様、曲げ剛性を向上させることができ、狭い間隙である環状オリフィスにおいて、接触および摩耗を回避することが可能となる。また、曲げ剛性に対して独立に、ばね剛性を設定することが可能となるため、曲げ剛性と軸剛性の両方を満足するような複雑でかつ特殊なベローズを設計することなく、振動絶縁ストラットを実現することができる。さらに、3パラメータタイプ(4パラメータタイプを含む)の振動絶縁ストラットよりも部品点数を減少させることができ、その構造も単純化できる。
以上、好ましい実施の形態を参照して本発明の内容を具体的に説明したが、本発明の基本的技術思想及び教示に基づいて、当業者であれば、種々の改変態様を採り得ることは自明である。
第1及び第2被接続対象部はそれぞれ、前述の実施の形態ではカバーや剛性部材として分割されていたが、本発明は、これに限定されず、一体部材として構成されていてもよい。また、板ばねの固定は、別体の剛性部材同士の間に挟み込まれる態様に限定されるものではなく、被接続対象部の適所に形成された溝に差し込まれるような固定態様でもよい。
一対(三つ)の板ばねのそれぞれは、環状であることは限定されない。例えば、一対の板ばねのそれぞれは、分離した複数部分で構成されていてもよい。
板ばねを構成するばね材は、前述の実施の形態ではいずれも、外形を円形としていたが、本発明におけるばね材の形状としてはそれに限定されず、円形以外の形状としてもよい。その場合、板ばねの内径側に、ダンパ等の別の要素を挿入するなど、ばね材の形状を当該別要素の断面積に合わせた形状とする工夫により、振動絶縁ストラットの断面積をできる限り、コンパクトにすることも可能となる。
1 振動絶縁ストラット、3,303,403 ダンパ部、5,505 第1弾性部、7,407 第2弾性部、100 中心軸、101 シャフト軸、106,406 第1ベローズ(第1ハウジング)、107,407 第2ベローズ(第2ハウジング)、108 環状フランジ、109 オリフィス、110,111 容積室、112,113,114,115 板ばね、116,316 第1剛性部材(第1被接続対象部)、117,317 第2剛性部材(第1被接続対象部)、118 第3剛性部材(第2被接続対象部)、119 第4剛性部材(第2被接続対象部)、120 第5剛性部材(第1被接続対象部)、121 第6剛性部材(第2被接続対象部)、122 第1カバー(第1被接続対象部)、123 第2カバー(第2被接続対象部)、124 第1ピボット部、125 第2ピボット部、201 環状外側部分、202 腕部分、203 外径側ねじ用貫通孔、204 内径側ねじ用貫通孔、304a 第1ベース(第2被接続対象部)、304b 第2ベース(第2被接続対象部)、406 第1ダイヤフラム(第1ハウジング)、451 第7剛性部材(第1ハウジング)、407 第2ダイヤフラム(第2ハウジング)、452 第8剛性部材(第2ハウジング)、553 第3板ばね、120a 第9剛性部材(第1被接続対象部)、120b 第10剛性部材(第1被接続対象部)、121a 第11剛性部材(第2被接続対象部)、121b 第12剛性部材(第2被接続対象部)、701 環状内側部分、702 腕部分。

Claims (9)

  1. 少なくとも一つの弾性部と、ダンパ部とが外部からの振動入力に対して並列に配設され、
    前記ダンパ部は、所定の中心軸方向に並びそれぞれ内部に流体が貯留された二つの容積室と、前記中心軸を軸心とするように配置されたシャフト軸と、前記シャフト軸の外側に同軸に配置された環状フランジと、前記シャフト軸の外周面と前記環状フランジの内周面との間にある流路で前記二つの容積室を連通するオリフィスとを含み、
    前記二つの容積室は、前記ダンパ部への振動の入力に伴い、一方の前記容積室内の流体が前記オリフィスを通って他方の前記容積室へと移動することで、一方の容積室の容積減少と他方の容積室の容積増大とが生じるように構成されており、
    前記弾性部のうち並列に配設された前記弾性部が少なくとも二枚の板ばねを含み、
    前記少なくとも二枚の板ばねは、前記中心軸方向に間隔を持って並んで配設され、前記少なくとも二枚の板ばねのそれぞれの相互が前記シャフト軸と前記環状フランジとを並列に接続していることを特徴とする
    振動絶縁装置。
  2. 前記弾性部は、前記ダンパ部と同軸に配置され、
    前記板ばねはそれぞれ、環状に構成され、前記中心軸方向と直交する方向に延在しており、
    前記少なくとも二枚の板ばねは、同軸上に位置している
    請求項1の振動絶縁装置。
  3. 前記ダンパ部は、シャフト軸と、第1及び第2環状ハウジングと、環状フランジとを有し、
    前記シャフト軸は、前記中心軸方向に延び、
    前記第1及び第2環状ハウジングは、前記中心軸方向に並び、且つ、前記シャフト軸の外側に同軸に配置されており、
    環状フランジは、前記第1及び第2環状ハウジングの間にあって、且つ、前記シャフト軸の外側に同軸に配置されており、
    一端が前記環状フランジに結合された前記第1環状ハウジングの他端は、前記シャフト軸の一端に結合され、一端が前記環状フランジに結合された前記第2環状ハウジングの他端は、前記シャフト軸の他端に結合されており、
    前記オリフィスは、前記環状フランジの内周面と、前記シャフト軸の外周面とによって構成されており、
    前記容積室は、前記第1及び第2環状ハウジングの対応する内面と、前記シャフト軸の外周面と、前記環状フランジの端面とによって構成されている
    請求項1又は2の振動絶縁装置。
  4. 前記板ばねは、前記中心軸方向に離隔して並んだ三つの板ばねである
    請求項1乃至の何れか一項の振動絶縁装置。
  5. 第1及び第2環状ハウジングはそれぞれ、第1及び第2ベローズで構成される請求項3の振動絶縁装置。
  6. 第1及び第2環状ハウジングはそれぞれ、第1及び第2ダイヤフラムで構成される請求項3の振動絶縁装置。
  7. 前記振動絶縁装置は、3パラメータ以上のタイプであり、
    前記弾性部は、第1弾性部と第2弾性部とからなり、
    前記第2弾性部は、振動伝達経路においてみて前記ダンパ部と直列に配置され、
    前記第1弾性部は、これら前記第2弾性部及び前記ダンパ部と並列に配置される
    請求項1乃至の何れか一項の振動絶縁装置。
  8. 前記板ばねは、環状外側部分と、該環状外側部分から内側へと延びる複数本の腕部分とを含む請求項1乃至の何れか一項の振動絶縁装置。
  9. 前記板ばねは、環状内側部分と、該環状内側部分から外側へと延びる複数本の腕部分とを含む請求項1乃至の何れか一項の振動絶縁装置。
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