JPH05256334A - 防振装置 - Google Patents

防振装置

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Publication number
JPH05256334A
JPH05256334A JP8645692A JP8645692A JPH05256334A JP H05256334 A JPH05256334 A JP H05256334A JP 8645692 A JP8645692 A JP 8645692A JP 8645692 A JP8645692 A JP 8645692A JP H05256334 A JPH05256334 A JP H05256334A
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JP
Japan
Prior art keywords
rod
shaped electrode
cylindrical body
vibration
positioning means
Prior art date
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Pending
Application number
JP8645692A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuya Takano
和也 高野
Seiji Onnai
誠司 女井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
Priority to JP8645692A priority Critical patent/JPH05256334A/ja
Publication of JPH05256334A publication Critical patent/JPH05256334A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 大きな変位量を実現し、バネ定数の範囲を大
きくするとともに封入した流体の粘性を可変にして減衰
能を変化させ得る防振装置を提供する。 【構成】 いずれか一方に常時荷重が負荷された少なく
とも1つは筒状に形成された2つの取付体2,6の1つ
に棒状電極体3を絶縁して取付け、2つの取付体の他の
1つに棒状電極体が挿通される両端開口の筒状体7を固
定し、棒状電極体の先端に絶縁して取付部材8を取付
け、取付部材と筒状体の一端側との間及び取付体と筒状
体の他端側との間に伸縮弾性部材9,12を夫々取付け
て棒状電極体の周りに液室15を形成し、液室15に電
気粘性流体16を封入し、棒状電極体と筒状体との間の
間隔をほぼ一定に保つ相対的位置決め手段17を設け、
棒状電極体と電極となる筒状体7又は筒状体に設けた電
極とに電圧を印加し得るように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、各種機器類の除振台
等に適用して好適な防振装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種防振装置としては、バネ要素と減
衰要素とをゴムで併せ持たせたものや主としてゴムで囲
まれた空間に液体を封入したものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】防振ゴムの如き従来例
では、減衰力が小さく、またバネ定数の範囲も限定(特
に防振を図る上で重要な低いバネ定数とはならない)さ
れてしまうとともに変位量も大きくとれないという不都
合があった。また、減衰力も一定であり、異なる振動が
入力された場合では、どちらか一方に対応すると他方に
は対応できなかった。液入りの防振装置では、ゴムだけ
のものに比べてバネ定数の範囲も広く、ゴムと液体とで
異なる振動にも対応できるが、液体の粘性は一定であ
り、共振点以上の周波数において目詰りを生じ、バネ定
数が高くなるという不都合があった。
【0004】そこで、この発明は、大きな変位量を実現
し、バネ定数の範囲を大きくすることを可能にするとと
もに、封入した流体の粘性を可変にして減衰能を変化さ
せることで十分な防振効果を奏し得る防振装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、この発明は、いずれか一方には常時荷重が負荷され
た少なくとも1つは筒状に形成された2つの取付体の1
つに棒状電極体を電気的に絶縁して取付け、2つの取付
体の他の1つに棒状電極体が挿通される両端開口の筒状
体を固定し、棒状電極体の先端に電気的に絶縁して取付
部材を取付け、取付部材と筒状体の一端側との間及び取
付体の1つと筒状体の他端側との間に伸縮弾性部材を夫
々取付けて棒状電極体の周りに液室を形成し、筒状体内
側に電極を設け又は筒状体自体を電極に形成し、液室に
電気粘性流体を封入し、棒状電極体と筒状体との間の間
隔をほぼ一定に保つ相対的位置決め手段を設け、棒状電
極体と電極となる筒状体又は筒状体に設けた電極とに電
圧を印加し得るように構成したものである。
【0006】
【作用】この発明では、伸縮弾性部材、例えば蛇腹状の
可撓ゴムを用いることでより大きな変位量を実現しつ
つ、封入された電気粘性流体の作用と相俟ってバネ定数
の範囲を大きくすることができ、共振点で電圧を電極に
印加して電気粘性流体の粘性を変えることで共振をおさ
えこむ。
【0007】
【実施例】以下に、この発明の好適な実施例を図面を参
照にして説明する。
【0008】図1に示す第1の実施例では、被加振側で
あるフロア1などに設けた取付体2に棒状電極体3を取
付けてある。この棒状電極体3は取付体2に設けた取付
部材4に絶縁体5を介して取付けてある。加振側すなわ
ちモータ等を備えた機器類が取付き常時荷重が負荷され
る側の取付体6は筒状に形成され前記棒状電極体3が挿
通される両端開口の筒状体7に取付体6の下端が固定し
てある。棒状電極体3の先端すなわち上端には電気的に
絶縁して取付部材8を取付けてある。棒状電極体3の下
端側のように絶縁体5を介してこの取付部材8を取付け
てもよいが、この実施例では取付部材8が絶縁体から構
成してある。この取付部材8と筒状体7の上端には伸縮
弾性部材9の上下端を夫々かしめリング10,11で固
定してある。同様に取付部材4と筒状体7の下端とは同
様の伸縮弾性部材12の上下端をかしめリング13,1
4で固定してある。これら伸縮弾性部材9,12は蛇腹
状の可撓ゴムで形成されている。これら伸縮弾性部材
9,12を取付けることにより棒状電極体3の周りに液
室15を形成する。この液室15には電気粘性流体16
を封入してある。さらに、筒状体7と棒状電極体3との
間の間隔をほぼ一定に保つ相対的位置決め手段17を棒
状電極体3と筒状体7との間に設けてある。この実施例
では相対的位置決め手段17として棒状電極体3と筒状
体7のいずれか一方に対して摺動するガイド部材17B
を用いた。このガイド部材部材17Bは筒状体7の上下
端の内周面に固定し、棒状電極体3に対して摺動するよ
うになっている。また、電気粘性流体16の流動を妨げ
ないように棒状電極体3の周囲に分割して複数設けられ
るか又は連通孔17Aを持ったリング状のものを使用す
る。筒状体7はそれ自体マイナスの電極に構成してあ
り、棒状電極体3をプラスの電極としてある。それぞれ
の電極には図示しないが電圧源に接続する配線がなされ
ている。
【0009】図2は図1のA−A線断面図であり、この
実施例ではガイド部材17Bから構成される相対的位置
決め手段17はリング状に形成してあり、連通孔17A
を4個所形成したものである。また、伸縮弾性部材9,
12は補強コード等を埋設しておらず、ゴム単体である
ことが望ましい。補強コードを埋設すると高周波微小振
動が補強コードを介して伝達されるおそれがあるが、ゴ
ム単体でこのような蛇腹状の伸縮弾性部材を形成すれ
ば、高周波微小振動は伝達されるおそれはなくなる。
【0010】なお、第1実施例では、取付体6側に種々
の機器類を取付けてこの取付体6側を加振側すなわち可
動側と構成したが、反対に取付体2の側を加振側とし取
付体6の側を被加振側すなわち不動側とすることも可能
である。
【0011】このような実施例において、取付体6側に
モータを備えた機器類を取付けた場合、モータの回転等
により発生する振動を防振する際、定常回転数に到達す
る前に通過する共振点で電極に電圧を印加して電気粘性
流体16の粘性を変化させることにより共振をおさえこ
むことができる。また、モータの定常回転数である防振
領域では電圧を印加せずに減衰力を低下させて振動伝達
を小さくし、防振効果を向上させる。
【0012】図3に示す第2の実施例では、取付体2に
円筒状の基台18を取付け、この基台18に円筒状の磁
性体19を取付けてある。この円筒状の磁性体19に対
し取付体6が挿入された恰好で設けてある。この取付体
6の外周には磁性体19と互いに反発する磁性体20を
取付けてある。これら互いに反発する磁性体19,20
で相対的位置決め手段17を構成している。この第2実
施例では、第1実施例で図示したようなガイド部材17
Bは設けていない。その他の構成は第1実施例と同様で
あるため説明を省略する。
【0013】この実施例では相対的位置決め手段17を
構成する磁性体19,20はそれぞれ基台18や取付体
6に設けたが、可動側と不動側とに磁性体19,20が
反発し合うように取付ければよく、この部位に磁性体1
9,20を取付けることに限定されるものではない。
【0014】図4は図3のB−B線断面図であり、棒状
電極体3と筒状体7との間隔は両端開口の円筒形状をし
た磁性体19,20の互いに反発する作用によりほぼ一
定に保たれている。
【0015】図5に示す第3実施例は、相対的位置決め
手段17として複数枚のプレート21の間にゴム状弾性
体22を挟んだ防振体23を設けたものである。この実
施例でも筒状体7と棒状電極体3との間にはガイド部材
17Bから成る相対的位置決め手段17を設けていな
い。この実施例では基台18の丈を高くし、この基台1
8の上端側内周面と取付体6との間に、プレート21が
荷重がかかる方向とほぼ平行になるよう、防振体23を
設けてある。従って、この防振体23はプレート方向の
バネをプレート方向と直角方向のバネに比べて著しく低
下させたものである。図5においては防振体23は上下
方向に対してバネ定数は低く、左右方向に対してはバネ
定数が高い。
【0016】図3及び図5に示す第2及び第3実施例で
は、可動側の取付体6及び筒状体7と不動側の棒状電極
体3との間隔を一定にするために、棒状電極体3と筒状
体7との間に直接ガイド部材17Bを介さずに間接的に
磁性体19,20や防振体23で図っている。ガイド部
材17Bを使用すると軸方向の高周波微小振動がガイド
部材を介して伝わるおそれがあるが、第2及び第3実施
例では高周波微小振動の伝達を防ぐことができる。
【0017】図6に示す第4実施例は、取付体6の上部
内側と取付部材8との間にコイルバネ24を設けたもの
を示し、その他の構成は図1に示す第1実施例と同様で
ある。このようなコイルバネ24を設けることによりさ
らにバネ定数の範囲を大きくすることができるものであ
る。このようなコイルバネ24は第2及び第3実施例に
おいても適用可能である。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、伸縮弾性部材を設け、棒状電極体の周りに形成され
た液室に電気粘性流体を封入することで、大きな変位量
を実現しつつ、バネ定数の範囲を大きくすることができ
る。また、共振点で電圧を電極に印加して電気粘性流体
の粘性を変えることで共振をおさえこむことができ、十
分な防振効果を実現できる。また、相対的位置決め手段
として棒状電極体に非接触な手段を用いることにより、
軸方向の高周波微小振動の伝達を防ぐこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示す断面図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】第2実施例を示す断面図。
【図4】図2のB−B線断面図。
【図5】第3実施例を示す断面図。
【図6】第4実施例を示す断面図。
【符号の説明】
2,6 取付体 3 棒状電極体 7 筒状体 9,12 伸縮弾性部材 15 液室 16 電気粘性流体 17 相対的位置決め手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 いずれか一方には常時荷重が負荷された
    少なくとも1つは筒状に形成された2つの取付体の1つ
    に棒状電極体を電気的に絶縁して取付け、 2つの取付体の他の1つに棒状電極体が挿通される両端
    開口の筒状体を固定し、 棒状電極体の先端に電気的に絶縁して取付部材を取付
    け、 取付部材と筒状体の一端側との間及び取付体の1つと筒
    状体の他端側との間に伸縮弾性部材を夫々取付けて棒状
    電極体の周りに液室を形成し、 筒状体内側に電極を設け又は筒状体自体を電極に形成
    し、 液室に電気粘性流体を封入し、 棒状電極体と筒状体との間の間隔をほぼ一定に保つ相対
    的位置決め手段を設け、 棒状電極体と電極となる筒状体又は筒状体に設けた電極
    とに電圧を印加し得るように構成したことを特徴とする
    防振装置。
  2. 【請求項2】 前記相対的位置決め手段として棒状電極
    体と筒状体との間にいずれか一方に対して摺動するガイ
    ド部材を設けたことを特徴とする請求項1に記載の防振
    装置。
  3. 【請求項3】 前記相対的位置決め手段として不動側と
    可動側とに互いに反発する磁性体を夫々取付けたことを
    特徴とする請求項1に記載の防振装置。
  4. 【請求項4】 前記相対的位置決め手段として不動側と
    可動側との間に複数枚のプレート間にゴム状弾性体を挟
    んだ防振体を荷重がかかる方向とプレートとをほぼ平行
    になるように設けたことを特徴とする請求項1に記載の
    防振装置。
JP8645692A 1992-03-10 1992-03-10 防振装置 Pending JPH05256334A (ja)

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JP (1) JPH05256334A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012057749A (ja) * 2010-09-10 2012-03-22 Mitsubishi Electric Corp 振動絶縁装置
US11041538B2 (en) 2017-09-28 2021-06-22 Mitsubishi Electric Corporation Vibration propagation suppressing apparatus

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012057749A (ja) * 2010-09-10 2012-03-22 Mitsubishi Electric Corp 振動絶縁装置
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