JP5413100B2 - フェライト・磁石素子の磁力調整方法 - Google Patents
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互いに電気的に絶縁状態で交差して配置された複数の中心電極を有するフェライトと、該フェライトに直流磁界を印加する永久磁石とを備えたフェライト・磁石素子の磁力調整方法であって、
着磁用磁気回路部材の対向する永久磁石の間を前記フェライト・磁石素子を通過させて該フェライト・磁石素子の永久磁石を磁気飽和させる磁気飽和工程と、
減磁用磁気回路部材の対向する永久磁石の間に形成された単純変化する磁束密度分布のなかを前記磁気飽和されたフェライト・磁石素子を通過させて該フェライト・磁石素子の永久磁石を減磁する減磁工程と、
を備え、
前記減磁工程において、フェライト・磁石素子を減磁用磁気回路部材の対向する永久磁石の間を通過させる際、対向部の中央位置又はオフセット位置のいずれかを選択的に通過させること、
を特徴とする。
互いに電気的に絶縁状態で交差して配置された複数の中心電極を有するフェライトと、該フェライトに直流磁界を印加する永久磁石とを備えたフェライト・磁石素子の磁力調整方法であって、
着磁用磁気回路部材の対向する永久磁石の間を前記フェライト・磁石素子を通過させて該フェライト・磁石素子の永久磁石を磁気飽和させる磁気飽和工程と、
減磁用磁気回路部材の対向する永久磁石の間に形成された単純変化する磁束密度分布のなかを前記磁気飽和されたフェライト・磁石素子を通過させて該フェライト・磁石素子の永久磁石を減磁する減磁工程と、
を備え、
1回の減磁工程を終了した後にフェライト・磁石素子の特性を測定して次回の減磁工程での減磁量を算出し、
次回の減磁工程では、前記算出された減磁量を得るのに必要な磁束密度が分布する位置を通過させること、
を特徴とする。
非可逆回路素子の一例である2ポート型アイソレータ1は、図1に示すように、集中定数型アイソレータであり、概略、基板20と、フェライト32と一対の永久磁石41とからなるフェライト・磁石素子30と、で構成されている。
ここで、前記アイソレータ1の一回路例を図5の等価回路に示す。入力ポートP1は整合用コンデンサCS1を介して整合用コンデンサC1と終端抵抗Rとに接続され、整合用コンデンサCS1は第1中心電極35の一端に接続されている。第1中心電極35の他端及び第2中心電極36の一端は、終端抵抗R及びコンデンサC1,C2に接続され、かつ、コンデンサCS2を介して出力ポートP2に接続されている。第2中心電極36の他端及びコンデンサC2はグランドポートP3に接続されている。
前記アイソレータ1は、まず、フェライト・磁石素子30を作製し、作製されたフェライト・磁石素子30について永久磁石41の磁力調整・選別を行う。磁力調整については以下に説明する。調整不能なフェライト・磁石素子30の欠陥品についてはここで排除する。
フェライト・磁石素子30に対する磁力調整は、図6に示す磁力調整装置60を用いて行う。磁力調整装置60は、概略、着磁用磁気回路部材61と、減磁用磁気回路部材65と、その移動機構70と特性測定装置75と、フェライト・磁石素子30の搬送装置80と、で構成されている。
なお、本発明に係るフェライト・磁石素子の磁力調整方法は前記実施例に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更できることは勿論である。
30…フェライト・磁石素子
32…フェライト
35,36…中心電極
41…永久磁石
60…磁力調整装置
61…着磁用磁気回路部材
63…永久磁石
65…減磁用磁気回路部材
67…永久磁石
75…特性測定装置
Claims (5)
- 互いに電気的に絶縁状態で交差して配置された複数の中心電極を有するフェライトと、該フェライトに直流磁界を印加する永久磁石とを備えたフェライト・磁石素子の磁力調整方法であって、
着磁用磁気回路部材の対向する永久磁石の間を前記フェライト・磁石素子を通過させて該フェライト・磁石素子の永久磁石を磁気飽和させる磁気飽和工程と、
減磁用磁気回路部材の対向する永久磁石の間に形成された単純変化する磁束密度分布のなかを前記磁気飽和されたフェライト・磁石素子を通過させて該フェライト・磁石素子の永久磁石を減磁する減磁工程と、
を備え、
前記減磁工程において、フェライト・磁石素子を減磁用磁気回路部材の対向する永久磁石の間を通過させる際、対向部の中央位置又はオフセット位置のいずれかを選択的に通過させること、
を特徴とするフェライト・磁石素子の磁力調整方法。 - 前記減磁工程を複数回繰り返すことを特徴とする請求項1に記載のフェライト・磁石素子の磁力調整方法。
- 1回の減磁工程を終了した後にフェライト・磁石素子の特性を測定して次回の減磁工程での減磁量を算出し、
次回の減磁工程では、前記算出された減磁量を得るのに必要な磁束密度が分布する位置を通過させること、
を特徴とする請求項1又は請求項2に記載のフェライト・磁石素子の磁力調整方法。 - 互いに電気的に絶縁状態で交差して配置された複数の中心電極を有するフェライトと、該フェライトに直流磁界を印加する永久磁石とを備えたフェライト・磁石素子の磁力調整方法であって、
着磁用磁気回路部材の対向する永久磁石の間を前記フェライト・磁石素子を通過させて該フェライト・磁石素子の永久磁石を磁気飽和させる磁気飽和工程と、
減磁用磁気回路部材の対向する永久磁石の間に形成された単純変化する磁束密度分布のなかを前記磁気飽和されたフェライト・磁石素子を通過させて該フェライト・磁石素子の永久磁石を減磁する減磁工程と、
を備え、
1回の減磁工程を終了した後にフェライト・磁石素子の特性を測定して次回の減磁工程での減磁量を算出し、
次回の減磁工程では、前記算出された減磁量を得るのに必要な磁束密度が分布する位置を通過させること、
を特徴とするフェライト・磁石素子の磁力調整方法。 - 前記減磁工程を複数回繰り返すことを特徴とする請求項4に記載のフェライト・磁石素子の磁力調整方法。
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