JP5412866B2 - 車両用可動体駆動装置 - Google Patents
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Description
請求項3に記載の発明は、車体に対して移動可能に設けられる可動体を移動駆動するモータと、該モータに流れる電流を検出する検出手段と、前記モータに流れる電流及び該モータの作動時間に基づいて該モータの作動ごとの熱量を演算する演算手段と、該熱量を積算する積算手段とを備え、前記積算された熱量が所定閾値を超えることで前記モータの作動を制限する車両用可動体駆動装置において、前記モータの作動終了後の経過時間に応じて、前記積算された熱量を段階的に減算する減算手段を備え、前記減算手段は、前記モータの作動終了後の経過時間が短いときほど、前記積算された熱量を減算するときの単位時間あたりの減算量を大きく設定し、前記減算手段は、前記モータの作動終了後の経過時間を区分した複数段階の終了ごとに、前記積算された熱量を各段階に対応して予め設定された所定熱量に一致するように順次減算し、前記減算手段は、前記モータが冷間状態から作動開始した後の経過時間が所定時間よりも短いときに、前記モータの作動終了後の最初の段階が終了するまでの経過時間よりも短い所定のリセット時間に達することで前記積算された熱量を零にリセットすることを要旨とする。
図1は、本発明が適用される車両用シートリクライニング装置を示す概略構成図である。同図に示されるように、シート1は、車体の車両フロアに固定・支持されてその座面を形成するシートクッション2を有するとともに、該シートクッション2の後端部に周知のリクライニング機構4を介して傾動可能に支持されその背もたれ部を形成する可動体としてのシートバック3を有する。なお、リクライニング機構4は、例えば直流ブラシモータからなるモータ6に連係されており、シートバック3は、モータ6によりリクライニング機構4が回転駆動されることで、その回転方向に応じた方向に傾動(前傾又は後傾)する。
(1)本実施形態では、熱量積算・減算部15(制御装置10)は、モータ6の作動終了後の経過時間Teが短いときほど、積算熱量Qaを減算するときの単位時間あたりの減算量を大きく設定する。従って、モータ6の作動終了後の熱量を、実際の特性(時間の経過に伴って減少率が収縮していく特性)により近い状態でより正確に推定することができる。また、モータ6の作動終了後、該モータ6が未だ高温状態にある比較的短時間で再作動した場合、より正確に推定された熱量(Qa)を起点にモータ6の熱量の積算が開始されるため、例えばモータ6の熱量が過大に推定されて徒に該モータ6の作動が制限(禁止)されることを回避でき、ひいてはモータ6をより効率的に、且つ、より長時間に亘って使用することができる。そして、利用者によるリクライニング機構4の操作性を向上して、利用者満足度を向上することができる。さらに、モータ6の熱量状態(温度状態)を監視するための温度センサが不要であるため、構成をより簡易化することができ、ひいては部品点数及びコストを削減することができる。
・前記実施形態において、モータ6の作動終了後の積算熱量Qaの減算を、一定時間間隔で段階的に行ってもよい。
・前記実施形態においては、モータ6が前回の作動を終了してからの経過時間が所定時間Tn(=tn−t0、n=5)を超える状態を実質的にモータ6の冷間状態としているが、当該所定時間Tnよりも長い所定時間を超える状態をモータ6の冷間状態としてもよい。
・本発明は、シート1の各種調整を電動で行う装置(車両用シートスライド装置、車両用シートリフト装置など)や電動格納シートに具体化してもよい。あるいは、可動体としての車両ドアを電動で開閉する車両用スライドドア装置や車両用スイングドア装置やパワーバックドア装置、可動体としてのウィンドガラスを電動で開閉する車両用パワーウィンド装置、可動体としてのルーフパネルを電動で開閉するサンルーフ装置、可動体としてのトップ(車両屋根)を電動で開閉するいわゆるメタルトップ装置に具体化してもよい。要は、特定の状況下で駆動を要する可動体であって、基本的に継続的な駆動を想定しない可動体に係る駆動装置であればよい。
Claims (3)
- 車体に対して移動可能に設けられる可動体を移動駆動するモータと、該モータに流れる電流を検出する検出手段と、前記モータに流れる電流及び該モータの作動時間に基づいて該モータの作動ごとの熱量を演算する演算手段と、該熱量を積算する積算手段とを備え、前記積算された熱量が所定閾値を超えることで前記モータの作動を制限する車両用可動体駆動装置において、
前記モータの作動終了後の経過時間に応じて、前記積算された熱量を段階的に減算する減算手段を備え、
前記減算手段は、前記モータの作動終了後の経過時間が短いときほど、前記積算された熱量を減算するときの単位時間あたりの減算量を大きく設定し、
前記減算手段は、前記モータの作動終了後の経過時間を区分した複数段階の終了ごとに、前記積算された熱量を各段階に対応して予め設定された所定熱量に一致するように順次減算し、
前記減算手段は、前記モータの作動終了時点の前記積算された熱量が、前記モータの作動終了後の経過時間の一の段階に対応する一の前記所定熱量に達していないとき、前記積算された熱量が超える他の前記所定熱量に対応する前記経過時間の他の段階まで前記積算された熱量を保持する、
ことを特徴とする車両用可動体駆動装置。 - 請求項1に記載の車両用可動体駆動装置において、
前記減算手段は、前記モータが冷間状態から作動開始した後の経過時間が所定時間よりも短いときに、前記モータの作動終了後の最初の段階が終了するまでの経過時間よりも短い所定のリセット時間に達することで前記積算された熱量を零にリセットすることを特徴とする車両用可動体駆動装置。 - 車体に対して移動可能に設けられる可動体を移動駆動するモータと、該モータに流れる電流を検出する検出手段と、前記モータに流れる電流及び該モータの作動時間に基づいて該モータの作動ごとの熱量を演算する演算手段と、該熱量を積算する積算手段とを備え、前記積算された熱量が所定閾値を超えることで前記モータの作動を制限する車両用可動体駆動装置において、
前記モータの作動終了後の経過時間に応じて、前記積算された熱量を段階的に減算する減算手段を備え、
前記減算手段は、前記モータの作動終了後の経過時間が短いときほど、前記積算された熱量を減算するときの単位時間あたりの減算量を大きく設定し、
前記減算手段は、前記モータの作動終了後の経過時間を区分した複数段階の終了ごとに、前記積算された熱量を各段階に対応して予め設定された所定熱量に一致するように順次減算し、
前記減算手段は、前記モータが冷間状態から作動開始した後の経過時間が所定時間よりも短いときに、前記モータの作動終了後の最初の段階が終了するまでの経過時間よりも短い所定のリセット時間に達することで前記積算された熱量を零にリセットする、
ことを特徴とする車両用可動体駆動装置。
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