JP4419880B2 - グロープラグの通電制御方法及び装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の始動を補助するグロープラグへの通電を制御するグロープラグ通電制御装置に関し、特に、マイクロコンピュータを備えるグロープラグ通電制御装置に関する。
一般にディーゼル自動車等においては、外気の温度が低くてエンジンが冷却されているような状態で始動される場合、シリンダ内の空気を圧縮しても燃料着火温度まで達しないため、これを補助する目的からグロープラグが取り付けられている。
近年、エンジンの始動性向上の要請に応え、グロープラグは、エンジン始動当初に直流電圧を印加することにより、短時間のうちに高温にまで昇温できるようになってきているが、それ故、直流電圧の印加時間を適切に制御しないと、グロープラグに大きな負担が掛かる。即ち、グロープラグへの直流電圧の印加時間が不必要に長くなると、過昇温となり、グロープラグが断線するなどの不具合が生じることがある。
ところで、近年のグロープラグ通電制御装置として、グロープラグへの通電制御等の精度を高める目的で、マイクロコンピュータを備え、このマイクロコンピュータにより通電制御を含めた各種制御を実行するものが普及している。このようなマイクロコンピュータを備えたグロープラグ通電制御装置では、キースイッチをオンすると、マイクロコンピュータに電力が供給され、マイクロコンピュータが初期通電期間だけグロープラグへPWM通電で例えば実行電圧11Vを印加する。(以下、初期通電という。)さらに、その後は、プラグ温度を所定温度(例えば900℃)に保つように、PWM通電で例えば実行電圧7Vを印加する通電制御を行う。(以下、保持通電という。)
しかし、このようなマイクロコンピュータを備えるグロープラグ通電制御装置を用いてグロープラグの通電制御を行った場合、例えば、以下のような状況において問題が生じることがある。即ち、操作者がキースイッチをオンしてグロープラグに通電している最中にキースイッチをオフし、更にその後短時間のうちに、再びキースイッチをオンしてグロープラグに通電させるような場合である(以下、このような再通電を短時間再通電という)。この場合には、再びグロープラグ通電制御装置が制御を始める段階では、先の通電でグロープラグが昇温しているため、短時間のオフではグロープラグが十分降温していない。このため、グロープラグがまだある程度の高温状態から、再び通電が開始されることになり、マイクロコンピュータは、グロープラグの初期の状態に通電される初期通電期間と同じ実行電圧,同じ通電時間で、印加され続け、その後、保持通電を行う。このため、グロープラグが過昇温となる。
このような問題を解決するため、いくつかの提案がなされている。例えば、特許文献1では、キースイッチをオフした後もグロープラグの温度が所定の温度以下になるまでマイクロコンピュータの作動が維持され、最新のグロープラグ通電電力量を算出し、短時間再通電に備えるグロープラグ通電制御装置が提案されている。
特開2004−108189号公報
しかし、特許文献1の従来技術では、適切な制御量を算出するために電圧と電流を計測する計測回路が必要であり、構造が複雑となると共にコスト削減の障害となっていた。本発明はこのような問題を解決するものであり、その目的は、構造が簡単で安価であるなどの効果を奏するグロープラグ通電制御装置を提供することである。
第1の発明においては、エンジンに設置されたグロープラグと、前記グロープラグに電圧を印加するバッテリーと、前記バッテリーから前記グロープラグへの通電および遮断を制御する制御手段と、前記制御手段に制御開始を促すキースイッチとを備えるグロープラグ通電制御装置であって、前記制御手段は、マイクロコンピュータを備えており、前記マイクロコンピュータは、前記キースイッチがオフしてから再びオンするまでの時間及びエンジンの温度のパラメータを取得し、前記キースイッチがオフしてから再びオンするまでの時間及び前記エンジンの温度のパラメータに応じて、前記バッテリーから前記グロープラグへの通電量を制御するものであり、前記マイクロコンピュータの記憶装置は、前記グロープラグが目標温度(T1)に到達するまでの初期通電時間(tp)をエンジン温度毎に定義した第1のマップを有しており、前記マイクロコンピュータの記憶装置は、さらに、前記初期通電時間(tp)の間通電しても前記グロープラグが過昇温とならない温度を初期温度(T2)としたとき、前記グロープラグの温度が、前記目標温度(T1)から前記初期温度(T2)へ下降するまでの第2の所要時間(ts )を定数として有しており、前記マイクロコンピュータは、前記グロープラグが前記目標温度(T1)に到達したと判断した以降に前記キースイッチがオフした場合に、前記第2の所要時間(ts )の間だけ前記キースイッチが再びオンするのを待つことを特徴とするグロープラグ通電制御装置を提供する。
上述したように、前記マイクロコンピュータの記憶装置は、前記グロープラグが目標温度(T1)に到達するまでの初期通電時間(tp)をエンジン温度毎に定義した第1のマップを有しており、前記第1のマップに基づいて前記エンジンの温度のパラメータに応じた初期通電時間(tp)を決定すると、エンジン温度に応じて最適な初期通電時間(tp)を決定することが出来る。
特に、前記マイクロコンピュータの記憶装置は、前記初期通電時間(tp)の間通電しても前記グロープラグが過昇温とならない温度を初期温度(T2)としたとき、前記グロープラグの温度が、前記目標温度(T1)から前記初期温度(T2)へ下降するまでの第2の所要時間(ts)を定数として有しており、前記マイクロコンピュータは、前記グロープラグが前記目標温度(T1)に到達したと判断した以降に前記キースイッチがオフした場合に、第2の所要時間(ts)を使って待機することが出来る。
また、請求項2に記載の発明のように、前記マイクロコンピュータは、前記グロープラグが前記目標温度(T1)に到達したと判断した以降に前記キースイッチがオフした後に再び前記キースイッチがオンした場合に、前記初期通電時間をtp、前記キースイッチがオフしてから再びオンするまでの時間をtoff、前記第2の所要時間をtsとしたとき、第2の再通電時間(tpr)を下記数式により算出すると、エンジンの温度に応じて最適な第2の再通電時間(tpr)を算出することが出来る。
(数式)
Figure 0004419880
また、請求項3に記載の発明のように、前記マイクロコンピュータは、前記グロープラグが前記目標温度(T1)に到達する前に前記キースイッチがオフした場合に、前記第2の所要時間をts前記初期通電時間をtp、前記初期通電時間(tp)の間にキースイッチがオンしていた時間をtonとしたとき、前記グロープラグの温度が、前記初期温度(T2)へ下降するまでの第1の所要時間(ts)を下記数式により算出すると、エンジン温度に応じて最適な第1の所要時間(ts)を算出することが出来る。
(数式)
Figure 0004419880
また、請求項4に記載の発明のように、前記マイクロコンピュータは、前記グロープラグが前記目標温度(T1)に到達する前に前記キースイッチがオフした後に再び前記キースイッチがオンした場合に、前記初期通電時間をtp、前記キースイッチがオフしてから再びオンするまでの時間をtoff、前記第1の所要時間をtsとしたとき、第1の再通電時間(tpr)を下記数式により算出すると、エンジン温度に応じて最適な第1の再通電時間(tpr)を算出することが出来る。
(数式)
Figure 0004419880
第2の本発明においては、エンジンに設置されたグロープラグへの通電および遮断を制御する制御方法において、
前記グロープラグが目標温度(T1)に到達するまでの初期通電時間(tp)をエンジン温度毎に定義した第1のマップを記憶装置に予め記憶し、キースイッチがオンされた場合に、エンジンの温度のパラメータを取得し、前記第1のマップに基づいて、前記エンジンの温度のパラメータに応じた初期通電時間(tp)を取得し、前記初期通電時間(tp)の間前記グロープラグに電圧を印加し、初期通電時間(tp)の経過後、所定時間(ta)の間前記グロープラグの温度を保つステップ1と、前記グロープラグに前記第1のマップに基づいて決定される初期通電時間(tp)の間通電しても前記グロープラグが過昇温とならない温度を初期温度(T2)としたとき、グロープラグの温度が、前記目標温度(T1)から前記初期温度(T2)へ下降するまでの第2の所要時間(ts)を記憶装置に予め記憶し、前記ステップ1の実行中において、前記初期通電時間(tp)の経過後に前記キースイッチがオフした場合に、第2の所要時間(ts)を呼出し、前記グロープラグへの通電を遮断し、前記第2の所要時間(ts)の間だけ前記キースイッチが再びオンするのを待つステップ2と、前記ステップ2の実行中において、前記キースイッチが再びオンした場合に、前記キースイッチがオフしてから再びオンするまでの時間(toff)に応じた第2の再通電時間(tpr)を算出し、前記第2の再通電時間(tpr)の間前記グロープラグに電圧を印加し、前記第2の再通電時間(tpr)の経過後、所定時間(ta)の間前記グロープラグの温度を保つステップ3とを備えるグロープラグ通電制御方法を提供する。
これによると、グロープラグへの通電中において初期通電時間(tp)の経過後に短時間再通電された場合に、キースイッチがオフしてから再びオンするまでの時間(toff)に応じた最適な第2の再通電時間(tpr)を得ることが出来るため、グロープラグの過昇温を防止することが出来る。
特に、請求項6に記載の発明のように、前記第1のマップに基づき得られる初期通電時間をtp、前記キースイッチがオフしてから再びオンするまでの時間をtoff、前記第2の所要時間をtsとしたとき、前記第2の再通電時間(tpr)を下記数式により算出すると、キースイッチがオフしてから再びオンするまでの時間(toff)に応じた最適な第2の再通電時間(tpr)を得ることが出来る。
(数式)
Figure 0004419880
また、請求項7に記載の発明のように、前記ステップ1の実行中において、前記初期通電時間(tp)の経過する前に前記キースイッチがオフした場合に、エンジンの温度のパラメータを取得し、前記グロープラグの温度が、前記初期温度(T2)へ下降するまでの第1の所要時間(ts)を算出し、前記第1の所要時間(ts)の間だけ前記キースイッチが再びオンするのを待つステップ5と、前記ステップ5の実行中において、前記キースイッチが再びオンした場合に、前記初期通電時間(tp)の間にキースイッチがオンしていた時間(ton)に応じた第1の再通電時間(tpr)を算出し、前記第1の再通電時間(tpr)の間前記グロープラグに電圧を印加し、第1の再通電時間(tpr)の経過後、所定時間(ta)の間前記グロープラグの温度を保つステップ6とを備える良く、特に、請求項8に記載の発明のように、定数として得られる第2の所要時間をts、前記第1のマップに基づき得られる初期通電時間をtp、前記初期通電時間(tp)の間にキースイッチがオンしていた時間をtonとしたとき、前記グロープラグの温度が、前記初期温度(T2)へ下降するまでの前記第1の所要時間(ts)を下記数式により算出すると良く、また、請求項9に記載の発明のように、前記第1のマップに基づき得られる初期通電時間をtp、前記キースイッチがオフしてから再びオンするまでの時間をtoff、前記第1の所要時間をtsとしたとき、前記第1の再通電時間(tpr)を下記数式により算出すると良い。
これによると、グロープラグへの通電中において初期通電時間(tp)の経過する前に短時間再通電された場合に、初期通電時間(tp)にキースイッチがオンしていた時間(ton)に応じた最適な第1の再通電時間(tpr)を得ることが出来るため、グロープラグの過昇温を防止することが出来る。
(数式)
Figure 0004419880
(数式)
Figure 0004419880
また、請求項10に記載の発明においては、キースイッチがオンした場合に、前記初期通電時間(tp)又は前記第2の再通電時間(tpr)又は前記第1の再通電時間(tpr)の間前記グロープラグに電圧を印加し、前記所定時間(ta)の間前記グロープラグの温度を保つステップを含むグロープラグ通電制御方法において、前記グロープラグに前記第1のマップに基づいて決定される初期通電時間(tp)の間通電しても前記グロープラグが過昇温とならない温度を初期温度(T2)としたとき、グロープラグの温度が、前記目標温度(T1)から前記初期温度(T2)へ下降するまでの第2の所要時間(ts)を記憶装置に予め記憶し、前記所定時間(ta)の経過後もキースイッチがオンし続けていた場合に、第2の所要時間(ts)を呼出し、第2の所要時間(ts)を取得後から前記第2の所要時間(ts)が経過するまでの間だけ前記キースイッチがオフするのを待つステップ7と、前記ステップ7の実行中において、前記キースイッチがオフした場合に、前記ステップ7に引続き、前記第2の所要時間(ts)が経過するまでの間だけ前記キースイッチが再びオンするのを待つステップ8と、前記ステップ8の実行中において、前記キースイッチが再びオンした場合に、前記キースイッチがオフしてから再びオンするまでの時間(toff)に応じた第2の再通電時間(tpr)を算出し、前記第2の再通電時間(tpr)の間前記グロープラグに電圧を印加するステップ9とを備えることを特徴とする請求項5乃至9のいずれか1項に記載のグロープラグ通電制御方法を提供する。
これによると、操作者がキースイッチをオフし忘れてオンし続けていた場合に、グロープラグへの通電を制御することが出来、バッテリー消費電力を抑制することが出来る。
本発明の実施形態の構成を図面に従って説明する。図1は、本発明における実施形態のグロープラグ通電制御装置の構成を示す構成図である。図1に示すように本発明における実施形態のグロープラグ通電制御装置は、キースイッチ1と、エンジン2と、バッテリー3と、エンジンECU4と、グロープラグ通電スイッチ5と、グロープラグ6とから構成される。グロープラグ通電スイッチ5は、短時間に通電と非通電を繰り返すため、トランジスタや、パワーMOSFET、サイリスタ等から構成される電子的なスイッチング素子、あるいはこれを含むスイッチング回路を使用すると良い。
このように構成されたグロープラグ通電制御装置では、エンジンECU4はバッテリー3の電圧と、エンジン2の温度と、キースイッチ1のオン/オフ信号を入力し、所定のタイミングにより、グロープラグ通電スイッチ5の通電を制御する。グロープラグ通電スイッチ5が通電すると、バッテリー3からグロープラグ6へ電圧が印加される。
本実施形態では、グロープラグ通電制御にエンジンECUを活用するため、グロープラグの通電制御のための新たなマイクロコンピュータを必要としないだけでなく、自動車のエンジンECUでは、様々な制御を行なうため、元々、バッテリー3の電圧と、エンジン2の温度と、キースイッチ1のオン/オフ信号が入力されているが、これらの元々入力されているパラメータからグロープラグの通電制御を行なう構成となっているため、構造が簡単で安価なグロープラグ通電制御装置を提供することが出来る。
なお、本実施形態では、ECU4とグロープラグ通電スイッチ5は別に構成されているが、図2に示すように、ECU4とグロープラグ通電スイッチ5は一体に構成されていても良い。
図3乃至6は、本発明における実施形態のグロープラグ通電制御装置の処理を示すフローチャートである。図3は初期通電時の処理を示すフローチャートであり、図4はグロープラグが目標温度(T1)に到達した後における短時間再通電時の処理を示すフローチャートであり、図5は、グロープラグが目標温度(T1)に到達する前における短時間再通電時の処理を示すフローチャートであり、図6は、キースイッチオン放置時における待機処理を示すフローチャートである。
本発明における実施形態のグロープラグ通電制御装置の処理は、大きく分けて、第1の制御S1と、第2の制御S2と、第3の制御S3と、第4の制御S4とからなる。この通電制御では、概略以下の処理が行なわれる。即ち、第1の制御S1は、操作者がキースイッチをオンすると、バッテリーからグロープラグにPWM通電で例えば実行電圧11Vを印加し、短時間に昇温させ目標温度(T1)(例えば900℃)まで上昇させる。さらに保持通電で例えば実行電圧7Vを印加し目標温度(T1)を維持し、操作者の始動指示(エンジンのクランキング)を待つ。第2の制御S2は、グロープラグが目標温度(T1)に到達した後にスイッチがオフされた場合に、一時待機し、グロープラグの温度が下がりきる前に、再び操作者がキースイッチをオンした場合は、最適な再通電時間が算出され、通電制御が行なわれる。一方、第3の制御S3は、グロープラグが目標温度(T1)に到達する前にスイッチがオフされた場合に、一時待機し、グロープラグの温度が下がりきる前に、再び操作者がキースイッチをオンした場合は、最適な再通電時間が算出され、通電制御が行なわれる。第4の制御S4は、目標温度(T1)を維持する保持通電が所定時間経過した後もキースイッチがオンのまま放置されていた場合に、バッテリー電源の消費電力を抑制する為グロープラグへの通電をオフし、一時待機する。これにより短時間再通電におけるグロープラグの過昇温を防止することが出来る。以下詳細に説明する。
第1の制御S1は、S101からS113よりなる。S1は、操作者がキースイッチをオンすると、バッテリーからグロープラグにPWM通電で例えば実行電圧11V相当を印加し、短時間に昇温させ目標温度(T1)(例えば900℃)まで上昇させる。さらにPWM通電で例えば実行電圧7V相当を印加し目標温度(T1)を維持し、操作者の始動指示(エンジンのクランキング)を待つ。
即ち、S101では、バッテリー電圧が所定電圧、例えば、14.5V(定格電圧が12Vのバッテリーの場合)以下であるか否かを判断し、バッテリー電圧が14.5V以下である場合は、S102へ進み、バッテリー電圧が14.5V以上の場合は、グロープラグへの通電をオフし制御を終了する。これによりバッテリー電圧が異常に高い、即ち、電源系統に異常がある場合に、グロープラグへの通電制御を終了することが出来る。S102では、経過時間の判定に用いるカウンタ変数(t)を初期化(0を代入)する。S103では、グロープラグ通電スイッチとなる電子部品に電源投入する。S104では、初期通電時間(tp)マップに基づいてエンジン水温に応じた初期通電時間(tp)を決定する。また、目標温度(T1)を維持するため、保持通電時間(ta)マップに基づいて、エンジン水温に応じた保持通電時間(ta)を決定する。ここで、初期通電時間(tp)マップは、試験により測定されたエンジン水温に応じた初期通電時間(tp)をコンピュータの記憶装置に予め記憶したものであり、保持通電時間(ta)マップは、試験により測定されたエンジン水温に応じた保持通電時間(ta)をコンピュータの記憶装置に予め記憶したものである。S105では、エンジン水温が高水温であるか否か、例えば40℃以下であるか否かを判断し、エンジン水温が40℃以下である場合は、S106へ進み、エンジン水温が40℃以上の場合は、グロープラグへの通電をオフし制御を終了する。これによりエンジン水温が十分に高い、即ち、エンジンが稼動していてグロープラグへの通電の必要がない場合にグロープラグへの通電制御を終了することが出来る。S106では、操作者がキースイッチをオンしているか否かを判断し、オンしている場合はS108へ進み、オフしている場合は、S107へ進む。S107については後述する。S108では、通電の要否を判断する。即ちカウンタ変数(t)が、S103にて求めた通電時間である初期通電時間(tp)+保持通電時間(ta)より小さい場合は、S110へ進み、大きい場合は、S109へ進む。S109では、エンジンが稼動中か否かを判断し、稼動中の場合は、グロープラグへの通電の必要がないため、グロープラグへの通電をオフし制御を終了する。一方、稼動中でない場合は、後述する第4の制御S4へ進み、グロープラグへの通電を一時中断する。これにより、操作者がキースイッチをオンしたことを忘れて放置している可能性がある場合に、グロープラグへの通電を一時中断し、バッテリー電源の消費電力を抑制することが出来る。S110では、初期通電の要否を判断する。即ちカウンタ変数(t)が、S103にて求めた初期通電時間(tp)より小さい場合は、S111へ進み、大きい場合は、S112へ進む。S111では、バッテリーからグロープラグへ初期通電(例えば実行電圧11V)を印加する。S112では、グロープラグへ保持通電(例えば実行電圧7V)を行い目標温度(T1)を維持する。S113では、通電時間がサイクルタイム(例えば1秒)を経過したら、カウンタ変数(t)に1を加算し、S104へ戻る。
S107では、カウンタ変数(t)が、S103にて求めた通電時間である初期通電時間(tp)より小さいか否かを判断する。即ち、通電時間によってグロープラグの温度が目標温度(T1)に到達しているか判断する。初期通電時間(tp)より大きい場合、即ち、グロープラグの温度が目標温度(T1)に到達している場合には、後述する第2の制御S2へ進み、初期通電時間(tp)より小さい場合、即ち、グロープラグの温度が目標温度(T1)に到達していない場合には、後述する第3の制御S3へ進む。
第2の制御S2は、S201からS218よりなる。第2の制御S2は、グロープラグが目標温度(T1)に到達した後にスイッチがオフされた場合に、一時待機し、グロープラグの温度が下がりきる前に、再び操作者がキースイッチをオンした場合は、最適な再通電時間が算出され、通電制御が行なわれる。
即ち、S201では、短時間再通電対応処理が不要となるまでの時間を記憶装置から呼出し、所要時間(ts2)を設定する。ここで、所要時間(ts2)は、短時間再通電対応処理が不要となるまでの時間、即ち、グロープラグに初期通電時間(tp)の間通電してもグロープラグが過昇温とならない温度を初期温度(T2)(例えば550℃)としたとき、グロープラグの温度が目標温度(T1)から初期温度(T2)へ下降するまでの冷却時間で、エンジンとグロープラグの組合わせで決まる固有値であり、その結果を試験にて求めて記憶装置に予め定数として記憶したものである。S202では、経過時間の判定に用いるカウンタ変数(t)を初期化(0を代入)する。S203では、グロープラグ通電スイッチをオフし、グロープラグへの通電を遮断する。S204では、カウンタ変数(t)がS201にて決定した所要時間(ts2)より小さいか否かを判断する。即ち、グロープラグへの通電が遮断されている時間を調べている。カウンタ変数(t)が所要時間(ts2)より小さい場合は、S205へ進み、カウンタ変数(t)が所要時間(ts2)より大きい場合、即ち、グロープラグの温度が十分下がっており、再通電処理の必要がなくなった場合には、グロープラグへの通電制御を終了する。S205では、操作者がキースイッチをオンしているか否かを判断し、オンしている場合はS207へ進み、オフしている場合は、S206へ進む。S206では、通電時間がサイクルタイム(例えば1秒)を経過したら、カウンタ変数(t)に1を加算し、S203へ戻る。S207では、再通電時間(tpr2)を下記数式より算出する。また、目標温度を維持するため、保持通電時間(ta)マップに基づいて、エンジン水温に応じた保持通電時間(ta)を決定する。ここでtpはS103にて得られる初期通電時間であり、toffはキースイッチがオフしてから再びオンするまでの時間、即ち、カウンタ変数(t)の値であり、ts2はS201にて得られる所要時間である。
(数式)
Figure 0004419880
S208では、経過時間の判定に用いるカウンタ変数(t)を初期化(0を代入)する。S209では、バッテリー電圧が所定電圧、例えば、14.5V(定格電圧が12Vのバッテリーの場合)以下であるか否かを判断し、バッテリー電圧が14.5V以下である場合は、S210へ進み、バッテリー電圧が14.5V以上の場合は、電源系統に異常があるため、グロープラグへの通電をオフし制御を終了する。S210では、エンジン水温が40℃以下であるか否かを判断し、エンジン水温が40℃以下である場合は、S211へ進み、エンジン水温が40℃以上の場合は、エンジンが温まっていてグロープラグへの通電の必要がないため、グロープラグへの通電をオフし制御を終了する。S211では、通電の要否を判断する。即ちカウンタ変数(t)が、S207にて求めた通電時間である再通電時間(tpr2)+保持通電(ta)より小さい場合は、S213へ進み、大きい場合は、S212へ進む。S212では、エンジンが稼動中か否かを判断し、稼動中の場合は、グロープラグへの通電の必要がないため、グロープラグへの通電をオフし制御を終了する。一方、稼動中でない場合は、後述する第4の制御S4へ進み、バッテリー電源の消費電力を抑制する為グロープラグへの通電を一時中断する。S213では、初期通電の要否を判断する。即ちカウンタ変数(t)が、S207にて求めた通電時間である再通電時間(tpr2)より小さい場合は、S214へ進み、大きい場合は、S215へ進む。S214では、バッテリーからグロープラグへ初期通電(例えば実行電圧11V)を印加する。S215では、グロープラグへ保持通電(例えば実行電圧7V)を行い目標温度(T1)を維持する。S216では、通電時間がサイクルタイム(例えば1秒)を経過したら、カウンタ変数(t)に1を加算する。S217では、操作者がキースイッチをオンしているか否かを判断し、オンしている場合はS209へ戻り、オフしている場合は、S218へ進む。S218では、グロープラグの温度を判断する。カウンタ変数(t)が、S207にて求めた通電時間である再通電時間(tpr2)より大きい場合、即ち、グロープラグの温度が目標温度(T1)に到達している場合には、S201へ戻り、再通電時間(tpr2)より小さい場合、即ち、グロープラグの温度が目標温度(T1)に到達していない場合には、後述する第3の制御S3へ進む。
第3の制御S3は、S301からS318よりなる。第3の制御S3は、グロープラグが目標温度(T1)に到達する前にスイッチがオフされた場合に、一時待機し、グロープラグの温度が下がりきる前に、再び操作者がキースイッチをオンした場合は、最適な再通電時間が算出され、通電制御が行なわれる。
即ちS301では、キースイッチオフ時の温度から初期温度(T2)へ下降するまでの所要時間(ts1)を下記数式より算出する。ここでts2はS201にて得られる前記所要時間であり、tonは初期通電時間(tp)にキースイッチがオンしていた時間であり、tpはS103にて得られる初期通電時間である。
(数式)
Figure 0004419880
S302では、経過時間の判定に用いるカウンタ変数(t)を初期化(0を代入)する。S303では、グロープラグ通電スイッチをオフし、グロープラグへの通電を遮断する。S304では、カウンタ変数(t)がS301にて決定した所要時間(ts1)より小さいか否かを判断する。即ち、グロープラグへの通電が遮断されている時間を調べている。カウンタ変数(t)が所要時間(ts1)より小さい場合は、S305へ進み、カウンタ変数(t)が所要時間(ts1)より大きい場合、即ち、グロープラグの温度が十分下がっており、再通電処理の必要がなくなった場合には、グロープラグへの通電制御を終了する。S305では、操作者がキースイッチをオンしているか否かを判断し、オンしている場合はS307へ進み、オフしている場合は、S306へ進む。S306では、通電時間がサイクルタイム(例えば1秒)を経過したら、カウンタ変数(t)に1を加算し、S303へ戻る。S307では、再通電時間(tpr1)を下記数式より算出する。また、目標温度を維持するため、保持通電時間(ta)マップに基づいて、エンジン水温に応じた保持通電時間(ta)を決定する。ここでtpはS103にて得られる初期通電時間であり、toffはキースイッチがオフしてから再びオンするまでの時間、即ち、カウンタ変数(t)の値であり、ts1はS301にて得られる所要時間である。
(数式)
Figure 0004419880
S308では、経過時間の判定に用いるカウンタ変数(t)を初期化(0を代入)する。S309では、バッテリー電圧が所定電圧、例えば、14.5V(定格電圧が12Vのバッテリーの場合)以下であるか否かを判断し、バッテリー電圧が14.5V以下である場合は、S310へ進み、バッテリー電圧が14.5V以上の場合は、電源系統に異常があるため、グロープラグへの通電をオフし制御を終了する。S310では、エンジン水温が40℃以下であるか否かを判断し、エンジン水温が40℃以下である場合は、S311へ進み、エンジン水温が40℃以上の場合は、エンジンが温まっていてグロープラグへの通電の必要がないため、グロープラグへの通電をオフし制御を終了する。S311では、通電の要否を判断する。即ちカウンタ変数(t)が、S307にて求めた通電時間である再通電時間(tpr1)+保持通電時間(ta)より小さい場合は、S313へ進み、大きい場合は、S312へ進む。S312では、エンジンが稼動中か否かを判断し、稼動中の場合は、グロープラグへの通電の必要がないため、グロープラグへの通電をオフし制御を終了する。一方、稼動中でない場合は、後述する第4の制御S4へ進み、バッテリー電源の消費電力を抑制する為グロープラグへの通電を一時中断する。S313では、初期通電の要否を判断する。即ち、カウンタ変数(t)が、S307にて求めた通電時間である再通電時間(tpr1)より小さい場合は、S314へ進み、大きい場合は、S315へ進む。S314では、バッテリーからグロープラグへ初期通電(例えば実行電圧11V)を印加する。S315では、グロープラグへ保持通電(例えば実行電圧7V)を行い目標温度(T1)を維持する。S316では、通電時間がサイクルタイム(例えば1秒)を経過したら、カウンタ変数(t)に1を加算する。S317では、操作者がキースイッチをオンしているか否かを判断し、オンしている場合はS309へ戻り、オフしている場合は、S318へ進む。S318では、グロープラグの温度を判断する。カウンタ変数(t)が、S307にて求めた通電時間である再通電時間(tpr1)より大きい場合、即ち、グロープラグの温度が目標温度(T1)に到達している場合には、第2の制御S2へ戻り、再通電時間(tpr1)より小さい場合、即ち、グロープラグの温度が目標温度(T1)に到達していない場合には、S301へ戻る。
第4の制御S4は、S401からS406よりなる。S4は、目標温度(T1)を維持する保持通電が所定時間経過した後もキースイッチがオンのまま放置されていた場合に、バッテリー電源の消費電力を抑制する為グロープラグへの通電をオフし、一時待機する。
即ち、S401では、短時間再通電対応処理が不要となるまでの時間を決定するため、記憶装置から呼出し、所要時間(ts2)を設定する。S402では、経過時間の判定に用いるカウンタ変数(t)を初期化(0を代入)する。S403では、グロープラグ通電スイッチをオフし、グロープラグへの通電を遮断する。S404では、カウンタ変数(t)がS401にて決定した所要時間(ts2)より小さいか否かを判断する。即ち、グロープラグへの通電が遮断されている時間を調べている。カウンタ変数(t)が所要時間(ts2)より小さい場合は、S405へ進み、カウンタ変数(t)が所要時間(ts2)より大きい場合、即ち、グロープラグの温度が十分下がっており、再通電処理の必要がなくなった場合には、グロープラグへの通電制御を終了する。S405では、操作者がキースイッチをオンしているか否かを判断し、オンしている場合はS406へ進み、オフしている場合は、第2の制御S2のS203へ進む。S406では、通電時間がサイクルタイム(例えば1秒)を経過したら、カウンタ変数(t)に1を加算し、S403へ戻る。
本実施形態によると、グロープラグへの通電中において初期通電時間(tp)の経過後に短時間再通電された場合に、キースイッチがオフしてから再びオンするまでの時間(toff)に応じた最適な再通電時間(tpr2)を得ることが出来き、又、初期通電時間(tp)の経過する前に短時間再通電された場合に、初期通電時間(tp)にキースイッチがオンしていた時間(ton)に応じた最適な再通電時間(tpr1)を得ることが出来るため、グロープラグの過昇温を防止することが出来る。
図7及び図8は、本発明における実施形態のグロープラグ通電制御装置の作動等を示す説明図である。
図7の(a)では、t0にて、キースイッチがオンになると、t0からt1まで、グロープラグに初期通電が行なわれ、グロープラグの温度が急上昇し、グロープラグの温度が目的温度T1に到達する。その後、t1からtzまで、グロープラグに保持通電が行なわれる。
図7の(b)では、t0にてキースイッチがオンになると、t0からt1の間(初期通電時間tp)、グロープラグに初期通電が行なわれ、グロープラグの温度が急上昇し、グロープラグの温度が目的温度T1に到達する。その後、t1からt2までの間保持通電が行なわれ、目標温度T1が維持される。その後、t2にてキースイッチがオフになると、グロープラグへの通電もオフされ、グロープラグの温度は初期温度T2まで下降する。初期温度T2は初期通電時間tpの間通電してもグロープラグが過昇温とならない温度である。その後、t3にてキースイッチがオンになると、t3からt4の間(初期通電時間tp)、グロープラグに初期通電が行なわれ、グロープラグの温度が急上昇し、グロープラグの温度が目的温度T1に到達する。その後、t4からtzまでの間保持通電が行なわれ、目標温度T1が維持される。ここで、グロープラグの温度が目標温度T1から初期温度T2へ下降するまでの所要時間をts2としたとき、t2にてキースイッチがオフになり、再度t3にてキースイッチがオンになるまでの時間toffは、所定時間ts2以上である。即ち、t3時点はグロープラグの温度が十分下がった状態であるため、t0からt1までの通電時間(初期通電時間tp)と、t3からt4までの通電時間(初期通電時間tp)が同じ時間であっても、グロープラグは過昇温とならない。
図8の(c)では、t0にてキースイッチがオンになると、t0からt1の間(初期通電時間tp)、グロープラグに初期通電が行なわれ、グロープラグの温度が急上昇し、グロープラグの温度が目的温度T1に到達する。その後、t1からt2までの間保持通電が行なわれ、目標温度T1が維持される。その後、t2にてキースイッチがオフになると、グロープラグへの通電もオフされ、グロープラグの温度は下降する。その後、t3にてキースイッチがオンになると、t3からt4の間(再通電時間tpr2)、グロープラグに初期通電が行なわれ、グロープラグの温度が急上昇し、グロープラグの温度が目的温度T1に到達する。その後、t4からtzまでの間保持通電が行なわれ、目標温度T1が維持される。このとき、t2にてキースイッチのオフされ、再度t3にてキースイッチがオンになるまでの時間toffが所定時間ts2未満である。即ち、t3時点はグロープラグの温度が十分下がっていない状態であるため、toffに応じて再通電時間tpr2を算出し最適な通電を行なっている。これによりグロープラグは過昇温とならない。
図8の(d)では、t0にてキースイッチがオンになると、t0からt1の間(初期通電時間tp)、グロープラグに初期通電が行なわれ、グロープラグの温度が急上昇する。その後、t1にてキースイッチがオフになると、グロープラグへの通電もオフされ、グロープラグの温度は下降する。その後、t2にてキースイッチがオンになると、t2からt3の間(再通電時間tpr1)、グロープラグに初期通電が行なわれ、グロープラグの温度が急上昇し、グロープラグの温度が目的温度T1に到達する。その後、t3からtzまでの間保持通電が行なわれ、目標温度T1が維持される。ここで、グロープラグの温度が初期温度T2へ下降するまでの所要時間をts1としたとき、t1にてキースイッチがオフになり、再度t2にてキースイッチがオンになるまでの時間toffは、所定時間ts1未満である。即ち、t2時点はグロープラグの温度が十分下がっていない状態であるため、ton(t0からt1)に応じて再通電時間tpr1を算出し最適な通電を行なっている。これによりグロープラグは過昇温とならない。
図9は、本発明における実施形態のグロープラグ通電制御装置の通電時間定義マップを説明する説明図である。図9の(a)は、グロープラグ温度が目標温度(T1)(900℃)に到達するまでの通電時間(tp)を試験により測定した結果を示すグラフである。縦軸はグロープラグ温度(tp)(℃)であり、横軸はグロープラグへの通電時間(S)である。aの線はエンジン水温を−25℃一定とした場合の特性であり、bの線はエンジン水温を25℃一定とした場合の特性である。ここで、グロープラグの性能や、バッテリー電圧などの環境は一定とする。図9の(a)から分かるように、グロープラグの性能や、バッテリー電圧などの環境を一定とした場合、エンジン水温が高くなるほど、グロープラグへの通電時間は長くなる。これは温度が高くなるとグロープラグの抵抗値が大きくなり、電流が流れ難いためである。図9の(b)は、図9の(a)によって得られたグロープラグへの通電時間をプロットしたグラフである。縦軸はグロープラグへの通電時間(S)であり、横軸はエンジン水温(℃)である。本実施形態の発明においては、試験により、図9の(b)に示されるようなエンジン水温毎のグロープラグへの通電時間を予め測定しておく。この試験によって得られた測定値をエンジンECUの記憶装置にエンジン水温毎の初期通電時間(tp)定義マップとして記憶している。
図10は、本発明における実施形態のグロープラグ通電制御装置の再通電時間定義を説明する説明図である。図10は、グロープラグ温度が目標温度(T1)(900℃)から初期温度(T2)(550℃)に下降するまでの所要時間(ts2)を試験により測定した結果を示すグラフである。縦軸はグロープラグ温度(℃)であり、横軸は所要時間(ts2)(S)である。aの線はエンジンが温まっていない状態でエンジン水温25℃時の冷却特性であり、bの線はエンジンが温まっている状態でエンジン水温80℃時の冷却特性である。本試験結果から判るように、グロープラグの目標温度(T1)(900℃)が同じであれば、エンジン温度即ち運転状況に関係なく、初期温度(T2)(550℃)に降下するまでの所要時間は略一定となる。
本実施形態の発明においては、試験により、図10に示されるような所要時間(ts2)を予め測定しておく。この試験によって得られた測定値をエンジンECUの記憶装置に所要時間(ts2)定数として記憶している。
以上述べたように本実施形態では、キースイッチがオフしてから再びオンするまでの時間(toff)に応じた最適な制御量を算出することが出来、グロープラグの過昇温を防止しているので、構造が簡単で安価なグロープラグ通電制御装置を提供することが出来る。また、キースイッチがオンしていた時間(ton)、バッテリー電圧及びエンジン温度に応じて最適な制御量を調整することが出来る。
なお、本発明に用いられる構成は本発明の課題を達成出来るものであれば、本実施例の構成に限定されない。例えばグロープラグは1つではなく、複数であってもよく、制御ECUとしてはエンジンECUではなく、別のマイクロコンピュータであっても良く、エンジン温度パラメータとしてはエンジン水温以外のパラメータ、例えば、燃料温度、吸気温度、排気温度等であっても良く、バッテリーの定格電圧は12V以外、例えば24Vであっても良い。
本発明における実施形態のグロープラグ通電制御装置の構成を示す構成図(1)である。 本発明における実施形態のグロープラグ通電制御装置の構成を示す構成図(2)である。 本発明における実施形態のグロープラグ通電制御装置の処理を示すフローチャート(1)である。 本発明における実施形態のグロープラグ通電制御装置の処理を示すフローチャート(2)である。 本発明における実施形態のグロープラグ通電制御装置の処理を示すフローチャート(3)である。 本発明における実施形態のグロープラグ通電制御装置の処理を示すフローチャート(4)である。 本発明における実施形態のグロープラグ通電制御装置の作動等を示す説明図(1)である。 本発明における実施形態のグロープラグ通電制御装置の作動等を示す説明図(2)である。 本発明における実施形態のグロープラグ通電制御装置の通電時間定義マップを説明する説明図(1)である。 本発明における実施形態のグロープラグ通電制御装置の通電時間定義マップを説明する説明図(2)である。
符号の説明
1 キースイッチ
2 エンジン
3 バッテリー
4 エンジンECU
5 グロープラグ通電スイッチ
6 グロープラグ

Claims (10)

  1. エンジンに設置されたグロープラグと、
    前記グロープラグに電圧を印加するバッテリーと、
    前記バッテリーから前記グロープラグへの通電および遮断を制御する制御手段と、
    前記制御手段に制御開始を促すキースイッチとを備えるグロープラグ通電制御装置であって、
    前記制御手段は、マイクロコンピュータを備えており、
    前記マイクロコンピュータは、前記キースイッチがオフしてから再びオンするまでの時間及びエンジンの温度のパラメータを取得し、前記キースイッチがオフしてから再びオンするまでの時間及び前記エンジンの温度のパラメータに応じて、前記バッテリーから前記グロープラグへの通電量を制御するものであり、
    前記マイクロコンピュータの記憶装置は、前記グロープラグが目標温度(T1)に到達するまでの初期通電時間(tp)をエンジン温度毎に定義した第1のマップを有しており、
    前記マイクロコンピュータの記憶装置は、さらに、前記初期通電時間(tp)の間通電しても前記グロープラグが過昇温とならない温度を初期温度(T2)としたとき、前記グロープラグの温度が、前記目標温度(T1)から前記初期温度(T2)へ下降するまでの第2の所要時間(ts )を定数として有しており、
    前記マイクロコンピュータは、前記グロープラグが前記目標温度(T1)に到達したと判断した以降に前記キースイッチがオフした場合に、前記第2の所要時間(ts )の間だけ前記キースイッチが再びオンするのを待つことを特徴とするグロープラグ通電制御装置。
  2. 前記マイクロコンピュータは、前記グロープラグが前記目標温度(T1)に到達したと判断した以降に前記キースイッチがオフした後に再び前記キースイッチがオンした場合に、前記初期通電時間をtp、前記キースイッチがオフしてから再びオンするまでの時間をtoff、前記第2の所要時間をtsとしたとき、第2の再通電時間(tpr)を下記数式により算出し、前記第2の再通電時間(tpr)の間前記グロープラグに電圧を印加することを特徴とする請求項に記載のグロープラグ通電制御装置。
    (数式)

    Figure 0004419880
  3. 前記マイクロコンピュータは、前記グロープラグが前記目標温度(T1)に到達する前に前記キースイッチがオフした場合に、前記第2の所要時間をts前記初期通電時間をtp、前記初期通電時間(tp)の間にキースイッチがオンしていた時間をtonとしたとき、前記グロープラグの温度が、前記初期温度(T2)へ下降するまでの第1の所要時間(ts)を下記数式により算出し、前記第1の所要時間(ts)の間だけ前記キースイッチが再びオンするのを待つことを特徴とする請求項に記載のグロープラグ通電制御装置。
    (数式)
    Figure 0004419880
  4. 前記マイクロコンピュータは、前記グロープラグが前記目標温度(T1)に到達する前に前記キースイッチがオフした後に再び前記キースイッチがオンした場合に、前記初期通電時間をtp、前記キースイッチがオフしてから再びオンするまでの時間をtoff、前記第1の所要時間をtsとしたとき、第1の再通電時間(tpr)を下記数式により算出し、前記第1の再通電時間(tpr)の間前記グロープラグに電圧を印加することを特徴とする請求項に記載のグロープラグ通電制御装置。
    (数式)
    Figure 0004419880
  5. エンジンに設置されたグロープラグへの通電および遮断を制御する制御方法において、
    前記グロープラグが目標温度(T1)に到達するまでの初期通電時間(tp)をエンジン温度毎に定義した第1のマップを記憶装置に予め記憶し、キースイッチがオンされた場合に、エンジンの温度のパラメータを取得し、前記第1のマップに基づいて、前記エンジンの温度のパラメータに応じた初期通電時間(tp)を取得し、前記初期通電時間(tp)の間前記グロープラグに電圧を印加し、初期通電時間(tp)の経過後、所定時間(ta)の間前記グロープラグの温度を保つステップ1と、
    前記グロープラグに前記第1のマップに基づいて決定される初期通電時間(tp)の間通電しても前記グロープラグが過昇温とならない温度を初期温度(T2)としたとき、グロープラグの温度が、前記目標温度(T1)から前記初期温度(T2)へ下降するまでの第2の所要時間(ts)を記憶装置に予め定数として記憶し、前記ステップ1の実行中において、前記初期通電時間(tp)の経過後に前記キースイッチがオフした場合に、前記グロープラグへの通電を遮断し、前記第2の所要時間(ts)の間だけ前記キースイッチが再びオンするのを待つステップ2と、
    前記ステップ2の実行中において、前記キースイッチが再びオンした場合に、前記キースイッチがオフしてから再びオンするまでの時間(toff)に応じた第2の再通電時間(tpr)を算出し、前記第2の再通電時間(tpr)の間前記グロープラグに電圧を印加し、前記第2の再通電時間(tpr)の経過後、所定時間(ta)の間前記グロープラグの温度を保つステップ3とを備えるグロープラグ通電制御方法。
  6. 前記第1のマップに基づき得られる初期通電時間をtp、前記キースイッチがオフしてから再びオンするまでの時間をtoff、前記第2の所要時間をtsとしたとき、前記第2の再通電時間(tpr)を下記数式により算出することを特徴とする請求項に記載のグロープラグ通電制御方法。
    (数式)
    Figure 0004419880
  7. 前記ステップ1の実行中において、前記初期通電時間(tp)の経過する前に前記キースイッチがオフした場合に、エンジンの温度のパラメータを取得し、前記グロープラグの温度が、前記初期温度(T2)へ下降するまでの第1の所要時間(ts)を算出し、前記第1の所要時間(ts)の間だけ前記キースイッチが再びオンするのを待つステップ5と、
    前記ステップ5の実行中において、前記キースイッチが再びオンした場合に、前記初期通電時間(tp)の間にキースイッチがオンしていた時間(ton)に応じた第1の再通電時間(tpr)を算出し、前記第1の再通電時間(tpr)の間前記グロープラグに電圧を印加し、第1の再通電時間(tpr)の経過後、所定時間(ta)の間前記グロープラグの温度を保つステップ6とを備える請求項5又は6に記載のグロープラグ通電制御方法。
  8. 定数として得ることができる前記第2の所要時間をts、前記第1のマップに基づき得られる初期通電時間をtp、前記初期通電時間(tp)の間にキースイッチがオンしていた時間をtonとしたとき、前記グロープラグの温度が、前記初期温度(T2)へ下降するまでの前記第1の所要時間(ts)を下記数式により算出することを特徴とする請求項に記載のグロープラグ通電制御方法。
    (数式)
    Figure 0004419880
  9. 前記第1のマップに基づき得られる初期通電時間をtp、前記キースイッチがオフしてから再びオンするまでの時間をtoff、前記第1の所要時間をtsとしたとき、前記第1の再通電時間(tpr)を下記数式により算出することを特徴とする請求項に記載のグロープラグ通電制御方法。
    (数式)
    Figure 0004419880
  10. キースイッチがオンした場合に、前記初期通電時間(tp)又は前記第2の再通電時間(tpr)又は前記第1の再通電時間(tpr)の間前記グロープラグに電圧を印加し、前記所定時間(ta)の間前記グロープラグの温度を保つステップを含むグロープラグ通電制御方法において、
    前記グロープラグに前記第1のマップに基づいて決定される初期通電時間(tp)の間通電しても前記グロープラグが過昇温とならない温度を初期温度(T2)としたとき、グロープラグの温度が、前記目標温度(T1)から前記初期温度(T2)へ下降するまでの第2の所要時間(ts)を記憶装置に予め記憶し、前記所定時間(ta)の経過後もキースイッチがオンし続けていた場合に、前記第2の所要時間(ts)が経過するまでの間だけ前記キースイッチがオフするのを待つステップ7と、
    前記ステップ7の実行中において、前記キースイッチがオフした場合に、前記ステップ7に引続き、前記第2の所要時間(ts)が経過するまでの間だけ前記キースイッチが再びオンするのを待つステップ8と、
    前記ステップ8の実行中において、前記キースイッチが再びオンした場合に、前記キースイッチがオフしてから再びオンするまでの時間(toff)に応じた第2の再通電時間(tpr)を算出し、前記第2の再通電時間(tpr)の間前記グロープラグに電圧を印加するステップ9とを備えることを特徴とする請求項5乃至9のいずれか1項に記載のグロープラグ通電制御方法。
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