JP2007205841A - バッテリ劣化判定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電流センサを用いることなく、バッテリの劣化状態を判定するバッテリ劣化判定装置を提供する。
【解決手段】電動機11は、イグニッションスイッチ40のスタート操作時に、バッテリ41から電力が供給されてエンジンを起動する。記憶手段31は、電動機11の内部抵抗を予め記憶している。バッテリ内部抵抗算出手段32は、バッテリ端子電圧検出センサ20により検出された、バッテリ41から電動機11への電力の供給前におけるバッテリ41の端子電圧と、バッテリ端子電圧検出センサ20により検出された、エンジンの起動開始時におけるバッテリ41の端子電圧と、記憶手段31により記憶された電動機11の内部抵抗とに基づき、バッテリ41の内部抵抗を算出する。バッテリ劣化状態判定手段33は、バッテリ内部抵抗算出手段32により算出されたバッテリ41の内部抵抗に基づき、バッテリ41の劣化状態を判定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、バッテリ劣化判定装置に関するものである。
従来から、バッテリの劣化状態を判定するバッテリ劣化判定装置が知られている(例えば、特許文献1)。このバッテリ劣化判定装置は、クランキング時におけるバッテリの端子電圧及び放電電流に基づき、バッテリの劣化状態を判定するようになっている。この放電電流は、電流センサによって検出される。
特開2002−221559号公報
ところで、上記電流センサは、非常に高価なものである。そのため、これを用いるのはは、コスト面から望ましくない。
そこで、本発明者たちは、電流センサを用いることなく、バッテリの劣化状態を容易且つ精度良く判定するバッテリ劣化判定装置を開発するに至った。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、電流センサを用いることなく、バッテリの劣化状態を容易且つ精度良く判定するバッテリ劣化判定装置を提供することにある。
第1の発明は、バッテリの劣化状態を判定する判定手段を備えたバッテリ劣化判定装置であって、イグニッションスイッチの操作時に、上記バッテリから電力が供給されてエンジンを起動する電動機と、上記バッテリの端子電圧を検出する電圧検出手段と、上記電動機の内部抵抗を予め記憶する記憶手段と、少なくとも上記電圧検出手段により検出された、バッテリから電動機への電力の供給前におけるバッテリの端子電圧と上記電圧検出手段により検出された、エンジンの起動開始時におけるバッテリの端子電圧と上記記憶手段により記憶された電動機の内部抵抗とに基づき、上記バッテリの内部抵抗を算出する算出手段とをさらに備え、上記判定手段は、上記算出手段により算出されたバッテリの内部抵抗に基づき、該バッテリの劣化状態を判定するように構成されていることを特徴とするものである。
これにより、算出手段によって、少なくとも電圧検出手段により検出された、バッテリから電動機への電力の供給前におけるバッテリの端子電圧と電圧検出手段により検出された、エンジンの起動開始時におけるバッテリの端子電圧と記憶手段により記憶された電動機の内部抵抗とに基づき、バッテリの内部抵抗を算出し、判定手段によって、算出手段により算出されたバッテリの内部抵抗に基づき、バッテリの劣化状態を判定する。そのため、電流センサを用いることなく、バッテリの劣化状態を容易且つ精度良く検出できる。
第2の発明は、上記第1の発明において、外気温度を検出する外気温度検出手段と、上記エンジンの冷却水の温度又は該エンジンの油温を検出するエンジン温度検出手段とをさらに備え、上記算出手段は、上記外気温度検出手段により検出された検出値と上記エンジン温度検出手段により検出された検出値との差が所定値以上であるときは、上記バッテリの内部抵抗を算出しないように構成されていることを特徴とするものである。
ところで、例えば、エンジンの停止後まもなくエンジンを再起動すると、電動機の温度が高いままであり、そのため、その正確な温度を把握できず、電動機の内部抵抗がはっきりしない。このままでは、バッテリの劣化状態を誤判定してしまう。
ここで、本発明によれば、外気温度検出手段により検出された検出値とエンジン温度検出手段により検出された検出値との差が所定値以上であるとき、すなわち、例えば、エンジンの停止後まもなくエンジンを再起動するときには、算出手段によって、バッテリの内部抵抗を算出しない。すなわち、外気温度検出手段により検出された検出値とエンジン温度検出手段により検出された検出値との差が所定値以上であるときには、バッテリの劣化状態を判定しない。そのため、バッテリの劣化状態を誤判定することを抑制できる。
第3の発明は、上記第1又は第2の発明において、上記算出手段は、上記イグニッションスイッチの操作による上記エンジンの起動開始後該エンジンの稼動前に該操作が中断されたときは、次のイグニッションスイッチの操作時において、上記バッテリの内部抵抗を算出しないように構成されていることを特徴とするものである。
ところで、イグニッションスイッチの操作によるエンジンの起動開始後そのエンジンの稼動前にその操作が中断されたときにおいて、イグニッションスイッチを再操作する、すなわち、エンジンを再起動すると、電動機の温度が高いままであり、そのため、その正確な温度を把握できず、電動機の内部抵抗がはっきりしない。このままでは、バッテリの劣化状態を誤判定しまう。
ここで、本発明によれば、イグニッションスイッチの操作によるエンジンの起動開始後そのエンジンの稼動前にその操作が中断されたときには、次のイグニッションスイッチの操作時において、算出手段によって、バッテリの内部抵抗を算出しない。すなわち、イグニッションスイッチの操作によるエンジンの起動開始後そのエンジンの稼動前にその操作が中断されたときには、次のイグニッションスイッチの操作時において、バッテリの劣化状態を判定しない。そのため、バッテリの劣化状態を誤判定することを抑制できる。
第4の発明は、上記第1〜第3の発明のいずれか1つにおいて、上記電圧検出手段の検出間隔を、上記エンジンの始動開始時は該エンジンの稼動中よりも短くする調整手段をさらに備えたことを特徴とするものである。
これにより、調整手段によって、電圧検出手段の検出間隔を、エンジンの始動開始時はそのエンジンの稼動中よりも短くするので、エンジンの起動開始時におけるバッテリの端子電圧を精確に検出できる。
また、電圧検出手段の検出間隔を、エンジンの始動開始時はそのエンジンの稼動中よりも短くするので、エンジンの稼動中における本装置の負荷を軽減できる。
本発明によれば、少なくともバッテリから電動機への電力の供給前におけるバッテリの端子電圧とエンジンの起動開始時におけるバッテリの端子電圧と電動機の内部抵抗とに基づき、バッテリの内部抵抗を算出し、その算出されたバッテリの内部抵抗に基づき、バッテリの劣化状態を判定する。そのため、電流センサを用いることなく、バッテリの劣化状態を容易且つ精度良く検出できる。したがって、本装置のコストダウン化を図ることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、バッテリ劣化判定装置の概略構成図であり、図2は、電動機の温度と内部抵抗との関係を示す図であり、図3は、イグニッションスイッチの状態とバッテリの端子電圧の大きさとの関係を示すタイムチャートであり、図4は、バッテリの劣化状態とバッテリの内部抵抗との関係を示す図であり、図5は、バッテリ劣化判定装置の制御を示すフローチャートである。
図1に示すように、本発明の実施形態に係るバッテリ劣化判定装置1は、スタータ10と各種センサ20〜24と電子制御ユニット(以下、ECUという)30とを備えている。このスタータ10は、エンジン(図示せず)を起動するためのものである。スタータ10は、電動機11とマグネットスイッチ12とを有している。この電動機11は、イグニッションスイッチ40がスタート操作されると、バッテリ41から電力がマグネットスイッチ12を介して供給されてエンジンを起動するようになっている。マグネットスイッチ12は、通常時は、オフ状態であり、イグニッションスイッチ40がスタート操作されると、オン状態になるようになっている。
各種センサ20〜24には、バッテリ41の端子電圧Vbを検出するバッテリ端子電圧検出センサ20(電圧検出手段に相当)と、外気温度Taを検出する外気温度検出センサ21(外気温度検出手段に相当)と、エンジンの冷却水の温度Twを検出するエンジン温度検出センサ22(エンジン温度検出手段に相当)と、エンジンの回転速度Nを検出するエンジン回転速度検出センサ23と、イグニッションスイッチ40の位置を検出するイグニッションスイッチ位置検出センサ24とが含まれている。バッテリ端子電圧検出センサ20は、バッテリ41の端子電圧Vbを所定の検出間隔で検出するようになっている。そして、各種センサ20〜24の検出結果はECU30に入力されるようになっている。
ECU30は、記憶手段31とバッテリ内部抵抗算出手段32とバッテリ劣化状態判定手段33と調整手段34とを有している。この記憶手段31は、電動機11の温度が所定温度であるときにおける電動機11の内部抵抗Rを予め記憶している。ここで、図2に示すように、電動機11の内部抵抗Rは、電動機11の温度が高くなるほど、大きくなる。また、電動機11の温度は外気温度Taと同じであるとみなすことができる。そこで、バッテリ内部抵抗算出手段32は、記憶手段31により記憶された電動機11の内部抵抗Rと、外気温度検出センサ21により検出された外気温度Taとに基づき、電動機11の現在の内部抵抗Rを算出するようになっている。
バッテリ内部抵抗算出手段32は、バッテリ端子電圧検出センサ20により検出された、イグニッションスイッチ40のオン操作後バッテリ41から電動機11への電力の供給前(つまり、イグニッションスイッチ40のスタート操作前)におけるバッテリ41の端子電圧Vb1(図3を参照)と、バッテリ端子電圧検出センサ20により検出された、バッテリ41から電動機11への電力が供給されてエンジンが起動を開始するときにおけるバッテリ41の最低端子電圧Vb2(図3を参照)と、算出した電動機11の内部抵抗Rとに基づき、バッテリ41の内部抵抗Rbを算出するようになっている。
また、バッテリ内部抵抗算出手段32は、外気温度検出センサ21により検出された検出値とエンジン温度検出センサ22により検出された検出値との差が所定値以上であるときは、バッテリ41の内部抵抗Rbを算出しないようになっている。
さらに、バッテリ内部抵抗算出手段32は、イグニッションスイッチ40のスタート操作によるエンジンの起動開始後そのエンジンの稼動前にそのスタート操作が中断されたときは、次のイグニッションスイッチ40のスタート操作時において、バッテリ41の内部抵抗Rbを算出しないようになっている。
バッテリ劣化状態判定手段33は、バッテリ内部抵抗算出手段32により算出されたバッテリ41の内部抵抗Rbに基づき、バッテリ41の劣化状態を判定するようになっている。ここで、図4に示すように、バッテリ41は、内部抵抗Rbが大きいほど、劣化が進んでいる。調整手段34は、バッテリ端子電圧検出センサ20の検出間隔を調整するためのものである。調整手段34は、バッテリ端子電圧検出センサ20の検出間隔をエンジンの始動開始時はそのエンジンの稼動中よりも短くするようになっている。
−バッテリ劣化判定装置の制御−
以下、図5のフローチャートを参照しながら、バッテリ劣化判定装置1の制御について説明する。
ステップS1では、バッテリ41の端子電圧Vb、外気温度Ta、エンジンの冷却水の温度Tw、及びエンジンの回転速度Nを読み出す。ステップS2では、イグニッションスイッチ40がスタート位置にあるか否かを判定する。
ステップS2の判定結果がYESの場合はステップS3に進み、後述するフラグがオンであるか否かを判定する。ステップS3の判定結果がNOの場合はステップS4に進み、読み出した外気温度Taとエンジンの冷却水の温度Twとの差が所定温度以上であるか否かを判定する。
ステップS4の判定結果がNOの場合、すなわち、外気温度Taとエンジンの冷却水の温度Twとの差が所定温度よりも小さい場合はステップS5に進み、外気温度Taに基づき、電動機11の内部抵抗Rを算出する。ここで、ステップS4の判定結果がNOの場合、すなわち、外気温度Taとエンジンの冷却水の温度Twとの差が比較的小さい場合、電動機11の温度は外気温度Taと同じであるとみなすことができる。そのため、ステップS5では、外気温度Taに基づいて、電動機11の内部抵抗Rを特定するようになっている。
ステップS6では、バッテリ41の内部抵抗Rbを算出する。具体的には、バッテリ41の内部抵抗Rbは、以下の式を用いて算出される。
Rb=R(Vb1−Vb2)/Vb2
なお、Vb1は、バッテリ41から電動機11への電力の供給前におけるバッテリ41の端子電圧であり、Vb2は、エンジンの起動開始時におけるバッテリ41の最低端子電圧であり、Rは、算出された電動機11の内部抵抗Rである。
ステップS7では、算出されたバッテリ41の内部抵抗Rbに基づき、バッテリ41の劣化状態を検出する。そして、検出されたバッテリ41の劣化状態に関連する関連値が所定値以上である場合は(図4を参照)、車内に設けられた、乗員にバッテリ41の交換を促すための交換ランプ(図示せず)を点灯させる。その後、スタートに戻る。
ステップS3の判定結果がYESの場合はステップS8に進み、フラグをオフにする。その後、ステップS9に進む。
ステップS4の判定結果がYESの場合、すなわち、外気温度Taとエンジンの冷却水の温度Twとの差が所定温度以上である場合は、ステップS9に進む。
ステップS9では、バッテリ41の内部抵抗Rbの算出を禁止する。ここで、ステップS4の判定結果がYESの場合、すなわち、外気温度Taとエンジンの冷却水の温度Twとの差が比較的大きい場合、エンジンの再起動時のように、エンジンの温度が高く、電動機11の温度も高いとみなすことができる。すなわち、電動機11の温度は不明瞭であると考えられる。そのため、電動機11の内部抵抗を特定できない。したがって、このような場合、バッテリ41の内部抵抗Rbの算出を禁止するようになっている。ステップS9の工程完了後、スタートに戻る。
ステップS2の判定結果がNOの場合はステップS10に進み、エンジンの回転速度Nが所定回転以上であるか否か、すなわち、エンジンが稼動中であるか否かを判定する。ステップS10の判定結果がNOの場合はステップS11に進み、前回のイグニッショスイッチの操作時において、イグニッションスイッチ40がスタート位置になったか否かを判定する。
ステップS11の判定結果がYESの場合はステップS12に進み、次回のイグニッションスイッチ40の操作時において、イグニッションスイッチ40がスタート位置になったときにおけるバッテリ41の内部抵抗Rbの算出を禁止するためのフラグをオンにする。ここで、ステップS11の判定結果がYESの場合、すなわち、エンジンをかけようとしたが、例えば、エンジンのかかりが悪く、イグニッションスイッチ40のスタート操作を一旦中断してすぐに再スタート操作した場合、電動機11は給電されてまもないので熱くなっており、正確な電動機11の温度を推定できない。そのため、電動機11の内部抵抗を特定できない。したがって、このような場合、バッテリ41の内部抵抗の算出を禁止するようになっている。ステップS12の工程完了後、スタートに戻る。
ステップS10の判定結果がYESの場合、及びステップS11の判定結果がNOの場合は、スタートに戻る。
−効果−
以上により、本実施形態によれば、バッテリ内部抵抗算出手段32によって、バッテリ端子電圧検出センサ20より検出された、バッテリ41から電動機11への電力の供給前におけるバッテリ41の端子電圧Vb1とバッテリ端子電圧検出センサ20により検出された、エンジンの起動開始時におけるバッテリ41の端子電圧Vb2と記憶手段31により記憶された電動機11の内部抵抗Rと外気温度検出センサ21により検出された外気温度Taとに基づき、バッテリ41の内部抵抗Rbを算出し、バッテリ劣化状態判定手段33によって、バッテリ内部抵抗算出手段32により算出されたバッテリ41の内部抵抗Rbに基づき、バッテリ41の劣化状態を判定する。そのため、電流センサを用いることなく、バッテリ41の劣化状態を容易且つ精度良く検出できる。したがって、本装置1のコストダウン化を図ることができる。
ところで、例えば、エンジンの停止後まもなくエンジンを再起動すると、電動機11の温度が高いままであり、そのため、その正確な温度を把握できず、電動機11の内部抵抗Rがはっきりしない。このままでは、バッテリ41の劣化状態を誤判定してしまう。
ここで、本実施形態によれば、外気温度検出センサ21により検出された検出値とエンジン温度検出センサ22により検出された検出値との差が所定値以上であるとき、すなわち、例えば、エンジンの停止後まもなくエンジンを再起動するときには、バッテリ内部抵抗算出手段32によって、バッテリ41の内部抵抗Rbを算出しない。すなわち、外気温度検出センサ21により検出された検出値とエンジン温度検出センサ22により検出された検出値との差が所定値以上であるときには、バッテリ41の劣化状態を判定しない。そのため、バッテリ41の劣化状態を誤判定することを抑制できる。
ところで、イグニッションスイッチ40のスタート操作によるエンジンの起動開始後そのエンジンの稼動前にそのスタート操作が中断されたときにおいて、イグニッションスイッチ40を再スタート操作する、すなわち、エンジンを再起動すると、電動機11の温度が高いままであり、そのため、その正確な温度を把握できず、電動機11の内部抵抗Rがはっきりしない。このままでは、バッテリ41の劣化状態を誤判定しまう。
ここで、本実施形態によれば、イグニッションスイッチ40のスタート操作によるエンジンの起動開始後そのエンジンの稼動前にそのスタート操作が中断されたときには、次のイグニッションスイッチ40のスタート操作時において、バッテリ内部抵抗算出手段32によって、バッテリ41の内部抵抗Rbを算出しない。すなわち、イグニッションスイッチ40のスタート操作によるエンジンの起動開始後そのエンジンの稼動前にそのスタート操作が中断されたときには、次のイグニッションスイッチ40のスタート操作時において、バッテリ41の劣化状態を判定しない。そのため、バッテリ41の劣化状態を誤判定することを抑制できる。
また、調整手段34によって、バッテリ端子電圧検出センサ20の検出間隔を、エンジンの始動開始時はそのエンジンの稼動中よりも短くするので、エンジンの起動開始時におけるバッテリ41の端子電圧を精確に検出できる。
また、バッテリ端子電圧検出センサ20の検出間隔を、エンジンの始動開始時はそのエンジンの稼動中よりも短くするので、エンジンの稼動中における本装置1の負荷を軽減できる。
(その他の実施形態)
上記実施形態では、バッテリ41の内部抵抗Rbを算出するとき、記憶手段31により記憶された、電動機11の温度が所定温度であるときにおける電動機11の内部抵抗Rと、電動機11の現在の温度(つまり、外気温度検出センサ21により検出された現在の外気温度Ta)とに基づき、電動機11の現在の内部抵抗Rを算出しているが、これに限らず、例えば、記憶手段31に電動機11の各温度(つまり、各外気温度Ta)に対応する電動機11の各内部抵抗Rを予め記憶させておき、バッテリ41の内部抵抗Rbを算出するとき、記憶手段31から電動機11の現在の温度(つまり、外気温度検出センサ21により検出された現在の外気温度Ta)に対応する電動機11の内部抵抗Rを読み出しても良い。
また、上記実施形態では、エンジンの冷却水の温度Twを検出しているが、その代わりに、エンジンの油温を検出しても良い。
本発明は、実施形態に限定されず、その精神又は主要な特徴から逸脱することなく他の色々な形で実施することができる。
このように、上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には何ら拘束されない。さらに、請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
以上説明したように、本発明にかかるバッテリ劣化判定装置は、電流センサを用いることなく、バッテリの劣化状態を判定する用途等にも適用できる。
本発明の実施形態に係るバッテリ劣化判定装置の概略構成図である。 電動機の温度と内部抵抗との関係を示す図である。 イグニッションスイッチの状態とバッテリの端子電圧の大きさとの関係を示すタイムチャートである。 バッテリの劣化状態とバッテリの内部抵抗との関係を示す図である。 バッテリ劣化判定装置の制御を示すフローチャートである。
符号の説明
1 バッテリ劣化判定装置
10 スタータ
11 電動機
20 バッテリ端子電圧検出センサ(電圧検出手段)
21 外気温度検出センサ(外気温度検出手段)
22 エンジン温度検出センサ(エンジン温度検出手段)
23 エンジン回転速度検出センサ
24 イグニッションスイッチ位置検出センサ
30 電子制御ユニット
31 記憶手段
32 バッテリ内部抵抗算出手段
33 バッテリ劣化状態判定手段
34 調整手段

Claims (4)

  1. バッテリの劣化状態を判定する判定手段を備えたバッテリ劣化判定装置であって、
    イグニッションスイッチの操作時に、上記バッテリから電力が供給されてエンジンを起動する電動機と、
    上記バッテリの端子電圧を検出する電圧検出手段と、
    上記電動機の内部抵抗を予め記憶する記憶手段と、
    少なくとも上記電圧検出手段により検出された、バッテリから電動機への電力の供給前におけるバッテリの端子電圧と上記電圧検出手段により検出された、エンジンの起動開始時におけるバッテリの端子電圧と上記記憶手段により記憶された電動機の内部抵抗とに基づき、上記バッテリの内部抵抗を算出する算出手段とをさらに備え、
    上記判定手段は、上記算出手段により算出されたバッテリの内部抵抗に基づき、該バッテリの劣化状態を判定するように構成されていることを特徴とするバッテリ劣化判定装置。
  2. 請求項1記載のバッテリ劣化判定装置において、
    外気温度を検出する外気温度検出手段と、
    上記エンジンの冷却水の温度又は該エンジンの油温を検出するエンジン温度検出手段とをさらに備え、
    上記算出手段は、上記外気温度検出手段により検出された検出値と上記エンジン温度検出手段により検出された検出値との差が所定値以上であるときは、上記バッテリの内部抵抗を算出しないように構成されていることを特徴とするバッテリ劣化判定装置。
  3. 請求項1又は2記載のバッテリ劣化判定装置において、
    上記算出手段は、上記イグニッションスイッチの操作による上記エンジンの起動開始後該エンジンの稼動前に該操作が中断されたときは、次のイグニッションスイッチの操作時において、上記バッテリの内部抵抗を算出しないように構成されていることを特徴とするバッテリ劣化判定装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載のバッテリ劣化判定装置において、
    上記電圧検出手段の検出間隔を、上記エンジンの始動開始時は該エンジンの稼動中よりも短くする調整手段をさらに備えたことを特徴とするバッテリ劣化判定装置。
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