JP5411676B2 - 作物収穫機 - Google Patents
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第1発明は、作物を圃場から収穫する収穫部と、収穫作物を機体後方側に搬送する搬送部と、収穫作物を選別する選別部と、収穫作物を回収する回収部を備えた作物収穫機において、
前記回収部に収穫作物を搬送するコンベヤの搬送終端部に、前記回収部に回収された収穫作物の嵩を検出する接触式センサを備え、
前記接触式センサは前記コンベヤの搬送終端部に設けた横軸心周りに揺動自在に支持された検出板を備え、当該検出板は前記横軸心より下方に向けて配設されているとともに、収穫作物の検出に伴って前記横軸心の位置よりも搬送始端部側へ揺動して前記コンベヤの底部に近接する側に変位するように配設してある。
第1発明によれば、回収部に収穫作物を搬送するコンベヤの搬送終端部に、回収部に回収された収穫作物の嵩を検出する検出板を備えた接触式センサを備えてあるので、例えば検出板の幅を大きくすることにより、収穫作物を幅広く検出することが容易に行える。
コンベヤの搬送終端部に設けた横軸心周りに揺動自在に支持された検出板は下方に向けて配設して収穫作物の検出に伴って前記横軸心の位置よりも搬送始端部側へ揺動してコンベヤの底部に近接する側に変位するように配設してあるので、検出板で収穫作物を検出するに当たって検出板の動きが、回収部での収穫作物の回収の邪魔にならない。
第1発明によれば、接触式センサの検出板により幅広く収穫作物を検出でき、又、収穫作物の検出に当たって検出板の動きが回収部での収穫作物の回収の邪魔にならないので検出精度が向上するようになった。
第2発明は、第1発明の構成において、前記接触式センサの検出板は、前記コンベヤの横幅方向で幅広に形成されている。
〔第3発明の構成〕
第3発明は、第1又は第2発明の構成において、前記接触式センサの横軸心からの前記検出板の長さを調節自在に構成してある。
第3発明によれば、同種の収穫作物の場合は、検出板の長さを変更することによって満杯量を変更することができるとともに、種類の異なる収穫作物の場合、或いは性状の異なる収穫作物の場合は、収穫作物の種類や性状に適した満杯量に設定することができる。
第4発明は、第1〜第3発明の構成において、前記回収部に、回収体を昇降させる昇降装置を備え、前記接触式センサにより回収体内の収穫作物の嵩の検出に基づいて前記昇降装置を下降させることにより前記回収体を下降させるように構成してある。
第4発明によれば、コンベヤの搬送終端部から落下する収穫作物を回収体で回収する場合、回収体が空のときは、回収体を昇降装置で上昇させて収穫作物の落下距離が短くなるようにし、回収体への収穫作物の回収に伴って昇降装置で回収体を下降させることができるので、コンベヤの搬送終端部からの収穫作物の落下距離を終始短くでき、落下による衝撃で収穫作物の品質を低下させることを抑制できる。
第5発明は、第4発明の構成において、前記昇降装置に前記回収体を支持する支持部を上下揺動自在に備え、前記支持部を初期状態では上向き姿勢で、前記回収体への収穫作物の回収に伴って前記コンベヤの搬送終端部から離れる方向に向けて下方に揺動するように構成してある。
第5発明によれば、回収体への収穫作物の回収に伴って回収体を支持する支持部をコンベヤの搬送終端部から離れる方向に向けて揺動させるとともに、収穫作物の検出に伴って検出板をコンベヤ側に揺動させることで、回収体(支持部)と検出板とが互いに離れる方向に揺動することになるので、回収体乃至支持部と、検出板とが干渉しないで収穫作物を満杯となるまで回収することができる。
第6発明は、第4発明または第5発明の構成において、前記接触式センサの検出板が所定角度以上揺動された状態が所定時間継続すると前記昇降装置を所定量下降させるように構成してある。
第6発明によれば、検出板が所定角度以上揺動した状態が所定時間継続すると昇降装置を下降させるので、検出板が収穫作物の跳ね返りや移動により一時的に動いた分は無視されることとなり、昇降装置の不要な動きを防止できるに至った。
第7発明は、第4発明〜第6発明のいずれかの構成において、前記回収体は可撓性の袋である。
第7発明によれば、収穫作物を回収する袋内で収穫作物に直接検出板を接当させることにより収穫作物の嵩を検出することも、袋の膨れ具合を検出板で検出して収穫作物の嵩を検出することも、いずれも良好に検出することができ、接触式センサによる収穫作物の検出の仕方並びに袋の取り扱いがし易い。
第8発明は、第1発明〜第7発明のいずれかの構成において、前記回収部に収穫作物を搬送する前記コンベヤは前記選別部の選別コンベヤである。
第8発明によれば、選別コンベヤで不良品を除去して出荷に適した良好な収穫作物を回収できる。
図1は作物収穫機の全体の左側面図、図2は同右側面図、図3は作物収穫機の全体の平面図である。これらの図に示すように、作物収穫機は、左右一対のクローラ走行装置1,1によって自走するように構成され、かつエンジン2と、エンジン2の上方に位置する運転座席3が備えられた運転部4とを有した自走機体5と、この自走機体5の左横側部に設けられ、収穫作物としての一例の人参を圃場から収穫する収穫部10と、この収穫部10の後方に位置し、人参を機体後方側に水平に搬送する搬送部としての搬送コンベヤ21と、この搬送コンベヤ21の横側に配置され、搬送コンベヤ21で搬送された人参を受け継いで機体横方向上方に搬送する持上げ部としての持上げコンベヤ24と、この持上げコンベヤ24から受け継いだ人参を作業者に選別されながら機体後方側に搬送する選別部としての選別コンベヤ41と、選別コンベヤ41の搬送下手側である後方で人参を回収する回収部60とを備えている。
前記収穫部10は、左右一対の引起し装置11,11によって人参の茎葉を引き起こし、人参の横側の土中に入り込ませた土ほぐし刃12による振動付与によって引き抜きやすくなった人参の茎葉を、左右一対の無端回動ベルトで成る引き抜きベルト13,13によって挟持して機体後方向きに持ち上げ搬送することにより、人参を圃場から抜き上げて収穫する。この収穫部10は、前記引き抜きベルト13によって収穫した人参の茎葉を、左右一対の無端回動ベルトで成る茎葉除去ベルト14,14によって挟持搬送することにより、収穫した人参を吊り下げ状態で機体後方向きに搬送し、回転カッター15によって茎葉を切断して茎葉と人参とを分離させ、人参を搬送コンベヤ21に落下させ、茎葉を茎葉除去ベルト14によって回転カッター15よりも後方に搬送してシュート16に落下させ、落下した茎葉を前記搬送コンベヤ21の後半部で受け止めて搬送終端部21bから機体後方の機外に排出する。
自走機体5の後端の機体フレーム6に選別コンベヤ41の下方に位置する状態で、門形フレーム62を立設し、門形フレーム62の後方に左右一対の支持フレーム63を固定してある。
前記吊り下げアーム64は、左右の吊り下げアーム部分64b,64bの先端に横杆64aが連結され、基部が左右の支持フレーム63の背後に取り付けた取付けブラケット63aに枢支連結されている。吊り下げアーム64には、鉤状の複数個の袋吊り下げ支持金具66を備えている。前記左右一対の油圧シリンダ65は、左右の吊り下げアーム部分64b,64bの中間と支持フレーム63の背後に取り付けた取付けブラケット63bとの間に備えられている。
又、前記下限センサ84が吊り下げフレーム64の下限姿勢を検知している状態で、接触式センサ75が人参の検出作動をしたときに、それを報知するブザー85及び警報ランプ86を備えた警報器87を備えている。ブザー85については警報停止信号を発信する手動操作式の警報停止スイッチ88を備えてあり、点灯した警報ランプ85は人参が満杯となった布袋73を取り外す等して接触式センサ75が人参を感知しなくなると消灯するように構成してある。
(1)上記実施の形態では、袋支持台67を油圧シリンダ65を電磁弁71の切り換えによって動かしている構成を示したが、油圧シリンダ65及び電磁弁71に代えて、電動シリンダと電動モータとを用いて、ボリューム81の検出値の変化で電動モータを作動させて電動シリンダを伸縮作動するように構成してもよい。
この場合、布袋73の外面から検出板77を接触させることで、布袋73の膨れ具合から人参の嵩を良好に検出することができる。
21 搬送部
41 選別部(選別コンベヤ)
60 回収部
61 昇降装置
64 支持部(吊り下げアーム)
73 回収体(袋)
75 接触式センサ
77 検出板
x 横軸心
Claims (8)
- 作物を圃場から収穫する収穫部と、収穫作物を機体後方側に搬送する搬送部と、収穫作物を選別する選別部と、収穫作物を回収する回収部を備えた作物収穫機において、
前記回収部に収穫作物を搬送するコンベヤの搬送終端部に、前記回収部に回収された収穫作物の嵩を検出する接触式センサを備え、
前記接触式センサは前記コンベヤの搬送終端部に設けた横軸心周りに揺動自在に支持された検出板を備え、当該検出板は前記横軸心より下方に向けて配設されているとともに、収穫作物の検出に伴って前記横軸心の位置よりも搬送始端部側へ揺動して前記コンベヤの底部に近接する側に変位するように配設してある作物収穫機。 - 前記接触式センサの検出板は、前記コンベヤの横幅方向で幅広に形成されている請求項1記載の作物収穫機。
- 前記接触式センサの横軸心からの前記検出板の長さを調節自在に構成してある請求項1又は2記載の作物収穫機。
- 前記回収部に、回収体を昇降させる昇降装置を備え、前記接触式センサにより回収体内の収穫作物の嵩の検出に基づいて前記昇降装置を下降させることにより前記回収体を下降させるように構成してある請求項1〜3のいずれか一項記載の作物収穫機。
- 前記昇降装置に前記回収体を支持する支持部を上下揺動自在に備え、前記支持部を初期状態では上向き姿勢で、前記回収体への収穫作物の回収に伴って前記コンベヤの搬送終端部から離れる方向に向けて下方に揺動するように構成してある請求項4記載の作物収穫機。
- 前記接触式センサの検出板が所定角度以上揺動された状態が所定時間継続すると前記昇降装置を所定量下降させるように構成してある請求項4または5記載の作物収穫機。
- 前記回収体は可撓性の袋である請求項4〜6のいずれか一項に記載の作物収穫機。
- 前記回収部に収穫作物を搬送する前記コンベヤは前記選別部の選別コンベヤである請求項1〜7のいずれか一項に記載の作物収穫機。
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