JP5407489B2 - 除湿装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ヒートポンプを活用した除湿装置に関する。
従来のこの種の除湿装置の構成は以下のようになっていた。
すなわち、吸気口と排気口を有する本体ケースと、この本体ケース内に設けられたヒートポンプとを備え、このヒートポンプは、圧縮機と、圧縮機の下流に順次設けた放熱器、膨張手段、吸熱器とにより形成し、前記吸気口から本体ケース内に吸気した空気を放熱器、吸熱器を順次介して排気口へと送風する送風手段を設けた構成となっていた(例えば、これに類似する先行文献は下記特許文献1に記載されている)。
近年、さらに除湿能力の高い除湿装置が求められ、ヒートポンプに除湿ローターを組み合わせて除湿能力を高めた除湿装置が開発された。
すなわち、上記送風手段の風路であって、放熱器と吸熱器の間には除湿ローターを、また、この除湿ローターと放熱器の間には加熱手段を設け、まず、吸熱器部分で結露、除湿回収できなかった湿気をこの除湿ローターで吸湿する。次に、この除湿ローターへ放熱器および加熱手段によって加熱された空気を送風し、その空気に湿気を放湿させ、再度吸熱器へ送風することにより結露させ除湿することによって除湿能力を高めようとする構成とするものである(例えば、これに類似する先行文献は下記特許文献2に記載されている)。
特開平06−331167号公報 特開2006−102578号公報
上記従来例における課題は、除湿装置に対する更なる安全性を向上させなければならないということであった。
すなわち、従来の物においては、吸気口に埃などが詰まり加熱手段への送風が減少すると、加熱手段の温度が上昇し、異常状態となり、安全上好ましくないものであった。
そこで、加熱手段には温度ヒューズを設けていた。この温度ヒューズにより、加熱手段が高温の異常状態となると、加熱手段への通電を遮断することにより、加熱手段の安全性を確保していた。
しかし、温度ヒューズが所定の温度で動作しない場合には、加熱手段が高温の異常状態となり、温度ヒューズ等の安全装置の動作異常に対する安全性の向上も課題となっていた。
そこで本発明は、加熱手段に対する更なる安全性の向上を目的とするものである。
そしてこの目的を達成するために本発明は、吸気口と排気口を有する本体ケースと、この本体ケース内に設けられたヒートポンプを備え、このヒートポンプは、圧縮機と、圧縮機の下流に順次設けた放熱器、膨張手段、吸熱器とにより形成し、前記吸気口から前記本体ケース内に吸気した空気を前記放熱器、前記吸熱器を順次介して前記排気口へと送風する送風手段を設けるとともに、前記放熱器と前記吸熱器の間に回動自在に除湿ローターを設け、この除湿ローターは放湿部と吸湿部とからなり、前記吸湿部は前記吸熱器と前記排気口との間の風路に設け、前記放湿部は前記放熱器と前記吸熱器との間の風路に設け、前記放熱器と前記放湿部との間の風路に加熱手段を設けた構成とし、前記加熱手段への送風が減少すると、PTCヒーターはPTCヒーター自身の温度を一定に制御出来るとともに、ニクロムヒーターの温度上昇も抑制するように、前記加熱手段はニクロムヒーターとPTCヒーターとを電気的に直列接続することにより形成したものであり、これにより、初期の目的を達成するものである。
以上のように本発明は、吸気口と排気口を有する本体ケースと、この本体ケース内に設けられたヒートポンプを備え、このヒートポンプは、圧縮機と、圧縮機の下流に順次設けた放熱器、膨張手段、吸熱器とにより形成し、前記吸気口から前記本体ケース内に吸気した空気を前記放熱器、前記吸熱器を順次介して前記排気口へと送風する送風手段を設けるとともに、前記放熱器と前記吸熱器の間に回動自在に除湿ローターを設け、この除湿ローターは放湿部と吸湿部とからなり、前記吸湿部は前記吸熱器と前記排気口との間の風路に設け、前記放湿部は前記放熱器と前記吸熱器との間の風路に設け、前記放熱器と前記放湿部との間の風路に加熱手段を設けた構成とし、前記加熱手段への送風が減少すると、PTCヒーターはPTCヒーター自身の温度を一定に制御出来るとともに、ニクロムヒーターの温度上昇も抑制するように、前記加熱手段はニクロムヒーターとPTCヒーターとを電気的に直列接続することにより形成したものであり、加熱手段の温度上昇に対する更なる安全性を確保することができるものである。
すなわち、放熱器と放湿部との間の風路に設けた加熱手段は、ニクロムヒーターとPTCヒーターとを電気的に直列接続し形成しているので、吸気口に埃などが詰まり加熱手段への送風が減少すると、まず、PTCヒーターはある温度まで高くなるが、そこで、PTCヒーターの特性として、PTCヒーターの電気抵抗も大きくなり、発熱量が低下し、PTCヒーターの温度は一定に制御される。また、ニクロムヒーターはPTCヒーターと電気的に直列接続されているので、PTCヒーターの電気抵抗が大きくなると、PTCヒーターでの電圧降下が大きくなるので、それに伴い、ニクロムヒーターへの供給電圧が低くなり、ニクロムヒーターの発熱量が低下し、ニクロムヒーターの温度上昇は抑制される。つまり、加熱手段への送風が減少した場合に、ニクロムヒーターとPTCヒーターとを電気的に直列接続しているので、PTCヒーターはPTCヒーター自身の温度を一定に制御出来るとともに、ニクロムヒーターの温度上昇も抑制することが出来るものである。
これらの結果により、除湿ローターの開口が塞がることにより、除湿ローターを通過する風量が低下しても、加熱手段に対する更なる安全性の向上ができるものである。
以下、本実施形態を添付図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1に示すように、本実施形態の除湿装置は、吸気口1と排気口2を有する本体ケース3と、この本体ケース3内にヒートポンプ4を備えている。このヒートポンプ4は、圧縮機5、放熱器6、膨張手段7、吸熱器8とにより形成されている。
送風手段9によって、吸気口1から本体ケース3内に吸気した空気を放熱器6、吸熱器8を順次介して排気口2へと送風する。
放熱器6と吸熱器8の間には、回動自在に除湿ローター10を設けている。この除湿ローター10は放湿部11と吸湿部13とからなり、吸湿部13は吸熱器8と排気口2との間の風路に設け、放湿部11は放熱器6と吸熱器8との間の風路に設けている。また、放熱器6と放湿部11との間には加熱手段12を設けている。
以上の構成における除湿動作について説明する。送風手段9によって吸気口1から本体ケース3内に吸気した空気は、放熱器6で加熱された後に加熱手段12で更に加熱され、高温で相対湿度の低い空気となり、除湿ローター10の放湿部11へ送風される。
この放湿部11に送風された空気は、放湿部11の湿気を取り込み湿度の高い状態となって吸熱器8へ送られる。この吸熱器8で結露させて除湿し、吸湿部13に達する。そこで、乾燥状態となった除湿ローター10の放湿部11が駆動手段16によって回転し、吸湿部13となり、この吸湿部13で吸熱器8で除湿されなかった湿度を吸湿し除湿する。
本実施形態における特徴は、加熱手段12の構成にある。この加熱手段12は図2および図3に示すようにニクロムヒーター18とPTCヒーター17とから構成され、これらのニクロムヒーター18とPTCヒーター17とは電気的に直列接続されている。
ニクロムヒーター18はニクロム線をらせん状に加工し、固定枠19に固定された構造であり、また、ニクロムヒーター18から成るニクロムヒーターユニット20は略扇形形状である。
図1に示すように、PCTヒーター17は中央部に複数の平板状のPTC素子21が並び、そのPTC素子21を挟むように蛇行状のフィン22を設けている。このPCTヒーター17はこのPTC素子21の両側のフィン22に通電することにより、中央のPTC素子21が発熱する。但し、フィン22への送風によってPTC素子21の発熱が奪われるとPTC素子21は発熱を繰り返すが、フィン22への送風が無いとPTC素子21の発熱が奪われないため、PTC素子21の発熱が抑制されるものである。また、複数のPCTヒーター17から成るPTCヒーターユニット23は略四角形である。この、PTCヒーターユニット23の略四角形の一辺の寸法は、ニクロムヒーターユニット20の略扇形の半径寸法とがほぼ同じである。
このように、放熱器6と放湿部11との間の風路に設けた加熱手段12は、ニクロムヒーター18と複数のPTCヒーター17とを電気的に直列接続され構成されているので、吸気口に埃などが詰まり加熱手段12への送風が減少すると、まず、PTCヒーター17の温度が高くなる。そこで、PTCヒーター17の特性として、PTCヒーター17の電気抵抗も大きくなり、発熱量が低下し、PTCヒーター17の温度は一定に制御される。また、ニクロムヒーター18はPTCヒーター17と電気的に直列接続されているので、PTCヒーター17の電気抵抗が大きくなると、PTCヒーター17での電圧降下が大きくなるので、それに伴い、ニクロムヒーター18への供給電圧が低くなり、ニクロムヒーター18の発熱量が低下し、ニクロムヒーター18の温度上昇は抑制される。つまり、加熱手段12への送風が減少した場合に、ニクロムヒーター18とPTCヒーター17とを電気的に直列接続しているので、PTCヒーター17はPTCヒーター17自身の温度を一定に制御出来るとともに、ニクロムヒーター18の温度上昇も抑制することが出来るものである。
これらの結果により、除湿ローターの開口が塞がることにより、除湿ローターを通過する風量が低下しても、加熱手段に対する更なる安全性の向上ができるものである。
また、加熱手段としてPTCヒーター17のみを使用した場合には、PTCヒーター17の特性として、温度が低い場合にはPTCヒーター17の電気抵抗も小さいので、運転開始時のPTCヒーター17への突入電流値が高くなり、PTCヒーター17の寿命を低減させる原因であった。そこで、加熱手段がニクロムヒーター18とPTCヒーター17とを電気的に直列接続された構成とすることにより、回路としては、PTCヒーター17の電気抵抗と更にニクロムヒーター18の電気抵抗が加算される。すなわち、加熱手段12としてPTCヒーター17のみを使用した場合に比べ、加熱手段12がニクロムヒーター18とPTCヒーター17とを電気的に直列接続された場合には、ニクロムヒーター18の電気抵抗によって運転開始時のPTCヒーター17への突入電流値を低減することができるものである。
また、加熱手段12であるPTCヒーター17をニクロムヒーター18の上流側に設けたものである。具体的には、放熱器6と除湿ローター10の放湿部11の間には加熱手段12を設けているので、吸気口1から本体ケース3内に吸気した空気は、放熱器6から加熱手段12であるPTCヒーター17をまず通過し、次にニクロムヒーター18を介し除湿ローター10へと送風されるものである。
このように、吸気口1から本体ケース3内に吸気した空気は、まず、放熱器6で暖められる。次に、加熱手段12であるPTCヒーター17で加熱され、更に加熱手段12であるニクロムヒーター18によって一層加熱され、除湿ローター10へと送風されるものである。
ここで、加熱手段12であるPTCヒーター17とニクロムヒーター18での加熱動作について説明する。まず、加熱手段12であるPTCヒーター17では、PTCヒーター17のPTC素子21で発熱した熱が、PTC素子21からフィン22に伝わり、このフィン22に空気が当たる。この時に、空気の流れをフィン22によって整流しながら加熱する。次に、加熱手段12であるニクロムヒーター18では、ニクロムヒーター18のニクロム線で発熱し、ニクロム線に空気が当たることにより、空気が加熱されるとともに、ニクロムヒーター18のニクロム線で発熱した熱が直接、除湿ローター10の放湿部11を加熱するものである。
すなわち、加熱手段12であるPTCヒーター17とニクロムヒーター18では、空気に対する加熱と除湿ローター10に対する加熱の2種類の加熱が行なわれている。
まず、空気に対する加熱は、吸気口1から本体ケース内に吸気した空気が、放熱器6で暖められ、次に、PTCヒーター17のフィン22によって整流しながら加熱され、更に、PTCヒーター17のフィン22によって整流された空気がニクロム線に当たることにより、一層加熱される。次に、除湿ローター10に対する加熱は、ニクロム線で発熱した熱により直接、除湿ローター10の放湿部11が加熱されるものである。
このように、空気はPTCヒーター17のフィン22によって加熱されながら整流された空気がニクロム線に当たり加熱され、温度むらが小さい空気がニクロム線に当たるので、ニクロム線の熱変形がほぼ均等になり、ニクロム線の型崩れを抑制できる。また、除湿ローター10への加熱も温度むらが小さい空気がニクロム線に当たるので、ニクロム線での発熱がほぼ均等になり、除湿ローター10の放湿部11での熱変形も一様となり、除湿ローター10の熱変形による寿命を延ばすことが出来る。
また、加熱手段12であるPTCヒーター17からなるPTCヒーターユニット23の加熱面積は、ニクロムヒーター18からなるニクロムヒーターユニット20の加熱面積より大きいものである。
具体的には、まず、空気をPTCヒーター17で加熱する場合には、PTCヒーター17のPTC素子21で発熱した熱が、PTC素子21からフィン22に伝わり、このフィン22に空気が当たることによって空気を加熱する。一方、ニクロムヒーター18で加熱する場合には、発熱したらせん状のニクロム線に空気が当たることによって空気を加熱するが、空気を加熱する場合には主に、PTCヒーター17によって加熱されるので、PTCヒーターユニット23の加熱面積であるフィン22の表面積がニクロムヒーターユニット20の加熱面積であるニクロム線の表面積より大きいことで空気への加熱が効率良く行うことが出来る。
また、加熱手段12であるPTCヒーターユニット23が設けられる風路の風路断面積は、ニクロムヒーターユニット20が設けられる風路の風路断面積より大きいものである。
このように、PTCヒーターユニット23が設けられる風路の風路断面積がニクロムヒーターユニット20が設けられる風路の風路断面積より大きいことにより、PTCヒーターユニット23に多くのPCTヒーター17を搭載できるので、PTCヒーターユニット23での通風抵抗を軽減できる。また、PTCヒーターユニット23で整流された空気が、更に、風路断面積の狭まったニクロムヒーターユニット20に徐々に狭まった連結風路を介して流れ込むので、整流された空気がニクロム線に当たり加熱され、温度むらが小さい空気がニクロム線に当たるので、ニクロム線の熱変形がほぼ均等になり、ニクロム線の型崩れを抑制できる。また、除湿ローター10への加熱も温度むらが小さい空気がニクロム線に当たるので、ニクロム線での発熱がほぼ均等になり、除湿ローター10の放湿部での熱変形も一様となり、除湿ローター10の熱変形による寿命を延ばすことが出来る。
また、PTCヒーターユニット23は略四角形であるので、複数のPTCヒーター17を同一面に効率よく並べて装着することが出来る。
(実施の形態2)
実施の形態2は図5および図6に示すように、実施の形態1に対し、ニクロムヒーターユニット20aが相違する。このニクロムヒーターユニット20aは、ニクロムヒーター18を設けたニクロムヒーター風路部分25と、ニクロムヒーターを通過しない通風路部26とから形成され、ニクロムヒーター風路部分25は通風路部26より除湿ローター10の回転方向において下流側に設けたものである。
すなわち、ニクロムヒーターユニット20aには2種類の風路が設けられている。まず、一方の風路は、ニクロムヒーター18を設けたニクロムヒーター風路部分25と、他方は、ニクロムヒーター18を設けない、単なる通風路である通風路部26である。よって、加熱手段12aであるPTCヒーターユニット23を通過した空気は、ニクロムヒーターユニット20aであるニクロムヒーター風路部分25と通風路部26とに分かれて流れ込む。そこで、ニクロムヒーター風路部分25は通風路部26より除湿ローター10の回転方向において下流側に設けているので、除湿ローター10は放湿部11では、まず、除湿ローター10が回転し、ニクロムヒーターユニットである通風路部26に到達する。そこでPTCヒーターユニット23を通過し、加熱された中温度の空気がニクロムヒーターユニット20aである通風路部26を介し、除湿ローター10に送風されることにより、除湿ローター10の湿気を放出させる。次に、除湿ローターが更に回転し、ニクロムヒーターユニット20aであるニクロムヒーター風路部分25に到達すると、PTCヒーターユニット23を通過し、加熱された空気がニクロムヒーターユニット20aであるニクロムヒーター風路部分25で更に加熱した高温度の空気を除湿ローター10に送風することにより、除湿ローター10の湿気を一層放出させるともに、ニクロムヒーター18で発熱した熱により直接、除湿ローター10を加熱するものである。
これにより、除湿ローター10が回転し、ニクロムヒーターユニット20aである通風路部26とニクロムヒーター風路部分25とで温度の違う空気を送風するとともに、ニクロム線で発熱した熱により直接、除湿ローター10を加熱することにより、除湿ローターの湿気を放出させるものであるが、まず、中温度の空気を送風し、次に高温度の空気を送風するするとともに、ニクロム線で発熱した熱により直接、除湿ローター10を加熱することにより、2段階で除湿ローター10の温度を上げることにより、除湿ローター10の放湿部11での熱変形が急激に起こらず、2段階で起こることとなり、除湿ローター10の熱変形による寿命を延ばすことが出来る。
また、ニクロムヒーターユニット20aのニクロムヒーター風路部分25と通風路部26は略扇形形状であるので、除湿ローター10がニクロムヒーターユニット20aでの加熱によって、中心部から外周に向かって熱膨張が略扇形形状でほぼ均一に起こるので、除湿ローター10の熱変形による寿命を延ばすことが出来る。
また、加熱手段12aであるPTCヒーターユニット23が設けられる風路の風路断面積はニクロムヒーターユニット20aが設けられる風路の風路断面積とほぼ同じである。
具体的には、加熱手段12aであるPTCヒーターユニット23が設けられる風路と、ニクロムヒーターユニット20aが設けられる風路の風路断面積がほぼ同じなので、PTCヒーターユニット23で加熱された空気がニクロムヒーターユニット20aへ流れる時に、PTCヒーターユニット23とほぼ同じ風路断面積である連結風路24を介して、ニクロムヒーターユニット20aに流れるので、連結風路24での通風抵抗を抑制できる。
また、ニクロムヒーターユニット20aの略扇形の角度は90度で、略扇形の半径寸法はPTCヒーターユニット23の略四角形の一辺の寸法とほぼ同じであるので、PTCヒーターユニットで整流された空気が、連結風路24を介して、ニクロムヒーターユニットに流れ込むので、略四角形から略扇形に変化する連結風路24の断面形状がほぼ同形状となるので、連結風路24の断面形状変化による通風抵抗を抑制することが出来る。
(実施の形態3)
実施の形態3は図7に示すように、実施の形態2に対し、ニクロムヒーターユニット20bが相違する。
ニクロムヒーターユニット20bは、ニクロムヒーター風路部分25bの上流側と下流側との両方に通風路部26bを設けた
すなわち、ニクロムヒーターユニット20bには2種類の風路が3箇所に設けられている。まず、一方の風路は、ニクロムヒーター18を設けたニクロムヒーター風路部分25bと、他方は、ニクロムヒーター18を通過しない単なる通風路である通風路部26bである。よって、加熱手段であるPTCヒーターユニット23を通過した空気は、ニクロムヒーターユニット20bであるニクロムヒーター風路部分25bと通風路部26bとに分かれて流れ込む。
そこで、ニクロムヒーターユニット20bは、ニクロムヒーター風路部分25bの上流側と下流側との両方に通風路部26bを設けているので、除湿ローター10は放湿部11で、まず、除湿ローター10が回転し、ニクロムヒーターユニット20bである通風路部26bに到達すると、PTCヒーターユニット23を通過し、加熱された中温度の空気がニクロムヒーターユニット20bである通風路部26bを介し、除湿ローター10に送風されることにより、除湿ローター10の湿気を放出させる。
次に、除湿ローター10が更に回転し、ニクロムヒーターユニット20bであるニクロムヒーター風路部分25bに到達すると、PTCヒーターユニット23を通過し、加熱された空気がニクロムヒーターユニット20bであるニクロムヒーター風路部分25bで更に加熱した高温度の空気を除湿ローター10に送風するするとともに、ニクロムヒーター18で発熱した熱により直接、除湿ローター10を加熱することにより、除湿ローター10の湿気を一層放出させるものである。
更に、除湿ローター10が回転し、ニクロムヒーターユニット20bである通風路部26bに到達すると、PTCヒーターユニット23を通過し、加熱された中温度の空気がニクロムヒーターユニット20bである通風路部26bを介し、除湿ローター10に送風されることにより、除湿ローター10の湿気を放出させるとともに、除湿ローター10の温度を中温度に低減する。
これにより、除湿ローター10が回転し、ニクロムヒーターユニット20bである通風路部26bとニクロムヒーター風路部分25bとで温度の違う空気を送風するするとともに、ニクロム線で発熱した熱により直接、除湿ローター10を加熱することにより、除湿ローター10の湿気を放出させるものであるが、まず、中温度の空気を送風し、次に高温度の空気を送風するとともに、ニクロム線で除湿ローター10を加熱し、更に中温度の空気を送風することにより、3段階で除湿ローターの温度を上げ下げすることにより、除湿ローターの放湿部での温度上昇時と温度下降時での熱変形が急激に起こらず、それぞれ2段階で温度変化が起こることとなり、除湿ローターの熱変形による寿命を延ばすことが出来る。
以上のように本発明は、吸気口と排気口を有する本体ケースと、この本体ケース内に設けられたヒートポンプを備え、このヒートポンプは、圧縮機と、圧縮機の下流に順次設けた放熱器、膨張手段、吸熱器とにより形成し、前記吸気口から前記本体ケース内に吸気した空気を前記放熱器、前記吸熱器を順次介して前記排気口へと送風する送風手段を設けるとともに、前記放熱器と前記吸熱器の間に回動自在に除湿ローターを設け、この除湿ローターは放湿部と吸湿部とからなり、前記吸湿部は前記吸熱器と前記排気口との間の風路に設け、前記放湿部は前記放熱器と前記吸熱器との間の風路に設け、前記放熱器と前記放湿部との間の風路に加熱手段を設けた構成とし、この加熱手段はニクロムヒーターとPTCヒーターとを電気的に直列接続することにより形成したものであり、加熱手段の温度上昇に対する更なる安全性を確保することができるものである。
すなわち、放熱器と放湿部との間の風路に設けた加熱手段は、ニクロムヒーターとPTCヒーターとを電気的に直列接続し形成しているので、吸気口に埃などが詰まり加熱手段への送風が減少すると、まず、PTCヒーターの温度が高くなる。そこで、PTCヒーターの特性として、PTCヒーターの電気抵抗も大きくなり、発熱量が低下し、PTCヒーターの温度は一定に制御される。また、ニクロムヒーターはPTCヒーターと電気的に直列接続されているので、PTCヒーターの電気抵抗が大きくなると、PTCヒーターでの電圧降下が大きくなるので、それに伴い、ニクロムヒーターへの供給電圧が低くなり、ニクロムヒーターの発熱量が低下し、ニクロムヒーターの温度上昇は抑制される。つまり、加熱手段への送風が減少した場合に、ニクロムヒーターとPTCヒーターとを電気的に直列接続しているので、PTCヒーターはPTCヒーター自身の温度を一定に制御出来るとともに、ニクロムヒーターの温度上昇も抑制することが出来るものである。
これらの結果により、除湿ローターの開口が塞がることにより、除湿ローターを通過する風量が低下しても、加熱手段に対する更なる安全性を確保することができるものである。
従って、家庭用や事務所用などの、除湿装置として活用が期待されるものである。
本発明の実施の形態1の除湿装置の概略断面図 本発明の実施の形態1の除湿装置の加熱手段を示す図 本発明の実施の形態1の除湿装置の加熱手段を示す図 本発明の実施の形態1の除湿装置の加熱手段を示す図 本発明の実施の形態2の除湿装置の加熱手段を示す図 本発明の実施の形態2の除湿装置の加熱手段を示す図 本発明の実施の形態3の除湿装置の加熱手段を示す図
1 吸気口
2 排気口
3 本体ケース
4 ヒートポンプ
5 圧縮機
6 放熱器
7 膨張手段
8 吸熱器
9 送風手段
10 除湿ローター
11 放湿部
12 加熱手段
12a 加熱手段
13 吸湿部
16 駆動手段
17 PTCヒーター
18 ニクロムヒーター
19 固定枠
20 ニクロムヒーターユニット
20a ニクロムヒーターユニット
20b ニクロムヒーターユニット
21 PTC素子
22 フィン
23 PTCヒーターユニット
24 連結風路
25 ニクロムヒーター風路部分
25b ニクロムヒーター風路部分
26 通風路部
26b 通風路部

Claims (10)

  1. 吸気口と排気口を有する本体ケースと、この本体ケース内に設けられたヒートポンプを備え、このヒートポンプは、圧縮機と、圧縮機の下流に順次設けた放熱器、膨張手段、吸熱器とにより形成し、前記吸気口から前記本体ケース内に吸気した空気を前記放熱器、前記吸熱器を順次介して前記排気口へと送風する送風手段を設けるとともに、前記放熱器と前記吸熱器の間に回動自在に除湿ローターを設け、この除湿ローターは放湿部と吸湿部とからなり、前記吸湿部は前記吸熱器と前記排気口との間の風路に設け、前記放湿部は前記放熱器と前記吸熱器との間の風路に設け、前記放熱器と前記放湿部との間の風路に加熱手段を設けた構成とし、前記加熱手段への送風が減少すると、PTCヒーターはPTCヒーター自身の温度を一定に制御出来るとともに、ニクロムヒーターの温度上昇も抑制するように、前記加熱手段はニクロムヒーターとPTCヒーターとを電気的に直列接続することにより形成した除湿装置。
  2. 加熱手段であるPTCヒーターはニクロムヒーターよりは風路の上流側に設けた請求項1記載の除湿装置。
  3. 加熱手段であるPTCヒーターからなるPTCヒーターユニットの加熱面積は、ニクロムヒーターからなるニクロムヒーターユニットの加熱面積より大きい請求項1または2に記載の除湿装置。
  4. 加熱手段であるPTCヒーターユニットが設けられる風路の風路断面積は、ニクロムヒーターユニットが設けられる風路の風路断面積より大きい請求項1〜3のいずれか一つに記載の除湿装置。
  5. ニクロムヒーターユニットは、ニクロムヒーターを設けたニクロムヒーター風路部分と、ニクロムヒーターを設けない通風路部とから形成され、ニクロムヒーター風路部分は通風路部より除湿ローターの回転方向において下流側に設けた請求項1〜3のいずれか一つに記載の除湿装置。
  6. ニクロムヒーターユニットは、ニクロムヒーターを設けたニクロムヒーター風路部分と、ニクロムヒーターを設けない通風路部とから形成され、ニクロムヒーター風路部分の上流側と下流側との両方に通風路部を設けた請求項1〜3のいずれか一つに記載の除湿装置。
  7. ニクロムヒーターユニットのニクロムヒーター風路部分と通風路部は扇形形状である請求項5または6に記載の除湿装置。
  8. 加熱手段であるPTCヒーターユニットが設けられる風路の風路断面積はニクロムヒーターユニットが設けられる風路の風路断面積と同じである請求項5〜7のいずれか一つに記載の除湿装置。
  9. PTCヒーターユニットは四角形である請求項3〜8のいずれか一つに記載の除湿装置。
  10. ニクロムヒーターユニットの略扇形の角度は90度で、略扇形の半径寸法はPTCヒーターユニットの略四角形の一辺の寸法と同じである請求項6〜9のいずれか一つに記載の除湿装置。
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