JP5405521B2 - 光源装置、およびそれを備えた電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、光源装置、およびそれを備えた電子機器に関するものである。
近年、液晶テレビ用のバックライトや電球やシーリングライト等の照明器具といった電子機器において、発光ダイオード(以下、LEDとする。)を採用して小型化、省電力化、長寿命化を実現する開発が盛んに行われている。
一例としては、特許文献1のような光源装置(以下、バックライトとする。)が開発されている。特許文献1では、バックライトの光学特性を向上させるため、LEDと導光板との位置を出来る限り近づけ、導光板へ入射する光の損失を防いでLEDからの光を効率よく導光板へ入射させるものである。
そのために、導光板が収納されるフレームに弾性を有する可動部が形成されており、LEDをフレームに装着すると、LEDが可動部によって押圧され、導光板の側面に密着した状態で固定される構成となっている。しかし、この構成では導光板の側面とLEDとは接近するが密着することなく、導光板の側面へ入射する光の損失までを改善することは難しい。
そこで、特許文献2のようなバックライトが開発されている。特許文献2では、透明支持体上にLEDが形成されており、透明支持体の表面で生じる全反射をなくすために、透明支持体と導光板と屈折率が略同じである接着層を設けて光学カップリングで接続することにより、これらの界面ではほとんど反射されることなく光が通過する構成としている。
特開2010−250122号公報 特開2001−345007号公報
しかしながら、特許文献1および特許文献2では、次のような課題がある。特許文献1の構成では、先にも記載した通り導光板の側面とLEDとは、LEDが可動部により押圧されることによって導光板の側面に接近するが密着することなく、導光板の側面へ入射する光の損失まで改善することは難しい。また、フレームに可動部を設けた構成であるため、複雑な構成となり、製造が難しくまたLEDを装着するのも難しいといった課題を有する。
さらに、光の損失が生じると、必要となる光量を確保するために、投入電力を増加させる必要が乗じる。その結果、光源から発生する熱が増加するために、光源に大きなヒートシンクを取り付けて放熱特性を向上させる必要があった。
一方、特許文献2の構成では、透明支持体と導光板の間に略同じ屈折率の接着層を設けることにより、これらの界面での反射をほとんどなくすことが出来るが、接着層に関して具体的に記載されていない。接着層を形成するために、例えば接着材をそれぞれの界面に塗布する場合、透明支持体と導光板との間を一定に保つことは難しく、LEDと導光板との間が変化することにより光結合効率が変化してしまう。その結果、バックライトの輝度にムラが生じてしまう。また、例えば接着シート等をそれぞれの界面で挟む場合、両面に接着部を有する接着シートの取り扱いは難しく、LEDと導光板とを位置合せして取り付けすることも難しい。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、光源と光学部材との間で光源からの出射光が効率よく光学部材に入射し、かつ光結合するために、簡便な構成を設けることにより、光源の光利用効率を高めると共に、不要な消費電力を抑制できる光源装置と、その光源装置を備えた電子機器を提供することにある。
本発明の光源装置では、光源モジュールと、光源モジュールからの光を伝搬し、かつ外部へ取り出す手段を備えた導光部材とからなる光源装置であって、光源モジュールで出射光を生じる発光部と、発光部に対向する導光部材の端部との間で、出射光を透過すると共に、発光部および端部にそれぞれ接触する中間部材を備えたことを特徴としている。
上記の構成によれば、光源モジュールの発光部からの出射光が効率よく導光部材に入射し、かつ光結合するために、中間部材のような簡便な構成で光利用効率を高めると共に、不要な消費電力を抑制することが可能となる。
また、本発明の光源装置では、前記中間部材は、前記発光部と前記端部の間で弾性変形していることを特徴としている。
上記の構成によれば、光源モジュールの発光部と導光部材の端部とのそれぞれの境界で中間部材を密着させることができるため光利用効率を高めると共に、不要な消費電力を抑制することが可能となる。
また、本発明の光源装置では、前記中間部材は、前記光源モジュールから生じる熱が前記端部へ達することを抑制する耐熱性を有することを特徴としている。
上記の構成によれば、光源モジュールで生じる熱が、導光部材の端部へ伝達することを抑制することができるため、光利用効率を高め、不要な消費電力を抑制すると共に、導光部材の端部を熱変形や劣化から守ることが可能となる。
また、本発明の光源装置は、前記中間部材は、熱伝導率が0.5W/mK以下であることを特徴としている。
上記の構成によれば、中間部材の熱伝導率を0.5W/mK以下とすることにより、さらに導光部材の端部の熱変形や劣化から守ることが可能となる。
また、本発明の照明装置を用いて電子機器とすることも可能である。
光源と光学部材との間で光源からの出射光が効率よく光学部材に入射し、かつ光結合するために、弾性を有して光源と導光部材との間で押圧して配置され、かつ光源の光線を透過する中間部材を設けた光源とした。その結果、光学部材の光線の入射端部での光結合効率を高めることができるため、光源装置としての光利用効率を高めることができると共に、不要な消費電力を抑制できる光源装置と、その光源装置を備えた電子機器を提供することが出来る。
実施の形態1における光源装置の全体の概略図(a)および分解斜視図(b)である。 実施の形態1における光源装置の光取り出しを説明する断面図であり、中間部材がある場合(a)とない場合(b)である。 実施の形態1の図2における中間部材の効果を示すグラフである。
〔実施の形態1〕
以下、本発明における実施の形態1について図1を用いて説明する。図1では、実施の形態1における光源装置の全体の概略図(a)と、分解斜視図(b)を示している。
本実施の形態における光源装置1は、発光素子等を備えた光源モジュール2と、光源モジュール2の出射光を伝搬するための導光部材3と、導光部材3を保持する保持部材4と、光源モジュール2へ電力を供給するための電力供給部(図示せず)とを備えている。以下に本実施の形態の光源装置の各構成に関して説明する。
光源モジュール2は、LEDやエレクトロルミネッセンス素子等の発光素子からなる発光部2aと、その発光部2aを載置する固定部2bとからなっている。発光素子にLEDを用いる場合、発光部は2a、セラミック基板上に複数または単数のLEDを実装した構成とすることが好ましい。
また、発光素子をセラミック基板上に固定し、発光素子の放熱を高めるために固定部2bをアルミ等で構成してヒートシンクとして放熱性を高めたり、発光部2aと固定部2bの間に放熱部材(例えば、放熱性の高いシート、図示せず)を適宜設けた構成としても良い。
また、発光部2aの表面は、封止樹脂で覆われた構成であっても良い。封止樹脂で覆われた構成の場合は、本発明の構成によりされに優れた効果を得ることができる。この点は、以降で説明する。
次に導光部材3について説明する。導光部材3は、光源モジュール2の発光部2aに対して対向した位置に配置している。発光部2aからの出射光Aが導光部材3の端部のうち発光部2a側にある第一端部3aに入射するように配置されており、導光部材3に入射した出射光Aが導光部材3の内部を伝搬する構成となっている。
導光部材3内を伝搬した出射光Aは、第一端部3aとは反対側の第二端部3bや第一端部3aと第二端部3bに隣接する側面3cから出射光Aが取り出される構成となっており、取り出された光が照明光Bとして利用される。この時、導光部材3から光を取り出すために、第二端部3bや側面3cに光取り出し構造(図示せず)が設けられ、導光部材3内を伝搬する出射光Aが光取り出し構造に到達することにより、導光部材3の各部(3b、3c)から外部へ取り出されるようになっている。
この光取り出し構造は、導光部材3の内部を伝搬する出射光Aが導光部材3の外部へ照明光Bとして取り出す際の光量や出射方向を制御するように設けられている。光取り出し構造としては、例えば、導光部材3に角度を適宜設定したプリズム形状を有する構造であったり、樹脂等を印刷や塗布によりサイズを変えた構造により設けられる。
また、例えば、本発明の光源装置1を備えた電子機器において、液晶表示装置のバックライトとして利用する場合は、液晶表示の領域で、第一端部3aと第二端部3bの近傍で照明光Bが均一となるように光取り出し構造を最適設定すればよい。また照明機器として利用する場合は、照明光Bとして必要な配光分布となるように、第一端部3aと第二端部3bの近傍で照明光Bが所望の配光特性を有するように光取り出し構造を最適設定すればよい。
導光部材3は、発光部2aからの出射光Aを透光させる機能を有した材質が好ましく、例えば、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ゼオネックス、ガラス等を用いれば良い。また、導光部材3の形状は特に限定されないが、上記に示したバックライトや照明機器等の電子機器に対応した形状とすれば、電子機器で必要とされる領域に最適に照明することが可能となり好ましい。
このような導光部材3は、そのサイズ応じて最適な方法によって作製すれば良い。導光部材3のサイズが大型であれば、切り出しや押し出し成形等により作製すれば良いし、小型であれば、成形等により作製すればよい。
次に、光源モジュール2に対し、導光部材3を保持する保持部材4は、光源モジュール2の発光部2aの出射側に、導光部材3の位置を特定するに保持部材4として設け、発光部2aからの出射光Aが導光部材3へ光結合する効率(以下、光結合効率と記載)が最適となるように、導光部材3と発光部2aとの間隔が一定となるように保持部材4により設定する。ここでは、光源モジュール2と導光部材3は一対一の構成となっているが、例えば、光源装置を備えた電子機器として、バックライトの場合は、光源モジュール2と導光部材3とは複数の配列となっており、保持部材4は、それぞれの間隔が一定となるように設けられるか、あるいは複数の配列の全体で間隔が一定となるように設けられている。
保持部材4の材質としては、特に限定されるものではない。また、光源モジュール2の発光部2aからの出射光Aの一部が保持部材4に到達するために、保持部材4の内側に反射機能を付与することにより、保持部材4に到達した出射光Aが反射機能により反射し、導光部材3の第一端部3aに光結合する構成として、光結合効率を増加させても良い。反射機能としては、アルミ等の金属膜を蒸着したり、金属シートを設けたりすれば良い。
さらに保持部材4の形状は、導光部材3の第一端部3aに対して、光源モジュール2の発光2aからの出射光Aの光結合効率が向上するように斜めとしたり、曲面としても良い。また、保持部材4を出射光Aの透過する部材として、直接、外部へ取り出し照明光Bとして利用しても良い。
次に中間部材5について説明する。中間部材5は図1(b)に示すように、光源モジュール2と導光部材3との間に設けられている。中間部材5としては、光源モジュール2と導光部材3との間に設けられるために、透明性を有した材料であることが好ましく、特に光源モジュール2の出射光Aをできるだけ損失を少なくして透過させる材料であることが望ましい。さらに光源モジュール2の発光部2aと導光部材3の第一端部3aと密着する材料であることが望ましい。
中間部材5としては、発光部2aと第一端部3aとの間隔T1と中間部材5の厚みT2とが、同じ厚み(T1=T2)であれば好ましいが、中間部材5の両端で密着させることは難しく、T1=T2となるように、中間部材5を加工し、保持部材4により間隔T1を一定とすることは難しい。
そのため、中間部材5としては、弾性を有する材料であることが好ましく、T1に合わせて変形させることが望ましい。その結果、中間部材5の両端で発光部2aと第一端部3aとを密着させることができるため、光結合効率を高めることが可能となる。材質としては、透過率が高く、導光部材3の材質や、光源モジュール2の発光部2aの表面を覆う封止樹脂の材質とほぼ同等の屈折率を有する材質であればよく、さらに弾性を有する材質であることが望ましい。例えば、シリコーン樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂は、透過率が高く、弾性を有する材質を備えている。
上記のような中間部材5であれば、光源モジュール2に対して導光部材3を固定する前に、光源モジュール2の発光部2aの上面へ中間部材5を配置した後に、導光部材3を固定すればよい。さらに、中間部材5が液状であれば、光源モジュール2と保持部材4を中間部材5の受け部とし、液状の中間部材5を受け部に注入した後に、導光部材3を固定すればよい。或いは、液状の中間部材5を受け部に注入した後に、液状の中間部材5を加熱或いは光照射等により固化した後に、導光部材3を固定しても良い。
中間部材5が液状のままであれば、弾性は不要であるが外部へ漏れ出さないようにする必要がある。一方、中間部材5を固化する場合は、固化後の中間部材5は弾性を有することが望ましい。
次に中間部材5を設けることによる効果について図2を用いて説明する。図2は、中間部材5を備えた場合の光源装置の光取り出しを説明する断面図であり、中間部材5を設けた場合、図2(a)と、中間部材5を設けない場合、図2(b)で比較している。図2のA1、A2、A3は、光源モジュール2の発光部2aからの出射光Aをそれぞれ示しており、B1、B2、B3は、導光部材3からの照明光Bをそれぞれ示している。
出射光A1は、導光部材3の第一端部3aで光結合し、導光部材3の内部を全反射して伝搬し、第二端部3bへ出射して照明光A1となる光路を示している。ここで出射光A1が、導光部材3の内部を伝搬する途中で光取り出し構造により側面3cへ出射して照明光となることも想定される。出射光A1では、中間部材5の有無に関わらず、導光部材3の内部を伝搬して、光取り出し構造等により導光部材3の外部へ照明光B1となる。
次に出射光A2は、導光部材3の第一端部3aと全反射する条件で入射しており、中間部材5のない図2(b)の場合は、全反射により、直接、導光部材3の第一端部3aへ光結合せず、保持部材4の周囲に設けた反射機能により多重反射を経て第一端部3aへ光結合するか、あるいは光結合しないため光損失となってしまう。
一方、中間部材5を設けた図2(a)の場合は、中間部材5と第一端部3aの境界で全反射する異なる光結合するために光損失とならず、導光部材3の内部を全反射して伝搬する途中で光取り出し構造により側面3cへ出射して照明光となることも想定される。出射光A2では、中間部材5がある場合のみ、導光部材3の内部を伝搬して、光取り出し構造等により導光部材3の外部へ照明光B2となる。
さらに出射光A3は、保持部材4の周囲に設けた反射機能により反射し、導光部材3の第一端部3aへ入射する条件となっている。この場合、導光部材3の第一端部3aに対して保持部材4の反射機能を有する面を傾斜させ、出射光A1と同じ条件、つまり全反射しない条件となるようにすることが望ましい。保持部材4の反射機能を有する面を上記の条件となるように傾斜させることにより、光結合効率を向上させることができる。
しかし、中間部材5のない図2(b)の場合は、出射光A2と同じく、全反射により直接、導光部材3の第一端部3aへ光結合せず、保持部材4の周囲に設けた反射機能により多重反射を経て第一端部3aへ光結合するか、あるいは光結合しないため光損失となってしまう。
一方、中間部材5を設けた図2(b)の場合は、中間部材5と第一端部3aの境界で全反射する異なる光結合するために光損失とならず、導光部材3の内部を全反射して伝搬する途中で光取り出し構造により側面3cへ出射して照明光となることも想定される。出射光A2では、中間部材5がある場合のみ、導光部材3の内部を伝搬して、光取り出し構造等により導光部材3の外部へ照明光B3となる。
さらに、光源モジュール2の発光部2aが封止樹脂で覆われている場合において、発光部2aからの出射光Aが、封止樹脂と外部との境界でフレネル反射が生じてしまう。フレネル反射とは、封止樹脂と外部(空気層)のように異なった屈折率の境界面で光線が入射する際に生じる反射であり、出射光Aが、封止樹脂から外部へ取り出すための光取り出し効率が低下してしまうこととなる。
そこで、本発明の中間部材5を光源モジュール2の発光部2aと導光部材3の第一端部3aとの間にあって、発光部2aを覆う封止樹脂の表面と第一端部3aの表面とに接触することにより、それぞれの表面での全反射を抑制することができ、より良好な光結合効率とすることができる。
以上のように、光源モジュール2の発光部2aと導光部材3の第一端部3aとの間に中間部材5を設けることにより、光源モジュール2の発光部2aからの出射光Aの多くが導光部材3の第一端部3aに光結合することができる。さらに、光源モジュール2の発光部2aに封止樹脂を設けた場合は、封止樹脂から中間部材5への光取り出し効率も増加させることができる。
その結果、光源モジュール2の発光部2aからの出射光Aの光利用効率を向上させることが可能となり、さらに照明光Bの必要な光量に対して余分な出射光Aを必要せず、光源モジュール2への投入電力を低減できるため、低消費電力とすることができる。
ここで光利用効率とは、光源モジュール2の発光部2aからの出射光Aがどれだけ光源装置1の外部へ照明光Bとして取り出すことができたかを示すものである。また、光取り出し効率とは、光源モジュール2の発光部2aからの出射光Aがどれだけ封止樹脂から外部(中間部材5を有する側)へ取り出しことができたかを示すものである。
つまり要求される照明光Bに対し出射光Aをできるだけ近づけることにより光利用効率を高めることができ、光源モジュール2への余計な投入電力を必要とせず、放熱特性を向上させるためのより大きなヒートシンクを設ける必要もない。
次に中間部材5の有無について実験した結果について図3を用いて説明する。図3は、中間部材5の効果を実測したものであり、図2のような中間部材5の有無に対して照明光Bの発光スペクトルに対する光出力の関係を示したグラフである。光出力は、照明光Bの光出力を実測したものである。また、中間部材5を有する場合を実線(a)、および中間部材5のない場合を破線(b)で示している。
ここで実測における条件は、光源モジュール2の発光部2aの一辺が約10mm、導光部材3の第一端部3aの一辺が20mm、側面3cの長さは36mmであり、中間部材5の一辺が約12mm、厚みが2mmのものを用いた。また、光源モジュール2の発光部2aは封止樹脂で覆われているものを採用した。
実測の結果、中間部材5のない場合は図3の破線(b)となり、光束は84.4lm、色温度は4760Kであったのに対し、中間部材5を有する場合は図3の実線(a)となり、光束99.4lm、色温度は4830Kであった。以上の結果より、中間部材5を設けることにより、光束は約1.2倍に増加している。
つまり、破線(b)の中間部材5がない場合は、光源モジュール2の発光部2aを覆う封止樹脂と空間との境界、および導光部材3の第一端部3aと空間との境界でフレネル反射による出射光Aの損失が生じるが、実線(a)の中間部材5がある場合は、それぞれの境界で生じるフレネル反射を抑制することができるため、光束を向上することができた。
以上のように、本発明の光源装置1によれば、光源モジュール2の発光部2aと導光部材3との間で発光部2aからの出射光Aが効率よく導光部材3に入射し、かつ光結合するために、弾性を有して光源と導光部材との間で押圧して配置され、かつ発光部2aからの出射光Aを透過する中間部材を設けた光源装置1とした。
その結果、導光部材3の第一端部3aでの光結合効率を高めることができる。さらに光源モジュール2の発光部2aが封止樹脂で覆われている場合は、封止樹脂の表面で出射光Aがフレネル反射することを抑制することができるため、出射光Aを封止樹脂の外部へ取り出す光取り出し効率高めることができる。
以上より光源装置1としての光利用効率を高めることができると共に、必要となる光量を確保するための不要な消費電力を抑制できるため光源装置1と光源装置1を備えた電子機器を提供することが出来る。
〔実施の形態2〕
実施の形態2では、実施の形態1で説明した光源装置1に設けた中間部材5の更なる効果について説明する。説明にあたり図1から図3を利用して説明する。
実施の形態1では、中間部材5の材料としては、光源モジュール2の出射光Aをできるだけ損失を少なくして透過させる材料であることが望ましく、さらに光源モジュール2の発光部2aと導光部材3の第一端部3aと密着する材料であることが望ましいとした。
また、光源モジュール2の発光部2aと導光部材3の第一端部3aと密着させるためには、弾性を有する材料であることが好ましく、光源モジュール2の発光部2aと導光部材3の第一端部3aとの間隔に合わせて変形させることができる材料であることが望ましいとした。
そうした材料として、透過率が高く、導光部材3の材質や、光源モジュール2の発光部2aの表面を覆う封止樹脂の材質とほぼ同等の屈折率を有する材質であって、さらに弾性を有する材質であることが望ましいとした。例えば、シリコーン樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂は、透過率が高く、弾性を有する材質を備えており適している。
さらに中間部材5の材質としては、以下の条件を有するものが望ましい。光源モジュール2の発光部2aからの出射光Aを得るために光源モジュール2からの放熱は高くなってしまう。そのため、光源モジュール2からの放熱が導光部材3の第一端部3aへ伝達することにより、形状が変形したり劣化してしまう可能性が高い。
特に導光部材3として、アクリルやポリカーボネートといった材料を用いた場合、それぞれの材料の熱変形温度は70℃〜120℃程度であるため、耐熱温度が低く、容易に熱変形や劣化を生じやすい。特に導光部材3としてアクリルを用いた場合は、70℃程度で熱変形や劣化を生じてしまう。
そこで、中間部材5として、透明性と弾性を有するだけでなく、さらに熱伝導率が小さい材質とすることにより、導光部材3の第一端部3aへの熱の伝達を抑制し、第一端部3aの熱変形や劣化を抑制することができる。
中間部材5の材質としては、透過率が高く、耐熱性に優れた、シリコーン樹脂やポリカーボネート樹脂が望ましく、さらに弾性に優れたシリコーン樹脂を用いることが望ましい。また、中間部材の熱伝導率は、0.5W/mK以下であることが望ましい。記載の熱伝導率の中間部材を用いることにより、光源モジュール2で生じた熱が、導光部材3へ到達したとしても、導光部材3の第一端部3aにおける温度上昇を、導光部材3の熱変形する温度までに抑制することができる。その結果、導光部材3の第一端部3aの劣化を抑制することができる。
以上のように、本発明の光源装置1によれば、光源モジュール2の発光部2aと導光部材3との間で発光部2aからの出射光Aが効率よく導光部材3に入射し、かつ光結合するために、弾性を有して光源モジュール2と導光部材3との間で押圧して配置され、かつ発光部2aからの出射光Aを透過する中間部材5を設けた光源装置1とした。
その結果、導光部材3の第一端部3aでの光結合効率を高めることができる。さらに光源モジュール2の発光部2aが封止樹脂で覆われている場合は、封止樹脂の表面で出射光Aがフレネル反射することを抑制することができるため、出射光Aを封止樹脂の外部へ取り出す光取り出し効率高めることができる。
さらに、中間部材5に耐熱性を有する材料を用いることにより、光源モジュール2で発生した放熱が導光部材3の第一端部3aへ伝達することによる形状変化や劣化を抑制することができる。
以上より光源装置としての光利用効率を高めることができると共に、必要となる光量を確保するための不要な消費電力を抑制でき、さらに光源モジュールによる導光部材の熱変形や劣化を抑制することができ、その光源装置1を備えた電子機器を提供することが出来る。
本発明の光源装置は、光源モジュールの発光部と導光部材との間で、発光部からの出射光が効率よく導光部材に入射し、かつ光結合するために、弾性を有して光源と導光部材との間で押圧して配置され、かつ光源の光線を透過する中間部材を有する構成の光源装置とすればよい。そのため本発明の光源装置は、照明装置や液晶テレビのバックライトといった電子機器に広く利用することができる。
1 光源装置
2 光源モジュール
2a 発光部
2b 固定部
3 導光部材
3a 第一端部
3b 第二端部
3c 側面
4 保持部材
5 中間部材
A 出射光
B 照明光
T1 発光部2aと導光部材3の第一端部3aとの間隔
T2 中間部材の厚み

Claims (4)

  1. 光源モジュールと、前記光源モジュールからの光を伝搬し、かつ外部へ取り出す手段を備えた導光部材とからなる光源装置であって、
    前記光源モジュールで出射光を生じる発光部と、前記発光部に対向する前記導光部材の端部との間で、前記出射光を透過すると共に、前記発光部および前記端部にそれぞれ接触する中間部材と、
    前記光源モジュールの光出射側に設けられ、前記導光部材と前記発光部との間隔が一定となるように前記導光部材を保持する保持部材とを備え、
    前記中間部材は、前記発光部と前記端部の間で弾性変形しており、
    前記中間部材は、前記光源モジュールから生じる熱が前記端部へ達することを抑制する耐熱性を有し、
    前記中間部材は、熱伝導率が0.5W/mK以下であると共に、
    前記中間部材は、前記発光部と前記端部との間隔と一致するように、前記中間部材の両端が前記発光部および前記端部と密着するように弾性変形しており、
    前記保持部材は、前記光源モジュールの光出射側の面および前記端部にそれぞれ接触していることを特徴とする光源装置。
  2. 前記発光部は、封止樹脂で覆われており、
    前記中間部材は、前記封止樹脂と前記端部とに接触していることを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
  3. 前記保持部材の内側に、前記発光部からの出射光を反射して前記導光部材の端部に光結合させるような反射機能を有する金属膜または金属シートが設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の光源装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の光源装置を備えたことを特徴とする電子機器。
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