JP5403716B2 - 組立て式密閉チャンバ - Google Patents

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Description

本発明は、半導体ウエハや液晶表示基板等の被処理体の成膜処理、エッチング処理等に使用される組立て式密閉チャンバに関する。
従来、例えば、半導体ウエハや液晶表示基板等の被処理体に成膜を施したり、これをエッチングしたりする際には、真空チャンバやガスを密閉するチャンバ(以下合わせて密閉チャンバと称する)が使用されている。
この密閉チャンバは、従来、アルミニウム、ステンレス等の大きなブロックを用い、そのブロックの内部を削り込むことにより製造されていたので、密閉チャンバの大型化を図ることが困難であるとともに、製造をする際に大きな加工機械が必要となるため、加工単価が高くなるという問題点があった。
この問題点を解決するものとして、枠状のチャンバ本体を複数の構成部材に分割し、分割した複数の構成部材を溶接して接合する密閉チャンバもあるが、アルミニウムの溶接は高価であるとともに、ステンレス、アルミニウム共に溶接後に歪が生じたり、溶接部は平面に出来ないので2次加工を入れる必要があり、価格を押し上げる要因になっている。また、使用後において各構成部材を取り外すことが出来ないことからメンテナンスがしづらいといった問題点がある。更に、近年、基板等の被処理体も大型化していることから、各構成部材を取り外すことができないとなると、持ち運びも不便であるし、チャンバ自体の大型化の要請には応えることが困難になってきている。
そこで、このような新たな種々の問題点を解決するものとして、特許文献1に記載の真空チャンバもある。この真空チャンバは、構造ボルト(60)により箱状に強固に接合された複数の板材(30A〜30F)と、内側より各板材の接合線(L)に沿って連続的に設けられたシール部材(62A、62B)と、シール部材を接合線に向けて押さえ付けて気密にシールするために締付ボルト(66)により取り付けられた押さえ部材(64、64A、64B)とにより構成されている。なお、ここで使用しているカッコ内の符号は特許文献1に使用されている符号である。
この特許文献1に記載の真空チャンバによれば、各板材を接合するに際し溶接を用いず、締め付けボルトにより接合するのでメンテナンス性及び持ち運び性に優れている。しかしながら、シール部材を押さえ部材と締め付けボルトにより内側から固定することによりシールするという構造であるため、シール部材を取り付けることが困難であるとともに、チャンバが大型化すると技術的に製作が更に困難になりコスト増の原因にもなる。
特開平9−209150号公報
そこで本発明者らは、シール部材の取り付けの容易化を可能とし、同時に、シール部材を取り付ける際の部材の削減を図ることが出来る本発明をするに至った。すなわち、本発明は、従来に比して、シール部材の取り付けが容易であるとともに、シール部材を取り付ける際の部材の削減を図れ、よって、大型化の要請にも容易に対応し得る安価な組立て式密閉チャンバを提供することを課題とする。
上記の課題を解決するにあたり、本発明の組立て式密閉チャンバは、本発明の組立て式密閉チャンバは、内部に密閉された空間を有する多角柱からなる組立て式密閉チャンバであって、多角形からなる上板及び底板と、上板及び底板との間に設けられた複数の側板と、一体成形されたあるいは複数のシール材をつなぎ合せて形成されたシール部材と、からなり、上板と各側板、底板と各側板および隣接する側板間のそれぞれの接合面には、シール部材を嵌挿するためのシール溝が設けられており、該シール溝に各シール部材を嵌挿させた状態で、上板と各側板、底板と各側板及び隣接する側板間をボルトにより締結することにより形成されていることを特徴とする。
また、本発明の組立て式密閉チャンバは、内部に密閉された空間を有する多角柱からなる組立て式密閉チャンバであって、多角形からなる上板及び底板と、上板及び底板との間に設けられた複数の側板と、Oリングからなる複数のシール部材と、からなり、上板と各側板、底板と各側板および隣接する側板間のそれぞれの接合面には、シール部材を嵌挿するためのシール溝が設けられており、該シール溝に各シール部材を嵌挿させた状態で、上板と各側板、底板と各側板及び隣接する側板間をボルトにより締結することにより形成されていることを特徴とする。
また、本発明の組立て式密閉チャンバは、内部に密閉された空間を有する四角柱からなる組立て式密閉チャンバであって、四角形からなる上板及び底板と、上板及び底板との間に設けられた四枚の側板と、上板と側板、底板と側板及び隣接する側板間をシールするためのOリング状の複数のシール部材と、からなり、四枚の側板は対向配置される二枚の第一の側板及び対向配置される二枚の第二の側板から構成されており、第一の側板の上板側面及び底板側面には屈曲部を有する第一のシール溝が形成されており、第二の側板の側面には周回状に第二のシール溝が形成されており、第一の側板及び第二の側板を枠状に組み合わせて側板枠を形成すると、側板枠の上板側及び底板側にはシール部材を嵌挿するための環状の連結シール溝が形成され、第二のシール溝にシール部材を嵌挿させた状態で四枚の側板をボルトにより締結し、連結シール溝にシール部材を嵌挿させた状態で側板枠と上板及び底板をボルトにより締結することにより形成されることを特徴とする。
第二のシール溝の上板側及び底板側は、第二のシール溝に嵌挿されたシール部材と、連結シール溝に嵌挿されたシール部材とにより二重にシールされた状態となっていてもよい。
Oリング状の複数のシール部材を用いる場合は、第二のシール溝に嵌挿されたOリング状のシール部材と、連結シール溝に嵌挿されたOリング状のシール部材とにより二重にシールされた状態となるが、二重にシールされた部分とそうでない部分の境界は、第一の側板及び第二の側板を組み合わせることによって周回状に形成された第一の側板及び第二の側板のシール溝の、第一の側板及び第二の側板の境界部にあたり、この部分に僅かな隙間を生ずるが、第一のシール溝の屈曲部近傍の分岐部の断面積より、Oリング状のシール部材の断面積を大きくすることにより、僅かな隙間をシール部材で完全に密閉することが出来る。
また、本発明の組立て式密閉チャンバは、内部に密閉された空間を有する四角柱からなる組立て式密閉チャンバであって、四角形からなる上板及び底板と、上板及び底板との間に設けられた四枚の側板と、上板と側板、底板と側板及び隣接する側板間をシールするための立方体状あるいは直方体状の一体成形されたあるいは複数のシール材をつなぎ合せて形成されたスケルトンシール部材、からなり、四枚の側板は対向配置される二枚の第一の側板及び対向配置される二枚の第二の側板から構成されており、第一の側板の上板側面及び底板側面には屈曲部を有する第一のシール溝が形成されており、第二の側板の側面には周回状に第二のシール溝が形成されており、第一の側板及び第二の側板の上板側及び底板側の側面と、第一の側板と第二の側板とを組み合わせた際の組み合わせ側面とには、上板と第一の側板及び第二の側板、底板と第一の側板及び第二の側板及び隣接する第一の側板及び第二の側板間をボルトにより締結するためのネジ穴が設けられており、一体成形されたあるいは複数のシール材をつなぎ合せて形成されたスケルトンシール部材を第一のシール溝及び第二のシール溝に嵌挿させながら四枚の側板をボルトにより締結し、四枚の側板と上板及び底板をボルトにより締結することにより形成されることを特徴とする。
本発明の組立て式密閉チャンバによれば、内部に密閉された空間を有する多角柱からなる組立て式密閉チャンバであって、多角形からなる上板及び底板と、上板及び底板との間に設けられた複数の側板と、シール部材と、からなり、上板と各側板、底板と各側板および隣接する側板間のそれぞれの接合面には、シール部材を嵌挿するためのシール溝が設けられており、該シール溝に各シール部材を嵌挿させた状態で、上板と各側板、底板と各側板及び隣接する側板間をボルトにより締結することにより形成した。これにより、従来に比して、シール部材の取り付けが容易であるとともに、シール部材を取り付ける際の部材の削減を図れ、大型化の要請にも容易に対応することができるといった効果を奏する。
本発明の組立て式密閉チャンバの概略構造を説明するための上面図、正面図及び側面図。 側面板を示す正面図、左側面図、右側面図、上側面図及び下側側面図。 排気口付き側面板を示す正面図、左(右)側面図、A−A断面図、上側面図、下側面図及び内側面図。 上(底)板を示す正面図及び側面図。 スケルトンシール部材を示す上面図、側面図、正面図、斜視図及びF1部拡大図。 組立て式密閉チャンバの組み立て方を説明するための分解斜視図、側板枠の上面図及びF2部拡大図。 他の実施形態に係る本発明の組立て式密閉チャンバの側面板を示す正面図、上側面図、下側面図及び側面図。 排気口付き側面板を示す正面図、上側面図、下側面図、右側面図及び左側面図。 上(底)板を示す上面図及びB−B断面図。 (a)及び(b)は、同、シール部材を示す平面図。 組み立て方を説明するための分解斜視図。 図11のF3部拡大図。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。
〔第1実施形態〕
図1〜6は本発明の組立て式密閉チャンバの第1実施形態を示すものである。
図1は本発明の組立て式密閉チャンバの概略構造を説明するための上面図、正面図及び側面図、図2は側面板を示す正面図、左側面図、右側面図、上側面図及び下側側面図、図3は排気口付き側面板を示す正面図、左(右)側面図、A−A断面図、上側面図、下側面図及び内側面図、図4は上(底)板を示す正面図及び側面図、図5はスケルトンシール部材を示す上面図、側面図、正面図、斜視図及びF1部拡大図、図6は組立て式密閉チャンバの組み立て方を説明するための分解斜視図、側板枠の上面図及びF2部拡大図である。なお、上板と底板とは同一の構成であるため特に区別せずに図示しており、本実施形態においては、第一の側板を側面板、第二の側板を排気口付き側面板として説明する。
図1に示すように、本発明の第1実施形態に係る組立て式密閉チャンバ100は、概略、対向配置された2枚の側面板1、1と、対向配置された2枚の排気口付き側面板2、2と、を複数のボルトB、B、・・・(以下ボルトBとする)により締結することにより枠状の側板枠を形成し、側板枠の上側には上板3、下側には底板3をそれぞれ配置し複数のボルトB、B、・・・により締結することにより、内部に密閉された空間を有する四角柱状の密閉チャンバとして構成している(なお、図2正面図においては、ボルトBはネジ穴S14に嵌合された部分のみを図示している)。排気口付き側面板2、2のそれぞれには排気ポートD1、D2が4つのボルトB、B、B、Bにより締結されて取り付けられており、側板枠と上板3との間、側板枠と底板3との間及び隣接する側面板1と排気口付き側面板2との間の接合面にはシール溝が設けられ、このシール溝にはスケルトンシール部材4が嵌挿されている。この状態を示すべく、上面図及び側面図においては一部破断線により内部の状態が見えるように図示しているが、詳細な構造については後述する。
図2に示すように、側面板1は全体を四角形により形成し、上側面にはシール溝D11、下側面にはシール溝D12、左側面にはシール溝D13、右側面にはシール溝D14がそれぞれ直線状に設けられており、シール溝D11、D14、D12及びD13により、側面板1の側面には周回状に連通するシール溝(第二のシール溝)が形成されている。また、側面板1の左側面には隣接する後述の排気口付き側面板2とボルト締結するためのネジ穴S11、S12、S13が設けられており、右側面にも同様のネジ穴S14、S15、S16が設けられている。同様に、上側面には上板3とボルト締結するためのネジ穴S17が、他方、下側面には底板3とボルト締結するためのネジ穴S18がそれぞれ設けられている。なお、正面図においては、隣接する排気口付き側面板2とボルトBにより締結した状態が破断線により図示されている。
また、左側面及び右側面には、隣接する排気口付き側面板2のボルト孔H21〜H26と対応するネジ穴S11〜S16とを合わせるための平行ピンPを挿入するためのピン穴h11及びh12とピン穴h13及びh14がそれぞれ設けられている。
図3に示すように、排気口付き側面板2には、中央部に排気口DS21が設けられるとともに、排気口DS21の周りには排気ポートD1あるいはD2をボルトB、B、B、Bにより締結するためのネジ穴S20〜S23が設けられている。また、図中左側縁部周辺及び右側側縁部周辺には隣接する側面板1、1と締結するためのボルトを挿入するボルト孔H21〜H26が3つずつ縦列に設けられている。
排気口付き側面板2の上側面には両端部側に屈曲部C1、C1を有するシール溝D21が設けられているとともに、後述の上板3とボルトにより締結するためのネジ穴S24〜S26が設けられている。同様の構造、すなわち、屈曲部C1、C1を有するシール溝D22及び底板3とボルトにより締結するためのネジ穴S27〜S29が下側面にも設けられている。なお、A−A断面図においては各ネジ穴S20、S22及びS25、S28にボルトBがそれぞれ挿入された状態が図示されている。ボルト孔H21〜H26及び後述のピン穴h21〜h24が設けられた排気口付き側面板2の内側面部分には、段部T、Tが形成されており、この段部T、Tにそれぞれ側面板1の右側面、左側面(図2参照)が当接されボルトにより締結されることとなる。
また、図3には、組立て式密閉チャンバ100を形成した際の内側から排気口付き側面板2を見た状態の内側面図が図示されており、図中、排気口付き側面板2の左側縁部周辺及び右側縁部周辺には、上記ピン穴h11及びh12とピン穴h13及びh14との対向する位置に、平行ピンPを挿入するためのピン穴h21及びh22とピン穴h23及びh24がそれぞれ設けられている。なお、内側面図においては、後述のスケルトンシール部材4がシール溝D14、D13に嵌挿された際のスケルトンシール部材4の一部が2点鎖線により図示されている。
図4には、底板3が図示されており、その周縁部には、対向配置される一対の側面板1,1及び対向配置される一対の排気口付き側面板2、2をボルトにより締結することにより枠状に形成されてなる側板枠と締結するためのボルトを挿入するためのボルト孔H3−17及びH3−18とボルト孔H3−27〜H3−29が設けられている。この図4においては、説明の便宜上、ボルト孔の符号を組み合わせる側面板1及び排気口付き側面板2に対応させている。なお、本実施形態においては上板も同様の構成であるので、上板も符号3を付して個別の説明は省略する。
図5には、直方体状に骨組み形成されたスケルトンシール部材4が図示されており、スケルトンシール部材4は8箇所の角部C2、C2、・・・を有している。本実施形態においては、フッ素樹脂素材からなる細長状のシール部材により辺E(12辺)を形成し、角部C2をF1部拡大図に示すようなT字状部材により形成し、これらを接着剤により接着することにより一体としている。このスケルトンシール部材4の製造方法及び材質はこれに限定されず、各部材(1、2、3)との接合部分がシールされるように形成できればその製造方法及び材質はなんでもよい。なお、シール性を高めるためには、スケルトンシール部材4の辺Eの断面積よりも角部C2の断面積の方を大きく形成する必要があるが、後述する複数のシール部材を組み合わせて使用する場合と異なり、本実施形態に使用するシール部材であるスケルトンシール部材4は繋がっているため、必ずしも、屈曲部C1に対する角部C2近傍の分岐部C3の断面積の充填率は100%以上である必要はない。
次に、このように形成された側面板1、排気口付き側面板2、上(底)板3及びスケルトンシール部材4を組み立てて本発明の組立て式密閉チャンバ100を製造する方法について図6を参照して説明する。なお、図中においては、スケルトンシール部材4を嵌挿させるシール溝を明確にすべくスケルトンシール部材4の一部に符号を付しているとともに、排気口付き側面板2においては排気口DS21のみを図示しネジ穴は省略して図示している。
まず、側面板1をスケルトンシール部材4に嵌め込む。この際、シール溝D11〜D14にスケルトンシール部材4の一部(41〜44)を嵌挿させる。具体的な対応関係を符号のみで示すと、D11に41、D12に42、D13に43、D14に44をそれぞれ嵌挿させる。このようにしてスケルトンシール部材4に側面板1を嵌め込んだら、側面板1のピン穴h13、h14に平行ピンP、Pを挿入する。
次いで、排気口付き側面板2をスケルトンシール部材4に嵌め込む。この際、シール溝D21、D22にスケルトンシール部材4の一部(45、46)を嵌挿させる。具体的な対応関係を符号のみで示すと、D21に45、D22に46をそれぞれ嵌挿させる。なお、このようにしてスケルトンシール部材4に排気口付き側面板2を嵌め込むと、段部Tと側面板1の右側面とが当接するとともに、排気口付き側面板2のピン穴h23、h24にはそれぞれ平行ピンP、Pが挿入されることとなる。
続いてこのような状態、すなわち、側面板1の右側面と排気口付き側面板2の段部Tとを当接させた状態で、ボルト孔H24〜H26にボルトを挿入し、ネジ穴S14〜S16にネジ込みボルト締結させる。なお、続いて、残りの側面板1及び排気口付き側面板2をそれぞれ既にスケルトンシール部材4に嵌め込んだ側面板1及び排気口付き側面板2に対向配置させ、同様にスケルトンシール部材4に嵌め込んでそれぞれを締結し、更に、このようにして接続された側面板1及び排気口付き側面板2同士をボルト締結する。なお、詳細な説明は上述したと同様の作業なので詳細な説明は省略する。
上記のようにして2枚の側面板1、1及び2枚の排気口付き側面板2、2をボルト締結すると、枠状の側板枠が形成され、この側板枠の上部側及び下部側にそれぞれ上板3及び底板3をボルト締結すると本発明の組立て式密閉チャンバ100が形成される。具体的に底板3のボルト孔と側板枠のネジ穴との対応関係を符号のみで示すと、H3−17がS18、H3−18がS18、H3−27がS27、H3−28がS28、H3−29がS29にそれぞれ対応しておりボルトにより締結することにより、側板枠及び底板3は接続される。なお、上板3に関しても同様であるので詳細な説明は省略する。
なお、図6(b)においては、側板枠の上面図が図示されており、2枚の側面板1、1及び2枚の排気口付き側面板2、2を接続することにより、その上面側及び底面側にシール溝D11、D21、D11、D21が連通して環状のシール溝(連通シール溝)が形成された状態を図示している。このシール溝に嵌挿されたスケルトンシール部材4の一部により上板3及び底板3と側板枠間がシールされる。
また、図6(c)においては、図6(b)のF2部拡大図が図示されている。このシール溝D21に設けられた屈曲部C1には、スケルトンシール部材4の角部C2が嵌挿されることとなるが、シール性を高めるために、この部分においては、角部C2近傍の分岐部C3の断面積の方が屈曲部C1近傍の分岐部C4の断面積より大きく形成されていてもよい。
本実施形態においては、シール部材を1つのスケルトンシール部材により構成するとともに、このスケルトンシール部材を側面板に設けられたネジ穴によりボルト締結するように構成した。これにより、従来に比して構成部材が少なくて済むとともに簡易に組み立てが可能となる。
なお、本発明の組立て式密閉チャンバにおいては、構成部材である側面板、排気口付き側面板、上板及び底板が全て板状部材であるので、各部材の大きさを大きくすれば密閉チャンバの拡大化が容易に行える。また、側面板、排気口付き側面板、上板及び底板を複数連接することにより密閉チャンバを拡大化することも考えられる。
〔第2実施形態〕
次いで本発明の第2実施形態について図7〜12を参照して説明する。なお、第2実施形態に係る本発明の組立て式密閉チャンバと、上記第1実施形態のものとの主な相違点は、シール部材を市販されているOリングを複数用いた点であり、基本的な構造は略共通するので、以下においては、第1実施形態のものと相違する点を重点的に説明し、共通する点については同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
図7は第2実施形態に係る本発明の組立て式密閉チャンバの側面板を示す正面図、上側面図、下側面図及び側面図、図8は排気口付き側面板を示す正面図、上側面図、下側面図、右側面図及び左側面図、図9は上(底)板を示す上面図及びB−B断面図、図10(a)及び(b)は、シール部材を示す平面図、図11は組み立て方を説明するための分解斜視図、図12は図11のF3部拡大図である。
図7に示すように、側面板10は全体を四角形により形成し、側面板10の上側面には両端部側に屈曲部C1、C1を有するシール溝D31が設けられているとともに、後述の上板30とボルトにより締結するためのネジ穴S1−5〜S1−8が設けられている。同様の構造、すなわち、屈曲部C1、C1を有するシール溝D32及び底板30とボルトにより締結するためのネジ穴S1−9〜S1−12が下側面にも設けられている。また、側面板10の図中左右側縁部周辺には後述の排気口付き側面板20と締結するボルトを挿入するためのボルト孔H1−1及びH1−2とH1−3及びH1−4が設けられている。なお、このボルト孔H1−1〜H1−4は、C−C断面図を参照すれば分かる通り、ボルトを挿入した際に、ボルトの頭部が出っ張らないように形成されており、ボルト孔H1−1〜H1−4にボルトを挿入すると頭部まですっぽり挿入可能になっている。
図8に示すように、排気口付き側面板20には、中央部に排気口DS21が設けられるとともに、排気口DS21の周りには排気ポートD1あるいはD2をボルトB、B、B、Bにより締結するためのネジ穴S20〜S23が設けられている。また、上側面にはシール溝D41、下側面にはシール溝D43、左側面にはシール溝D44、右側面にはシール溝D42がそれぞれ直線状に設けられており、シール溝D41、D42、D43及びD44により、排気口付き側面板20の側面には周回状に連通するシール溝(第二のシール溝)が形成されている。また、排気口付き側面板20の左側面には隣接する側面板10とボルト締結するためのネジ穴S2−3、S2−4が設けられており、右側面にも同様のネジ穴S2−1、S2−2が設けられている。同様に、上側面には上板30とボルト締結するためのネジ穴S2−5〜2−7が、他方、下側面には底板30とボルト締結するためのネジ穴S2−8〜S2−10がそれぞれ設けられている。
図9には、上板30が図示されており、その周縁部には、対向配置される一対の側面板10,10及び対向配置される一対の排気口付き側面板20、20をボルトにより締結することにより枠状に形成されてなる側板枠と締結するためのボルトを挿入するためのボルト孔H311〜H314、H315〜H318、H321〜H323及びH324〜H326が設けられている。この図9においては、説明の便宜上、ボルト孔の符号を組み合わせる側面板10及び排気口付き側面板20に対応させている。図9のB−B断面図を参照すれば分かる通り、上板及び底板30においても、各ボルト孔の構造は上記した排気口付き側面板20に設けられたボルト孔の構造と同様である。なお、本実施形態においては底板も同様の構成であるので、底板も符号30を付して個別の説明は省略する。
図10(a)、(b)には、Oリング状のシール部材4A、4Bが図示されており、シール部材4Aは排気口付き側面板20に取り付けられ、シール部材4Bは側板枠の上側面及び下側面にそれぞれ取り付けられる。このシール部材4A、4Bは市販のOリングを使用することも出来るし、また専用に製造されたものを使用してもよい。
次いで、このように構成された側面板10、排気口付き側面板20、上板30、底板30及びシール部材4A、4Bを組み立てて本発明の組立て式密閉チャンバを製造する方法について図11を参照して説明する。
まず、2枚の排気口付き側面板20のそれぞれの側面に周回状に形成されたシール溝にシール部材4A、4Aを嵌挿する。
次いで、このシール部材4Aが取り付けられた2枚の排気口付き側面板20を対向配置させた状態で、一方は排気口付き側面板20の左側面と側面板10の図中左側縁、他方は排気口付き側面板の右側面と側面板10の図中右側縁を当接させる。この際には、側面板10のボルト孔H1−1と排気口付き側面板20のネジ穴S2−1、H1−2とS2−2、H1−3とS2−3、H1−4とS2−4とがそれぞれ合うように当接させる。
この状態で、側面板10の各ボルト孔H1−1〜H1−4からボルトを挿入し、2枚の排気口付き側面板20、20と一枚の側面板10とを正面側からボルト締結させる。同様に残りの側面板10を背面側からボルト締結させる。
すると、隣接する側面板10と排気口付き側面板20との間がシールされた状態の枠状に形成された側板枠が形成され、この側板枠の上面側及び下面側においては、シール溝D31、D41、D31、D41が環状に連通した連通シール溝が形成される。そして、この連通シール溝にシール部材4Bを嵌挿させた後、上板30を各ボルト孔が各ネジ穴に合うように載置し、各ボルト孔にボルトを挿入してボルト締結すると、本発明の組立て式密閉チャンバが完成する。各ボルト孔と各ネジ穴との対応関係を符号のみで示すと、H323とS2−7、H322とS2−6、H321とS2−5、H326とS2−5、H325とS2−6、H324とS2−7、H315とS1−5、H316とS1−6、H317とS1−7、H318とS1−8である。なお背面側においては図示を省略している。
本実施形態においては、複数のOリング状のシール部材、具体的には2本のシール部材4Aと2本のシール部材4Bとによりシールするように構成しているので、排気口付き側面板20、20のシール溝D41においては2重シール構造となる。具体的に図12を参照して説明すると、図12は図11のF3部拡大図であり、側面板10と排気口付き側面板20とを接続する直前の状態を図示している。この図12を参照すれば分かる通り、D31、D41、D31、D41からなる連通シール溝は図中内側に形成され、他方、排気口付き側面板20の側面に周回状に形成されたシール溝はこれより外側に形成されることとなり、シール溝D41においては、シール部材4A及びシール部材4Bが並列配置されることとなる。よって、この部分においては二重にシールされることとなる。
この場合、二重にシールされた部分とそうでない部分の境界は、側面板10及び排気口付き側面板20を組み合わせることによって周回状に形成された側面板10及び排気口付き側面板20のシール溝の、側面板10及び排気口付き側面板20の境界部にあたり、この部分に僅かな隙間を生ずるが、屈曲部C1近傍の分岐部C5の断面積より、Oリング状のシール部材4Bの断面積を大きくすることにより、僅かな隙間をシール部材で完全に密閉することが出来る。
なお、上記実施形態は本発明の組立て式密閉チャンバの一例でありこれに限定されない。
1、10 側面板(第一の側板)
2、20 排気口付き側面板(第二の側板)
3、30 上板、底板
4 スケルトンシール部材
4A、4B シール部材
C1 屈曲部
C2 角部
C3 分岐部
C4 分岐部
C5 分岐部

Claims (3)

  1. 内部に密閉された空間を有する多角柱からなる組立て式密閉チャンバであって、
    多角形からなる上板及び底板と、
    上板及び底板との間に設けられた複数の側板と、
    Oリングからなる複数のシール部材と、からなり、
    上板と各側板、底板と各側板および隣接する側板間のそれぞれの接合面には、シール部材を嵌挿するためのシール溝が設けられており、
    該シール溝に各シール部材を嵌挿させた状態で、上板と各側板、底板と各側板及び隣接する側板間をボルトにより締結することにより形成されていること
    を特徴とする組立て式密閉チャンバ。
  2. 内部に密閉された空間を有する四角柱からなる組立て式密閉チャンバであって、
    四角形からなる上板及び底板と、
    上板及び底板との間に設けられた四枚の側板と、
    上板と側板、底板と側板及び隣接する側板間をシールするためのOリング状の複数のシール部材と、からなり、
    四枚の側板は対向配置される二枚の第一の側板及び対向配置される二枚の第二の側板から構成されており、
    第一の側板の上板側面及び底板側面には屈曲部を有する第一のシール溝が形成されており、
    第二の側板の側面には周回状に第二のシール溝が形成されており、
    第一の側板及び第二の側板を枠状に組み合わせて側板枠を形成すると、側板枠の上板側及び底板側にはシール部材を嵌挿するための環状の連結シール溝が形成され、
    第二のシール溝にシール部材を嵌挿させた状態で四枚の側板をボルトにより締結し、連結シール溝にシール部材を嵌挿させた状態で側板枠と上板及び底板をボルトにより締結することにより形成されること
    を特徴とする組立て式密閉チャンバ。
  3. 第二のシール溝の上板側及び底板側は、第二のシール溝に嵌挿されたシール部材と、連結シール溝に嵌挿されたシール部材とにより二重にシールされた状態となっていることを特徴とする請求項3に記載の組み立て式密閉チャンバ。
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